「名古屋大学経済学部を志望しているが、後期日程はいつ・どんな形で受けられるのか」——こうした質問を受けることがありますが、実は名古屋大学経済学部の一般選抜は前期日程のみで、後期日程そのものが実施されていません。名古屋大学で後期日程を実施しているのは医学部医学科だけであり、経済学部志望者は前期日程一本に照準を合わせて対策を組み立てる必要があります。
配点面では、大学入学共通テスト950点・個別学力検査1500点の合計2450点満点で、総点の約61%を個別学力検査が占めます。個別学力検査の科目は国語・数学・外国語の3教科です。共通テストの得点力だけでなく、記述式の個別試験でどれだけ得点を積み上げられるかが合否を大きく左右する入試だといえます。
この記事では、名古屋大学が公表している最新の入学者選抜要項をもとに、一般選抜の科目構成と配点、学校推薦型選抜という選択肢、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。後期日程がないという特殊な入試構造を早い段階で理解しておくことが、志望校選び・学習計画の両面で重要になります。
先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員・倍率などの数字は、令和9年度(2027年度)入試の入学者選抜要項(令和8年7月公表版)に基づくものです。入試制度は年度によって変更されることがあるため、出願にあたっては必ず名古屋大学 受験生応援サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。
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【結論】名古屋大学経済学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。名古屋大学経済学部の一般選抜は前期日程のみで実施され、学校推薦型選抜(大学入学共通テストを課す方式)もあわせて用意されています。
| 選抜区分 | 募集人員 | 共通テスト配点 | 個別試験配点 | 総点 |
|---|---|---|---|---|
| 一般選抜(前期日程) | 165名 | 950点 | 1,500点 | 2,450点 |
| 学校推薦型選抜 | 40名 | 950点 | 面接等(段階選考) | ― |
出典: 名古屋大学「令和9(2027)年度 入学者選抜要項」(令和8年7月公表版)。一般選抜の個別学力検査は国語・数学・外国語の3教科で、それぞれ500点ずつの均等配点となっており、総点2,450点のうち個別学力検査が1,500点、割合にして約61%を占めます。共通テストの得点だけを見て安心してしまうと、実際の合否を左右する個別試験の記述対策が手薄になりかねません。
前期日程のみ、後期日程は実施されない
名古屋大学経済学部を語るうえで最初に押さえておきたいのが、一般選抜が前期日程のみで、後期日程が存在しないという点です。名古屋大学で後期日程試験を実施しているのは医学部医学科だけで、経済学部を含む他の全学部は前期日程一本での選抜となります。東北大学や北海道大学の一部学部のように「前期で失敗しても後期で挽回できる」という併願構造がそもそも存在しないため、前期日程の一発勝負に向けて計画的に仕上げていく姿勢が欠かせません。その代わりに、大学入学共通テストを課す学校推薦型選抜(募集人員40名)という選択肢が用意されており、一般選抜と組み合わせて出願戦略を考えることができます。
個別試験が総点の約6割を占める配点構造
前期日程の配点は、大学入学共通テスト950点に対し個別学力検査が1,500点と、共通テストよりも個別学力検査の配点が明確に大きいのが特徴です。個別学力検査は国語・数学・外国語の3教科で、いずれも500点均等という珍しい配点方式が採用されています。1教科あたりの配点が大きいということは、1教科の出来が総合得点に与える影響も大きいということであり、苦手科目を作らずに3教科をバランスよく仕上げる必要があります。この記事の後半、「科目別の対策の方針」で詳しく取り上げます。
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名古屋大学経済学部とは|学部の特徴と求められる力
名古屋大学は、2000年制定の「学術憲章」において「自由闊達な学風の下、人間と社会と自然に関する研究と教育を通じて、人々の幸福に貢献すること」を使命に掲げる基幹的総合大学で、「勇気ある知識人」の育成を教育の基本理念としています。21世紀に入ってから6名のノーベル賞受賞者を輩出していることでも知られ、既存の権威にとらわれない自由闊達な学風の下、進取の気性に富んだリーダー人材の育成を進めてきた大学です。経済学部は、こうした総合大学の中の1学部として位置づけられています。
