「慶應義塾大学経済学部の入試は、2027年度から小論文がなくなるって本当?」「A方式とB方式、うちの子はどっちが向いているんだろう」——慶應義塾大学経済学部を志望校に考え始めた高校生・保護者の方から、こうした質問をよく聞きます。経済学部は、2024年12月に一般選抜の試験科目変更を公表しており、2027年度入試(2027年2月実施)から、長年課されてきた小論文を廃止する大きな制度改革を行う学部です。
2027年度以降の一般選抜は、A方式(英語+数学)・B方式(英語+地歴)のいずれも外国語200点+専門科目200点=合計400点満点というシンプルな2教科構成に変わります。これまで課されていた小論文70点分は廃止され、その分が数学・地歴の配点にそのまま上乗せされる形です。
この記事では、慶應義塾大学経済学部の入試方式・科目構成・出題傾向を、大学公式サイト等で公表されている情報にもとづいて整理し、科目別の対策の方針、学年別の学習スケジュールの立て方、独学で目指す場合の注意点までをまとめました。結論から言うと、対策のポイントは大きく2つです。1つは、A方式(数学)かB方式(地歴)かを早い段階で決め、その専門科目に的を絞って200点分を積み上げること、もう1つは、小論文がなくなった分、英語の記述力・専門科目の処理速度がこれまで以上に合否を左右するという前提で対策を組み立てることです。
本記事で紹介する数字は、慶應義塾大学経済学部の公式サイト等で公表されている情報にもとづいています。ただし入試制度は年度によって変更されることがあるため、出願を検討する際は必ず最新の学部公式サイト・募集要項でご確認ください。
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【結論】慶應義塾大学経済学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を押さえておきましょう。慶應義塾大学経済学部の一般選抜は、2027年度入試(2027年2月実施)から下表の通り、小論文を廃止したA方式・B方式の2教科体制に変わります。
| 方式 | 科目構成 | 配点 |
|---|---|---|
| A方式 | 外国語(英語)+数学 | 各200点、合計400点 |
| B方式 | 外国語(英語)+地理歴史(世界史または日本史) | 各200点、合計400点 |
A方式・B方式のどちらも、外国語(英語)200点+専門科目200点のちょうど半分ずつの配点という、シンプルで分かりやすい構成になっている点が2027年度以降の大きな特徴です。2026年度入試までは、この専門科目の配点が150点、そこに小論文70点が加わって合計420点満点という構成でしたが、小論文が廃止されたことで、専門科目(数学または地歴)の比重がこれまで以上に大きくなりました。小論文という対策の立てにくい試験がなくなった分、数学または地歴でどれだけ得点を積み上げられるかが、以前にも増して合否に直結する入試になったといえます。
慶應義塾大学経済学部を目指すなら押さえておきたい3つのポイント
- 2027年度入試から小論文が廃止され、A方式(英語+数学)・B方式(英語+地歴)いずれも400点満点の2教科入試に変わる
- 専門科目(数学・地歴)の配点は150点から200点に拡大され、試験時間も延長される(数学は100分)
- A方式の募集人員400名に対しB方式は200名と、A方式のほうが多く設定されている
この3点を踏まえたうえで、次の章から学部の特徴、入試方式の詳細、科目別の出題傾向と対策、学習スケジュールの順に解説していきます。
こんな受験生は特に早めの対策が必要
特に次の3つに当てはまる受験生は、他の受験生より早いタイミングで対策を始めておくことをおすすめします。1つ目は、A方式かB方式かをまだ決めきれていない場合です。どちらの方式を選ぶかで対策すべき科目がまったく変わるため、高2の終わりまでには方向性を固めておきたいところです。2つ目は、数学の記述式問題(A方式)や地歴の論述問題(B方式)に慣れていない場合です。専門科目の配点が200点に拡大された分、記述・論述の完成度がこれまで以上に得点を左右します。3つ目は、小論文対策を前提に学習計画を立てていた場合です。小論文がなくなった分の対策時間を、専門科目と英語にどう振り分け直すかを早めに再設計しておく必要があります。
小論文廃止は「易化」を意味するのか
小論文がなくなったと聞くと、「対策すべき科目が減って楽になったのでは」と感じるかもしれません。しかし小論文70点分がそのまま専門科目に上乗せされている以上、試験全体の難易度が下がったと単純に捉えるのは早計です。むしろ、英語・専門科目という2科目に、より高い完成度が求められる入試に変わったと考えたほうが実態に近いでしょう。対策すべき科目数が3つから2つに減ったことで、1科目あたりに投じられる学習時間は増えますが、その分だけ要求される得点力の水準も上がっているという前提で、学習計画を立てておくことをおすすめします。
慶應義塾大学経済学部とは|学部の特徴と求められる力
