「同志社大学経済学部を目指しているが、全学部日程・学部個別日程・共通テスト利用入学試験のどれを軸に対策すればいいのかわからない」——関関同立の中でも志願者数の多いこの学部は、複数の選抜方式を持つぶん、優先順位の付け方に迷いやすいところがあります。結論から言うと、全学部日程と学部個別日程は試験日が違うだけで科目・配点は完全に同一(外国語200点・国語150点・選択科目150点の合計500点)という設計になっており、実質的には同じ勝負に2回挑めるという理解がまず出発点になります。
同志社大学経済学部は、法学部のように複数学科に分かれておらず経済学科のみの単一学科で構成されています。2026年度一般選抜の結果では、全学部日程の実質倍率が3.3倍(合格最低点361点、得点率72.0%)、学部個別日程も実質倍率3.3倍(合格最低点345点、得点率69.0%)と、両日程でほぼ同水準の結果でした。この記事では、同志社大学が公表している直近の入学試験要項と入試結果データをもとに、一般選抜(全学部日程・学部個別日程)と共通テスト利用入学試験の科目構成・配点、公式データから読み解ける科目別の得点傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。高1〜高3の現役生はもちろん、浪人生・再受験生が併願戦略を組み立てる際の土台としても活用できる内容です。
経済学部は関関同立の中でも志願者数が多い学部の一つで、共通テスト利用まで含めると年間の総志願者数は一般選抜だけで6,000名を超える規模になります。先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員・倍率・合格最低点などの数字は、2026年度(2026年2月実施)の一般選抜入学試験・大学入学共通テストを利用する入学試験の入学試験要項および同年度の入試結果に基づくものです。本記事執筆時点(2026年9月)では、2027年度(2027年2月実施予定)の詳細な入学試験要項はまだ公表されておらず、2026年11月初旬に公開予定とされています。入試制度は年度によって変更されることがあるため、出願にあたっては必ず同志社大学の公式サイトおよび最新の入学試験要項でご確認ください。
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【結論】同志社大学経済学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。同志社大学経済学部の一般選抜入学試験には、文系学部共通の問題で実施される「全学部日程」と、経済学部単独で実施される「学部個別日程」の2方式があり、これとは別に大学入学共通テストの成績を利用する「大学入学共通テストを利用する入学試験」があります。
| 試験区分 | 募集人員(経済学科) | 科目構成 | 配点合計 |
|---|---|---|---|
| 全学部日程(2月5日) | 510名(学部個別日程と合算) | 外国語200点+国語150点+地歴公民数学(選択)150点 | 500点 |
| 学部個別日程(2月6日) | 同上 | 外国語200点+国語150点+地歴公民数学(選択)150点 | 500点 |
| 共通テスト利用 | 27名 | 外国語200点+国語200点+数学ⅠA(必須)100点+選択科目(数学ⅡBC/地歴/公民/理科から1科目)100点 | 600点 |
出典: 同志社大学「2026年度入学試験要項」。全学部日程と学部個別日程は試験日が異なるだけで、科目構成・配点・試験時間帯まですべて同一という点は、他の私立大学ではあまり見られない同志社大学の一般選抜の大きな特徴です。共通テスト利用は個別学力検査を課さず、共通テストの得点のみで合否を判定する点が一般選抜と大きく異なります。
経済学科ひとつだけの学部、その意味
法学部が法律学科・政治学科の2学科に分かれているのに対し、経済学部は経済学科のみの単一学科という構成です。学科選択で迷う必要がない一方、募集人員510名という規模の中で全国から志願者が集まるため、学科ごとの募集枠に分散する法学部とは違った競争環境になります。共通テスト利用も同様に経済学科27名の枠に一本化されており、出願方式ごとに学科を選び直す手間がないのは経済学部ならではのわかりやすさだと言えます。
2026年度実績に見る倍率・合格最低点