名古屋大学経済学部は、経済学科(入学定員136名)と経営学科(入学定員65名)の2学科制をとっており、学部全体の入学定員は205名です。入学時点では学科を分けて募集しておらず、1年次は全員が教養課程に所属し、2年次から各学科に配属される仕組みになっています。1年次のうちに経済学科・経営学科のどちらに進むかを厳密に決めておく必要はなく、幅広く学びながら段階的に専門分野を絞り込んでいくカリキュラムです。
教育課程の3つの方針と少人数ゼミナール
経済学部の教育課程は、「全学教育科目で幅広い教養を修得する」「専門基礎科目で各専門分野の基礎知識を確実に修得する」「専門科目と関連専門科目で基礎知識を応用する能力を育成する」という3つの方針で構成されています。はじめの2年間で基礎的な分析力を養い、後半2年間は少人数のゼミナールにおける主体的な勉学によって「自主的探求力」を養うという段階的な学習アプローチが取られており、卒業には全学教育科目40単位以上・専門基礎科目28単位以上・専門科目56単位以上の修得が必要とされています。教員と学生が密接に交流しながら学べる少人数ゼミナールは、大規模な講義中心の学部との違いとしてよく挙げられる特徴です。入試段階で問われる基礎学力は、あくまで入学後にこの段階的な教育課程を積み上げていくための土台という位置づけになります。志望理由書や面接を準備する段階になったら、こうした教育課程の特徴を自分の関心と結びつけて説明できるようにしておくと、単なる憧れではなく具体的な学びのイメージを語れるようになります。
入試が求める力(アドミッション・ポリシーより)
名古屋大学経済学部のアドミッション・ポリシーでは、経済学・経営学の専門的な知識を学ぶための基礎的な学力を備え、ダイナミックに変化する現代の経済社会への鋭い関心を持って、経済活動に関わる諸問題を理論的・実証的に探究することができる学生の入学を求めると明記されています。一般選抜では、この基礎的な学力を大学入学共通テストと国語・数学・外国語の3教科の個別学力検査によって評価するとされており、入試科目そのものが「求める力」を映す設計になっている点は、科目別の対策を考えるうえでも意識しておきたいポイントです。単なる知識量だけでなく、経済社会の動きに対する関心や、それを論理的に説明する記述力が問われる入試だといえます。
2学科制という選択肢をどう考えるか
経済学科には経済ジェネラリスト・理論政策スペシャリスト・社会経済分析といった複数の学びの方向性が、経営学科には経営ジェネラリスト・経営スペシャリスト・会計スペシャリストといった方向性が用意されているとされ、2年次以降により専門的な学びに進んでいきます。出願段階で経済学科・経営学科のどちらかに決め打ちする必要はないため、志望理由書や面接(学校推薦型選抜の場合)を準備する段階になったら、まずは学部全体としての学びに関心を持ち、2年次以降にどちらの学科で何を深めたいかを自分の言葉で語れるよう準備しておくとよいでしょう。
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一般選抜の入試方式と科目構成|共通テストと個別試験の配点・募集人員
ここからは、名古屋大学経済学部の一般選抜の科目構成と配点を詳しく見ていきます。後期日程が存在しないため、前期日程の科目構成がそのまま経済学部一般選抜の全体像になります。
出願資格と共通テストの受験ルール
一般選抜に出願できるのは、高等学校又は中等教育学校を卒業した者、及び卒業見込みの者などが基本です。加えて、令和9年度大学入学共通テストで経済学部が指定した教科・科目を受験していることが出願の前提となります。指定教科・科目のうち、たとえ本選抜の合計点には直接算入されない科目(理科など)であっても、受験そのものは必須である点に注意してください。浪人生であっても、受験する年度の共通テストをあらためて受け直す必要があります。学校教育法施行規則に基づき高等学校卒業と同等以上の学力があると認められる者など、通常の卒業ルート以外の出願資格も定められていますが、該当するかどうか迷う場合は早めに大学の入試担当窓口へ確認しておくと、出願直前になって慌てずに済みます。
前期日程の科目構成と配点
前期日程の大学入学共通テストは、国語・地理歴史または公民(1科目)・数学・理科(2つの内容の問題を選択)・外国語・情報の6教科8科目、または7教科8科目です。個別学力検査は国語(現代の国語・言語文化・論理国語・文学国語・古典探究)、数学(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C)、外国語(英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)の3教科です。
| 区分 | 国語 | 地歴・公民 | 数学 | 理科 | 外国語 | 情報 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 共通テスト | 200 | 200 | 200 | 100 | 200 | 50 | 950 |
| 個別学力検査 | 500 | ― | 500 | ― | 500 | ― | 1,500 |
