「広島大学法学部の入試は、結局どの科目をどれだけ対策すればいいのか」——中国・四国地方の文系トップ校を志望する受験生・保護者から、こうした相談をよく受けます。結論から言うと、広島大学法学部の一般選抜は前期日程のみで実施され、後期日程の募集はありません。さらに個別テストは国語と外国語(昼間コースのみ)の2科目に絞られており、共通テストと合わせた総点は昼間コース1,300点・夜間主コース1,200点という、シンプルながら独特な配点構造を持つ入試です。
本記事の執筆時点(2026年9月)では、広島大学は現在の高校生が受験する令和9年度(2027年度)入試の学生募集要項をまだ公表していません。広島大学の入試情報ページでは、一般選抜の要項は「11月下旬に公表予定」とされています。そこで本記事では、直近に公表・実施済みの令和8年度(2026年度)入学者選抜の制度と実績を一次情報として整理し、科目別の出題傾向、対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までをまとめてお伝えします。
広島大学法学部は、法学科1学科のみで構成されながら、出願段階で選ぶ「昼間コース」と「夜間主コース」で配点・出願区分・学費までが異なるという特徴があります。昼間コースには公共政策・ビジネス法務・法曹養成の3プログラム、夜間主コースには法政総合プログラムが用意されており、進路や学び方に応じてコースを選べる仕組みです。この記事では、両コースの違いも踏まえながら、広島大学法学部を目指すうえで押さえておきたいポイントを整理していきます。
先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員・倍率・合格者の得点などの数字は、令和8年度(2026年度)入試の学生募集要項及び入学者選抜結果情報に基づくものです。入試制度は年度によって変更されることがあるため、出願にあたっては必ず広島大学の公式サイト及び令和9年度以降の最新の学生募集要項でご確認ください。
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【結論】広島大学法学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。広島大学法学部の一般選抜(令和8年度実績)は、前期日程のみで実施され、昼間コースと夜間主コースで個別テストの科目数・配点が異なります。
| 区分 | 共通テスト配点 | 個別テスト配点 | 総点 | 個別テストの科目 |
|---|---|---|---|---|
| 昼間コース | 900点 | 400点 | 1,300点 | 国語200点・外国語200点 |
| 夜間主コース | 900点 | 300点 | 1,200点 | 国語300点のみ |
出典: 広島大学「令和8年度学生募集要項 一般選抜(前期日程・後期日程)」法学部の頁。共通テストの配点(900点)は昼間コース・夜間主コースで共通である一方、個別テストは昼間コースが国語・外国語の2科目、夜間主コースが国語1科目のみという違いがあります。夜間主コースを検討する場合、個別テストで外国語の記述力を直接問われない分、共通テストの外国語(200点)の出来がそのまま合否に直結しやすい構造になっている点は意識しておきたいところです。
昼間コースと夜間主コース、何が違うのか
広島大学法学部は「法学科」という1つの学科でありながら、入試の段階で昼間コースか夜間主コースかを選んで出願する仕組みです。昼間コースの募集人員は130名、夜間主コースは15名(いずれも令和8年度実績)で、昼間コースの方が規模の大きい主戦場になります。夜間主コースは授業が18時〜21時10分に開講され、学費が昼間コースより抑えられている点が特徴です。もともと勤労学生のために設けられたコースですが、現在は現役の高校生が受験するケースも珍しくありません。両コースとも修業年限は4年で、出願期間後にコースを変更することはできないため、出願前にどちらを選ぶかを決めておく必要があります。
令和9年度入試を待つ前に知っておきたいこと
広島大学は令和9年度(2027年度)入試の一般選抜学生募集要項を、例年11月下旬ごろに公表しています。現在の高2生・高1生はもちろん、現高3生であっても、出願前には必ず最新の要項で科目・配点・募集人員を確認する必要があります。過去の傾向から見て科目構成や配点が大きく変わる可能性は高くありませんが、募集人員や検定料、日程などは年度によって調整されることがあります。本記事は令和8年度の制度と実績にもとづく解説として活用しつつ、出願の直前には必ず一次情報を確認する習慣をつけてください。
令和8年度入試の志願倍率(参考実績)
広島大学が公表している「令和8年度入学者選抜結果情報」によると、法学部の一般選抜(前期日程)の令和8年度(2026年度)実績は次の通りでした。
| 区分 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 昼間コース | 130名 | 267名 | 253名 | 142名 | 約2.1倍 |
| 夜間主コース | 15名 | 48名 | 48名 | 30名 | 約3.2倍 |