2026年度一般選抜の結果では、経済学部(募集510名)は全学部日程が志願者2,259名・受験者2,166名・合格者659名(実質倍率3.3倍、合格最低点361点/500点=72.2%)、学部個別日程が志願者4,169名・受験者4,008名・合格者1,226名(実質倍率3.3倍、合格最低点345点/500点=69.0%)でした。学部合計では志願者6,428名・受験者6,174名・合格者1,885名で実質倍率3.3倍という結果です。共通テスト利用入学試験では、志願者1,550名・合格者413名で実質倍率3.8倍と、一般選抜よりやや高めの倍率になっています。これらはあくまで2026年度の実績であり、年度によって変動しうる数字として捉えることをおすすめします。
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同志社大学経済学部とは|学部の特徴と求められる力
同志社大学は、1875年(明治8年)に新島襄によって京都に創立された同志社英学校を起点とする大学です。新島襄は1864年に国禁を犯して国外へ出て約10年間アメリカ・ヨーロッパで学び、キリスト教の洗礼を受けて帰国したのち、自治自立の精神を涵養し、国際感覚豊かな人物を育成することを建学の理念としました。経済学部はこの伝統ある大学を構成する学部の一つで、今出川キャンパスに事務室を置いています。
経済学部のアドミッションポリシーが求める人物像
同志社大学経済学部のアドミッションポリシーは、幅広い教養を身につけるための科目、経済学の系統的・段階的理解、問題発見と問題解決能力の強化をはかる科目を提供し、主体的な学修を促すことで、国際化する経済・社会の状況に対応し広く社会のために行動しうる「自治自立」の人物を養成することを教育目標に掲げています。学力の3要素別では、言語的能力・数理的能力といった基礎学力(知識・技能)、経済学的知見をもとに問題解決方法を提案できるようになるための学修意欲(思考力・判断力・表現力)、経済・社会の課題に自ら関わり貢献しようとする意志(主体性・多様性・協働性)を求める学生像として示しています。志望理由書や面接的な機会がある場合は、この3要素を意識して自分の関心と結びつけて言語化できると、志望動機の解像度が上がります。
8セメスターで学ぶカリキュラムの流れ
経済学部のカリキュラムは4年間・8セメスター制で、段階的に専門性を深めていく構成です。1年次は「経済理論入門」「日本経済入門」などの導入科目からスタートし、2年次には「初級ミクロ経済学」「初級マクロ経済学」といった基礎科目を学びながら2年次演習を開始します。3年次は「中級ミクロ経済学」「金融」など基幹科目に取り組みつつ3年次演習1・2に進み、4年次は卒業研究で仕上げに入るという4段階のステップアップ方式です。基幹科目は理論経済学・応用経済学・経済政策/環境経済・経済統計学・経済学説/経済思想・グローバル経済/経済史・経済情報/情報システム学の7領域に分かれており、少人数制の「エコノミクス・ワークショップ」(プライマリ/アドバンストの2段階)という特色ある科目も用意されています。入試対策の段階では、こうしたカリキュラムの全体像を漠然とでも把握しておくと、志望理由の一貫性が高まります。
今出川キャンパスと学部の規模
経済学部の授業は今出川キャンパスで行われ、経済学部事務室も同キャンパス内にあります。2027年度の経済学部(経済学科)入学定員は893名と公表されており、このうち一般選抜(全学部日程+学部個別日程)で募集するのが510名、共通テスト利用で募集するのが27名です。残りの定員は自己推薦入試(学校推薦型選抜)や指定校制推薦入学試験など、一般選抜以外の複数の選抜制度でまかなわれています。「一般選抜の募集人員」と「学科全体の入学定員」は異なる数字である点に注意してください。同じ2027年度の入学定員表では、経済学部はAO入試(総合型選抜)・社会人特別選抜入試・海外修学経験者(帰国生)入試は実施しないことも公表されています。同じ同志社大学の法学部の入試傾向と対策もあわせて確認しておくと、関関同立内での併願戦略を組み立てやすくなります。
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一般選抜の入試方式と科目構成|全学部日程・学部個別日程・共通テスト利用の配点・募集人員
ここからは、同志社大学経済学部の一般選抜の科目構成と配点を、全学部日程・学部個別日程・共通テスト利用入学試験のそれぞれについて詳しく見ていきます。一般選抜の解答形式はマークシート方式ではなく、できるだけ記述式とし、論理的思考力や正確な表現力をみるよう工夫されていることが同志社大学のアドミッション・ポリシーで明示されている点も押さえておきたいポイントです。
