「成蹊大学経済学部を目指しているが、A方式・E方式・C方式・P方式と入試方式が多く、経済数理学科と現代経済学科のどちらを選べばいいのかも分からない」——こうした相談を、経済学部志望の受験生・保護者からよく受けます。結論から言うと、成蹊大学経済学部の一般選抜は4つの入試方式があり、しかも経済数理学科は数学重視、現代経済学科は国語重視という形で配点の中身が変わるのが最大の特徴です。「経済学部だから文系科目だけで受かる」と単純に考えてしまうと、実は自分の得意科目次第でもっと有利な学科・方式があった、というケースも起こりえます。数学が得意な受験生と、国語・地歴公民が得意な受験生とでは、同じ「成蹊大学経済学部」でもたどり着くべきルートがまったく異なるのです。
成蹊大学経済学部には経済数理学科・現代経済学科の2学科があり、2020年4月の学部改編で誕生した比較的新しい学科構成です。学科によってアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)で重視する基礎学力の順序が異なり、入試科目の配点にもその違いがそのまま反映されています。この記事では、成蹊大学の公式サイトが公開している入試情報サイト「S-NET」の各入試方式ページと、経済学部の入学者受入れの方針(AP)PDFをもとに、一般選抜(A方式・E方式・C方式・P方式)の科目構成と配点、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。
先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員などの数字は、2027年度(令和9年度)入学者選抜に対応する成蹊大学公式サイトの入試情報サイト「S-NET」に掲載されている情報にもとづいています。成蹊大学の2027年度入学試験要項(冊子・PDF)自体は9月下旬公開予定で本記事執筆時点(2026年9月3日)では未公開のため、入試制度は今後の要項公開時に変更・確定情報が追加される可能性があります。出願にあたっては必ず成蹊大学の公式サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。
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【結論】成蹊大学経済学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。成蹊大学経済学部の一般選抜には、A方式(3教科型学部個別入試)・E方式(2教科型全学部統一入試)・C方式(共通テスト利用3教科型入試)・P方式(共通テスト・独自併用5科目型国公立併願アシスト入試)の4方式があり、経済数理学科・現代経済学科それぞれに科目構成と配点が用意されています。
| 入試方式 | 経済数理学科 | 現代経済学科 | 2027年度試験日 |
|---|---|---|---|
| A方式(3教科型学部個別) | 国語100+数学200+外国語100=400点 | 国語100+選択100+外国語100=300点 | 2/13 |
| E方式(2教科型全学部統一) | 数学200+外国語300=500点 | 国語200+外国語300=500点 | 2/3 |
| C方式(共通テスト利用3教科) | 外国語200+数学400+選択100=700点 | 外国語200+選択200+選択200=600点 | 1/16・17 |
| P方式(共通テスト・独自併用) | 独自200+共通テスト800=1000点 | 独自200+共通テスト700=900点 | 1/16・17+2/3 |
出典: 成蹊大学公式サイト入試情報サイト「S-NET」各入試方式ページ(2027年度入学者選抜対応、2026年9月3日取得)。なお成蹊大学にはS方式(共通テスト利用4教科6科目型奨学金付入試)もあるが、これは理工学部のみの実施で経済学部では実施されないため、経済学部の一般選抜はA・E・C・Pの4方式で考えることになります。「とりあえず英語と国語を対策すればいい」と単純に考えてしまうと、経済数理学科では数学が必須科目であるという前提を見落としてしまうリスクがあります。
学科によって配点の中身がまったく変わる
成蹊大学経済学部で必ず押さえておきたいのが、経済数理学科は数学が必須科目として重く配点され、現代経済学科は国語または選択科目という形で数学を避ける選択肢も残されているという違いです。A方式では経済数理学科の数学が200点(満点400点中の半分)である一方、現代経済学科は国語100点+選択科目(地歴・公民・数学から1科目)100点+外国語100点という構成で、数学を選ばずに地理歴史・公民で受験することもできます。E方式ではさらにこの違いが明確で、経済数理学科は数学200点、現代経済学科は国語200点が必須科目として設定されています。
E方式は学科をまたいだ併願に注意
E方式(2教科型全学部統一入試)は全学部同一日程・同一問題で実施される入試ですが、国語を課す学科(現代経済学科)と数学を課す学科・専攻(経済数理学科)の併願はできないという制限があります。同じ試験時間帯に異なる科目の問題を同時に受けることはできないためで、E方式で経済学部を受ける場合は経済数理学科か現代経済学科のどちらか一方に絞って出願することになります。さらに経済学部と国際共創学部は同一日程・同一試験問題で実施されるため、この2学部も併願はできない点にも注意が必要です。E方式で複数学科・学部を併願したい場合は、この試験問題の重なりを事前に確認しておくことが欠かせません。