募集人員に対する志願倍率は夜間主コースの方が高い点は、意外に感じる方もいるかもしれません。募集人員が少ない分、志願者数が多少増えるだけで倍率が跳ね上がりやすいことが背景にあると考えられます。ただし、この数字はあくまで令和8年度の実績であり、令和9年度の倍率を保証するものではありません。年度によって変動する点を踏まえたうえで、あくまで対策の目安として参考にしてください。
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広島大学法学部とは|学部の特徴と求められる力
広島大学は、広島文理科大学・広島高等師範学校などを前身とする総合大学で、「平和を希求する精神」「地域社会・国際社会との共存」「新たなる知の創造」「絶えざる自己変革」「豊かな人間性を培う教育」を理念に掲げています。法学部はこの総合大学の中で、法学科1学科・入学定員170名(昼間コース140名・夜間主コース30名)という規模で法学・政治学の専門教育を行う学部です。
法学科1学科・2コース制という仕組み
広島大学法学部は学科としては法学科のみですが、昼間コースと夜間主コースという2つのコースを設け、出願の時点でいずれかを選ぶ仕組みになっています。学科をまたいだ複雑な選抜区分がない分、志望校選びの段階では「どちらのコースで学ぶか」という判断がそのまま入試科目・配点・学費の選択につながります。両コースとも1年次は教養ゼミで研究方法やレポート作成などの基礎的な学習技術を身につけ、2年次には基礎演習で専門知識を実践的に活用する訓練を行い、3〜4年次には専門科目講義と専門演習で進路に応じた専門的な学習を深めていくという段階的なカリキュラムが組まれています。
昼間コースの3プログラム(公共政策・ビジネス法務・法曹養成)
昼間コースは2年次以降、3つのプログラムから目指す進路に応じて選択する仕組みです。公共政策プログラムは、公務員やNGO職員などを目指す学生を対象に、社会の現状分析の技術と制度の運用・評価・立案能力の養成を教育目標としています。ビジネス法務プログラムは民間企業での活躍を目指す学生を対象に、企業活動の実態を把握する視点と法的実務能力に優れた人材の育成を目指します。法曹養成プログラムは、法律系科目を集中的に履修し、3年次での早期卒業も視野に入れながら、法曹として実務を遂行するための能力・技能の土台を修得することを目標としています。入学時点でプログラムを確定させる必要はなく、1年次に基礎を固めながら自分の進路イメージを固めていく流れです。
卒業後の進路とプログラムの関係
広島大学法学部の卒業後の進路は、選択したプログラムと連動する形で多様に用意されています。公共政策プログラムを選択した場合は公務員やNGO職員、ビジネス法務プログラムを選択した場合は民間企業、法曹養成プログラムを選択した場合は法科大学院進学や法曹といった方向性が想定されており、「とりあえず法学部に入ってから考える」でも対応できる柔軟さがあります。夜間主コースの法政総合プログラムも、幅広い分野で応用できる基礎力を土台に、社会人学生を含む多様な進路を歩む卒業生を輩出しています。具体的な就職実績や進学実績は年度によって変動するため、詳しい数字は大学公式サイトの進路状況ページなどで確認することをおすすめします。
夜間主コースの法政総合プログラムと学費の魅力
夜間主コースは全員が「法政総合プログラム」に所属し、幅広い分野で応用できる基礎力を養いながら、法的視点から社会の諸問題を理解し解決に貢献できる能力を身につけることを目指します。授業は18時〜21時10分に東千田キャンパスで開講されますが、昼夜開講制のため、夜間主コースに所属していても昼間時間帯の授業を一定程度履修できる柔軟さがあります。もともとは働きながら学ぶ勤労学生のために設置されたコースですが、現在は社会人学生やフェニックス型入学者、就職内定者なども在籍しており、多様な年齢・経験を持つ学生が対等に学び合える環境が特色とされています。学費(入学金・授業料)が昼間コースより抑えられている点も、コース選びの際に知っておきたいポイントです。
入試が求める力(アドミッション・ポリシーより)
広島大学法学部のアドミッション・ポリシーでは、高等学校での基礎的・基本的な学力を幅広く身につけ、特に国語・社会・外国語に高い学力を有する人を求めるとされています。加えて、人間と社会への深い関心を持ち、社会現象に疑問を抱いて解決策を探る姿勢、官公庁や民間企業での活躍・法曹・研究者を志す意欲も評価の対象です。具体的には、(1)基礎学力と国語・社会・外国語の高い学力、(2)論理的思考の下でバランスのとれた判断ができコミュニケーション能力を有すること、(3)目的意識を持って主体的に学ぶ姿勢、の3要素が求める学生像として挙げられています。入試科目が国語・外国語(個別テスト)と地歴公民(共通テスト)に重心を置いているのは、こうした「求める力」を反映した設計だと理解しておくと、対策の優先順位を考えるうえでの軸になります。
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一般選抜の入試方式と科目構成|共通テストと個別テストの配点・募集人員