出願資格の基本
一般選抜に出願できるのは、高等学校又は中等教育学校を卒業した者、及び卒業見込みの者などが基本です。外国の教育課程を修了した者や高等学校卒業程度認定試験の合格者など、複数の出願資格区分が用意されているため、通常の高校卒業ルート以外で出願を検討している場合は、入学試験要項の「出願資格」の項目を早めに確認しておくと安心です。指導内容や出願戦略の相談は大学受験コースのページでも受け付けています。
全学部日程の科目構成と配点
全学部日程(文系)は、経済学部を含む神学部・文学部・社会学部・法学部・商学部・政策学部など多くの文系学部が同一問題で受験する方式で、2026年度は2月5日(木)に実施されました。外国語・国語・地理歴史または公民または数学(1科目選択)の3教科で、配点合計は500点です。
| 教科 | 出題範囲 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 外国語 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ+論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | 100分(10:00〜11:40) | 200点 |
| 国語 | 現代の国語+言語文化+論理国語+文学国語+古典探究 | 75分(12:50〜14:05) | 150点 |
| 地歴公民数学(選択) | 日本史探究・世界史探究・政治経済・数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B「数列」「統計的な推測」・C「ベクトル」)から1科目 | 75分(14:50〜16:05) | 150点 |
見落とせないのが選択科目の範囲です。地歴公民数学の選択肢に「地理」は含まれておらず、日本史探究・世界史探究・政治経済・数学の4択となっています。地理選択で受験勉強を進めてきた受験生が同志社大学経済学部を一般選抜で受ける場合、日本史・世界史・政治経済・数学のいずれかに切り替える必要がある点は、早い段階で知っておく価値のある情報です。合否判定は3教科の総合点で行われ、1教科でも欠席した場合は合否判定の対象外となります。
学部個別日程の科目構成と配点(全学部日程との共通点)
学部個別日程は、経済学部単独で実施される方式で、2026年度は2月6日(金)に実施されました。科目構成・配点・試験時間帯は全学部日程と完全に同一で、外国語200点・国語150点・地歴公民数学(選択、地理を除く4択)150点の合計500点です。異なるのは試験日と、当日の問題そのものだけです。全学部日程・学部個別日程のどちらも受験する場合、同じ科目構成・同じ配点構造の入試に2回挑めることになるため、1回目の手応えを踏まえて2回目までの数日間で弱点を補強する、という戦い方がしやすいのが同志社大学経済学部の一般選抜の特徴です。
英語80点の基準点という重要ルール
同志社大学経済学部で必ず知っておくべきルールが、英語の基準点です。法学部および経済学部は英語(200点満点)に基準点80点を設けています。英語が79点以下の場合、3教科の総得点が合格最低点を上回っていても不合格となります。これは全学部日程・学部個別日程のどちらにも共通するルールです。国語・選択科目でどれだけ得点を稼いでも、英語が基準点を割り込むと合否判定の土俵に乗れないという意味で、英語対策には特に力を入れておく必要があります。
選択科目間の得点調整
経済学部を含む複数の学部では、科目選択による有利・不利を解消するため、大学独自の計算式による得点調整が実施されます。150点満点の科目では、調整点=(得点−当該科目の平均点)÷当該科目の標準偏差×15+選択科目全ての平均点、という式で算出され、調整点が0点未満なら0点、150点を超える場合は150点に補正されます。「日本史を選んだ人が世界史選択者より不利にならないか」といった科目間の得点差は、この調整によってある程度平準化される仕組みだと理解しておくとよいでしょう。
共通テスト利用入学試験の配点