| 合計 | 700 | 200 | 700 | 100 | 700 | 50 | 2,450 |
この表で見落とせないのが、個別学力検査が国語・数学・外国語の3教科とも500点均等の配点になっている点です。数学だけ、あるいは英語だけが極端に重い設計ではなく、3教科すべてを高い水準で仕上げることが総合得点を伸ばす近道になります。共通テストの理科は2つの内容の問題を選択する形式で1科目として扱われ、地理歴史・公民は1科目のみの選択です。文系入試でありながら理科・地歴公民ともに共通テストでは基礎科目相当の配点にとどまり、実質的には個別試験の国語・数学・外国語の完成度が合否を左右する構造だといえます。
個別学力検査の試験時間
個別学力検査は2月25日(木)・26日(金)の2日間で実施されます。2月25日は外国語、2月26日は数学・国語という日程で、外国語10:00〜11:45(105分)、数学10:00〜11:30(90分)、国語14:10〜15:55(105分)という時間割です。数学の試験時間が90分とやや短く設定されている一方で配点は500点と国語・外国語と同じであるため、限られた時間の中でどれだけ多くの問題に手をつけられるかが得点を左右します。試験当日の時間配分をあらかじめ意識しておくことが重要です。
選抜方法と2段階選抜・高得点者選抜の有無
前期日程の選抜は、大学入学共通テスト・個別学力検査・調査書により総合的に行われます。医学部医学科で実施されるような2段階選抜、工学部・農学部で実施されるような高得点者選抜は、経済学部には適用されません。共通テストの成績で足切りされる仕組みがない分、共通テストの得点がやや振るわなくても、個別学力検査の記述式答案の完成度次第で挽回できる余地があるとも言えます。ただし裏を返せば、共通テストで大きく得点できたとしても個別学力検査で失点すれば合格ラインに届かない可能性もあるため、共通テスト対策に偏らず個別試験の記述力を最後まで磨き続けることが大切です。
学校推薦型選抜という選択肢
名古屋大学経済学部には、大学入学共通テストを課す学校推薦型選抜(募集人員40名)も用意されています。経済学・経営学に対する勉学意欲と基礎的な学力を備えたうえで、①個性的・意欲的な指導力、②特に秀でた学力、③課外活動における特筆すべき成果のいずれか1つ以上が出願要件とされ、学業成績・人物ともに優れ、学校長等の推薦を受けた者が対象です。選抜は第1次選考(志願理由書・推薦書・調査書等の書類と大学入学共通テストの成績により約60名の第1次選考合格者=面接受験者を決定)と第2次選考(面接)の2段階で行われます。共通テストの配点構成は一般選抜と同じ950点満点で、各高等学校からの推薦人数は2名以内です。一般選抜との併願はできない(学校推薦型選抜で不合格になった場合に備えて別途一般選抜に出願することは可能)ため、出願前に自分の状況に合った選抜方式をよく検討しておく必要があります。
共通テストの英語はどう換算されるか
共通テストの外国語で「英語」を受験する場合、リーディング100点満点・リスニング100点満点の素点をそのまま合算するのではなく、リーディングを150点・リスニングを50点に換算した合計200点満点として利用する仕組みになっています。これは経済学部に限らず、文学部・教育学部・法学部・理学部・医学部・工学部・農学部など全学部で共通のルールです。リーディングの比重が実質的に高くなるため、リスニングが多少苦手でも読解の精度で十分にカバーできる配点設計だといえます。なお英語以外の外国語(ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語)を受験した場合は、筆記200点満点の成績がそのまま素点として利用されます。
前年(令和8年度)入試の志願状況
令和9年度入試の倍率はまだ確定していませんが、参考として令和8年度(2026年度)入試の実績を紹介します。前期日程は募集165名に対し志願449名・受験417名・合格173名で、志願倍率は2.7倍でした。学校推薦型選抜は募集40名に対し志願91名・受験60名・合格40名で、志願倍率は2.3倍でした。
| 選抜区分 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 一般選抜(前期日程) | 165名 | 449名 | 417名 | 173名 | 2.7倍 |
| 学校推薦型選抜 | 40名 | 91名 | 60名 | 40名 | 2.3倍 |
前期日程の合格者平均得点率は、大学入学共通テストが80.87%、個別学力検査が62.87%、総合成績(共通テストと個別学力検査の合計)が69.85%でした。共通テストと個別学力検査の平均得点率には約18ポイントの開きがあり、個別学力検査の方が得点しにくいという前年の傾向がうかがえます。これらの数字はあくまで令和8年度入試の前年参考値であり、令和9年度入試の倍率や合格ラインを保証するものではない点に注意してください。
他大学との併願ルール