慶應義塾大学は、早稲田大学・上智大学とあわせて「早慶上智」と呼ばれる難関私立大学群の一角を占める大学です。経済学部は慶應義塾大学の中でも歴史の長い看板学部の1つで、法学部・商学部などと並んで志望者の多い学部です。経済学部は単一学科の経済学科で構成されており、複数の学科に分かれているわけではありません。経済理論・計量統計・学史思想史・経済史・産業労働・制度政策・現代経済・国際経済・環境関連・社会関連という10分野の基本科目が用意されており、学生は1つの学科に所属しながら、自分の関心に応じて専門分野を選んで学んでいくカリキュラムになっています。
慶應義塾大学経済学部で学べること
経済学部では、ミクロ経済学・マクロ経済学・統計学・計量経済学といった経済学の基礎理論を土台に、金融・公共政策・産業組織・国際経済など多様な分野を体系的に学んでいきます。単一学科でありながら10分野もの基本科目が用意されているため、入学時点で将来の専門を固めきっていなくても、学びながら関心のある分野を見つけていくことができる設計になっています。統計データの分析や数理的なモデルを扱う科目も多く、入試段階でA方式(数学)を選んだ受験生にとっては、入学後の学びに直結する土台づくりになります。
小論文が測ろうとしていた力、そして廃止された理由
経済学部の小論文は1991年度から一時休止されていましたが、1999年度に復活し、特定の科目によらない出題によって志願者の「知識、理解力、分析力、構想力、表現力」を問う試験として位置づけられてきました。長年にわたり経済学部の入試の特徴の1つとされてきた試験ですが、2024年12月6日、経済学部は2027年度入試からこの小論文を廃止すると公表しました。廃止の理由について経済学部は、小論文で測ろうとしてきた志願者の能力は、他の科目でも測れると判断したためと説明しています。つまり、小論文という試験そのものがなくなったからといって、経済学部が受験生に求める「理解力」「構想力」「表現力」といった力の重要性が下がったわけではなく、その力を英語の記述問題や地歴の論述問題を通じて測る方針に切り替えたと理解しておくとよいでしょう。
2教科への集中がもたらす変化
小論文の廃止にともない、受験生は英語と専門科目(数学または地歴)という2教科によりまとまった時間を投じられるようになりました。対策すべき科目数が減った一方で、1科目あたりに求められる完成度は上がったと捉えるのが実態に近いでしょう。特に専門科目は配点が150点から200点に拡大されているため、以前であれば小論文で挽回できていたような失点も、専門科目・英語の中で取り返す必要が出てきます。
入学後のカリキュラムと入試科目のつながり
経済学部では、1年次から統計学や数理的な分析手法に触れる科目が用意されており、A方式(数学)で入学した学生だけでなく、B方式(地歴)で入学した学生も、こうした科目を履修する機会があります。A方式の数学が測ろうとしているのは、入学後に統計・計量分析へスムーズに接続できる基礎的な処理能力・論理的思考力だと考えられます。一方でB方式は、地歴の論述を通じて、資料を読み解き自分の言葉で説明する力を測っており、経済史・国際経済といった分野で歴史的な資料を読み解く場面につながる力だと捉えることができます。入試科目を「合格するためだけの関門」ではなく、「入学後に何をするための準備か」という視点で捉え直すと、対策の優先順位も見えやすくなります。
実学の精神と経済学部の学び
慶應義塾大学は、福澤諭吉が創設した「実学」の精神を建学の理念として掲げてきた大学です。経済学部のカリキュラムも、理論を学ぶだけでなく、統計データや現実の経済事象を分析する実践的な力を重視する構成になっているとされています。A方式の数学、B方式の地歴は、いずれも暗記した知識をそのまま再現するだけでは対応しきれない、資料を読み解き自分の頭で考える力を測る出題形式が採られており、こうした学部の姿勢と入試科目の方向性は地続きだと捉えることができます。入学後、ゼミ(演習)を中心に専門分野を深めていく過程でも、データや資料を扱いながら自分の考えをまとめる訓練が続くため、入試段階で身につけた読解力・記述力は、そのまま入学後の学びの土台になると考えておくとよいでしょう。
この特徴を踏まえたうえで、次の章では入試方式の詳細を確認していきます。
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一般選抜の入試方式と科目構成
慶應義塾大学経済学部の一般選抜には、A方式(英語+数学)とB方式(英語+地歴)の2種類があります。ここでは、2027年度以降の科目構成・募集人員・日程を整理したうえで、変更前の制度との違いも確認します。
A方式・B方式の科目構成と配点(2027年度以降)
2027年度入試(2027年2月実施)から、経済学部の一般選抜は小論文を廃止し、下表の通りA方式・B方式ともに400点満点の2教科体制に変わります。
| 方式 | 外国語(英語) | 専門科目 | 合計 |
|---|---|---|---|
| A方式 | 200点 | 数学 200点 | 400点 |
