「芝浦工業大学システム理工学部は、工学部と同じA方式・B方式のはずなのに、課程によって配点が違うと聞いた」——理系専門大学の中でも独自の入試制度を持つこの学部を志望する受験生・保護者から、こうした相談をよく受けます。結論から言うと、数理科学課程だけは数学の得点が2倍換算され、A方式なら400点満点になる特殊ルールがあるなど、同じ学部の中でも課程によって配点構造そのものが変わります。まずこの違いを正しく把握することが、対策の出発点です。
システム理工学部は2026年4月に学科制から課程制へ移行し、情報課程・機械電気課程・建築環境課程・生命科学課程・数理科学課程の5課程11コース、学部合計705名という編成になりました。全学年を通じて大宮キャンパスで学ぶワンキャンパス制で、同じ芝浦工業大学の「工学部」(2024年度に課程制移行、豊洲キャンパス中心)とは、キャンパスも改組の時期も異なります。この記事では、芝浦工業大学が公開した最新の選抜要項および複数の受験情報サイトをもとに、システム理工学部の一般選抜の科目構成と配点、課程ごとの違い、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。
先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員などの数字は、2027年度(令和9年度)入試の選抜要項(2026年9月1日公開版)および大学公式の改組特設サイト、複数の大学受験情報サイトの記載内容に基づくものです。入試制度は年度によって変更されることがあるため、出願にあたっては必ず芝浦工業大学の入試情報サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。
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【結論】芝浦工業大学システム理工学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。芝浦工業大学システム理工学部の一般選抜は、工学部と同じく「大学入学共通テスト利用方式(本学独自の学力試験なし)」と「本学独自試験を課す方式(前期日程A・B方式/全学統一日程A・B方式/後期日程)」の2系統に分かれますが、独自試験の配点は課程によって異なる点が工学部にはない特徴です。
| 課程 | 独自試験の標準配点(A方式等) | 理科の選択科目 |
|---|---|---|
| 情報課程 | 300点(数学100+理科100+外国語100) | 物理・化学から選択 |
| 機械・電気課程 | 300点(数学100+理科100+外国語100) | 物理・化学から選択 |
| 建築・環境課程 | 300点(数学100+理科100+外国語100) | 物理・化学から選択 |
| 生命科学課程 | 300点(数学100+理科100+外国語100) | 物理・化学に加え生物(生物基礎・生物)も選択可 |
| 数理科学課程 | 400点(数学200+理科100+外国語100) | 物理・化学から選択 |
出典: 芝浦工業大学「2027年度一般入学者選抜要項」(2026年9月1日公開版)、大学受験パスナビ・河合塾Kei-Netの入試科目情報。数理科学課程だけ数学の得点が100点満点から200点に2倍換算され、満点も400点になるため、数学が得意な受験生には有利な設計といえます。一方、生命科学課程だけは理科で生物を選択できるという、学部内で唯一の特例があります。この2点をまず押さえたうえで、志望する課程に応じた対策を組み立てることが重要です。
工学部との違い(同じ芝浦工業大学でもここが変わる)
システム理工学部は2026年4月に学科制から課程制へ移行しました。工学部の課程制移行が2024年度だったのに対し、システム理工学部は2年遅れての移行となり、改組の設計思想にも違いが見られます。またキャンパスも、工学部が豊洲キャンパスを中心とするのに対し、システム理工学部は全学年を通じて大宮キャンパスで学ぶワンキャンパス制です。芝浦工業大学工学部の入試傾向と対策は芝浦工業大学工学部の入試傾向と対策|A方式・B方式の配点と科目別対策を徹底解説で詳しく整理しているので、併願や比較検討の際にはあわせてご覧ください。
5課程11コースという編成の特徴
システム理工学部は情報課程(IoT・ソフトウェア・メディア・データサイエンスの4コース)、機械・電気課程(1コース)、建築・環境課程(建築・環境都市の2コース)、生命科学課程(生命科学・医工学・スポーツ工学の3コース)、数理科学課程(1コース)という5課程11コースで構成され、学部合計の入学定員は705名です。工学部の5課程9コースよりもコース数がやや多く、志望するコースの幅も広がっています。
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芝浦工業大学システム理工学部とは|課程制と大宮キャンパスでの学び