自分に合った方式・学科の選び方|3つの視点
方式・学科の組み合わせが多いからこそ、選び方の軸をシンプルに持っておくことが大切です。1つ目は「数学が得意かどうか」で、数学に自信があるなら経済数理学科、数学を避けて地歴公民や国語で得点を積みたいなら現代経済学科が候補になります。2つ目は「募集人員」で、A方式は経済数理学科26名・現代経済学科58名と、4方式の中でも最も募集枠が大きい方式です。3つ目は「併願との相性」で、国公立大学との併願を考えているならP方式(共通テスト・独自併用型)、共通テストの得点をそのまま活かしたいならC方式というように、他大学の受験計画との組み合わせで方式を選ぶ視点も欠かせません。検定料もA方式・E方式が35,000円、C方式が15,000円、P方式が25,000円と方式ごとに異なるため、複数方式を併願する場合はトータルの受験費用も出願計画に組み込んでおくと安心です。この3つの視点を高2の終わりまでに一度整理しておくと、高3の出願準備がスムーズになります。
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成蹊大学経済学部とは|経済数理学科・現代経済学科の特徴と求められる力
成蹊大学経済学部は、「論理的な思考力と分析力を磨き、持続可能な社会づくりを目指す」ことを教育目標に掲げる学部です。「お互いの顔が見える少数精鋭の学び」を特色とし、全学年に少人数の演習科目(ゼミナール)を配置する教育スタイルが共通しています。2020年4月に改編され、それまでの経済経営学科から経済数理学科・現代経済学科の2学科体制になりました(2019年度以前入学者は経済経営学科)。両学科とも1年前期の「基礎ゼミナール」、3・4年次の「上級ゼミナール」「卒業研究」が必修で、卒業論文の作成も必修になっています。
経済数理学科の特徴・アドミッション・ポリシー
経済数理学科は、ミクロ経済学・マクロ経済学・計量経済学を数理的側面から系統的に学び、統計的思考力とプログラミング技能の修得に重点を置く学科です。1年次に経済学とデータ解析の基礎を系統的に習得し、2年次に応用分野へ学習を拡大、3年次に専門分野を深掘りして研究・発表、4年次に卒業研究で学びを集大成するという段階的なカリキュラムが組まれています。入学者受入れの方針(AP)では、経済数理学科は「ものごとを論理的に考え、データの中から真実を見つけたいと思う人」を求めるとされ、基礎学力としては「数学、英語、地理歴史・公民、国語の学力」という順で挙げられています。数学を筆頭に挙げている点からも、数理的な素養を重視する学科であることがうかがえます。
現代経済学科の特徴・アドミッション・ポリシー
現代経済学科は、経済学の視座・手法と隣接領域の学問を組み合わせ、複雑多岐にわたる現代の社会問題を考察する学科です。「地域コミュニティ経済領域」「グローバル経済領域」という2つの科目群から多角的に社会問題を学ぶ構成になっており、教育職員免許状(中学・高校)や社会福祉主事といった資格取得も可能です。入学者受入れの方針(AP)では、現代経済学科は「ものごとについて実体験を通して理解したいと思う人」を求めるとされ、基礎学力としては「英語、国語、地理歴史・公民、数学の学力」という順で挙げられています。経済数理学科とは逆に英語・国語が先に挙げられており、数学よりも語学・読解力を重視する学科であることが分かります。
両学科に共通する「求める力」
入学者受入れの方針では、両学科に共通する項目として「他者と積極的にコミュニケーションを図り、協力しようとする姿勢を持つ人」も挙げられています。経済数理学科は「他者へものごとを論理的に説明したい人」、現代経済学科は「他者と協力しながら共に目的を達成したい人」という形で、それぞれの学科の学びの方向性に沿った表現になっている点も特徴です。また大学入学までに身に付けておくべき教科・科目として、英語は「長文を正確に理解する力、事実・意見を的確に英語の文章で表現する力、英語で他人と会話する力」、国語は「新聞記事・解説文・評論文などの文章を正しく読解する力、及び事実や意見を文章によって効果的に他人に伝える力」を養うことが挙げられており、単なる知識の暗記だけでなく実践的な運用力が重視されていることが分かります。
学部の基礎情報
経済学部には専任教員(助教・客員教員を含む)が24名在籍しており、全学年に配置された少人数ゼミナールを、この教員数で手厚く支える体制が取られています。大学院として経済経営研究科も設置されており、学部での学びをさらに深めたい学生の進学先としても機能しています。学生の男女比はおおむね男子7割・女子3割で推移しているとされ、経済数理学科・現代経済学科ともに学年が上がるにつれて専門性の高い演習・研究に取り組む構成になっています。
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一般選抜の入試方式と科目構成|A方式・E方式・C方式・P方式の配点・募集人員