名古屋大学の前期日程に出願する者は、他の国公立大学・学部の前期日程には出願できません(独自日程で実施する公立大学・学部を除く)。前期日程で受験できる大学・学部は実質的に1つに絞られるため、名古屋大学経済学部を前期日程の第一志望とする場合は、併願先を後期日程の大学・学部から選ぶ形になります。私立大学との併願であれば、共通テスト利用方式を含めて日程の制約なく組み合わせることができます。
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科目別の出題傾向|国語・数学・外国語で何が問われるか
ここからは科目別に、名古屋大学経済学部(前期日程)の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
国語の出題傾向
国語は現代文・古文・漢文の大問3題構成とされ、現代文は論説文が中心で、筆者の主張や文章構成を正確に把握する記述式の設問が中心とされています。古文は基本的な難易度とされる一方で、解答の字数制限が厳しい設問が出題される傾向が指摘されており、限られた字数の中で要点を的確にまとめる力が求められます。漢文は他の2題に比べて難易度が高いとされ、最後に150字程度のまとまった記述問題が課される傾向があるとされています。試験時間105分の中で現代文・古文・漢文のバランスを考えた時間配分が必要になり、1つの大問に時間をかけすぎると他の大問が手つかずのまま終わってしまうリスクがあるため、過去問演習の段階から大問ごとの目標時間を決めておく練習が有効とされています。
数学の出題傾向
数学は大問3問構成の論述式で、微分積分・ベクトル・図形と方程式・確率が頻出単元として指摘されている点は複数の受験指導サイトで共通しています。全体的な難易度は高めとされ、大問数が3問と少ない分、1問あたりの配点が高くなる点も特徴です。名古屋大学の数学は文理を問わず試験室で「数学公式集」が配付される点が珍しく、暗記した公式の再現力よりも、公式をどう使って解答を組み立てるかという論理的思考力が重視される出題だといえます。解答形式は計算過程を含めた論述式であり、最後まで解ききれなくても、途中式や考え方を書き残すことで部分点が期待できるとされています。傾向自体は年ごとに大きくは変わらないとされており、過去問を通じて出題パターンに慣れておくことが有効な対策になります。過去問は直近3年分を目安に、余裕があれば5年分程度まで遡って演習しておくとよいという指摘もあり、同じ形式の問題に繰り返し触れることが得点力の底上げにつながります。
外国語(英語)の出題傾向
英語は大問4問構成で、長文読解2問・会話文1問・自由英作文1問という組み合わせが指摘されており、標準的な難易度の記述問題が中心とされています。長文読解では論説文が頻出とされ、専門的・学術的な語彙が扱われる傾向があるという指摘もあります。自由英作文は100語程度とされ、単語や文法の知識をそのまま答えるタイプの設問だけでなく、自分の意見を英語でまとめる表現力が求められます。共通テストの英語がリーディング・リスニング型であるのに対し、個別試験の英語は記述・論述型である点は、対策の方向性を考えるうえで意識しておきたい違いです。共通テストで高得点を取れていても、個別試験の英作文になると急に手が止まってしまう受験生は少なくないため、共通テスト対策と個別試験対策を別物として、それぞれの形式に合わせた演習量を確保することが大切です。
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。個別学力検査は国語・数学・外国語が500点ずつの均等配点のため、3教科のいずれも手を抜けないのが名古屋大学経済学部の対策の大前提になります。
答案作成で科目を問わず意識したいこと
科目別の対策に入る前に、名古屋大学経済学部の個別試験全体に共通するポイントを押さえておきます。国語・数学・外国語のいずれも記述式の設問が中心であり、部分点をどれだけ積み上げられるかが総合得点を左右します。正解にたどり着けなかった問題でも、考え方の筋道や途中式を丁寧に書き残すことで部分点が期待できるため、「わからないから白紙で出す」という選択肢はできるだけ避けたいところです。また、数学の試験時間は90分と短く設定されているため、過去問演習の段階から時間を計り、大問ごとにかける時間の上限をあらかじめ決めておく練習を積んでおくと、本番での時間切れを防ぎやすくなります。答案は自己採点だけで終わらせず、学校の先生や第三者に見てもらい、客観的な視点でのフィードバックを定期的に受けることも、記述力を伸ばすうえで欠かせません。過去問演習を始めた後は、解いた年度・大問ごとに「制限時間内に着手できたか」「部分点をどの程度確保できたか」を簡単な表にまとめて記録しておくと、自分の弱点が科目のどの部分に偏っているかが可視化されます。
国語の対策
