2026/09/05 大学受験

学習院大学経済学部の入試傾向と対策|コア試験・プラス試験の配点を徹底解説

「学習院大学経済学部を目指しているが、コア試験・プラス試験・大学入学共通テスト利用入学者選抜の違いがよくわからない」——GMARCHの一角である学習院大学経済学部は、経済学科・経営学科という2学科構成に加え、選抜方式ごとに募集の仕組みが微妙に異なるため、情報が整理しにくい学部です。結論から言うと、コア試験・プラス試験はいずれも国語・外国語・地理歴史公民数学の3科目で配点合計390点とそろえられており、この点は同じ学習院大学の法学部(コア試験350点・プラス試験390点)とは異なる設計になっています。

さらに大きな特徴として、大学入学共通テスト利用入学者選抜は経済学科だけの制度で、経営学科では実施されません。しかも経済学科の共通テスト利用には4科目型・6科目型という2パターンがあり、両方に併願することも可能です。令和8(2026)年度の一般選抜結果では、経済学科コア試験の倍率が5.7倍、経営学科コア試験の倍率が6.0倍と、学科によって難易度にも違いが見られます。この記事では、学習院大学が公表している直近の学生募集要項と入学者選抜結果をもとに、一般選抜(コア試験・プラス試験・共通テスト利用入学者選抜)の科目構成と配点、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。

経済学部は経済学科・経営学科の2学科からなり、どちらも「実社会で活きる学問」を掲げながら、経済学科は社会・政策の分析力を、経営学科は組織課題の解決力を重視するという違いがあります。志望校選びの段階でこの違いを理解しておくと、対策の優先順位も立てやすくなります。

先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員・倍率などの数字は、令和8(2026)年度の一般選抜募集要項(令和7年10月17日公表)および同年度の入学者選抜結果に基づくものです。本記事執筆時点(2026年9月)では、令和9(2027)年度の学生募集要項はまだ公表されていません。入試制度は年度によって変更されることがあるため、出願にあたっては必ず学習院大学の公式サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。

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【結論】学習院大学経済学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント

まず全体像を数字で押さえます。学習院大学経済学部の一般選抜には、大学独自問題の「コア試験」、他学部と同日・同一問題で実施される「プラス試験」、大学入学共通テストの成績を利用する「大学入学共通テスト利用入学者選抜」の3方式があります。

試験区分募集人員(経済学科/経営学科)科目構成配点合計
コア試験130名/130名国語120点+外国語150点+地歴公民数学(選択)120点390点
プラス試験20名/15名英語150点+国語120点+地歴公民数学(選択)120点390点
共通テスト利用(4科目型)10名/実施なし国語100点+外国語200点+数学ⅠA100点+選択100点550点
共通テスト利用(6科目型)10名/実施なし国語200点+外国語200点+数学2種200点+理科2科目200点800点

出典: 学習院大学「令和8(2026)年度一般選抜募集要項」(令和7年10月17日公表)。コア試験とプラス試験は、科目の中身こそ違えど配点合計がどちらも390点にそろえられているのが経済学部の特徴です。一方で大学入学共通テスト利用入学者選抜は経済学科限定の制度であり、経営学科志望者はコア試験・プラス試験の2方式だけで受験することになります。

コア試験とプラス試験、何が違うのか

コア試験(2月6日実施)は経済学科130名・経営学科130名という学部内で最も募集人員の多い方式で、経済学部を第一志望とする受験生の主戦場になります。プラス試験(2月11日実施)は同日の国際社会科学部コア試験と共通の試験問題で行われ、募集人員は経済学科20名・経営学科15名とコア試験より小規模です。科目自体は両方式とも国語・外国語・地歴公民数学の3科目ですが、外国語の扱いが異なります。コア試験の外国語は英語・ドイツ語・フランス語から1科目を選べるのに対し、プラス試験の外国語は英語のみで、しかも問題の指示文自体が英語で表記されるという珍しい仕様になっています。プラス試験を検討する場合は、この出題形式の違いを事前に知っておくことが大切です。

共通テスト利用は経済学科限定という特殊性

大学入学共通テスト利用入学者選抜は、経済学部の中でも経済学科だけが対象で、経営学科はこの方式そのものを実施していません。経済学科には4科目型(国語・外国語・数学Ⅰ,A・地歴公民数学から1科目の計4科目、配点合計550点)と6科目型(国語・外国語・数学2種・理科2科目の計6科目、配点合計800点)の2パターンがあり、この2つは併願も可能です。理系科目に強みがあるなら6科目型、文系科目中心なら4科目型というように、自分の得意科目に合わせて選べる設計になっています。経営学科志望者はこの選択肢自体がないため、コア試験・プラス試験の記述式対策に的を絞った準備が必要です。