芝浦工業大学は、東京都・埼玉県にキャンパスを持つ理工系の私立大学で、工学部・システム理工学部・デザイン工学部・建築学部の4学部を擁します。システム理工学部は、その名の通り「システム思考」「システム手法」「システムマネジメント」の修得を掲げ、単一分野の知識だけでなく、分野を横断して課題を解決する力の育成に力点を置く学部です。2025年8月29日に文部科学省から設置認可を受け、2026年4月に学科制から課程制へ移行したのが、直近の大きな変化です。
5課程11コースの内訳と定員
改組後のシステム理工学部は、情報課程(定員240名、IoTコース60・ソフトウェアコース60・メディアコース60・データサイエンスコース60)、機械・電気課程(定員90名、機械・電気コース1コース)、建築・環境課程(定員120名、建築コース70・環境都市コース50)、生命科学課程(定員180名、生命科学コース60・医工学コース60・スポーツ工学コース60)、数理科学課程(定員75名、数理科学コース1コース)の5課程11コースで構成されています。学部合計の入学定員は705名で、情報課程が最も規模の大きい課程です。
| 課程 | コース | 定員(合計) |
|---|---|---|
| 情報課程 | IoT・ソフトウェア・メディア・データサイエンス(各60名) | 240名 |
| 機械・電気課程 | 機械・電気 | 90名 |
| 建築・環境課程 | 建築(70名)・環境都市(50名) | 120名 |
| 生命科学課程 | 生命科学・医工学・スポーツ工学(各60名) | 180名 |
| 数理科学課程 | 数理科学 | 75名 |
入試が求める力(アドミッション・ポリシーより)
システム理工学部のアドミッション・ポリシー(学部全体)では、「身の回りのさまざまなひと・こと・ものの仕組みや成り立ちについて深く考え、課題を解決することに興味をもつ」「総合的、学際的に課題を解決することで、新たな価値を創生し、社会に貢献する意志をもつ」「分野の枠を超えたプロジェクト演習に興味をもち、主体的かつ積極的に行動する」の3点が明記されています。各課程にも個別の求める人物像が定められており、共通して数学・物理学・情報技術等の基礎学力を求めている点は、工学部と同様です。生命科学課程だけは「数学、生物学、化学、情報技術など」と、生物学が明記されている点が特徴的です。入試科目そのものがこうした「求める力」を映す設計になっているため、科目別の対策を考える際もこの前提を踏まえておくと、学習の方向性がぶれにくくなります。
モジュール制という学びの仕組み
改組後の学びの特色として「モジュール制」が導入されました。「○○できる」という到達目標ごとに専門科目群を自由に組み合わせる仕組みで、1コースで専門性を深める「主専攻型」、複数コースを横断して学ぶ「副専攻型」、留学・英語科目を組み込む「国際型」、教職課程を組み込む「教職型」の4パターンが用意されています。入学時に決めたコースに縛られすぎず、興味の広がりに応じて学びを設計し直せる柔軟さが特徴です。改組の目的としては「分野横断型教育の強化」「学修者の主体性を発揮させる教育カリキュラムの構築」「特定成長分野(デジタル・Well-being・グリーン)への転換等に貢献できる人材育成の促進」の3点が掲げられており、志望理由書や面接(学校推薦型・総合型選抜等)を準備する際にも、こうした教育方針をどう自分の学びたいことと結びつけるかを考えておくと役立ちます。
分野横断プロジェクトと実学重視の学び
システム理工学部では、モジュール制による柔軟なカリキュラムに加えて、分野の枠を超えたプロジェクト演習が重視されています。入学時に決めたコースの知識だけでなく、他コースの視点を取り入れながら課題解決に取り組む機会がある点は、システム思考を掲げる学部ならではの特徴です。アドミッション・ポリシーでも「分野の枠を超えたプロジェクト演習に興味をもち、主体的かつ積極的に行動する」人物像が明記されており、一般選抜で問われる数学・理科・外国語の基礎学力は、こうした分野横断型の学びに取り組むための土台という位置づけになっています。単に受験科目を得点化する力としてだけでなく、入学後にどう活きるかを意識しながら学習を進めておくと、志望理由書や面接の準備にもつながります。
大宮キャンパスでのワンキャンパス生活
システム理工学部は、全学年(1〜4年次)を通じて大宮キャンパス(埼玉県さいたま市見沼区深作307)で学ぶワンキャンパス制です。アクセスはJR宇都宮線「東大宮」駅東口からスクールバスで5分・徒歩で20分のほか、東武アーバンパークライン「岩槻駅」からはスクールバスで20分となっており、都心からやや離れた立地ですが、通学経路は複数用意されています。工学部が主に豊洲キャンパスで学ぶのに対し、システム理工学部は入学から卒業まで一貫して大宮キャンパスで過ごす点は、キャンパスライフをイメージするうえで押さえておきたい違いです。なお、本学独自試験(A方式・B方式・全学統一日程・後期日程)の試験会場自体は、豊洲キャンパス・大宮キャンパスに加えて全国13か所に設置されているため、通学するキャンパスと受験会場は必ずしも一致しない点にも注意してください。
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一般選抜の入試方式と科目構成|課程による配点差(数理科学課程・生命科学課程の特殊ルール)
