「青山学院大学法学部の個別学部日程は、共通テストの点数を使うのに独自の『総合問題』も課される——結局どういう仕組みなのか分かりにくい」——GMARCHの中でも志願者数が多いこの学部を志望する受験生・保護者から、こうした相談をよく受けます。結論から言うと、青山学院大学法学部の個別学部日程は、大学入学共通テストの換算得点と、大学独自の「総合問題」を組み合わせて合否を判定する複合型の入試です。マークシート中心の一般的な私大入試とは仕組みが異なるため、「共通テストも独自問題もどちらも重要」という前提で対策を組み立てる必要があります。
青山学院大学法学部は、法学科とヒューマンライツ学科の2学科体制です。ヒューマンライツ学科は人権を学部・学科名に掲げる日本で最初の学科として2022年に開設され、法学科とは異なる角度から法や社会課題を学べる点が特徴です。この記事では、青山学院大学が公表している2027年度の入学者選抜概要をもとに、一般選抜(全学部日程・個別学部日程A/B方式・共通テスト利用)の科目構成と配点、独自問題「総合問題」の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。
先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員などの数字は、2027年度入学者選抜(2027年4月入学者対象、同年2月実施)の選抜要項に基づくものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願にあたっては必ず青山学院大学の公式サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。
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【結論】青山学院大学法学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。青山学院大学法学部は法学科・ヒューマンライツ学科の2学科体制で、一般選抜には「全学部日程」「個別学部日程」「大学入学共通テスト利用」の3つの選抜区分があります。個別学部日程はA方式・B方式の2方式で、どちらも共通テストの換算得点と大学独自の「総合問題」を組み合わせて判定する点が最大の特徴です。
| 学科 | 選抜区分・方式 | 教科構成 | 満点 | 募集人員 |
|---|---|---|---|---|
| 法学科 | 全学部日程 | 外国語・国語・地歴公民or数学(独自問題) | 350点 | 約80名 |
| 個別学部日程A方式 | 共通テスト換算(国語・地歴公民等・外国語)+総合問題(国語ベース) | 400点 | 約80名 | |
| 個別学部日程B方式 | 共通テスト換算(国語・地歴公民等・外国語)+総合問題(英語ベース) | 400点 | 約25名 | |
| 共通テスト利用 | 3科目型または5科目型 | 350点/700点 | 約10名 | |
| ヒューマンライツ学科 | 全学部日程 | 外国語・国語・地歴公民or数学(独自問題) | 350点 | 約25名 |
| 個別学部日程A方式 | 共通テスト換算+総合問題(国語ベース) | 400点 | 約20名 | |
| 個別学部日程B方式 | 共通テスト換算+総合問題(英語ベース) | 400点 | 約10名 | |
| 共通テスト利用 | 3科目型または5科目型 | 350点/700点 | 約5名 |
出典: 青山学院大学「2027年度入学者選抜概要」法学部法学科・ヒューマンライツ学科ページ。個別学部日程の募集人員は法学科・ヒューマンライツ学科ともA方式のほうがB方式より多く設定されています。全学部日程・個別学部日程・共通テスト利用のいずれも受験科目や配点の設計思想がまったく異なるため、自分がどの区分・方式に強みを発揮できるかを早い段階で見極めておく必要があります。
総合問題とは何か
個別学部日程A方式・B方式で課される「総合問題」は、単独の教科というより、複数教科の知識を組み合わせて解く複合型の出題形式です。A方式では「現代の国語、言語文化(古文・漢文を除く)」と「歴史総合、公共」を組み合わせた総合問題、B方式では英語(英語コミュニケーションI・II・III、論理・表現I・II・III)と「歴史総合、公共」を組み合わせた総合問題が、いずれも90分・200点で課されます。国語(現代文)の読解力を軸にするか、英語の読解力を軸にするかで、A方式かB方式かの選択が変わってくる仕組みです。
共通テストの換算得点、全学部日程・共通テスト利用との違い
個別学部日程の共通テスト部分は、素点をそのまま使うのではなく、科目ごとに定められた配点へ換算してから合否判定に使われる点に注意が必要です。たとえばA方式の国語は共通テストの満点200点を100点に換算し、外国語は満点200点を65点に換算します。一方、全学部日程は共通テストを使わず大学独自問題(外国語・国語・地歴公民or数学)のみの350点で判定され、共通テスト利用は個別試験を課さず共通テストの得点のみ(3科目型または5科目型)で判定されます。同じ「法学部」でも3つの選抜区分でまったく異なる評価の仕組みが使われているため、志望区分を決める段階でこの違いを正しく理解しておくことが対策の出発点になります。
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青山学院大学法学部とは|法学科・ヒューマンライツ学科の特徴と求められる力