現代文は、論説文を読み慣れることが土台になります。新書レベルの論説文を日常的に読み、筆者の主張とその根拠を自分の言葉で要約する練習を重ねると、記述式の設問に対応しやすくなります。「何文字で書けるか」ではなく「制限字数の中で何を削り何を残すか」を意識した添削を受けられると、字数制限の厳しさに対応する力が伸びやすくなります。古文・漢文は基礎的な文法・句法・単語知識を早めに固め、105分という試験時間の中で現代文にじっくり時間を使えるよう、古文・漢文を素早く解き切れる状態を高3の秋までに作っておくのが理想です。漢文は最後にまとまった記述問題が出るとされているため、150字前後の記述に慣れておく練習も欠かせません。
数学の対策
数学は、まず教科書レベルから入試標準レベルの問題集で基礎を徹底することが最優先です。頻出とされる微分積分・ベクトル・図形と方程式・確率は、標準問題を確実に完答できるレベルまで反復することが、難問対策より優先順位が高いといえます。大問数が少なく1問の配点が高いという構造を踏まえると、1問あたりに使える時間が限られる分、計算スピードと正確性の両立が求められます。答えだけを合わせる演習ではなく、途中式・論理の流れを省略せずに書く練習を早い段階から習慣化しておくことが重要です。過去問演習では、正答が出せたかどうかだけでなく、第三者に途中式を見てもらい「どこで減点されうるか」を確認する機会を持てると、記述の精度が上がりやすくなります。
外国語(英語)の対策
英語は、単語・文法などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文を時間内に読み切る速読力の強化に軸足を移すのが効果的です。長文読解2問・会話文1問・自由英作文1問という出題構成を踏まえ、大問ごとの時間配分をあらかじめ決めておくと、本番でのタイムマネジメントに余裕が生まれます。自由英作文(100語程度とされる)については、模範解答を覚えるのではなく、自分の答案を添削してもらい、減点されやすい表現のクセを早期に修正しておくことが得点の安定につながります。リスニングは共通テストのみで課されるため、個別試験対策と並行して、共通テスト形式のリスニング演習も継続的に確保しておく必要があります。オンライン家庭教師サービスの選び方や他社比較はオンライン家庭教師おすすめ15選比較|料金・講師の質で選ぶでも整理しているので、あわせて参考にしてください。
共通テストのみの科目(地理歴史・公民、理科、情報)の対策
地理歴史・公民、理科、情報Ⅰは個別学力検査では出題されず、大学入学共通テストでの得点のみが合否判定に使われます。個別試験がない科目だからといって後回しにしすぎると、共通テスト本番で思わぬ失点につながるため、高2までに授業内容を一通り理解し、高3の共通テスト直前期に総仕上げをするという時間配分が現実的です。地理歴史・公民は共通テストの配点が200点と、国語・数学・外国語の共通テスト配点と並ぶ大きさであるため、暗記が得意な科目であれば直前期の得点源として計画的に仕上げておく価値があります。理科・情報は配点が100点・50点とやや小さいものの、基礎的な内容を早めに固めておくことで、共通テスト直前期に国語・数学・外国語の総仕上げへ時間を回しやすくなります。
学校推薦型選抜も視野に入れる場合
学校推薦型選抜(募集人員40名)を検討する場合は、一般選抜とは別軸の準備が必要になります。出願要件である①個性的・意欲的な指導力、②特に秀でた学力、③課外活動における特筆すべき成果のいずれか1つ以上について、具体的なエピソードとして語れるよう早い段階から準備を進めておくことが重要です。第1次選考では大学入学共通テストの成績も判断材料になるため、共通テスト対策そのものは一般選抜と共通する部分が大きく、学校推薦型選抜に特化した対策として独自に固有の科目を追加で用意する必要はありません。ただし面接では、経済・経営分野への関心をどれだけ具体的に言語化できるかが問われるため、日頃から経済ニュースに触れ、自分の考えを人に説明する練習を重ねておくことをおすすめします。
国語・数学・外国語、500点均等の3教科をどう配分すべきか相談できます
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
名古屋大学経済学部の入試は、後期日程による「二度目のチャンス」がない一発勝負の前期日程であるため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験科目を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法、数学Ⅰ・Aの基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。国語は、この時期から新書や論説文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な記述対策に入った際の伸びが早くなります。個別学力検査が国語・数学・外国語の3教科均等配点である以上、高1の段階から特定の科目だけを優先せず、3教科をバランスよく積み上げる意識を持っておくことが後々の負担を減らします。