ここからは、システム理工学部の一般選抜の科目構成と配点を、方式ごと・課程ごとに詳しく見ていきます。同じ「システム理工学部」志望でも、志望する課程によって配点構造や理科の選択科目が異なるため、早い段階で志望課程を固めておくことが対策の効率を大きく左右します。
大学入学共通テスト利用方式(前期・後期×3教科型・6教科型)
共通テスト利用方式は、本学独自の学力試験を課さず、大学入学共通テストの得点のみで合否を判定する方式で、全学部・全課程で共通の制度です。3教科型は数学(200点)・理科(100点、1科目選択)・外国語(200点)の計500点満点、6教科型はこれに国語(110点)・情報(100点)・地理歴史公民(100点)を加えた計910点満点で、理科も2科目に増えます。
| 区分 | 科目構成 | 満点 |
|---|---|---|
| 前期3教科型 | 数学200・理科100(1科目)・外国語200 | 500点 |
| 前期6教科型 | 国語110・情報100・地歴公民100・数学200・理科200(2科目)・外国語200 | 910点 |
| 後期3教科型 | 前期3教科型と同一構成 | 500点 |
| 後期6教科型 | 前期6教科型と同一構成 | 910点 |
共通テスト利用方式は本学独自試験が課されない分、共通テストでの得点力がそのまま合否に直結します。理科は3教科型が1科目選択(物理・化学・生物・地学から選択可)、6教科型は2科目必須という違いも見落とせません。出願期間は前期日程が2027年1月7日(木)〜1月15日(金)、後期日程が2027年2月5日(金)〜2月15日(月)です。
前期日程A方式・B方式(本学独自試験)の標準配点
前期日程A方式・B方式は、2027年2月1日(月)・2日(火)・3日(水)のいずれかの日に本学独自の学力試験を実施する方式です。募集区分(課程・コース)によって試験日が割り振られており、複数の募集区分に出願する場合、試験日が異なれば別日に受験する必要があります。情報課程・機械電気課程・建築環境課程・生命科学課程の標準配点は、A方式が数学100点+理科100点+外国語100点の300点満点、B方式が数学200点+理科100点の300点満点で、工学部と同じ構成です。
| 方式 | 数学 | 理科 | 外国語 | 満点(標準課程) |
|---|---|---|---|---|
| A方式 | 100点(90分) | 100点(90分) | 100点(外部試験・共通テスト換算) | 300点 |
| B方式 | 200点(90分) | 100点(90分) | 出願資格のみ(得点化されない) | 300点 |
数学の出題範囲はA方式・B方式とも数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・数学B(数列)・数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)です。数学Bは「統計的推測」を除いた「数列」のみが範囲という点は、共通テストの数学Bの範囲と混同しやすいので注意してください。理科は物理4題・化学4題の計8題から任意の4題を選んで解答する形式が標準で、情報課程・機械電気課程・建築環境課程はこの物理・化学選択のみが対象です。入学検定料は1区分目35,000円、2区分目以降は日にちに関わらず15,000円で、試験会場は豊洲キャンパス・大宮キャンパスのほか全国13か所に設置されます。
数理科学課程の特殊ルール|数学2倍換算で400点満点
数理科学課程だけは、独自試験の配点が他の課程と異なります。前期日程A方式・全学統一日程A方式・後期日程では、数学(100点満点の答案)が200点に2倍換算される特殊ルールがあり、理科100点・外国語100点とあわせて400点満点になります。他の課程が300点満点であるのに対し、数理科学課程だけ100点分大きい配点構造です。前期日程B方式・全学統一日程B方式は数学200点・理科100点の300点満点で、外国語は出願資格のみという点は他課程と同じです。数学に強みがある受験生にとって、数理科学課程は得点を伸ばしやすい設計だといえます。理科は他課程と同じく物理・化学からの選択です。
生命科学課程の特殊ルール|理科で生物も選択可能
生命科学課程は、配点自体は標準型(300点満点)ですが、理科の選択科目が「物理4題・化学4題から4題選択」に加えて「生物(生物基礎・生物)」も選べるという、学部内で唯一の特例があります。この扱いは前期日程A・B方式、全学統一日程A・B方式、後期日程のすべてに共通です。物理・化学を中心に学んできた受験生はもちろん、生物を主軸に学んできた受験生にも門戸が開かれている点は、生命科学・医工学・スポーツ工学という生命科学課程の3コースの学びの内容とも合致しています。
全学統一日程A方式・B方式、後期日程
全学統一日程は、2027年2月4日(木)の1日で実施される選抜方式で、A方式・B方式それぞれ前期日程と同一の科目構成・配点です(数理科学課程の2倍換算ルールも全学統一日程A方式に引き続き適用されます)。前期日程A・B方式と全学統一日程A・B方式は同一募集区分なら併願可能で、受験回数は各教科1回で済みます。後期日程は2027年2月21日(日)に実施される、本学独自試験としては最後の選抜機会で、科目構成・配点は前期日程A方式と同一です(数理科学課程は400点満点のまま)。出願期間は2027年2月5日(金)〜2月15日(月)で、共通テスト利用方式の後期日程と重なっているため、両方に出願して併願することもできます。