ここからは、広島大学法学部の一般選抜(令和8年度実績)の科目構成と配点を詳しく見ていきます。昼間コース・夜間主コースのどちらを受けるかで、個別テストの科目数と配点が変わる点を踏まえて読み進めてください。
出願前に知っておきたい基本ルール
広島大学法学部の一般選抜には、他の多くの国公立大学の入試と異なる基本ルールがいくつかあります。まず、法学部は前期日程のみの実施で、後期日程の募集は行っていません。広島大学全体では後期日程を実施する学部・学科もありますが、法学部(昼間コース・夜間主コースとも)は対象外です。次に、広島大学で第1段階選抜(いわゆる2段階選抜、志願者数が多い場合に足切りを行う仕組み)を実施する可能性があるのは医学部医学科の前期日程のみで、法学部を含むその他の学部・学科では前期・後期とも2段階選抜を行いません。つまり法学部は、志願者数にかかわらず出願者全員が共通テストと個別テストの両方を受験できます。あわせて、令和8年度以前の大学入学共通テスト及び大学入試センター試験の成績は利用できず、受験する年度の共通テストを新たに受け直す必要がある点も基本ルールとして押さえておきましょう。
大学入学共通テストの科目と配点
大学入学共通テストは、昼間コース・夜間主コースで共通の科目構成・配点(900点満点)です。国語(現代の国語・言語文化・論理国語・文学国語のうち近代以降の文章)200点、地理歴史・公民(『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』『公共,倫理』『公共,政治・経済』から2科目)200点、数学(『数学Ⅰ,数学A』又は『数学Ⅱ,数学B,数学C』から1科目)100点、理科(基礎科目から1科目、又は物理・化学・生物・地学から2科目)100点、外国語(英語・独語・仏語・中国語・韓国語から1科目)200点、情報(情報Ⅰ)100点の6又は7教科7又は8科目です。
| 教科 | 共通テスト配点 | 備考 |
|---|---|---|
| 国語 | 200点 | 現代の国語・言語文化・論理国語・文学国語(近代以降の文章) |
| 地理歴史・公民 | 200点 | 2科目選択(『公,倫』と『公,政経』の組合せは不可) |
| 数学 | 100点 | 数ⅠA又は数ⅡBCから1科目 |
| 理科 | 100点 | 基礎科目1科目、又は物理・化学・生物・地学から2科目 |
| 外国語 | 200点 | 英・独・仏・中・韓から1科目 |
| 情報 | 100点 | 情報Ⅰ |
地理歴史・公民の配点が200点と、数学・理科・情報(各100点)の2倍に設定されている点は見逃せません。アドミッション・ポリシーが国語・社会・外国語の学力を重視すると明記していることとも整合的で、共通テストの総合得点を左右する科目として地歴公民を軽視しないことが重要です。
個別テストの科目と配点(昼間・夜間主の違い)
個別テストは、昼間コースが国語・外国語の2科目、夜間主コースが国語1科目のみという構成です。個別テストの国語は近代以降の文章のみが出題範囲で、古文・漢文は範囲外という点は、他大学の文系学部と比べても特徴的です。
| コース | 個別テスト科目 | 配点 | 出題範囲 |
|---|---|---|---|
| 昼間コース | 国語 | 200点 | 現代の国語・言語文化・論理国語・文学国語(近代以降の文章) |
| 昼間コース | 外国語 | 200点 | 英・独・仏・中から1科目(英語は英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ・論理表現Ⅰ〜Ⅲの範囲) |
| 夜間主コース | 国語 | 300点 | 昼間コースと同一範囲 |
合否判定は共通テスト・個別テストの総合点で行われます。同点者の順位付けが必要な場合は、まず個別テストの得点が高い者が優先されます。それでも決まらない場合は、共通テストの地理歴史・公民の得点(夜間主コースは地理歴史・公民と外国語の合計得点)で判定するとされています。夜間主コースは個別テストに外国語がない分、共通テストの外国語の出来が同点判定の場面でも重要になる仕組みです。
英語外部検定試験のみなし満点制度
広島大学の一般選抜では、指定の英語民間試験で一定のスコア・級を満たし、出願書類提出期限までに証明書等を提出した場合、受験する年度の大学入学共通テストの「英語」の得点を満点とみなす制度があります(法学部を含む一般選抜の全募集単位が対象)。令和8年度入試で対象となった試験と基準は、実用英語技能検定(英検)準1級合格以上、ケンブリッジ英語検定160以上、GTEC(CBTタイプ・検定版)1180以上、IELTS 5.5以上、TEAP 309以上、TEAP CBT 600以上、TOEFL iBT 72以上、TOEIC(L&R及びS&W、S&Wは2.5倍換算で合計)1560以上などです。令和5年4月1日以降に実施された試験が対象となるため、高1・高2のうちから外部試験に挑戦しておくと、共通テストの英語対策に余裕を持たせられる可能性があります。ただし条件・基準は年度により変更されることがあるため、活用を検討する場合は必ず最新の学生募集要項で確認してください。
入学検定料と試験日程
入学検定料は17,000円ですが、法学部及び経済学部の夜間主コースは10,000円と、昼間コースより低く設定されています。令和8年度入試の日程は次の通りでした。
