「新潟大学経済科学部の入試は、結局何をどれだけ対策すればいいのか」——こうした相談を受けたとき、まず伝えているのが令和9年度(2027年度)入試から後期日程の配点構造そのものが変わるという事実です。これまで後期日程は大学入学共通テストの成績だけで合否が決まっていましたが、経済科学部は令和9年度から個別学力検査として小論文(150点)を新たに課すことを公式に予告しています。結論から言うと、前期日程は共通テスト550点+個別学力検査(国語・数学・外国語)600点の計1,150点、後期日程は共通テスト550点+個別学力検査(小論文)150点の計700点という構成になる見込みです。
さらに新潟大学経済科学部は、出願時に共通テストの利用教科・科目を「I型(地歴・公民重視)」か「II型(理科重視)」から選ぶ独自の仕組みを持っています。総合型選抜・学校推薦型選抜の募集人員も令和9年度から変更が予告されており、一般選抜だけを見ていると全体像を見誤りかねません。この記事では、新潟大学が公表している最新の一般選抜学生募集要項と、経済科学部が別途公表している令和9年度からの制度変更の公式資料をあわせて整理し、科目構成と配点、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までをお伝えします。
先にお断りしておくと、本記事で紹介する前期日程の配点・科目・募集人員は、大学が最新版として公表している令和8年度(2026年度)一般選抜学生募集要項に基づくものです。後期日程の小論文新設、総合型選抜・学校推薦型選抜の定員変更は、経済科学部が公表している「令和9年度入学者選抜方法等の変更について」という別資料に基づいています。令和9年度の正式な学生募集要項そのものは執筆時点でまだ公表されていないため、出願にあたっては必ず新潟大学の公式サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。
令和9年度からの制度変更、あなたの学年だと何が変わるか一緒に整理します
後期日程の小論文新設・I型/II型の選択など、募集要項の複雑な部分を一緒に確認できます。その場で入会を決める必要はありません。
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【結論】新潟大学経済科学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。新潟大学経済科学部の一般選抜は前期日程・後期日程の2区分で、令和9年度から後期日程の配点構造が大きく変わる点が最大のポイントです。
| 区分 | 共通テスト配点 | 個別学力検査 | 総点 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 前期日程 | 550点 | 600点(国語200・数学200・外国語200) | 1,150点 | 令和8年度実績。令和9年度の変更点は未公表 |
| 後期日程(〜令和8年度) | 550点 | 0点(実施なし) | 550点 | 共通テストのみで判定 |
| 後期日程(令和9年度〜) | 550点 | 150点(小論文) | 700点 | 小論文が新設される |
出典: 新潟大学「令和8年度一般選抜学生募集要項」および経済科学部「令和9年度入学者選抜方法等の変更について」(令和7年9月19日更新)。後期日程は共通テストのみで合否が決まる入試から、小論文による思考力・表現力も問われる入試に変わるため、後期日程を併願として考えていた受験生ほど、この変更を早い段階で知っておく必要があります。
令和9年度からの最大の変更点|後期日程に小論文が新設
経済科学部は、令和8年度まで後期日程を大学入学共通テストの成績のみ(基礎的な知識・技能を測る)で選抜してきました。ところが令和9年度入試からは、個別学力検査として小論文を新たに課し、論理的な思考能力および日本語の理解力・表現力を測ることになります。大学側はこの変更の理由を「高等学校教育全般にわたる基礎学力を有するとともに、大学での学修をいっそう深化・拡大することを望む人をこれまで以上に重視するため」と説明しています。後期日程の総点も550点から700点に増え、小論文150点の比重は決して小さくありません。この制度変更を知らずに「後期は共通テストだけで決まる」という前提のまま対策を進めてしまうと、直前期になって小論文対策がまったく手つかずという事態になりかねないため、注意が必要です。
I型・II型、どちらを選ぶか
経済科学部では、前期日程・後期日程とも出願時に共通テストの利用教科・科目を「I型(共通テスト地歴・公民重視)」か「II型(共通テスト理科重視)」のどちらかから選択します。I型は地理歴史・公民、II型は理科(物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から1科目)を共通テストの判定に使うという違いがあり、個別学力検査の科目・配点(国語・数学・外国語)自体はI型・II型で共通です。文系科目が得意なら地歴・公民を重視するI型、理系科目も高校で履修していて理科基礎が得意ならII型、というのが基本的な選び方になりますが、最終的には自分が高校でどの科目を履修し、どちらでより高い得点が見込めるかで判断するのが現実的です。この記事の後半、「科目別の出題傾向」でも詳しく取り上げます。
