「法政大学法学部を目指しているが、法律学科・政治学科・国際政治学科で入試方式や配点がどう違うのか分からない」——こうした相談は少なくありません。結論から言うと、法政大学法学部のA方式(個別日程)は学科によって試験日そのものが分かれており、法Ⅰ日程では国際政治学科、法Ⅱ日程では法律学科・政治学科が実施されます。しかも国際政治学科だけ配点構成そのものが他の2学科と異なるため、「法学部だから同じ対策でいい」という前提で進めると、思わぬ落とし穴にはまりかねません。
法政大学法学部にはさらに、T日程(統一日程)・英語外部試験利用入試・大学入学共通テスト利用B方式(3教科型)・C方式(6教科7科目型)という複数の一般選抜方式が用意されています。同じ「法学部」を志望していても、選ぶ方式によって科目数も配点比率もまったく異なるため、まず全体像を正確に把握することが対策の出発点になります。この記事では、法政大学入試情報サイトが公表している最新の公式データをもとに、学科別・方式別の科目構成と配点、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。
先にお断りしておくと、法政大学の2027年度入試要項は執筆時点(2026年9月)でまだ公表されておらず、法政大学入試情報サイトでは2026年11月上旬の公開予定と案内されています。本記事で紹介する配点・募集人員・倍率などの数字は、直近で実施された2026年度入試の公式結果データと、2026年度以降も継続する科目・配点の公式資料に基づくものです。入試制度は年度によって変更される可能性があるため、出願にあたっては必ず法政大学入試情報サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。
なお、法政大学には法学部のほかに経済学部もあり、GMARCHの中でも学部・学科の選択肢が豊富な大学として知られています。同じ法政大学でも学部によって入試方式の細部や配点比率は異なるため、併願を検討している場合は学部ごとの違いを個別に確認しておくことをおすすめします。本記事では法学部(法律学科・政治学科・国際政治学科)に絞って、方式別・学科別の違いを深掘りしていきます。
A方式・T日程、どちらを軸にすべきか一緒に整理します
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【結論】法政大学法学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。法政大学法学部は法律学科・政治学科・国際政治学科の3学科制で、一般選抜には5つの方式があります。同じ方式でも学科によって満点・科目構成が変わるのが、この学部の最大の特徴です。
| 方式 | 法律学科・政治学科 | 国際政治学科 |
|---|---|---|
| A方式(個別日程) | Ⅱ日程・350点満点 | Ⅰ日程・400点満点 |
| T日程(統一日程) | 250点満点 | 300点満点 |
| 英語外部試験利用入試 | 100点満点 | 100点満点 |
| 共通テスト利用B方式 | 350点満点 | 400点満点 |
| 共通テスト利用C方式 | 850点満点 | 850点満点 |
出典: 法政大学入試情報サイト「A方式入試(個別日程)」および大学入学共通テスト利用入試B方式(3教科型)科目・配点別表2、大学受験パスナビ(旺文社)の入試科目情報(2026-09時点)。国際政治学科はA方式・T日程・共通テスト利用B方式のいずれも、他の2学科より外国語の配点が大きく設定されているのが際立った特徴です。国際政治学科が英語力を重視する学科であることが、配点の設計そのものに表れているといえます。
A方式は学科によって試験日が違う
見落とされがちですが、A方式(個別日程)は法学部内で日程が2つに分かれており、法Ⅰ日程を国際政治学科が、法Ⅱ日程を法律学科・政治学科が実施します。2026年度入試ではⅠ日程が2月8日、Ⅱ日程が2月16日の実施でした。他学部・他大学とのA方式併願を考えている受験生は、志望学科によって試験日が変わることを前提にスケジュールを組む必要があります。
法律学科・政治学科と国際政治学科、対策の軸が変わる
法律学科・政治学科を志望する場合は、A方式Ⅱ日程・T日程・共通テスト利用のいずれも国語・外国語(英語)・選択科目(地歴公民または数学)というオーソドックスな3教科構成が中心です。一方、国際政治学科は同じ試験構成でも外国語の配点比率が明確に高く設定されているため、英語力の底上げが合否によりダイレクトに響きます。志望学科を決める段階で、この配点の違いを踏まえて学習の重点を調整しておくことが対策の第一歩です。
また、法学部には英語外部試験利用入試という選択肢もあり、こちらは3学科とも試験科目が国語または数学の1科目のみに絞られます。英語で一定の外部検定スコアをすでに確保できている受験生にとっては、実質的に負担の軽い出願方式になり得ます。一方で共通テスト利用C方式(6教科7科目型)は、法学部の中では最も幅広い基礎学力が問われる方式です。自分がどのタイプの入試で力を発揮しやすいかを早めに把握し、出願方式の優先順位を決めておくことが、限られた対策時間を効率よく使うポイントになります。
法律学科・政治学科・国際政治学科、学科選びの相談もできます