| 項目 | 令和8年度(2026年度)入試の日程 |
|---|---|
| 大学入学共通テスト試験日 | 1月17日・18日 |
| 出願期間 | 1月26日〜2月4日午後5時まで(必着) |
| 個別テスト実施日(法学部) | 前期日程 2月25日(1日のみ) |
| 合格者発表 | 3月8日正午(予定) |
| 入学手続期間 | 3月8日〜3月15日午後5時まで(必着) |
日程は年度によって数日前後することがあるため、この記事の日程感を参考にしつつ、出願の際は必ず最新の要項で確認してください。
令和8年度の合格者の得点データ(参考実績)
広島大学は、合格者の総合点・共通テスト・個別テストそれぞれの最高点・平均点・最低点を公表しています。令和8年度(2026年度)入試の実績は次の通りでした。
| 区分 | 総合点(配点) | 最高 | 平均 | 最低 |
|---|---|---|---|---|
| 昼間コース(配点1,300) | 総合点 | 1,106 | 964.9 | 919 |
| 昼間コース・内訳 | 共通テスト(900)/個別テスト(400) | 804/321 | 698.0/266.9 | 646/215 |
| 夜間主コース(配点1,200) | 総合点 | 868 | 800.1 | 750 |
| 夜間主コース・内訳 | 共通テスト(900)/個別テスト(300) | 676/227 | 611.0/188.8 | 567/126 |
昼間コースの総合点(配点1,300)の合格者平均は964.9点、得点率にすると約74%でした。この数字はあくまで令和8年度実施分の実績であり、令和9年度の合格ラインを保証するものではありません。また合格最低点そのものを唯一の合否ラインとして捉えるのではなく、平均点や配点構成とあわせて、自分がどの科目でどれだけ積み増す必要があるかを考える材料として活用することをおすすめします。
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科目別の出題傾向|国語・外国語や共通テスト科目で何が問われるか
ここからは科目別に、広島大学法学部(前期日程)の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
国語の出題傾向(個別テスト)
個別テストの国語は、大問3題構成で出題される傾向が指摘されています。第1問が論理的文章、第2問が文学的文章、第3問が随筆的文章という組み合わせで、いずれも近代以降の文章から出題され、古文・漢文は出題範囲に含まれません。記述式の設問が中心で、「主張と対立軸の整理」「登場人物の心情変化の読み取り」「具体例から抽象的な概念を捉える力」「本文中の表現の効果を説明する力」が重視される傾向があるとされます。単なる要約ではなく、本文の表現そのものに着目させる設問が特徴的だという指摘もあり、読解力に加えて表現の分析力が問われる入試だといえます。
外国語(英語)の出題傾向(個別テスト・昼間コースのみ)
個別テストの外国語(昼間コースのみ)は、大問4〜5題構成で出題される傾向が指摘されています。英文読解、内容の要約、複数資料の比較、自由英作文(100語前後)が組み合わされる形式とされ、「段落単位での中心内容の把握」「複数の英文を比較して読む力」「日本語での情報圧縮(和文要約)」「自由英作文における論理的一貫性」が重視されるという指摘があります。単語・文法の知識をそのまま答えるタイプの設問だけでなく、文章全体を俯瞰して要点を日本語でまとめ直す力や、自分の意見を英語で組み立てる力まで求められる点は、共通テストの英語(リーディング・リスニング中心)とは異なる対策が必要になることを示しています。
地理歴史・公民の出題傾向(共通テストのみ)
地理歴史・公民は個別テストでは課されず、共通テストの得点(200点)がそのまま合否に影響します。配点200点は数学・理科・情報(各100点)の2倍であり、法学部の共通テストの中でも国語・外国語に次ぐ比重を持つ科目です。共通テストの地理歴史・公民は、知識の暗記だけでなく資料読解・思考力を問う設問が組み込まれる傾向が近年の共通テスト全体で強まっており、教科書レベルの知識を単に暗記するだけでなく、統計資料やグラフを読み解く演習も欠かせません。
数学・理科・情報の出題傾向(共通テストのみ)
数学・理科・情報はいずれも個別テストでは課されず、共通テストの得点(数学100点・理科100点・情報100点)のみが合否に反映されます。3科目合わせても300点と、国語(200点)や外国語(200点)より軽いものの、地歴公民と合わせた4科目で共通テストの過半を占める構造です。数学は数ⅠA又は数ⅡBCのいずれか1科目、理科は基礎科目中心の構成で、いずれも私立文系入試のような「数学・理科を課さない」パターンとは異なる点に注意が必要です。国語・外国語の個別テスト対策に比重を置きすぎて、これらの共通テスト科目の基礎固めが後回しになると、共通テストの総合点で失点がかさむリスクがあります。情報(情報Ⅰ)は現行の大学入学共通テストから新たに追加された比較的新しい科目で、プログラミングの基本的な考え方やデータの活用に関する出題が含まれるため、暗記だけでなく思考力を問う設問に慣れておく必要があります。配点100点と大きくはありませんが、対策を後回しにしすぎると直前期に手が回らなくなりやすい科目でもあります。