前期・後期どちらを主戦場にするかも一緒に考えられます
後期日程は令和9年度から小論文が新設され配点構造が変わります。今の得意科目・学年から現実的な出願戦略を個別に相談できます。
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新潟大学経済科学部とは|学部の特徴と求められる力
新潟大学は、1870年に設置された共立病院を前身とし、1949年5月に新潟医科大学・高等学校・師範学校・専門学校を統合するかたちで新制国立大学として設置された、本州日本海側唯一の政令指定都市・新潟に根ざす総合大学です。「自律と創生」を理念に掲げ、人文学部・教育学部・法学部・経済科学部・理学部・医学部・歯学部・工学部・農学部・創生学部の10学部・5大学院研究科を擁しています。経済科学部は五十嵐キャンパス(新潟市西区)に置かれ、この総合大学の中の1学部として位置づけられています。
新潟大学経済科学部は、2020年4月に誕生した比較的新しい学部です。新潟大学はこの年、従来の人文学部・教育学部・法学部・経済学部という文系4学部を再編し、経済学部を母体として経済科学部を新設しました。2019年9月に文部科学省大学設置・学校法人審議会の審議を経て設置が認められ、文系4学部全体の入学定員は20人減の910人となっています。改組から数年が経ち、現在では新潟大学の文系学部の中核の一つとして位置づけられています。
総合経済学科1学科・4プログラム制という仕組み
経済科学部は「総合経済学科」という1学科制を採っており、経済学科・経営学科のように学科単位で入試を分けていません。1年次は人文社会科学分野の入門科目を幅広く履修し、2年次に4つのプログラムから1つを選択して専門を深めるという段階的なカリキュラムになっています。4つのプログラムは、経済問題の分析力を養う「経済学プログラム」、経営学・会計学・税法の知識と企業分析力を養う「経営学プログラム」、政治・経済から思想・文化まで日本社会を学際的に学ぶ「学際日本学プログラム」、ゼミや社会人との協働を通じて地域課題の解決力を養う「地域リーダープログラム」です。入学時点でどのプログラムに進むかを厳密に決めておく必要はなく、まずは幅広く学びながら2年次に専門分野を絞り込んでいく設計になっています。
アドミッション・ポリシーが求める力
経済科学部のアドミッション・ポリシーでは、「経済学・経営学を中心とする人文社会科学分野の幅広い学識に裏打ちされた課題探究能力をもって、地域社会の着実な発展に貢献することのできる人材」の育成が掲げられています。求める学生像として、地域社会への貢献意欲、課題発見と主体的な学修姿勢、他者と協働する態度、高校教育全般にわたる基礎学力に加え、国語・英語の文章読解力および数学的・論理的思考力を備えている人を明記している点が特徴です。入試科目そのものがこの「求める力」を映す設計になっているため、科目別の対策を考える際もこの前提を踏まえておくと、答案作成の方向性がぶれにくくなります。
卒業後の学位と進路の多様性
総合経済学科は1学科制でありながら、卒業時にはプログラムでの学びに応じて経済学士・経営学士・学術学士のいずれかの学位が授与されます。年間の卒業者数はおおむね経済学士170人程度・経営学士123人程度・学術学士60人程度という構成で、1つの学科でありながら卒業時の学位が複数に分かれるのは、4プログラム制ならではの特徴です。地域リーダープログラムのように地域社会の課題解決を学ぶ実践型のプログラムもあれば、経済学プログラムのように国内外の経済理論を体系的に学ぶプログラムもあり、入学後の進路や興味関心の幅に応じて学びの方向性を柔軟に調整できる点は、志望理由書や面接を準備する段階になったら、自分の関心と結びつけて具体的に調べておきたいポイントです。経営学プログラムでは企業経営に加えて会計学・税法の知識も体系的に学ぶカリキュラムが組まれており、経済学プログラムとはまた異なる専門性を身につけられる点も、プログラム選択を考えるうえで押さえておきたい違いです。
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一般選抜の入試方式と科目構成|共通テストと個別試験の配点・募集人員
ここからは、新潟大学経済科学部の一般選抜の科目構成と配点を、前期日程・後期日程それぞれ詳しく見ていきます。前期と後期は科目数・配点の考え方がまったく異なる別の入試だと考えて準備する必要があります。
出願資格と共通テストの受験ルール
一般選抜に出願できるのは、高等学校(中等教育学校を含む)を卒業した者、及び卒業見込みの者などが基本です。高等学校卒業程度認定試験の合格者など、これに準ずる資格を持つ受験生も出願できます。指定された教科・科目を受験していない場合は個別学力検査等を受験できません。また、指定された教科・科目数を超えて受験している場合は高得点の教科・科目の成績が用いられますが、地理歴史・公民および理科で2科目受験する場合は、いずれも最初に解答した科目(第1解答科目)の成績が使われるという細かいルールがあるため、共通テスト出願時の科目選択には注意が必要です。「後から解いた科目の方が高得点だった」としても、大学側が使うのはあくまで第1解答科目の成績である点は、共通テスト本番の解答順序を決める段階から意識しておく必要があります。