共通テスト利用入学試験は、大学入学共通テストの得点をもとに合否を判定する方式で、個別学力検査は課されません。外国語200点・国語200点に加えて、数学は「数学Ⅰ,数学A」が必須100点、そのうえで残り1科目を「数学Ⅱ,数学B,数学C」「地理歴史」「公民」「理科」の中から自由に選んで100点という構成です。合計600点で、経済学科27名を募集しています。
| 教科 | 共通テストでの扱い | 配点 |
|---|---|---|
| 外国語 | 英語はリーディング・リスニング(合計300点満点)から200点満点に換算 | 200点 |
| 国語 | 『国語』(必須) | 200点 |
| 数学① | 『数学Ⅰ,数学A』(必須) | 100点 |
| 選択1科目 | 『数学Ⅱ,数学B,数学C』・地理歴史・公民・理科のいずれか高得点の1科目 | 100点 |
この配点構成は、数学ⅠA・ⅡBCの両方を必須とする法学部の共通テスト利用とは異なり、数学ⅠAだけを必須にしたうえで、残り1科目は数学ⅡBC・地歴・公民・理科から自由に選べるという柔軟な設計になっています。数学が得意なら数学ⅡBCで押し切ることもできますし、地歴や理科が得意であればそちらで得点を稼ぐという選択肢も用意されているため、共通テストでの得意科目の組み合わせ次第で戦い方の幅が広がるのが経済学部の特徴です。英語のリスニングが免除される受験生は、リーディングの得点(100点満点)を2倍して合否判定に利用する措置がとられます。
検定料・出願期間・合格発表の日程
2026年度の日程は、一般選抜(全学部日程・学部個別日程共通)の出願期間が2025年12月18日(木)〜2026年1月8日(木)、共通テスト利用も同じ期間でした。入学検定料は一般選抜が1受験につき35,000円、共通テスト利用が15,000円で、一般選抜を全学部日程・学部個別日程の両方に出願すると検定料は合計70,000円かかります。合格発表は経済学部の場合、全学部日程・学部個別日程とも同日の2026年2月15日(日)で、これは法学部(2月17日)など他の多くの学部より発表日が早い部類に入ります。入学手続は第1次(登録料200,000円)が2026年2月25日(水)まで、第2次(学生納付金残額)が2026年3月11日(水)までとされていました。正規合格者の入学手続状況によっては追加合格が実施される場合もあり、経済学部では追加合格候補者名簿への登録が2月15日、入学意思確認書の提出締切が3月5日必着、追加合格者発表が3月14日という流れで案内されています。これらはあくまで2026年度の実績であり、2027年度の日程は本記事執筆時点でまだ公表されていません。
初年度に必要な学費の目安
入試対策と並行して、家庭で押さえておきたいのが入学後の学費です。2026年度入学生の場合、経済学部の初年度納付金は合計1,179,500円で、内訳は入学金200,000円・授業料803,000円・教育充実費167,000円・学会費4,500円・父母会費5,000円となっています。入学金は初年度のみの徴収で、第2〜4年次は授業料1,003,000円と教育充実費167,000円が毎年かかる計算です。これに加えて検定料(一般選抜35,000円/回、共通テスト利用15,000円)や、受験する日程・方式の数に応じた交通費・宿泊費なども発生するため、出願をどこまで広げるかは学習計画だけでなく家庭の予算とあわせて早めに話し合っておくことをおすすめします。学費の詳細な内訳や奨学金制度は、出願年度の入学試験要項および大学公式サイトの最新情報で必ず確認してください。
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科目別の出題傾向|英語・国語・地歴公民数学で何が問われるか
ここからは科目別に、同志社大学経済学部の出題傾向を見ていきます。以下は同志社大学が公表する2026年度の科目別平均点データを読み解いた分析であり、過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できません。年度によって出題内容・平均点は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
英語の得点分布から見えること
2026年度の科目別平均点によれば、経済学部全学部日程の英語(200点満点)は受験者平均142点・合格者平均163点(得点率71.0%・81.5%)、学部個別日程は受験者平均134点・合格者平均157点(得点率67.0%・78.5%)でした。200点満点中の得点率が7割前後に達しており、他教科と比べて得点しやすく高得点勝負になりやすい教科だとわかります。一方で、基準点80点を割り込むと即不合格になる制度がある以上、「得意だから後回し」にはできない教科でもあります。学部個別日程は全学部日程より平均点がやや下がっており、日程による難易度差の可能性も踏まえておくとよいでしょう。