令和8年度実績に見る倍率の違い

令和8(2026)年度一般選抜の結果では、経済学科コア試験は志願者2,820名・合格者494名(倍率5.7倍)、経営学科コア試験は志願者2,431名・合格者402名(倍率6.0倍)でした。プラス試験は経済学科が志願者352名・合格者43名(倍率8.2倍)、経営学科が志願者322名・合格者47名(倍率6.9倍)と、プラス試験の方がコア試験より倍率が高くなる傾向が見られます。共通テスト利用(経済学科)は4科目型が倍率6.7倍、6科目型が倍率2.0倍でした。経済学部全体では志願者6,815名・合格者1,337名で倍率5.1倍です。この数字はあくまで令和8年度の実績であり、年度によって変動するため、来年度の目安としてそのまま使うのではなく、方式・学科によって難易度が異なるという構造そのものを踏まえて併願戦略を立てることをおすすめします。

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学習院大学経済学部とは|経済学科・経営学科の特徴と求められる力

学習院大学は、明治10年(1877年)に華族学校として神田錦町に開設されたことを創立の起点とし、戦後の学制改革を経て1949年に新制学習院大学として開学しました。少人数教育を特徴とし、目白駅から徒歩30秒という都心立地を活かしたキャンパスライフが送れる点も特徴として紹介されています。経済学部はこの伝統ある大学を構成する学部の一つで、経済学科と経営学科の2学科体制をとっています。

学習院大学は学部を問わず少人数教育を重視しており、経済学部でも1年次からの語学教育やゼミナールを通じて、教員と学生の距離が近い環境で学べる点が特徴として紹介されています。附属校からの内部進学者と一般選抜の入学者が同じキャンパスで学ぶため、多様なバックグラウンドを持つ同級生と交流できる環境も、学習院大学ならではの特色といえます。

経済学科と経営学科、何が違うのか

経済学科は、社会の仕組みを理解し現実の課題解決に取り組む力の養成を掲げる学科です。市場や政策・制度の役割、為替や物価などの動向を把握する「分析力」、国家規模の課題解決に必要な政策立案やデータ分析を学ぶ「戦略構築力」、日常生活でも活かせる効率的な意思決定のための「合理的思考力」の3点を学びの柱としています。高齢化・社会保障・環境問題などのテーマを経済理論と経済史の両面から学ぶ科目が用意され、必修の基礎科目から2〜4年次の専門応用科目、実践的な英語教育へと段階的に積み上げるカリキュラムです。ゼミ活動の一環でマレーシア・ボルネオ島での現地ボランティア活動を行う例もあるなど、教室の外での学びの機会も用意されています。

一方の経営学科は、企業をはじめとした「組織」の持続・成長のためにクリアすべき課題を見出し、解決策を考える学問と位置づけられています。組織の課題をヒト・モノ・カネ・情報という4つの観点から分析する力を土台に、企業・組織の事例研究を通じた問題解決力、明確なゴール設定と伝達力、チーム内外の声に耳を傾けるコミュニケーション力を養います。マーケティング・財務・人材マネジメントなど幅広い専門科目を学生の関心に応じて選択でき、実践型ゼミやグループディスカッションによるアウトプットの機会が用意されている点が特色です。数学が得意でなくても、教員のサポートを受けながら簿記や経営学を学べる環境が整えられているとされ、経済学科ほど数理的な分析を前面に出さない学び方も可能です。

入試が求める力(学部の掲げる方針より)

経済学部が掲げる方針を踏まえると、経済学科は市場・政策の動向を数字とデータで読み解く分析力、経営学科は組織の課題を発見し解決策を組み立てる実践的な思考力を、それぞれ入学前から少しずつ養っておくことが望ましいといえます。入試科目そのものが学科の学び方を映す設計になっているわけではありませんが、コア試験・プラス試験で課される国語・外国語・地歴公民数学のいずれも、単なる知識の暗記だけでなく、資料や文章を正確に読み取り自分の言葉で説明する力が問われる出題が多いとされます。科目別の対策を考える際も、この前提を踏まえておくと答案作成の方向性がぶれにくくなります。

取得できる資格とキャンパス立地

経済学科・経営学科とも、中学校教諭一種免許状(社会)・高等学校教諭一種免許状(公民)・学芸員資格・司書資格の取得が可能です。教員や学芸員、司書といった進路も視野に入れたい受験生にとっては、学科選びの段階で知っておいて損はない情報です。また、経済学部が置かれる目白キャンパスは目白駅から徒歩30秒という都心立地にあり、通学のしやすさやアルバイト・インターンシップとの両立のしやすさも、学習院大学経済学部を志望する理由としてよく挙げられます。都心の企業でのインターンシップに参加しやすい環境は、経済学科・経営学科どちらの学びとも相性がよいポイントです。試験会場も同じ目白キャンパスで、学習院女子大学の戸山キャンパスとは別である点は、受験当日に間違えないよう事前に確認しておきたいポイントです。