数理科学課程の募集人員(前期日程A方式の一例)
選抜要項によれば、前期日程A方式の試験日は課程・コースにより2月1日〜3日の間で割り振られており、2月1日実施分の一例として数理科学課程の募集人員は20名であることが確認できています。情報課程・機械電気課程・建築環境課程・生命科学課程の各方式・コースごとの正確な募集人員は、課程・コースの数が多く年度ごとに調整されるため、出願前に必ず最新の選抜要項でご確認ください。
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科目別の出題傾向|数学・理科・外国語で何が問われるか
ここからは科目別に、システム理工学部(本学独自試験)の出題の枠組みを見ていきます。具体的な設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、選抜要項に明記されている出題範囲・出題形式の情報を中心に整理します。過去の出題傾向に関する分析は年度によって変わりうるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
数学の出題範囲(数理科学課程は配点が2倍)
数学は90分の試験時間で、標準課程はA方式100点満点・B方式200点満点、数理科学課程はA方式のみ200点満点(答案の得点を2倍換算)です。出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・数学A・数学B(数列)・数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)で、数学Ⅲまで含む理系専門大学らしい範囲設定になっています。数学B・数学Cは新課程で範囲が広がった科目ですが、芝浦工業大学の独自試験では数学Bは「数列」のみ、数学Cは「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」のみが対象とされ、「統計的推測」は出題範囲に含まれていません。数理科学課程を志望する場合は、同じ問題を解いても得点が2倍に効いてくるため、数学の得点力がそのまま合否を左右しやすい構造だといえます。
理科の出題範囲(課程によって選択科目が異なる)
理科は90分の試験時間で、標準は物理4題・化学4題の計8題の中から、任意の4題を選んで解答する形式です。物理だけで4題、化学だけで4題、あるいは物理と化学を組み合わせて4題という選び方も可能で、履修状況や得意分野に応じて解答戦略を組み立てられる点が特徴です。情報課程・機械電気課程・建築環境課程・数理科学課程はこの物理・化学選択のみが対象ですが、生命科学課程だけは生物(生物基礎・生物)も選択肢に加わります。志望するコース(情報系・機械電気系は物理、生命科学系は生物や化学が重視される傾向にあります)や、これまでの学習の積み上げ状況によって、どの科目を重点的に選ぶかを判断するのが現実的です。
外国語(英語)の出題傾向(A方式・全学統一A方式・後期日程)
A方式・全学統一A方式・後期日程の外国語(英語)は、本学独自の学力試験としては実施されず、実用英語技能検定などの外部検定のCSEスコア、または大学入学共通テストの英語(リーディング+リスニング)の点数を、指定の換算式で100点満点に変換したうえで、さらに偏差値換算して得点化する仕組みです。両方のスコアを提出した場合はいずれか高得点の方が採用されるため、外部検定のスコアに自信がある場合はそちらを、自信がない場合は共通テストの英語で代替するという柔軟な使い分けができます。換算式は「実用英語技能検定CSEスコアを用いる場合: (CSEスコア-1450)÷10」「大学入学共通テストの英語を用いる場合: (リーディング+リスニングの点数)÷2」で、これは全課程共通のルールです。
解答形式についての注意
選抜要項には、解答用紙がマークシート方式か記述式かという解答形式そのものについての明記はありません。試験当日に使用できる筆記用具は黒鉛筆・シャープペンシルのみで、定規・電卓等の補助具は使用できないと定められていますが、これだけで解答形式を断定することはできません。出題形式の詳細が気になる場合は、出願前に大学の入試情報サイトや入試課へ直接確認することをおすすめします。
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科目別の対策の方針
出題の枠組みを踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。数理科学課程は数学の配点が実質的に他課程の2倍効くため、数学に学習時間を大きく振り分ける戦略が合理的です。一方で生命科学課程を志望する場合は、理科の選択肢に生物が加わる分、早めにどの科目を軸にするか決めておく必要があります。
数学の対策
