「東洋大学経済学部は入試方式が多すぎて、結局どれを選べばいいのかわからない」——経済学部を志望する受験生・保護者から、こうした相談をよく受けます。結論から言うと、東洋大学経済学部の一般入試(本学独自試験)は前期日程だけで4教科均等配点・3教科均等配点(2パターン)・3教科最高得点重視の4方式があり、後期日程・大学入学共通テスト利用入試を合わせると選択肢は非常に多い入試です。しかも得点は素点そのままではなく偏差値に換算されて合否判定に使われるという、他大学ではあまり見ない仕組みも採用されています。
加えて東洋大学経済学部には経済学科・国際経済学科・総合政策学科の3学科があり、学科によって入試方式の細部(選択科目のパターンや募集人員)が異なります。この記事では、東洋大学の公式サイトが公開している「入試を探す(入試プラン検索)」システムと教育方針(アドミッション・ポリシー)ページの情報をもとに、一般選抜(一般入試・大学入学共通テスト利用入試)の科目構成と配点、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。
先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員などの数字は、2027年度(令和9年度)入学者選抜に対応する東洋大学公式サイトの「入試を探す(入試プラン検索)」システムに掲載されている情報にもとづいています。東洋大学の2027年度入学試験要項(冊子・PDF)自体は2026年9月中旬公開予定で本記事執筆時点では未公開のため、入試制度は今後の要項公開時に変更・確定情報が追加される可能性があります。出願にあたっては必ず東洋大学の公式サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。
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【結論】東洋大学経済学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。東洋大学経済学部(経済学科)の一般選抜には、一般入試(本学独自試験)と大学入学共通テスト利用入試があり、それぞれに複数の配点パターンが用意されています。
| 入試方式 | 科目数 | 満点 | 募集人数(経済学科・各日程) |
|---|---|---|---|
| 一般前期4教科(均等配点) | 4科目 | 400点 | 10名 |
| 一般前期3教科(均等配点・英国数) | 3科目 | 300点 | 18名 |
| 一般前期3教科(均等配点・英国地公) | 3科目 | 300点 | 13名 |
| 一般前期3教科(最高得点重視) | 3〜4科目 | 400点 | 4名 |
| 一般後期3教科(均等配点・英国数) | 3科目 | 300点 | 5名 |
| 一般後期3教科(均等配点・英国地公) | 3科目 | 300点 | 5名 |
| 共通テスト前期5科目(均等配点) | 5科目 | 1000点 | 30名 |
| 共通テスト前期3科目(均等配点) | 3科目 | 600点 | 10名 |
出典: 東洋大学公式サイト「入試を探す(入試プラン検索)」システム(2027年度入学者選抜対応、2026年9月3日取得)。前期日程の一般入試だけでも4つの配点方式が並行して実施され、しかも前期は2/8・2/9・2/10と複数日程で同じ方式を複数回受験できるのが東洋大学経済学部の大きな特徴です。「とりあえず英語・国語・数学の3教科を対策すればいい」と単純に考えてしまうと、実は自分の得意科目の組み合わせでもっと有利な方式があった、というケースも起こりえます。
「偏差値換算」という東洋大学独自のルール
東洋大学の一般入試(本学独自試験)で必ず押さえておきたいのが、得点換算方法が「偏差値」だという点です。各科目の素点をそのまま合計するのではなく、科目ごとに偏差値へ換算したうえで合否を判定する仕組みが採用されています。これは、その年度・その試験回の受験者集団の中での相対的な位置で評価される仕組みで、「易しい年度で高得点を取る」ことよりも「その回の受験者の中でどれだけ得点差をつけられたか」が重視されるということです。科目間の難易度差による有利・不利を吸収するための仕組みとされていますが、受験生の立場からすると「素点を1点でも多く取る」という単純な発想だけでなく、「自分が得意な科目で周囲より得点差をつけられるかどうか」を意識した科目選択が重要になります。
学科によって入試の中身が変わる
東洋大学経済学部は経済学科・国際経済学科・総合政策学科の3学科からなり、入試方式の骨格は3学科共通ですが、選択科目のパターンや募集人員は学科ごとに異なります。たとえば前期4教科(均等配点)の募集人数は、経済学科10名に対し国際経済学科5名・総合政策学科3名と学科によって差があります。国際経済学科には「英語重視」方式、総合政策学科には「英語重視」「数学重視」方式が用意されているなど、学科ごとに独自の配点パターンが存在する点も見逃せません。志望学科を決める段階で、必ず自分の志望学科のページで最新の方式を確認することを強くおすすめします。
