「中央大学経済学部を目指しているが、経済学科・経済情報システム学科・国際経済学科・公共・環境経済学科という4学科と、Ⅰ日程・Ⅱ日程という2つの試験日の組み合わせが複雑でよくわからない」——GMARCHの一角である中央大学経済学部は、学科によって出願できる選抜方式・試験日が異なるという、他学部にはあまり見られない構造を持っています。結論から言うと、経済学科は唯一Ⅰ日程・Ⅱ日程の両方に出願できる一方、経済情報システム学科・公共環境経済学科はⅠ日程のみ、国際経済学科はⅡ日程のみという募集構造になっています。
加えて中央大学経済学部には、本記事執筆時点(2026年9月)で他の受験対策記事があまり扱っていない大きな変化があります。現行の4学科体制が「経済学科」「社会経済学科」の2学科4コース体制へ再編されることが、2027年4月の実施に向けて2026年8月28日に文部科学省の認可を受けました。この記事では、中央大学が公表している2026年度の学生募集要項・入試データをもとに、現行4学科の一般選抜の科目構成と配点、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合の壁までを整理しつつ、2027年度以降に受験する読者が押さえておくべき再編情報もあわせてお伝えします。
先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員・倍率などの数字は、2026年度の一般選抜学生募集要項および2026年度入試データに基づくものです。2027年度の学生募集要項(新学科体制での科目構成・配点を含む)は本記事執筆時点でまだ公表されていません。入試制度は年度によって変更されることがあるため、出願にあたっては必ず中央大学の公式サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。
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【結論】中央大学経済学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。中央大学経済学部の一般選抜には、5学部(法・経済・商・文・総合政策)共通の問題で実施される「5学部共通選抜」、経済学部独自問題の「学部別選抜」(一般方式・英語外部試験利用方式・共通テスト併用方式)、大学入学共通テストの得点のみで合否を判定する「大学入学共通テスト利用選抜【単独方式】」(前期選考・後期選考)があります。学部別選抜はⅠ日程(2月14日)とⅡ日程(2月15日)の2日程に分かれ、学科によって出願できる日程が固定されている点が経済学部特有の構造です。
| 選抜方式 | 募集学科 | 配点合計 | 試験日 |
|---|---|---|---|
| 5学部共通選抜 | 4学科全て(1学科のみ選択) | 300点(高得点3教科) | 2月9日 |
| 学部別選抜Ⅰ日程 | 経済学科・経済情報システム学科・公共環境経済学科 | 350点 | 2月14日 |
| 学部別選抜Ⅱ日程 | 経済学科・国際経済学科 | 350点 | 2月15日 |
| 共通テスト利用選抜【単独方式】 | 4学科全て(1学科のみ選択) | 方式により700〜900点 | 個別試験なし |
出典: 中央大学「2026年度学生募集要項」試験詳細。経済学科だけがⅠ日程・Ⅱ日程の両方に出願できる特別な立ち位置にあるため、経済学科を第一志望とする受験生は事実上2回の受験機会を得られます。一方、経済情報システム学科・公共環境経済学科はⅠ日程、国際経済学科はⅡ日程のみの募集となるため、志望学科によって受験できる日程が最初から決まっている点に注意が必要です。
5学部共通選抜と学部別選抜、配点方式の違い
法学部など一部の学部が4教科型・3教科型という固定の教科型を持つのに対し、経済学部の5学部共通選抜は、登録した受験科目の中から自動的に「高得点の3教科3科目」を採用するという独自の方式です。外国語・国語・地理歴史公民・数学のうち3教科以上を受験すれば、最も得点の高い3教科が合否判定に使われるため、苦手科目で大きく失点しても他の得意科目でカバーできる余地がある方式だといえます。
2027年度からの学科再編にも要注意
2026年度の一般選抜結果を見ると、5学部共通選抜は経済学部合計で倍率3.7倍(募集80名に対し合格327名)、学部別選抜(一般方式)はⅠ日程6.2倍・Ⅱ日程4.7倍でした。これらの数字はあくまで現行4学科体制での実績であり、2027年4月からは経済学科・社会経済学科の2学科4コース体制に再編されることが2026年8月28日付で文部科学省に認可されています。2027年度入試(2027年2月実施予定)は新体制での募集になる可能性が高いものの、新体制での科目構成・配点・募集人員は本記事執筆時点で未公表です。現行4学科を志望する受験生は、この再編が自分の受験年度にどう影響するかを、最新の募集要項公表時に必ず確認する必要があります。
5学部共通選抜・学部別選抜Ⅰ/Ⅱ日程、どれを軸にするかも一緒に考えられます
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中央大学経済学部とは|4学科の特徴と2027年度からの学科再編
