「関西大学経済学部を目指しているが、全学日程1・全学日程2・共通テスト利用入試でどう配点が違うのかが分かりにくい」——関関同立の一角である関西大学経済学部は、法学部や商学部と並んで志願者数の多い人気学部でありながら、選抜方式の組み合わせが複雑な部類に入ります。結論から言うと、全学日程1の3教科型は外国語200点・国語150点・地歴公民数学100点で配点合計450点という設計で、全学日程2で実施される「同一配点方式」は同じ3科目でも配点の内訳が変わります。
関西大学経済学部は「経済学科」という1学科制をとっており、2026年度(2026年2月実施済み)の一般選抜結果では全学日程2の同一配点方式で倍率が約6.6倍に達するなど、同じ経済学部の中でも日程・方式によって難易度に差が出ています。この記事では、関西大学が公表している2027年度入試ガイド(募集要項に相当)をもとに、一般選抜(全学日程1・全学日程2・共通テスト利用入試)の科目構成と配点、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。
先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員・倍率などの数字は、2027年度入試ガイド(2026年6月12日公表)および2026年度(2026年2月実施済み)の入学者選抜結果に基づくものです。共通テスト利用入試の前期日程では、2027年度から新たに「8科目型」が追加されるなど、年度によって制度が変わる部分があります。出願にあたっては必ず関西大学の公式サイトおよび最新の入学試験要項でご確認ください。
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【結論】関西大学経済学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。関西大学経済学部の一般選抜には、大学独自問題の「一般入試」(全学日程1・全学日程2で実施)と、大学入学共通テストの成績を活用する「共通テスト利用入試」(併用・前期・後期)があります。学部独自日程(2月4日実施分)は、経済学部の一般入試では実施されません(実施するのはシステム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の理系3学部のみです)。
| 試験区分 | 実施日程 | 科目構成 | 配点合計 | 募集人員 |
|---|---|---|---|---|
| 3教科型 | 全学日程1 | 外国語200+国語150+地歴公民数学100 | 450点 | 315名(合算) |
| 3教科型【同一配点方式】 | 全学日程2 | 外国語150+国語150+地歴公民数学150 | 450点 | |
| 2教科型【英語外部試験利用方式】 | 全学日程1のみ | 英語外部スコア30+国語150+地歴公民数学100 | 280点 | 20名 |
| 共通テスト利用(併用・英語型) | 個別学力検査2/4 | 外国語300+国語200+高得点1科目100 | 600点 | 26名 |
| 共通テスト利用(前期) | 共通テストのみ | 3科目型・4科目型・8科目型 | 600〜950点 | 24名(3方式計) |
出典: 関西大学「2027年度入試ガイド」(2026年6月12日公表)。3教科型(全学日程1)は外国語200点・国語150点・地歴公民数学100点(配点合計450点)ですが、全学日程2で実施される「同一配点方式」は同じ3科目・同じ合計450点でも、外国語150点・国語150点・地歴公民数学150点という均等配点に組み直されています。同じ「3教科型」という名前でも、日程によって配点の重心が違う点は見落としやすいポイントです。
方式の違いを一言で
3教科型(全学日程1)と3教科型【同一配点方式】(全学日程2)は、経済学部単独で募集人員315名を分け合う実質的に同じ枠の選抜方式です。2教科型【英語外部試験利用方式】は募集人員20名で、CEFR B1レベル以上の英語資格・検定試験のスコアを持つ受験生だけが対象になる、英語に強みがある受験生向けの選抜方式という位置づけです。共通テスト利用入試は、共通テストの得点に本学独自の個別学力検査を加える「併用」と、共通テストの得点のみで判定する「前期」「後期」に分かれます。全学日程1・全学日程2・共通テスト利用(前期・後期)は出願期間・検定料が異なる別出願のため、複数方式に出願して受験機会を増やす戦略が現実的です。どの方式にどれだけ出願するかは、家庭の受験予算(検定料は方式ごとに異なる)とも関わってくるため、早い段階で家族内で方針を共有しておくと出願直前になって慌てずに済みます。
2026年度実績に見る倍率の違い
2026年度(2026年2月実施)一般選抜の結果では、全学日程1の3教科型は志願者2,543名・合格者463名(倍率約5.5倍)、全学日程2の3教科型は志願者1,107名・合格者177名(倍率約6.3倍)、全学日程2の同一配点方式は志願者1,674名・合格者252名(倍率約6.6倍)でした。同じ経済学部の一般入試でも、全学日程2の同一配点方式は他の日程よりも倍率が高く出ていることがわかります。全学日程1の2教科型【英語外部試験利用方式】は志願者529名・合格者72名で倍率約7.3倍と、3教科型よりもさらに高い水準でした。共通テスト利用入試では、併用の英語型が志願者2,146名・合格者336名(倍率約6.4倍)、前期4科目型が志願者253名・合格者72名(倍率約3.5倍)など、方式によって倍率の水準が大きく異なります。この数字をそのまま来年度の目安にするのではなく、「日程・方式によって難易度がかなり違う」という構造そのものを踏まえて出願戦略を立てることをおすすめします。