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。配点構造を踏まえると、個別テストの国語・外国語(昼間コースは2科目、夜間主コースは国語のみ)の記述力強化が最優先になりますが、共通テストの地歴公民の比重も忘れてはいけません。
国語の対策
個別テストの国語は近代以降の文章のみが出題範囲のため、古文・漢文よりも現代文の記述力強化に学習時間を集中させられるのが広島大学法学部志望者の対策上の特徴です。論理的文章については、新書レベルの評論文を読み、筆者の主張とそれに対立する立場を整理しながら要約する練習を重ねると、記述式の設問に対応しやすくなります。文学的文章・随筆的文章については、登場人物の心情や筆者の心の動きを、本文中の具体的な表現に基づいて説明する練習が効果的です。「なんとなく寂しい気持ち」のような曖昧な言葉ではなく、本文のどの表現からその心情を読み取ったのかを、根拠を示しながら説明する記述を意識して添削を受けられると、得点の安定につながります。
外国語(英語)の対策
個別テストの外国語(昼間コース)は、読解量・記述量ともに多い傾向が指摘されているため、高2までに単語・文法の基礎を固め、高3からは長文を時間内に読み切る速読力と要約の練習に軸足を移すのが効果的です。複数の英文を比較して読む設問に対応するには、1つの文章を精読するだけでなく、複数の文章から共通点・相違点を整理する演習も取り入れる必要があります。自由英作文(100語前後)については、模範解答を覚えるのではなく、自分の答案を第三者に添削してもらい、論理の飛躍や表現のクセを早期に修正しておくことが得点の安定につながります。夜間主コース志望者は個別テストに外国語がない分、共通テストの外国語(200点)の精度をリーディング中心に高めておくことが重要です。
共通テストの地歴公民・数学・理科・情報の対策
共通テストの地理歴史・公民(200点)は、個別テストで問われない分、独学でも比較的対策の効果が測りやすい科目です。教科書レベルの知識を高2のうちに一通り仕上げ、高3では資料読解・思考力を問う設問形式に慣れる演習を積み重ねるのが基本方針になります。数学・理科・情報は配点こそ各100点とやや軽めですが、3科目合計で300点、地歴公民と合わせれば500点と共通テスト全体(900点)の過半を占めるため、「文系だから数学・理科は最低限でいい」という判断は共通テストの総合点を下げるリスクがある点に注意してください。基礎的な問題集を反復し、典型パターンを取りこぼさないレベルまで仕上げることを目標にすると効率的です。情報(情報Ⅰ)は出題範囲が新しく過去のデータが少ない科目のため、学校の授業内容を確実に理解したうえで、共通テスト対策用の問題集で出題形式に慣れておくことが対策の基本になります。数学・理科・情報のいずれも、配点は各100点と単独では大きくありませんが、後回しにすると高3の直前期にまとめて仕上げる負担が大きくなるため、高2のうちから少しずつ触れておくことをおすすめします。
コース選択(昼間・夜間主)を踏まえた対策の考え方
昼間コースと夜間主コースでは個別テストの科目数が異なるため、早い段階でどちらのコースを主軸に据えるかを決めておくと、対策の優先順位を絞りやすくなります。昼間コース志望であれば国語・外国語の記述対策に一定の時間を確保する必要がありますが、夜間主コース志望であれば個別テストは国語のみのため、共通テストの外国語・地歴公民の精度をより重視した学習計画が立てやすくなります。学費や学び方(夜間主コースは18時〜21時10分の開講で、社会人学生も在籍する環境)も含めて、どちらのコースが自分の進路イメージに合うかを、できれば高2のうちから検討しておくことをおすすめします。塾・予備校を活用する場合の費用感については大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
個別テスト2科目(国語・外国語)だけをプロ講師に絞って依頼できます
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
広島大学法学部の入試は、個別テストの科目数こそ絞られているものの、共通テストの6〜7教科と個別テストの記述力の両方を仕上げる必要があるため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験科目を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法の基礎、数学Ⅰ・Aの基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。現代文については、この時期から新書や評論文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な記述対策に入った際の伸びが早くなります。地理歴史・公民は暗記だけに頼らず、資料集やニュースに触れながら「なぜそうなったのか」を考える習慣をつけておくと、共通テストでの得点力に直結します。