A方式は学科によって試験日程が分かれています。志望学科選びとあわせて、出願できる方式・日程を整理するお手伝いをします。
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法政大学法学部とは|3学科の特徴と求められる力
法政大学法学部は、法律学科(入学定員493人)・政治学科(同176人)・国際政治学科(同152人)の3学科からなる学部です。法学部としては法律学科の定員規模が突出して大きく、3学科合わせた定員は800人を超えます。3学科とも東京都千代田区の市ケ谷キャンパスで学ぶ点も特徴で、経済学部などが置かれる多摩キャンパスとは異なります。都心のキャンパスで学べる点は、官公庁・企業でのインターンシップや、国会・裁判所の傍聴といった実地の学びにアクセスしやすいというメリットにもつながります。
3学科の定員バランスを見ると、法律学科が全体の6割弱を占める最大規模の学科であり、政治学科・国際政治学科はそれぞれ法律学科の3分の1程度の規模です。同じA方式Ⅱ日程で実施される法律学科と政治学科でも、募集人員の規模差がそのまま倍率の違いとして表れやすい点は、後述する2026年度一般選抜結果のデータからも読み取れます。志望学科を決める際は、学びたい内容だけでなく、学科ごとの募集人員の規模感も踏まえておくと、出願計画が立てやすくなります。
法律学科|6つのコースモデルと法曹コース
法律学科は、法の基本的原理や基礎知識を修得するとともに、法原理を応用できる幅広い教養と柔軟な思考力を育成する学科です。2年次からは、①裁判と法、②国際社会と法、③行政・公共政策と法、④文化・社会と法、⑤企業・経営と法(労働法中心)、⑥企業・経営と法(商法中心)という6つのコースモデルに沿って、系統的でバランスのとれた科目選択ができる仕組みが用意されています。法律専門職を目指す学生向けに、学部段階から計画的に学べる「法曹コース」も設置されており、司法試験や法科大学院進学を見据えた学びを早期から始められる点は、他の法学部と比較しても押さえておきたい特徴です。
政治学科|新しい政治学の分野を横断的に学ぶ
政治学科は、伝統的な政治学の枠にとどまらず、ジェンダー・公共政策・コミュニティ政策・メディア論といった新しい分野の政治学を展開している学科です。複雑化する現代の政治問題を批判的に検討し、分析・判断することで問題解決のための思考力・実践力を養うことを掲げており、「あらゆる領域の問題を臨機応変に解決・処理できる能力を養う」ことが教育の軸とされています。法律の条文解釈というよりは、社会の仕組みそのものを多角的に捉えたい受験生に向いている学科だといえます。
国際政治学科|英語教育を徹底し2コース制で学ぶ
国際政治学科は、観察力・分析力・構想力・交渉力・実行力、そして英語力を磨くことを掲げ、「地球共生社会」の実現を目指す学科です。アジア各地域の専門知識と政治・外交の分析力を養うアジア国際政治コースと、紛争・軍事問題・国際人権・NGO等の課題に理論と政策で挑むグローバル・ガバナンスコースの2コース制が組まれています。学科独自の「Academic English R&W」「Academic English L&S」に加え、Essay WritingやNegotiation and Mediation Communication Skills、Debateといった実践的な英語科目、さらに英語で開講される専門科目も用意されており、法学部の中でも必修科目が多く英語教育が徹底されている点が政治学科との大きな違いとされています。「Global Internship」プログラムを通じて、海外企業や国際機関・NGOでのインターンシップに参加できる仕組みも整っています。
アドミッション・ポリシーが求める力
法律学科・政治学科は「学士課程教育を受けるにふさわしい基礎的な学力と学修意欲を備えている」ことを共通の前提とし、法律学科は社会問題への関心と解決への意欲・向学心を、政治学科は社会問題の解決に関心を有することを重視するとされています。国際政治学科は基礎的学力・学習意欲に加えて「地球規模の課題や世界各地の諸問題の解決に関心と意欲を有している」ことを特徴とし、外国語能力が重視される旨が明記されています。志望理由書や面接を準備する段階になったら、自分が3学科のどの学びに最も惹かれているのかを、学科ごとのアドミッション・ポリシーと突き合わせながら言語化しておくと、単なる「憧れ」ではなく説得力のある志望動機になります。
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一般選抜の入試方式と科目構成|A方式・T日程・英語外部試験利用・共通テスト利用の配点
ここからは、法政大学法学部の一般選抜5方式それぞれの科目構成と配点を、学科別に詳しく見ていきます。同じ方式名でも学科によって満点が異なる場合があるため、志望学科と志望方式の組み合わせを正確に把握しておく必要があります。
A方式(個別日程)の科目と配点
A方式(個別日程)は法政大学独自の試験問題による選抜です。法Ⅰ日程(国際政治学科)は3教科400点満点で、国語100点・外国語(英語)200点・地理歴史公民または数学から1科目選択100点という構成です。法Ⅱ日程(法律学科・政治学科)は3教科350点満点で、国語100点・外国語(英語)150点・地理歴史公民または数学から1科目選択100点という構成になっています。いずれも外国語の配点比率が最も高い設計ですが、国際政治学科は満点全体に占める外国語の比率がさらに大きい点が特徴です。