I型・II型の選択とは
前期日程・後期日程とも、出願時に共通テストの利用教科・科目を「I型(共通テスト地歴・公民重視)」または「II型(共通テスト理科重視)」から選択します。I型は地理歴史・公民、II型は理科基礎科目(物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から1)を共通テストの判定に使うという違いがあり、選択した型の成績を入学者選抜の判定に用います。個別学力検査(国語・数学・外国語)の科目・配点自体はI型・II型で共通のため、実質的には「共通テストで地歴・公民を活かすか、理科を活かすか」の選択と考えるとわかりやすくなります。具体的に選択できる科目の組み合わせは年度によって変わる可能性があるため、出願時には必ず最新の募集要項原文で確認してください。
前期日程の科目構成と配点
前期日程の個別学力検査は、I型・II型とも国語・数学・外国語の3教科です。国語は『国語』が必須、数学は『数学I』『数学A』に加えて『数学II』『数学B』『数学C』も必須という、文系学部としては数学の必須範囲がかなり広い構成になっています。外国語は英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語から1つを選択できますが、実際には英語を選ぶ受験生がほとんどです。
| 区分 | 共通テスト内訳 | 個別学力検査内訳 | 総点 |
|---|---|---|---|
| 共通テスト | 国語100・地歴公民100・数学100・理科100・外国語100・情報50(計550) | ― | 550 |
| 個別学力検査 | ― | 国語200・数学200・外国語200(計600) | 600 |
| 総計 | 国語300・地歴公民100・数学300・理科100・外国語300・情報50 | ― | 1,150 |
この表からわかる通り、前期日程は個別学力検査600点が総点1,150点の半分以上を占めるため、共通テストの得点だけでなく個別試験での記述答案の完成度が合否を大きく左右します。国語・数学・外国語のいずれも200点ずつと均等配点になっている点も、新潟大学経済科学部の特徴の一つです。前期日程の学力検査等は例年2月25日・26日の日程で実施されています。
後期日程の科目構成と配点(令和9年度からの変更)
後期日程は、令和8年度までは大学入学共通テストの成績のみ(550点満点)で合否が決まり、個別学力検査は実施されていませんでした。令和9年度からは、この後期日程に個別学力検査として小論文(150点)が新たに課されることが経済科学部から公式に予告されています。
| 区分 | 共通テスト | 個別学力検査 | 総点 |
|---|---|---|---|
| 〜令和8年度 | 550点 | 実施なし | 550点 |
| 令和9年度〜 | 550点 | 小論文150点 | 700点 |
大学側は変更の理由を「大学入学共通テストの成績で選抜する(基礎的な知識・技能を測る)ことに加え、個別学力検査における小論文によって論理的な思考能力および日本語の理解力・表現力を測る」ためと説明しています。後期日程はこれまで共通テストの一発勝負に近い入試でしたが、令和9年度からは小論文の出来も合否に直結するようになります。後期日程の学力検査等は例年3月12日の日程で実施されています。小論文の具体的な出題テーマ・形式・試験時間は、執筆時点で正式な令和9年度学生募集要項が公表されていないため未確定です。出願を検討する場合は、大学公式サイトで最新の学生募集要項を必ず確認してください。
総合型選抜・学校推薦型選抜も変わる(参考)
一般選抜以外の選抜方式にも、令和9年度から変更が予告されています。総合型選抜は、面接方法が集団討論からペーパー・インタビューに変わり、筆記試験も小論文から総合問題に変更されます。2段階選抜(令和8年度までは志願倍率1.5倍以上で実施)は廃止され、募集人員は30人から20人に減る予定です。一方、学校推薦型選抜の募集人員は60人から70人に増員され、内訳は範囲指定なし55人・商業に関する教科科目を20単位以上修得した者15人となる見込みです。一般選抜の募集人員(前期180人・後期80人)には変更の記載がないため、一般選抜での合格を目指す受験生への直接的な影響は限定的ですが、総合型・学校推薦との併願を検討している場合は、この定員変化も踏まえて出願戦略を考える必要があります。
新潟大学に2段階選抜(足切り)はあるか
他大学の経済系学部では、志願倍率による第1段階選抜(いわゆる足切り)が予告されているケースが少なくありません。しかし新潟大学の場合、2段階選抜(第1段階選抜)は医学部医学科のみで実施される制度であり、経済科学部を含むそれ以外の学部には適用されません。医学部医学科では前期日程で志願者が募集人員の4倍を超えた場合等に実施されることがありますが、経済科学部の前期日程・後期日程には、こうした志願倍率による絞り込みは制度上存在しません。裏を返せば、経済科学部は志願者数がどれだけ多くても出願した受験生全員が個別学力検査(前期は国語・数学・外国語、後期は令和9年度から小論文)まで進める設計になっているため、共通テストの自己採点結果が思わしくなくても、個別試験で挽回できる可能性が最後まで残っている入試だといえます。