青山学院大学法学部は、1959年に設立された歴史のある学部です。法学科・ヒューマンライツ学科の2学科からなり、ヒューマンライツ学科は人権を学部・学科名に掲げる日本で最初の学科として2022年4月に開設されました。同じ法学部の中でも、2つの学科でカリキュラムの重心がかなり異なる点は、志望校選びの段階で押さえておきたいポイントです。
法学科|理論と実務をつなぐカリキュラム
法学科は、1・2年次で法学の全体像をつかみ基礎を身につけたうえで、3・4年次に専門科目を選択していくカリキュラムです。企業法務・現代法実務論など法と実務の関わりを学ぶ科目、刑事政策・国際刑事法・少年法などの先端科目が充実しています。さらに、論述の力を磨く「法学ライティング」(Basic・Advanced)が用意されており、豊かで系統的な法知識と、論理的・合理的思考力をもってそれを現実に適用する技能を身につけることを目指すカリキュラムになっています。基礎から実務・先端分野まで段階的に学べる設計は、法律を体系的に学びたい受験生にとって分かりやすい構成だといえます。
ヒューマンライツ学科|人権を掲げる日本初の学科
ヒューマンライツ学科は、1年次に必修科目「ヒューマンライツの現場」があるのが大きな特徴です。ドキュメンタリー映像などを通して人権問題の現状をまず知ることから始める導入授業で、法学系の必修科目に加えて政治学・経済学・公共政策の入門科目、社会調査の方法を学ぶ科目も1年次から配置されています。2年次以降は貧困と人権、戦争・紛争と人権、ジェンダーと人権、性的マイノリティと人権、ビジネスと人権、英語で人権問題を学ぶ科目など、テーマ別の科目が豊富に用意されています。「法学」と聞いて条文解釈を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、ヒューマンライツ学科のように具体的な人権課題から出発する学び方も、青山学院大学法学部が用意している選択肢の一つです。
入試が求める力(アドミッション・ポリシーより)
青山学院大学法学部のアドミッション・ポリシーでは、知識・技能として「歴史や政治、経済についての知識を高等学校卒業相当レベルで習得している」こと、「日本語及び英語について、読む、書く、聞く、話すといった自己表現上の技能を高等学校卒業相当レベルで習得している」ことが求められています。思考力・判断力・表現力としては「高等学校卒業相当レベルで物事について論理的に考えて判断できる」「自らの考えを説得力ある適切な内容と論拠で表現するために必要な日本語での文章表現力の基礎を習得している」ことが挙げられ、歴史・政治・経済の知識と、日本語・英語による表現力の両方が入試の前提として重視されています。意欲・関心・態度は学科で文言が分かれ、法学科は「法学あるいは政治学に関心を持っている」こと、ヒューマンライツ学科は「法学あるいは政治学に関心を持っている、又は、例えば障がい者の権利、子どもの権利など、具体的な人権問題に関心を持っている」ことが求められています。志望理由書や面接を意識する場面が来たときのために、この文言をどう自分の言葉に落とし込めるか、早い段階から考えておいて損はありません。
2学科どちらを選ぶかの考え方
法学科とヒューマンライツ学科は、入試の科目構成・配点は基本的に同じ枠組みを使いますが、学んだ先のカリキュラムの方向性が大きく異なるため、入試対策と並行して「入学後に何を学びたいか」を考えておくことが大切です。条文解釈や法実務、企業法務のような実務志向を重視するなら法学科、貧困・ジェンダー・ビジネスと人権のような社会課題から法や政治を捉えたいならヒューマンライツ学科が候補になります。志望理由書や面接の場面では、この違いをどれだけ具体的に説明できるかが評価に関わってくる可能性があります。
法学部で学んだ先のキャリアをイメージしておく
法学部は、法律を専門に扱う職業だけでなく、企業の法務部門や一般事務、公務員、金融機関など幅広い進路につながりやすい学部だといわれています。法学科の体系的な法知識、ヒューマンライツ学科の人権に関する専門知識は、いずれも卒業後の進路の土台になり得ます。入試段階では点数の獲得に意識が向きがちですが、志望理由書や面接では「入学後に何を学び、その先で何をしたいか」まで具体的に語れることが評価されやすい傾向にあるため、学部研究と並行してキャリアの方向性についても情報収集を進めておくとよいでしょう。詳細な進路実績・就職状況は年度によって変わるため、必ず大学公式サイトの最新情報でご確認ください。
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一般選抜の入試方式と科目構成|全学部日程・個別学部日程(A・B方式)・共通テスト利用
ここからは、青山学院大学法学部の一般選抜の科目構成と配点を、選抜区分・方式ごとに詳しく見ていきます。個別学部日程は「共通テスト換算+総合問題」という複合方式である一方、全学部日程は独自問題のみ、共通テスト利用は共通テストのみで判定されるため、それぞれ対策の性質がまったく異なります。
個別学部日程|法学科のA・B方式
法学科の個別学部日程は、A方式・B方式ともに大学入学共通テストの換算得点と大学独自の「総合問題」を組み合わせて実施されます。
| 方式 | 募集人員 | 区分 | 教科 | 科目(出題範囲) | 配点 |
|---|---|---|---|---|---|
| A方式 | 約80名 | 共通テスト | 国語 | 「国語」(満点200点を100点に換算) | 100点 |