地理歴史・公民や理科は共通テストのみでしか使いませんが、高1のうちは授業を通じて基礎知識をコツコツ蓄えておくだけで十分で、この時期から過度に受験対策として意識しすぎる必要はありません。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、共通テスト・個別試験それぞれの対策を意識し始める時期です。英語の単語・文法、数学の教科書レベルの理解は、高2の終わりまでに一通り仕上げておきたいところです。高2の後半からは志望校を意識した模試を受け始め、名古屋大学経済学部の記述式問題に近い形式に触れておくと、高3でのギャップを減らせます。地理歴史・公民は共通テストでの配点(200点)が個別試験のない科目だけに、直前期に慌てて詰め込むのではなく、高2のうちに授業内容を一通り理解しておくと安心です。国語・数学・外国語のいずれも個別試験が記述式である以上、高2の間から「答えを出す」練習だけでなく「答えに至る過程を言葉や式で説明する」練習を少しずつ取り入れておくと、高3で過去問演習に入った際のスタートラインが変わってきます。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、個別試験の記述力強化と共通テスト対策を並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 英語長文・数学標準問題の演習量を増やし、記述の基礎を固める。国語は論説文の要約練習を継続 |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、時間配分と答案の書き方(減点されにくい記述)を確認していく |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テスト対策の比重を一時的に高める。地理歴史・公民など個別試験のない科目も含めてバランスよく仕上げる |
| 共通テスト後〜前期試験 | 共通テストの自己採点をもとに、個別試験(国語・数学・外国語)の総仕上げに専念 |
後期日程による挽回ができない以上、共通テスト後から前期試験までの約3週間をどう使うかが特に重要になります。共通テストの自己採点結果にかかわらず、個別試験の記述力を最後まで磨き続ける姿勢が求められます。
浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が名古屋大学経済学部を再受験する場合、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は使えず、受験する年度の共通テストをあらためて受け直す必要があります。後期日程による再挑戦の機会がない入試である以上、浪人期間は前期日程1回に照準を絞った計画を立てることになります。現役時に手薄だった科目(特に配点500点均等の国語・数学・外国語のうち、相対的に弱い科目)を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。予備校に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶことをおすすめします。塾・予備校を使う場合の費用感については大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
模試の活用法とスケジュールの見直し方
逆算スケジュールは、一度立てたら固定するものではありません。記述式模試の答案返却をきっかけに、科目ごとの配分を定期的に見直すことが、名古屋大学経済学部のような記述中心の入試では特に重要になります。模試の判定(A〜E等)そのものよりも、記述式の設問でどの程度部分点を積み上げられているか、時間内に大問をどこまで解き切れているかという中身を確認する習慣をつけると、次の模試までに何を優先すべきかが具体的に見えてきます。特に高3の夏以降は、模試の答案を受け取ったら1週間以内に「今回の失点原因」と「次回までの対策」を書き出しておくと、直前期に同じ失点パターンを繰り返すリスクを減らせます。共通テスト形式の模試と記述式の模試では評価されるポイントが異なるため、両方の結果を別々に管理し、共通テスト対策と個別試験対策のバランスが崩れていないかを定期的にチェックすることも欠かせません。
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独学で目指す場合の壁と対処法
名古屋大学経済学部は、後期日程による再挑戦ができない一発勝負の入試であり、個別試験の記述答案の質が合否を左右します。知識のインプットだけなら独学でも十分に進められますが、記述答案の完成度を独学だけで上げるのは簡単ではありません。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 記述式答案の採点基準が独学ではわからない