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、コース選択(昼間・夜間主)の方向性を意識し始めながら、共通テスト・個別テストそれぞれの対策の土台を固める時期です。英語の単語・文法、数学の教科書レベルの理解は、高2の終わりまでに一通り仕上げておきたいところです。地理歴史・公民は共通テストでの配点(200点)が大きい科目のため、高2のうちに授業内容を一通り理解しておくと、高3での詰め込みを避けられます。国語・外国語の個別テストが記述式である以上、高2の間から「答えを出す」練習だけでなく「答えに至る過程を言葉で説明する」練習を少しずつ取り入れておくと、高3で過去問演習に入った際のスタートラインが変わってきます。可能であれば、高2の後半から広島大学法学部の記述式問題に近い形式の模試を受け、現在の立ち位置を確認しておくとよいでしょう。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、個別テストの記述力強化と共通テスト対策を並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 英語長文・現代文の読解演習量を増やし、記述の基礎を固める。共通テスト科目(地歴公民・数学・理科・情報)の基礎も並行して仕上げる |
| 高3夏〜秋 | 個別テスト(国語・外国語)の過去問演習を開始し、時間配分と答案の書き方(部分点を積み上げる記述)を確認していく |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テスト対策の比重を一時的に高める。配点の大きい地理歴史・公民を中心に、数学・理科・情報の総仕上げも行う |
| 共通テスト後〜前期試験 | 共通テストの自己採点をもとに、個別テスト(国語・外国語)の記述演習に専念する |
令和9年度入試を受ける現高3生は、11月下旬に公表される最新の学生募集要項を必ず確認したうえで、直前期のスケジュールを微調整することを忘れないでください。科目構成や配点に大きな変更がなくても、日程や検定料などの実務的な情報は年度ごとに更新されます。
模試の活用法とスケジュールの見直し方
逆算スケジュールは、一度立てたら固定するものではありません。記述式模試の答案返却をきっかけに、科目ごとの配分を定期的に見直すことが、広島大学法学部のような記述中心の個別テストを課す入試では特に重要になります。模試の判定(A〜E等)そのものよりも、記述式の設問でどの程度部分点を積み上げられているかを確認する習慣をつけると、次の模試までに何を優先すべきかが具体的に見えてきます。特に高3の夏以降は、模試の答案を受け取ったら1週間以内に「今回の失点原因」と「次回までの対策」を書き出しておくと、直前期に同じ失点パターンを繰り返すリスクを減らせます。共通テスト形式の模試と記述式の模試では評価されるポイントが異なるため、両方の結果を別々に管理し、個別テスト対策と共通テスト対策のバランスが崩れていないかを定期的にチェックすることも欠かせません。
浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が広島大学法学部を再受験する場合、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は使えず、受験する年度の共通テストをあらためて受け直す必要があります。浪人期間は、現役時に手薄だった科目(特に配点の大きい地理歴史・公民や、記述力が課される国語・外国語)を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。予備校に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶことをおすすめします。学習法全般については大学受験の勉強法でも整理しているので、あわせて参考にしてください。
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独学で目指す場合の壁と対処法
広島大学法学部は、個別テストの科目数こそ少ないものの、記述式答案の完成度と共通テスト6〜7教科の総合力の両方が求められる入試です。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 記述式答案の採点基準が独学ではわからない
国語・外国語(昼間コース)はいずれも記述式の設問が中心で、採点基準は大学から公表されていません。参考書の模範解答と見比べるだけでは、「自分の答案がどこで減点されているのか」を正確に把握するのが難しいというのが独学最大の壁です。特に国語は「本文の表現の効果を説明する」ようなタイプの設問が指摘されており、模範解答を覚えるだけでは対応できません。第三者による添削なしに記述の精度を上げるのは時間がかかります。
壁2: 令和9年度要項が出るまでの「情報の空白期間」をどう過ごすか