| 地歴公民または数学 | 歴史総合・地歴探究/公共・倫理/公共・政治経済/数学I等から1科目選択(満点100点を35点に換算) | 35点 | |||
| 外国語 | 英語(リーディング・リスニング)/独語/仏語/中国語/韓国語から1科目選択(満点200点を65点に換算) | 65点 | |||
| 独自問題 | 総合問題(90分) | 現代の国語・言語文化(古文漢文を除く)と歴史総合・公共の総合問題 | 200点 | ||
| B方式 | 約25名 | 共通テスト | 国語 | 「国語」(満点200点を65点に換算) | 65点 |
| 地歴公民または数学 | A方式と同一の選択肢(満点100点を35点に換算) | 35点 | |||
| 外国語 | 英語(リーディング・リスニング)等から1科目選択(満点200点を100点に換算) | 100点 | |||
| 独自問題 | 総合問題(90分) | 英語(英語コミュニケーションI・II・III、論理・表現I・II・III)と歴史総合・公共の総合問題 | 200点 |
出典: 青山学院大学「2027年度入学者選抜概要」法学部法学科ページ。A方式は満点400点のうち総合問題200点・共通テスト換算200点でちょうど半分ずつの配分になっています。同じ「総合問題」という科目名でも、A方式は現代文読解、B方式は英語読解を軸にする点が最大の違いで、どちらの読解力に強みがあるかによって選ぶべき方式が変わります。
個別学部日程|ヒューマンライツ学科のA・B方式
ヒューマンライツ学科の個別学部日程も、法学科と同じ科目構成・配点の枠組みで実施されます。異なるのは募集人員だけです。
| 方式 | 募集人員 | 共通テスト換算合計 | 独自問題(総合問題) | 合計配点 |
|---|---|---|---|---|
| A方式 | 約20名 | 200点(国語100+地歴公民等35+外国語65) | 200点(国語ベース、90分) | 400点 |
| B方式 | 約10名 | 200点(国語65+地歴公民等35+外国語100) | 200点(英語ベース、90分) | 400点 |
ヒューマンライツ学科のA方式・B方式は、募集人員以外は法学科のA方式・B方式と同じ科目構成・配点です。募集人員は法学科のほうが多く設定されているため(A方式約80名 対 約20名、B方式約25名 対 約10名)、同じ得点でも学科によって合格ラインが変わる可能性がある点に留意してください。
全学部日程の科目構成
全学部日程は、法学科・ヒューマンライツ学科ともに同じ科目構成で実施され、個別学部日程のような共通テスト換算や総合問題は使われません。
| 教科 | 科目 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 外国語 | 英語コミュニケーションI・II・III、論理・表現I・II・III | 80分 | 150点 |
| 国語 | 現代の国語、言語文化(古文・漢文を除く) | 70分 | 100点 |
| 地理歴史または公民または数学 | 世界史探究・日本史探究・政治経済・数学I,数学II,数学A(図形の性質、場合の数と確率)・数学B(数列)・数学C(ベクトル)のうち1科目選択 | 60分 | 100点 |
募集人員は法学科が約80名、ヒューマンライツ学科が約25名です。全学部日程は個別学部日程と異なり共通テストを使わず、大学独自問題のみ350点で判定される点が特徴で、総合問題という複合形式に不安がある受験生にとっては、外国語・国語・地歴公民or数学という単独教科ごとの出題のほうが取り組みやすい選抜区分だといえます。
大学入学共通テスト利用入学者選抜(3科目型・5科目型)
共通テスト利用は、個別試験を課さず大学入学共通テストの成績のみで合否を判定する方式で、3科目型と5科目型の2パターンがあります。
| 型 | 教科 | 科目 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 3科目型 | 国語 | 「国語」(満点200点を150点に換算) | 150点 |
| 地歴公民・数学・理科・情報 | 該当科目のうち高得点科目を合否判定に使用 | 100点 | |
| 外国語 | 英語(リーディング・リスニング)等から1科目選択(満点200点を100点に換算) | 100点 | |
| 5科目型 | 国語 | 「国語」(満点のまま) | 200点 |
| 地歴公民・数学・理科・情報(1) | 該当科目のうち高得点科目を合否判定に使用 | 100点 | |
| 地歴公民・数学・理科・情報(2) | (1)と異なる科目群から高得点科目を合否判定に使用 | 100点 | |
| 数学 | 「数学I,数学A」 | 100点 | |
| 外国語 | 英語(リーディング・リスニング)等から1科目選択(満点のまま) | 200点 |
募集人員は法学科が3科目型・5科目型を合計して約10名、ヒューマンライツ学科が合計で約5名です。5科目型は国語・外国語を素点のまま使うため、3科目型より満点が大きくなる設計になっています。5科目型で合否判定に使用できる「公民」は1科目のみという注意点もあるため、複数科目を受験している場合はどの組み合わせが最も高得点になるかを事前にシミュレーションしておく必要があります。
参考: 2026年度(1つ前の年度)の入試結果
2026年度も個別学部日程はA・B方式+総合問題という同様の枠組みで実施されており、方式そのものの大きな変更は確認できていませんが、次年度に数字がそのまま当てはまるとは限らないため、あくまで応募動向の参考として紹介します。