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関西大学経済学部とは|学部の特徴と求められる力
関西大学経済学部の教育の基本方針は「少人数教育で経済学を学び、社会で実践する」ことです。家計・企業・政府の行動と市場の役割を理解し、経済の仕組みと望ましい経済社会のあり方を探求することを目的としており、経済学の基本ツールを確実に修得したうえで、論理的な思考力と問題の分析・解決能力を養うカリキュラムが組まれています。学科は「経済学科」の1学科制で、入学時点で細分化されたコースを選んで出願する必要はありません。
1・2年次の基礎固めと3年次からの4コース制
1〜2年次は、幅広い教養と経済学の基礎を身につける時期と位置づけられています。導入科目・基本科目を系統的に履修することで経済学の考え方をスムーズに習得し、家計・企業・政府という経済主体の行動、市場メカニズムの基礎理論を積み上げていきます。3年次以降は学生の関心に応じて、経済政策コース・歴史思想コース・産業企業経済コース・国際経済コースの4つに分属し、専門性を深めていく設計です。カリキュラムは2007年に4専修制、2011年に7専修制を経て、2021年4月から現行の4コース制へと改編されており、時代の変化に合わせて学びの区分を見直してきた学部だといえます。
2年次秋学期からのゼミナールと約50の選択肢
関西大学経済学部では、2年次秋学期からゼミナールに所属して学習を進めます。ゼミは約50前後あり、企業訪問や現場視察などのフィールドワーク、自治体と連携した政策提言プロジェクトなど、活動内容は多岐にわたります。1年次のうちに手元のパンフレットやオープンキャンパスでゼミ紹介に目を通し、どのような研究テーマ・活動スタイルのゼミが多いのかを把握しておくと、入学後のコース選択やゼミ選びをスムーズに進めやすくなります。座学だけでなく現場に出て学ぶ機会が多いことは、経済理論を実社会の動きと結びつけて理解したいと考える受験生にとって参考になるポイントです。
GoLDプログラムという学部独自の留学制度
経済学部には、学部独自の留学プログラム「GoLDプログラム(Global Leadership Development Program)」が用意されています。オーストラリア・ニュージーランド・ベトナム・台湾の大学と連携し、語学力向上と渡航先の経済事情の学習を組み合わせるという特徴があり、連携科目では留学生とともに国内外の経済・社会問題について英語で議論する練習も行います。ニュージーランドのプログラムは30日間・費用目安約70万円とされており、短期集中で語学力と経済学の視野を同時に広げたい学生の選択肢になっています。語学研修だけで終わらず、渡航先の経済についても学ぶという設計は、経済学部らしい国際教育プログラムだといえるでしょう。
1904年設立の経済学科を前身とする歴史
関西大学経済学部の前身は、1886年11月に大阪で創立された関西法律学校です。開校当初から経済学の講義が重視されており、1904年7月に文部省の認可を得て経済学科が設立されたことが、現在の経済学部の直接的な前身となっています。1948年3月の学制改革(新制大学移行)により、法学部・文学部とともに独立した経済学部として再出発しました。2004年には創立100周年を迎え、伝統ある学部としての歩みを重ねてきています。授業は大阪府吹田市の千里山キャンパスで行われ、大学の歴史の中心を担ってきたキャンパスで経済学を学ぶ環境が整っています。
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一般選抜の入試方式と科目構成|全学日程1・全学日程2・共通テスト利用の配点・募集人員
ここからは、関西大学経済学部の一般選抜の科目構成と配点を、全学日程1・全学日程2・共通テスト利用入試のそれぞれについて詳しく見ていきます。同じ「3教科型」でも全学日程1と全学日程2で配点の組み方が異なるうえ、共通テスト利用も併用・前期・後期でさらに複数の科目型に分かれるため、どの方式で出願するかによって対策の優先順位が変わってきます。
出願期間・試験日・合格発表日の基本
2027年度の一般入試は、全学日程1が試験日2月1日(月)〜2月3日(水)、全学日程2が2月5日(金)〜2月7日(日)というスケジュールで実施されます。出願期間はいずれも1月7日(木)〜1月19日(火)で、合格者発表日は2月16日(火)に統一されています。経済学部の一般入試は全学日程1・全学日程2でのみ実施され、学部独自日程(2月4日)では実施されません。共通テスト利用入試は、併用が出願期間1月7日〜1月19日・合格発表2月16日、前期が出願期間1月7日〜1月15日・合格発表2月16日、後期が出願期間2月17日〜3月7日・合格発表3月17日と、それぞれ日程が異なります。
3教科型(全学日程1)の科目構成と配点
3教科型は、全学日程1(2月1日・2日・3日のいずれか)で実施される、経済学部一般入試の中心となる方式です。外国語・国語・地歴公民数学(1科目選択)の3科目で、配点合計は450点です。