国語・数学・英語のいずれも記述式の設問が中心で、採点基準は大学から公表されていません。参考書の模範解答と見比べるだけでは、「自分の答案がどこで減点されているのか」を正確に把握するのが難しいというのが独学最大の壁です。特に数学は大問3問という構成上、1問の失点が総合得点に与える影響が大きく、途中式の書き方次第で減点されうるため、第三者による添削なしに記述の精度を上げるのは時間がかかります。模範解答の丸暗記に頼ってしまうと、本番で少し形式の異なる問題が出た際に対応できなくなるリスクもあります。国語・数学・外国語のいずれも試験時間の割に問題量が多いとされる傾向が指摘されており、時間内に部分点を積み上げる戦略そのものを、答案添削を受けながら磨いていく必要がある点も独学だけでは気づきにくい課題です。
壁2: 後期日程がないため、失敗を取り戻す機会が少ない
名古屋大学経済学部には後期日程がなく、前期日程の結果がそのまま合否に直結するため、独学だと軌道修正の判断が遅れがちになります。共通テストや模試で思うような結果が出なかったときに、その先どう立て直せばよいかを一人で判断するのは簡単ではありません。学校推薦型選抜という選択肢はあるものの、出願要件を満たせるかどうかは高2までの実績や活動内容に左右される部分が大きく、高3から急に方針転換するのは難しい場合もあります。
具体的には、共通テスト後に自己採点の結果を見て「個別試験でどこまで挽回できそうか」を客観的に判断する材料が独学では不足しがちです。過去の合格者の得点分布や、個別試験でどの程度得点できれば合格ラインに届くのかといった感覚は、指導経験のある第三者と一緒に確認できると、直前期の判断がぶれにくくなります。共通テストの結果が振るわなかった場合でも、個別学力検査が総点の約61%を占める配点構造を踏まえれば、記述式答案の完成度次第で十分に挽回できる余地があることを理解しておくことが重要です。
壁3: 2学科制・学校推薦型選抜など、制度理解に手間がかかる
ここまで見てきた通り、名古屋大学経済学部は経済学科・経営学科の2学科制であり、また一般選抜とは別に学校推薦型選抜という選択肢もあります。こうした制度を正確に理解しないまま情報収集を進めると、出願直前になって「実は使える選抜方式があった」「学科の分属時期を誤解していた」といった気づきに至るケースも起こりえます。独学の場合、入学者選抜要項のような一次情報を読み込む時間そのものが確保しにくく、ポータルサイトの断片的な情報だけで判断してしまうこともあります。特に一般選抜学生募集要項そのものは令和8年11月下旬公開予定でまだ発表されておらず、出願直前まで細部が固まらないという事情もあるため、情報の更新を継続的に追いかける必要があります。学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に制度理解が正しいかを確認してもらえると、こうした見落としを防ぎやすくなります。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、記述答案の添削や出願戦略の相談など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 国語 | 古文・漢文の単語や句法の暗記、漢字の書き取り | 論説文の記述答案の添削、字数配分の調整 |
| 数学 | 公式の理解、標準問題の反復演習 | 途中式・記述の減点ポイントの確認 |
| 外国語 | 単語・文法の暗記、長文の多読 | 英作文・内容説明の添削、時間配分の調整 |
| 出願戦略 | 選抜要項・募集要項の一次情報収集 | 一般選抜と学校推薦型選抜、どちらに比重を置くかの相談 |
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よくある質問(FAQ)
名古屋大学経済学部に後期日程はありますか?
ありません。名古屋大学の一般選抜で後期日程を実施しているのは医学部医学科のみで、経済学部は前期日程のみの一発勝負です。ただし大学入学共通テストを課す学校推薦型選抜(募集人員40名)という選択肢はあります。
個別学力検査の配点は国語・数学・外国語で差がありますか?
差はありません。国語・数学・外国語がいずれも500点均等の配点で、合計1,500点です。特定の科目だけを重点的に対策するのではなく、3教科をバランスよく仕上げることが求められます。
共通テストの理科・地理歴史公民は個別試験で使いますか?
使いません。個別学力検査は国語・数学・外国語の3教科のみで、理科・地理歴史公民は共通テストの得点(理科100点・地歴公民200点)としてのみ合否判定に使われます。ただし出願にあたっては受験自体が必須である点に注意してください。
経済学科と経営学科はいつ決めればいいですか?
入学時点では学科を分けて募集しておらず、1年次は全員が教養課程に所属し、学科への配属は2年次からとなります。そのため、受験対策の段階で経済学科・経営学科のどちらに進むかを決めておく必要はありません。1年次のうちに経済学・経営学の両方に幅広く触れながら、自分の関心がどちらに近いかを見極める時間が用意されていると捉えておくとよいでしょう。
学校推薦型選抜と一般選抜は併願できますか?
