2026/09/03 大学受験

法政大学経済学部の入試傾向と対策|A方式・T日程の配点と科目別対策を徹底解説

「法政大学経済学部を志望しているけれど、A方式・T日程・英語外部試験利用入試のうちどれを軸にすればいいのか分からない」——GMARCHの中でも入試方式の選択肢が多い学部を志望する受験生・保護者から、こうした相談をよく受けます。結論から言うと、法政大学経済学部の一般選抜は5つの方式に分かれ、満点も250点・350点・850点と方式ごとにまったく異なります。どの方式を「本命」に据えるかによって、対策すべき科目の優先順位が大きく変わる入試だといえます。

さらに経済学部には経済学科・国際経済学科・現代ビジネス学科の3学科があり、A方式(個別日程)はⅠ日程とⅡ日程で実施学科が分かれています。この記事では、法政大学入試情報サイトが公表している公式データをもとに、5方式の科目構成と配点、選択科目別の受験者データ、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。

先にお断りしておくと、2027年度(2027年4月入学)入試の入試要項は、執筆時点(2026年9月)では法政大学入試情報サイトで11月上旬に公表予定とされており、まだ確定していません。本記事で紹介する配点構成・募集人員・倍率・合格最低点などの数字は、直近で実施された2026年度入試の公式結果データ、および2026年度以降も継続するとされている科目・配点の公式資料にもとづくものです。入試制度は年度によって変更されることがあるため、出願にあたっては必ず法政大学入試情報サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。

A方式・T日程、どちらを軸にすべきか一緒に整理します

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【結論】法政大学経済学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント

まず全体像を数字で押さえます。法政大学経済学部の一般選抜には、A方式(個別日程)・T日程(統一日程)・英語外部試験利用入試・大学入学共通テスト利用B方式・同C方式の5つの方式があります。2026年度入試(2026年1〜3月実施)の公式結果データは次の通りです。

方式・日程満点倍率合格最低点(得点率)
T日程250点5.8〜6.4倍152.2〜161.7点(60.8〜64.6%)
英語外部試験利用入試100点6.6倍70.0点(70.0%)
A方式(Ⅰ日程・Ⅱ日程)350点4.7〜5.7倍224.6〜238.0点(64.1〜68.0%)
共通テスト利用B方式350点5.0〜5.2倍273.4〜278.9点(78.1〜79.6%)
共通テスト利用C方式850点2.0〜2.3倍612.6〜639.2点(72.0〜75.2%)

出典: 法政大学入試情報サイト「一般選抜データ」2026年度一般選抜結果(経済学部)。同じ経済学部でも、方式によって倍率は2倍前後から6倍台まで大きく異なります。共通テスト利用C方式は倍率が低く見えますが得点率は72〜75%と高く、逆にA方式・T日程は倍率が高い分、得点率は60%台〜60%台後半で合格できる構造になっています。この違いを理解しないまま「とりあえず全方式に出願しよう」と考えてしまうと、対策すべき科目の優先順位がぼやけてしまいます。

5つの入試方式、何が違うのか

A方式(個別日程)は法政大学独自の試験問題で選抜する方式で、募集人員が最も多く、経済学部志望者の「本命」になりやすい方式です。T日程(統一日程)は全学部で同一日に実施される共通問題型の方式で、A方式より科目数が少なく、募集人員もやや絞られます。英語外部試験利用入試は国際経済学科のみで実施され、英検やTEAPなど外部検定試験の基準を満たすことが出願資格になる方式です。共通テスト利用B方式・C方式は、大学入学共通テストの得点を利用する方式で、C方式は6教科7科目型と科目数が多く、幅広い基礎学力が問われます。5方式の中からどれを主軸にするかで、高3の学習計画そのものが変わってきます。この記事の後半、「学習スケジュールの立て方」でも詳しく取り上げます。

A方式はⅠ日程とⅡ日程で実施学科が分かれる

経済学部のA方式には、Ⅰ日程とⅡ日程という2つの試験日があります。2026年度入試では、Ⅰ日程で国際経済学科・現代ビジネス学科、Ⅱ日程で経済学科が実施されました。志望する学科によって、A方式で受験できる日程があらかじめ決まっている点は見落とされがちな基本ルールです。「経済学科と国際経済学科の両方をA方式で併願したい」と考えても、同一学部内では日程が学科ごとに固定されているため、A方式同士での併願はできません。志望学科を決める段階で、この試験日の違いを必ず確認しておく必要があります。