数学Ⅲまでを含む範囲のため、まず数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの基礎を高2までに固め、高3では数学Ⅲの微分積分・複素数平面などの発展的な内容に十分な時間を確保することが重要です。数学B「統計的推測」と数学C「平面上の曲線と複素数平面」以外の分野は出題範囲外であるため、限られた時間の中で優先順位をつけて演習量を積むと効率的です。数理科学課程を志望する場合は、標準〜やや発展レベルの問題を確実に得点化できるよう、計算力とスピードを重点的に鍛えておくと、2倍換算される配点を最大限に活かせます。90分という試験時間の中で、どの問題から着手するかの判断力も、過去問演習を通じて養っておきたいポイントです。
理科(物理・化学・生物)の対策
理科は多くの課程で物理4題・化学4題から任意の4題を選ぶ形式のため、まずは自分がどちらの科目を軸にするか、あるいは両方をバランスよく解けるようにしておくかを早めに決めておくことが対策の第一歩です。生命科学課程を志望する場合は、物理・化学に加えて生物を選択肢に含められるため、高校でどの理科科目を履修しているかによって選択の幅が広がります。志望するコースによって入学後に重視される科目が異なるため、情報系・機械電気系を志望するなら物理を、生命科学・医工学系を志望するなら生物や化学を優先的に固めておくと、入学後の学びにもつながります。90分で複数題を解き切る時間配分の感覚は、過去問や類似形式の問題集で慣れておくことが欠かせません。
外国語(英語)の対策
A方式・全学統一A方式・後期日程を受ける場合は、実用英語技能検定などの外部検定のスコアと、大学入学共通テストの英語のどちらを提出するか、あるいは両方提出していずれか高い方を使うかを、高3の早い段階から計画しておく必要があります。外部検定は年に受けられる回数が限られるため、高2のうちから受検スケジュールを立てておくことをおすすめします。B方式・全学統一B方式を検討している場合は、出願資格として必要な基準値を、遅くとも出願書類提出の時期までにクリアしておく必要があるため、逆算した準備がより重要になります。オンライン家庭教師サービスの選び方や他社比較は大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも整理しているので、独学と個別指導を組み合わせる際の目安として参考にしてください。
数理科学課程と生命科学課程、それぞれの主戦場の考え方
ここまで見てきたとおり、数理科学課程は数学の配点が実質2倍になるため、数学の得点力に自信がある受験生にとっては有利な選択肢です。逆に理科・外国語で得点を稼ぐタイプの受験生にとっては、標準配点の他課程の方が実力を発揮しやすい場合もあります。生命科学課程は理科で生物を選べる分、物理・化学が苦手でも生物一本で理科を仕上げる戦略が取れる点が特徴です。志望するコース・分野の適性だけでなく、こうした配点構造も踏まえて課程を選ぶと、同じ努力量でもより高い得点につながりやすくなります。
過去問演習で身につけたい実戦力
システム理工学部の本学独自試験は、課程によって配点や理科の選択科目が異なるため、過去問や類似形式の問題演習に入る前に、自分が受ける課程・方式(数理科学課程かそれ以外か、A方式かB方式か)を明確にしてから演習計画を立てることが重要です。正答できたかどうかだけでなく、90分の中で理科の問題を選び切れたかを記録しておくと、自分の弱点が知識不足なのか時間配分の甘さなのかを切り分けやすくなります。特に理科は物理・化学(生命科学課程は生物も)のどれを重点的に選ぶかによって演習の優先順位が変わるため、高3の夏までに一度方針を固め、秋以降は演習を通じて微調整していくというサイクルが効果的です。
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
システム理工学部の入試は、数学Ⅲまでの範囲と理科の選択問題、英語外部検定のスコア確保、さらに課程による配点の違いを踏まえた戦略立案が必要なため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、数学Ⅰ・A、英語の基礎を固める土台作りの時期です。数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。特に数理科学課程を視野に入れている場合、数学の得点が実質2倍で効いてくるため、早い段階からのつまずき解消がより重要になります。理科は本格的な演習に入る前の基礎固めの時期にあたるため、教科書レベルの理解を優先し、公式を丸暗記するのではなく現象の仕組みを理解することを意識しておくと、高3での応用問題への対応力が変わってきます。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、数学Ⅱ・B、理科の本格的な学習が始まる時期です。数学Ⅲの学習を高2の後半から前倒しで始められると、高3で過去問演習にかけられる時間が増えます。理科は物理・化学(生命科学課程志望なら生物も含めて)のどれを軸にするかを、この時期までにある程度見極めておくと、高3での演習計画が立てやすくなります。英語は、B方式や全学統一B方式を視野に入れているなら、外部検定の受検を高2のうちから始めておくと、高3で慌てずに済みます。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、数学Ⅲの仕上げと理科の演習量確保、英語外部検定のスコア固めを並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 数学Ⅲの学習を一通り終え、理科(物理・化学、生命科学課程志望なら生物も)の標準問題演習を本格化。英語外部検定の受検を継続 |