出願から合格発表までのおおまかな流れ
一般選抜全体の大まかなスケジュール感をつかんでおくと、学習計画も立てやすくなります。令和8年度(2026年度)入試の実績は次の通りです。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 1月中旬 | 大学入学共通テスト実施(令和8年度は1月17日・18日) |
| 1月下旬〜2月上旬 | 出願期間(WEB登録後、書類を郵送) |
| 2月下旬 | 前期日程の学力検査等(令和8年度は2月25日・26日) |
| 3月上旬 | 前期日程の合格発表 |
| 3月中旬 | 後期日程の学力検査等(令和8年度は3月12日) |
| 3月下旬 | 後期日程の合格発表 |
共通テストから前期日程の学力検査等までは1ヶ月強しかないため、共通テスト後に慌てて個別試験対策を始めるのではなく、共通テスト前の時点で個別試験の記述演習もある程度仕上げておく必要があります。日程は年度によって数日前後することがあるため、出願を検討する年度の最新の学生募集要項で必ず確認してください。なお入学検定料は17,000円(令和8年度実績、支払手数料は志願者負担)で、前期・後期それぞれの出願ごとに必要になります。前期・後期を併願する場合は、検定料も2回分かかる点を踏まえて出願計画を立てておくと安心です。
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科目別の出題傾向|国語・数学・外国語・小論文で何が問われるか
ここからは科目別に、新潟大学経済科学部(前期日程)の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
国語の出題傾向
民間の受験対策サイトの分析によれば、新潟大学の文系学部(経済科学部を含む)の個別試験の国語は、現代文2題を中心とした構成で、古文・漢文は課されないとされています。経済・社会に関する評論文が中心となる傾向が指摘されており、設問ごとに使う根拠が本文中に見えやすい一方、段落ごとの要約と対比の把握が問われるとされます。漢字の書き取りなど基礎的な知識問題も含まれるため、記述対策に偏りすぎず、基礎的な設問での取りこぼしを防ぐことも大切です。試験時間や大問数の詳細は年度により変わりうるため、出願を検討する段階では過去問そのもので最新の形式を確認する必要があります。
数学の出題傾向
数学は大問4題構成で出題される年が多く、数学IIB範囲(方程式・図形と方程式・三角関数・指数対数関数・数列)からの出題が4問中3問以上を占める傾向が指摘されている点は、複数の受験指導サイトで共通しています。ベクトルや微分積分も頻出単元とされ、証明問題は少なく計算力が重視される、標準〜やや難のレベルとされています。前期日程の個別試験では『数学I』『数学A』に加えて『数学II』『数学B』『数学C』も必須という広い範囲が課されるため、文系学部の数学としては対策すべき範囲が広い点を踏まえておく必要があります。
外国語(英語)の出題傾向
外国語(英語)は解答時間90分程度とされ、長文読解2題に加えて和文英訳・自由英作文(100語程度)が含まれる構成が指摘されています。読解力だけでなく、英訳・英作文まで含めた記述の完成度が問われるという指摘は複数の情報源で一致しています。共通テストの英語がリーディング・リスニング型であるのに対し、個別試験の英語は記述・論述型である点は、対策の方向性を考えるうえで意識しておきたい違いです。共通テストで高得点が取れていても、個別試験の英作文になると急に手が止まってしまう受験生は少なくないため、両者を別物として対策する必要があります。
後期日程の小論文はどう考えればいいか(令和9年度新設)
後期日程で令和9年度から新設される小論文について、出題テーマ・形式・時間は執筆時点で未公表であり、過去問も当然ながら存在しません。「論理的な思考能力および日本語の理解力・表現力を測る」という大学側の説明から、経済・社会に関する時事的なテーマについて自分の考えを論理的な文章で構成する形式が想定されますが、これはあくまで一般的な小論文入試の傾向から推測できる範囲にとどまり、断定はできません。過去問がない以上、まずは経済・社会に関する新聞記事や新書を日常的に読み、自分の意見を論理立てて書く練習を積むという、小論文対策の基本に立ち返ることが現実的な準備になります。正式な出題形式は、令和9年度の学生募集要項が公表され次第、必ず確認してください。
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。前期日程は個別学力検査600点(国語・数学・外国語)が総点の半分以上を占めるため、記述力の強化が最優先になります。
国語の対策
個別試験の国語は200点満点、共通テストの国語は100点満点(現代の国語・論理国語等の範囲)と、配点の性格が異なる点をまず押さえておく必要があります。個別試験の国語は現代文中心とされているため、経済・社会に関する評論文を日常的に読み、筆者の主張とその根拠を自分の言葉で要約する練習が土台になります。段落ごとの要約と対比構造の把握を意識した読解練習を重ねると、記述式の設問に対応しやすくなります。漢字の書き取りなど基礎的な設問も含まれるとされるため、記述対策と並行して漢字・語彙の学習も継続しておくことをおすすめします。共通テストの国語は現代文に加えて論理国語等の範囲が必須となるため、個別試験対策と共通テスト対策の両方をバランスよく進める必要があります。