T日程(統一日程)の科目と配点
T日程(統一日程)は、全学部で同一日程・共通問題により実施される方式です。法律学科・政治学科は2教科250点満点(外国語(英語)150点+国語または数学から1科目選択100点)、国際政治学科は2教科300点満点(外国語(英語)200点+国語または数学から1科目選択100点)という構成です。A方式より1教科少ないぶん、どの学科でも外国語の配点比率がさらに高くなる点は共通しています。
英語外部試験利用入試の仕組み
英語外部試験利用入試は、法学部の場合3学科とも実施される方式です。試験科目は国語または数学のいずれか1科目選択100点満点のみで、これに加えて英検・TEAP・TOEFL iBTなど外部の英語検定試験で大学が定める基準スコアを満たしていることが出願資格として求められます。外部試験のスコアそのものは合否判定の得点には算入されず、あくまで出願資格の判定に使われる仕組みです。英語力にすでに自信があり、国語または数学のどちらかを得点源にできる受験生にとっては、実質的に1科目の勝負に持ち込める方式だといえます。
| 方式 | 学科 | 満点 | 科目構成 |
|---|---|---|---|
| A方式Ⅰ日程 | 国際政治学科 | 400点 | 国語100+外国語(英語)200+地歴公民・数学から1科目選択100 |
| A方式Ⅱ日程 | 法律学科・政治学科 | 350点 | 国語100+外国語(英語)150+地歴公民・数学から1科目選択100 |
| T日程 | 法律学科・政治学科 | 250点 | 外国語(英語)150+国語または数学から1科目選択100 |
| T日程 | 国際政治学科 | 300点 | 外国語(英語)200+国語または数学から1科目選択100 |
| 英語外部試験利用入試 | 3学科共通 | 100点 | 国語または数学から1科目選択100(+英語外部検定が出願資格) |
上記の科目構成は、大学受験パスナビ(旺文社)の入試情報ページで報告されている内容であり、法政大学入試情報サイトが公表する各方式の公式満点(後述する2026年度一般選抜結果データ)とも整合しています。大学非公式の受験情報サイトの情報であるため、出願にあたっては必ず最新の入学試験要項で最終確認してください。
出願前に確認しておきたい併願の組み方
法学部では、同一学科であればA方式・T日程・英語外部試験利用入試・共通テスト利用B方式・C方式のうち複数の方式に出願することも制度上可能です。得意科目や配点比率の違いを踏まえて複数方式に出願しておくと、1回の入試結果だけに合否を委ねずに済みます。ただし出願にはそれぞれ検定料がかかるため、闇雲に全方式へ出願するのではなく、自分の得意科目と配点構成の相性を踏まえて優先順位をつけることが現実的です。
共通テスト利用B方式・C方式の科目と配点
大学入学共通テスト利用B方式(3教科型)は、法律学科・政治学科が350点満点、国際政治学科が400点満点です。いずれも国語(近代以降の文章と古文)が必須100点、地理歴史公民・数学・情報・理科のいずれか1科目選択(高得点の1科目を合否判定に使用)が100点という構成は共通していますが、外国語の配点だけが法律学科・政治学科150点、国際政治学科200点と異なります。英語を選択する場合、法律学科・政治学科はリーディング100点を120点・リスニング100点を30点に換算した計150点、国際政治学科はリーディング100点を160点・リスニング100点を40点に換算した計200点が使われます。共通テスト利用C方式(6教科7科目型)は3学科とも850点満点で、B方式より受験科目数が大幅に増え、幅広い基礎学力が問われる総合型の方式です。
| 方式 | 学科 | 満点 | 外国語の配点 |
|---|---|---|---|
| 共通テスト利用B方式 | 法律学科・政治学科 | 350点 | 150点 |
| 共通テスト利用B方式 | 国際政治学科 | 400点 | 200点 |
| 共通テスト利用C方式 | 3学科共通 | 850点 | -(6教科7科目に含まれる) |
2026年度一般選抜結果|募集人員・倍率・合格最低点
実際にどのくらいの倍率・得点で合否が決まっているのか、2026年度入試の公式結果データを見てみます。同じ法学部でも学科・方式によって倍率が大きく異なることが分かります。
| 方式・日程 | 学科 | 募集人員 | 倍率 | 合格最低点(得点率) |
|---|---|---|---|---|
| T日程 | 法律学科 | 41 | 9.7倍 | 167.5点(67.0%) |
| T日程 | 政治学科 | 17 | 12.4倍 | 168.1点(67.2%) |
| T日程 | 国際政治学科 | 13 | 8.5倍 | 211.1点(70.3%) |
| 英語外部試験利用入試 | 法律学科 | 5 | 6.3倍 | 68.6点(68.6%) |
| 英語外部試験利用入試 | 政治学科 | 5 | 8.2倍 | 68.6点(68.6%) |