得点率の違いが示すもの

結論の表をあらためて見ると、T日程・A方式の合格最低点の得点率は60%台前半〜後半である一方、共通テスト利用B方式は78〜80%、C方式は72〜75%と、方式によって求められる得点率に大きな差があります。共通テスト利用方式は倍率こそ低めですが、要求される得点率はかなり高いため、「倍率が低いから狙い目」と単純に判断するのは危険です。逆にA方式・T日程は倍率が高い分、6割前後の得点でも合格ラインに届く設計になっており、満点を狙う必要はなく、取れる問題を確実に積み上げる姿勢が有効だといえます。方式ごとのこの得点率の違いを理解しておくことが、模試の判定を見るときの解釈にも役立ちます。

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法政大学経済学部とは|3学科の特徴と求められる力

法政大学経済学部は、「グローバル化する経済のダイナミクスに対応できる、21世紀の経済人を育む」ことを教育目標に掲げる学部です。経済学科・国際経済学科・現代ビジネス学科という3つの学科から構成されており、どの学科も経済学を土台にしながら、それぞれ異なる角度から経済・ビジネスを学ぶカリキュラムが組まれています。GMARCHの中でも学科数の多い経済学部の一つであり、志望学科選びが受験方式の選択にも直結する点が特徴です。

経済学科・国際経済学科・現代ビジネス学科の違い

経済学科は、経済と生活・経済と企業との関わりという観点から、ミクロ・マクロ経済学、国際経済、環境経済、金融・財政、会計、マーケティング、ファイナンスなどを組み合わせたバランスのよいカリキュラムを特徴とする学科です。経済学の基本を幅広く押さえたい受験生に向いている学科だといえます。国際経済学科は、絶えず変動し続ける世界経済を分析するために、共通言語である英語力と経済学をグローバルな視座から捉える知識の習得を重視し、国際社会に貢献できる人材育成を掲げています。現代ビジネス学科は、多様化する現代の企業活動や産業構造を経済学の視点から分析する学科で、国際経済や労働経済、環境経済といった経済学の理論に企業経営・経営分析・会計制度などの科目をリンクさせ、新時代のビジネス創造に向けた即戦力人材の育成を目指しています。3学科とも入学後の学科変更は原則として想定されていないため、どの学科のカリキュラムが自分の関心に近いかを、出願前に学部公式サイトで具体的に確認しておくことをおすすめします。

アドミッション・ポリシーが求める力

法政大学経済学部のアドミッション・ポリシーでは、求める人材像として「知識・理解、技能」「思考力・判断力・表現力」「関心・意欲・態度」の3つのカテゴリーが掲げられています。具体的には、高等学校の主要教科について教科書レベルの知識を持ち、日本語で自身の考えをわかりやすく文章表現できること、課題解決のために知識・技能を多面的・総合的に活用しその考察をまとめられること、そして現状を経済という観点から考えることに関心をもち、知的好奇心と向上心を備えていることが求められています。一般選抜では、このうち主に「知識・理解、技能」と「思考力・判断力・表現力」の2つが評価されるとされており、志望理由書や面接よりも、筆記試験そのものの完成度が合否を左右する入試だと理解しておくとよいでしょう。

キャンパスは多摩、2030年をめどに市ケ谷へ移転予定

経済学部は現在、東京都町田市の多摩キャンパスに置かれています。法政大学は2024年3月の理事会で、2030年をめどに経済学部を多摩キャンパスから市ケ谷キャンパスへ移転させる方針を決定したと公表しています。これは創立150周年を見据えた長期ビジョン「HOSEI2030」の一環で、市ケ谷キャンパスへの集約が進められる計画です。ただし、都心部の大学収容定員規制の動向によって対応が変わる可能性がある旨も大学側は留保しています。在学中にキャンパスが移転する可能性があるという点は、通学時間や下宿先を検討するうえで知っておいて損はない情報です。入学年度によって実際にどちらのキャンパスで学ぶことになるかは変わってくるため、出願前に最新の公式情報を確認しておくことをおすすめします。

英語教育とスタディ・アブロード(SA)プログラム

経済学部には、学部独自の留学制度として「スタディ・アブロード(SA)プログラム」が用意されています。2年次春学期に約4か月間、アメリカ・カナダ・イギリスのいずれかの提携大学に留学する選択制のプログラムで、募集人数は60〜100名程度とされています。全員ホームステイでの滞在となり、事前指導・現地留学・事後指導の3部構成で進み、現地では英語の集中学習と文化・社会等に関する講義を履修します。修得した単位は、経済学部の英語科目または「スタディ・アブロード」科目として16単位まで認定される仕組みです。入学後にこうした留学制度を活用したいと考えている受験生にとっては、入試段階での英語力の積み上げが、そのまま入学後の学びにもつながります。志望理由書や面接を準備する段階になったら、SAプログラムのような学部独自の仕組みのうち、自分の関心と結びつくものを具体的に調べておくと、単なる「憧れ」ではなく「なぜこの学部でなければならないか」を自分の言葉で語れるようになります。