数学の対策
数学は個別試験200点・共通テスト100点の計300点分を占め、国語・外国語と並ぶ主要科目です。まず教科書レベルから入試標準レベルの問題集で基礎を徹底することが最優先です。頻出とされる数学IIB範囲・ベクトル・微分積分は、標準問題を確実に完答できるレベルまで反復することが、難問対策より優先順位が高いといえます。前期日程の個別試験は数学I・A・II・B・Cが必須という広い範囲をカバーするため、高2までに数学I・A・II・Bの基礎を固め、高3で数学Cを含めた演習量を増やしていく計画が現実的です。証明問題は少なく計算力重視とされているため、標準問題を素早く正確に処理する反復練習が効果的です。
外国語(英語)の対策
英語は、単語・文法などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文を時間内に読み切る速読力と、英訳・英作文の記述力強化に軸足を移すのが効果的です。和文英訳・自由英作文が含まれる構成を踏まえ、模範解答を覚えるのではなく自分の答案を添削してもらう練習を積んでおくと、減点されやすい表現のクセを早期に修正できます。共通テストのリーディング・リスニング対策と、個別試験の記述・論述対策は求められる力が異なるため、別物として演習量を確保しておく必要があります。塾を使う場合の費用感については大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
小論文の対策の考え方(後期日程志望者向け)
令和9年度から新設される小論文は過去問が存在しないため、出題形式に特化した対策を今すぐ始めるのは現実的ではありません。まずは経済・社会に関するニュースや新書を読み、200〜600字程度で自分の意見を要約する練習を高3の秋以降から始めるのが無理のない進め方です。小論文は「正解を書く」科目ではなく「論理の筋道を組み立てて書く」科目のため、書いた文章を第三者に読んでもらい、論理の飛躍や説明不足を指摘してもらう機会を作ることが上達の近道になります。前期日程で課される国語の記述対策(要約・字数配分)と重なる部分も多いため、国語の対策を進める中で小論文にも応用できる書く力を並行して養っておくと効率的です。
私立大学・他の国公立大学との併願対策との両立
新潟大学経済科学部を第一志望としながら、私立大学や他の国公立大学を併願するご家庭は少なくありません。新潟大学の個別試験は記述式が中心である一方、私立大学の多くは出題形式が大きく異なる場合があります。併願校対策に時間を割きすぎて記述演習が手薄にならないよう、高3の秋以降は「新潟大学対策の週」と「併願校対策の週」を分けてスケジュールを組むなど、科目・形式ごとに演習時間を意図的に配分する工夫が有効です。共通テスト利用方式で併願する私立大学がある場合は、共通テストの得点をどちらにも活かせるため、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと併願戦略全体の効率が上がります。後期日程での併願先を検討する際は、小論文が課されるかどうかも比較材料の一つになります。
令和9年度からの制度変更、あなたの学年だと何が変わるか一緒に整理します
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
新潟大学経済科学部の入試は、共通テストと個別試験の両方で得点力が求められるため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験科目を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法、数学I・Aの基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。国語は、この時期から新書や評論文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な記述対策に入った際の伸びが早くなります。I型・II型のどちらを選ぶか迷っている場合も、高1のうちは地歴・公民と理科基礎の両方をバランスよく学んでおくと、高2以降の選択の幅を狭めずに済みます。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、共通テスト・個別試験それぞれの対策を意識し始める時期です。英語の単語・文法、数学I・A・II・Bの理解は、高2の終わりまでに一通り仕上げておきたいところです。数学Cを含む個別試験の範囲まで見据え、高2のうちに数学IIBの演習量を増やしておくと、高3での過去問演習にかけられる時間が増えます。また、高2の後半からは志望校を意識した模試を受け始め、記述式問題に近い形式に触れておくと、高3でのギャップを減らせます。I型・II型のどちらで出願するかは、高2の模試や定期テストの成績を見ながら、遅くとも高3の共通テスト出願前までには方向性を固めておくと安心です。