| B方式 | 200点 | 地理歴史(世界史または日本史) 200点 | 400点 |
数学・地歴の配点は、変更前の150点から200点に拡大され、試験時間も延長される(数学は100分)ことが公表されています。地歴・英語の詳細な試験時間は年度により表記が変わる可能性があるため、出願を検討する段階で最新の募集要項を確認してください。
変更前(〜2026年度入試)の科目構成との違い
2026年度入試までは、A方式・B方式ともに外国語(英語)200点+専門科目150点+小論文70点=合計420点満点という構成でした。下表に変更前後の違いをまとめます。
| 区分 | 変更前(〜2026年度) | 変更後(2027年度〜) |
|---|---|---|
| 外国語(英語) | 200点 | 200点 |
| 専門科目(数学/地歴) | 150点 | 200点 |
| 小論文 | 70点 | 廃止 |
| 合計 | 420点 | 400点 |
合計点は420点から400点に下がっていますが、これは小論文70点分がまるごとなくなり、専門科目に50点分だけ上乗せされた結果です。小論文で挽回するという選択肢がなくなった分、外国語と専門科目という2科目の完成度が、以前よりダイレクトに合否へ反映される入試になったと理解しておくとよいでしょう。
募集人員(2027年度)
2027年度一般選抜の募集人員は、A方式400名、B方式200名です。
| 方式 | 募集人員 |
|---|---|
| A方式 | 400名 |
| B方式 | 200名 |
A方式の募集人員がB方式の2倍に設定されている点は、方式を検討するうえで参考になる情報です。ただし募集人員は年度により変更される可能性があるため、出願する年度の最新の募集要項で必ず確認してください。
出願・試験の日程(2027年度)
2027年度一般選抜の日程は、出願登録(インターネット)・検定料支払が2026年12月24日10:00〜2027年1月18日17:00、出願書類の郵送が2027年1月4日〜1月18日消印有効、試験日が2027年2月13日(土)、合格発表日が2027年2月25日(木)、入学金等支払期限が3月4日(木)、入学手続締切日が3月12日(金)と公表されています。出願登録の締切から試験日まで1か月弱しかないため、出願書類の準備は早めに済ませておくことをおすすめします。試験会場はA方式が東京・神奈川、B方式が神奈川のみに設定されています。これらの日程・会場は年度により変更される可能性があるため、出願を検討する際は慶應義塾大学の公式サイトで最新の入学試験要項を必ず確認してください。
併願を考えるときのスケジュール管理
慶應義塾大学経済学部の一般選抜は2027年2月13日に試験が実施されるため、同時期に試験が集中する他の私立大学・学部との日程調整が必要になります。出願登録の締切(2027年1月18日)より前に、併願する大学・学部の出願スケジュールを一覧化しておくと、出願書類の準備や検定料の支払いに追われて慌てることを防げます。特にA方式・B方式のどちらか一方に絞らず両方を検討している場合や、早慶上智クラスの大学を複数併願する場合は、試験会場までの移動時間や前泊の要否もあわせて早めに確認しておくと、直前期に落ち着いて本番を迎えやすくなります。
A方式とB方式、どちらを選ぶか
A方式は数学、B方式は地歴(世界史または日本史)という、性質の異なる専門科目で受験する方式です。数学に抵抗がなく、計算処理を素早く正確にこなせるタイプはA方式、資料を読み解き記述でまとめる作業が得意なタイプはB方式が向いているとされることが多いですが、最終的には模試の得点状況や過去問演習の手応えを踏まえて判断するのがよいでしょう。両方式を併願することも制度上は可能ですが、対策すべき科目が増える分、どちらも中途半端になるリスクもあります。高2の終わりまでにはA方式・B方式のどちらを本命にするかの方向性を固めておくと、高3での対策の的が絞りやすくなります。
他学部・他大学との併願を考える場合
慶應義塾大学には経済学部以外にも、法学部・商学部・文学部など複数の学部があり、学部ごとに入試方式・科目構成が異なります。経済学部の対策がそのまま他学部の対策に転用できるとは限らないため、経済学部を第一志望としながら他学部・他大学を併願する場合は、学部ごとの募集要項を個別に確認し、科目間で重複する対策と学部固有の対策とを整理しておくことをおすすめします。早稲田大学政治経済学部など、共通テストと独自試験を組み合わせる私立大学もあれば、慶應義塾大学経済学部のように学部独自の試験のみで合否を判定する大学もあり、対策の組み立て方は大学ごとに異なります。
情報収集は公式サイトを基本にする
2027年度の制度変更のように、入試情報は年度によって更新されることがあります。予備校や受験情報サイトの解説記事は理解の助けになりますが、最終的な数字の確認は必ず大学公式サイトの募集要項で行うことを習慣にしておきましょう。特に配点・募集人員・試験会場・日程といった、合否に直結する情報は、複数の情報源で数字が食い違っていることも珍しくありません。志望校を固めた段階で、慶應義塾大学経済学部の入学試験情報ページをブックマークしておき、出願が近づいたら定期的に最新情報を確認する習慣をつけておくと安心です。