自分に合った方式の選び方|3つの視点
方式が多いからこそ、選び方の軸をシンプルに持っておくことが大切です。1つ目は「得意科目の数」で、英語・国語・数学の3科目で安定して得点できるなら3教科(英国数)、地理歴史・公民に強みがあるなら3教科(英国地公)、4教科まで対応できる基礎力があるなら4教科均等配点が候補になります。2つ目は「募集人数」で、同じ前期日程でも方式によって募集人数に大きな差があるため、倍率の見込みも踏まえて出願先を検討する視点が欠かせません。3つ目は「複数日程の使い方」で、前期は同じ方式を2/8・2/9・2/10と複数回受験できるため、1回だけの一発勝負ではなく、複数回のチャンスを前提に計画を立てられるという発想も持っておくとよいでしょう。この3つの視点を高2の終わりまでに一度整理しておくと、高3の出願準備がスムーズになります。
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東洋大学経済学部とは|3学科の特徴と求められる力
東洋大学経済学部は、「理論とデータから社会を理解し、そして、操作する力を身につける」ことを教育目標に掲げる学部です。経済における不確実性の高まりや急速な技術革新・グローバル化といった変化に柔軟に対応しながら、日本と世界の経済トレンドを見抜き、諸問題の解決を導く人材の育成を目指すとされています。ゼミナール(少人数の演習型授業)を中心に課題発見力と創造的な問題解決能力を養う教育スタイルが特色です。実社会の具体的な出来事や客観的なデータをもとに議論を重ねる点も特徴です。経済学部には経済学科・国際経済学科・総合政策学科の3学科があり(第2部には経済学科イブニングコースも設置)、それぞれ学びの方向性とアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)が異なります。
経済学科の特徴・アドミッション・ポリシー
経済学科は「経済の理論を学び、現実の経済を知る」ことを掲げる、経済学部の中核となる学科です。アドミッション・ポリシーでは、国語・地理歴史・公民・数学・英語などの中等教育で身につけるべき標準的な知識を持ち、日本語での一般的なコミュニケーション力と思考力、物事を多面的かつ論理的に考察できる基礎力、経済学に関する標準的な知識や分析方法と経済学に基づく思考力・判断力を修得したいという意欲、積極的に社会と関わり社会のあり方に深い関心を持つことが求められています。入試科目そのものがこうした「求める力」を反映した設計になっているため、対策を考える際もこの前提を踏まえておくと答案作成の方向性がぶれにくくなります。
国際経済学科の特徴・アドミッション・ポリシー
国際経済学科は「グローバル経済の課題を捉え、解決へ導く」ことを掲げる学科です。アドミッション・ポリシーでは、日本語・外国語(特に英語)・地理歴史・公民・数学などについて高等学校卒業程度の知識を有していること、高校卒業レベルの知識・語学力に基づいて物事を多様な視点から考察し自身の考えを持てること、グローバルな経済・社会の課題に強い関心を持ち、大学での学びを通じてその解決方法を探求する意欲があることが求められています。国際金融コース・国際ビジネスコース・開発環境コース・世界経済システムコースといった専門コースが用意されており、英語に加えてもう1カ国の外国語(ドイツ語・フランス語・中国語等)を選択必修とするカリキュラムが組まれています。英語への関心が高い受験生にとって、入試段階での英語力の積み上げがそのまま入学後の学びにもつながる学科だといえます。
総合政策学科の特徴・アドミッション・ポリシー
総合政策学科は「社会の課題に向き合い、協働と共創で社会を導く」ことを掲げる学科です。アドミッション・ポリシーでは、公民・地理歴史分野を中心とした基礎学力に基づき、現実社会をより良くしたいという熱意と行動力を持つこと、自分とは異なる他者を理解し協力する度量、将来を見据えて地道に努力を積み重ねる粘り強さが求められています。発見・着眼力、情報・知識力、分析・考察力、提言・実践力、異文化対応力という5つの力をバランスよく修得できるカリキュラムが組まれており、政策提言能力を短期間で確実に修得することを目標にしている点が、経済学科・国際経済学科とは異なる特徴です。
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一般選抜の入試方式と科目構成|一般入試(本学独自試験)と共通テスト利用入試の配点・募集人員
ここからは、東洋大学経済学部(主に経済学科)の一般選抜について、一般入試(本学独自試験)と大学入学共通テスト利用入試それぞれの科目構成・配点を詳しく見ていきます。同じ「経済学部」の一般選抜でも、方式によって受験科目数・配点・偏差値換算の仕組みがまったく異なるため、自分がどの方式で出願するのかを早い段階で決めておくことが対策の第一歩になります。