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、個別試験の記述力強化と共通テスト対策を並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 英語長文・数学標準問題の演習量を増やし、記述の基礎を固める。国語は評論文の要約練習を継続 |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、時間配分と答案の書き方(減点されにくい記述)を確認していく。後期志望者は小論文の基礎練習も並行して開始 |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テスト対策の比重を一時的に高める。I型/II型で選択した科目(地歴公民または理科)を重点的に |
| 共通テスト後〜前期試験 | 共通テストの自己採点をもとに、個別試験(国語・数学・外国語)の総仕上げに専念 |
前期日程は個別試験3科目が均等配点(各200点)のため、特定の科目だけに偏らず3科目とも一定水準まで仕上げておく必要があります。共通テスト対策と個別試験対策のどちらかに偏りすぎないよう、模試の結果を見ながら定期的にバランスを見直すことをおすすめします。大学受験全般の勉強法の考え方は大学受験の勉強法|受かる子がやっている効率的な学習法でも整理しているので、あわせて参考にしてください。
後期日程・小論文対策をどう組み込むか
後期日程を併願する場合、共通テスト後から前期試験までの期間に、後期用の対策時間を確保するのは現実的に難しいのが実情です。小論文は付け焼き刃で仕上がる科目ではないため、後期日程を本気で狙うなら高3の秋のうちに小論文の基礎練習を始めておくことをおすすめします。前期対策で鍛えた国語の記述力・要約力は小論文にもそのまま活きるため、「前期の国語対策」と「後期の小論文対策」を別物として考えすぎず、共通する読解力・記述力の土台を意識しながら両方を並行して積み上げていくのが効率的です。
浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が新潟大学経済科学部を再受験する場合、現役時に受けた大学入学共通テストの成績はそのままでは使えず、受験する年度の共通テストをあらためて受け直す必要があります。現役時と同じ得点感を前提に計画を立てると、共通テストの得点が下振れした場合の対応が遅れるリスクがあります。浪人期間は、現役時に手薄だった科目や、配点の大きい個別試験科目(国語・数学・外国語)を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。後期志望者は、令和9年度から新設される小論文対策の情報が浪人生にとっても手探りになりやすいため、早い段階でプロ講師など第三者の視点を取り入れる選択肢も検討しておくとよいでしょう。
模試の活用法とスケジュールの見直し方
逆算スケジュールは、一度立てたら固定するものではありません。記述式模試の答案返却をきっかけに、科目ごとの配分を定期的に見直すことが、新潟大学経済科学部のような記述中心の入試では特に重要になります。模試の判定(A〜E等)そのものよりも、記述式の設問でどの程度部分点を積み上げられているか、時間内に大問をどこまで解き切れているかという中身を確認する習慣をつけると、次の模試までに何を優先すべきかが具体的に見えてきます。特に高3の夏以降は、模試の答案を受け取ったら1週間以内に「今回の失点原因」と「次回までの対策」を書き出しておくと、直前期に同じ失点パターンを繰り返すリスクを減らせます。共通テスト形式の模試と記述式の模試では評価されるポイントが異なるため、両方の結果を別々に管理し、対策のバランスが崩れていないかを定期的にチェックすることも欠かせません。
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独学で目指す場合の壁と対処法
新潟大学経済科学部は、共通テストの得点だけでなく個別試験の記述答案の質が合否を左右する入試です。知識のインプットだけなら独学でも十分に進められますが、記述答案の完成度を独学だけで上げるのは簡単ではありません。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 令和9年度からの制度変更を独学では追いにくい
後期日程の小論文新設、総合型選抜・学校推薦型選抜の定員変更など、経済科学部は令和9年度から複数の制度変更を予告しています。こうした変更点は大学公式サイトの複数のPDFに分散して掲載されており、独学だと見落としたまま出願計画を立ててしまうリスクがあります。特に後期日程の小論文は、これまで対策不要だった科目が新たに必要になるという大きな変化のため、情報を早期にキャッチできるかどうかで準備期間に差がつきます。定期的に大学公式サイトの「入学者選抜における変更点」ページを確認する習慣をつけておくことが、独学であっても最低限必要な対策です。募集要項は前期日程の科目・配点、後期日程の変更点、総合型・学校推薦の変更点がそれぞれ別のPDFに分かれて公表されているため、複数の資料を横断的に読み比べて全体像を組み立てる作業自体が、受験生・保護者にとって想像以上に手間のかかる作業になっています。