| 英語外部試験利用入試 | 国際政治学科 | 5 | 8.7倍 | 70.4点(70.4%) |
| A方式Ⅰ日程 | 国際政治学科 | 52 | 5.9倍 | 288.8点(72.2%) |
| A方式Ⅱ日程 | 法律学科 | 192 | 12.0倍 | 250.5点(71.5%) |
| A方式Ⅱ日程 | 政治学科 | 50 | 14.0倍 | 255.8点(73.0%) |
| 共通テスト利用B方式 | 法律学科 | 35 | 4.7倍 | 294.0点(84.0%) |
| 共通テスト利用B方式 | 政治学科 | 20 | 6.6倍 | 296.9点(84.8%) |
| 共通テスト利用B方式 | 国際政治学科 | 15 | 4.9倍 | 338.5点(84.6%) |
| 共通テスト利用C方式 | 法律学科 | 10 | 2.0倍 | 638.7点(75.1%) |
| 共通テスト利用C方式 | 政治学科 | 5 | 2.6倍 | 640.4点(75.3%) |
| 共通テスト利用C方式 | 国際政治学科 | 5 | 2.3倍 | 637.1点(74.9%) |
出典: 法政大学入試ガイド「2026年度一般選抜結果」(合格最低点は得点調整・標準化後の点数)。A方式Ⅱ日程の政治学科は倍率14.0倍と、法学部の一般選抜の中で最も高い水準です。募集人員が50名と比較的小さいことに加え、法律学科と同日程で併願されやすいことが背景にあると考えられます。一方、共通テスト利用C方式は倍率2倍台と低めですが、合格最低点の得点率は75%前後と高く、6教科7科目すべてで安定して得点する総合力が求められます。数字だけを見て「倍率が低いから狙い目」と判断するのではなく、方式ごとに何が求められているかを踏まえて出願方式を選ぶことが大切です。
なお、表中の「合格最低点」は得点調整(標準化)後の点数である点にも注意が必要です。共通テストや複数日程の個別試験では、科目間・日程間の難易度差を補正するために得点調整が行われることがあるため、素点での自己採点結果と、実際に合否判定に使われる得点は一致しないことがあります。過去問演習や模試の結果だけで合格ラインとの距離を判断せず、あくまで参考情報として捉えておくことをおすすめします。
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科目別の出題傾向|国語・英語・地歴公民・数学で何が問われるか
ここからは科目別に、法政大学法学部の一般選抜における出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
国語の出題傾向
A方式・T日程で国語を選択する場合、現代文(評論文)を中心に、法律学科・政治学科・国際政治学科という学部の性質を反映してか、法・政治・社会をテーマにした評論文が扱われやすいと指摘されています。設問形式は選択式と記述式が併用される傾向にあり、単なる語彙知識だけでなく、文章全体の論理展開を正確に追う読解力が問われます。T日程では国語または数学の選択科目となっており、選択科目別受験者データを見ると法律学科・政治学科・国際政治学科のいずれも国語を選ぶ受験生が9割前後を占めるため、国語対策の比重を高めに置く受験生が多数派だとうかがえます。
外国語(英語)の出題傾向
英語は法学部のどの方式・学科でも配点比率が最も高い科目です。長文読解が中心の大問構成で、法律・政治・国際関係に関する英文が題材として扱われやすいとされ、単語・文法の知識に加えて、時事的なテーマへの背景知識があると読解が有利に進みやすいと指摘されています。設問形式は内容一致や空所補充など客観式が中心とされる一方、国際政治学科は学科の性質上、他の2学科より英語力そのものへの要求水準が高いとされています。共通テストの英語がリーディング・リスニング型であるのに対し、個別試験の英語は長文読解中心である点は、対策の方向性を考えるうえで意識しておきたい違いです。特に国際政治学科はA方式・T日程とも外国語の配点そのものが他の2学科より高く設定されているため、同じ大問構成であっても総得点に占める英語のウェイトはさらに重くなります。
地理歴史・公民の出題傾向
A方式で地理歴史・公民を選択する場合、2026年度の選択科目別受験者データによれば、A方式Ⅰ日程・Ⅱ日程とも世界史・日本史を選ぶ受験生が地理歴史・公民選択者の大半を占め、地理や政治・経済を選ぶ受験生は少数派です。出題形式は選択式・記述式が併用される傾向で、法学部の性質上、近現代史や政治・社会制度に関するテーマが扱われやすいという指摘もあります。学校の授業や教科書の範囲を超えた詳細な事項が問われることもあるとされ、標準的な問題集だけでなく、資料集や年表を使った知識の整理も効果的とされています。政治学科・国際政治学科を志望する場合は、近現代の国際関係史や政治制度の成り立ちに関する分野を、他の分野よりやや厚めに仕上げておくと、学部の出題傾向・学びの方向性の両面で相性がよくなります。
数学の出題傾向(選択科目)