ここからは、成蹊大学経済学部の一般選抜4方式について、科目構成・配点・募集人員を詳しく見ていきます。同じ「経済学部」の一般選抜でも、方式によって受験科目数・配点・出願締切がまったく異なるため、自分がどの方式で出願するのかを早い段階で決めておくことが対策の第一歩になります。他大学の経済学部でも複数の入試方式が用意されているケースは珍しくなく、東洋大学経済学部の入試傾向と対策でも同様に方式ごとの違いを整理しているので、併願先の候補として比較検討する際の参考にしてください。
A方式(3教科型学部個別入試)
A方式は、成蹊大学経済学部で最も募集人員が大きい入試方式です。経済数理学科は国語100点・数学200点・外国語100点の合計400点、現代経済学科は国語100点・選択科目(地歴・公民・数学から1科目)100点・外国語100点の合計300点という構成です。国語は現代の国語・言語文化(近代以降の文章)・論理国語の範囲、外国語は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの範囲です。2027年度の日程は出願期間1/5〜1/26、試験日2/13、合格発表2/20、入学手続締切3/1で、検定料は35,000円(1学部・1専攻につき)です。募集人員は経済数理学科26名・現代経済学科58名と、A方式だけで両学科合わせて84名の枠があります。
E方式(2教科型全学部統一入試)
E方式は、全学部が同一日程・同一試験問題で実施する2教科型の入試です。経済数理学科は数学(数学Ⅰ〜Ⅲ、数学A・B・C)200点・外国語300点の合計500点、現代経済学科は国語(現代の国語、言語文化)200点・外国語300点の合計500点で、2教科の合計点で合否が判定されます。外国語は本学独自の英語問題に加え、実用英語技能検定・GTEC・TEAP・IELTS・TOEFL iBT・TOEIC・ケンブリッジ英語検定のスコアを換算点方式で利用でき、2025年1月以降に受験したスコアが対象です。前述の通り、国語を課す現代経済学科と数学を課す経済数理学科の併願はできません。経済学部と国際共創学部の併願もできません。2027年度の日程は出願期間1/5〜1/20、試験日2/3、合格発表2/9、入学手続締切2/26、検定料は35,000円です。募集人員は経済数理学科6名・現代経済学科9名です。
C方式(共通テスト利用3教科型入試)
C方式は、大学独自の学力試験を課さず大学入学共通テストの成績のみで合否を判定する方式です。経済数理学科は外国語200点・数学400点・選択科目(国語・地歴・公民・理科から1科目)100点の合計700点、現代経済学科は外国語200点・選択科目(地歴または公民)200点・選択科目(国語・数学・理科から1科目)200点の合計600点です。経済数理学科は数学の配点が400点と特に重く、共通テストの数学対策の出来がそのまま合否を左右しやすい配点です。2027年度の日程は出願期間1/5〜1/15、試験日1/16・17(共通テスト本試験日)、合格発表2/9、入学手続締切2/16、検定料は15,000円です。募集人員は経済数理学科13名・現代経済学科23名です。
P方式(共通テスト・独自併用5科目型国公立併願アシスト入試)
P方式は、大学入学共通テストの得点に本学独自試験(外国語)の得点を加算して合否を判定する、国公立大学との併願を意識した方式です。経済数理学科は独自試験(外国語200点)+共通テスト(外国語200点・数学400点・地歴公民1科目100点・国語または理科1科目100点)の合計1000点、現代経済学科は独自試験(外国語200点)+共通テスト(国語200点・外国語200点・数学Ⅰ,A100点・地歴公民1科目100点・数学Ⅱ,B,Cまたは理科1科目100点)の合計900点です。共通テストと独自試験のいずれも英語が課される点は両学科共通です。2027年度の日程は出願期間1/5〜1/20、試験日1/16・17(共通テスト)および2/3(独自試験)、合格発表2/9、入学手続締切3/11、検定料は25,000円です。募集人員は経済数理学科3名・現代経済学科7名と、4方式の中では最も少ない枠になっています。
募集人員・検定料の一覧
| 入試方式 | 経済数理学科 | 現代経済学科 | 検定料 |
|---|---|---|---|
| A方式 | 26名 | 58名 | 35,000円 |
| E方式 | 6名 | 9名 | 35,000円 |
| C方式 | 13名 | 23名 | 15,000円 |
| P方式 | 3名 | 7名 | 25,000円 |
一般選抜4方式の合計募集人員は、経済数理学科48名・現代経済学科97名です。総合型選抜・推薦入学等も含めた学科全体の入学定員は経済数理学科80名・現代経済学科170名とされており、一般選抜以外の選抜方法にも一定の枠が用意されていることが分かります。募集人員が最も小さいP方式は国公立大学との併願を意識した方式という性質上、他方式より小規模な設定になっていると考えられ、国公立大学が第一志望で成蹊大学を併願として位置づける受験生向けの方式だといえます。なお、E方式・P方式については学外会場での受験も可能とされています。詳細な試験会場は2027年度入学試験要項の公開後、必ず公式サイトでご確認ください。
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科目別の出題傾向|英語・国語・数学・地歴公民で何が問われるか