| 教科 | 出題範囲 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 外国語 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ+論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | 90分(10:20〜11:50) | 200点 |
| 国語 | 現代の国語+言語文化(漢文を除く) | 75分(13:00〜14:15) | 150点 |
| 地歴公民数学(選択) | 世界史・日本史・地理・政治経済・数学から1科目 | 60分(15:00〜16:00) | 100点 |
地歴公民数学は「歴史総合(主に世界史分野)+世界史探究」「歴史総合(主に日本史分野)+日本史探究」「地理総合+地理探究」「政治・経済」「数学Ⅰ+数学A+数学Ⅱ+数学B(数列)+数学C(ベクトル)」の中から1科目を選択する形式です。外国語の配点(200点)が国語(150点)・選択科目(100点)より重いため、配点の比重としては外国語が最も合否を左右しやすい設計だと言えます。選択科目名は出願の際に届け出る必要があり、届け出後の変更は認められません。
2教科型【英語外部試験利用方式】の科目構成と配点
2教科型【英語外部試験利用方式】は、全学日程1でのみ実施される、CEFR B1レベル以上の英語外部試験のスコアを満たした受験生だけを対象にした方式です。科目自体は英語外部試験のスコア(加算得点)・国語・地歴公民数学の3項目ですが、配点は3教科型と異なり合計280点になります。
| 項目 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|
| 英語外部試験のスコア | CEFR B1レベル以上を満たすスコアに応じて加算 | 30点 |
| 国語 | 現代の国語+言語文化(漢文を除く) | 150点 |
| 地歴公民数学(選択) | 3教科型と同一の5択 | 100点 |
英語外部試験は実用英語技能検定・GTEC・IELTS・TEAP・TOEFL iBT・TOEICなど複数の試験に対応しており、スコア帯に応じて加点なし〜30点まで段階的に加算される仕組みです。英語の外部資格を早い段階から準備してきた受験生にとっては、個別試験の英語1科目にかける負担を軽くしつつ出願できる選択肢になります。ただしこの方式は募集人員が20名と少なく、国語・地歴公民数学の配点(合わせて250点)が英語外部試験のスコア(30点)より圧倒的に大きいため、国語・地歴公民数学の実力がそのまま合否を左右する点は見落とせません。
3教科型【同一配点方式】(全学日程2)の科目構成と配点
全学日程2で実施される3教科型は「同一配点方式」と呼ばれ、他学部の全学日程2受験生と同一問題を使いながら、科目ごとに得点を傾斜配点で経済学部用に換算するという特徴があります。外国語・地歴公民数学は他学部と共通問題を換算し、国語は経済学部を含む複数学部共通の独自問題を使う組み合わせです。
| 教科 | 換算方法 | 配点 |
|---|---|---|
| 外国語 | 他学部と同一問題(200点満点/90分)を中央値方式で換算後、傾斜配点方式で換算 | 150点 |
| 国語 | 現代の国語+言語文化(漢文を除く) | 150点 |
| 地歴公民数学(選択) | 他学部と同一問題(100点満点/60分)を中央値方式で換算後、傾斜配点方式で換算 | 150点 |
3教科型(全学日程1)が外国語200点・国語150点・地歴公民数学100点という外国語重視の配点だったのに対し、同一配点方式は3科目とも150点均等という設計に組み直されている点が最大の違いです。外国語が得意で一気に差をつけたい受験生には全学日程1の3教科型、3科目とも安定して得点できるタイプの受験生には全学日程2の同一配点方式が、それぞれ相性がよい可能性があります。3教科型(全学日程1)と同一配点方式(全学日程2)は募集人員315名を合わせて募集しており、実質的には同じ選抜枠の中で「どちらの配点構造で受けるか」を選べる仕組みだと理解しておくとよいでしょう。
共通テスト利用入試「併用」の科目構成と配点
共通テスト利用入試の「併用」は、共通テストの得点に本学独自の個別学力検査の得点を加えて合否を判定する方式で、2種類の科目型があります。個別学力検査(英語)+2科目の合計600点(募集26名)と、個別学力検査(小論文〈公民〉)+2科目の合計450点(募集5名)という2つの選択肢があり、個別学力検査はどちらも2月4日に実施されます。
| 科目型 | 個別学力検査 | 共通テスト科目 | 配点合計 | 募集人員 |
|---|---|---|---|---|
| 2科目型(英語) | 外国語300点(90分) | 国語200点+高得点1科目100点 | 600点 | 26名 |
| 2科目型(小論文〈公民〉) | 小論文(公民)150点(90分) | 数学150点+高得点1科目150点 | 450点 | 5名 |