| 学科・区分 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 倍率 | 合格最低% |
|---|---|---|---|---|---|
| 法学科・全学部日程 | 1,740名 | 1,664名 | 300名 | 5.5倍 | 73.7% |
| 法学科・個別学部日程A方式 | 591名 | 459名 | 154名 | 3.0倍 | 66.4% |
| 法学科・個別学部日程B方式 | 245名 | 164名 | 67名 | 2.4倍 | 66.4% |
| 法学科・共通テスト利用(3科目型) | 735名 | 735名 | 183名 | 4.0倍 | 82.4% |
| ヒューマンライツ学科・全学部日程 | 931名 | 898名 | 100名 | 9.0倍 | 73.7% |
| ヒューマンライツ学科・個別学部日程A方式 | 222名 | 179名 | 46名 | 3.9倍 | 65.4% |
| ヒューマンライツ学科・個別学部日程B方式 | 104名 | 84名 | 28名 | 3.0倍 | 64.7% |
出典: 青山学院大学「2026年度 入学者選抜結果」法学部ページ。法学部全体では、全学部日程の倍率(6.4倍)が個別学部日程(3.0倍)より高く、共通テスト利用は4.8倍という水準でした。ヒューマンライツ学科は全学部日程の倍率が9.0倍と法学科より高く、募集人員が少ない分、志願が集中しやすい傾向がうかがえます。学部合計の入学者は480名(男子243名50.6%・女子237名49.4%)で、法学科365名・ヒューマンライツ学科115名という内訳でした。
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科目別の出題傾向|総合問題・共通テスト科目・全学部日程で何が問われるか
ここからは出題形式・科目別に、青山学院大学法学部の出題傾向を見ていきます。以下は公式の入学者選抜概要に基づく客観的な形式面の情報であり、具体的な設問内容の予想ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、出題形式・範囲の要約にとどめます。
総合問題(国語ベース・A方式)の位置づけ
A方式の総合問題は、「現代の国語、言語文化(古文・漢文を除く)」と「歴史総合、公共」を組み合わせた90分・200点の複合出題です。古文・漢文が範囲から除かれているため、現代文の読解力と歴史総合・公共の知識を同じ試験時間内で問われる形式だと理解しておく必要があります。単独の現代文の試験や単独の歴史の試験とは異なり、時間配分そのものを複合科目向けに設計し直す必要がある点が、他大学の一般的な国語・地歴の試験と大きく異なるポイントです。
総合問題(英語ベース・B方式)の位置づけ
B方式の総合問題は、英語と「歴史総合、公共」を組み合わせた90分・200点の複合出題です。英語の読解力を軸にしながら、歴史総合・公共の知識を組み合わせて解答する形式であるとみられます。英語だけを見れば独立した長文読解の対策で足りるように思えますが、歴史総合・公共の内容と関連づけて出題される可能性がある以上、英語対策と歴史・公民対策を切り離さずに進める視点が必要です。
共通テスト科目の位置づけ(換算配点の意味)
個別学部日程の共通テスト部分は、素点をそのまま使うのではなく、科目ごとに定められた比率で換算してから合否判定に使われるため、共通テストで高得点を取ること自体が総合得点に直結します。たとえばA方式の外国語は共通テストの満点200点を65点に、B方式では満点200点を100点に換算するため、B方式のほうが共通テストの外国語の比重が高いという特徴があります。逆にA方式は総合問題(国語ベース)と共通テストの国語がどちらも大きな比重を占めるため、現代文読解に強みがある受験生に有利な設計だと考えられます。
全学部日程の出題傾向(独自問題のみ)
全学部日程は、個別学部日程とは異なり総合問題や共通テスト換算を使わず、外国語・国語・地歴公民or数学という単独教科ごとの独自問題で実施されます。外国語は長文読解を中心とした出題が続いているとされ、配点も150点と3教科の中で最大です。国語は「現代の国語、言語文化」のうち古文・漢文を除いた範囲、つまり実質的に現代文中心の出題になっているとみられます。地理歴史・公民・数学はいずれか1科目を選択する形式で、高校での履修状況や得意分野に応じて早めに固めておくことが、対策の効率化につながります。
共通テスト利用(3科目型・5科目型)の位置づけ
共通テスト利用は個別試験を課さないため、出題傾向という意味では共通テストそのものの対策がすべてです。3科目型は国語・外国語・選択科目1科目というシンプルな構成、5科目型はそこに数学I,数学Aなどを加えた幅広い構成になっています。5科目型は満点が大きくなる分、苦手科目があっても他の科目でカバーしやすい設計とも言えますが、その分だけ受験科目数そのものが多く、高3の共通テスト対策全体の負荷も大きくなる点は理解しておく必要があります。3科目型・5科目型のどちらを選ぶかは、共通テストでどの科目まで安定して得点できる見込みがあるかを踏まえて、高3の秋頃までに固めておくと出願方式で迷わずに済みます。
| 目安の時間配分(90分・200点の総合問題) | 取り組みの考え方 |
|---|---|
| 前半(現代文または英語パート) | 本文を読みながら設問との対応関係を把握し、時間をかけすぎず要点を押さえる |
| 後半(歴史総合・公共パート) | 知識問題は素早く処理し、記述・論述系の設問に時間を残す |