ここからは科目別に、成蹊大学経済学部(一般選抜)の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
英語の出題傾向
私立大学の一般入試(マークシート方式)全般に共通する傾向として、長文読解・文法・語彙・会話文など複数の大問で構成され、教科書や授業の範囲で扱われるような標準レベルの内容が中心だと指摘されています。出題科目は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの範囲で、長文読解では内容一致や空欄補充の設問が多い傾向があるとされます。E方式では英語外部検定試験のスコアを換算点方式で利用できるため、実用英語技能検定やGTEC等で一定のスコアを確保しておくと、当日の得点力に自信がない場合でも出願方式の選択肢を広げられます。マークシート方式のため部分点という概念がなく、1問ごとの取りこぼしがそのまま得点差に直結する点も、記述式中心の国公立大学入試とは異なる注意点です。P方式・C方式では大学入学共通テストの英語(リーディング・リスニング)が課されるため、共通テスト対策として英語を仕上げる場合はリスニング対策も並行して進めておく必要があります。
国語の出題傾向
国語は現代の国語・言語文化(近代以降の文章)・論理国語の範囲から出題され、私立大学のマークシート方式に共通する傾向として、評論文を中心とした読解問題で、語彙・漢字の知識問題と本文の内容理解を問う設問が組み合わされる形式が多いと指摘されています。標準的な語彙力と、本文の論理展開を素早く追う読解力の両方が求められる傾向があるとされます。現代経済学科はE方式・A方式ともに国語が必須(または軸)科目に含まれるため、数学が苦手な受験生にとっては国語の得点力が合否を左右しやすい科目になります。一般入試の国語は古文・漢文を含まない現代文中心の範囲のため、古典が苦手な受験生にとっては対策範囲を絞りやすい科目だともいえます。
数学の出題傾向
数学は方式によって出題範囲が異なり、A方式は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、統計的な推測)、E方式は数学Ⅰ〜Ⅲ・A・B・Cとより広い範囲が課されます。私立大学の経済学部で数学が課される場合に共通する傾向として、計算力を問う問題と典型的な解法パターンを組み合わせて解く問題が中心になりやすいと指摘されています。特にE方式は数学Ⅲまで範囲に含まれるため、経済数理学科をE方式で受験する場合は数学Ⅲの微分積分や極限といった分野まで対策範囲を広げる必要があります。A方式・C方式では数学Ⅲが範囲外のため、どの方式で受験するかによって数学の対策範囲そのものが変わる点は見落とせません。
| 入試方式 | 数学の出題範囲 |
|---|---|
| A方式 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(数列、統計的な推測) |
| E方式 | 数学Ⅰ〜Ⅲ、数学A・B・C |
| C方式・P方式(共通テスト) | 数学Ⅰ,数学A/数学Ⅱ,数学B,数学C |
同じ「経済学部の数学」でも方式によって出題範囲の広さが違うため、E方式を志望方式の候補に入れるかどうかは、高2のうちに一度決めておきたい判断ポイントです。数学Ⅲまで手を広げるかどうかで、高3の1年間の学習配分が大きく変わってきます。
地理歴史・公民の出題傾向
現代経済学科のA方式で選択できる地理歴史(日本史探究・世界史探究・地理総合/地理探究)・公民(政治・経済)は、教科書レベルの基礎的な知識問題が中心とされ、記述式ではなくマークシート方式で出題される私立大学入試に共通する傾向があります。用語の丸暗記だけでなく、歴史的な出来事の因果関係や、政治・経済の仕組みの理解を問う設問が含まれる傾向が指摘されているため、単純な一問一答形式の暗記だけに偏らない学習が有効とされています。地域コミュニティ経済領域・グローバル経済領域という2つの科目群を掲げる現代経済学科の学びの方向性を踏まえると、社会の動きに日頃から関心を持ちながら学習することが、入学後の学びにもつながりやすいといえます。
A方式・E方式・C方式・P方式、どれが合うか一緒に整理します
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。経済数理学科・現代経済学科のどちらを志望するかによって、優先すべき科目の順序が変わることを踏まえた対策が出発点になります。
学科選びを踏まえた科目の優先順位
経済数理学科を志望する場合は、A方式・E方式・C方式・P方式のいずれでも数学の配点が大きいため、数学を得点源として仕上げることが最優先になります。特にE方式は数学Ⅲまで範囲に含まれるため、早期から数学Ⅲの対策を計画に組み込む必要があります。一方、現代経済学科を志望する場合は、A方式で数学以外の選択科目(地歴・公民)を選べば数学を回避することも可能なため、国語・英語を軸にしつつ、地歴公民か数学のどちらかを得点源に育てるという組み立てが現実的です。志望学科をまだ決めきれていない場合は、高2のうちに数学の模試偏差値を確認し、経済数理学科の対策に耐えられる水準かどうかを一度見極めておくとよいでしょう。
英語の対策