中央大学は1885年(明治18年)、増島六一郎ら18名の法律家により「英吉利法律学校」として創立されたことを起点とし、1889年に東京法学院、その後東京法学院大学と改称を経て、1905年(明治38年)に中央大学と改称しました。経済学部はこの伝統ある大学を構成する学部の一つで、東京都八王子市の多摩キャンパスを拠点としている点も押さえておきたいポイントです。2023年に茗荷谷キャンパスへ移転した法学部とは異なり、経済学部は引き続き多摩キャンパスで学ぶことになります。現行の経済学部は経済学科・経済情報システム学科・国際経済学科・公共・環境経済学科の4学科体制で、入学定員は合計1,062名です。
4学科、それぞれ何が違うのか
経済学科は「経済総合クラスター」「ヒューマンエコノミークラスター」を備え、マクロ・ミクロ経済学、統計学、計量経済学などの基礎理論から、財政学・金融論といった応用科目まで幅広く学びます。経済情報システム学科は「企業経済クラスター」「経済情報クラスター」により企業・産業・地域・情報システムの視点から現代経済を分析する点が経済学科との大きな違いで、会計専門職志望や起業家育成にも対応するカリキュラムです。国際経済学科は「貿易・国際金融クラスター」「経済開発クラスター」で、日本と諸外国間の経済問題を総合的に学び、国際部門での活躍を想定したカリキュラムが組まれています。公共・環境経済学科は「公共クラスター」「環境クラスター」により、公的機関・NGO・NPOの役割や環境政策、持続可能な発展と公共政策の実践的知識を学びます。志望理由書や面接的な機会がある場合は、この4学科の理念の違いを理解したうえで自分の関心と結びつけて言語化できると、志望動機の解像度が上がります。
学科ごとの募集人員(一般選抜)
2026年度の一般選抜における募集人員は、経済学科が5学部共通選抜60名・学部別選抜(一般方式)225名(Ⅰ日程135名+Ⅱ日程90名)など複数方式に分散しています。経済学科は他の3学科と異なり、Ⅰ日程・Ⅱ日程の両方に出願できるぶん募集人員全体に占める割合も最大で、経済学部全体(全方式合計687名)のうち経済学科だけで300名を超える規模です。
| 学科 | 5学部共通選抜 | 学部別選抜(一般方式) | 出願可能日程 |
|---|---|---|---|
| 経済学科 | 60名 | 225名(Ⅰ135+Ⅱ90) | Ⅰ日程・Ⅱ日程の両方 |
| 経済情報システム学科 | 5名 | 79名 | Ⅰ日程のみ |
| 国際経済学科 | 10名 | 113名 | Ⅱ日程のみ |
| 公共・環境経済学科 | 5名 | 60名 | Ⅰ日程のみ |
これとは別に、学校推薦型選抜など特別入試を含めた学科全体の年間入学定員は、一般選抜の募集人員(表の数字の合計)とは異なる数字です。「一般選抜の募集人員」と「学科全体の入学定員」を混同すると、実質的な合格難易度の見立てを誤りやすいので、この2つの数字は分けて理解しておくことをおすすめします。中央大学には法学部(法律学科・国際企業関係法学科・政治学科の3学科)もあり、経済学部との併願を検討する場合は中央大学法学部の入試傾向と対策もあわせて確認しておくと、中央大学全体の選抜方式の違いが把握しやすくなります。
2027年4月からの学科再編、何がどう変わるのか
経済学部は2027年4月から、現行の4学科(経済学科・経済情報システム学科・国際経済学科・公共・環境経済学科)を「経済学科(経済政策コース/国際経済コース)」「社会経済学科(社会経済コース/地域・マネジメントコース)」の2学科4コース体制に再編します。この再編計画は2025年7月時点では「認可申請中」でしたが、2026年8月28日付で文部科学省の正式な認可を受け、新学科の入学定員は経済学科542名・社会経済学科520名の合計1,062名(現行の経済学部全体の定員と総数は変わりません)と発表されています。経済学部の特設サイトによれば、新・経済学科は「理論とデータを駆使した分析力」、新・社会経済学科は「多角的視点による実践力」の育成を掲げていますが、現行4学科のどれが新2学科のどのコースに相当するかという詳細な対応関係は、本記事執筆時点で大学から公式に明示されていません。2027年度入試(2027年2月実施予定)は新体制での募集になる可能性が高いため、現行4学科を目指して学習を進めている受験生も、2027年度の学生募集要項が公表され次第、自分の対象学年がどちらの体制で受験することになるのかを必ず確認してください。経済学科は「経済政策コース」「国際経済コース」の2コース制、社会経済学科は「社会経済コース」「地域・マネジメントコース」の2コース制になる予定です。募集単位そのものが4学科から2学科4コースへ変わる以上、志望動機や興味関心の言語化もあらためて新体制に合わせて整理し直す必要があります。中央大学は法学部が2023年に茗荷谷キャンパスへ移転するなど、近年学部単位での大きな変化が続いているため、経済学部を目指す受験生は今後も特設サイト・公式サイトの発信を定期的に確認しておくと、情報の変化に取り残されにくくなります。