| 高3夏〜秋 | 過去問・類似形式の問題演習を開始し、90分で理科の問題を選択解答する時間配分を確認 |
| 高3秋〜冬 | 共通テスト利用方式を併願する場合は共通テスト対策の比重を一時的に高める。外部検定は最終受検の締め切りを確認 |
| 共通テスト後〜前期・全学統一・後期試験 | 本学独自試験(数学・理科・場合により外国語)の総仕上げに専念。数理科学課程志望なら数学の精度を最優先に |
前期日程A方式・B方式は同一試験日に併願でき、受験回数は各教科1回で済むため、複数の募集区分に出願しても本番での負担は限定的です。全学統一日程も同様に、A方式・B方式を1日でまとめて受験できます。
併願戦略の立て方
システム理工学部を第一志望とする場合、前期日程(A方式・B方式)、全学統一日程(A方式・B方式)、後期日程、そして共通テスト利用方式(前期・後期)まで、最大で複数回のチャンスがあります。同一の入学者選抜方式で複数の募集区分(課程・コース)に出願する場合は入学検定料の割引制度があるため、志望コースに幅を持たせて出願するご家庭も少なくありません。ただし、試験日が重なる募集区分もあるため、出願前に必ず選抜要項の試験日程一覧で重複がないかを確認しておく必要があります。同じ芝浦工業大学の工学部や、他大学の理系学部と併願する場合は、システム理工学部の独自試験対策と共通テスト対策のどちらに、どの時期にどれだけ時間を配分するかを、高3の秋までに具体的に決めておくことをおすすめします。
共通テスト利用方式を併願する場合の対策バランス
本学独自試験(A方式・B方式・全学統一日程・後期日程)に加えて、共通テスト利用方式も併願する場合は、対策すべき科目数が一気に増える点に注意が必要です。共通テスト利用の6教科型は国語・情報・地理歴史公民まで必要になるため、独自試験対策(数学・理科中心)だけを進めていると、これらの科目が手薄になりがちです。共通テスト利用方式まで視野に入れるなら、高3の夏までに国語・情報・地理歴史公民の基礎を一通り仕上げておき、秋以降は独自試験対策に比重を戻すという時間配分が現実的です。逆に、共通テスト利用方式を使わず本学独自試験(A方式またはB方式)一本に絞る場合は、数学・理科・外国語(またはA方式なら外国語の代わりに外部検定)に学習時間を集中させられるため、対策の的を絞りやすくなります。併願パターンを増やすほど対策すべき範囲は広がるため、どこまで併願するかは、残りの学習時間と相談しながら早めに決めておくことをおすすめします。
浪人生・再受験生も出願できるか
芝浦工業大学の出願資格は「高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、及び卒業見込みの者」等と定められており、卒業年次に関する年数の制限は明記されていません。浪人生・再受験生であっても、現役生と同じ選抜方式・同じ科目構成で出願できます。ただし、現役時に取得した英語外部検定のスコアの有効期限や、大学入学共通テストは受験する年度のものを新たに受け直す必要がある点(共通テスト利用方式の場合)には注意が必要です。浪人期間は、現役時に手薄だった科目や、志望課程に応じた配点の重点(数理科学課程なら数学、生命科学課程なら理科)を立て直す1年間の計画を立てるのが基本になります。
課程選びで併願プランが変わる点に注意
システム理工学部は、志望する課程によって配点構造が異なるため、複数の課程・コースを併願する場合は、それぞれの配点を踏まえて出願プランを組む必要があります。数理科学課程と他課程を併願する場合、同じ数学の答案でも評価のされ方が異なるため、単純に「どちらも受けておく」という発想だけでなく、自分の得点力がどちらの配点構造でより活きるかを考えたうえで、出願する課程の優先順位をつけておくと、当日の受験プランも立てやすくなります。
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独学で目指す場合の壁と対処法
システム理工学部は、課程によって配点構造や理科の選択科目が異なる、複雑な入試です。知識のインプットは独学でも進められますが、課程選びの判断や理科の選択問題への対応を独学だけで最適化するのは簡単ではありません。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: どの課程を受けるべきかの判断が独学では難しい
ここまで見てきたとおり、システム理工学部には5課程11コースがあり、課程によって配点構造(数理科学課程の数学2倍換算)や理科の選択科目(生命科学課程の生物選択可)が異なります。「数学に強みがあるなら数理科学課程が有利か」という判断は、学力バランスを客観的に把握していないと下しにくいものです。独学の場合、こうした課程選びそのものを誤ってしまい、実力に見合わない課程に時間を使ってしまうケースも起こりえます。学習計画を立てる段階で、第三者に自分の得意・不得意のバランスを踏まえた課程選びの相談ができると、こうしたロスを防ぎやすくなります。