英語は、単語・文法・熟語などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文読解の演習量を増やしていくのが基本方針です。標準レベルの内容が中心とされる傾向を踏まえると、難問対策よりも基礎〜標準レベルの問題を確実に得点する練習を優先することが効果的とされています。E方式で外国語の配点が300点と大きいことを踏まえると、英語外部検定試験のスコアを計画的に確保しておくことも有効な戦略です。実用英語技能検定やGTEC等を高2のうちに一度受験し、2025年1月以降のスコアが対象になる点も踏まえて受験計画を立てておくとよいでしょう。単語帳・文法書は1冊を繰り返し仕上げる方が、複数の教材に手を広げるよりも定着しやすいとされているため、高2までは教材を絞り込んで反復する学習スタイルを意識するとよいでしょう。
国語の対策
国語は、現代の国語・言語文化・論理国語の範囲の中でも特に評論文の読解を重点的に鍛えることが土台になります。語彙・漢字の知識問題は独学でも対策しやすい一方、本文の論理展開を素早く追う読解力は問題演習量がそのまま得点力に直結するため、高3では過去問演習に加えて同レベルの問題集を並行して解く習慣をつけておくとよいでしょう。現代経済学科をE方式・A方式で受験する場合、国語は必須(または軸)科目になるため、数学を避けて現代経済学科を志望する場合は特に国語の優先順位を高めに設定しておくことをおすすめします。
数学の対策
数学は、志望方式によって出題範囲が異なる点をまず整理することが対策の出発点です。A方式・C方式は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、統計的な推測)まで、E方式は数学Ⅲ・Cまでが範囲のため、どの方式を軸にするかで学習計画がまったく変わります。経済数理学科をE方式で受験する可能性がある場合は、高2のうちに数学Ⅲの学習を始めておかないと、高3での演習量を十分に確保できなくなるおそれがあります。計算ミスを減らすためには、解いた問題を後から見直す際に「知識不足」なのか「計算ミス」なのかを区別して記録しておく習慣が効果的とされています。
地理歴史・公民の対策
地理歴史・公民は、教科書レベルの基礎的な知識を高2のうちに一通り身につけておくことが理想です。用語の丸暗記だけでなく、出来事同士のつながりや制度の仕組みを理解しながら覚える学習を心がけると、初見の設問にも対応しやすくなります。現代経済学科をA方式・C方式で受験し、かつ数学を回避したい受験生は、地歴公民を数学の代わりの得点源として、高3の早い段階から問題演習を重ねて得点を安定させておくことをおすすめします。
併願を見据えた対策の組み立て方
成蹊大学経済学部を第一志望としながら、他の私立大学や国公立大学を併願するご家庭は少なくありません。E方式は学科・学部をまたいだ併願ができないという制約があるため、併願計画は早めに整理しておく必要があります。国公立大学との併願を考えている場合は、共通テストの得点と独自試験(外国語)の得点を組み合わせるP方式が選択肢になります。共通テスト利用のC方式・P方式で併願する大学がある場合は、共通テストの得点をどちらにも活かせるため、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと併願戦略全体の効率が上がります。C方式・P方式の出願締切はA方式・E方式より早いため、共通テスト本番までにどの併願プランを軸にするかをある程度固めておくと、共通テスト後の出願作業に落ち着いて取り組めます。塾費用や指導形態を検討する際の目安については大学受験の勉強法|効率よく成績を伸ばす具体的な方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
経済数理学科・現代経済学科、学科選びも相談できます
2学科で求められる基礎学力の重点や学びの内容が異なります。学びたい方向性と入試の得意科目の両面から、学科選びをお手伝いします。
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
成蹊大学経済学部の入試は、学科・方式によって科目数・配点が大きく異なるため、直前期に学科・方式を決めるのではなく、学年ごとに基礎を積み上げながら早めに志望学科の見当をつけておく逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、志望学科を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法、数学Ⅰ・Aの基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。国語は、この時期から評論文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な読解対策に入った際の伸びが早くなります。地理歴史・公民も、授業で扱った範囲をその都度復習しておくと、高3での詰め込みを避けられます。この時期はまだ経済数理学科・現代経済学科のどちらに進むかを厳密に決める必要はなく、幅広い科目の基礎を満遍なく固めておくことが、後々どちらの学科を選んでも対応できる土台になります。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、数学が得意かどうかを見極め、志望学科をある程度絞り込み始める時期です。