「フェリス女学院大学文学部」を志望校として調べている方に、まず知っておいてほしい事実があります。フェリス女学院大学の文学部は、2025年度入学(2024年度に実施された入試)を最後に学生募集を停止しており、現在は新設の「グローバル教養学部」(国際社会学科・心理コミュニケーション学科・文化表現学科の1学部3学科9専攻)に発展的に改組されています。国際交流学部・音楽学部もあわせてこの1学部に統合されているため、これから受験する高校生が出願できる先は、2027年度入試も含めてすべてグローバル教養学部です。
この記事では、フェリス女学院大学グローバル教養学部の入試傾向と対策を、大学公式の2027年度学生募集要項にもとづいて整理します。一般選抜はA日程・B日程・C日程の年3回あり、いずれも「ベストスコア方式」という独自の仕組みが採用されている点が最大の特徴です。日程ごとに評価対象となる科目・要素の組み合わせがまったく異なるため、この違いを理解しているかどうかで対策の立て方が大きく変わります。
結論から言うと、フェリス女学院大学対策のポイントは2つです。1つは、A・B・C日程それぞれで「どの科目・どの要素の組み合わせが自分にとって最も高得点を狙えるか」を早めに把握すること。もう1つは、英検®のCSEスコアがA日程・B日程・C日程・共通テスト利用のすべてで得点化できる仕組みになっているため、英検対策を早期に始めるほど選択肢が広がるということです。3学科(国際社会・心理コミュニケーション・文化表現)は入試の科目構成・配点が共通のため、学科選びは興味や専攻したい分野を基準に決めて問題ありません。
本記事で紹介する数字は、フェリス女学院大学の2027年度学生募集要項(ferris.ac.jp)および大学公式サイトで公表されている情報にもとづいています。入試制度・配点・学部学科構成は年度によって変更されることがあるため、出願を検討する際は必ず最新のフェリス女学院大学入試情報公式サイト・募集要項でご確認ください。
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【結論】フェリス女学院大学の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を押さえておきましょう。フェリス女学院大学グローバル教養学部の入試は、一般選抜3方式(A・B・C日程)と共通テスト利用選抜2方式(前期・後期)の合計5方式で構成されており、下表の通り学科ごとに募集人員が設定されています。
| 学科 | 入学定員(1年次) | A日程 | B日程 | C日程 | 共テ利用前期 | 共テ利用後期 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 国際社会学科 | 195名 | 45名 | 15名 | 5名 | 20名 | 若干名 |
| 心理コミュニケーション学科 | 180名 | 45名 | 10名 | 5名 | 20名 | 若干名 |
| 文化表現学科 | 170名 | 40名 | 10名 | 5名 | 15名 | 若干名 |
3学科とも入試の科目構成・配点はまったく同じで、学科によって有利不利が生じる設計にはなっていません。3学科の違いはあくまで学びの内容(国際関係や心理学、文学・芸術など)にあるため、志望学科は興味・関心を基準に選び、入試対策は共通のものとして進めれば問題ありません。逆に言えば、入試対策そのものは学科を問わず同じ土台で進められるということでもあり、志望学科を最終的に決めきれていない段階から、国語・外国語・地理歴史の基礎固めと英検®対策に着手しても無駄になりません。
フェリス女学院大学を目指すなら押さえておきたい3つのポイント
- 「文学部」は2025年度入学分から募集停止となっており、現在の出願先はグローバル教養学部(国際社会・心理コミュニケーション・文化表現の3学科)のみ
- 一般選抜はA日程・B日程・C日程の3回とも「ベストスコア方式」だが、日程ごとに評価対象の科目・要素の組み合わせが異なる(A日程は個別試験3科目+英検®、B日程はそこに共通テストも加わる、C日程は小論文または英検®)
- 英検®のCSEスコアがA・B・C日程・共通テスト利用のすべてで得点化できるため、英検対策の投資効果が非常に高い大学である
この3点を踏まえたうえで、次の章から学部の特徴、5つの入試方式の詳細、科目別の出題傾向と対策、学習スケジュールの順に解説していきます。
こんな受験生は特に早めの対策が必要
特に次の3つに当てはまる受験生は、他の受験生より早いタイミングで対策を始めておくことをおすすめします。1つ目は、「フェリス女学院大学文学部」という古い学部名のまま志望校研究を進めてしまっている場合です。文学部は既に募集を停止しており、現行の入試情報を確認しないと出願自体を間違えかねません。2つ目は、A・B・C日程のどれか1つだけを見て「自分には向いていない」と判断してしまっている場合です。日程ごとに評価対象の科目・要素が違うため、1つの日程だけで判断するのはもったいない選び方です。3つ目は、英検®を受験する予定がまったくない場合です。CSEスコアがほぼすべての入試方式で得点化できる仕組みのため、対象試験を早めに受けておくかどうかで選択肢の広さが変わります。逆に言えば、この3点さえ早めに押さえておけば、フェリス女学院大学の入試制度そのものは決して複雑すぎるものではなく、計画的に対策を進めやすい大学だといえます。