| 見直し | 複合出題ゆえに見落としやすい設問形式の指示を最終確認する |
上記はあくまで一般的な複合形式の試験に対する時間配分の考え方であり、大学が公表している総合問題の具体的な配点内訳・設問構成ではない点にご留意ください。実際の時間配分は、過去問演習を重ねながら自分にとって解きやすい順番・ペースを見つけていくことが大切です。
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高1〜高3・浪人生まで、今の時期から青山学院大学法学部合格までに何をいつ終わらせればよいかを、志望方式に合わせて具体的にお伝えします。
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科目別の対策の方針
出題形式を踏まえ、ここからは科目・区分別の対策の方向性を整理します。個別学部日程を志望する場合、総合問題という馴染みのない形式への慣れと、共通テストでの得点力向上を並行して進める必要があります。
総合問題(現代文×歴史公民)の対策(A方式志望者)
A方式の総合問題対策では、まず現代文の読解力を、新書レベルの評論文を日常的に読み筆者の主張を要約する練習で高めることが土台になります。古文・漢文が出題範囲から除かれている分、現代文の読解精度と歴史総合・公共の知識整理に学習時間を集中投下できるのが、この方式の特徴です。歴史総合・公共は、単純な用語暗記だけでなく、現代文の文章と関連づけて出来事や制度の意味を説明できるレベルまで理解を深めておくと、複合出題への対応力が上がります。90分という試験時間の中で、現代文と歴史・公民の双方に配分できる時間を、過去問形式の演習を通じて事前に把握しておくことをおすすめします。
総合問題(英語×歴史公民)の対策(B方式志望者)
B方式の総合問題対策では、英語の長文読解力を高めながら、歴史総合・公共の基礎知識も並行して固めておく必要があります。英語の配点は共通テスト換算(満点200点を100点に換算)でも大きな比重を占めるため、英語の完成度が総合得点の土台を作るという前提で学習計画を立てるのが効果的です。歴史総合・公共は、教科書レベルの基礎知識を体系的に固めたうえで、英語の文章と関連づけられるような背景知識としての理解を意識しておくと、複合出題に落ち着いて対応しやすくなります。オンライン家庭教師サービスの選び方や料金比較はオンライン家庭教師おすすめ15選比較|料金・講師の質で選ぶでも整理しているので、あわせて参考にしてください。
共通テストで稼ぐための対策
個別学部日程では、共通テスト部分の得点も換算されて合否に直結するため、総合問題対策だけでなく、共通テスト本番での得点力そのものを底上げする対策も欠かせません。特にA方式は国語(満点200点を100点に換算)、B方式は外国語(満点200点を100点に換算)の比重が大きいため、志望方式に応じてどの共通テスト科目を優先的に伸ばすべきかが変わってきます。共通テスト利用選抜を併願する場合は、共通テスト対策がそのまま個別学部日程の得点力向上にもつながるため、早い段階から共通テスト形式の演習を計画に組み込んでおくと効率的です。
全学部日程志望者の対策
全学部日程で受験する場合は、総合問題を意識せず、外国語・国語・地歴公民or数学という単独教科ごとの対策に専念できます。配点が最大の外国語(150点)を軸にしながら、現代文中心の国語、選択した地歴公民or数学を並行して仕上げるのが基本の考え方です。個別学部日程との併願を考えている場合は、総合問題対策と単独教科対策のどちらに比重を置くかを高3の早い段階で決めておくと、直前期の学習計画が立てやすくなります。
方式別に見る対策の優先順位
ここまでの内容を、志望方式別に対策の優先順位として整理すると次のようになります。
| 志望方式 | 最優先で伸ばす力 | 次に固めるべき知識 |
|---|---|---|
| 個別学部日程A方式 | 現代文の読解力(総合問題・共通テスト国語で二重に配点) | 歴史総合・公共の知識、選択科目(地歴公民or数学) |
| 個別学部日程B方式 | 英語の読解力(総合問題・共通テスト外国語で二重に配点) | 歴史総合・公共の知識、選択科目(地歴公民or数学) |
| 全学部日程 | 外国語(配点150点で3教科中最大) | 現代文中心の国語、選択した地歴公民or数学 |
| 共通テスト利用 | 共通テストで安定して得点できる基礎学力全般 | 3科目型か5科目型かに応じた選択科目の絞り込み |
A方式・B方式はいずれも「総合問題」と「共通テスト換算」の両方で同じ教科(国語または外国語)の配点が重なる設計になっているため、志望方式を早めに固めて該当科目に学習時間を集中させることが、効率的な得点アップにつながります。
A方式・B方式、どちらが自分に合うか無料で整理します
現代文の読解と英語の読解、どちらに強みがあるかを踏まえて、青山学院大学法学部の総合問題でどちらの方式が合格ラインに届きやすいかを一緒に確認します。その場で入会を決める必要はありません。
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