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一般選抜の入試方式と科目構成|5学部共通選抜・学部別選抜Ⅰ/Ⅱ日程・共通テスト利用選抜の配点
ここからは、中央大学経済学部(現行4学科体制)の一般選抜の科目構成と配点を、方式ごとに詳しく見ていきます。同じ経済学部でも方式によって配点の組み立て方がまったく異なるため、どの方式で出願するかによって対策の優先順位も変わってきます。
5学部共通選抜の科目構成と配点
5学部共通選抜は、法・経済・商・文・総合政策の5学部が同一の試験問題で受験する方式で、2026年度は2月9日(月)に実施されました。経済学部は4学科とも「1学科のみ選択」で出願する点がまず特徴です。そのうえで外国語・国語・地理歴史公民・数学のうち登録した科目の中から高得点の3教科3科目を合否判定に使用するという、他学部にはない独自の方式を採ります。
| 教科 | 出題範囲 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 外国語 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ+論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | 80分 | 150点(合否判定時は100点に換算) |
| 国語 | 現代の国語+言語文化(漢文を除く) | 60分 | 100点 |
| 地理歴史・公民 | 歴史総合+日本史探究/歴史総合+世界史探究/公共+政治・経済から1科目選択 | 60分 | 100点 |
| 数学 | 数学Ⅰ+数学Ⅱ+数学A(図形の性質、場合の数と確率)+数学B(数列)+数学C(ベクトル) | 60分 | 100点 |
合否判定は、全登録受験科目の中から高得点の3教科3科目の合計得点(各100点、合計300点満点)で行われ、3教科のみの受験でも構いません。得点は原則として偏差点(教科ごとの難易度差を調整した点数)を使用するため、素点の合計だけで合否ラインを予測するのは難しい方式です。外国語は150点満点で受験しますが、合否判定時には100点に換算される点も、法学部など他学部との違いとして押さえておいてください。
学部別選抜(一般方式)Ⅰ日程・Ⅱ日程の科目構成と配点
学部別選抜(一般方式)は、経済学部単独の独自問題によって行われる方式で、Ⅰ日程(2月14日、経済学科・経済情報システム学科・公共環境経済学科)とⅡ日程(2月15日、経済学科・国際経済学科)に分かれます。教科構成・配点はⅠ日程・Ⅱ日程で共通(外国語150点+国語100点+地理歴史公民または数学100点、合計350点満点)ですが、試験問題は日程ごとに異なります。
| 教科 | 試験時間 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 外国語 | 90分(10:30〜12:00) | 150点 | ― |
| 地理歴史・公民/数学 | 60分(13:25〜14:25) | 100点 | 出願時登録制。両方受験した場合は高得点の1科目を採用 |
| 国語 | 60分(15:00〜16:00) | 100点 | ― |
見落とせないのが試験時間の違いです。学部別選抜(一般方式)の外国語は90分で、5学部共通選抜の80分より10分長いため、大問数や設問量そのものが異なる可能性があります。地理歴史公民・数学は出願時登録制で、登録していない科目を当日受験することはできないため、出願前にどちらの科目で受験するかを確定させておく必要があります。経済学科を志望する場合、Ⅰ日程・Ⅱ日程の両方に出願できますが、試験問題は別物のため、両日程分の対策時間を確保できるかどうかも検討材料になります。
英語外部試験利用方式・共通テスト併用方式の配点
英語外部試験利用方式は、国語100点+地理歴史公民または数学100点(いずれも一般方式と同日の共通問題)に、英語外部試験のスコアを150点満点に換算した得点を加えた合計350点満点で判定します。出願資格の目安は実用英検CSE2.0スコア1728以上(2級以上)のほか、TEAP(4技能パターン)135以上、TEAP CBT235以上、GTEC680以上などがあり、得点換算の詳細は非公表です。共通テスト併用方式は、大学入学共通テストの外国語100点(リーディング80点+リスニング20点に換算)+国語100点(200点を100点に換算)に、個別試験の数学150点(出願時登録制、100点を150点に換算)を加えた合計350点満点で判定されます。
| 方式 | 配点構成 | 合計 |
|---|---|---|
| 英語外部試験利用方式 | 国語100点+地歴公民/数学100点+英語外部換算150点 | 350点満点 |
| 共通テスト併用方式 | 共通テスト外国語100点+共通テスト国語100点+個別試験数学150点 | 350点満点 |
英語外部試験利用方式は英語の資格・検定試験を活用したい受験生、共通テスト併用方式は共通テストの得点力に自信がある受験生に向いた方式だといえます。どちらも個別試験の科目数を減らせるぶん、残りの得意科目に学習時間を集中投下しやすい方式である一方、募集人員は一般方式より小さめ(2026年度は英語外部試験利用方式50名、共通テスト併用方式40名)である点は踏まえておく必要があります。