入試データの確認方法
実質倍率・合格最低点といった年度ごとの入試データは、年度による変動が大きく、この記事では具体的な数字を挙げません。慶應義塾大学経済学部の公式サイトには入試結果に関する情報が公表されており、出願する方式を最終的に決める前に、最新の入試データを確認しておくことを強くおすすめします。専門科目の配点が200点に拡大されたことで、以前とは合格最低点の見え方も変わる可能性があるため、過去の年度のデータをそのまま参考にしすぎないよう注意が必要です。
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科目別の出題傾向
ここでは、慶應義塾大学経済学部の一般選抜に関わる4つの科目について、出題傾向を確認します。英語はA方式・B方式共通、数学はA方式のみ、世界史・日本史はB方式で選択する科目という位置づけです。なお、過去問の問題文そのものはここでは紹介しません。出題形式や傾向の要約にとどめます。
英語の出題傾向
英語は試験時間100分、大問5題程度で構成されており、長文読解の英文量は合計2,500語程度とされています。設問は空所補充形式の比重が高く、単純な内容一致問題は少ないという、経済学部特有の出題形式が続いています。読解問題のテーマは、経済・情報技術・社会など現代的なトピックが素材として使われる傾向にあります。自由英作文は、読解問題の内容を踏まえて自分の意見を述べる形式が採用されており、単語・文法の暗記だけでは対応しきれない、文章全体を理解したうえでの表現力が求められます。小論文が廃止された分、英語の記述・表現力が、以前にも増して合否を左右する科目になっていると捉えておくべきでしょう。
数学(A方式)の出題傾向
A方式の数学は、大問6題構成で、大問1〜3がマーク式、大問4〜6が記述式となっているとされます。マーク式部分で一定の得点に達しないと記述式が採点されない、いわゆる足切りがあるとされているため、マーク式部分の取りこぼしを防ぐことが第一関門になります。頻出分野は微分積分・ベクトル・指数対数・確率・数列で、三角比・三角関数の出題は比較的少ないとされています。証明問題よりも、計算処理能力と論理的思考力を問う問題が中心という傾向が指摘されており、記述式問題では最後まで解ききれなくても、解法の方針を書いておくことで部分点が期待できるとされています。配点が150点から200点に拡大されたことで、数学1科目にかけられる対策時間と得点の重要性がこれまで以上に高まっている点を意識しておく必要があります。
世界史(B方式)の出題傾向
B方式で選択できる世界史は、1500年以降を中心とした出題が多いとされています。記述式・論述式の比重が高く、60〜100字程度の短めの論述が毎年出題される傾向があり、単純な一問一答形式の知識問題だけでは対応しきれません。史料や地図を読み取る問題、年代整序、空欄補充など、出題形式は多岐にわたります。理由の説明やグラフなどの資料の読み取りを求める設問が多いことも特徴の1つで、暗記した年号や人名を並べるだけでなく、出来事の背景や因果関係を自分の言葉で説明できるかどうかが問われます。
日本史(B方式)の出題傾向
B方式で選択できる日本史は、1600年以降、特に近現代を中心とした出題が多いとされています。例年複数の大問で構成され、出題形式は多彩ですが、必要とされる知識のレベルは教科書レベルで十分とされています。世界史と同様に記述・論述の比重があり、近現代史を中心に、出来事の背景や影響を自分の言葉で説明する練習が対策の中心になります。世界史・日本史のどちらを選ぶかは、得意分野や学校での履修状況にあわせて判断すればよく、経済学部だからどちらが有利ということはありません。学校の授業で世界史・日本史のどちらを先に、どこまで深く学んでいるかも、選択の判断材料になります。すでに学校の定期テストで安定して高得点を取れている科目があれば、その科目を軸に据えたほうが、ゼロから知識を積み上げるよりも対策の効率がよい場合が多いでしょう。
出題傾向を確認するときの注意点
2027年度入試は制度変更後まだ実施年数が浅いため、「毎年決まった型で出題される」と決めつけて対策を進めるのは避けたほうがよいでしょう。専門科目(数学・地歴)の配点拡大・試験時間の延長にともない、大問の構成や難易度が変わる可能性も考えられます。予備校の分析記事や模試も参考になりますが、複数の情報源を比較しながら、特定の予想だけに偏らないようにすることが大切です。最終的には、暗記量だけに頼らない読解力・記述力・処理速度そのものを底上げする対策に時間を使うことが、遠回りに見えて最も確実な近道になります。
小論文廃止と出題形式の関係をどう考えるか