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フェリス女学院大学グローバル教養学部とは|文学部からの改組と3学科9専攻
フェリス女学院は1870年(明治3年)、アメリカ改革派教会の宣教師メアリー・E・キダーによる英語教育を起源とする、日本で最も歴史の古い女子教育機関の1つです。1965年(昭和40年)に4年制のフェリス女学院大学が発足し、教育理念「For Others」のもと、長く文学部・国際交流学部・音楽学部という3学部体制で女子教育を続けてきました。キャンパスは横浜市泉区緑園にある緑園キャンパスが中心で、出願資格は2027年3月31日までに満18歳に達する女子とされている、共学ではなく女子大学です。
2025年度の学部再編|なぜ文学部が無くなったのか
2023年8月、フェリス女学院大学は文学部・国際交流学部・音楽学部(3学部5学科)を発展的に改組し、2025年4月に「グローバル教養学部」(1学部3学科9専攻)を開設する構想を公表しました。2025年度入学者からこの新学部での募集となり、旧3学部は新規募集を停止しています。在学生・2024年度以前の入学者は卒業まで旧課程に在籍しますが、これから受験する高校生が選択できる入学先は、グローバル教養学部の3学科(国際社会学科・心理コミュニケーション学科・文化表現学科)のみです。複雑化・多様化する国際社会に対処するグローバルな教養を身に付け、異なる文化や価値観をもつ人々と共生・協働できる人材の養成を、学部共通の教育目標として掲げています。
国際社会学科の学び|3専攻の構成
国際社会学科は、政治・経済・歴史・文化を横断的に学びながら、異文化理解と実践的なスキルを育成する学科です。国際関係専攻・地球社会環境専攻・国際ビジネス観光専攻の3専攻で構成されています。国際関係専攻は世界の地域史と国際課題の解決方法を学び、地球社会・環境専攻は経済開発と環境保全のバランスを海外実習も交えて探究し、国際ビジネス・観光専攻は国際経済・金融・経営戦略・マーケティング・ツーリズムを学びます。取得可能な資格は登録日本語教員(基礎試験・実践研修免除)、中学校教員(社会)、高等学校教員(地歴・公民)で、進路は国際機関・商社・マーケティング会社・金融機関・観光旅行業・コンサルティング・公務員などが想定されています。
心理コミュニケーション学科の学び|3専攻の構成
心理コミュニケーション学科は、心理学・言語学・社会学を統合して学び、多様性や共生の理想を社会の中で実践する視点と方法を身に付ける学科です。心理専攻・メディア専攻・共生コミュニケーター専攻の3専攻があります。心理専攻は心理学と異文化コミュニケーション理解を通じて人の行動や心理を分析し、メディア専攻はコンテンツ制作から編集デザインまでの実践スキルを、共生コミュニケーター専攻は多文化・多言語社会でのコーディネートスキルやコミュニティ通訳の実務能力を培います。取得可能な資格は社会調査士、認定心理士(心理専攻)、公認心理師(学部科目取得時、心理専攻)、登録日本語教員基礎試験・実践研修免除資格で、進路は医療・福祉施設、コミュニティ通訳、記者・編集者、広告会社、映像制作会社、IT企業、調査会社などです。
文化表現学科の学び|3専攻の構成
文化表現学科は「時代と国境をこえて、文化を学び表現する」ことを掲げ、文学から芸術・音楽・デジタルメディアまで幅広く学ぶ学科です。ヨーロッパ・アメリカ専攻、日本・アジア専攻、音楽・身体表現専攻の3専攻で構成され、旧文学部の英語英米文学科・日本語日本文学科の学びに最も近い専攻を含みます。ヨーロッパ・アメリカ専攻は欧米の文学・芸術・歴史を、日本・アジア専攻は日本語の歴史・文学・音楽・アニメを社会的視点から、音楽・身体表現専攻は伝統芸術から現代パフォーマンスまでを学びます。取得可能な資格は登録日本語教員基礎試験・実践研修免除資格、中学校・高等学校教員免許(英語・国語)で、進路はコンテンツ産業、広告、出版社、外資系企業、公務員、観光業、大使館スタッフ、クリエイターなど多岐にわたります。
3学科は専門領域こそ異なりますが、「For Others」の理念のもと異なる文化・価値観をもつ人々と共生・協働する力を育てるという点は共通しています。入試の科目構成・配点も3学科で完全に共通のため、次の章で見る5つの入試方式の違いを理解することが、学科の違い以上に対策の優先順位を左右します。3学科の専攻・主な取得可能資格・卒業後の進路の傾向を、下表に整理しました。
| 学科 | 3専攻 | 主な取得可能資格 | 卒業後の進路の傾向 |
|---|---|---|---|
| 国際社会学科 | 国際関係/地球社会・環境/国際ビジネス・観光 | 登録日本語教員、中学校教員(社会)、高等学校教員(地歴・公民) | 国際機関、商社、金融機関、観光旅行業、公務員等 |
| 心理コミュニケーション学科 | 心理/メディア/共生コミュニケーター | 社会調査士、認定心理士、公認心理師(心理専攻) | 医療・福祉施設、コミュニティ通訳、広告会社、IT企業等 |
| 文化表現学科 | ヨーロッパ・アメリカ/日本・アジア/音楽・身体表現 | 登録日本語教員、中学校・高等学校教員(英語・国語) | コンテンツ産業、出版社、外資系企業、クリエイター等 |