青山学院大学法学部の入試は、区分・方式によって評価の仕組みが大きく異なるため、直前期にまとめて対策するのではなく、志望区分・方式を早めに決めたうえで学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験区分を絞り込む前の土台作りの時期です。国語(現代文)・英語・歴史総合や公共の基礎は、どの区分・方式を選んでも共通して必要になるため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。総合問題は複数教科を組み合わせて解く形式のため、特定の教科だけを伸ばすのではなく、国語・英語・歴史公民をバランスよく学んでおくことが、後の方式選択の幅を広げることにつながります。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、志望区分(全学部日程・個別学部日程A/B方式・共通テスト利用)の方向性を固めながら、それぞれに必要な科目の対策を意識し始める時期です。現代文の読解力と英語の長文読解力のどちらに強みがあるかを高2のうちに見極めておくことが、方式選択をスムーズにします。個別学部日程を志望するならA方式(国語ベース)かB方式(英語ベース)かの方向性をこの時期から意識しておくと、高3での対策がスムーズになります。歴史総合・公共で受験する方向であれば、この時期から授業内容を着実に理解し、現代文や英語の文章と関連づけて説明できるレベルを目指しておくことが大切です。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、志望区分・方式に合わせた科目対策と過去問演習を並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 志望区分(全学部日程・個別学部日程A/B方式)を確定し、現代文または英語の長文演習量を増やす |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、総合問題であれば複合出題への時間配分に慣れていく |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 個別学部日程・共通テスト利用ともに共通テスト対策の比重を一時的に高める |
| 共通テスト後〜個別試験 | 共通テストの自己採点をもとに、独自問題(総合問題または全学部日程の各教科)の総仕上げに専念 |
個別学部日程は共通テストの得点が合否に直結するため、共通テスト後の自己採点を踏まえて出願する方式を最終調整できる点も押さえておきたいポイントです。全学部日程を併願する場合は、総合問題とは別に単独教科の対策時間も確保しておく必要がある点を忘れないようにしてください。
浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が青山学院大学法学部を再受験する場合、個別学部日程が共通テスト換算+総合問題という複合方式である以上、現役時の共通テストの得点感覚をゼロから作り直す意識を持つことが大切です。浪人期間は、現役時に手薄だった科目(特に総合問題で軸になる現代文または英語、そして歴史総合・公共)を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。方式を変える場合(現役時A方式で受験して届かなかった場合にB方式に挑戦し直す等)は、これまで積み上げてきた勉強内容が無駄にならないよう、共通テスト科目のように全方式共通の土台を意識しながら計画を組むと移行しやすくなります。
模試の活用法とスケジュールの見直し方
逆算スケジュールは、一度立てたら固定するものではありません。模試の結果をきっかけに、志望区分・方式や科目ごとの学習配分を定期的に見直すことが重要です。特に共通テスト換算+総合問題という複合方式を採用する青山学院大学法学部では、共通テスト模試の結果と、記述・総合問題形式を想定した模試の結果を別々に管理し、志望方式に必要な得点力のバランスが崩れていないかを定期的にチェックする習慣をつけると、直前期に同じ失点パターンを繰り返すリスクを減らせます。
GMARCH併願校とのスケジュール管理
青山学院大学法学部を第一志望としながら、他のGMARCH校や中央大学法学部のような法学部専門校を併願するご家庭は少なくありません。全学部日程・個別学部日程A/B方式・共通テスト利用と、併願校の試験日程を早い段階で一覧化しておくと、直前期に日程の重複や移動の負担に気づかずに慌てるリスクを減らせます。特に総合問題(90分・200点)は他大学にあまり見られない独自形式のため、併願校対策の演習量を確保しながら、総合問題特有の対策時間も別枠で確保しておくことが大切です。共通テスト利用を併願する大学がある場合は、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと、併願戦略全体の効率が上がります。
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現代文または英語と歴史総合・公共を組み合わせた複合出題は、単独教科の対策だけでは見えない弱点が隠れがちです。時間配分や解答の組み立て方まで含めて確認できます。
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独学で目指す場合の壁と対処法
青山学院大学法学部は、共通テスト換算と総合問題を組み合わせた独特な評価方式を採用する入試です。知識のインプットは独学でも進められますが、総合問題への対応や共通テスト換算を踏まえた戦略設計は独学だけでは最適化しづらい面があります。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 「総合問題」という馴染みのない形式に独学で対応しづらい