一般入試(本学独自試験)前期4教科(均等配点)
前期4教科(均等配点)は、必須科目である外国語・国語・数学の3科目に、選択科目1(地理歴史または公民)から1科目を加えた4科目で受験する方式です。外国語100点・国語100点・数学100点・選択科目100点の均等配点で満点400点、経済学科の募集人数は10名(2/8・2/9・2/10のいずれかの日程)です。外国語は「英語」または英語外部検定試験(実用英語技能検定・GTEC・TEAP・IELTS)のスコアを利用でき、いずれもリスニングは除きます。国語は現代の国語・言語文化の範囲、数学は数学(Ⅰ,Ⅱ,A)(数学Aは図形の性質・場合の数と確率の範囲)です。選択科目1は地理歴史(歴史総合,世界史探究/歴史総合,日本史探究/地理総合,地理探究)または公民(政治・経済)から選びます。試験会場は東京(赤羽台キャンパス)・札幌・仙台など地方主要都市が中心で、前期日程の東京・白山キャンパス/千葉/横浜会場では3教科受験のみが実施されるため、4教科方式で白山キャンパス受験を希望することはできません。
一般入試前期3教科(均等配点)|英国数パターンと英国地公パターン
前期3教科(均等配点)には、外国語・国語・数学の3科目で受験するパターンと、外国語・国語・選択科目1(地理歴史または公民)の3科目で受験するパターンの2種類があります。英語国語数学パターンは満点300点で募集人数18名、英語国語地歴公民パターンは同じく満点300点で募集人数13名と、募集人数に差がある点は見落とせません。数学が得意な受験生は前者、地理歴史・公民を得点源にしたい受験生は後者を選ぶことになりますが、募集人数だけを見れば英国数パターンの方が枠が広いことは知っておいて損はありません。いずれも東京・白山キャンパスを含む全会場で実施されます。
一般入試前期3教科(最高得点重視)
最高得点重視方式は、他の方式とは異なる特殊な配点ルールを持つ方式です。必須科目の外国語・国語に加え、選択科目1(地理歴史・公民・数学)から受験科目数を3科目または4科目まで選択でき、偏差値換算点の最も高い科目を2倍にする仕組みになっています。4科目受験を選んだ場合は選択科目1のうち数学とその他1科目を受験し、そのうち高得点の1科目が判定に採用されます。満点は400点、募集人数は4名と他の方式より小規模です。得意科目が1つ突出している受験生にとっては、その科目の得点を2倍で評価してもらえる可能性がある方式ですが、募集人数が少ない分、倍率も他方式より高くなる傾向があるとされています。
一般入試の後期日程
後期日程(3/5実施)は、前期よりも募集人数が少なく、外国語・国語・数学の3科目均等配点(募集5名・満点300点)と、外国語・国語・選択科目1(地理歴史または公民)の3科目均等配点(募集5名・満点300点)、さらに最高得点重視方式が用意されています。出願期間は1/4〜2/25と前期より長く設定されているため、前期の結果を見てから後期の出願可否を検討する時間的な余裕はありますが、募集人数が少ない分、前期を主軸に据えたうえで後期を併願として位置づけるのが現実的です。合格発表は3/15、入学手続締切は3/23です。
大学入学共通テスト利用入試
大学入学共通テスト利用入試は、大学独自の学力試験を課さず大学入学共通テストの成績のみで合否を判定する方式です。前期のみ実施され、5科目均等配点から3科目重視型まで6パターンがあり、すべての一般入試(本学独自試験)との併願が可能です。試験日は大学入学共通テストの本試験日(1/16・17)、出願期間は1/4〜1/15と一般入試より締切が早いため注意が必要です。5科目均等配点は募集人数30名・満点1000点で、外国語200点・国語200点・数学から1科目200点に加え、地理歴史公民/数学/理科/情報から2科目(各200点)を組み合わせる仕組みです。3科目均等配点は募集人数10名・満点600点で、外国語200点・国語200点に選択科目1科目200点を組み合わせるシンプルな構成です。共通テストの国語は、近代以降の文章(古文・漢文除く)の得点を1.1で除して2倍した点数が採用される独自の換算ルールがある点も押さえておきたいポイントです。
| 方式 | 募集人数 | 満点 | 科目構成の要点 |
|---|---|---|---|
| 共通テスト前期5科目(均等配点) | 30名 | 1000点 | 外国語200+国語200+数学200+選択2科目(各200) |
| 共通テスト前期3科目(均等配点) | 10名 | 600点 | 外国語200+国語200+選択1科目200 |
学科による違い|国際経済学科・総合政策学科の場合
国際経済学科・総合政策学科も、前期4教科均等配点・前期3教科系・後期3教科系という骨格は経済学科と共通していますが、細部は異なります。国際経済学科は「英語重視」、総合政策学科は「英語重視」「数学重視」方式が独自にあります。前期4教科(均等配点)の募集人数は経済学科10名・国際経済学科5名・総合政策学科3名と学科ごとに差があるため、複数学科を併願する場合は学科別に募集人数・配点を確認したうえで出願計画を立てる必要があります。塾費用や指導形態を検討する際の目安については大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