壁2: 記述式答案・小論文の採点基準が独学ではわからない
国語・数学・外国語のいずれも記述式の設問が中心で、採点基準は大学から公表されていません。参考書の模範解答と見比べるだけでは、「自分の答案がどこで減点されているのか」を正確に把握するのが難しいというのが独学最大の壁です。特に令和9年度から新設される小論文は過去問そのものが存在しないため、自分の書いた文章が合格ラインに対してどの水準にあるのか、独学で客観的に判断するのはほぼ不可能に近いといえます。模範解答の丸暗記に頼ってしまうと、本番で少し形式の異なる問題が出た際に対応できなくなるリスクもあります。
壁3: I型/II型のどちらが有利か自己判断しにくい
I型(地歴・公民重視)とII型(理科重視)のどちらを選ぶべきかは、自分の得意科目・履修状況によって最適解が変わります。模試の判定はI型・II型を区別せずに出ることも多く、独学だとどちらの型で出願すれば有利になるかの判断材料が不足しがちです。共通テストの自己採点結果をI型・II型それぞれの配点でシミュレーションし、どちらが総合点で有利になるかを比較する作業は、独学でも不可能ではありませんが手間がかかり、判断を誤ると出願直前になって選択を後悔するケースも起こりえます。特に高2から高3にかけて理科基礎か地歴・公民かの学習配分を決めるタイミングでは、目先の模試の点数だけで判断せず、本番の共通テストでどちらの型がより安定して得点できそうかを長い目で見て判断する視点が欠かせません。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、記述答案・小論文の添削やI型/II型の選択判断など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 国語 | 漢字・語彙の暗記、評論文の多読 | 記述答案の添削、字数配分の調整 |
| 数学 | 公式の理解、標準問題の反復演習 | 途中式・記述の減点ポイントの確認 |
| 外国語 | 単語・文法の暗記、長文の多読 | 英作文・英訳の添削、時間配分の調整 |
| 小論文(後期) | 時事ニュース・新書のインプット | 論理構成・表現の添削 |
1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「数学の記述だけ」「後期の小論文対策だけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、記述の精度が頭打ちになっている部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。
国語・数学・外国語、弱点科目だけをプロ講師に絞って依頼できます
3科目すべてを塾に通わせる必要はありません。記述の精度が伸び悩んでいる科目だけをオンラインで補強することも可能です。
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よくある質問(FAQ)
新潟大学経済科学部のI型とII型、どちらを選べばいいですか?
個別学力検査(国語・数学・外国語)の科目・配点はI型・II型で共通のため、違いは共通テストで地歴・公民を使うか理科を使うかという点です。高校で理科基礎科目をしっかり履修していて得点が見込めるならII型、地歴・公民の方が得意ならI型というように、自分が高校で履修している科目と、模試等での得点感を踏まえて判断するのが現実的です。
後期日程の小論文はどんな対策をすればいいですか?
令和9年度から新設される小論文は、執筆時点で過去問が存在せず、出題形式・テーマは正式な学生募集要項の公表を待つ必要があります。まずは経済・社会に関するニュースや新書を読み、自分の意見を論理立てて文章にまとめる練習を高3の秋以降から始め、書いた文章を第三者に添削してもらう機会を作っておくことをおすすめします。大学側が「論理的な思考能力および日本語の理解力・表現力を測る」と説明している以上、単なる感想文ではなく、根拠を示しながら結論に至る文章構成を意識した練習が土台になります。
総合経済学科には4つのプログラムがありますが、いつ決めればいいですか?
入学時点でプログラムを分けて募集しているわけではなく、1年次に入門科目を幅広く履修したうえで、2年次に経済学・経営学・学際日本学・地域リーダーの4プログラムから1つを選択します。そのため、受験対策の段階でどのプログラムに進むかを厳密に決めておく必要はありません。卒業時の学位も経済学士・経営学士・学術学士のいずれかに分かれるため、志望理由書や面接では「入学後どのプログラムに関心があるか」を自分の言葉で説明できるよう、興味のある分野を早めに調べておくとよいでしょう。
前期日程と後期日程の両方に出願することはできますか?
できます。新潟大学は前期日程の学部・学科(課程)と後期日程の学部・学科(課程)の併願を制度上認めています。後期日程は令和9年度から小論文が新設され配点構造が変わるため、前期・後期それぞれの対策内容が異なる点を踏まえ、直前期の対策配分もあらかじめ計画しておくと安心です。
新潟大学経済科学部には2段階選抜(足切り)がありますか?