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一般選抜の入試方式と科目構成|A方式・T日程・英語外部試験利用・共通テスト利用の配点

ここからは、法政大学経済学部の一般選抜5方式それぞれの科目構成と配点を詳しく見ていきます。同じ「経済学部」でも方式によって科目数・配点比率がまったく異なるため、志望方式に応じた対策が欠かせません。

A方式(個別日程)の科目と配点

A方式(個別日程)は法政大学独自の試験問題による選抜で、経済学部では350点満点です。内訳は、国語100点、外国語(英語)150点、地理歴史・公民・数学のいずれか1科目選択100点という3教科構成とされています。配点比率で見ると外国語(英語)が全体の約43%を占め、最も比重が大きい科目です。選択科目には地理歴史・公民(世界史・日本史・地理・政治経済)と数学が並んでおり、文系科目と理系科目のどちらでも受験できる構成になっている点は、他のGMARCH各大学と比較しても選びやすい設計だといえます。

T日程(統一日程)の科目と配点

T日程(統一日程)は、全学部で同一日程・共通問題により実施される方式で、経済学部では250点満点です。内訳は、外国語(英語)150点、国語または数学のいずれか1科目選択100点の2教科構成とされています。A方式より1教科少ないぶん、外国語(英語)の配点比率がさらに高く、全体の60%を占めます。国語か数学かの選択科目は、後述する選択科目別の受験者データを見ると、実際には多くの受験生が国語を選んでいる傾向がうかがえます。

英語外部試験利用入試の仕組み

英語外部試験利用入試は、経済学部では国際経済学科のみで実施される方式です。試験科目としては国語または数学のいずれか1科目選択100点のみで、これに加えて英検・TEAP・TOEFL iBTなど外部の英語検定試験で大学が定める基準スコアを満たしていることが出願資格として求められます。外部試験のスコアそのものは合否判定の得点には算入されず、あくまで出願資格の判定に使われる仕組みである点に注意してください。英語力にすでに自信があり、国語または数学のどちらかを得点源にできる受験生にとっては、実質的に1科目の勝負に持ち込める方式です。

方式満点科目構成
A方式(Ⅰ・Ⅱ日程)350点国語100+外国語(英語)150+地歴公民・数学から1科目選択100
T日程250点外国語(英語)150+国語または数学から1科目選択100
英語外部試験利用入試100点国語または数学から1科目選択100(+英語外部検定が出願資格)

上記の科目構成は、大学受験パスナビ(旺文社)および河合塾Kei-Netの入試情報ページで一致して報告されている内容であり、法政大学入試情報サイトが公表する各方式の満点(A方式350点・T日程250点・英語外部試験利用入試100点)とも整合しています。大学非公式の受験情報サイトの情報であるため、出願にあたっては必ず最新の入学試験要項で最終確認してください

共通テスト利用B方式・C方式の科目と配点

大学入学共通テスト利用B方式(3教科型)は、経済学部(経済学科・国際経済学科・現代ビジネス学科)いずれも350点満点です。内訳は、国語(近代以降の文章と古文)が必須100点、地理歴史・公民・数学・情報のいずれか1科目選択(高得点の1科目を合否判定に使用、地理歴史・公民は第1解答科目を使用)が100点、外国語(英語・独語・仏語・中国語・韓国語から1科目選択)が150点です。英語を選択する場合、共通テストのリーディング100点を75点・リスニング100点を75点に換算した合計150点が使われます。共通テスト利用C方式(6教科7科目型)は850点満点で、B方式より受験科目数が大幅に増え、幅広い基礎学力が問われる方式です。

方式満点科目構成
共通テスト利用B方式(3教科型)350点国語100(必須)+地歴公民・数学・情報から1科目選択100+外国語150
共通テスト利用C方式(6教科7科目型)850点6教科7科目(ほぼ全教科が必須)

B方式の科目・配点は法政大学入試情報サイトが公表する公式資料(2026年度以降の別表)にもとづく確定情報です。選択科目のうち高得点の1科目が自動的に合否判定へ使われる仕組みのため、地理歴史・公民と数学の両方を共通テストで受験しておき、得意な方を採用してもらうという戦略も可能です。ただし地理歴史・公民は第1解答科目が使われるため、2科目受験した場合にどちらが「第1解答科目」として扱われるかは、共通テストの出願段階での科目選択順にも関わってきます。詳細は必ず最新の入学試験要項で確認してください。