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一般選抜の入試方式と科目構成|3日程とも「ベストスコア方式」
フェリス女学院大学の入試には、「一般入試A日程」「一般入試B日程」「一般入試C日程」「共通テスト利用入試前期」「共通テスト利用入試後期」の5方式があります。一般入試の3日程はいずれも受験した科目・要素の中から高得点のものだけで合否を判定する「ベストスコア方式」ですが、対象となる科目・要素の組み合わせは日程ごとに異なります。出願資格は3学科とも共通で、2027年3月31日までに満18歳に達する女子であることが条件です(共学ではなく女子大学のため)。ここでは、それぞれの科目構成と募集人員を整理します。
A日程(1月27日)|2科目型・3科目型のベストスコア方式
個別試験3科目(国語・外国語〈英語〉・地理歴史)、英検®の中から自由に選択して受験し、そのうち得点の高い科目で合否を判定する方式です。2科目型(200点満点)・3科目型(300点満点)の2方式があり、1学科につき両方式を併願できます。全学科併願も可能で、試験会場は緑園キャンパスのほか東京駅会場・静岡市会場からも選べます。出願期間は2026年12月19日〜2027年1月15日21:00、合格発表は2027年2月1日です。
| 科目 | 満点 | 出題範囲・扱い |
|---|---|---|
| 国語 | 100点 | 現代の国語、言語文化(漢文を除く) |
| 外国語(英語) | 100点 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ(リスニング問題を除く) |
| 地理歴史 | 100点 | ①世界史(歴史総合,世界史探究)または②日本史(歴史総合,日本史探究) |
| 英検® | 最大100点 | CSEスコア(総合スコア)×0.0413を得点化(100点が上限) |
出願時に科目を登録する必要はなく、当日受験した科目の中から自動的に高得点のものが採用されます。国語・外国語・地理歴史のうち2科目、または3科目のどちらの型で出願するかだけを事前に決めておけばよく、当日の手応えに応じて実際に使われる科目が変わる、受験生に有利な仕組みだといえます。
B日程(2月14日)|共通テスト・英検®も組み合わせられる5要素方式
個別試験3科目(国語・外国語〈英語〉・地理歴史)、大学入学共通テストの高得点1科目、英検®の最大5要素のうち、2要素以上を選択し、得点の高い2要素で合否を判定する方式(200点満点)です。個別試験を受験せず、共通テスト・英検®のみで受験する場合は来場する必要がありません。全学科併願可能で、試験会場は緑園キャンパスのみです。出願期間は2027年1月16日〜2月4日21:00、合格発表は2027年2月17日です。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| ①国語 | 現代の国語、言語文化(漢文を除く) |
| ②外国語(英語) | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ(リスニング問題を除く) |
| ③地理歴史 | ①世界史または②日本史(A日程と同一範囲) |
| ④大学入学共通テスト | 外国語・国語・地理歴史・公民・数学・理科・情報の中から高得点1科目(100点に換算) |
| ⑤英検® | CSEスコア×0.0413を得点化(100点上限) |
B日程の共通テスト対象科目は幅が広く、外国語(英語〈リスニング除く〉/ドイツ語/フランス語/中国語/韓国語)、国語(近代以降の文章のみ)、地理歴史、公民、数学、理科、情報Ⅰまで含まれます。個別試験が苦手でも、共通テストで得意科目があれば十分に戦える設計になっている点がA日程との大きな違いです。
C日程(3月6日)|小論文または英検®の1方式
試験時間60分の小論文、または英検®のスコアから合否を判定する100点満点の入試です。1学科につき小論文・英検®の2方式を併願でき、全学科併願も可能です。英検®のみで受験する場合は来場不要です。試験会場は緑園キャンパスのみで、出願期間は2027年2月5日〜2月26日21:00、合格発表は2027年3月10日です。A日程・B日程で思うような結果が出なかった場合の最後の一般選抜チャンスとして位置づけられます。
大学入学共通テスト利用選抜(前期・後期)
本学独自の個別試験は行わず、大学入学共通テストの成績のみで合否を判定する方式です。前期・後期とも「英語」を英検®(S-CBTを含む)に代えることができます。前期は募集人員が国際社会学科20名・心理コミュニケーション学科20名・文化表現学科15名で、高得点の3科目(各100点換算、合計300点満点)を利用し、出願期間は2026年12月19日〜2027年1月20日21:00、合格発表は2027年2月6日です。後期は3学科とも若干名の募集で、高得点の2科目(各100点換算、合計200点満点)を利用し、出願期間は2027年2月5日〜2月26日21:00、合格発表は2027年3月3日です。利用可能科目はB日程の共通テストと同一範囲(外国語・国語・地理歴史・公民・数学・理科・情報Ⅰ)です。