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科目別の出題傾向|英語・国語・数学・地歴公民で何が問われるか
ここからは科目別に、東洋大学経済学部(一般入試)の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
英語の出題傾向
私立大学の一般入試(マークシート方式)全般に共通する傾向として、長文読解・文法・会話文・語句整序など複数の大問で構成され、教科書や授業の範囲で扱われるような標準レベルの内容が中心だと指摘されています。長文読解では内容一致や空欄補充の設問が多く、単語・熟語・文法の基礎知識を正確に運用できるかが問われる傾向があるとされます。外国語は「英語」に加えて英語外部検定試験(実用英語技能検定・GTEC・TEAP・IELTS)のスコアを利用する方式も選べるため、外部検定で一定のスコアを確保しておくと、当日の得点力に自信がない場合でも出願の選択肢を広げられます。マークシート方式のため部分点という概念がなく、1問ごとの取りこぼしがそのまま得点差に直結する点も、記述式中心の国公立大学入試とは異なる注意点です。
国語の出題傾向
国語は現代の国語・言語文化の範囲から出題され、私立大学のマークシート方式に共通する傾向として、評論文を中心とした読解問題で、語彙・漢字の知識問題と本文の内容理解を問う設問が組み合わされる形式が多いと指摘されています。標準的な語彙力と、本文の論理展開を素早く追う読解力の両方が求められる傾向があるとされます。共通テスト利用入試の国語では、近代以降の文章の得点を1.1で除して2倍にする独自の換算ルールがあるため、共通テストでの国語対策の優先順位を考える際にはこの換算方法も踏まえておくとよいでしょう。一般入試の国語は古文・漢文を含まない現代文中心の範囲のため、古典が苦手な受験生にとっては対策範囲を絞りやすい科目だともいえます。
数学の出題傾向
数学は数学(Ⅰ,Ⅱ,A)の範囲(数学Aは図形の性質・場合の数と確率を指定)から出題されます。私立大学の経済学部で数学が課される場合に共通する傾向として、計算力を問う問題と典型的な解法パターンを組み合わせて解く問題が中心になりやすいと指摘されています。数学Ⅲまでは範囲に含まれないため、数学Ⅰ・A・Ⅱの基本的な公式・解法をどれだけ正確に、かつスピーディーに運用できるかが得点力を左右すると考えられます。3教科均等配点(英語国語数学)方式や最高得点重視方式で数学を選ぶ場合は、この範囲を確実に得点源にできるレベルまで仕上げておく必要があります。数学Aの出題範囲が図形の性質・場合の数と確率に限定されている点も、対策範囲を絞るうえで意識しておきたいポイントです。
地理歴史・公民の出題傾向
選択科目1として選べる地理歴史(歴史総合,世界史探究/歴史総合,日本史探究/地理総合,地理探究)・公民(政治・経済)は、教科書レベルの基礎的な知識問題が中心とされ、記述式ではなくマークシート方式で出題される私立大学入試に共通する傾向があります。用語の丸暗記だけでなく、歴史的な出来事の因果関係や、政治・経済の仕組みの理解を問う設問が含まれる傾向が指摘されているため、単純な一問一答形式の暗記だけに偏らない学習が有効とされています。総合政策学科は公民・地理歴史分野を重視するアドミッション・ポリシーを掲げているため、総合政策学科志望者はこの科目を得点源にできるよう早めに仕上げておくことをおすすめします。歴史総合・地理総合といった新課程の共通必履修科目が範囲に含まれる点も、旧課程で学んだ浪人生は特に注意しておきたいところです。
前期4教科・3教科・最高得点重視、どの方式が合うか一緒に整理します
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。偏差値換算という仕組みを踏まえると、単純な素点の最大化だけでなく、自分が周囲より得点差をつけやすい科目を見極めることが対策の出発点になります。
偏差値換算を踏まえた科目選び
東洋大学の一般入試では得点が偏差値に換算されるため、「満点に近い高得点を取ること」以上に「その回の受験者の中で相対的にどれだけ得点差をつけられるか」を意識した科目選択が重要になります。自分が素点を取りやすい科目と、周囲と比べて得意な科目は必ずしも一致しません。模試の偏差値や過去の定期テストの成績を振り返り、自分がどの科目で相対的に強みを発揮できるかを、高2の終わりまでに一度整理しておくと、前期4教科・3教科(英国数)・3教科(英国地公)・最高得点重視のどの方式に出願するかを判断する材料になります。
英語の対策