大学入学共通テスト利用選抜【単独方式】の配点
共通テスト利用選抜【単独方式】は、個別試験を課さず、大学入学共通テストの得点のみで合否を判定する方式です。前期選考には4教科型(900点満点)と3教科型(700点満点)があり、後期選考は700点満点という構成になっています。
| 選考区分 | 教科構成 | 配点 |
|---|---|---|
| 前期選考(4教科型) | 外国語+国語+数学(高得点1科目)+地歴公民・理科・情報(高得点1科目) | 900点満点 |
| 前期選考(3教科型) | 外国語+国語+地歴公民・数学・理科・情報から高得点1科目 | 700点満点 |
| 後期選考 | 外国語+地歴公民・数学・理科・情報から高得点2科目 | 700点満点 |
検定料は個別試験を課す3方式(5学部共通選抜・学部別選抜一般方式・共通テスト併用方式)がいずれも35,000円である一方、共通テスト利用選抜【単独方式】は個別試験がないため検定料が15,000円と抑えられています。共通テストの結果が出てから追加で出願を検討しやすい方式である点も特徴です。
2026年度の出願期間・試験日(参考)
2026年度の日程は、5学部共通選抜・学部別選抜(一般方式・英語外部試験利用方式・共通テスト併用方式)の出願締切がいずれも1月24日(土)でした。試験日は5学部共通選抜が2月9日(月)、学部別選抜Ⅰ日程が2月14日(土)、Ⅱ日程が2月15日(日)で、合格発表日は5学部共通選抜が2月20日(金)、学部別選抜(Ⅰ・Ⅱ日程とも)が2月25日(水)とされていました。これらはあくまで2026年度の実績であり、2027年度の出願期間・試験日、そして新学科体制での募集要項は本記事執筆時点でまだ公表されていません。例年11月頃に翌年度分の募集要項が公表される傾向があるため、公表され次第、中央大学の公式サイトで最新の日程を必ず確認してください。
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科目別の出題傾向|英語・国語・地歴公民・数学で何が問われるか
ここからは科目別に、中央大学経済学部(学部別選抜を中心に)の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
英語の出題傾向
経済学部の英語(学部別選抜、90分)は、例年出題形式に大きな変化がなく、大問8題構成が続いているとされます。大問8題のうち4題が文法問題(同意表現・空所補充・書き換え・語句整序)、1題が会話文(選択式の空所補充)、残りが読解問題という構成が目立つとされ、知識系の出題比率が高い科目だと指摘されています。読解問題に含まれる英文和訳・和文英訳のみが記述式で、それ以外は選択式の問題が中心とされます。読解問題の内容一致問題は選択肢自体の英文が長いため、本文と同様に丁寧な読み取りが必要になる点も特徴とされています。
国語の出題傾向
国語(60分)は、現代文2題・古文1題の計3題構成とされ、現代文は科学論・公共論・教育論・生命論・社会論など実に多種多様なテーマの評論文が出題される傾向が指摘されており、哲学論・芸術論・映画論・文明論・文学論まで題材の幅は広いとされます。硬質な文章も多くやや読みづらいとされる一方、高度な語彙力が求められる設問も見られるとされます。古文は主に古代〜近世の説話・日記・歌論書・随筆・物語といった題材から出題される傾向があり、文語文法から内容解釈までの総合的な読解力が問われるとされます。
数学・政治経済(選択科目)の出題傾向
数学は、方程式・数列・確率・三角関数・図形などの単元から出題され、いずれも応用力が問われる問題が中心とされています。政治・経済は政治分野から1題・経済分野から2題という出題比率の傾向にあるとされます。需要と供給・金融政策などの「経済理論」と、外国為替・南北問題などの「国際経済体制」からの出題で全体の約5割を占めるとされます。記述式で答える設問が全体の約9割を占めるとされる点も特徴で、選択式に慣れているだけでは対応しづらい科目だといえます。日本史・世界史を選択する場合も、経済学部らしく経済史・貿易史に関連するテーマ史が出題される傾向があるとされ、幅広い時代・地域の学習が求められます。
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。英語は知識問題での取りこぼしを減らす精度、国語は多様なテーマの評論文への読解対応力、政治経済は記述力を軸にした学習がそれぞれのカギになります。
英語の対策
大問8題・90分という構成を踏まえると、まず時間配分の感覚を早めに身につけることが重要です。知識系の文法問題4題は短時間で確実に得点し、会話文・読解問題に時間を厚めに配分することを目安に、過去問演習を通じて自分に合った時間配分を確立しておくとよいでしょう。文法・語法・語彙の知識は、単なる暗記にとどまらず、和文英訳・英文和訳の記述問題でも運用できるレベルまで仕上げておくと、複数の大問で得点力が上がります。読解では、内容一致問題の選択肢自体が長文であることを踏まえ、本文と選択肢の両方を丁寧に照合する読み方を高2のうちから習慣化しておくと、本番での読み違いを減らせます。