数学は、A方式・T日程・英語外部試験利用入試のいずれでも地理歴史・公民や国語と並ぶ選択科目として設定されています。文系数学の範囲(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cが中心とされる)から出題され、標準的な問題集で扱われるレベルの問題が中心とされる一方、選択科目別受験者データでは数学を選ぶ受験生は各方式で1割前後にとどまります。数学が得意な受験生にとっては、地歴公民や国語の記述量・暗記量を避けて得点源にできる選択肢である一方、母数が少ない分、対策情報が相対的に手薄になりやすい科目でもあります。
選択科目をどちらにするか迷う場合は、「暗記量で勝負するか、計算・論理力で勝負するか」という得意分野の違いで選ぶのが基本的な考え方です。高校で文系のカリキュラムを選び、地歴公民をすでに一通り履修している受験生であれば地歴公民を選ぶのが自然ですが、数学Ⅱ・Bまでの内容に自信があり、暗記より計算・思考のプロセスを得点源にしたい受験生にとっては、数学という選択肢も十分に検討に値します。
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。配点比率を踏まえると、法学部のどの方式でも外国語(英語)の得点力強化が最優先になります。
国語の対策
現代文は、法・政治・社会に関する評論文を日常的に読み慣れることが土台になります。新書レベルの評論文を読み、筆者の主張とその根拠を自分の言葉で要約する練習を重ねると、選択式・記述式どちらの設問にも対応しやすくなります。語彙力を単語帳的に暗記するだけでなく、法律・政治用語が文章中でどう使われているかに注目して読む習慣をつけておくと、法学部特有のテーマにも対応しやすくなります。T日程で国語を選ぶ受験生が多数派である以上、国語を苦手科目のまま放置しないことが、方式選択の幅を広げることにもつながります。古文・漢文が課される方式・年度がある場合に備え、基礎的な文法・句法・単語知識も並行して固めておくと、出題範囲の変更にも対応しやすくなります。
外国語(英語)の対策
英語は、単語・文法などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文を正確かつスピーディーに読む力の強化に軸足を移すのが効果的です。法律・政治・国際関係に関する英文に日頃から触れておくと、背景知識の面で読解が有利に進みやすくなります。国際政治学科を志望する場合は、配点比率がさらに高いことを踏まえ、他の2学科志望者より一段階踏み込んだ英語力(長文の速読・精読の両立)を意識した学習計画を立てる必要があります。客観式の設問が中心とされる傾向を踏まえ、過去問演習では単に正解を確認するだけでなく、なぜその選択肢が正解・不正解なのかを言葉で説明できるレベルまで復習の精度を上げておくと、初見の文章にも応用が利きやすくなります。共通テスト利用方式を併用する場合は、リーディング・リスニングの配点比率が個別試験とは異なるため、共通テスト向けの対策時間も別枠で確保しておくことをおすすめします。
地理歴史・公民の対策
世界史・日本史を選ぶ受験生が大半を占める傾向を踏まえると、通史の完成を高3の秋までに終え、直前期は問題演習に専念できる状態を作っておくことが理想です。法学部志望であることを踏まえ、近現代史や政治・社会制度に関する分野は、教科書レベルにとどまらず資料集・年表も使ってやや厚めに知識を整理しておくと安心です。地理や政治・経済を選ぶ受験生は少数派ですが、母数が少ないからといって不利になるわけではなく、自分が高校で履修している科目・得意な科目を軸に選ぶのが基本方針です。
数学の対策(選択科目)
数学を選択科目とする場合は、教科書レベルから入試標準レベルの問題集で基礎を徹底することが最優先です。文系数学の範囲を網羅的に固め、典型問題を確実に完答できるレベルまで反復することが、難問対策より優先順位が高いといえます。選択者が少ない分、学校や塾で相談できる相手が限られやすい科目でもあるため、過去問演習の段階で第三者に答案を見てもらう機会を意識的に作っておくと、独学で見落としがちな弱点に早めに気づけます。
答案作成で方式を問わず意識したいこと
科目別の対策とあわせて、法学部の入試全体に共通するポイントも押さえておきます。A方式・T日程はいずれも試験時間に対して問題量が多いとされる傾向が複数の科目で指摘されているため、過去問演習の段階から時間を計り、大問・設問ごとにかける時間の上限をあらかじめ決めておく練習を積んでおくと、本番での時間切れを防ぎやすくなります。選択式の設問が中心とされる科目であっても、なんとなく選ぶのではなく、選択肢を一つずつ消去法で吟味する解き方を習慣化しておくと、初見の文章・資料が出た場合にも対応しやすくなります。
併願校対策との両立
法政大学法学部を第一志望としながら、他のGMARCH各大学や国公立大学を併願するご家庭は少なくありません。A方式の試験日が学科によって異なるため、併願校との日程調整も学科選びの段階から意識しておく必要があります。共通テスト利用方式で併願する大学がある場合は、共通テストの得点を複数の出願先に活かせるため、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと併願戦略全体の効率が上がります。特にA方式の試験日は他大学の個別試験日と重なりやすい時期でもあるため、志望校群全体のスケジュールを早めに一覧化しておくことをおすすめします。
法律学科・政治学科・国際政治学科、学科選びの相談もできます