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一般選抜の入試方式と科目構成|コア試験・プラス試験・共通テスト利用の配点・募集人員

ここからは、学習院大学経済学部の一般選抜の科目構成と配点を、コア試験・プラス試験・共通テスト利用入学者選抜それぞれ詳しく見ていきます。同じ「経済学部」でも方式ごとに科目の中身や配点の考え方が異なるため、志望する方式を早めに絞り込んでおくことが対策の効率化につながります。

出願資格と3方式の基本ルール

一般選抜に出願できるのは、高等学校又は中等教育学校を卒業した者、及び卒業見込みの者などが基本です。3方式(コア試験・プラス試験・大学入学共通テスト利用入学者選抜)は試験区分ごとに併願が可能ですが、同日に実施されるコア試験とプラス試験を併願することはできません。経済学部の場合、コア試験(2月6日)とプラス試験(2月11日)は日程が異なるため、両方に出願することができます。共通テスト利用は経済学科のみが対象で、経営学科志望者はコア試験・プラス試験の2方式から選ぶことになります。

コア試験の科目構成と配点

コア試験(2月6日実施、経済学科・経営学科共通問題)の個別試験は、国語・外国語・地理歴史公民数学の3科目です。国語は「現代の国語・言語文化・論理国語・古典探究」(漢文は含まない)で60分120点、外国語は英語コミュニケーション・論理表現に加えてドイツ語・フランス語からも選べる90分150点、地理歴史公民数学は日本史探究・世界史探究・地理探究・政治経済・数学のうち1科目を選ぶ60分120点です。

科目試験時間配点選択の幅
国語60分120点現代の国語+言語文化+論理国語+古典探究(漢文除く)
外国語90分150点英語(コミュニケーション+論理表現)、ドイツ語、フランス語から1科目
地歴公民数学60分120点日本史探究/世界史探究/地理探究/政治経済/数学のうち1科目

この表で見落とせないのが外国語の選択肢です。経済学部コア試験は英語だけでなくドイツ語・フランス語でも受験できる珍しい設計で、フランス語を選ぶ場合のみディクテーション(書き取り)が含まれます。高校での学習言語によっては、英語以外の選択肢も検討の余地があります。合否判定は3科目の総合点で行われ、1科目でも欠席すると不合格になる点にも注意が必要です。

プラス試験の科目構成と配点

プラス試験(2月11日実施、同日実施の国際社会科学部コア試験と共通の試験問題)も国語・外国語・地理歴史公民数学の3科目で配点合計は同じ390点ですが、中身が少しずつ異なります。外国語は英語のみに限定され、問題の指示文自体が英語で表記されるという、コア試験にはない特徴があります。

科目試験時間配点選択の幅
外国語(英語)90分150点英語のみ(問題指示文も英語表記)
国語60分120点現代の国語+言語文化+論理国語+古典探究(漢文除く)
地歴公民数学60分120点日本史探究/世界史探究/政治経済/数学のうち1科目(地理探究は選択不可)

プラス試験の地理歴史公民数学は、コア試験にあった「地理総合+地理探究」の選択肢が外れ、ドイツ語・フランス語も選べません。コア試験より選べる幅が狭くなっているため、自分の得意科目がプラス試験でも選択できるかどうかを事前に確認しておくことが重要です。

共通テスト利用入学者選抜(経済学科限定)の配点

大学入学共通テスト利用入学者選抜は経済学科のみが対象で、4科目型と6科目型の2パターンがあります。4科目型は4教科で配点合計550点、6科目型は6教科で配点合計800点という、教科数も配点も異なる設計です。4科目型は国語・外国語・数学Ⅰ,A・選択科目(地歴公民数学から1科目)の組み合わせで、6科目型は国語・外国語・数学2種(数学Ⅰ,Aと数学Ⅱ,B,C)・理科2科目という組み合わせになります。

科目構成配点合計
4科目型国語100点+外国語200点+数学ⅠA100点+地歴公民数学から1科目100点550点
6科目型国語200点+外国語200点+数学ⅠA100点+数学ⅡBC100点+理科2科目各100点800点