試験会場の詳細|東京駅会場・静岡市会場も選べるA日程
B日程・C日程・共通テスト利用選抜は緑園キャンパスのみでの実施ですが、A日程だけは東京駅会場(AP東京八重洲)・静岡市会場(TKP静岡駅ビルパルシェカンファレンスセンター)も選択できます。首都圏在住でなくても、静岡近郊など特定の地域からアクセスしやすい会場を選べる点は、遠方から受験する受験生にとって負担軽減につながります。なお、山手キャンパスでは入学試験を実施していないため、緑園キャンパスと間違えないよう事前に経路を確認しておきましょう。
受験票の交付と成績開示制度
受験票の郵送は行われず、Post@netの「出願内容一覧」から各自でダウンロード・印刷して持参する仕組みです。交付予定日はA日程・共通テスト利用(前期)が1月25日、B日程が2月12日、C日程が3月4日、共通テスト利用(後期)が3月2日と定められています。また、一般入試で不合格だった場合、本人からの申請により総合得点・合格最低点の成績開示を受けることができます(合格した学科の成績開示は行われません)。開示の申請期間は例年5月上旬〜中旬に設定されているため、結果を振り返って次年度の対策に活かしたい場合は忘れずに申請しましょう。
特別な配慮が必要な場合の注意点
身体の障がい等により通常の受験が難しい場合や、入学後の就学に特別な配慮を希望する場合は、出願開始日の1か月前までに入試課へ申請することが求められています。事前相談の際に診断書等の提出を求められることもあるため、該当する可能性がある場合は、出願直前ではなく高3の早い時期から大学公式サイトで手続き方法を確認しておくと安心です。
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検定料と併願割引の仕組み
検定料は一般選抜(A・B・C日程いずれも)が1学科(方式)35,000円で、1回の出願登録で複数学科・複数方式に同時出願する場合は2つ目以降が10,000円になります。複数回に分けて出願すると併願割引は適用されない点に注意が必要です。共通テスト利用選抜は1学科15,000円、2学科目以降10,000円で、一般選抜と共通テスト利用選抜を同一学科に同時出願する場合は共通テスト利用選抜側が10,000円に減額されます。出願にかかる総額を事前に把握しておきたい場合は、大学受験にかかる費用の総額もあわせて参考にしてみてください。
出願書類と調査書の扱い
出願はWeb出願サイト「Post@net」で行い、全出願者に「高校時代等に意欲的・積極的に取り組んだ活動」の選択と、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ」ことについての200字以内の記述が必須です。これらは得点化されませんが、入学後の教育・指導の参考資料として活用されます。また一般選抜では、合否判定ライン上にある受験者に限り、調査書に記載された全体の学習成績の状況(評価平均値)・出欠状況を参考として確認しますが、点数化して評価に加えることはありません。評価平均値がどう扱われるかの一般的な考え方は評定平均とは何かでも紹介しています。
A日程成績優秀者奨学金|最大4年間の授業料相当を給付
A日程(2科目型・3科目型とも対象)の成績上位者には、成績優秀者奨学金が用意されています。1種は4年間の授業料〈基本額〉相当額(初年度889,000円)、2種は入学金相当額(200,000円)を給付する制度で、1種は合計得点率85%以上・上限10名、2種は合計得点率75%以上・上限30名です。総合型選抜・学校推薦型選抜(指定校・公募制・卒業生子女等)で既に合格し入学手続を完了した人も、この奨学金を目的にA日程へ出願できます。さらに、総合型・学校推薦型の入学手続者は「一般入試奨学金無料チャレンジ制度」によりA日程の検定料自体が無料になる仕組みもあり、経済的なメリットが大きい日程だといえます。
学生納付金|初年度と2年次以降の目安
入学後にかかる学生納付金も、事前に把握しておきたい情報の1つです。初年度の納付総額は1,420,300円(入学金200,000円を含む)で、2年次以降は年間1,207,000円です。
| 納付金 | 初年度 | 2年次以降(年間) |
|---|---|---|
| 入学金 | 200,000円 | ― |
| 授業料(基本額) | 889,000円 | 889,000円 |
| 施設設備費 | 307,000円 | 307,000円 |
| 学友会費・奨学会費・諸経費等 | 約24,300円 | 約11,000円 |
| 合計 | 1,420,300円 | 1,207,000円 |
音楽・身体表現専攻などでPA(パフォーミングアーツ)科目を履修する場合は、個人指導15回で100,000円などの実技料が別途必要になります。学納金は社会経済事情に応じて変動する可能性がある旨も募集要項に明記されているため、出願前に最新の金額を確認しておくと安心です。
補欠者・追加合格者制度
一般入試(A・B・C日程すべて)には補欠者制度があり、合格発表と同時に補欠順位がPost@netで通知され、入学手続・辞退の状況に応じて繰上合格が許可されることがあります。また、入学予定者数が定員に満たない場合等に限り、3月以降に追加合格が出ることもあります。一方、共通テスト利用選抜には補欠者制度が設けられていない点は、出願方式を選ぶ際の判断材料の1つになります。