小論文が廃止された背景には、経済学部が「小論文で測ろうとしてきた能力は他の科目でも測れる」と判断したという説明があります。英語の自由英作文、地歴の論述問題は、この「他の科目で測る」対象の中心になっていると考えられます。数学のみを課すA方式であっても、記述式問題では解法の方針を論理立てて説明する力が求められるため、マーク式・選択式の対策だけでは、専門科目全体の得点力を十分に伸ばしきれない点に注意が必要です。小論文がなくなったからといって、文章を組み立てて説明する力そのものへの対策を軽視してよいわけではないという理解が重要です。
配点200点の数学・地歴、記述式の対策を個別に見ます
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここでは4つの科目それぞれの対策の方針を整理します。専門科目(数学または地歴)の配点が200点に拡大された分、英語と専門科目のどちらも手を抜けない対策が必要になります。
英語の対策
まず単語・文法という基礎を固めたうえで、2,500語程度の長文を制限時間内に読み切る速読力を養うことが土台になります。空所補充形式の設問に慣れておくことが、経済学部の英語では特に重要です。単純な内容一致問題を想定した対策だけでは、文脈把握を問う空所補充形式に対応しきれないことがあります。自由英作文は、読解問題の内容を要約したうえで自分の意見を論理的に述べる練習を、添削を受けながら重ねていくことが対策の中心になります。経済・社会に関するニュースや評論文を日頃から読んでおくと、出題テーマへの土地勘を養うことにもつながります。
数学(A方式)の対策
まずはマーク式部分で確実に得点できるよう、微分積分・ベクトル・指数対数・確率・数列といった頻出分野の基本パターンを固めることが第一歩です。マーク式で足切りにかからない得点を安定して確保したうえで、記述式の対策に時間を割くという優先順位を意識しておきましょう。記述式問題では、最後まで解けなくても、途中の解法の方針を書き残す習慣をつけておくと、部分点を積み上げやすくなります。三角比・三角関数の比重は相対的に低いとされているため、頻出分野を優先しながら、時間対効果を意識した学習配分を心がけるとよいでしょう。
世界史・日本史(B方式)の対策
世界史・日本史のいずれを選ぶ場合も、まず教科書レベルの基礎知識を通史で一通り固めることが土台になります。60〜100字程度の論述に慣れるため、出来事の背景・因果関係を自分の言葉で要約する練習を、早い段階から積み重ねておくことが重要です。史料や地図、グラフといった資料を読み取る設問にも対応できるよう、教科書だけでなく資料集にも目を通しておくとよいでしょう。論述の答案は自己採点が難しいため、第三者に見てもらいながら表現・論理構成を磨いていく進め方が効果的です。世界史は1500年以降、日本史は1600年以降の近現代分野を優先的に仕上げておくと、出題傾向にあわせた効率的な対策になります。
専門科目(数学・地歴)と英語、どちらを優先するか
外国語200点・専門科目200点というちょうど半分ずつの配点を踏まえると、どちらか一方だけに偏った対策は避けたいところです。英語は「取りこぼしを減らす」対策、専門科目は「差をつける」対策という役割の違いを意識すると、限られた時間の配分を考えやすくなります。模試の結果を見て、英語の得点が伸び悩んでいる時期は英語の比重を高め、英語が安定してきたら専門科目の記述・論述対策に時間を移していく、という柔軟な配分の見直しも大切です。小論文がなくなった分、以前よりも英語・専門科目それぞれに使える時間は増えているため、この余裕をどちらか一方に偏らせず、バランスよく配分することを意識しましょう。
英語・専門科目、伸びやすい順番はあるか
一般的に、英語は基礎固めの成果が模試の得点に反映されるまで一定の時間がかかる一方、数学や地歴の記述・論述は、添削を重ねることで比較的短期間でも答案の質が変わりやすい科目だとされています。ただしこれはあくまで一般的な傾向であり、受験生一人ひとりの得意不得意によって伸び方は異なります。模試や過去問演習の結果を定期的に振り返り、自分の場合はどの科目がどのタイミングで伸びているかを把握しておくと、残り期間の配分をより精度高く調整できるようになります。
過去問演習をいつから始めるか
過去問演習は、基礎が一通り仕上がった段階で始めるのが基本ですが、英語・専門科目とも、高3の秋(9〜11月)頃から本格的な過去問演習に着手できるよう、それまでに基礎を固めておくことが逆算の目安になります。2027年度入試は制度変更後の年度が浅いため、過去問の蓄積という点では変更前の年度の問題も参考にしつつ、配点・試験時間が変わった専門科目については、新しい形式に合わせた時間配分の感覚を演習の中でつかんでいく必要があります。過去問を解いたあとは、正誤の確認だけで終わらせず、どの分野・どの設問形式で失点したかを記録し、次の演習に反映させる習慣をつけておくと、限られた過去問演習の回数を最大限活かすことができます。
模試の結果をどう対策に反映するか