壁2: 理科の選択問題の演習方法がわからない
理科が物理4題・化学4題(生命科学課程はさらに生物も加わる)の中から任意の題数を選ぶ形式であることは、一般的な理科の入試とは異なる特殊な出題形式です。市販の問題集は科目ごとに独立しており、この「選択して解く」形式に慣れる演習を独学で組み立てるのは手間がかかります。どの問題を選ぶかの判断力(見た瞬間に解けそうかどうかを見極める力)は、時間を計った演習を繰り返す中でしか養えないため、独学の場合は演習量とフィードバックの両方が不足しがちです。
壁3: 英語外部検定のスコア取得計画が独学では後手に回りやすい
B方式・全学統一B方式を検討する場合、実用英語技能検定などの外部検定スコアを基準値以上まで引き上げ、かつ出願に間に合うタイミングで取得しておく必要があります。外部検定は受検回数・実施時期が限られており、後回しにすると出願までにスコアが間に合わなくなるリスクがあります。独学の場合、この逆算スケジュールの管理を自分ひとりで行う必要があり、部活動や他教科の対策に追われるうちに後手に回ってしまうことも少なくありません。
壁4: 数理科学課程の「数学2倍換算」を活かす学習配分が独学では難しい
数理科学課程は数学の配点が実質2倍になるため、他の受験生よりも数学に学習時間を厚く配分する戦略が有効ですが、「どこまで数学に時間を割き、理科・英語をどの水準まで仕上げればよいか」というバランス設計は、独学では判断が難しいポイントです。理科・英語を疎かにしすぎても合格ラインに届かないため、全体最適を考えた学習配分の設計には、第三者の視点が役立ちます。
壁5: 大宮キャンパスまでの距離感を出願前につかみにくい
システム理工学部は全学年を通じて大宮キャンパスで学ぶため、自宅からの通学時間や、遠方から進学する場合の一人暮らしの要否を、出願前にある程度イメージしておく必要があります。オープンキャンパスや個別相談会に参加する機会が限られていると、通学環境の情報収集が独学だけでは不足しがちです。学習面の対策だけでなく、こうした進学後の生活設計についても、早めに情報を集めておくことをおすすめします。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、課程選びの相談や理科の選択問題の演習量確保、外部検定のスケジュール管理など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 数学 | 教科書レベルの理解、公式の暗記 | 数学Ⅲの応用問題の解法、数理科学課程を見据えた時間配分 |
| 理科 | 基礎知識のインプット | 物理・化学・生物の選択問題の演習方法、得点戦略の設計 |
| 外国語 | 単語・文法の暗記 | 外部検定のスコア取得計画、A方式・B方式どちらを使うかの判断 |
| 課程選択全般 | 各課程の学びの内容の把握 | 自分の学力バランスを踏まえた課程・併願プランの設計 |
1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な範囲だけを選んで依頼できるため、「理科の選択問題の演習だけ」「課程選びの相談だけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、判断に迷う部分や演習方法がわからない部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。学習時間の目安については大学受験の勉強時間はどれくらい必要?学年別の目安もあわせてご覧ください。
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よくある質問(FAQ)
芝浦工業大学システム理工学部と工学部は何が違いますか?
システム理工学部は大宮キャンパスで全学年を通じて学ぶのに対し、工学部は豊洲キャンパスが中心です。課程制への移行時期も、工学部が2024年度、システム理工学部が2026年度と2年異なります。入試制度の大枠(A方式・B方式・全学統一日程等)は共通ですが、システム理工学部は課程によって配点が変わる特殊ルールがある点も違いです。
数理科学課程の「数学2倍換算」とは何ですか?
前期日程A方式・全学統一日程A方式・後期日程において、数理科学課程だけは数学の答案の得点が2倍に換算され、理科100点・外国語100点とあわせて400点満点になる仕組みです。他の課程は300点満点のため、数理科学課程は数学の配点が実質的に大きくなります。前期日程B方式・全学統一日程B方式は数学200点・理科100点の300点満点で、この点は他課程と同じです。
生命科学課程は理科で生物を選択できますか?
できます。生命科学課程は、独自試験の理科において「物理4題・化学4題から4題選択」に加えて「生物(生物基礎・生物)」も選択できる、学部内で唯一の課程です。この扱いは前期日程A・B方式、全学統一日程A・B方式、後期日程のすべてに共通しています。物理・化学が苦手でも、生物を中心に理科を仕上げる戦略が取れます。
全学統一日程とは何ですか、前期日程と何が違いますか?