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科目別の出題傾向
ここでは、フェリス女学院大学の一般選抜に関わる科目の出題傾向を確認します。学部改組にともない出題形式が大きく変わったという情報は確認できていないため、公式に示されている出題方針をもとに整理します。なお、過去問の問題文そのものはここでは紹介せず、出題形式や傾向の要約にとどめます。
国語の出題傾向
A日程・B日程の国語は「現代の国語、言語文化(漢文を除く)」の範囲から出題されます。古文は出題範囲に含まれますが、漢文は範囲から除かれている点が特徴です。選択式・記述式の問題を通して総合的な学力を測る方針が示されており、記述式では自らの考えを立論し表現する「思考力・判断力・表現力」が評価されます。共通テスト利用選抜(B日程の共通テスト活用時、前期・後期)の国語は「近代以降の文章のみ」を利用する点も、独自試験とは異なる特徴として押さえておきましょう。
外国語(英語)の出題傾向
A日程・B日程の外国語(英語)は、高等学校の学習指導要領に沿った「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ」「論理・表現Ⅰ」の範囲から、リスニング問題を除いた形で出題されます。共通テストを利用する場合は英語以外にドイツ語・フランス語・中国語・韓国語も選択でき、いずれも「英語」については英検®のスコアに代えることが可能です。英検®CSEスコアはA・B・C日程・共通テスト利用のすべてで得点化できる仕組みのため、外国語の得点戦略は英検対策の進み具合と密接に結び付いています。
地理歴史の出題傾向
A日程・B日程の地理歴史は「歴史総合,世界史探究」または「歴史総合,日本史探究」のいずれかを選択する形式で、地理は一般選抜の個別試験では選択科目に含まれていません(共通テスト利用選抜では地理総合,地理探究も利用可能)。世界史・日本史のどちらを選ぶかは、高校での履修状況や得意分野に応じて早めに決めておくとよいでしょう。
小論文(C日程)の出題傾向
C日程は試験時間60分の小論文が課されます。具体的な出題テーマは年度によって変わりますが、資料や文章を読んで自分の考えを論理的にまとめる形式が想定されます。グローバル教養学部が掲げる「異なる文化や価値観をもつ人々と共生・協働する」という教育目標に沿った、社会的なテーマが扱われる可能性を念頭に置き、日頃から新聞・ニュースに触れておく習慣が対策の土台になります。
解答形式の全体的な傾向
ここまで見てきた各科目に共通する傾向として、選択式・記述式の両方の問題を通して総合的な学力を測る方針が示されている点が挙げられます。記述式では自らの考えを立論し、それを表現することで「思考力・判断力・表現力」が評価されるとされており、単純な知識の暗記だけでは対応しきれない場面が出てくる可能性があります。一方、大学入学共通テストの得点だけで判定される共通テスト利用選抜は、選択式(マーク式)の問題形式に絞って対策を積み重ねれば十分です。この違いは、5つの方式のうちどれを軸にするかを考えるうえでも重要な判断材料になります。
英検®CSEスコア活用の位置づけ
英検®のCSEスコア(総合スコア)は、2023年度第3回検定以降に受験したものが有効で、CSEスコアに0.0413を乗じた数値が得点となり、100点が上限に設定されています。A日程・B日程・C日程・共通テスト利用選抜(前期・後期)のすべてで、この英検®スコアを得点に利用できる点は、他大学と比較してもかなり手厚い仕組みです。英検®の活用方法や大学受験全体での位置づけについては英検と大学受験の関係もあわせて参考にしてください。
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここでは科目別の対策の方針を整理します。ベストスコア方式という仕組み上、どの科目をどの水準まで仕上げるかの優先順位を決めることが対策の出発点になります。
国語の対策
漢文が出題範囲から除かれているため、古文単語・文法と現代文の読解に的を絞った対策が可能です。選択式・記述式の両方に対応する方針が示されているため、選択肢を絞り込む読解力に加えて、要約や自分の意見をまとめる記述練習も並行して行っておくとよいでしょう。共通テスト利用選抜(前期・後期)で国語を使う場合は「近代以降の文章のみ」が対象になる点も踏まえ、古文の対策をどこまで手厚くするかは、志望する入試方式にあわせて調整してください。
外国語(英語)の対策
基礎的な単語・文法を固めたうえで、長文を読んで内容を要約する練習を積み重ねることが土台になります。リスニング問題を除いた読解中心の出題のため、精読と語彙・文法の運用力を優先して鍛えるのが効率的です。あわせて、英検®受験のスケジュールを早めに立てておくことが重要です。CSEスコアが得点化される仕組みを踏まえると、高2のうちに一度受験しておき、現状のスコアを把握したうえで、高3にかけてどこまでスコアを伸ばすかの計画を立てるという進め方が現実的です。
地理歴史の対策