総合問題は、現代文または英語と、歴史総合・公共を組み合わせた複合出題という、他の多くの私立大学にはあまり見られない形式です。単独教科の過去問集や参考書だけでは、複合出題特有の時間配分や解答の組み立て方まではカバーしきれない場合があります。独学だと、現代文・英語・歴史公民をそれぞれ個別に演習するだけで終わってしまい、複合出題としての総合的な対応力を鍛える機会を作りにくいという壁があります。市販の対策教材も単独教科ごとに分かれているものが大半のため、複合形式に特化した演習量を自力で確保しようとすると、教材選びの段階からつまずいてしまうことも少なくありません。
壁2: 共通テスト換算配点のロジックがわかりにくい
個別学部日程は、共通テストの素点をそのまま使うのではなく、科目ごとに定められた比率で換算してから合否判定に使われます。A方式とB方式で換算比率が異なるため、どちらが有利かを見極めるには募集要項を正しく読み解く力が必要です。独学だと、共通テストの自己採点結果を換算配点に当てはめて出願方式を判断する作業を、客観的な視点なしに進めてしまいがちです。共通テスト本番の自己採点から個別学部日程の出願締切までは日数が限られているため、事前に換算シミュレーションのやり方を理解しておかないと、直前になって出願方式を決めきれないという事態にもなりかねません。
壁3: 併願校対策との時間配分を独学で最適化するのは難しい
GMARCHや中央大学法学部のような法学部専門校を併願する場合、大学ごとに出題形式・科目構成が大きく異なるため、併願校対策と青山学院大学特有の総合問題対策をどう配分するかは、独学だと感覚的な判断になりがちです。法学部専門校を目指す受験生の併願戦略については中央大学法学部の入試傾向と対策でも取り上げているので、法学部特化型の大学と併願する場合はあわせて参考にしてください。特に高3の秋以降は時間的な制約が大きくなるため、方式別・大学別に必要な演習量を可視化し、優先順位をつけて計画を立て直せる体制があると安心です。塾・予備校を使う場合の費用感については大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げています。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、総合問題の解答構成チェックや共通テスト換算を踏まえた出願方式の相談など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 総合問題(現代文・英語) | 単語・文法の暗記、読解の多読 | 複合出題の時間配分・解答構成のチェック |
| 歴史総合・公共 | 用語・出来事の暗記 | 現代文・英語の文章と関連づけた理解の整理 |
| 共通テスト対策 | 過去問演習、基礎知識の反復 | 換算配点を踏まえた出願方式の絞り込み |
| 方式選択 | 募集要項を読んで配点・科目を把握する | 得意科目との相性を踏まえたA方式・B方式の判断 |
1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「総合問題の解答構成だけ見てほしい」「共通テストの結果からどちらの方式が有利か相談したい」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、総合問題への対応や方式選択など判断が難しい部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。
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よくある質問(FAQ)
法学科とヒューマンライツ学科、どちらを選べばいいですか?
入試の科目構成・配点は基本的に同じ枠組みが使われるため、入学後に何を学びたいかを軸に選ぶことをおすすめします。企業法務や法実務のような実務志向を重視するなら法学科、貧困・ジェンダー・ビジネスと人権のような社会課題から法や政治を捉えたいならヒューマンライツ学科が候補になります。2026年度の参考実績では、ヒューマンライツ学科(全学部日程倍率9.0倍)のほうが法学科(同5.5倍)より倍率が高い傾向にありました。
個別学部日程のA方式とB方式、どちらを選べばいいですか?
総合問題が現代文ベースか英語ベースかで方式が分かれるため、現代文の読解に強みがあればA方式、英語の読解に強みがあればB方式が候補になります。募集人員は法学科・ヒューマンライツ学科ともA方式のほうが多く設定されているため、募集枠の大きさも踏まえて検討することをおすすめします。
「総合問題」とは具体的にどんな試験ですか?
A方式は「現代の国語、言語文化(古文・漢文を除く)」と「歴史総合、公共」を組み合わせた90分・200点の複合出題、B方式は英語と「歴史総合、公共」を組み合わせた90分・200点の複合出題です。単独教科の試験ではなく、複数教科の知識を同じ試験時間内で問われる複合型の出題形式である点が特徴です。実際の設問内容は大学非公表のため、本記事では形式面の情報にとどめています。
共通テストの点数はどのように換算されますか?
個別学部日程では、共通テストの素点をそのまま使うのではなく、科目ごとに定められた比率で換算してから合否判定に使われます。A方式は国語(満点200点を100点に換算)、B方式は外国語(満点200点を100点に換算)の比重が大きく設計されています。詳細な換算比率は年度によって変わる可能性があるため、出願前に必ず最新の学生募集要項でご確認ください。
全学部日程だけで合格を狙うのは現実的ですか?