国語の得点分布から見えること
国語(150点満点)は、全学部日程で受験者平均102点・合格者平均115点(得点率68.0%・76.7%)、学部個別日程で受験者平均92点・合格者平均104点(得点率61.3%・69.3%)でした。英語より得点率が低く、特に学部個別日程は全学部日程より平均点が10点ほど下がっており、教科の中では差がつきやすい部類だと読み取れます。現代の国語・言語文化・論理国語・文学国語・古典探究という5科目分野から出題されるため、現代文・古文の両方をバランスよく仕上げておく必要があります。
地歴公民数学(選択科目)の得点分布から見えること
地歴公民数学(150点満点)の平均点は、全学部日程で日本史91点・世界史91点・政治経済91点・数学91点(受験者平均)と、選択科目間でほぼ差が出ていません。選択科目間の得点調整が実施されているため、どの科目を選んでも平均点付近に大きな差が出ない設計になっていることがこの数字からもうかがえます。学部個別日程では日本史94点・世界史94点・政治経済94点・数学94点と、全学部日程よりわずかに平均点が高い傾向も見られます。得点調整の存在を踏まえると、「得点しやすい科目を選ぶ」という発想よりも、自分が最も得意な科目を選び、そこで平均点を上回る力をつけることの方が重要だと言えます。
全学部日程と学部個別日程、平均点の違いから読み解く
同じ科目・配点であっても、全学部日程と学部個別日程では受験者層と平均点がわずかに異なります。英語・国語は学部個別日程の方が全学部日程より受験者平均点が低く、地歴公民数学は逆に学部個別日程の方がやや高い傾向が2026年度のデータから読み取れます。この傾向をそのまま次年度に当てはめることはできませんが、「全学部日程で英語や国語が伸び悩んでも、学部個別日程でまだ挽回の余地がある」という心構えを持っておくと、1回目の結果に一喜一憂しすぎずに2回目へ気持ちを切り替えやすくなります。逆に地歴公民数学で得点源を作れている場合は、その強みを両日程で安定して発揮できるよう、演習の質を落とさないことが大切です。共通テスト利用を検討している場合も、この科目別の得点分布は参考になります。数学ⅠAが必須である以上、模試や過去問演習を通じて数学の基礎が安定しているかどうかを早めに見極め、残り1科目を数学ⅡBCで戦うか地歴・公民・理科に切り替えるかの判断材料にするとよいでしょう。
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。英語は基準点80点を確実に超える安定感、国語は現代文・古文の精度、地歴公民数学は選択科目を早期に固めて演習量を確保することがそれぞれのカギになります。
英語の対策
英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲと論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの6科目を範囲とする100分・200点の試験である以上、まずは基準点80点を安定して超える基礎力を高2のうちに固めておくことが大前提です。合格者平均が160点前後(得点率8割程度)に達している以上、周囲の受験生も高得点を取ってくる教科だと想定し、単語・文法・読解のいずれにも穴がない状態を高3の夏までに作っておくと安心です。過去問演習を通じて、大問構成と時間配分の感覚を掴んだうえで、記述式の設問(要約・和文英訳・内容説明など)が含まれる可能性を踏まえ、単なる選択式対策にとどまらない書く力も並行して鍛えておくことをおすすめします。
国語の対策
国語は現代の国語・言語文化・論理国語・文学国語・古典探究という5科目分野を範囲とし、75分・150点の試験です。学部個別日程の平均点(受験者平均92点)は全学部日程より低い傾向があり、現代文・古文どちらも苦手を残さない仕上げ方が合否を分ける可能性があります。現代文は評論文を中心に、論理的な文章構造を読み解く練習を新書レベルの文章で日常的に積んでおくと効果的です。古文は文語文法・古文単語の基礎を高2までに固め、高3では和歌修辞法や文学史まで対応できる状態を目指すのが理想です。塾や家庭教師を活用する場合の費用感については大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