2026年度の学科別募集人員・倍率

方式ごとの配点に加えて、学科ごとの募集人員と倍率も志望校選びの重要な判断材料になります。2026年度入試の公式結果データを学科別に整理すると、次のようになります。

学科方式・日程募集人員倍率
経済学科T日程33名5.8倍
経済学科A方式Ⅱ日程221名5.7倍
国際経済学科T日程25名5.9倍
国際経済学科A方式Ⅰ日程119名4.7倍
現代ビジネス学科T日程14名6.4倍
現代ビジネス学科A方式Ⅰ日程58名5.7倍

出典: 法政大学入試情報サイト「一般選抜データ」2026年度一般選抜結果(経済学部)。A方式の募集人員は経済学科(Ⅱ日程)221名が突出して多く、国際経済学科・現代ビジネス学科(Ⅰ日程)より広き門である一方、倍率は学科によって4.7倍〜6.4倍まで幅があります。募集人員の多さと倍率の低さは必ずしも一致しないため、志望学科を「入りやすさ」だけで選ぶのではなく、まずカリキュラムへの関心を優先し、そのうえで方式・日程ごとの実績を確認するという順番を意識するとよいでしょう。

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科目別の出題傾向|国語・英語・地歴公民・数学で何が問われるか

ここからは科目別に、法政大学経済学部の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。

国語の出題傾向(A方式・T日程)

A方式・T日程の国語は、現代文(評論文・小説)を中心に、古文が組み合わされた出題が続いているとされ、選択式(マークシート)を基本としつつ、部分的に記述式の設問が含まれる年度もあると指摘されています。評論文では時事的なテーマや社会科学系のテーマが扱われる傾向があるとされ、経済学部らしく社会・経済に関する話題への慣れが求められます。漢字や語彙などの基礎知識問題も一定数含まれるため、読解演習に偏りすぎず、基礎知識の取りこぼしを防ぐことも大切です。

英語の出題傾向

英語は、A方式・T日程ともに配点比率が最も高い科目であり、長文読解を中心とした大問構成で、文法・語彙・読解を総合的に問う設問が続いているとされます。長文の総語数が多く、時間内に処理しきる速読力が合否を左右するという指摘が複数の受験指導サイトで共通しています。会話文形式の設問や、文法・語法の正誤を判断する設問が含まれる年度もあるとされ、単語・熟語・文法の基礎知識を土台にしながら、長文の中でそれらを素早く運用する力が求められます。配点上、英語1科目の出来が総合得点に与える影響が非常に大きいため、対策の優先順位としても最上位に置くべき科目です。

地理歴史・公民の出題傾向(A方式の選択科目)

A方式では、地理歴史・公民(世界史・日本史・地理・政治経済)と数学のいずれかを選択できます。2026年度入試の公式データによれば、経済学部A方式の選択科目のうち、日本史を選ぶ受験生が両日程とも最も多く、次いで数学、世界史という順になっています(日本史37.2%〜35.2%、数学20.2%〜28.5%、世界史21.0%〜25.6%)。地理を選ぶ受験生はⅠ日程2.8%・Ⅱ日程2.4%と少数派です。日本史・世界史はマークシート中心の出題で、教科書レベルから標準的な難易度の問題が中心とされていますが、時代・分野に偏りなく出題される傾向が指摘されており、苦手分野を残さない学習が必要です。政治経済は時事的なテーマと結びついた出題がある年度もあるとされ、経済学部らしく時事問題への関心も問われやすい科目だといえます。

選択科目A方式Ⅰ日程A方式Ⅱ日程
日本史37.2%35.2%
数学20.2%28.5%
世界史25.6%21.0%
政治・経済14.3%13.0%
地理2.8%2.4%

出典: 法政大学入試情報サイト「2026年度 学部別・選択科目別受験者」データ(経済学部、A方式Ⅰ日程計2,053名・Ⅱ日程計3,603名)。高校で履修している科目をそのまま選ぶ受験生が大半である一方、地理は選択者が極端に少ないため、参考書・過去問演習の情報量も他の3科目より少なくなりがちです。地理で受験する場合は、情報不足を補うための対策計画をより早い段階から立てておく必要があります。