数学の模試偏差値を定期的に確認し、経済数理学科の対策(特にE方式の数学Ⅲ・C範囲)に耐えられそうかを見極めておくと、高3での演習を効率化できます。英語外部検定試験の受験を検討している場合は、高2のうちに一度受けてみて自分の現在地を把握しておくと、高3での対策計画が立てやすくなります。オープンキャンパスや大学のWeb体験授業を通じて経済数理学科・現代経済学科それぞれの学びの内容に触れておくと、高3での志望学科の最終決定もスムーズになります。この時期に地理歴史・公民のうちどの科目を選択科目として仕上げるかを決めておくと、高3での演習範囲を絞り込みやすくなる点もあわせて意識しておきたいところです。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、志望学科・志望方式を確定させながら過去問演習を重ねていく時期になります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 英語長文・数学標準問題の演習量を増やし、志望学科(経済数理/現代経済)と方式(A/E/C/P)の候補を絞る |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、マークシート形式の時間配分に慣れる。共通テスト利用(C方式・P方式)も検討する場合は共通テスト対策も並行 |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テスト利用入試に出願する科目の対策を重点的に。私立大学併願校の対策とも並行させる |
| 共通テスト後〜A方式・E方式 | 共通テストの自己採点をもとに、C方式・P方式の出願可否を最終判断しつつ、A方式(2/13)・E方式(2/3)に向けた仕上げに入る |
E方式(2/3)はA方式(2/13)より早い日程のため、E方式の結果を待たずにA方式の対策を並行して進めておく必要があります。共通テスト利用入試(C方式・P方式)は出願締切(C方式1/15・P方式1/20)が一般入試(A方式・E方式)の出願締切より早いため、出願スケジュールを混同しないよう特に注意してください。合格発表日もC方式・P方式・E方式は2/9、A方式は2/20と方式によって異なるため、入学手続き・併願校の結果と照らし合わせるカレンダーを早めに作っておくと直前期の混乱を防げます。
浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が成蹊大学経済学部を再受験する場合、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は使えず、受験する年度の共通テストをあらためて受け直す必要があります。浪人期間は、現役時に手薄だった科目や、志望学科の配点で重視される科目を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。予備校に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶことをおすすめします。また浪人期にA方式・E方式・C方式・P方式のどれを軸にするかを現役時の結果から見直しておくと、1年間の学習配分にも一貫性が出やすくなります。
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独学で目指す場合の壁と対処法
成蹊大学経済学部は、2学科・4方式という組み合わせの多さに加え、方式によって出題範囲や配点が変わる独自の仕組みを持つ入試です。知識のインプットは独学でも進められますが、学科・方式選びの判断は独学だけでは難しい場面が出てきます。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 学科選びの判断が独学では難しい
経済数理学科・現代経済学科は、学びの内容だけでなく入試科目の配点も大きく異なります。数学がどの程度得意であれば経済数理学科の入試に対応できるのか、独学だけで客観的に判断するのは容易ではありません。模試の偏差値だけを見て「数学がまあまあできるから経済数理学科でも大丈夫」と判断してしまうと、E方式で課される数学Ⅲまでの範囲に対応できず、直前期になって方式変更を迫られるといった事態も起こりえます。学びたい内容(数理分析かフィールドワーク的な学びか)と、入試科目の得意・不得意の両方を踏まえた判断が必要な場面です。
壁2: 4方式(A/E/C/P)のどれを軸にするか独学では判断しづらい
A方式・E方式・C方式・P方式は、科目数・配点・出願締切・募集人員がすべて異なります。自分の得意科目とスケジュールに合った方式を客観的に比較検討するには、複数の選択肢を並べて判断する視点が必要ですが、独学で受験勉強を進めながら同時にこの分析まで行うのは負担が大きい作業です。特にE方式の「学科・学部をまたいだ併願不可」というルールは見落としやすく、併願計画を立てた後に気づいて出願プランの練り直しが必要になるケースもあります。
壁3: 英語外部検定の活用戦略が独学では立てにくい