小論文(公民)は、「公共」「政治・経済」を題材とした説明文を読んだうえで、記述式問題と小論文をあわせて800〜900字程度の論述を求める出題で、論理的思考力と表現力を測る形式とされています。同一日に実施される法学部の共通テスト利用入試(併用)とは異なる問題が使われる点も押さえておきたいポイントです。共通テストの得点を活かしつつ、個別学力検査で経済学部への適性を測るという設計になっているため、共通テストの手応えが良かった受験生が上乗せの受験機会として活用しやすい方式です。
共通テスト利用入試「前期」の科目構成と配点
「前期」は、共通テストの得点のみで合否を判定する方式で、3科目型・4科目型・8科目型の3つから選んで出願できます(あわせて募集24名)。2027年度からは合計950点満点の「8科目型」が新設され、共通テストの受験科目を幅広く配点に活かせる科目型が加わりました。
| 科目型 | 必須科目 | 選択科目 | 配点合計 |
|---|---|---|---|
| 3科目型 | 数学(高得点1科目を必須採用)200 | 高得点2科目(各200)400 | 800点 |
| 4科目型 | 外国語200+国語200 | 高得点2科目(各100)200 | 600点 |
| 8科目型(NEW) | 外国語200+国語200+数学2科目200+情報50 | 高得点3科目(各100)300 | 950点 |
8科目型は数学について「数学Ⅰ・数学A」と「数学Ⅱ・数学B・数学C」の2科目とも受験する必要がある点に注意が必要です。2026年度(2026年2月実施)の前期は8科目型ではなく「6科目型」だったため、8科目型は2027年度入試で新しく加わった科目型です。8科目型は政策創造学部を除く全学部が対象とされており、経済学部もその対象に含まれます。共通テストで受験した科目数が多い受験生ほど、8科目型・3科目型のように多くの科目を配点に組み込める方式を選べる余地が広がる設計になっています。
共通テスト利用入試「後期」の科目構成と配点
「後期」も共通テストの得点のみで判定する方式で、募集人員10名、出願期間は2月17日〜3月7日と一般入試よりかなり遅い時期に設定されています。高得点の3科目を採用し、最も高得点の科目を傾斜配点方式で2倍の400点満点に換算する「ベスト3科目傾斜配点方式」で、合計800点満点です。共通テストの自己採点や他大学の合否が出そろってから出願を検討できる、受験の最終盤の選択肢として位置づけられます。
入学検定料と併願の考え方
入学検定料は、全学日程1・全学日程2がいずれも1出願ごとに35,000円、共通テスト利用入試(前期・後期)が1出願ごとに18,000円です。共通テスト利用入試(併用)は1出願目35,000円で、同一日に実施する一般入試と併願する場合の2出願目以降は15,000円になります。経済学部・法学部・政策創造学部・人間健康学部・社会安全学部の全学日程1では、同一日・同一学部内で実施する3教科型と2教科型【英語外部試験利用方式】を併願する場合、検定料は35,000円+15,000円(2併願)です。経済学部を第一志望とする受験生にとって、全学日程1・全学日程2・共通テスト利用(併用・前期・後期)のすべてに出願すれば受験機会を最大化できますが、その分の検定料もまとまった金額になるため、早い段階で出願プランと予算を家庭内ですり合わせておくことをおすすめします。
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高1〜高3・浪人生まで、今の時期から関西大学経済学部合格までに何をいつ終わらせればよいかを具体的にお伝えします。
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科目別の出題傾向|英語・国語・地歴公民数学で何が問われるか
ここからは科目別に、関西大学経済学部の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
外国語(英語)の出題傾向
外国語(90分・全学部共通問題)は、大問3題という構成で、独立した文法・語法の大問がなく読解力が重視される傾向が指摘されています。大問1は会話文の空所補充と段落の並べ替え、大問2・3は物語文または説明文の空所補充・内容把握・下線部の意味選択という構成が定着しているとされます。リスニング・英作文・スピーキングは出題されず、長文読解中心の出題であるため、英文処理の速さと正確さの両方が求められます。素材にはやや抽象度の高いアカデミックな英文が扱われる傾向も指摘されており、接続詞や論理マーカーを手がかりに文章全体の論旨を追う読み方への慣れが重要になります。
国語の出題傾向
国語(75分)は、現代文1題・古文1題の計2題構成とされ、現代文は政治論・社会論・教育論など硬質な論説文が中心で、傍線を付さない形式や記述式の内容把握問題を含む傾向が指摘されています。漢字の書き取り・同音異字の判別が必出とされ、知識問題への備えも欠かせません。古文は中古(平安時代前後)の物語作品が主な題材とされ、内容解釈を問う設問が中心で現代語訳も出題されるとされます。文法や文学史そのものを直接問う設問は少ないとされる一方、助動詞をはじめとした古文文法の理解は読解の前提として必要になります。
地歴公民数学(選択科目)の出題傾向と実際の選択割合