外国語の換算方法にも経済学科ならではの特徴があります。経済学科の英語は、共通テストのリーディング100点を160点に、リスニング100点を40点にそれぞれ換算したうえで合計200点として利用します。リスニングよりリーディングの比重を大きく取る換算方式のため、読解力に自信がある受験生には有利に働く設計です。6科目型では地理歴史・公民は選択できず、理科(物理・化学・生物・地学等)から異なる2科目を選ぶ必要がある点にも注意してください。4科目型・6科目型は併願が可能なので、両方の得点を比較して有利な方を使うという戦略も取れます。

募集人員・検定料・第二志望学科制度

入学検定料は、コア試験・プラス試験がそれぞれ1学部につき35,000円、共通テスト利用が1学科・方式につき18,000円です。経済学科はコア試験・プラス試験・共通テスト利用(4科目型・6科目型)を組み合わせることで最大4回受験できるため、受験機会を増やしたい場合の選択肢は経営学科より豊富です。また、経済学部コア試験には第二志望学科制度があり、経済学科・経営学科のどちらかを第一志望、もう一方を第二志望として登録できます(第一志望が補欠・不合格の場合のみ判定対象)。経済学部だけは本人の願い出により第二志望学科への入学を選べるという特例が設けられています。これは、第二志望学科に合格し入学手続を終えた後で第一志望学科に繰上げ合格した場合に適用されるルールです。この特例は法学部や文学部のコア試験にはない、経済学部独自の仕組みです。

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科目別の出題傾向|英語・国語・地歴公民数学で何が問われるか

ここからは科目別に、学習院大学経済学部(コア試験)の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。

国語の出題傾向

国語(60分)は、近年は大問2題構成(現代文1題+古文1題)になっているとされます。現代文は評論文または随筆から出題され、古文は文語文法・単語・現代語訳が必出とされ、マーク式と記述式が併用される形式です。知識問題の難易度はGMARCHの中でも高い方だと指摘されており、漢字の書き取りや語句の意味など、記述対策だけに偏らず基礎知識の抜けをなくしておくことも欠かせません。試験時間60分に対して現代文・古文の両方をバランスよく解き切る必要があるため、大問ごとの時間配分を過去問演習の段階から意識しておくことが有効とされています。

外国語(英語・ドイツ語・フランス語)の出題傾向

英語(コア試験、90分150点)は大問7題構成で、長文読解が中心を占めるとされています。具体的には700語程度の長文読解総合問題が2題、短めの読解問題が1題、文法・語法問題が1題、文法誤り箇所指摘問題が1題、会話問題が1題、語句補充型の英作文が1題という組み合わせが指摘されています。読解が全体の6割以上を占め、字数制限付きの下線部和訳や抜き出し・書き換えなど記述式設問が複数含まれるとされます。難易度は標準レベルとされていますが、リスニングを除く読解・文法・語法・英作文の総合力が問われるため、苦手分野を残したままだと大問単位で失点が積み重なりやすい構成です。長文のテーマは経済・社会・環境などの分野が扱われることがあるとされ、経済学部らしい話題に日頃から触れておくと初見の長文でも内容をつかみやすくなります。プラス試験の英語は問題の指示文自体が英語で表記される点も、事前に慣れておきたい特徴です。ドイツ語・フランス語で受験する場合は、フランス語のみディクテーション(書き取り)が課される点も押さえておく必要があります。

地理歴史・公民(日本史・世界史・地理)の出題傾向

地理歴史公民数学は1科目を選択する形式で、選ぶ科目によって出題の性格が大きく異なります。日本史は記述式で語句を正確な漢字で書く力が求められ、配点の大きい論述問題への対応が合否を分けるとされます。世界史は地域横断的な出題が目立つとされ、東南アジアやアフリカなど周辺地域からの出題も見られるため、欧米中心の学習だけでは対応しきれない可能性があります。地理は資料や統計を読み取り、地理的な理由を説明する記述力が求められる形式とされ、単純な暗記だけでは対応が難しい科目です。政治経済(公共・政治経済)を選ぶ場合は、時事的な話題と制度理解を結びつけて説明できる力が問われる傾向にあります。

数学の出題傾向

数学を選択科目に選ぶ場合、範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A(図形の性質、場合の数と確率)・B(数列)・C(ベクトル)です。対数を含む計算、確率、空間ベクトル、場合分けを要する関数やグラフの処理が頻出分野として指摘されています。基本公式を当てはめるだけでなく、係数や符号の扱いを最後まで正確に処理できるかどうかが得点差になりやすいとされます。地理歴史公民と比べて出題される単元がある程度絞られているため、頻出単元を優先して仕上げる戦略が立てやすい科目だといえます。

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科目別の対策の方針

出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。配点比率を踏まえると、コア試験は外国語150点、プラス試験も外国語150点が最も重い科目になるため、外国語対策を軸に据えつつ、国語・地歴公民数学を並行して仕上げていく計画が現実的です。