地歴公民数学の対策
地歴公民数学は日本史探究・世界史探究・政治経済・数学の4択で、地理は選択できません。得点調整が実施される以上、「有利な科目を選ぶ」という発想よりも、最も高い得点を安定して取れる科目を早期に一つ決めることが遠回りを避けるポイントです。日本史・世界史を選ぶ場合は、教科書の記述を丸暗記するのではなく、時代背景や制度の目的を自分の言葉で説明できるレベルまで理解を深めておくと、記述式の設問にも対応しやすくなります。政治経済を選ぶ場合は教科書レベルの知識に加えて時事的な話題にも関心を持っておくと安心です。経済学部を志望するなら、政治経済で学ぶ需要と供給・財政政策などの基礎概念は、入学後の経済学の授業内容ともつながりやすいという副次的なメリットもあります。数学を選ぶ場合は、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cという範囲の広さを踏まえ、標準レベルの問題集を1冊仕上げる形で全範囲をカバーしておくことが得点の安定につながります。
過去問演習の進め方
過去問演習を始める時期は、遅くとも高3の夏休みが一つの目安です。最初から本番同様の制限時間で解くのではなく、まずは大問構成に慣れることを優先し、慣れてきた段階で時間を計る演習に移行するという2段階のステップを踏むと挫折しにくくなります。演習後は正誤の確認だけで終わらせず、間違えた設問について「知識不足」「時間不足」「読み間違い」のどれが原因だったかを記録しておくと、次の演習で意識すべきポイントが明確になります。全学部日程と学部個別日程は科目・配点が同一のため、片方の過去問演習で培った力をそのままもう片方の対策にも転用できる点は、同志社大学経済学部ならではの効率化ポイントです。
関関同立併願との両立
同志社大学経済学部を第一志望としながら、関西大学・関西学院大学・立命館大学など他の関関同立各大学を併願するご家庭は少なくありません。私立大学文系は大学ごとに複数の選抜方式を持つケースが多く、同志社の全学部日程・学部個別日程・共通テスト利用と、併願校の選抜方式とでは出願スケジュールの組み方自体が変わってきます。併願校対策に時間を割きすぎて同志社向けの対策が手薄にならないよう、高3の秋以降は志望校ごとに「今週はどの大学の過去問を優先するか」を明確にしながら演習時間を配分する工夫が有効です。共通テスト利用方式で併願する大学がある場合は、共通テストの得点をどちらにも活かせるため、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと併願戦略全体の効率が上がります。同志社大学法学部の入試傾向と対策もあわせて確認し、同じ大学の異なる学部での併願も視野に入れておくと、選択肢の幅が広がります。
全学部日程・学部個別日程・共通テスト利用、どれを軸にするかも一緒に考えられます
配点構造も出願戦略も複雑な3方式のうち、どれにどれだけ比重を置くべきかを、現在の得意分野をもとに個別に相談できます。
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
同志社大学経済学部は、全学部日程・学部個別日程が同一配点である一方、共通テスト利用は数学ⅠAが必須で残り1科目を自由に選べるという独自の配点構造を持つため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験科目を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法の基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。国語は、この時期から評論文や新書を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な読解対策に入った際の伸びが早くなります。地歴公民数学のどの科目を選択科目にするかは、高1の授業内容への関心や得意不得意を見ながら少しずつ絞り込んでいくとよいでしょう。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、共通テスト利用も視野に入れるかどうかを意識し始める時期です。共通テスト利用では数学ⅠAが必須のため、文系であっても数学Ⅰ・Aの基礎を高2の終わりまでに一通り仕上げておく必要があります。