模試の結果は科目別の得点率で客観的に把握できますが、記述式・論述式の答案は、単純な正答率だけでは実力を測りきれないため、どの設問形式・どのテーマで失点しているかを分析し、次の対策に反映させることが重要です。特に数学の記述式部分、地歴の論述部分は、答案の書き方そのものに癖が出やすいため、模試や過去問演習のたびに答案を見直す習慣をつけておくとよいでしょう。
A方式・B方式どちらを選ぶべきか、無料で一緒に整理します
数学と地歴、得意不得意や現在の学力から、どちらの方式が届きやすいかを具体的にお伝えします。
オンライン専門・全国対応/入会金20,000円・1時間6,000円〜(税込)/教材販売や管理費はありません
学習スケジュールの立て方|学年別の逆算計画
慶應義塾大学経済学部は、英語と専門科目(数学または地歴)という2教科にそれぞれ200点分の配点があり、どちらも手を抜けない入試です。学年ごとに何を優先すべきか、逆算の考え方を整理します。
高1のうちにやっておきたいこと
高1のうちは、英語と数学(またはA方式・B方式を見据えた地歴)の基礎を固めることが最優先です。この時期にA方式かB方式かを完全に決めきる必要はありませんが、数学に強い苦手意識がある場合は、早めに基礎を固めておくと高2以降の選択肢が広がります。英語は単語・文法の基礎を確実に積み上げ、長文に慣れる習慣をつけておくとよいでしょう。英語・数学のどちらか一方でも極端に苦手なまま高2に進級してしまうと、その後の巻き返しに多くの時間が必要になります。
高2で固めておきたい基礎とA方式・B方式の選択
高2は、英語の基礎を仕上げつつ、A方式(数学)・B方式(地歴)のどちらで受験するかを固めていく時期です。数学の学習進度や模試の得点状況、地歴の学習の進み具合を踏まえ、高2の終わりまでには方向性を決めておくと、高3での対策の的が絞りやすくなります。英語は、高2の終わりまでに2,500語程度の長文を一定のスピードで読める状態に仕上げておくと、高3で専門科目対策に充てられる時間を確保しやすくなります。
部活動・学校行事との両立
高1・高2の間は部活動や学校行事に力を入れている生徒も多く、対策時間を十分に確保できない時期があるのは自然なことです。部活動を引退するまでは基礎固めを最優先にし、引退後にまとまった時間を専門科目対策や演習量の確保に振り向けるという段階的な計画のほうが、無理なく継続しやすい傾向があります。忙しい時期を見越して、あらかじめ学習内容の優先順位を決めておくと、行事や部活動の合間でも最低限の基礎固めを止めずに済みます。
高3・逆算のスケジュール
高3の春(4〜6月)は、英語・専門科目の基礎固めの総仕上げに充てます。夏(7〜8月)は、専門科目(数学の記述式または地歴の論述)の対策比重を高め始める時期です。秋(9〜11月)は、英語の長文演習と専門科目の過去問演習を並行させながら、答案の完成度を高めていきます。下表は、時期ごとに何を優先すべきかの目安をまとめたものです。
| 時期 | 優先する対策 |
|---|---|
| 高3・春(4〜6月) | 英語・専門科目(数学または地歴)の基礎の総仕上げ |
| 高3・夏(7〜8月) | 専門科目の記述・論述対策の比重を引き上げ、添削サイクルを開始 |
| 高3・秋(9〜11月) | 英語長文演習と専門科目の過去問演習を並行 |
| 高3・直前期(12月〜) | 英語・専門科目それぞれの得点力の最終調整 |
直前期は特定の科目に偏らず、英語・専門科目それぞれの得点力を最終調整することが優先です。過去問演習を通じて、試験時間内に大問をどの順番で解くか、時間配分の感覚をつかんでおくことも重要な準備の1つです。
浪人生・再挑戦のケースで意識したいこと
現役時に不合格だった場合、浪人して再挑戦するという選択肢もあります。学習時間は確保しやすい一方、記述・論述対策を独りよがりに続けてしまうリスクもあります。前年の答案や模試の結果を振り返り、何が届かなかったのかを言語化したうえで、新しい年度の対策計画に反映させることが重要です。可能であれば、記述式・論述式の答案を定期的に第三者に見てもらう環境を、年間を通じて確保しておくことをおすすめします。2027年度からの制度変更にともない、前年までの小論文対策の経験がそのまま活かせるわけではない点にも注意が必要です。
模試をどう位置づけるか
模試は、英語・数学(または地歴)の実力を客観的に把握するための重要な手段です。慶應義塾大学経済学部そのものを対象にした模試は限られるため、大学別の模試がある場合はそれを軸にしつつ、記述式・論述式の答案は添削付きの模試や講座を活用して、答案の質を客観的に評価してもらう機会を意識的に作るとよいでしょう。模試の判定(偏差値・合格可能性)だけに一喜一憂せず、どの科目のどの分野で失点しているかという内訳を毎回記録し、次の学習計画に反映させることが、模試を対策に活かすうえで重要な視点です。
週単位でのペース配分の考え方
学年が上がるにつれて、1週間の中で英語対策と専門科目対策にどれだけ時間を割り振るかを、意識的に設計しておくことが重要です。高1・高2は英語・数学(または地歴)の基礎固めを中心に据え、高3の夏以降は専門科目の記述・論述対策の比重を段階的に増やしていくというイメージを持っておくと、直前期に慌てずに済みます。学校行事や模試のスケジュールも踏まえながら、月単位で計画を見直す習慣をつけておくとよいでしょう。