地歴公民数学のうち、日本史・世界史は全時代から出題され、正誤問題・史料問題が毎年出題される傾向が指摘されています。世界史は市場メカニズム・財政・金融政策など経済史的なテーマが重視されるとされ、経済学部らしい出題との相性が意識されているようです。地理・政治経済は統計・グラフの読解問題が頻出とされ、資料を読み解く力が求められます。数学(数Ⅰ・Ⅱ・A・B〈数列〉・C〈ベクトル〉、60分)は確率・数列・ベクトルが重要単元とされ、標準レベル中心の出題です。関西大学が公表している2026年度の実績データによると、経済学部の一般入試(3教科型)における選択科目の割合は、志願者ベースで日本史36.4%・数学33.2%・世界史16.4%・政治経済11.4%・地理2.7%でした。合格者ベースでは数学の割合が41.1%まで上がり、日本史34.2%・世界史13.9%・政治経済9.1%・地理1.7%という分布になっています。大学側は得点調整(中央値方式)を行っており科目間の有利・不利はないとしていますが、数学を選ぶ受験生の層が一定の得点力を備えている実態がうかがえるデータです。
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。外国語は読解速度と論旨把握力の両立、国語は硬質な論説文への慣れと古文の基礎固め、地歴公民数学は選択科目ごとの出題テーマへの重点対策がそれぞれのカギになります。
外国語(英語)の対策
大問3題・90分という構成を踏まえると、まず時間配分の感覚を早めに身につけることが重要です。会話文・段落整序の大問1に15〜20分程度、残りの時間を大問2・3の長文読解2題に充てる配分を目安に、過去問演習を通じて自分に合った時間配分を確立しておくとよいでしょう。会話文特有の表現はそれほど多くは出題されない傾向にあるとされるため、大問1で時間を使いすぎず、大問2・3の読解にどれだけ時間を残せるかが得点の分かれ目になりやすいと考えられます。読解では、接続詞や論理マーカー(however、therefore など)に印をつけながら文章の流れを追う練習を高2のうちから習慣化しておくと、本番での論旨の読み違いを減らせます。素材がアカデミックな内容になりやすい傾向を踏まえ、新書・時事的な英文記事などやや硬めの英文に日常的に触れておくことも効果的です。
国語の対策
現代文は、政治論・社会論・教育論など硬質な論説文を読み慣れることが土台になります。傍線を付さない形式や記述式の内容把握問題が出やすい傾向を踏まえ、本文を要約しながら段落ごとの要旨をメモする読み方を練習しておくと、設問がどこを問うているかを素早く特定しやすくなります。漢字の書き取り・同音異字は必出とされるため、現代文・古文の読解対策と並行して漢字・語彙の学習も継続しておくことをおすすめします。古文は中古の物語作品が題材になりやすいとされるため、基礎的な文語文法(特に助動詞)・古文単語を高2までに一通り固め、高3では内容解釈・現代語訳に対応できる読解力の養成に重点を移すのが理想です。塾や家庭教師を活用する場合の費用感については大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
地歴公民数学の対策
地歴公民数学は、選択科目によって経済学部との関連度が変わってくるため、世界史を選ぶ場合は市場メカニズム・財政・金融政策など経済史的なテーマを重点的に学習しておくと、出題傾向との相性がよくなります。日本史・世界史ともに全時代から出題されるとされるため、近現代に偏らず古代からまんべんなく通史を仕上げ、正誤問題・史料問題への対応力を養うことが大切です。地理・政治経済を選ぶ場合は、統計・グラフの読解問題が頻出とされるため、教科書の数値やグラフを丸暗記するのではなく、なぜその推移になっているのかを自分の言葉で説明できるレベルまで理解を深めておくと得点につながりやすくなります。数学を選ぶ場合は、確率・数列・ベクトルを優先しつつ、標準レベルの典型問題の解法を反復して正確な計算処理を身につけることが安定した得点への近道です。実際の選択割合データでは数学選択者が合格者に占める割合が志願者よりも高くなっているため、数学に苦手意識がない受験生にとっては検討する価値のある選択肢だといえます。
過去問演習の進め方
過去問演習を始める時期は、遅くとも高3の夏休みが一つの目安です。最初から本番同様の制限時間で解くのではなく、まずは科目ごとの大問構成に慣れることを優先し、慣れてきた段階で時間を計る演習に移行するという2段階のステップを踏むと、挫折しにくくなります。演習後は正誤の確認だけで終わらせず、間違えた設問について「知識不足」「時間不足」「読み間違い」のどれが原因だったかを記録しておくと、次の演習で意識すべきポイントが明確になります。全学日程1の3教科型と全学日程2の同一配点方式は出題科目そのものは共通しているため、全学日程1向けに培った読解力・知識は全学日程2の対策にもそのまま転用できる点は効率化のポイントです。
全学日程1・全学日程2・共通テスト利用、どれを軸にするかも一緒に考えられます
配点も選べる科目型も日程ごとに異なる複数方式のうち、どれにどれだけ比重を置くべきかを、現在の得意分野をもとに個別に相談できます。
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