数学の出題傾向

数学は、A方式・T日程ともに数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cの範囲から出題されるマークシート形式が中心とされ、経済学部の入試数学としては、微分積分・数列・確率などが頻出単元として指摘されている点が複数の受験指導サイトで共通しています。難易度は教科書〜標準レベルの問題が中心とされ、計算力と典型問題への習熟度が得点を左右します。T日程の選択科目データを見ると、国語を選ぶ受験生が66.9%と数学(33.1%)の倍近くにのぼっており、数学が得意な受験生にとっては、あえて数学を選ぶことで相対的に有利になる可能性があるという見方もできます。ただし選択者数だけで有利・不利を断定することはできないため、あくまで自分の得意科目を基準に選ぶのが基本です。

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科目別の対策の方針

出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。配点比率を踏まえると、A方式・T日程のいずれも外国語(英語)の得点力強化が最優先になります。

国語の対策

現代文は、社会・経済系のテーマを扱った評論文に読み慣れることが土台になります。新聞のコラムや新書レベルの評論文を日常的に読み、要旨を素早くつかむ練習を重ねると、選択式設問での取りこぼしを減らせます。選択式の設問は「本文のどの部分が根拠になっているか」を明確に説明できるレベルまで読解精度を上げることが得点の安定につながります。古文は基礎的な文法・単語知識を高2までに固め、限られた試験時間の中で現代文にじっくり時間を配分できる状態を作っておくのが理想です。

英語の対策

英語は配点比率が最も高い科目であるため、単語・熟語・文法などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文を時間内に読み切る速読力の強化に軸足を移すのが効果的です。長文の総語数が多いとされる傾向を踏まえ、日頃から時間を計って長文を読む練習を積んでおくと、本番でのタイムマネジメントに余裕が生まれます。文法・語法の正誤判断や会話文形式の設問についても、模試や過去問演習を通じて出題パターンに慣れておくことが得点の安定につながります。配点上、英語で高得点を確保できるかどうかが合否に直結するため、他科目より優先的に演習時間を確保する価値があります。

地理歴史・公民の対策

日本史・世界史を選択する場合、時代・分野に偏りなく出題される傾向を踏まえ、通史の理解を高2のうちに一通り終わらせ、高3では問題演習を通じて知識の定着度を確認していくのが基本方針です。教科書レベルから標準的な難易度の問題が中心とされる分、基礎知識の抜け漏れをどれだけ減らせるかが得点を左右します。政治経済を選択する場合は、教科書的な知識に加えて、時事的な話題(経済政策・国際情勢など)にも日頃から触れておくと、出題への対応力が高まります。地理を選択する場合は、選択者数が少なく情報が集まりにくい分、地図・統計資料を使った演習を早めに始めておくことをおすすめします。

数学の対策

数学は、まず教科書レベルから入試標準レベルの問題集で基礎を徹底することが最優先です。頻出とされる微分積分・数列・確率は、標準問題を短時間で正確に解けるレベルまで反復することが、マークシート形式の入試では特に重要になります。計算ミスを減らすための検算の習慣や、典型問題のパターンを素早く見抜く訓練を、高3の早い時期から積み重ねておくと、本番での時間切れを防ぎやすくなります。国語より数学の選択者が少ない現状を踏まえると、数学が得意な受験生は早めに「数学で受ける」と決め、演習量を計画的に積み上げていくとよいでしょう。

私立大学・他大学との併願対策との両立

法政大学経済学部を第一志望としながら、他のGMARCH各大学や国公立大学を併願するご家庭は少なくありません。法政大学のA方式・T日程はいずれもマークシート中心とされる一方、併願先によっては記述式の比重が異なる場合があります。併願校対策に時間を割きすぎて法政大学向けの演習が手薄にならないよう、高3の秋以降は出題形式ごとに演習時間を意図的に配分する工夫が有効です。共通テスト利用方式で併願する大学がある場合は、共通テストの得点をどちらにも活かせるため、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと、併願戦略全体の効率が上がります。法政大学経済学部と併願されやすい他学部の入試傾向は慶應義塾大学経済学部の入試傾向と対策でも取り上げているので、あわせて参考にしてください。

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A方式は学科ごとに試験日程が固定されています。学科選びとあわせて、出願できる方式・日程を整理するお手伝いをします。

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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安

法政大学経済学部の入試は、方式によって満点も科目構成も異なるため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。

高1のうちにやっておきたいこと

高1の間は、受験方式を絞り込む前の土台作りの時期です。英語は配点比率が最も高い科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法の基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の長文演習量を増やす土台になります。国語は、この時期から新聞・評論文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な読解対策に入った際の伸びが早くなります。地歴公民か数学かを迷っている場合も、高1のうちは両方の基礎を大きく崩さない範囲で学習しておくと、高2での選択に幅を持たせられます。