英語は、単語・文法・熟語などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文読解の演習量を増やしていくのが基本方針です。標準レベルの内容が中心とされる傾向を踏まえると、難問対策よりも基礎〜標準レベルの問題を確実に得点する練習を優先することが効果的とされています。英語外部検定試験のスコアを利用する方式も選べるため、実用英語技能検定やGTEC等を計画的に受験し、一定のスコアを確保しておくと出願方式の選択肢が広がります。マークシート方式特有の時間配分にも慣れておく必要があるため、過去問演習では大問ごとにかける時間の目安を決めて取り組む練習が有効です。単語帳・文法書は1冊を繰り返し仕上げる方が、複数の教材に手を広げるよりも定着しやすいとされているため、高2までは教材を絞り込んで反復する学習スタイルを意識するとよいでしょう。
国語の対策
国語は、現代の国語・言語文化の範囲の中でも特に評論文の読解を重点的に鍛えることが土台になります。語彙・漢字の知識問題は独学でも対策しやすい一方、本文の論理展開を素早く追う読解力は問題演習量がそのまま得点力に直結するため、高3では過去問演習に加えて同レベルの問題集を並行して解く習慣をつけておくとよいでしょう。共通テスト利用入試を検討している場合は、共通テストの国語の得点が1.1で除して2倍にされる換算ルールも踏まえ、共通テスト対策としての国語の優先順位を高めに設定しておくことをおすすめします。
数学の対策
数学は、数学Ⅰ・A・Ⅱの基本的な公式・解法を教科書レベルから入試標準レベルまで、反復して定着させることが最優先です。数学Ⅲまでの出題範囲がないぶん、限られた範囲を確実に得点源にできるかどうかが勝負を分けるため、苦手単元を作らないことが特に重要になります。数学Aの範囲が図形の性質・場合の数と確率に指定されている点も踏まえ、この2分野は特に優先して仕上げておく必要があります。3教科(英国数)方式や最高得点重視方式で数学を選ぶ場合は、模試や過去問演習で自分の得点が周囲と比べて相対的に高いかどうかも、偏差値換算を意識した指標として確認しておくと安心です。計算ミスを減らすためには、解いた問題を後から見直す際に「知識不足」なのか「計算ミス」なのかを区別して記録しておく習慣が効果的とされています。
地理歴史・公民の対策
地理歴史・公民は、教科書レベルの基礎的な知識を高2のうちに一通り身につけておくことが理想です。用語の丸暗記だけでなく、出来事同士のつながりや制度の仕組みを理解しながら覚える学習を心がけると、初見の設問にも対応しやすくなります。総合政策学科志望者は特にこの科目の配点比重が学部のアドミッション・ポリシーとも重なるため、高3の早い段階から問題演習を重ねて得点を安定させておくことをおすすめします。
共通テスト利用入試を検討する場合の対策の優先順位
共通テスト利用入試を併願する場合、対策の優先順位を一般入試と混同しないことが大切です。共通テストは5教科すべてを高いレベルで仕上げる必要がある一方、一般入試(本学独自試験)は3〜4科目に絞って対策すればよいため、両方を狙う場合は共通テスト対策の比重をいつまで高く保つかを決めておく必要があります。共通テスト利用入試の出願締切が一般入試の前期日程より早い(1/15)ことも踏まえ、共通テスト本番までは5教科対応の学習を続け、共通テスト後に一般入試向けの3〜4科目に対策を絞り込むという時期の切り替えを意識しておくと、直前期の混乱を防ぎやすくなります。
私立大学・他の国公立大学との併願対策との両立
東洋大学経済学部を第一志望としながら、他の私立大学や国公立大学を併願するご家庭は少なくありません。東洋大学は前期だけで複数日程・複数方式があるため、併願校対策との組み合わせ方が重要になります。共通テスト利用方式で併願する大学がある場合は、共通テストの得点をどちらにも活かせるため、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと併願戦略全体の効率が上がります。前期の複数日程を同じ配点方式で複数回受験する場合は、1回目の手応えを踏まえて2回目・3回目に向けた弱点補強の時間を確保しておくことも大切です。会場までの移動時間や体力の消耗も含めて、複数日程・複数会場の受験計画は保護者を交えて早めにシミュレーションしておくと、直前期の負担を減らせます。
経済学科・国際経済学科・総合政策学科、志望学科選びも相談できます
3学科で入試方式・募集人員・求められる力が異なります。学びたい方向性と入試の得意科目の両面から、志望学科の絞り込みをお手伝いします。
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