国語の対策
現代文は、科学論・公共論・教育論・生命論・社会論・哲学論など多様なテーマの評論文を読み慣れることが土台になります。新書レベルの評論文を分野を絞らず幅広く読み、硬質な文章にも動じない語彙力を高2までに養っておくことが対策として有効です。古文は文語文法・古文単語の習熟が前提となるため、基礎的な文法・単語を高2までに一通り固め、高3では説話・日記・随筆・物語といった多様なジャンルの読解演習まで対応できる状態を目指すのが理想です。塾や家庭教師を活用する場合の費用感については大学受験の勉強法|成績が伸びる正しい進め方でも取り上げているので、あわせて参考にしてください。
数学・政治経済の対策
数学を選ぶ場合は、方程式・数列・確率・三角関数・図形といった頻出単元を標準〜応用レベルまで仕上げておくことが得点の安定につながります。政治・経済を選ぶ場合は、記述式の設問が全体の約9割を占めるとされる点を踏まえた対策が必須です。選択式の暗記だけでなく、経済理論・国際経済体制のキーワードを自分の言葉で説明できるレベルまで理解を深めておく必要があります。需要と供給・金融政策・外国為替・南北問題といった頻出テーマは、教科書レベルの用語暗記にとどまらず、因果関係や制度の仕組みまで説明できるようにしておくと記述問題で得点しやすくなります。日本史・世界史を選ぶ場合は、経済学部らしく貿易史・産業史などのテーマ史に苦手意識を残さないよう、幅広い時代・地域を標準レベルまでカバーしておきましょう。
過去問演習の進め方
過去問演習を始める時期は、遅くとも高3の夏休みが一つの目安です。最初から本番同様の制限時間で解くのではなく、まずは科目ごとの大問構成に慣れることを優先し、慣れてきた段階で時間を計る演習に移行するという2段階のステップを踏むと、挫折しにくくなります。演習後は正誤の確認だけで終わらせず、間違えた設問について「知識不足」「時間不足」「記述の要点ずれ」のどれが原因だったかを記録しておくと、次の演習で意識すべきポイントが明確になります。経済学科志望でⅠ日程・Ⅱ日程の両方に出願する場合は、両日程の過去問を解き比べ、共通する出題傾向と日程ごとの違いを整理しておくと、限られた対策時間を効率よく使えます。5学部共通選抜の過去問にも触れておくと、配点方式は異なるものの英語・国語の出題レベル感をつかむ練習になり、複数方式を並行対策するうえでの土台作りにもなります。
私立大学・他学部との併願対策との両立
中央大学経済学部を第一志望としながら、他のGMARCH各大学や早慶上智を併願するご家庭は少なくありません。私立大学文系は大学ごとに複数の選抜方式を持つケースが多く、中央大学の5学部共通選抜・学部別選抜Ⅰ/Ⅱ日程と、併願校の選抜方式とでは出願スケジュールの組み方自体が変わってきます。併願校対策に時間を割きすぎて中央大学向けの対策が手薄にならないよう、高3の秋以降は志望校ごとに「今週はどの大学の過去問を優先するか」を明確にしながら演習時間を配分する工夫が有効です。共通テスト併用方式・共通テスト利用選抜で併願する大学がある場合は、共通テストの得点をどちらにも活かせるため、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと併願戦略全体の効率が上がります。経済学部は法学部などと違って学科ごとに出願できる日程が固定されているため、併願校のスケジュールと自分の志望学科の日程を早めに突き合わせ、無理のない受験計画を組んでおくことをおすすめします。
5学部共通選抜・学部別選抜Ⅰ/Ⅱ日程、どれを軸にするかも一緒に考えられます
配点方式も併願できる日程も学科によって異なる中央大学経済学部の出願戦略を、現在の得意分野をもとに個別に相談できます。
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
中央大学経済学部は、5学部共通選抜・学部別選抜(Ⅰ日程・Ⅱ日程・英語外部試験利用方式・共通テスト併用方式)・共通テスト利用選抜という複数の方式で科目や配点の細部が異なるため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験科目を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法の基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。国語は、この時期から新書や評論文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な読解対策に入った際の伸びが早くなります。地歴公民か数学のどちらを選択科目にするかは、高1の授業内容への関心や得意不得意を見ながら少しずつ絞り込んでいくとよいでしょう。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、5学部共通選抜・学部別選抜(Ⅰ日程・Ⅱ日程)・共通テスト利用選抜のどの方式を軸にするかを意識し始める時期です。英語の単語・文法、選択予定の地歴公民または数学の教科書レベルの理解は、高2の終わりまでに一通り仕上げておきたいところです。