高2のうちにやっておきたいこと

高2は、志望方式(A方式・T日程・共通テスト利用など)の方向性を固めながら、選択科目を決めていく時期です。英語の単語・文法、国語の読解の基礎は、高2の終わりまでに一通り仕上げておきたいところです。地歴公民を選択する場合は、通史の理解を高2のうちに一通り終えられると、高3での演習に多くの時間を割けます。数学を選択する場合は、数学Ⅱ・B・Cの範囲まで含めて、高2のうちに基礎を固めておくことが望ましいです。また、高2の後半からは志望校を意識した模試を受け始め、法政大学の出題形式に近いマークシート形式の問題に触れておくと、高3でのギャップを減らせます。

高3からの逆算スケジュール

高3以降は、志望方式に応じた演習と、共通テスト対策を並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。

時期取り組みの目安
高3春〜夏英語長文・選択科目の演習量を増やし、基礎を固める。国語は評論文の読解練習を継続
高3夏〜秋過去問演習を開始し、時間配分とマークシート形式への慣れを確認していく
高3秋〜共通テスト直前共通テスト利用方式を検討している場合は、共通テスト対策の比重を一時的に高める
共通テスト後〜A方式・T日程共通テストの自己採点をもとに、A方式・T日程に向けた総仕上げに専念

A方式・T日程を主軸にする場合は、共通テスト後の期間をどう使うかが直前期の勝負どころになります。共通テスト利用方式も併願する場合は、共通テストそのものへの準備を秋のうちに前倒ししておく必要があります。

5方式併願をどう組むか

法政大学経済学部は5つの方式があるため、複数方式を組み合わせて併願するご家庭も多くあります。A方式とT日程は満点も科目構成も異なるため、両方に出願する場合は共通する科目(国語・英語)の対策を軸にしつつ、選択科目の対応範囲を広げておくと併願の幅が広がります。共通テスト利用B方式・C方式は出願だけで併願枠を増やせる方式でもあるため、共通テストの結果次第で経済学部合格の可能性を複数ルートで確保できるという意味でも、共通テスト対策を軽視しない計画作りが重要です。

浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント

高卒生(浪人生)が法政大学経済学部を再受験する場合も、基本的な対策の考え方は現役生と変わりません。現役時に受けた模試や過去問演習の記録が残っている場合は、まずそれを見直し、どの方式・どの科目で失点が多かったかを再確認することから始めるとよいでしょう。1年間という限られた期間を有効に使うためには、春の時点で「共通テスト利用方式まで狙うのか、A方式・T日程に絞るのか」といった方針を早めに決め、月単位の到達目標を設定しておくことが重要です。予備校に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶことをおすすめします。

直前期の過去問演習の使い方

過去問演習は、単に「解いて丸つけをする」だけでは効果が半減してしまいます。方式ごとに時間配分・出題形式が異なるため、過去問演習も方式別に分けて記録を残しておくことが直前期の効率を左右します。A方式・T日程それぞれについて、大問ごとにかかった時間と正答率を簡単な表にまとめておくと、どの大問で時間を使いすぎているか、どの分野で失点が多いかが可視化されます。共通テスト利用方式も併願する場合は、共通テスト形式の演習と、A方式・T日程向けの演習とで、求められる解き方の感覚が異なる点にも注意してください。直前期に複数方式の演習を並行して進める場合は、1週間単位で「今週はA方式中心」「来週は共通テスト形式中心」のように演習の軸を明確に切り替えると、混乱を避けやすくなります。

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独学で目指す場合の壁と対処法

法政大学経済学部は、5つの方式それぞれで科目構成・配点比率が異なる入試です。知識のインプットだけなら独学でも十分に進められますが、方式ごとの対策の優先順位を自分だけで判断するのは簡単ではありません。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。

壁1: どの方式を主軸にするか、独学では判断材料が不足しがちである

5つの方式は満点も科目構成も異なり、「自分の得意科目でどの方式が最も有利になるか」を客観的に判断する材料を、独学で十分に集めるのは難しいというのが最初の壁です。特にA方式とT日程はどちらも英語の配点比率が高いものの、選択科目(国語・数学・地歴公民)の組み合わせが異なるため、模試の結果だけでは判断がつきにくい場合があります。方式選びを誤ると、本来得意な科目を活かせないまま受験を終えてしまうリスクもあります。

壁2: A方式は日程・学科ごとに倍率が大きく異なる

A方式は経済学科(Ⅱ日程)・国際経済学科と現代ビジネス学科(Ⅰ日程)で募集人員も倍率も異なり、2026年度実績では倍率が4.7倍〜5.7倍の間で学科によって差があります。志望学科を固めずに漠然と「法政大学経済学部」とだけ考えて対策を進めていると、実際に出願する段階になって初めて倍率の違いに気づき、対策の見直しが必要になるケースもあります。独学の場合、こうした学科ごとの募集要項の細かい違いを見落としたまま何ヶ月も勉強を進めてしまうことも起こりえます。