全学統一日程は2027年2月4日(木)に実施される選抜方式で、科目構成・配点は前期日程A方式・B方式とそれぞれ同一です(数理科学課程の2倍換算ルールも引き継がれます)。試験日が異なるだけなので、実質的には前期日程に加えてもう一度受験できるチャンスと捉えて問題ありません。
英語の外部検定スコアがない場合、A方式は受験できませんか?
A方式・全学統一A方式・後期日程では、実用英語技能検定などの外部検定スコアの代わりに、大学入学共通テストの英語(リーディング+リスニング)の点数を換算して使うことができます。外部検定を持っていなくても、共通テストの英語さえ受験すればこれらの方式には出願できます。ただしB方式・全学統一B方式は外部検定スコアの基準値クリアが出願の必須条件のため、共通テストでの代替はできません。
システム理工学部の入学定員はどのくらいですか?
2026年度以降の学部合計の入学定員は705名です。内訳は情報課程240名、機械・電気課程90名、建築・環境課程120名、生命科学課程180名、数理科学課程75名で、一般選抜での実際の募集人員は課程・コース・選抜方式ごとに個別に定められています。出願前に必ず最新の選抜要項でご確認ください。
数理科学課程と生命科学課程を両方併願することはできますか?
制度上、試験日が異なる募集区分であれば、複数の課程に出願すること自体は可能です。ただし課程ごとに配点構造が異なる(数理科学課程は数学2倍換算、生命科学課程は理科の生物選択可)ため、それぞれに合わせた対策が必要になる点は理解しておく必要があります。併願を検討する場合は、出願前に選抜要項で試験日程の重複がないかを必ず確認し、どちらの課程によりウェイトを置くかも早めに決めておくと安心です。
試験はマークシート方式ですか、記述式ですか?
選抜要項には解答形式(マークシート方式か記述式か)についての明記がありません。試験当日に使用できる筆記用具が黒鉛筆・シャープペンシル(黒芯)に限定されている記載はありますが、これだけで解答形式を断定することはできないため、詳細が気になる場合は大学の入試情報サイトや入試課へ直接お問い合わせいただくことをおすすめします。
まとめ|芝浦工業大学システム理工学部合格への次の一歩
芝浦工業大学システム理工学部の入試は、大学入学共通テスト利用方式と本学独自試験(A方式・B方式・全学統一日程・後期日程)という2系統に分かれる点は工学部と同じですが、数理科学課程の数学2倍換算、生命科学課程の生物選択可という、課程ごとの特殊ルールがある点が最大の特徴です。志望する課程がどちらのルールに該当するかを早い段階で確認し、それに合わせた学習配分を組み立てることが、合否を左右する重要なポイントになります。
2026年4月に学科制から課程制へ移行し、5課程11コース・学部合計705名という編成になったこと、全学年を通じて大宮キャンパスで学ぶワンキャンパス制であることも、同じ芝浦工業大学の工学部とは異なる特徴です。自分の学力バランス(特に数学が得意かどうか、理科は物理・化学か生物かどちらで勝負するか)を踏まえて、志望する課程を早い段階で決めることが、この学部の入試傾向に合った対策の考え方だといえます。
複数の選抜方式を併願する場合も、基本的な考え方は変わりません。それぞれの方式・課程で自分がどれだけ得点できるかを正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、課程によって配点構造が異なるシステム理工学部のような入試では特に効いてきます。今の学力と各方式・各課程で必要な得点との差を定期的に数値で確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。9通りある選抜方式・5課程11コースのすべてを詳細に対策しようとすると学習範囲が広がりすぎてしまうため、まずは主軸にする課程・方式を1〜2つ決め、そこに学習時間の大部分を配分したうえで、余力に応じて併願先を追加していくという優先順位のつけ方が現実的です。
本記事の情報は執筆時点(2027年度/令和9年度入試の選抜要項、2026年9月1日公開版、および複数の大学受験情報サイトの記載内容)のものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず芝浦工業大学の入試情報サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に課程ごとの配点ルールや理科の選択科目、英語外部検定の基準値は、年度ごとの更新版で変更されることもあるため、出願直前だけでなく、学習計画を立てる時点でも最新版を確認する習慣をつけておくと安心です。募集人員や試験日程も年度ごとに見直される可能性があるため、上級学年に進級したタイミングや、長期休みの節目ごとに最新の選抜要項を確認し直す習慣をつけておくと、直前期になって情報が古いことに気づくといった事態を避けやすくなります。
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数学2倍換算や生物選択の可否など、課程ごとに異なる配点ルールを踏まえた対策の優先順位を一緒に整理します。その場で入会を決める必要はありません。
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