本学を含めた国公立大学の学校推薦型選抜へ出願できるのは一つの大学・学部のみですが、学校推薦型選抜で不合格となった場合に備えて、別途一般選抜(前期日程)に出願することは可能です。一般選抜を受験する場合は、大学入学共通テストを受験のうえ別途出願手続きが必要になります。
模試の判定が厳しい場合、どのくらいの時期から対策を本格化すべきですか?
個別試験が記述中心で、対策に時間がかかる科目が多いことを踏まえると、可能であれば高2の終わりまでに基礎を固め、高3の春から過去問演習に入れる状態が理想です。後期日程による挽回ができない入試のため、判定が厳しい場合ほど、独学だけで進めるより早い段階で学習計画そのものを見直すことをおすすめします。判定の数字そのものより、記述式の設問でどの程度部分点を積み上げられているかという答案の中身を確認することが、対策の優先順位を決めるヒントになります。
浪人しても名古屋大学経済学部は受験できますか?
受験できます。ただし前述の通り、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は使えず、受験する年度の共通テストを新たに受け直す必要があります。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目(国語・数学・外国語のうち相対的に弱い科目)を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。
私立大学や他の国公立大学との併願はどう考えればいいですか?
名古屋大学経済学部の個別試験は記述式が中心である一方、私立大学の多くは出題形式が大きく異なる場合があります。併願校対策に時間を割きすぎて名古屋大学向けの記述演習が手薄にならないよう注意する必要があり、高3の秋以降は科目・形式ごとに演習時間を意図的に配分する工夫が有効です。共通テスト利用方式で併願する私立大学がある場合は、共通テストの得点をどちらにも活かせるため、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと、併願戦略全体の効率が上がります。名古屋大学の前期日程に出願すると他の国公立大学の前期日程には出願できないため、併願先の国公立大学を検討する場合は後期日程を実施している大学・学部から選ぶことになります。
まとめ|名古屋大学経済学部合格への次の一歩
名古屋大学経済学部の入試は、一般選抜が前期日程のみで後期日程が存在しないという、他の旧帝大の多くの学部とは異なる構造を持っています。個別学力検査は国語・数学・外国語の3教科均等配点(各500点)で、総点2,450点のうち約61%を占めるため、共通テストの得点だけに安心せず、記述式の個別試験でどれだけ得点を積み上げられるかを軸に対策を組み立てることが欠かせません。
2学科制(経済学科・経営学科)で入学時点では学科を分けずに募集している点、大学入学共通テストを課す学校推薦型選抜(募集人員40名)という選択肢がある点も、名古屋大学経済学部を志望するうえで知っておきたい特徴です。後期日程による挽回ができない以上、学年が上がるほど後から取り戻せる時間は少なくなるため、高1・高2のうちから基礎を固め、高3で記述力の完成度を高めていくという逆算の発想を、できるだけ早い段階から持っておくことをおすすめします。
浪人・再受験を検討している場合や、私立大学・他の国公立大学との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。個別学力検査の配点が均等である以上、苦手科目を作らないことが最短距離の対策につながります。現役生・浪人生を問わず、今の学力と本選抜で必要な得点との差を定期的に数値で確認しながら計画を修正していくことが、結果的に合格への近道になります。
参考として紹介した令和8年度入試の実績(前期日程志願倍率2.7倍、合格者の共通テスト平均得点率80.87%・個別学力検査平均得点率62.87%)からも、共通テストで高得点を取りやすい一方、個別学力検査では得点を伸ばしにくいという構造が見て取れます。この傾向を踏まえると、共通テスト対策で満足せず、記述式の個別学力検査にどれだけ多くの演習時間を割けるかが、他の受験生との差を生む要因になると考えられます。前期日程の一発勝負という前提のもと、他の国公立大学の前期日程には出願できないことも含めて、早い段階から出願戦略全体を描いておくことをおすすめします。
本記事の情報は執筆時点(令和9年度/2027年度入試の入学者選抜要項)のものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず名古屋大学 受験生応援サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に一般選抜学生募集要項そのものは令和8年11月下旬に公開予定であり、出願方法や締切日などの詳細は募集要項の公開後にあらためて確認する習慣をつけておくと安心です。
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