具体的には、A方式Ⅰ日程(国際経済学科・現代ビジネス学科)とⅡ日程(経済学科)は募集人員も大きく異なり、2026年度実績で経済学科(Ⅱ日程)の募集人員は221名と、国際経済学科(119名)・現代ビジネス学科(58名)よりも多く設定されています。募集人員の違いは倍率にも影響するため、志望学科を早い段階で固め、その学科の実績データを継続的に確認しておくことが独学の落とし穴を避けるコツです。学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に志望学科・志望方式の選び方が妥当かを確認してもらえると、こうした見落としを防ぎやすくなります。

壁3: マークシート形式の得点力は独学だと伸び悩みやすい

A方式・T日程はマークシート形式中心とされていますが、選択肢の中から正解を選ぶ力は、単に知識を暗記するだけでは伸びにくく、演習と振り返りの質が問われます。特に英語の長文読解や国語の評論文では、「なぜその選択肢が正解なのか」を自分の言葉で説明できるレベルまで理解を深めないと、初見の問題への対応力が身につきません。独学だと、間違えた問題の解き直しが「答えを覚える」だけで終わってしまい、同じような出題パターンで再びつまずくケースも少なくありません。過去問演習を始めた後は、正解・不正解だけでなく「なぜその選択肢を選んだか」「本文のどこが根拠か」を記録しておくと、自分の弱点が可視化されます。

壁4: 過去問の入手・演習量の確保に時間がかかる

A方式・T日程・英語外部試験利用入試の過去問は、大学受験の過去問集(いわゆる赤本)などで入手できますが、方式ごとに冊子が分かれている場合があり、必要な方式・年度分をすべて揃えるだけでも手間がかかります。独学の場合、過去問を解く順番や、どの年度から手をつけるべきかの計画も自分で立てる必要があり、気づけば直前期になって演習量が不足していたというケースも起こりえます。志望方式を早めに絞り込み、逆算スケジュールの中に過去問演習の時間をあらかじめ確保しておくことが、こうした遅れを防ぐ基本です。

対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる

こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、方式選びや選択科目の判断、読解問題の解き方の確認など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に相談するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。塾に通わず大学受験対策を進める場合の考え方は塾なしで大学受験に合格する方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。

取り組み方独学で対応しやすい範囲第三者の視点が有効な範囲
方式・学科選び公式データの数字の確認自分の得意科目と方式の相性の判断
英語単語・文法の暗記、長文の多読読解の根拠の確認、時間配分の調整
国語・地歴公民知識の暗記、通史の理解選択式問題の解き方・選択肢の絞り込み方の確認
数学公式の理解、標準問題の反復演習計算ミスの傾向分析、時間短縮のコツの確認

1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「英語の長文読解だけ」「方式選びの相談だけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、伸び悩んでいる部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。効率的な勉強法の基本的な考え方は大学受験の勉強法でも整理しているので、独学と個別指導を組み合わせる際の目安として参考にしてください。特に、志望学科・志望方式をどう組み合わせるかという「戦略」の部分は、受験生本人だけで抱え込むと視野が狭くなりがちなテーマです。学習内容そのものだけでなく、こうした出願戦略の相談相手を持っておくことも、独学の弱点を補ううえで有効な選択肢の一つです。

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よくある質問(FAQ)

法政大学経済学部のA方式・T日程、どちらを優先すべきですか?

A方式は募集人員が多く、経済学部志望者にとって主戦場になりやすい方式です。T日程はA方式より科目数が少なく外国語(英語)の配点比率がさらに高いため、英語を得点源にできる受験生はT日程も有力な選択肢になります。両方に出願して併願する受験生も多いため、どちらかに絞る前に、まず両方の科目構成を比較検討することをおすすめします。

経済学科・国際経済学科・現代ビジネス学科は、どう選べばいいですか?

経済学科は経済学の基本を幅広く学ぶカリキュラム、国際経済学科は英語力とグローバルな視座を重視するカリキュラム、現代ビジネス学科は経済学の理論と企業経営・会計を組み合わせたカリキュラムが特徴です。A方式は経済学科がⅡ日程、国際経済学科・現代ビジネス学科がⅠ日程と試験日が固定されているため、学科選びは受験スケジュールにも直結します。

英語外部試験利用入試は、英語力に自信がなくても出願できますか?