全学部日程は個別学部日程とは異なり、共通テストを使わず大学独自問題(外国語・国語・地歴公民or数学)のみの350点で判定されます。総合問題という複合形式に不安がある場合、単独教科ごとの出題である全学部日程を中心に検討する選択肢があります。ただし2026年度の参考実績では全学部日程の倍率(法学部全体で6.4倍)が個別学部日程(同3.0倍)より高い傾向にあった点も踏まえて判断してください。
共通テスト利用選抜だけで合格を狙うのは現実的ですか?
共通テスト利用は募集人員が法学科で3科目型・5科目型合計約10名、ヒューマンライツ学科で合計約5名と少なく、複数科目で得点する必要があります。募集人員が少ない分、共通テスト利用のみを本命にするのはリスクが高く、全学部日程や個別学部日程と併願する形で活用するのが現実的です。
浪人しても青山学院大学法学部は受験できますか?
受験できます。ただし前述の通り、個別学部日程は共通テスト換算+総合問題という複合方式のため、現役時の対策や過去の合格体験記をそのまま参考にできない部分がある点に注意が必要です。浪人期間の使い方としては、総合問題で軸になる現代文または英語を中心に、共通テストで安定して得点できる力を1年間かけて底上げする計画が基本になります。現役時にA方式で受験して届かなかった場合、浪人期間中に英語力を重点的に鍛え直してB方式に切り替えるという選択肢も考えられます。
総合問題の過去問はどこで確認できますか?
大学の入学者選抜要項や公式サイトの入試情報ページで、出題形式・出題範囲の案内が公表されています。実際の設問そのものを本記事で転載することはできないため、過去問演習は大学公式の資料や市販の過去問集を使って進めることをおすすめします。総合問題という複合形式に慣れるには、単発の演習だけでなく、90分という制限時間の中で通しで解く練習を早めに始めておくと本番でのペース配分がつかみやすくなります。
まとめ|青山学院大学法学部合格への次の一歩
青山学院大学法学部の入試は、法学科・ヒューマンライツ学科ともに「全学部日程」「個別学部日程(A・B方式)」「共通テスト利用」の3区分で実施され、個別学部日程は共通テストの換算得点と大学独自の「総合問題」を組み合わせて判定される点が最大の特徴です。A方式は現代文、B方式は英語を軸にした総合問題という違いがあり、自分の読解力の強みがどちらにあるかが方式選びの出発点になります。
個別学部日程を中心に考えるのであれば、まずは現代文と英語のどちらに強みがあるかを自己分析し、共通テストの換算配点と総合問題の配点比率を照らし合わせて志望方式を早期に固めることが、対策の効率を大きく左右します。全学部日程や共通テスト利用を併願する場合は、総合問題とは別に単独教科の対策時間や共通テスト特有の形式への対応も忘れずに計画に組み込んでおく必要があります。募集人員も区分・方式ごとに異なるため、得意科目だけでなく「その区分・方式で何名の枠を争うことになるか」もあわせて確認しておくと、より現実的な戦略が立てられます。
浪人・再受験を検討している場合も、基本的な考え方は変わりません。共通テスト換算+総合問題という複合方式を正確に理解したうえで、配点の大きい科目・自分の得意分野を軸に学習時間を優先的に配分することが、青山学院大学法学部のように評価の仕組みが複雑な入試では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と各方式で必要な得点との差を定期的に数値で確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。
法学科とヒューマンライツ学科のどちらを志望するかによって、入学後に学べる内容も大きく変わってきます。法実務を軸にした法学科の学びと、人権をテーマにするヒューマンライツ学科の学び、どちらに魅力を感じるかという視点も大切です。入試の科目構成・配点は共通していても、入学後のカリキュラムや学べるテーマは学科ごとにはっきり異なるため、志望理由書や面接を意識する段階になってから慌てて調べるのではなく、受験勉強と並行して学部研究を進めておくことをおすすめします。入試対策と学部研究を並行して進めることが、結果的にモチベーションを保ったまま受験期を乗り切ることにもつながります。
本記事の情報は執筆時点(2027年度入学者選抜の要項)のものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず青山学院大学の公式サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に共通テストの換算比率や総合問題の出題範囲は、学習計画を立てる時点でも最新版を確認する習慣をつけておくと安心です。
スプリング・オンライン家庭教師では、プロ講師による1対1指導を通じて、青山学院大学法学部が求める現代文・英語の読解力や、共通テスト科目の得点力を科目単位で強化できます。「今の学力から青山学院大学法学部合格まで、どの区分・方式を軸に・何を・どれくらい進めればいいか」を、無料相談で具体的にシミュレーションすることも可能です。指導内容とコースの詳細は大学受験コースのページでも紹介しています。A方式・B方式のどちらを選ぶか迷っている方も、まずは現状を整理するところから始めてみてください。
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