高2の後半からは志望校を意識した模試を受け始め、記述式とマーク式が併用される中央大学経済学部の出題形式に近い問題に触れておくと、高3でのギャップを減らせます。国語は多様なテーマの評論文読解に加え、古文の文語文法・単語も高2のうちに基礎を固めておくと、高3で過去問演習に入った際のスタートラインが変わってきます。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、5学部共通選抜・学部別選抜(一般方式)対策を軸にしつつ、英語外部試験利用方式・共通テスト併用方式・共通テスト利用選抜も見据えて対策を進める時期になります。どの方式・どの日程に出願するかをこの時期に固めておくと、直前期の対策の的が絞りやすくなります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 英語の知識問題・読解問題を並行して鍛え、国語は多様なテーマの評論文読解・古文の演習量を増やす |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、大問ごとの時間配分と得点の取りこぼしを確認していく |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テスト対策の比重を一時的に高める。共通テスト利用選抜・共通テスト併用方式での出願も視野に入れる |
| 共通テスト後〜5学部共通選抜・学部別選抜 | 共通テストの自己採点をもとに、5学部共通選抜(2月上旬)・学部別選抜Ⅰ/Ⅱ日程(2月中旬)に向けて総仕上げに専念 |
共通テスト後から5学部共通選抜・学部別選抜までの期間は限られているため、英語・国語・選択科目の総仕上げを効率よく進める計画を事前に立てておく必要があります。過去問演習の段階から、大問ごとに「制限時間内に着手できたか」「どの設問で時間を使いすぎたか」を記録しておくと、直前期の優先順位づけがスムーズになります。
英語外部試験利用方式・共通テスト併用方式も見据える場合の注意点
英語外部試験利用方式・共通テスト併用方式を併願する場合、一般方式とは異なる準備が早い段階から必要になります。英語外部試験利用方式を使うなら、出願期間初日から遡って2年以内に必要スコアを取得しておく必要があるため、高2のうちから英検・TEAP・GTECなど自分に合った外部試験の受験計画を立てておくことが欠かせません。共通テスト併用方式は個別試験が数学のみのため、共通テストの外国語・国語の得点力がそのまま合否に直結しやすい方式です。5学部共通選抜・学部別選抜(一般方式)対策で培った読解力・語彙力は共通テストにもある程度活かせますが、共通テスト特有のマーク形式・時間配分には別途慣れておく必要があります。高3の秋以降は、共通テスト模試の結果を見ながら、個別試験対策と共通テスト対策のどちらにどれだけ時間を配分すべきかを定期的に見直すことをおすすめします。
浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が中央大学経済学部を再受験する場合、5学部共通選抜・学部別選抜(Ⅰ日程・Ⅱ日程を含む各方式)・共通テスト利用選抜のいずれについても、受験する年度の情報を新たに確認し直す必要があります。現役時の倍率をそのまま前提にすると、方式・日程ごとの差の大きさに対応できなくなるリスクがあります(2026年度は学部別選抜Ⅰ日程が倍率6.2倍、Ⅱ日程が倍率4.7倍でした)。とりわけ2027年度以降は学科再編の影響で募集構造そのものが変わる可能性があるため、浪人期間中に募集要項が改訂される前提で情報を追い続ける必要があります。浪人期間は、現役時に手薄だった科目や、配点の大きい外国語を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。
模試の活用法とスケジュールの見直し方
逆算スケジュールは、一度立てたら固定するものではありません。記述式模試の答案返却をきっかけに、科目ごとの配分を定期的に見直すことが、複数の選抜方式・日程を持つ中央大学経済学部では特に重要になります。模試の判定そのものよりも、記述式の設問でどの程度部分点を積み上げられているか、選択式の設問でどの分野を落としているかという中身を確認する習慣をつけると、次の模試までに何を優先すべきかが具体的に見えてきます。特に高3の夏以降は、模試の答案を受け取ったら1週間以内に「今回の失点原因」と「次回までの対策」を書き出しておくと、直前期に同じ失点パターンを繰り返すリスクを減らせます。
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独学で目指す場合の壁と対処法
中央大学経済学部は、4学科・複数の選抜方式・2つの試験日程が組み合わさった、情報の複雑さが特徴の入試です。知識のインプットは独学でも十分進められますが、記述問題の採点基準や学科・日程の選び方の見極めは独学だけでは難しい面があります。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 記述式設問の採点基準が独学ではわからない