A方式は学科によって試験日程が分かれています。志望学科選びとあわせて、出願できる方式・日程を整理するお手伝いをします。
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
法政大学法学部の入試は、外国語(英語)の配点比率が高く、学科によって配点構成も異なるため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験方式を絞り込む前の土台作りの時期です。英語は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法の基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の長文演習量を増やす土台になります。国語は、この時期から新書や評論文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な読解対策に入った際の伸びが早くなります。志望学科(法律・政治・国際政治)をまだ決めていない場合でも、英語を苦手なままにしておくと国際政治学科という選択肢が狭まってしまうため、文理・学科を問わず英語の基礎を大切にしておくことをおすすめします。あわせて、社会科(地理歴史・公民)の授業を「暗記科目」として軽視せず、日々の授業内容を定期テストごとに定着させておくと、高3で通史を総復習する際の負担が大きく減ります。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、志望学科の方向性を固めながら、英語・国語・選択科目それぞれの対策を意識し始める時期です。英語の単語・文法、地歴公民の通史や数学の教科書レベルの理解は、高2の終わりまでに一通り仕上げておきたいところです。国際政治学科を検討している場合は、英語の長文演習を高2のうちから始められると、高3での過去問演習にかけられる時間が増えます。また、高2の後半からは志望校を意識した模試を受け始め、法政大学法学部の出題形式に近い設問に触れておくと、高3でのギャップを減らせます。定期テストの答案を振り返る際も、正解・不正解だけでなく、設問の意図をどう読み取ったかを見直す習慣をつけておくと効果的です。この時期に一度、法律学科・政治学科・国際政治学科のどれに最も関心があるかを言語化しておくと、高3で過去問演習に入る際に、どの科目・どの分野を優先すべきかがぶれにくくなります。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、英語の長文読解力強化と、選択科目の仕上げを並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 英語長文・国語評論文の読解演習量を増やし、選択科目(地歴公民または数学)の基礎を固める |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、時間配分と設問形式(選択式・記述式)への慣れを確認していく |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テスト利用方式を検討する場合は、共通テスト対策の比重を一時的に高める |
| 共通テスト後〜A方式・T日程 | 共通テストの自己採点をもとに、個別試験(A方式・T日程)の総仕上げに専念 |
国際政治学科志望者は外国語の配点比率がさらに高いため、直前期も英語の演習時間を他学科志望者より意識的に確保する必要があります。逆に法律学科・政治学科志望者は、選択科目(地歴公民または数学)の仕上がりが英語との得点バランスを左右しやすいので、どちらか一方に偏らないよう注意してください。
浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が法政大学法学部を再受験する場合、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は、共通テスト利用方式では受験する年度のものを新たに使う必要があります。浪人期間は、現役時に手薄だった科目(特に配点の大きい外国語や、選択科目の完成度)を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。現役時に第一志望の学科と異なる方式・学科の対策に時間を割きすぎていた場合は、浪人期間の早い段階で改めて志望学科を再検討し、配点構造に合わせた計画に組み直すことも大切です。予備校に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶことをおすすめします。塾・予備校の費用相場については大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
模試の活用法とスケジュールの見直し方
逆算スケジュールは、一度立てたら固定するものではありません。模試の結果をきっかけに、科目ごとの配分を定期的に見直すことが、方式・学科によって配点構成が異なる法政大学法学部の対策では特に重要になります。模試の判定(A〜E等)そのものよりも、外国語(英語)でどの設問形式に強く・弱いか、選択科目(地歴公民または数学)の得点が安定しているかという中身を確認する習慣をつけると、次の模試までに何を優先すべきかが具体的に見えてきます。特に高3の夏以降は、模試の結果を受け取ったら1週間以内に「今回の失点原因」と「次回までの対策」を書き出しておくと、直前期に同じ失点パターンを繰り返すリスクを減らせます。