世界史・日本史のどちらか一方に絞って早期に基礎知識を固めておくと、A日程・B日程のどちらでも同じ科目で受験でき、対策の負担を一本化できます。共通テスト利用選抜まで視野に入れる場合は、教科書レベルの基礎知識を一通り身に付けたうえで、資料や史料を読み取って解答する設問形式にも慣れておくと安心です。共通テストでは地理も選択肢に含まれるため、地理を高校で履修している場合は、世界史・日本史に絞らず地理を軸に据えるという進め方も検討する価値があります。
小論文の対策
小論文はC日程でのみ課される科目ですが、「読む・考える・書く」という一連の作業を独学で繰り返すだけでは、上達の実感を得にくい科目です。新聞やニュース記事を読んで自分の意見をまとめる練習を日頃から続け、書いた文章は学校の先生など第三者に見てもらう機会を意識的に作ることをおすすめします。文章の型(序論・本論・結論)を早めに身に付けておくと、限られた60分という試験時間の中でも論理的な構成を保ちやすくなります。
英検®スコアメイクの対策方針
英検®のCSEスコアはA・B・C日程・共通テスト利用のすべてで使える汎用性の高い資産です。高1・高2のうちから継続的に受験し、少しずつスコアを積み上げておくという長期的な戦略が有効です。0.0413を乗じた数値が得点になる計算式を踏まえると、高いCSEスコアを持っているほど、A日程・B日程で「英検®を得点源として選ぶ」という選択肢が現実的になります。英語力そのものの底上げにもつながるため、外国語(英語)の対策と英検®対策は切り離さずに進めるとよいでしょう。
出願時の200字記述への対策
フェリス女学院大学は、出願登録時に「高校時代等に意欲的・積極的に取り組んだ活動」を選び、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ」ことについて200字以内で記述することを全出願者に求めています。得点化はされませんが、直前に慌てて書くと内容が薄くなりやすい項目です。高2のうちから、部活動・委員会・検定試験など「意欲的に取り組んだこと」を1つ具体的に選び、それを通じて何を考え、どう行動を変えたかをメモしておくと、出願時にスムーズに文章化できます。
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学習スケジュールの立て方|学年別の逆算計画
フェリス女学院大学は一般選抜がA・B・C日程と3回あり、共通テスト利用選抜もあわせると出願のタイミングが複数存在します。早い段階で全体像を把握し、逆算で計画を立てることが直前期に慌てないための鍵になります。
高1のうちにやっておきたいこと
高1のうちは、英語・国語の基礎を固めることが最優先です。英検®を得点化する仕組みを活かすなら、高1のうちから英語4技能をバランスよく学習しておくことが、後の対策の負担を大きく左右します。世界史・日本史のどちらを選ぶかも、高1の授業の進み具合を見ながら早めに決めておくと、高2以降の対策がスムーズになります。
高2で固めておきたい基礎
高2は、英語・国語・地理歴史の基礎を仕上げつつ、志望する入試方式の絞り込みを始める時期です。英検®を一度受験しておき、CSEスコアが現時点でどの程度得点に換算されるかを把握しておくと、高3での計画が立てやすくなります。小論文を使うC日程を検討している場合は、高2のうちから新聞・ニュースに触れる習慣をつけておくと、高3での負担が軽くなります。
部活動・学校行事との両立
高1・高2の間は部活動や学校行事に力を入れている生徒も多く、対策時間を十分に確保できない時期があるのは自然なことです。部活動を引退するまでは基礎固めを最優先にし、引退後にまとまった時間を演習量の確保に振り向けるという段階的な計画のほうが、無理なく継続しやすい傾向があります。忙しい時期を見越して、あらかじめ学習内容の優先順位を決めておくことをおすすめします。
高3・逆算のスケジュール
高3の春(4〜6月)は、英語・国語・地理歴史の基礎固めの総仕上げに充てます。夏(7〜8月)は、英検®の本番受験や、A日程で使う科目の絞り込みを進める時期です。秋(9〜11月)は、共通テスト演習とA日程・B日程の過去問(公表範囲)に着手します。下表は、時期ごとに何を優先すべきかの目安をまとめたものです。
| 時期 | 優先する対策 |
|---|---|
| 高3・春(4〜6月) | 英語・国語・地理歴史の基礎の総仕上げ |
| 高3・夏(7〜8月) | 英検®の本番受験、A日程で使う科目の絞り込み |
| 高3・秋(9〜11月) | 共通テスト演習、A日程・B日程の過去問(公表範囲)に着手 |
| 高3・直前期(12月〜) | 共通テスト本番、A日程の得点力仕上げ、C日程・小論文の最終調整 |
直前期は共通テスト本番とA日程の得点力仕上げに集中することが優先です。A日程後、結果を踏まえてB日程・C日程への出願を検討するという2段構え・3段構えの計画が、フェリス女学院大学の入試スケジュールには特に有効です。
出願書類の準備スケジュール
A日程の出願期間は12月19日〜1月15日と、他大学と比べて早めに始まります。調査書は高校に発行を依頼してから受け取るまで数日かかることが多く、出願直前に慌てて依頼すると間に合わないおそれがあります。出願用の証明写真も、制服での撮影や3か月以上前に撮影したものは使用できないという規定があるため、高3の秋のうちに撮影を済ませておくと安心です。必要書類は簡易書留速達での郵送が必要なので、出願登録の締切だけでなく郵送の締切も逆算してスケジュールに組み込んでおきましょう。