ありません。新潟大学の2段階選抜(第1段階選抜)は医学部医学科のみで実施される制度であり、経済科学部には志願倍率による絞り込みは制度上存在しません。志願者数にかかわらず、出願した受験生は前期・後期とも個別学力検査まで進むことができます。共通テストの自己採点結果に多少の不安があっても、個別学力検査そのものを受験できずに終わるという心配をしなくてよい点は、他大学の一部の経済系学部と比べた際の安心材料の一つといえます。
数学が苦手でも新潟大学経済科学部は目指せますか?
前期日程の個別試験は『数学I』『数学A』に加えて『数学II』『数学B』『数学C』も必須という、文系学部としては数学の必須範囲が広い構成になっています。数学を大きく苦手なまま残しておくと個別試験200点分・共通テストの配点にも影響するため、早い段階から基礎固めに時間をかけておくことをおすすめします。
浪人しても新潟大学経済科学部は受験できますか?
受験できます。ただし前述の通り、現役時に受けた大学入学共通テストの成績はそのままでは使えず、受験する年度の共通テストを新たに受け直す必要があります。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、配点の大きい個別試験科目(国語・数学・外国語)を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。予備校に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶことをおすすめします。
総合型選抜や学校推薦型選抜は一般選抜と何が違いますか?
総合型選抜は令和9年度から面接がペーパー・インタビューに、筆記試験が総合問題に変わり、志願倍率1.5倍以上で実施されていた2段階選抜は廃止、募集人員は30人から20人に減る予定です。学校推薦型選抜の募集人員は60人から70人に増える予定で、範囲指定なしの55人枠と、商業に関する教科・科目を20単位以上修得した者向けの15人枠に分かれます。一般選抜(前期180人・後期80人)の募集人員には変更の記載がないため、一般選抜での合格を目指す場合の対策の考え方自体は大きく変わりません。
まとめ|新潟大学経済科学部合格への次の一歩
新潟大学経済科学部の入試は、前期日程・後期日程で科目構成と配点の考え方が大きく異なります。特に令和9年度からは後期日程に小論文が新設され、これまで共通テストのみで決まっていた後期日程の性格そのものが変わるため、募集要項を正確に読み解いたうえで対策の優先順位を決めることが欠かせません。
前期日程であれば国語・数学・外国語の記述力が総点の半分以上を占める個別試験の中心です。共通テストの配点比率だけを見て科目の優先順位を決めるのではなく、個別試験でどれだけ得点できるかを軸に学習計画を組むことが、この学部の入試傾向に合った対策の考え方だといえます。I型・II型のどちらで出願するかは、共通テストの得意分野を踏まえて早めに方向性を固めておくと、直前期の科目配分で迷わずに済みます。
後期日程を検討している場合は、小論文という新しい科目への対策を先送りにせず、経済・社会への関心と論理的な文章力を高3の早い段階から少しずつ養っておくことが重要です。学年が上がるほど後から取り戻せる時間は少なくなるため、高1・高2のうちから国語・数学・外国語の基礎を固め、高3で記述力・小論文の完成度を高めていくという逆算の発想を、できるだけ早い段階から持っておくことをおすすめします。
浪人・再受験を検討している場合も、基本的な考え方は変わりません。配点構造を正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、令和9年度から制度が変わる新潟大学経済科学部のような入試では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と個別試験で必要な得点との差を定期的に確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。総合経済学科の4プログラム(経済学・経営学・学際日本学・地域リーダー)は入学後2年次に選択する仕組みのため、受験対策の段階から進路を絞り込みすぎず、まずは国語・数学・外国語の基礎学力を幅広く底上げしておく姿勢も大切です。
本記事の情報は執筆時点(令和8年度一般選抜学生募集要項、および経済科学部が公表している令和9年度からの制度変更の公式資料)のものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず新潟大学の公式サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に後期日程の小論文新設のように、正式な出題形式が未公表の項目は、募集要項の公表され次第、必ず最新情報を確認する習慣をつけておくと安心です。前期日程の配点・科目についても、経済科学部から変更点の公表がない現時点での見立てにとどまるため、あわせて確認しておくことをおすすめします。
スプリング・オンライン家庭教師では、プロ講師による1対1指導を通じて、新潟大学経済科学部が求める記述力・論述力を科目単位で強化できます。「今の学力から新潟大学経済科学部合格まで、何を・どれくらい・いつまでに進めればいいか」を、無料相談で具体的にシミュレーションすることも可能です。指導内容とコースの詳細は大学受験コースのページでも紹介しています。前期・後期どちらを主軸にするか、I型・II型どちらで出願するか迷っている方も、まずは現状を整理するところから始めてみてください。
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