東洋大学経済学部の入試は、方式によって科目数・配点が大きく異なるため、直前期に方式を決めるのではなく、学年ごとに基礎を積み上げながら早めに出願方式の見当をつけておく逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験方式を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法、数学Ⅰ・Aの基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。国語は、この時期から評論文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な読解対策に入った際の伸びが早くなります。地理歴史・公民も、授業で扱った範囲をその都度復習しておくと、高3での詰め込みを避けられます。この時期はまだ志望学科・志望方式を厳密に決める必要はなく、幅広い科目の基礎を満遍なく固めておくことが、後々どの方式を選んでも対応できる土台になります。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、自分がどの科目で相対的に強みを発揮できるかを意識し始める時期です。英語・国語・数学・地理歴史公民のうち、どの組み合わせで出願するかを高2の終わりまでにある程度絞り込んでおくと、高3での演習を効率化できます。英語外部検定試験の受験を検討している場合は、高2のうちに一度受けてみて自分の現在地を把握しておくと、高3での対策計画が立てやすくなります。模試の結果を科目ごとに記録し、素点だけでなく偏差値の推移も確認しておくと、偏差値換算という東洋大学の仕組みに合わせた科目選択の判断材料になります。オープンキャンパスや大学のWeb体験授業を通じて経済学科・国際経済学科・総合政策学科それぞれの学びの内容に触れておくと、高3での志望学科の最終決定もスムーズになります。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、志望方式を確定させながら過去問演習を重ねていく時期になります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 英語長文・数学標準問題の演習量を増やし、志望方式(4教科/3教科/最高得点重視)の候補を絞る |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、マークシート形式の時間配分に慣れる。共通テスト利用も検討する場合は共通テスト対策も並行 |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テスト利用入試に出願する科目の対策を重点的に。私立大学併願校の対策とも並行させる |
| 共通テスト後〜前期試験 | 共通テストの自己採点をもとに、一般入試(前期)で出願する具体的な方式・日程を最終確定させる |
前期は同じ配点方式を2/8・2/9・2/10と複数日程で複数回受験できるため、1回目の手応えを踏まえて2回目以降の対策を微調整するという発想もできます。共通テスト利用入試は出願締切(1/15)が一般入試の前期日程より早いため、共通テストを受験する年度は出願スケジュールを混同しないよう特に注意してください。
後期日程まで見据える場合の注意点
後期日程を併願する場合、前期試験から後期試験(3/5)までの期間に、後期用の対策時間を新たに確保するのは現実的に難しいのが実情です。前期の結果が思わしくなかった場合ほど焦りが生まれやすい時期でもあるため、後期に向けた学習計画は前期試験前の段階であらかじめ大まかに立てておくと、精神的な余裕を保ちやすくなります。後期日程も前期と同じ3教科均等配点の骨格(英語国語数学、または英語国語地歴公民)のため、前期対策がそのまま後期対策にもなりやすいという側面があります。募集人数が前期より少ないことを踏まえ、後期はあくまで併願の1つとして位置づけ、前期での合格を最優先に据えた学習計画を立てることをおすすめします。
浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が東洋大学経済学部を再受験する場合、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は使えず、受験する年度の共通テストをあらためて受け直す必要があります。浪人期間は、相対的に強みを発揮しきれていなかった科目を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。予備校に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶことをおすすめします。独学と個別指導を組み合わせる際の勉強法の考え方は大学受験の勉強法|効率よく成績を伸ばす具体的な方法でも整理しているので、あわせて参考にしてください。
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独学で目指す場合の壁と対処法
東洋大学経済学部は、入試方式の選択肢が多く、得点も偏差値換算されるという独自の仕組みを持つ入試です。知識のインプットは独学でも進められますが、方式選びと配点の仕組みの理解は独学だけでは難しい場面が出てきます。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 偏差値換算という仕組みが独学では見えにくい