浪人生・再挑戦のケースで意識したいこと
現役時に不合格だった場合、浪人して再挑戦するという選択肢もあります。英検®CSEスコアの有効期限(2023年度第3回検定以降)を踏まえ、スコアメイクの計画を立て直す必要がある点に注意が必要です。前年の受験結果を振り返り、A・B・C日程のどの組み合わせが自分に合っていたのかを言語化したうえで、新しい年度の対策計画に反映させることが重要です。また、不合格だった学科の成績開示を申請しておけば、総合得点と合格最低点を把握したうえで、次の年度にどの科目・どの日程を重点的に伸ばすべきかを、感覚ではなく数字にもとづいて判断できます。
週単位でのペース配分の考え方
学年が上がるにつれて、1週間の中で英語・国語・地理歴史にどれだけ時間を割り振るかを、意識的に設計しておくことが重要です。高1・高2は英語・国語の基礎固めを中心に、地理歴史にも週数回は触れる時間を確保するくらいのバランスから始め、高3の夏以降は志望する入試方式に応じた対策の比重を段階的に増やしていくというイメージを持っておくと、直前期に慌てずに済みます。
小論文・記述式の答案は独学だと評価基準が分かりにくいものです
プロ講師が答案の方向性・論理構成を個別に見て、フェリス女学院大学の記述式問題・小論文に対応できる表現力を鍛える対策を一緒に組み立てます。
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独学で目指す場合の壁と対処法
フェリス女学院大学を独学で目指すこと自体は不可能ではありませんが、特有の壁がいくつかあります。特に学部再編・ベストスコア方式・出願手続きという3つの領域は、公式の募集要項を細部まで読み込んで初めて全体像がつかめる情報であり、独学で対策を進める受験生ほど見落としやすいポイントでもあります。ここでは主な壁と、その対処法の考え方を整理します。
学部再編後の情報を独学で追い続ける負担
2025年度の学部再編により、「文学部」という古い情報のまま志望校研究を進めてしまう」という事態が起こりうる大学です。独学の場合、こうした制度変更を毎年自分で確認し続ける必要があり、情報のアップデートを怠ると、出願先の学部名や学科構成そのものの理解が古いままになってしまうリスクがあります。
ベストスコア方式の日程選びを独学で判断しきれない負担
A日程・B日程・C日程はいずれも「ベストスコア方式」ですが、評価対象となる科目・要素の組み合わせが日程ごとに異なります。「本当は共通テストを組み合わせたB日程の方が有利だったのに、A日程だけで判断してしまった」という事態が起こりやすい入試制度です。独学の場合、こうした方式の比較検討を客観的に相談できる相手がいないまま出願計画を進めてしまうリスクがあります。
出願手続き自体の情報量を独学で追いきれない負担
フェリス女学院大学はWeb出願サイト「Post@net」での出願が必須で、事前準備・写真アップロード・入学検定料の支払い・必要書類の郵送という複数のステップを、出願期間内にすべて完了させる必要があります。併願割引は1回の出願登録で複数学科・方式に同時出願した場合のみ適用されるため、この仕組みを知らずに複数回に分けて出願してしまうと、余分な検定料を払うことになりかねません。独学の場合、こうした手続き上の注意点を見落とさないよう、自分自身で最新の募集要項を細部まで読み込む必要があります。
記述式・小論文の対策は独学だと質が上がりにくい
個別試験は選択式・記述式の両方を通して思考力・判断力・表現力を評価する方針が示されており、自己採点だけでは自分の答案のどこが評価されていないのか気づきにくいという壁があります。「量をこなせば伸びる」という思い込みだけで演習を続けてしまうと、同じ癖を直せないまま本番を迎えてしまうリスクがあります。学習方法そのものを見直したい場合は大学受験の勉強法も参考にしてみてください。
独学と併用を組み合わせる考え方
すべてを独学でこなす必要はなく、得意科目は自主学習で伸ばしつつ、日程選びの相談や記述式・小論文の添削だけをプロ講師に絞って依頼するという組み合わせ方もあります。「独学かプロに頼るか」の二択ではなく、対策が難しい部分だけをピンポイントで補うという発想を持つと、限られた時間を効率よく配分しやすくなります。大学受験コース全体のサービス内容は大学受験コースのページで紹介しています。
A・B・C日程どれを軸にすべきか、無料で一緒に整理します
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よくある質問(FAQ)|フェリス女学院大学の入試
フェリス女学院大学の文学部はもう受験できないのですか?
受験できません。文学部は2025年度入学分から募集を停止しており、現在の出願先はグローバル教養学部(国際社会・心理コミュニケーション・文化表現の3学科)のみです。同時に国際交流学部・音楽学部も同じタイミングで新規募集を停止しており、この3学部がまとめてグローバル教養学部に発展的に改組されています。在学生・2024年度以前の入学者は卒業まで旧課程に在籍しますが、これから受験する場合は新学部の入試情報を確認してください。
3学科のうち、入試で有利・不利な学科はありますか?