答案作成で科目を問わず意識したいこと

科目別の対策に入る前に、学習院大学経済学部の個別試験全体に共通するポイントを押さえておきます。国語・外国語のいずれも記述式の設問が含まれ、部分点をどれだけ積み上げられるかが総合得点を左右します。正解にたどり着けなかった問題でも、考え方の筋道や下線部の要点を丁寧に書き残すことで部分点が期待できるため、「わからないから空欄のまま出す」という選択肢はできるだけ避けたいところです。地理歴史公民数学の論述・記述設問も配点が大きいとされるため、時間内に大問を解き切る練習を過去問演習の早い段階から積んでおくことが重要です。答案は自己採点だけで終わらせず、学校の先生や第三者に見てもらい、客観的な視点でのフィードバックを定期的に受けることも、記述力を伸ばすうえで欠かせません。

国語の対策

現代文は、評論文・随筆を問わず読み慣れておくことが土台になります。新書レベルの文章を日常的に読み、筆者の主張とその根拠を自分の言葉で要約する練習を重ねると、記述式の設問に対応しやすくなります。知識問題の難易度が高いとされる傾向を踏まえ、漢字・語句・文学史などの基礎知識は早い時期から詰めておく必要があります。古文は文語文法・単語・現代語訳の対策を優先し、60分という試験時間の中で現代文にも十分な時間を割けるよう、古文を素早く処理できる状態を高3の秋までに作っておくのが理想です。

外国語(英語)の対策

英語は、単語・文法などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文を時間内に読み切る速読力の強化に軸足を移すのが効果的です。大問7題という構成を踏まえ、時間配分を過去問演習の早い段階から練習しておくと、本番でのタイムマネジメントに余裕が生まれます。記述式の設問(下線部和訳・抜き出し・書き換え等)については、模範解答を覚えるのではなく、自分の答案を添削してもらい、減点されやすい表現のクセを早期に修正しておくことが得点の安定につながります。ドイツ語・フランス語で受験する場合は、コア試験のみで選べる科目である点を踏まえ、志望する試験区分を早めに固めておくことをおすすめします。オンライン家庭教師サービスの選び方や他社比較は大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも整理しているので、あわせて参考にしてください。

地理歴史・公民の対策

日本史・世界史を選ぶ場合は、教科書レベルの通史を高2のうちに一周し、高3では記述・論述対策に軸足を移すのが基本方針です。日本史は重要語句を漢字で正確に書く練習を、世界史は地域横断的な出題に備えて周辺地域まで学習範囲を広げておくことが有効とされます。論述問題は自己採点だけで終わらせず、学校の先生や第三者に添削してもらう機会を定期的に持つことをおすすめします。地理を選ぶ場合は、統計資料の読み取り演習を通じて、単なる暗記ではなく地理的な因果関係を説明する練習を積んでおくとよいでしょう。

数学の対策

数学を選ぶ場合は、まず教科書レベルから入試標準レベルの問題集で基礎を徹底することが最優先です。頻出とされる確率・空間ベクトル・場合分けを要する関数やグラフは、標準問題を確実に完答できるレベルまで反復することが、難問対策より優先順位が高いといえます。答えだけを合わせる演習ではなく、途中式・論理の流れを省略せずに書く練習を早い段階から習慣化しておくと、記述式設問での取りこぼしを防ぎやすくなります。地歴公民が苦手で数学を選ぶ受験生も多いため、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cの範囲を計画的に仕上げるスケジュールを高2のうちから立てておくことが大切です。

経済学科・経営学科どちらに進むか迷っている場合の対策

コア試験・プラス試験の科目は経済学科・経営学科で共通のため、出願段階でどちらの学科に進むか決めきれていなくても、対策そのものは同じ内容で進められます。第二志望学科制度を使えば、経済学科・経営学科の両方にチャンスを残しながら受験することも可能です。共通テスト利用だけは経済学科限定の制度のため、経営学科も視野に入れているなら、コア試験・プラス試験の対策を優先しつつ共通テスト利用はあくまで経済学科の追加チャンスと位置づけて計画を立てるとよいでしょう。

他のGMARCH校・私立大学との併願対策との両立

学習院大学経済学部を第一志望としながら、他のGMARCH校や他の私立大学を併願するご家庭は少なくありません。大学ごとに出題形式や選べる科目が異なるため、併願校対策に時間を割きすぎて学習院大学向けの記述演習が手薄にならないよう注意が必要です。高3の秋以降は「学習院大学対策の週」と「併願校対策の週」を分けてスケジュールを組むなど、科目・形式ごとに演習時間を意図的に配分する工夫が有効です。共通テスト利用方式で併願する大学がある場合は、共通テストの得点をどちらにも活かせるため、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと、併願戦略全体の効率が上がります。