E方式では英語外部検定試験のスコアを換算点方式で利用できますが、「どのタイミングでどの検定を受け、どの程度のスコアを目指せばよいか」という戦略を独学だけで正確に組み立てるのは容易ではありません。2025年1月以降受験分のスコアが対象になるという条件もあり、受験計画を逆算して検定試験のスケジュールを組み込む必要があります。学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に方式選びと配点構造の理解が正しいかを確認してもらえると、こうした手探りの期間を短縮しやすくなります。
壁4: 学科ごとの学びの違いを進路選択に落とし込みにくい
経済数理学科の「数理モデルに基づく経済分析」と、現代経済学科の「地域コミュニティ経済領域・グローバル経済領域」という学びの違いは、パンフレットやWebサイトの説明だけでは実際の授業のイメージがつかみにくいという壁もあります。オープンキャンパスや模擬授業に参加できる機会が限られている場合、入試科目の得意・不得意だけで学科を決めてしまい、入学後に学びの内容とのミスマッチに気づくというケースも起こり得ます。志望理由書や面接がない一般選抜であっても、事前に学科の学びの内容を調べ、自分の関心と照らし合わせておくことをおすすめします。経済数理学科は卒業後に金融機関のアナリストやデータサイエンティストといった進路が挙げられる一方、現代経済学科は公務員・教員・銀行員・一般企業総合職など幅広い進路が想定されており、将来のキャリアイメージから学科を逆算して考えるという視点も、独学だけでは持ちにくい判断材料の一つです。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 英語 | 単語・文法の暗記、長文の多読 | 時間配分の調整、外部検定の活用戦略 |
| 国語 | 漢字・語彙の暗記 | 評論文の読解力の伸び方の客観的な確認 |
| 数学・地歴公民 | 公式・用語の暗記、標準問題の反復演習 | 得意科目の見極め、志望学科に合わせた出題範囲の絞り込み |
| 学科・方式選び | 各学科・方式の科目構成・配点の情報収集 | 自分の学力に合った学科・方式の絞り込み |
1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「学科選びの相談だけ」「数学の底上げだけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、学科・方式選びなど独学では判断しづらい部分だけをスポットで相談するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。独学で大学受験に挑む場合の考え方は大学受験は塾なしでも合格できる?独学のメリットと注意点でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
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よくある質問(FAQ)
経済数理学科と現代経済学科はどちらを選べばいいですか?
数学が得意で、データ分析や数理モデルに関心があるなら経済数理学科、実体験や現場の視点から社会問題を考えたいなら現代経済学科が、それぞれのアドミッション・ポリシーに近い選択になります。入試科目の面では、A方式・C方式で選択科目を地歴公民にできる現代経済学科なら数学を避けられます。数学を得点源にしたいなら経済数理学科が候補です。アドミッション・ポリシーでも、経済数理学科は「数学、英語、地理歴史・公民、国語」、現代経済学科は「英語、国語、地理歴史・公民、数学」という順で基礎学力が挙げられており、学科ごとの重点の違いが表れています。オープンキャンパスやWeb体験授業で学びの内容に触れてから決めることをおすすめします。
A方式・E方式・C方式・P方式はどれを選べばいいですか?
募集人員が最も大きいのはA方式(経済数理26名・現代経済58名)です。共通テストの得点をそのまま使いたいならC方式、国公立大学との併願を考えているならP方式が候補になります。E方式は全学部同一日程・同一問題のため、他学部・他学科との併願を考えている場合は特に慎重に検討する必要があります。検定料はA方式・E方式が35,000円、C方式が15,000円、P方式が25,000円のため、費用面も踏まえて何方式に出願するかを決めるとよいでしょう。迷った場合は、募集人員の多いA方式を軸にしつつ、共通テストを受験する予定であればC方式・P方式も併願するという組み立てが現実的です。
数学が苦手でも成蹊大学経済学部は受験できますか?
できます。現代経済学科のA方式では、選択科目として地理歴史・公民・数学から1科目を選べるため、地歴公民を選択すれば数学を回避して受験することも可能です。ただし経済数理学科は数学が必須科目のため、数学を避けたい場合は現代経済学科を軸に検討することになります。
英語外部検定試験を持っていないと不利になりますか?
A方式・C方式・P方式では本学独自の英語問題(または共通テストの英語)で受験できるため、外部検定を持っていないことが直接の不利にはなりません。E方式では本学独自問題に加えて外部検定のスコアを換算点方式で利用できるだけで、必須ではない点は誤解しないようにしてください。ただし外部検定のスコアがあれば出願時の選択肢が広がるため、時間に余裕があれば高2のうちに一度受験しておくのも一つの方法です。
E方式で経済数理学科と現代経済学科を併願できますか?