ありません。国際社会学科・心理コミュニケーション学科・文化表現学科は、入試の科目構成・配点がすべて共通です。学科を選ぶ際は、配点の有利不利を心配せず、興味のある分野・学びたい専攻を基準に決めて問題ありません。
A日程・B日程・C日程は併願できますか?
できます。全学科併願可能で、1学科につきA日程は2科目型・3科目型、C日程は小論文・英検®の方式同士も併願できます。ただし1回の出願登録で同時出願しないと併願割引(検定料の減額)が適用されない点に注意してください。
英検®を持っていないと不利になりますか?
必須ではありません。A日程・B日程は個別試験の国語・外国語・地理歴史だけでも受験でき、英検®はあくまで得点を上乗せ・代替できる選択肢の1つという位置づけです。ただしCSEスコアを持っている場合、A・B・C日程・共通テスト利用のすべてで得点化できるため、対象試験を受けておく価値は大きいといえます。
共通テスト利用選抜と一般選抜、どちらを軸にすればいいですか?
一般選抜(A・B日程)は個別試験で総合的な学力を測る一方、共通テスト利用選抜は本学独自の学力試験を実施せず共通テストの得点だけで判定します。共通テストの得点力に自信がある場合は共通テスト利用選抜を軸に、個別試験の対策に時間をかけられる場合は一般選抜を軸にするという考え方が現実的です。B日程は共通テストも組み合わせられるため、両方の要素を取り入れた選び方もできます。
調査書の内容は合否に影響しますか?
一般選抜では、合否判定ライン上にある受験者に限り、調査書の全体の学習成績の状況(評価平均値)・出欠状況を参考として確認しますが、点数化はされません。ボーダーライン付近でなければ、調査書の内容が直接合否を左右する場面は限定的だと考えられます。
複数学科・複数方式を併願すると検定料はどのくらいかかりますか?
一般選抜は1学科(方式)35,000円が基準ですが、1回の出願登録で複数学科・複数方式に同時出願すれば2つ目以降は10,000円に割引されます。共通テスト利用選抜は1学科15,000円、2学科目以降10,000円で、一般選抜と共通テスト利用選抜を同一学科に同時出願する場合は共通テスト利用選抜側が10,000円に減額されます。複数回に分けて出願すると割引は適用されないため、志望する学科・方式をまとめて1回の出願登録で申し込むことをおすすめします。
入学後の学費はどのくらいかかりますか?
グローバル教養学部の学生納付金は、初年度が入学金を含めて1,420,300円、2年次以降は年間1,207,000円が目安です。音楽・身体表現専攻などでPA(パフォーミングアーツ)科目を履修する場合は、別途実技料が必要になります。社会経済事情によって金額が変動する可能性があるため、出願前に最新の学生納付金額を公式サイトで確認しておくと安心です。
英検®CSEスコアの活かし方を個別に相談できます
A日程・B日程・C日程・共通テスト利用のすべてで得点化できる英検®。今のスコアで何点相当になるか、いつまでに何級を取るべきかを一緒に整理します。
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まとめ|フェリス女学院大学合格への次の一歩
フェリス女学院大学の入試を検討するうえで、まず押さえておきたいのは「文学部」は2025年度入学分から募集停止となっているという事実です。現在の出願先はグローバル教養学部(国際社会学科・心理コミュニケーション学科・文化表現学科)に一本化されています。そのうえで、一般選抜がA日程・B日程・C日程の3回、いずれも「ベストスコア方式」で実施され、日程ごとに評価対象の科目・要素の組み合わせが異なるという制度の複雑さを理解することが、対策の第一歩になります。
3学科は入試の科目構成・配点が共通のため、学科選びは学びたい内容を基準に決め、入試対策は英語・国語・地理歴史の基礎固めと英検®CSEスコアの活用を軸に進めていくとよいでしょう。A日程で結果を出しつつ、B日程・C日程を保険として組み合わせる逆算計画を立てれば、複数回のチャンスを最大限に活かすことができます。年に3回ある一般選抜のうち、どこか1回で合格を決めきる必要はなく、複数日程を組み合わせて挑戦できるという制度そのものが、受験生にとって心理的な余裕につながる仕組みだといえます。
もっとも、A・B・C日程のどれを軸にすべきか、英検®のスコアをどこまで伸ばすべきか、記述式・小論文の答案の質をどう上げるかといった判断は、独学だけで最適解にたどり着くのが難しい部分でもあります。加えて、「文学部」という名称にとらわれず、グローバル教養学部の現行制度を正確に理解したうえで出願準備を進めることも、遠回りをしないための大切な前提です。出願書類の準備・検定料の併願割引・奨学金制度まで含めて早めに全体像を把握しておくことが、フェリス女学院大学合格への着実な一歩になります。
フェリス女学院大学の入試傾向を踏まえたうえで、自分に合った対策の進め方を相談したい場合は、無料相談を活用してみてください。大学受験コース全体の内容は大学受験コースのページでご確認いただけます。本記事の情報は執筆時点のものです。最新情報は必ず大学公式サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。