英語の英文和訳・和文英訳、政治・経済の記述式説明問題など、記述式の設問が多く、採点基準は大学から公表されていません。参考書の模範解答と見比べるだけでは、「自分の答案がどこで減点されているのか」を正確に把握するのが難しいというのが独学最大の壁です。政治・経済は記述式の設問が全体の約9割を占めるとされ、「どこまでの要素を盛り込めば正解になるか」の線引きが独学だと曖昧になりがちです。英文和訳・和文英訳についても、文法的には大きな誤りがなくても、より自然で減点されにくい表現が他にあるケースは多く、自分の答案を客観的に見比べる相手がいないまま演習を重ねると、同じクセを直せないまま本番を迎えてしまうことがあります。
壁2: 学科・日程・方式の組み合わせが独学では判断しにくい
中央大学経済学部は、経済学科だけがⅠ日程・Ⅱ日程の両方に出願できるなど、学科によって選べる選抜方式・日程が異なります。どの学科をどの方式・日程で受験するかという戦略的な判断は、情報収集だけでは最適解にたどり着きにくいという構造的な難しさがあります。特に共通テスト併用方式は個別試験が数学のみという特殊な構成のため、共通テストの外国語・国語が得意な受験生にとっては有利になりやすい一方、この方式の存在自体を見落としたまま出願直前になって気づくケースも少なくありません。第三者に方式・日程それぞれの特徴を整理してもらいながら、自分の状況に合った出願計画を立てられると、こうした手探りの期間を短縮しやすくなります。
壁3: 2027年度からの学科再編で情報が変わり続ける
2027年4月からの学科再編により、経済学部の募集構造は今まさに変化している最中です。「去年までの情報がそのまま使える」という前提で学習計画を立てると、2027年度以降の受験生ほど対応が後手に回りかねません。独学の場合、こうした制度変更の最新情報を自分だけで継続的に追いかけ続けるのは意外と負担が大きく、学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に最新の入試情報を踏まえた進捗確認をしてもらえると、こうしたロスを防ぎやすくなります。特に高3の秋以降は、複数方式の対策を同時並行で進める必要が出てくるため、独学のまま情報収集まで自己流で行うと、どれか1つが手薄になりがちです。週単位で各方式・各科目にどれだけ時間を配分できているかを可視化しておくだけでも、情報収集に気を取られて演習量が減っているといった偏りへの気づきが早くなります。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、記述答案の添削や学科・方式の使い分け判断など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 英語 | 単語・文法・語法の暗記、長文の多読 | 英文和訳・和文英訳の添削、時間配分の調整 |
| 国語 | 古文単語・文語文法の暗記、漢字の書き取り | 多様なテーマの評論文読解のトレーニング |
| 政治経済・数学 | 教科書レベルの暗記、標準問題の反復演習 | 記述問題の添削、選択科目の最終決定 |
| 出願戦略 | 各方式・日程の募集要項の確認 | 学科・方式・日程の使い分けの設計 |
1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「政治経済の記述添削だけ」「出願戦略の相談だけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、記述の精度や戦略設計が頭打ちになっている部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。慶應義塾大学など他大学の経済学部との併願を検討している場合は、慶應義塾大学経済学部の入試傾向と対策もあわせて確認しておくと、私大経済学部全体の傾向をつかみやすくなります。特に併願校が増えるほど出願方式・試験日・検定料の組み合わせは複雑になりやすいため、志望校ごとの出願条件を一覧化しておくだけでも、直前期の出願手続きミスを防ぎやすくなります。
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よくある質問(FAQ)
経済学科はⅠ日程・Ⅱ日程のどちらに出願すべきですか?
経済学科は唯一、Ⅰ日程(2月14日)・Ⅱ日程(2月15日)の両方に出願できます。試験問題は日程ごとに異なるため、両方に出願すれば実質的に2回の受験機会を得られます。対策時間に余裕があれば両日程への出願を検討する価値があります。
経済情報システム学科・公共環境経済学科・国際経済学科もⅠ・Ⅱ両日程に出願できますか?
できません。経済情報システム学科・公共・環境経済学科はⅠ日程のみ、国際経済学科はⅡ日程のみの募集です。志望学科によって出願できる日程が固定されている点に注意してください。
5学部共通選抜と学部別選抜、配点の仕組みはどう違いますか?
5学部共通選抜は登録科目の中から自動的に高得点3教科3科目(300点満点)を採用する方式です。学部別選抜(一般方式)は外国語・国語必須+地歴公民または数学から1科目という固定の組み合わせ(350点満点)で、配点の仕組みが異なります。
2027年度から経済学部はどう変わりますか?