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独学で目指す場合の壁と対処法
法政大学法学部は、外国語(英語)の配点比率が高く、学科によって配点構成も異なる入試です。知識のインプットだけなら独学でも十分に進められますが、方式・学科ごとの配点差を踏まえた計画づくりは、独学だけで完結させるのが簡単ではありません。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 方式・学科ごとの配点差を正確に把握しにくい
ここまで見てきた通り、法政大学法学部は同じ方式名でも学科によって満点・配点比率が異なります。この違いを正確に理解しないまま勉強を進めると、本命の学科・方式で重視される科目に十分な時間を割けなくなるおそれがあります。独学の場合、募集要項や入試情報サイトの細かい違いを見落としたまま何ヶ月も勉強を進めてしまうケースも起こりえます。学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に配点構造の理解が正しいかを確認してもらえると、こうしたロスを防ぎやすくなります。特に、志望学科を高3の途中で変更する場合(たとえば政治学科から国際政治学科へ関心が移った場合など)、配点構造が変わることで対策の優先順位も組み直す必要が出てくるため、早めに気づけるかどうかが対策期間の長さを左右します。
壁2: 選択科目(数学)は情報が少ない
選択科目別受験者データを見ると、法学部でA方式・T日程を数学で受験する受験生は各方式で1割前後にとどまります。母数が少ない選択科目ほど、学校や塾で同じ科目を選ぶ仲間や先輩が少なく、対策情報も相対的に手薄になりやすいという難しさがあります。具体的には、数学選択者の合格体験記や再現答案は、国語や地歴公民選択に比べてインターネット上でもほとんど見つかりません。独学だと自分の答案が合格ラインに対してどの水準にあるのか、客観的に把握しづらいという構造的な難しさがあります。
壁3: 英語の配点比率が高く、独学だと伸び悩みやすい
法学部のどの方式・学科でも外国語(英語)の配点比率が最も高く、国際政治学科ではさらに比重が増します。単語・文法の知識をインプットするだけでは、配点比率に見合う得点力に到達しにくいのが英語という科目の難しさです。長文読解のスピードと精度をどちらも高めるには、自分の弱点(語彙不足なのか、構文把握の甘さなのか、時間配分なのか)を客観的に診断し、優先順位をつけて演習する必要がありますが、独学だとこの診断そのものが難しく、闇雲に問題数をこなすだけになりがちです。模試の英語の点数だけを見て一喜一憂するのではなく、どの設問形式・どのレベルの文章で失点しているかを分析することが、独学で英語を伸ばすうえでの分かれ目になります。特に国際政治学科志望者は、他の2学科より高い英語力が実質的に求められるため、伸び悩みに気づくのが遅れるほど挽回に必要な期間が長くなりやすい点にも注意が必要です。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、配点構造の確認や英語長文の弱点診断など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。特に、法律学科・政治学科・国際政治学科のどれを選ぶかで対策の重点が変わることを踏まえると、志望学科を決める段階で一度、学習計画全体を第三者の目でチェックしてもらう機会を作っておくと、その後の学習効率が大きく変わってきます。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 国語 | 評論文の多読、語彙・漢字の暗記 | 設問の意図の読み取り方、記述の添削 |
| 外国語(英語) | 単語・文法の暗記、長文の多読 | 弱点(語彙・構文・時間配分)の診断と優先順位づけ |
| 地理歴史・公民 | 通史の暗記、教科書・資料集の読み込み | 出題傾向を踏まえた学習範囲の優先順位づけ |
| 数学(選択科目) | 公式の理解、標準問題の反復演習 | 答案の減点ポイントの確認、対策情報の補完 |
1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「英語長文の弱点診断だけ」「数学選択のフォローだけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、伸び悩んでいる部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。塾なしで大学受験に臨む場合の考え方は塾なしで大学受験は可能?独学合格のための条件と進め方でも整理しているので、独学と個別指導を組み合わせる際の目安として参考にしてください。
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よくある質問(FAQ)
法律学科・政治学科・国際政治学科は、出願段階でどう選べばいいですか?