得点換算方法が偏差値であるという情報は公式サイトで確認できますが、具体的にどの程度の素点がどの程度の偏差値に換算されるのかは公表されていないため、模試の結果や過去問演習の得点だけでは、自分の実力が実際の入試でどう評価されるのかを正確に把握するのが難しいという壁があります。参考書の模範解答と自分の答案を見比べるだけでは、「素点としては合っているが、周囲と比べてどうか」という相対的な視点を持ちにくく、独学のみで対策を進めていると、この視点が抜け落ちたまま学習を続けてしまうリスクがあります。模試の結果を偏差値ベースで定期的に振り返る習慣がないと、素点が伸びているのに合格ラインとの距離が縮まっていない、という状況にも気づきにくくなります。
壁2: 学科・方式が多く何を選べばいいか独学では判断しづらい
経済学科・国際経済学科・総合政策学科の3学科、さらに前期4教科・3教科(2パターン)・最高得点重視・後期・共通テスト利用という多数の方式の中から、自分に合ったものを選ぶのは簡単ではありません。自分の得意科目に合った学科・方式を客観的に判断するには、複数の選択肢を比較検討する視点が必要ですが、独学で受験勉強を進めながら同時にこの分析まで行うのは負担が大きい作業です。特に最高得点重視方式のような特殊な配点ルールは、メリット・デメリットを正しく理解しないまま「なんとなく有利そう」という理由で選んでしまうと、想定と違う結果につながる可能性もあります。
壁3: 最高得点重視方式など特殊な配点の戦略が独学では立てにくい
最高得点重視方式は、偏差値換算点の最も高い科目を2倍にするという特殊なルールを持つ分、「どの科目を伸ばせば2倍の恩恵を最大化できるか」という戦略を立てる必要がありますが、これを独学だけで正確に組み立てるのは容易ではありません。募集人数が4名(前期各日程)と小規模なため、参考にできる先輩の体験談や合格実績の情報も相対的に少なく、独学だと自分の対策の方向性が合っているのか客観的に把握しづらいという構造的な難しさがあります。学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に方式選びと配点構造の理解が正しいかを確認してもらえると、こうした手探りの期間を短縮しやすくなります。特に「4科目受験して高得点の1科目を採用する」という仕組みは、どの科目を仕上げれば得点効率が良いかの見立てが難しく、独学だけで最適な戦略にたどり着くまでに時間がかかりやすい部分です。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 英語 | 単語・文法の暗記、長文の多読 | 時間配分の調整、外部検定の活用戦略 |
| 国語 | 漢字・語彙の暗記 | 評論文の読解力の伸び方の客観的な確認 |
| 数学・地歴公民 | 公式・用語の暗記、標準問題の反復演習 | 得意科目の見極め、偏差値換算を踏まえた科目選択 |
| 方式選び | 各方式の科目構成・配点の情報収集 | 自分の学力に合った方式・学科の絞り込み |
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よくある質問(FAQ)
東洋大学経済学部は、前期4教科・3教科・最高得点重視のどれを選べばいいですか?
得意科目の組み合わせによって最適な方式は変わります。数学が得意なら英国数、地歴公民が得意なら英国地公、突出した得意科目があれば最高得点重視が候補になります。募集人数は方式によって大きく異なる(3教科英国数18名に対し最高得点重視4名など)ため、募集人数とあわせて検討することをおすすめします。迷った場合は、募集人数の多い3教科均等配点(英国数)を軸にしつつ、余力があれば4教科や最高得点重視方式も併願するという組み立てが現実的です。
「偏差値換算」とは具体的にどういう意味ですか?
各科目の素点をそのまま合計するのではなく、科目ごとにその回の受験者集団の中での相対的な位置(偏差値)に換算したうえで合否判定に使う仕組みです。具体的な換算式は公表されていませんが、「素点そのものの高さ」よりも「周囲と比べてどれだけ得点差をつけられたか」が重視されると理解しておくとよいでしょう。
経済学科・国際経済学科・総合政策学科はどう選べばいいですか?
学びの方向性で選ぶのが基本です。理論と現実の経済を学びたいなら経済学科、グローバルな経済課題に関心があり英語力を伸ばしたいなら国際経済学科、政策提言能力や社会課題への関与に関心があるなら総合政策学科が、それぞれのアドミッション・ポリシーに近い選択になります。入試の募集人数・配点も学科ごとに異なるため、志望理由とあわせて確認しておくことをおすすめします。3学科とも入学後にゼミナールを中心とした少人数教育を重視している点は共通しているため、まずはオープンキャンパスやWeb体験授業で各学科の講義内容に触れてみることをおすすめします。
英語外部検定試験を持っていないと不利になりますか?