経済学科・経営学科、共通テスト利用の使い方も相談できます

共通テスト利用入学者選抜は経済学科だけの制度で、4科目型・6科目型のどちらが有利かは今の得意科目によって変わります。併願プランを個別に相談できます。

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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安

学習院大学経済学部の入試は、コア試験・プラス試験・共通テスト利用のどれを軸にするかによって対策の重点が変わるため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。

高1のうちにやっておきたいこと

高1の間は、受験科目を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・国語は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法の基礎、国語の漢字・語句知識は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。地歴公民数学のどれを選択科目にするかまだ決めていなくても、この時期は幅広く基礎を固めておくことで、高2での選択の幅が広がります。

高2のうちにやっておきたいこと

高2は、選択科目(地歴公民数学)の方向性を固めながら、コア試験・プラス試験・共通テスト利用のどれを軸にするかを意識し始める時期です。英語の単語・文法、国語の基礎知識は、高2の終わりまでに一通り仕上げておきたいところです。共通テスト利用(経済学科)の6科目型を検討している場合は、理科2科目の基礎固めを高2のうちに始めておくと、高3での負担を減らせます。地理歴史・公民の科目は、共通テスト利用で使う可能性も踏まえ、高2のうちに授業内容を一通り理解しておくと、高3での詰め込みを避けられます。

高3からの逆算スケジュール

高3以降は、コア試験・プラス試験の記述力強化と、共通テスト利用を検討する場合はその対策を並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。

時期取り組みの目安
高3春〜夏英語長文・国語現代文の演習量を増やし、記述の基礎を固める。選択科目の通史・基礎理論を仕上げる
高3夏〜秋過去問演習を開始し、時間配分と答案の書き方(記述式設問の減点対策)を確認していく
高3秋〜共通テスト前共通テスト利用(経済学科)を検討する場合は、共通テスト対策の比重を一時的に高める
共通テスト後〜コア試験・プラス試験共通テストの結果をもとに、コア試験・プラス試験に向けた記述対策の総仕上げに専念

共通テスト利用を併用する場合、コア試験・プラス試験と共通テスト対策の両立が必要になるため、直前期に慌てないよう、高3の早い段階からどこまで共通テスト利用を重視するかを決めておくことをおすすめします。

共通テスト利用(経済学科)を検討する場合の注意点

共通テスト利用は経済学科のみが対象で、経営学科志望者はこの選択肢自体がありません。4科目型・6科目型は併願できるため、理科に強みがあるなら両方に出願して有利な方の得点を使うという戦略も取れます。ただし6科目型は理科2科目の対策も必要になるため、コア試験・プラス試験対策との両立を考えると、理科の負担がどの程度かを早めに見積もっておくことが重要です。学習院大学法学部の共通テスト利用は経済学部とは配点構造が異なるため、学習院大学法学部の入試傾向と対策もあわせて確認しておくと、同じ学習院大学内での併願プランを立てる際の参考になります。

模試の活用法とスケジュールの見直し方

逆算スケジュールは、一度立てたら固定するものではありません。模試の答案返却をきっかけに、外国語・国語・地歴公民数学の対策配分を定期的に見直すことが、記述式設問を含む学習院大学経済学部の入試では特に重要になります。模試の判定(A〜E等)そのものよりも、記述式の設問でどの程度部分点を積み上げられているか、時間内に大問をどこまで解き切れているかという中身を確認する習慣をつけると、次の模試までに何を優先すべきかが具体的に見えてきます。特に高3の夏以降は、模試の答案を受け取ったら1週間以内に「今回の失点原因」と「次回までの対策」を書き出しておくと、直前期に同じ失点パターンを繰り返すリスクを減らせます。共通テスト利用(経済学科)を検討している場合は、共通テスト形式の模試とコア試験・プラス試験形式の記述模試を別々に管理することも欠かせません。両方の結果を混同したままにしておくと、直前期にどちらの対策が手薄になっているかを正しく判断できなくなるため注意してください。

浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント

高卒生(浪人生)が学習院大学経済学部を再受験する場合、過年度の大学入学共通テストの成績は共通テスト利用選抜には使えず、受験する年度の共通テストをあらためて受け直す必要があります。現役時と同じ得点を前提に計画を立てると、共通テスト利用を軸にする場合の出願判断が遅れるリスクがあります。浪人期間は、現役時に手薄だった科目や、コア試験・プラス試験で配点の大きい外国語(150点)を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。予備校に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶことをおすすめします。