関西大学経済学部は、全学日程1・全学日程2・共通テスト利用(併用・前期・後期)という複数方式それぞれで配点構造が微妙に異なるため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験科目を絞り込む前の土台作りの時期です。外国語・数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法の基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。国語は、この時期から新書や硬質な論説文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な読解対策に入った際の伸びが早くなります。地歴公民数学のどの科目を選択科目にするかは、高1の授業内容への関心や得意不得意を見ながら少しずつ絞り込んでいくとよいでしょう。経済学部の入試では数学選択という選択肢も現実的なので、数学が苦手ではない受験生は早い段階から選択肢の一つとして意識しておくことをおすすめします。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、全学日程1・全学日程2・共通テスト利用のどの方式を軸にするかを意識し始める時期です。外国語の単語・文法、選択予定の地歴公民数学の教科書レベルの理解は、高2の終わりまでに一通り仕上げておきたいところです。高2の後半からは志望校を意識した模試を受け始め、大問3題・読解重視という関西大学の出題形式に近い問題に触れておくと、高3でのギャップを減らせます。国語は現代文の論説文読解に加え、古文の文語文法・単語も高2のうちに基礎を固めておくと、高3で過去問演習に入った際のスタートラインが変わってきます。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、全学日程1の対策を軸にしつつ、全学日程2・共通テスト利用も見据えて対策を進める時期になります。複数方式のうちどれに出願するかをこの時期に固めておくと、直前期の対策の的が絞りやすくなります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 外国語長文の速読力と論旨把握力を並行して鍛え、国語は論説文・古文の読解演習量を増やす |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、大問ごとの時間配分と得点の取りこぼしを確認していく |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テスト対策の比重を一時的に高める。共通テスト利用入試(前期・併用)での出願も視野に入れる |
| 共通テスト後〜全学日程1・全学日程2 | 共通テストの自己採点をもとに、全学日程1(2月1日〜3日)に向けて外国語・国語・選択科目の総仕上げに専念 |
共通テスト後から全学日程1までの期間は限られているため、外国語・国語・地歴公民数学の総仕上げを効率よく進める計画を事前に立てておく必要があります。過去問演習の段階から、大問ごとに「制限時間内に着手できたか」「どの設問で時間を使いすぎたか」を記録しておくと、直前期の優先順位づけがスムーズになります。
全学日程2・共通テスト利用も見据える場合の注意点
全学日程2を併願する場合、全学日程1と試験日が近いため、共通の対策で乗り切れる部分と個別に準備が必要な部分を整理しておくことが重要です。全学日程2の同一配点方式は外国語・国語・地歴公民数学とも150点均等の配点になるため、全学日程1で外国語に強みを活かす対策をしてきた受験生も、国語・地歴公民数学の底上げを並行して意識しておくと配点の違いに対応しやすくなります。共通テスト利用入試を併願する場合は、共通テストで受験する科目数によって前期の3科目型・4科目型・8科目型のどれを選べるかが変わってくるため、高3の秋までに共通テストでどの科目を受けるかを固めておくと、出願直前になって慌てずに済みます。
浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が関西大学経済学部を再受験する場合、全学日程1・全学日程2・共通テスト利用のいずれについても、受験する年度の情報を新たに確認し直す必要があります。共通テスト利用(前期)は2027年度から8科目型が新設されるなど、年度によって制度が変わる部分があるため、現役時の情報をそのまま前提にすると対応が後手に回るリスクがあります。浪人期間は、現役時に手薄だった科目や、配点の大きい外国語を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。予備校の集団授業に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶことをおすすめします。
模試の活用法とスケジュールの見直し方
逆算スケジュールは、一度立てたら固定するものではありません。模試の答案返却をきっかけに、科目ごとの配分を定期的に見直すことが、複数の選抜方式を持つ関西大学経済学部では特に重要になります。模試の判定そのものよりも、記述式の設問でどの程度部分点を積み上げられているか、選択式の設問でどの分野を落としているかという中身を確認する習慣をつけると、次の模試までに何を優先すべきかが具体的に見えてきます。特に高3の夏以降は、模試の答案を受け取ったら1週間以内に「今回の失点原因」と「次回までの対策」を書き出しておくと、直前期に同じ失点パターンを繰り返すリスクを減らせます。大学受験の勉強法そのものを見直したい場合は大学受験の勉強法もあわせて参考にしてください。