3学科は独立した学科として募集されており、入学後の学科変更は原則として想定されていません。条文解釈中心の法律学科、社会問題を幅広く扱う政治学科、英語力と国際関係を重視する国際政治学科という違いを踏まえ、学部公式サイトのカリキュラム紹介を出願前に確認しておくことをおすすめします。
A方式で法律学科と政治学科を併願することはできますか?
法律学科と政治学科はいずれも法Ⅱ日程で実施されるため、同一日程での併願はできません。一方、法Ⅰ日程で実施される国際政治学科とは試験日が異なるため、法Ⅰ日程(国際政治学科)と法Ⅱ日程(法律学科または政治学科)の併願は可能です。
英語外部試験利用入試は、英語が苦手でも出願できますか?
出願資格として英語外部検定試験の基準スコアを満たす必要があるため、一定以上の英語力があることが前提の方式です。基準スコアに届いていない場合は、A方式やT日程など他の方式での出願を検討することになります。
国語が苦手でも法政大学法学部は目指せますか?
A方式・T日程では国語または数学のどちらかを選択できる方式が多いため、国語が苦手な場合は数学を選択する道もあります。ただし選択科目別受験者データを見ると、法学部では国語を選ぶ受験生が多数派であり、数学選択は対策情報が相対的に少なくなりやすい点は踏まえておく必要があります。
共通テスト利用方式だけで合格を狙うのは現実的ですか?
2026年度入試では、共通テスト利用B方式の合格最低点の得点率が法律学科84.0%・政治学科84.8%・国際政治学科84.6%と高水準でした。共通テスト利用方式のみで合格を狙う場合は、6教科前後で高い得点率を安定して取る総合力が必要になります。A方式・T日程との併願を前提に対策する受験生が多いのが実情です。
模試の判定が厳しい場合、どのくらいの時期から対策を本格化すべきですか?
外国語(英語)の配点比率が高く、対策に時間がかかる科目であることを踏まえると、可能であれば高2の終わりまでに英語の基礎を固め、高3の春から長文演習・過去問演習に入れる状態が理想です。判定が厳しい場合ほど、独学だけで進めるより、早い段階で学習計画そのものを見直すことをおすすめします。
浪人しても法政大学法学部は受験できますか?
受験できます。ただし共通テスト利用方式を検討する場合は、受験する年度の大学入学共通テストをあらためて受け直す必要があります。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、配点の大きい外国語(英語)を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。
法律学科の「法曹コース」は、司法試験を目指す人しか選べませんか?
法曹コースは法律専門職を目指す学生向けに、学部段階から計画的に学べる仕組みとして用意されていますが、入学後の学びの中でコース選択や進路の方向性を具体化していく仕組みであり、出願段階で確定させておく必要があるものではありません。まずは法律学科の一般的なカリキュラムと合わせて、学部公式サイトで最新の履修条件を確認しておくことをおすすめします。
まとめ|法政大学法学部合格への次の一歩
法政大学法学部の入試は、法律学科・政治学科・国際政治学科という3学科で、方式ごとの配点構成が微妙に異なります。特にA方式は学科によって試験日そのものが分かれ、国際政治学科は外国語の配点比率が他の2学科より高く設定されているため、志望学科を踏まえた対策の優先順位づけが欠かせません。
どの方式・学科でも外国語(英語)が最も配点比率の高い科目である点は共通しています。まず英語の基礎を固めたうえで、選択科目(地歴公民または数学)と国語の完成度を高めていくことが、この学部の入試傾向に合った対策の考え方だといえます。選択科目別受験者データが示す通り、法学部では国語・地歴公民(特に世界史・日本史)を選ぶ受験生が多数派ですが、自分の得意分野に応じて数学を選ぶという選択肢も十分に成立します。
併願校対策や共通テスト利用方式を組み合わせる場合も、基本的な考え方は変わりません。志望学科・志望方式ごとの配点構造を正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、法政大学法学部のように学科間で配点がやや異なる入試では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と各方式で必要な得点との差を定期的に数値で確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。法律学科・政治学科・国際政治学科のどれを目指す場合でも、まず外国語(英語)の底上げから着手するという優先順位は変わらないため、迷ったときはこの原則に立ち返って学習計画を組み直すとよいでしょう。
本記事の情報は執筆時点(2026年度入試の公式結果データおよび2026年度以降の科目・配点資料)のものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず法政大学入試情報サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に2027年度入試要項は本記事執筆時点で未公表のため、出願直前だけでなく、学習計画を立てる時点でも最新の公表情報を確認する習慣をつけておくと安心です。
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A方式・T日程、どちらを軸にすべきか一緒に整理します
満点も科目構成も学科ごとに異なる法学部の入試のうち、今の得意科目ならどれが有利か。偏差値や模試の判定だけでは見えない部分を無料で確認できます。その場で入会を決める必要はありません。
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