国語・外国語・地歴公民数学、弱点科目だけをプロ講師に絞って依頼できます

3科目すべてを塾に通わせる必要はありません。記述の精度が伸び悩んでいる科目だけをオンラインで補強することも可能です。

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独学で目指す場合の壁と対処法

学習院大学経済学部は、コア試験・プラス試験・共通テスト利用という3方式の配点構造が学科によって異なる、やや複雑な入試です。知識のインプットだけなら独学でも十分に進められますが、方式ごとの違いを正確に理解し記述答案の完成度を上げるのは簡単ではありません。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。

壁1: 配点構造が複雑で、独学だと優先順位を誤りやすい

ここまで見てきた通り、コア試験とプラス試験は配点合計こそ同じ390点ですが、外国語の選択肢や地歴公民数学の選べる科目が異なります。共通テスト利用は経済学科限定で4科目型・6科目型という2パターンもあるため、こうした細かい違いを理解しないまま勉強を進めると、実際には選べない科目や方式に時間を使ってしまうおそれがあります。独学の場合、募集要項の細部を見落としたまま何ヶ月も対策を進めてしまうケースも起こりえます。特に、コア試験とプラス試験で選べる外国語・地歴公民数学の科目が微妙に違うことに気づかず、プラス試験では使えない科目を前提に対策を進めてしまうと、直前になって計画の立て直しが必要になることもあります。学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に配点構造の理解が正しいかを確認してもらえると、こうしたロスを防ぎやすくなります。

壁2: 記述式答案の採点基準が独学ではわからない

国語・外国語のいずれも記述式の設問が含まれ、採点基準は大学から公表されていません。参考書の模範解答と見比べるだけでは、「自分の答案がどこで減点されているのか」を正確に把握するのが難しいというのが独学最大の壁です。特に国語は知識問題の難易度が高いとされる一方で、現代文・古文とも記述設問が含まれるため、模範解答の丸暗記に頼ってしまうと本番で少し形式の異なる問題が出た際に対応できなくなるリスクもあります。英語の下線部和訳・抜き出し・書き換えといった設問も、自分の答案のどこが部分点の対象になるかは、第三者の添削なしに把握するのが難しい分野です。

壁3: 経営学科は共通テスト利用の対象外という学科差に気づきにくい

共通テスト利用が経済学科限定であることは、募集要項の細かい注記を読み込まないと見落としやすいポイントです。経営学科志望のつもりで共通テスト利用の対策に時間を割いてしまうと、その努力が出願段階で使えないことに気づくという事態も起こりえます。独学でこうした学科ごとの違いを正確に把握し続けるのは意外と難しく、定期的に第三者の目で出願計画を確認してもらう機会を作っておくと、直前期になってから制度の理解不足に気づくといった事態を避けやすくなります。

対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる

こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、記述答案の添削や出願方式の確認など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。

取り組み方独学で対応しやすい範囲第三者の視点が有効な範囲
国語漢字・語句・文語文法の暗記現代文・古文の記述答案の添削、字数配分の調整
外国語単語・文法の暗記、長文の多読和訳・英作文の添削、大問7題の時間配分の調整
地歴公民数学通史・公式の暗記、標準問題の反復論述・記述の減点ポイントの確認
出願方式の選択募集要項の通読コア試験・プラス試験・共通テスト利用の使い分けの相談

1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「外国語の記述だけ」「共通テスト利用にするかどうかの相談だけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、記述の精度が頭打ちになっている部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。慶應義塾大学経済学部など、同じ経済学部同士を併願する場合の対策は慶應義塾大学経済学部の入試傾向と対策でも取り上げているので、あわせて参考にしてください。指導内容とコースの詳細は大学受験コースのページでも紹介しています。

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よくある質問(FAQ)

学習院大学経済学部のコア試験とプラス試験、どちらを重視すべきですか?

募集人員はコア試験(経済学科130名・経営学科130名)の方がプラス試験(経済学科20名・経営学科15名)より大きいため、多くの受験生にとってコア試験が主戦場になります。プラス試験は令和8年度実績で倍率がコア試験より高い傾向があったため、コア試験を主軸に据えたうえでプラス試験を併願として位置づけるのが現実的です。

経営学科でも大学入学共通テスト利用入学者選抜は使えますか?

使えません。共通テスト利用入学者選抜は経済学科のみが対象で、経営学科はコア試験・プラス試験の2方式でのみ受験できます。経営学科志望者は共通テスト利用を対策計画に含める必要はありません。

共通テスト利用の4科目型と6科目型、どちらを選べばよいですか?

4科目型は国語・外国語・数学Ⅰ,A・選択科目の4教科(配点合計550点)、6科目型は国語・外国語・数学2種・理科2科目の6教科(配点合計800点)です。理科に強みがあり、より多くの科目で得点を積み上げたい場合は6科目型、地歴公民数学までの対策で完結させたい場合は4科目型が向いています。両方に併願することも可能なので、迷う場合は両方出願して有利な方を使うという選択もできます。

プラス試験の外国語がドイツ語・フランス語を選べないのはなぜですか?