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独学で目指す場合の壁と対処法
関西大学経済学部は、全学日程1・全学日程2・共通テスト利用(併用・前期・後期)という複数方式それぞれで配点構造が異なり、選べる科目型の範囲も方式ごとに違うという情報の複雑さが特徴の入試です。知識のインプットは独学でも十分進められますが、記述式設問の採点基準や複数方式の使い分けの見極めは独学だけでは難しい面があります。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 記述式設問の採点基準が独学ではわからない
国語の記述式内容把握問題、共通テスト利用(併用)の小論文(公民)など、記述式の設問が含まれており、採点基準は大学から公表されていません。参考書の模範解答と見比べるだけでは、「自分の答案がどこで減点されているのか」を正確に把握するのが難しいというのが独学最大の壁です。特に小論文(公民)は、800〜900字程度の論述の中で論理的思考力と表現力の両方が問われるため、独学だと「内容は合っているはずなのに何が評価されているのか分からない」という状態に陥りやすい科目です。国語の記述問題も、模範解答と表現が違うだけで不安になり、どこまでの表現なら許容されるのかの線引きが独学だと曖昧になりがちです。
壁2: 複数方式のどれに出願するかの戦略的判断が独学では難しい
関西大学経済学部は、募集人員・配点・選択科目の範囲が方式ごとに異なる複数の選抜方式を持っています。どの方式にどれだけ出願・対策の比重を置くべきかという戦略的な判断は、情報収集だけでは最適解にたどり着きにくいという構造的な難しさがあります。特に共通テスト利用(前期)は3科目型・4科目型・8科目型という複数の科目型があり、共通テストでどの科目をどう組み合わせて受けるかによって選べる科目型が変わってくるため、出願直前になって初めて気づくケースも少なくありません。第三者に各方式の特徴を整理してもらいながら、自分の状況に合った出願計画を立てられると、こうした手探りの期間を短縮しやすくなります。
壁3: 方式ごとの倍率変動が大きく計画がぶれやすい
ここまで見てきた通り、関西大学経済学部は全学日程1・全学日程2・共通テスト利用の各方式で倍率の水準が異なり(全学日程2の同一配点方式は約6.6倍、共通テスト利用前期4科目型は約3.5倍など)、方式間の差が大きい入試です。「どこかの方式なら受かるだろう」という前提で学習量を決めると、対応が後手に回りかねません。独学の場合、こうした方式ごとの倍率の違いや年度ごとの制度変更(前期の8科目型新設など)を自分だけで継続的に追いかけ続けるのは意外と負担が大きく、学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に最新の入試結果を踏まえた進捗確認をしてもらえると、こうしたロスを防ぎやすくなります。特に高3の秋以降は、全学日程1対策・全学日程2対策・共通テスト対策の3つを同時並行で進める必要が出てくるため、独学のまま計画管理まで自己流で行うと、どれか1つが手薄になりがちです。週単位で3つの対策にどれだけ時間を配分できているかを可視化しておくだけでも、偏りへの気づきが早くなります。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、記述答案の添削や複数方式の使い分け判断など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 外国語 | 単語・文法の暗記、長文の多読 | 読解の時間配分調整、論旨把握の精度向上 |
| 国語 | 古文単語・文語文法の暗記、漢字の書き取り | 現代文の記述・内容把握問題の答案添削 |
| 地歴公民数学 | 教科書レベルの暗記、標準問題の反復演習 | 経済史的テーマの深掘り、選択科目の最終決定 |
| 出願戦略 | 各方式の入試ガイドの確認 | 複数方式の使い分け・併願プランの設計 |
1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「小論文(公民)の添削だけ」「出願戦略の相談だけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、記述の精度や戦略設計が頭打ちになっている部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。特に複数方式の使い分けや併願プランの設計は、一度整理してもらえれば以降は本人が主体的に進められることが多いため、学習の初期段階で一度プロに相談し、方向性を固めてから独学に戻るという使い方も選択肢の一つです。
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よくある質問(FAQ)
全学日程1と全学日程2、どちらを重視すべきですか?
全学日程1の3教科型は外国語200点・国語150点・地歴公民数学100点という外国語重視の配点、全学日程2の同一配点方式は3科目とも150点均等の配点です。両者は募集人員315名を合わせて募集する実質的に同じ枠のため、外国語が得意なら全学日程1、3科目バランス型なら全学日程2が相性がよい可能性があります。試験日が異なるため両方に出願することもできます。
2教科型【英語外部試験利用方式】は誰でも出願できますか?