外国語は「英語」の本学独自試験でも受験できるため、外部検定を持っていないことが直接の不利にはなりません。外部検定のスコアを利用できる方式が選べるだけで、必須ではない点は誤解しないようにしてください。ただし、外部検定のスコアがあれば出願方式の選択肢が広がるため、時間に余裕があれば高2のうちに一度受験しておくのも一つの方法です。
前期日程と後期日程の両方に出願することはできますか?
できます。前期の複数日程・複数方式に加えて、後期日程も併願として出願することが可能です。ただし後期日程は募集人数が前期より少ないため、前期日程での合格を主軸に据えたうえで、後期を保険的な併願として位置づけるご家庭が多いのが実情です。
大学入学共通テスト利用入試と一般入試(本学独自試験)は併願できますか?
できます。大学入学共通テスト利用入試は、すべての一般入試(本学独自試験)との併願が可能とされています。共通テストの得点をそのまま合否判定に使えるため、共通テストの手応えがよかった場合は追加の負担なく出願できる点がメリットです。ただし共通テスト利用入試の出願締切(1/15)は一般入試の前期日程(1/28)より早いため、出願スケジュールの管理には注意してください。共通テストで思うような得点が取れなかった場合でも、一般入試(本学独自試験)の前期・後期という別のチャンスが残っている点は、精神的な余裕を持って受験に臨むうえでも意識しておきたいポイントです。
浪人しても東洋大学経済学部は受験できますか?
受験できます。ただし前述の通り、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は使えず、受験する年度の共通テストを新たに受け直す必要があります。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、偏差値換算という仕組みの中で相対的に強みを発揮しきれていなかった科目を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。
経済学科イブニングコース(第2部)とはどう違いますか?
経済学科イブニングコースは第2部に設置されているコースで、主に夜間に授業が開講される点が第1部の経済学科とは異なります。アドミッション・ポリシーでは、現代の社会経済が直面する課題の解決に自ら取り組もうとする主体性と学習意欲、人間と社会に対する深い関心と論理的な表現力が求められています。働きながら学びたい人や、昼間に他の活動を予定している人にとっての選択肢の一つとして位置づけられており、入試方式や配点は第1部とは別に設定されているため、志望する場合は第2部の入試情報を個別に確認する必要があります。時間割の組み方や通学スタイルは第1部の経済学科と大きく異なるため、オープンキャンパス等で在学生の学び方を具体的にイメージしてから出願を検討することをおすすめします。学費・修業年限などの制度面についても、必ず第2部の募集要項で個別に確認してください。
まとめ|東洋大学経済学部合格への次の一歩
東洋大学経済学部の入試は、一般入試(本学独自試験)だけで前期4教科・前期3教科(2パターン)・前期最高得点重視・後期3教科(2パターン)、さらに大学入学共通テスト利用入試の複数パターンと、選択肢が非常に多いことが特徴です。得点が偏差値に換算される独自の仕組みを踏まえ、自分の得意科目に合った方式を選ぶことが対策の出発点になります。
経済学科・国際経済学科・総合政策学科という3学科の違いも見落とせないポイントです。学びの方向性とアドミッション・ポリシーを踏まえて志望学科を決め、学科ごとの入試方式・募集人員を確認することが、東洋大学経済学部の入試傾向に合った対策の考え方だといえます。
浪人・再受験を検討している場合や、私立大学・他の国公立大学との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。自分がどの科目で相対的に強みを発揮できるかを客観的に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、東洋大学経済学部のように配点構造がやや複雑な入試では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と各方式の募集人員・配点との組み合わせを定期的に見直しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。方式の多さを「複雑で面倒なもの」と捉えるのではなく、「自分の得意科目を活かせるチャンスが複数ある」と前向きに捉え直せると、出願計画そのものにも余裕が生まれます。
本記事の情報は執筆時点(2027年度入学者選抜に対応する「入試を探す(入試プラン検索)」システムの掲載内容)のものです。東洋大学の2027年度入学試験要項(冊子・PDF)は2026年9月中旬公開予定で執筆時点では未公開のため、入試制度・配点・募集人員は今後の要項公開時に変更・確定される可能性があります。出願前には必ず東洋大学の公式サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に「偏差値換算」や「最高得点重視方式」のような独自の仕組みは、年度ごとの更新で変更されることもあるため、出願直前だけでなく学習計画を立てる時点でも最新版を確認する習慣をつけておくと安心です。
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