2027年度からの新方式にどう対応すべきか、個別に相談できます
小論文廃止・2教科400点満点という制度変更を踏まえた、今からの学習計画を一緒に組み立てます。
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独学で目指す場合の壁と対処法
慶應義塾大学経済学部を独学で目指すこと自体は不可能ではありませんが、特有の壁がいくつかあります。ここでは主な壁と、その対処法の考え方を整理します。
記述式・論述式の答案は自己採点が難しい
A方式の数学の記述式部分、B方式の地歴の論述部分は、正解が1つに定まる問題以上に、答案の書き方・論理構成そのものが得点に影響する試験です。市販の参考書・過去問集で解答例を確認することはできますが、自分の答案がどこまで部分点を取れているのかを、自己採点だけで正確に判断するのは簡単ではありません。第三者からのフィードバックを受けられる環境があるかどうかが、対策の質を大きく左右します。特に数学の記述式問題は、答えの数値だけが合っていても、途中の解法や説明が不十分だと部分点を落とす可能性があり、「答えが合っているかどうか」ではなく「採点者に伝わる書き方になっているかどうか」という視点で答案を見直すことが、独学では特に不足しがちな観点です。
2027年度からの制度変更で参考にできる情報が少ない
2027年度入試は、小論文廃止・専門科目の配点拡大という制度変更後まだ実施年数が浅い試験です。過去の合格体験記や対策情報の多くは、小論文がまだ課されていた時期のものである点に注意が必要です。独学の場合、こうした情報の新旧を自分で見極めながら対策を組み立てる必要があり、古い情報のまま小論文対策に時間を割いてしまうといった、制度変更ならではの落とし穴にも気をつけなければなりません。
通学時間をかけずに専門科目対策を進めるという選択肢
地方在住で近くに慶應義塾大学経済学部の対策に強い塾・予備校が見つからない場合や、部活動・学校行事で忙しく通学時間を確保しづらい場合には、オンライン指導で記述式・論述式の添削だけをプロ講師に依頼するという選択肢もあります。対面指導にこだわらず、通学時間をかけずに苦手科目・対策の難しい科目だけをピンポイントで補える環境を整えておくと、限られた時間を科目対策そのものに使いやすくなります。特に高3の秋以降、過去問演習と並行して専門科目の記述・論述の精度を上げていく時期は、通学の移動時間そのものが対策時間を圧迫する要因になりやすいため、早い段階からオンラインでの指導体制を検討しておく価値があります。
独学と併用を組み合わせる考え方
すべてを独学でこなす必要はなく、得意科目は自主学習で伸ばしつつ、対策の難しい記述式・論述式の添削だけをプロ講師に絞って依頼するという組み合わせ方もあります。特に答案添削は、量をこなすこと以上に「誰に見てもらうか」が対策の質を左右するため、独学中心で進める場合でも、添削だけはプロに依頼するという部分的な併用を検討する価値があります。指導形態ごとの費用感は、大学受験の塾・予備校でも幅広く、大学受験の塾費用はいくらかかる?相場と抑え方で目安を整理しています。早稲田大学政治経済学部など、慶應義塾大学経済学部と同じ早慶上智tierの学部を併願する場合の対策の考え方は早稲田大学政治経済学部の入試傾向と対策でも紹介しています。「独学かプロに頼るか」の二択ではなく、対策が難しい部分だけをピンポイントで補うという発想を持つと、限られた時間を効率よく配分しやすくなります。大学受験コース全体のサービス内容は大学受験コースのページで紹介しています。
独学でモチベーションを保つ工夫
独学は、成果が見えにくい期間が長く続くとモチベーションを維持しづらいという壁もあります。特に記述式・論述式の対策は、マーク式問題の正答率のように分かりやすい数字で伸びを実感しにくいため、「今日できるようになったこと」を短くメモに残すなど、小さな進歩を可視化する工夫が継続の支えになります。模試の結果だけで一喜一憂せず、答案の質が少しずつ変化しているかどうかを、自分自身あるいは指導者と一緒に定点観測していく姿勢が、長期戦になりやすい記述・論述対策では特に重要です。
入試制度の変更情報をどう追いかけるか
経済学部は、2027年度入試での小論文廃止のように、大きな制度変更を行うことがある学部です。独学の場合、こうした変更情報を自分で継続的にチェックし続ける必要があります。学部公式サイトの発表を定期的に確認する習慣がないまま古い情報で対策を進めてしまうと、直前になって対策のやり直しを迫られるリスクもゼロではありません。志望校を固めた段階で、慶應義塾大学の入試情報ページをブックマークしておき、定期的に最新情報がないか確認する習慣をつけておくことをおすすめします。
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よくある質問(FAQ)|慶應義塾大学経済学部の入試
2027年度から小論文が本当になくなるのですか?