出願できません。CEFR B1レベル以上の英語外部試験のスコアを満たした方のみが対象の方式です。実用英語技能検定・GTEC・IELTS・TEAP・TOEFL iBT・TOEICなど複数の試験に対応しており、スコア帯に応じて加算得点が変わります。募集人員は20名です。
共通テスト利用入試(前期)の8科目型とはどのような方式ですか?
2027年度から新設された科目型で、外国語・国語・数学(数Ⅰ・数A+数Ⅱ・数B・数C)・情報を必須とし、地歴公民理科から高得点3科目を加えた合計950点満点の方式です。数学は2科目とも受験する必要があり、共通テストで多くの科目を受験した受験生ほど活用しやすい設計です。2026年度までは8科目型ではなく6科目型でした。
共通テスト利用入試の「併用」と「前期」「後期」の違いは何ですか?
「併用」は共通テストの得点に本学独自の個別学力検査(英語または小論文〈公民〉)の得点を加えて判定する方式です。「前期」「後期」は共通テストの得点のみで合否を判定し、個別学力検査を課さない点が異なります。併用は出願期間が一般入試と近く、前期はそれよりやや早め、後期は2月中旬〜3月上旬とかなり遅い時期に出願します。
選択科目は世界史・日本史・地理・政治経済・数学のどれを選ぶのが有利ですか?
大学は得点調整(中央値方式)を行っており、科目間で有利・不利が生じないようにしていると公表しています。2026年度実績では志願者に占める割合が日本史36.4%・数学33.2%で多く、合格者ベースでは数学が41.1%まで上がるという傾向が見られましたが、これは得意科目や準備状況による結果とも考えられるため、断定的に「この科目が有利」とは言えません。自分が最も得点を安定させやすい科目を選ぶことが基本です。
2026年度の倍率がそのまま次の年度にも当てはまりますか?
そうとは限りません。全学日程2の同一配点方式は約6.6倍、共通テスト利用前期4科目型は約3.5倍など、方式によって倍率の水準が大きく異なるうえ、共通テスト利用(前期)は2027年度から科目型自体が変更されています。過去の倍率はあくまで参考実績として捉え、最新年度の情報は出願直前まで確認することをおすすめします。
浪人しても関西大学経済学部は受験できますか?
受験できます。浪人生・既卒生も出願資格を満たせば一般入試(全学日程1・全学日程2)・共通テスト利用入試(併用・前期・後期)のいずれにも出願可能です。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、配点の大きい外国語を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。
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まとめ|関西大学経済学部合格への次の一歩
関西大学経済学部の入試は、3教科型(全学日程1、配点合計450点)・3教科型【同一配点方式】(全学日程2、配点合計450点)・2教科型【英語外部試験利用方式】(全学日程1、配点合計280点)という一般入試3方式に加え、共通テスト利用入試(併用・前期・後期)が組み合わさる複雑な構成です。表面的に同じ「3教科型」という名前でも、全学日程1と全学日程2では配点の重心がまったく異なるため、まずは自分がどの方式に出願するかを早めに絞り込み、その配点構造に合わせて対策の優先順位を決めることが欠かせません。
全学日程2の同一配点方式が約6.6倍、共通テスト利用前期4科目型が約3.5倍というように、方式によって倍率の水準が大きく異なるという事実からもわかる通り、「どこかの方式なら通るだろう」という発想は禁物です。配点比率だけを見て科目の優先順位を決めるのではなく、外国語・国語・地歴公民数学それぞれでどれだけ得点できるかを軸に学習計画を組むことが、この学部の入試傾向に合った対策の考え方だといえます。共通テスト利用(前期)の8科目型新設のように、年度によって制度が変わる部分がある点も忘れずに、出願前には必ず最新の情報を確認するようにしてください。
浪人・再受験を検討している場合や、他の関関同立各大学との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。本選抜の配点に直結する科目を正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、複数の選抜方式を持つ関西大学経済学部では特に効いてきます。同じ関西大学の他学部が気になる方は関西大学法学部の入試傾向と対策もあわせて参考にしてみてください。現役生・浪人生を問わず、今の学力と本番で必要な得点との差を定期的に数値で確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。
本記事の情報は執筆時点(関西大学「2027年度入試ガイド」2026年6月12日公表版、および2026年度入学者選抜結果)のものです。共通テスト利用入試(前期)の8科目型新設のように、年度によって制度が変更される場合があります。出願前には必ず関西大学公式サイト・最新の入学試験要項でご確認ください。
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全学日程1・全学日程2・共通テスト利用、どれを軸にするかも一緒に考えられます
配点も選べる科目型も日程ごとに異なる複数方式のうち、どれにどれだけ比重を置くべきかを、現在の得意分野をもとに個別に相談できます。
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