できません。E方式は国語を課す学科(現代経済学科)と数学を課す学科(経済数理学科)の併願ができないとされています。同一日程・同一時間帯に異なる科目の試験が実施されるためで、E方式で経済学部を受ける場合はどちらか一方の学科に絞って出願する必要があります。A方式であれば両学科を別日程で受験できる可能性があるため、両学科に関心がある場合はA方式の活用も検討してみてください。
大学入学共通テスト利用入試(C方式・P方式)は一般入試(A方式・E方式)と併願できますか?
基本的に併願は可能です。C方式・P方式は共通テストの得点をもとに合否を判定するため、A方式・E方式とは別の出願として扱われます。共通テスト利用入試の出願締切(C方式1/15・P方式1/20)は一般入試より早いため、出願スケジュールの管理には特に注意してください。共通テストで思うような得点が取れなかった場合でも、一般入試(A方式・E方式)という別のチャンスが残っている点は、精神的な余裕を持って受験に臨むうえでも意識しておきたいポイントです。
浪人しても成蹊大学経済学部は受験できますか?
受験できます。ただし前述の通り、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は使えず、受験する年度の共通テストを新たに受け直す必要があります。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、志望学科の配点で重視される科目を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。
経済学部と国際共創学部は併願できますか?
E方式については併願できません。経済学部と国際共創学部のE方式は同一日程・同一試験問題で実施されるため、どちらか一方にしか出願できないとされています。A方式・C方式・P方式であれば試験日程が異なるため、併願を検討する場合はこれらの方式の日程を確認したうえで計画を立てることをおすすめします。
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まとめ|成蹊大学経済学部合格への次の一歩
成蹊大学経済学部の入試は、A方式(3教科型学部個別)・E方式(2教科型全学部統一)・C方式(共通テスト利用3教科型)・P方式(共通テスト・独自併用型国公立併願アシスト)の4方式があり、経済数理学科は数学重視、現代経済学科は国語重視という形で学科ごとに配点の中身が変わることが最大の特徴です。志望学科を早めに見定め、それぞれの学科で重視される科目を優先的に伸ばしていくことが対策の出発点になります。
経済数理学科・現代経済学科という2学科の違いも見落とせないポイントです。数理的な分析に関心があるか、実体験を通した社会問題の理解に関心があるかという学びの方向性と、数学が得意かどうかという入試科目の両面から志望学科を決めることが、成蹊大学経済学部の入試傾向に合った対策の考え方だといえます。
浪人・再受験を検討している場合や、私立大学・国公立大学との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。E方式の併願制約(学科をまたいだ併願不可、国際共創学部との併願不可)を早めに把握し、募集人員の大きいA方式を軸に出願計画を立てることが、成蹊大学経済学部のように方式が複数ある入試では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と各方式の募集人員・配点との組み合わせを定期的に見直しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。方式・学科の組み合わせが多いことを「複雑で分かりにくいもの」と捉えるのではなく、「自分の得意科目・学びたい内容に合わせて選べる選択肢が多い」と前向きに捉え直せると、出願計画そのものにも余裕が生まれます。得意科目と学びたい内容の両方から逆算して考える姿勢は、成蹊大学経済学部に限らず、複数の入試方式を持つ他大学の受験計画を立てるうえでも役立つ考え方です。
本記事の情報は執筆時点(2027年度入学者選抜に対応する成蹊大学入試情報サイト「S-NET」の掲載内容、2026年9月3日取得)のものです。成蹊大学の2027年度入学試験要項(冊子・PDF)は9月下旬公開予定で執筆時点では未公開のため、入試制度・配点・募集人員は今後の要項公開時に変更・確定される可能性があります。出願前には必ず成蹊大学の公式サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に学科ごとの配点やE方式の併願制約のような独自の仕組みは、年度ごとの更新で変更されることもあるため、出願直前だけでなく学習計画を立てる時点でも最新版を確認する習慣をつけておくと安心です。
スプリング・オンライン家庭教師では、プロ講師による1対1指導を通じて、成蹊大学経済学部が求める科目別の得点力を強化できます。「自分の得意科目にはどの学科・入試方式が合っているか」「今の学力から合格まで、何を・どれくらい・いつまでに進めればいいか」を、無料相談で具体的にシミュレーションすることも可能です。指導内容とコースの詳細は大学受験コースのページでも紹介しています。学科・方式選びに迷っている方も、まずは現状を整理するところから始めてみてください。
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