広島大学の令和9年度一般選抜要項は11月下旬に公表予定のため、現高3生にとっても、出願直前まで正式な科目・配点・募集人員が確定しない期間が生じます。独学の場合、この空白期間に「たぶん去年と同じだろう」と自己判断だけで学習計画を進めてしまい、要項公表後に慌てて計画を修正するケースが起こりえます。令和8年度の制度・実績を土台にしつつ、11月下旬の要項公表時には必ず内容を確認し、変更点があれば速やかに計画へ反映させる姿勢が独学では特に重要になります。
壁3: 夜間主コースは情報がさらに少ない
夜間主コースは募集人員が15名(令和8年度実績)と小規模で、市販の対策本や情報サイトでも昼間コースほど情報が充実していません。個別テストが国語のみというシンプルな構成である反面、参考にできる先輩の体験談や過去問解説が相対的に少ないという難しさもあります。夜間主コースは社会人学生も多く在籍する環境であるため、現役高校生が独学で情報を集める場合、進路イメージの参考になる情報がさらに限られる点も踏まえておく必要があります。
壁4: 私立大学・他の国公立大学との併願戦略が独学では立てにくい
広島大学法学部を第一志望としながら、私立大学や他の国公立大学を併願するご家庭は少なくありません。広島大学の個別テストは記述式が中心である一方、私立大学の多くは出題形式が大きく異なる場合があります。併願校対策に時間を割きすぎて広島大学向けの記述演習が手薄にならないよう、高3の秋以降は「広島大学対策の週」と「併願校対策の週」を分けてスケジュールを組むなど、科目・形式ごとに演習時間を意図的に配分する工夫が有効です。共通テスト利用方式で併願する私立大学がある場合は、共通テストの得点をどちらにも活かせるため、共通テスト対策(特に配点の大きい地理歴史・公民)の比重を計画的に高めておくと、併願戦略全体の効率が上がります。独学では、こうした併願校ごとの出題形式の違いを整理し、限られた時間をどこに配分するかという判断が特に難しく、第三者に相談しながら計画を組む価値が大きい部分です。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。共通テスト科目の基礎固めは独学で進めながら、個別テストの記述答案の添削だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。
| 科目・分野 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 国語 | 語彙・漢字の学習、読解の基礎トレーニング | 記述答案の添削、表現の効果を説明する解答の精度確認 |
| 外国語(英語) | 単語・文法の暗記、長文の多読 | 要約・自由英作文の添削、複数資料比較問題の解き方指導 |
| 地理歴史・公民 | 教科書レベルの知識の暗記、資料集の読み込み | 資料読解・思考力問題の解法確認、弱点分野の洗い出し |
| 令和9年度要項の読み解き | 要項本文を読むこと自体 | 変更点が学習計画に与える影響の整理 |
1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「国語の記述だけ」「共通テスト対策だけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、記述の精度が頭打ちになっている部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。同じ法学部志望者向けの記事として北海道大学法学部の入試傾向と対策、地方国公立の法学系学部の記事として千葉大学法政経学部の入試傾向と対策も、併願校を検討する際の参考にしてください。
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よくある質問(FAQ)
広島大学法学部に後期日程はありますか?
ありません。法学部(昼間コース・夜間主コースとも)は前期日程のみで実施され、後期日程の募集は行っていません。広島大学の入学者選抜結果情報にも「法学部(昼)(夜)、医学部、生物生産学部は後期日程を実施していません」と明記されています。後期日程での併願を考えている場合、法学部は選択肢に入らない点に注意してください。
昼間コースと夜間主コース、どちらを選べばよいですか?
個別テストの科目数(昼間は国語・外国語の2科目、夜間主は国語のみ)、学費、授業時間帯(夜間主は18時〜21時10分)が異なります。昼間コースの募集人員は130名、夜間主コースは15名(令和8年度実績)で、多くの受験生にとって昼間コースが主戦場になりますが、学費を抑えたい場合や、夜間主コースの学び方に魅力を感じる場合は検討の価値があります。出願後のコース変更はできないため、事前によく検討してください。
広島大学法学部の個別テストで数学は必要ですか?
個別テストでは数学は課されません。個別テストの科目は昼間コースが国語・外国語、夜間主コースが国語のみで、数学は大学入学共通テストのみで課され、配点は100点です。ただし共通テストの数学が不要というわけではなく、受験自体は必須です。数学が苦手だからといって共通テストの対策を疎かにすると、地理歴史・公民や国語と並んで共通テスト全体(900点)の得点を押し下げる要因になりかねないため、基礎レベルの問題を確実に解ける状態には仕上げておくことをおすすめします。
国語の個別テストに古文・漢文は出ますか?