募集要項の記載によれば、プラス試験の外国語は英語のみで、コア試験にあるドイツ語・フランス語の選択肢は用意されていません。理由は募集要項に明記されていませんが、プラス試験は国際社会科学部コア試験と共通の試験問題で実施されるという仕組み上の制約が関係していると考えられます。ドイツ語・フランス語での受験を希望する場合は、コア試験での出願を検討してください。

第二志望学科制度を使うと、検定料は高くなりますか?

変わりません。法学部・経済学部・文学部のコア試験では、同じ学部内で第二志望学科を選択しても入学検定料は35,000円のままです。経済学部の場合、経済学科・経営学科のどちらかを第一志望、もう一方を第二志望として登録できます。

数学が苦手でも経営学科は目指せますか?

コア試験・プラス試験では地理歴史公民数学のうち1科目を選択する形式のため、数学が苦手であれば日本史・世界史・地理・政治経済のいずれかを選ぶことができます。経営学科の学びについても、数学が得意でなくても教員のサポートを受けながら簿記や経営学を学べる環境が整えられているとされているため、数学が苦手というだけで経営学科を諦める必要はありません。

浪人しても学習院大学経済学部は受験できますか?

受験できます。ただし前述の通り、過年度の大学入学共通テストの成績は共通テスト利用選抜には使えず、受験する年度の共通テストを新たに受け直す必要があります。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、コア試験・プラス試験で配点の大きい外国語(150点)を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。

学習院大学経済学部は、他大学の経済学部・商学部と併願しやすいですか?

コア試験(2月6日)・プラス試験(2月11日)の試験日は年度によって他大学の試験日程と重なる場合があるため、併願を検討する際は志望校それぞれの試験日を早い段階で一覧化しておくことが重要です。学習院大学は同一学部内での併願(コア試験とプラス試験、第二志望学科制度)も用意されているため、学習院大学経済学部一本に絞って受験機会を増やすという選択肢もあります。

まとめ|学習院大学経済学部合格への次の一歩

学習院大学経済学部の入試は、コア試験・プラス試験・大学入学共通テスト利用入学者選抜という3方式で、それぞれ科目構成と配点の考え方が異なります。特に共通テスト利用は経済学科限定の制度で、経営学科では実施されないという独自の仕組みがあるため、募集要項を正確に読み解いたうえで対策の優先順位を決めることが欠かせません。

コア試験・プラス試験とも配点合計は390点で、外国語150点が最も重い科目です。配点比率だけを見て科目の優先順位を決めるのではなく、方式ごとの選択肢の違いを踏まえて学習計画を組むことが、この学部の入試傾向に合った対策の考え方だといえます。共通テスト利用(経済学科)を検討している場合は、4科目型・6科目型という独自の仕組みを正しく理解したうえで、自分の得意科目に合った型を選ぶことが重要です。

浪人・再受験を検討している場合や、法学部・他大学の経済学部との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。方式ごとの配点・選択科目の違いを正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、学習院大学経済学部のように配点構造がやや複雑な入試では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と各方式で必要な得点との差を定期的に数値で確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。

経済学科と経営学科のどちらに進むか迷っている段階でも、コア試験・プラス試験の対策は共通して進められます。出願直前になって焦って情報を集めるのではなく、高1・高2のうちから募集要項の全体像に目を通しておくことが、学習院大学経済学部のように方式・学科ごとの違いが多い入試では特に有効です。学年が上がるほど後から取り戻せる時間は少なくなるため、できるだけ早い段階から逆算の発想を持っておくことをおすすめします。

本記事の情報は執筆時点(令和8年度/2026年度入試の募集要項)のものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず学習院大学の公式サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に共通テスト利用の学科限定や第二志望学科の特例といった細かい仕組みは、年度ごとの更新版で変更されることもあるため、出願直前だけでなく、学習計画を立てる時点でも最新版を確認する習慣をつけておくと安心です。

スプリング・オンライン家庭教師では、プロ講師による1対1指導を通じて、学習院大学経済学部が求める記述力・読解力を科目単位で強化できます。「今の学力から学習院大学経済学部合格まで、何を・どれくらい・いつまでに進めればいいか」を、無料相談で具体的にシミュレーションすることも可能です。指導内容とコースの詳細は大学受験コースのページでも紹介しています。コア試験・プラス試験・共通テスト利用のどれを軸にするか迷っている方も、まずは現状を整理するところから始めてみてください。

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