はい。慶應義塾大学経済学部は2024年12月6日、2027年度入試(2027年2月実施)から一般選抜の小論文を廃止すると公表しました。A方式・B方式ともに外国語(英語)200点+専門科目200点=合計400点満点の2教科体制に変わります。廃止の理由について経済学部は、小論文で測ろうとしてきた能力は他の科目でも測れると判断したためと説明しています。
A方式とB方式はどちらが難しいですか?
科目の性質が異なるため、単純にどちらが難しいと比較することはできません。数学が得意ならA方式、資料を読み解き論述でまとめる作業が得意ならB方式が向いているとされることが多いですが、最終的には自分の得意分野や模試の得点状況をもとに判断するのがよいでしょう。募集人員はA方式400名・B方式200名で、A方式のほうが多く設定されています。
専門科目の配点が上がったのはなぜですか?
小論文70点分が廃止され、その分が専門科目(数学または地歴)の配点に上乗せされたためです。専門科目の配点は150点から200点に拡大され、試験時間も延長される(数学は100分)ことが公表されています。専門科目1科目あたりの重要性が、以前よりも高まったと理解しておくとよいでしょう。
数学が苦手でもB方式なら小論文なしで受験できますか?
B方式は数学を課さず、外国語(英語)200点+地理歴史(世界史または日本史)200点の合計400点で合否が判定される方式です。2027年度以降は小論文自体がA方式・B方式ともに廃止されているため、B方式を選べば数学の対策に多くの時間を割く必要はなくなります。ただし地歴の配点も200点に拡大されており、論述式の対策には相応の時間が必要になる点に注意してください。
世界史と日本史はどちらを選ぶべきですか?
一般選抜(B方式)の入試科目・配点はどちらを選んでも共通で、科目による有利・不利の決まりはありません。得意分野や学校での履修状況にあわせて選べばよく、世界史は1500年以降、日本史は1600年以降の近現代分野を中心とした出題が多いとされています。どちらも記述・論述の比重があるため、暗記だけでなく説明する練習を重視して対策してください。
浪人した場合、前年の小論文対策は無駄になりますか?
小論文自体はなくなりますが、小論文対策で培った、文章を読み解き自分の考えを論理的にまとめる力そのものは、英語の記述問題や地歴の論述問題にも活かせると考えられます。ただし対策の配分は見直す必要があり、専門科目(数学または地歴)・英語により多くの時間を振り向け直す計画を立て直すことをおすすめします。
試験会場はどこになりますか?
2027年度一般選抜の試験会場は、A方式が東京・神奈川、B方式が神奈川のみに設定されています。A方式を受験する場合は東京会場を選べますが、B方式は神奈川会場のみとなる点に注意してください。試験会場は年度により変更される可能性があるため、出願する年度の最新の募集要項で必ず確認してください。遠方から受験する場合は、前泊の要否や当日の移動時間もあわせて早めに確認しておくと、直前期に慌てずに済みます。
偏差値はどのくらいが目安ですか?
予備校によって算出方法が異なり、河合塾(2027年度入試予想、2026年5月時点)では67.5程度、東進(2026年度入試対応)では71程度という目安が示されています。1つの予備校の数字だけを基準にせず、複数の模試の結果を継続的に確認しながら現在地を把握することをおすすめします。偏差値はあくまで母集団や算出方法によって変動する相対的な指標であり、絶えず変わりうる数字です。日々の学習の目安としては参考にしつつ、最終的には英語・専門科目それぞれの得点力そのものを重視して、対策の進み具合を判断することをおすすめします。最新の数値は各予備校の公式サイトで確認してください。
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まとめ|慶應義塾大学経済学部合格への次の一歩
慶應義塾大学経済学部の一般選抜は、2027年度入試(2027年2月実施)から小論文が廃止され、A方式(英語+数学)・B方式(英語+地歴)ともに外国語200点+専門科目200点=合計400点満点というシンプルな2教科体制に変わります。専門科目の配点が150点から200点に拡大された分、英語と専門科目のどちらも手を抜けない入試になったことを、学習計画を立てる段階から意識しておいてください。
A方式かB方式かという方式選択と、記述式・論述式の答案の完成度、この2つを早い段階から意識して対策を積み重ねることが合格への近道になります。本記事の情報は執筆時点(2026年9月)のものです。最新情報は必ず慶應義塾大学経済学部の公式サイト・最新の入学試験要項でご確認ください。
英語と専門科目という、性質の異なる2種類の対策を、限られた時間の中でどちらも高い水準に仕上げるのは、決して簡単なことではありません。「何を」「いつまでに」「どの順番で」仕上げるかという設計図があるかどうかで、限られた時間の使い方は大きく変わります。学年や現在の得点状況によって最適な配分は変わるため、一人で抱え込まず、早い段階で現状を整理しておくことをおすすめします。特に2027年度からの制度変更に対応した対策情報はまだ少なく、古い情報のまま計画を立ててしまわないよう、最新の一次情報にもとづいて学習計画を組み立て直すことが、これから慶應義塾大学経済学部を目指す受験生にとって重要な出発点になります。
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