出願には、大学が定める外部英語検定試験の基準スコアを満たしていることが条件になります。基準を満たしていない場合は出願自体ができないため、外部試験のスコアがまだ基準に届いていない場合は、A方式やT日程など他の方式を軸に検討する必要があります。基準スコアの詳細は年度によって変わる可能性があるため、必ず最新の入学試験要項で確認してください。

地理歴史・公民は世界史・日本史・地理・政治経済のどれを選べばいいですか?

2026年度入試の公式データでは、経済学部A方式の選択者は日本史が最も多く、次いで数学、世界史と続き、地理は少数派でした。選択者数の多さは有利・不利を直接意味するものではなく、高校での履修状況や得意分野を基準に選ぶのが基本です。地理を選ぶ場合は情報量が少なくなりがちな点を踏まえ、早めに対策を始めることをおすすめします。

共通テスト利用方式(B方式・C方式)だけで合格を目指せますか?

制度上は可能ですが、C方式は6教科7科目型で幅広い基礎学力が求められ、2026年度実績の得点率も72〜75%と高めです。共通テスト利用方式は倍率が比較的低い一方、要求される得点率は高いため、共通テスト対策に十分な時間を割ける受験生に向いた選択肢だといえます。A方式・T日程と組み合わせて併願するご家庭が多いのが実情です。

浪人しても法政大学経済学部は受験できますか?

受験できます。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、配点比率の大きい英語を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。現役時と同じ得点感覚のまま計画を立てると、志望方式の見直しが遅れるリスクがあるため、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。

模試の判定が厳しい場合、どのくらいの時期から対策を本格化すべきですか?

英語の配点比率が高い入試であることを踏まえると、可能であれば高2の終わりまでに英語の基礎を固め、高3の春から長文演習・過去問演習に入れる状態が理想です。判定が厳しい場合ほど、独学だけで進めるより、早い段階で志望方式・選択科目の妥当性を第三者に確認してもらうことをおすすめします。

経済学部は多摩キャンパスと聞きましたが、通学は大変ですか?

経済学部は現在、東京都町田市の多摩キャンパスに置かれています。2030年をめどに市ケ谷キャンパスへ移転する方針が大学から公表されているため、入学年度によってどちらのキャンパスで学ぶことになるかが変わってくる可能性があります。通学時間や下宿先を検討する際は、出願前に最新のキャンパス計画を法政大学公式サイトで確認しておくことをおすすめします。

まとめ|法政大学経済学部合格への次の一歩

法政大学経済学部の入試は、A方式・T日程・英語外部試験利用入試・共通テスト利用B方式・同C方式という5つの方式で、満点も科目構成も大きく異なります。特にA方式は経済学科と国際経済学科・現代ビジネス学科で試験日程が分かれているため、志望学科を固めたうえで、出願できる方式・日程を正確に把握することが欠かせません。

いずれの方式でも外国語(英語)の配点比率が最も高く、英語の得点力がそのまま総合得点を左右する入試だといえます。選択科目(国語・地理歴史・公民・数学)は、公式データを見ると日本史を選ぶ受験生が最も多いものの、選択者数の多さにとらわれず、自分の得意科目を基準に選ぶことが対策の出発点になります。

学習スケジュールとしては、高1・高2のうちに英語・国語の基礎を固め、選択科目の通史や演習を計画的に進めたうえで、高3では志望方式に応じた過去問演習に十分な時間を割くという逆算の発想が重要です。学年が上がるほど後から取り戻せる時間は少なくなるため、できるだけ早い段階から、5方式それぞれの特徴を踏まえた計画を持っておくことをおすすめします。

浪人・再受験を検討している場合や、他のGMARCH各大学・国公立大学との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。配点比率の大きい科目・得意な選択科目を正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、方式が多く配点構造がやや複雑な法政大学経済学部の入試では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と各方式の合格最低点との差を定期的に数値で確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。

経済学科・国際経済学科・現代ビジネス学科という3つの学科のどれを志望するか、A方式・T日程・共通テスト利用のどれを軸にするかという組み合わせは、受験生一人ひとりの得意科目・学習状況によって最適解が変わります。「とりあえず全方式に出願する」のではなく、自分の得意科目から逆算して方式を絞り込むほうが、限られた時間の中で対策の密度を高められます。迷ったときほど、公式データにもとづいた客観的な判断材料を集めることを優先してください。

本記事の情報は執筆時点(2026年9月、2026年度入試の公式結果データおよび2026年度以降の公式配点資料)のものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず法政大学入試情報サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に2027年度入試の入試要項は執筆時点でまだ公表されていないため、出願直前だけでなく、学習計画を立てる時点でも最新版を確認する習慣をつけておくと安心です。

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