2027年4月から、現行の4学科(経済学科・経済情報システム学科・国際経済学科・公共・環境経済学科)が「経済学科」「社会経済学科」の2学科4コース体制に再編されます。この再編は2026年8月28日に文部科学省の認可を受けており、2027年度入試は新体制での募集になる可能性が高いですが、新体制での科目構成・配点は本記事執筆時点で未公表です。
共通テスト併用方式だけで出願することはできますか?
できます。共通テスト併用方式は共通テストの得点(外国語・国語)と個別試験の数学の得点を合計する方式で、5学部共通選抜・学部別選抜(一般方式)との併願も可能です。個別試験の負担を数学1科目に絞りたい受験生に向いた方式です。
浪人しても中央大学経済学部は受験できますか?
受験できます。浪人生・既卒生も出願資格を満たせば一般選抜(5学部共通選抜・学部別選抜・共通テスト利用選抜)に出願可能です。ただし2027年度以降は学科再編の影響で募集構造が変わる可能性があるため、浪人期間中も最新情報を継続的に確認することが欠かせません。
2027年度の学生募集要項はいつ公表されますか?
本記事執筆時点(2026年9月)では公表されていません。中央大学の一般選抜募集要項は例年11月頃に公表される傾向があると考えられますが、確定した公表時期は大学から発表されていません。特に経済学部は2027年4月から学科再編が行われるため、募集要項の内容自体が現行4学科体制から大きく変わる可能性があります。募集要項が公表される前でも、経済学部の特設サイトで新体制の概要は確認できますが、科目構成・配点・募集人員の詳細は必ず最新の募集要項で確認してください。
全ての方式に出願すると検定料はいくらかかりますか?
5学部共通選抜・学部別選抜(一般方式・英語外部試験利用方式・共通テスト併用方式)はいずれも検定料35,000円、共通テスト利用選抜【単独方式】は15,000円です。仮に5学部共通選抜・学部別選抜(一般方式)・共通テスト利用選抜の3方式に出願すると検定料だけで8万円を超えるため、どの方式にどこまで出願するかは家庭の受験予算と照らし合わせ、早めに方針を共有しておくと安心です(複数出願時には所定の要件を満たすことで検定料が減額となる場合があります)。経済学科のようにⅠ日程・Ⅱ日程の両方に出願する場合も検定料は方式ごとにかかるため、受験機会を増やすメリットと費用負担のバランスを事前に確認しておくとよいでしょう。
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まとめ|中央大学経済学部合格への次の一歩
中央大学経済学部の入試は、5学部共通選抜・学部別選抜(Ⅰ日程・Ⅱ日程・英語外部試験利用方式・共通テスト併用方式)・大学入学共通テスト利用選抜【単独方式】という複数の方式で構成され、それぞれ配点構造や募集学科、試験日が異なります。経済学科だけがⅠ日程・Ⅱ日程の両方に出願できる一方、他の3学科はどちらか一方の日程に限定されるという構造を理解しないまま出願準備を進めると、受験機会を取りこぼしかねません。まずは自分の志望学科がどの日程・どの方式に出願できるのかを早めに確認し、その配点構造に合わせて対策の優先順位を決めることが欠かせません。5学部共通選抜の「高得点3教科型」、学部別選抜の「固定3教科型」という配点方式の違いも、同じ経済学部の入試でありながら得点戦略を左右する要素であり、両方式の特徴を理解したうえでどちらに比重を置くかを決めておくと、直前期の学習配分に迷いにくくなります。
加えて、2027年4月から経済学部は2学科4コース体制に再編されることが2026年8月28日付で文部科学省に認可されており、この記事で紹介した現行4学科の科目構成・配点・倍率はあくまで2026年度実施分の実績です。「今の情報がそのまま自分の受験年度にも当てはまる」という前提は禁物で、新体制での学生募集要項が公表され次第、必ず最新情報を確認する姿勢が求められます。
浪人・再受験を検討している場合や、他のGMARCH各大学・早慶上智との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。本選抜の配点に直結する科目を正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、複数の選抜方式・日程を持つ中央大学経済学部では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と本番で必要な得点との差を定期的に数値で確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。どの学科・どの方式に出願するかといった判断は、受験生本人だけで抱え込まず、保護者や指導者と早めに共有しておくことも、直前期の混乱を防ぐうえで大切です。
本記事の情報は執筆時点(2026年度学生募集要項、および2026年度入試データ)のものです。2027年度の学生募集要項(新学科体制での内容を含む)は執筆時点で未公表のため、入試制度・配点・募集人員は変更される可能性があります。出願前には必ず中央大学公式サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。
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5学部共通選抜・学部別選抜Ⅰ/Ⅱ日程、どれを軸にするかも一緒に考えられます
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