出ません。個別テストの国語は「現代の国語・言語文化・論理国語・文学国語」のうち近代以降の文章から出題され、古文・漢文は範囲外です。ただし共通テストの国語には古文・漢文を含む範囲が出題されるため、共通テスト対策としては古文・漢文の基礎も引き続き必要です。
令和9年度の募集人員や配点は令和8年度と同じですか?
執筆時点では未公表のため断定できません。広島大学の令和9年度一般選抜要項は11月下旬に公表予定で、本記事は直近の令和8年度の制度にもとづいて解説しています。出願前には必ず広島大学公式サイトで最新の学生募集要項を確認してください。
模試の判定が厳しい場合、どのくらいの時期から対策を本格化すべきですか?
個別テストが記述中心で対策に時間がかかることを踏まえると、可能であれば高2の終わりまでに共通テスト科目の基礎を固め、高3の春から個別テスト(国語・外国語)の演習に入れる状態が理想です。判定が厳しい場合ほど、独学だけで進めるより、早い段階で学習計画そのものを見直すことをおすすめします。
浪人しても広島大学法学部は受験できますか?
受験できます。ただし前述の通り、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は使えず、受験する年度の共通テストを新たに受け直す必要があります。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、配点の大きい科目(地理歴史・公民、個別テストの国語・外国語)を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。
入学検定料はいくらですか?
令和8年度入試では17,000円でした。ただし法学部及び経済学部の夜間主コースは10,000円と、昼間コースより低く設定されています。検定料は年度によって変更される可能性があるため、出願の際は必ず最新の学生募集要項で確認してください。
まとめ|広島大学法学部合格への次の一歩
広島大学法学部の入試は、法学科1学科でありながら、昼間コースと夜間主コースで個別テストの科目数・配点が異なるという特徴があります。昼間コースは国語・外国語の2科目、夜間主コースは国語1科目のみが個別テストで課され、共通テストの6〜7教科と合わせて総合点で合否が判定されます。
本記事で紹介した数字は、いずれも令和8年度(2026年度)入試の学生募集要項及び入学者選抜結果情報にもとづくものです。令和9年度(2027年度)入試の要項は本記事執筆時点でまだ公表されておらず、11月下旬の公表を待つ必要があります。令和8年度の制度・実績を土台に学習計画を立てつつ、要項が公表され次第、内容を確認して計画を微調整することが、この学部の入試傾向に合った現実的な対策の進め方だといえます。
個別テストの科目数が絞られている分、国語・外国語の記述力をどれだけ仕上げられるかが合否を大きく左右します。共通テストの配点比率だけを見て科目の優先順位を決めるのではなく、地理歴史・公民の比重の大きさや、個別テストで問われる記述力の完成度を軸に学習計画を組むことが、広島大学法学部の入試傾向に合った対策の考え方です。
浪人・再受験を検討している場合や、他の国公立大学・私立大学との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。本選抜の得点に直結する科目・配点を正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、コース制という独特な仕組みを持つ広島大学法学部の入試では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と必要な得点との差を定期的に数値で確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。
令和8年度の実績では、昼間コースの合格者平均点(総合点964.9点/配点1,300点)は得点率にして約74%でした。満点を目指す必要はなく、配点の大きい科目で着実に得点を積み上げる発想が現実的な合格戦略につながります。共通テストの地理歴史・公民(200点)、個別テストの国語・外国語(昼間コースはそれぞれ200点)といった配点の大きい科目から優先的に仕上げていくことを意識してみてください。
本記事の情報は執筆時点(令和8年度/2026年度入試の学生募集要項及び入学者選抜結果情報)のものです。入試制度・配点・募集人員・日程は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず広島大学公式サイト・令和9年度以降の最新の学生募集要項でご確認ください。特に令和9年度要項は本記事執筆時点で未公表(11月下旬公表予定)のため、公表され次第あらためて内容を確認する習慣をつけておくと安心です。学校の進路指導の先生や、志望校対策に詳しい第三者と一緒に最新情報を確認する機会を定期的に持っておくと、情報の見落としを防ぎやすくなります。
スプリング・オンライン家庭教師では、プロ講師による1対1指導を通じて、広島大学法学部が求める記述力・論述力を科目単位で強化できます。「今の学力から広島大学法学部合格まで、何を・どれくらい・いつまでに進めればいいか」を、無料相談で具体的にシミュレーションすることも可能です。指導内容とコースの詳細は大学受験コースのページでも紹介しています。昼間コース・夜間主コースどちらを選ぶか迷っている方も、まずは現状を整理するところから始めてみてください。
昼間コース・夜間主コース、どちらを選ぶべきかも一緒に整理できます
配点も出願区分も異なる2つのコース。学費・生活スタイル・将来の進路まで踏まえて、今の状況に合った選び方を無料相談で一緒に考えます。その場で入会を決める必要はありません。
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