共通テスト利用の残り1科目を数学ⅡBCで戦うか、地歴・公民・理科で戦うかも、高2のうちに得意不得意を見ながら方向性を決めておくと、高3の演習を無駄なく進められます。英語は基準点80点を安定して超えられる状態を、この時期のうちに一度作っておくと、高3の演習が過去問中心にスムーズに移行できます。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、全学部日程・学部個別日程どちらも受けることを前提に対策を進める時期になります。共通テスト利用にも出願するかをこの時期に固めておくと、直前期の対策の的が絞りやすくなります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 英語は基準点80点を安定して超える精度を固め、国語は現代文・古文の読解演習量を増やす |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、大問ごとの時間配分と得点の取りこぼしを確認していく |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テスト対策の比重を一時的に高める。共通テスト利用入学試験での出願も視野に入れる |
| 共通テスト後〜全学部日程・学部個別日程 | 共通テストの自己採点をもとに、全学部日程(2月上旬)・学部個別日程(2月上旬)に向けて総仕上げに専念 |
共通テスト後から全学部日程・学部個別日程までの期間は限られているため、英語・国語・選択科目の総仕上げを効率よく進める計画を事前に立てておく必要があります。過去問演習の段階から、大問ごとに「制限時間内に着手できたか」「どの設問で時間を使いすぎたか」を記録しておくと、直前期の優先順位づけがスムーズになります。
共通テスト利用をどう使うか
共通テスト利用は個別学力検査を課さないため、共通テストの自己採点結果を見てから出願を判断できる利点があります。数学ⅠAが必須のため、数学の基礎が固まっていることが前提になりますが、残り1科目は得意な地歴・公民・理科でも戦える点は、法学部の共通テスト利用(数学2科目とも必須)より選択の自由度が高い部分です。数学ⅡBCまで得意な場合はそのまま数学で押し切る、地歴や理科の方が得点源になる場合はそちらに切り替えるという判断を、高3の早い段階から視野に入れておくと、共通テスト後の出願判断がスムーズになります。
浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が同志社大学経済学部を再受験する場合、全学部日程・学部個別日程・共通テスト利用のいずれについても、受験する年度の情報を新たに確認し直す必要があります。現役時の倍率や合格最低点をそのまま前提にすると、年度による変動幅に対応できなくなるリスクがあります。浪人期間は、現役時に手薄だった科目や、基準点が設けられている英語を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。予備校の集団授業に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶことをおすすめします。学習計画全体の立て方は大学受験の勉強法でも取り上げているので、あわせて参考にしてください。
模試の活用法とスケジュールの見直し方
逆算スケジュールは、一度立てたら固定するものではありません。記述式模試の答案返却をきっかけに、科目ごとの配分を定期的に見直すことが、複数の選抜方式を持つ同志社大学経済学部では特に重要になります。模試の判定そのものよりも、記述式の設問でどの程度部分点を積み上げられているか、選択式の設問でどの分野を落としているかという中身を確認する習慣をつけると、次の模試までに何を優先すべきかが具体的に見えてきます。特に高3の夏以降は、模試の答案を受け取ったら1週間以内に「今回の失点原因」と「次回までの対策」を書き出しておくと、直前期に同じ失点パターンを繰り返すリスクを減らせます。英語で基準点80点を安定して超えられているか、国語・地歴公民数学で合格者平均に近づけているかを、模試ごとに数字で確認する習慣も併せて持っておくとよいでしょう。
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独学で目指す場合の壁と対処法
同志社大学経済学部は、記述式中心の解答形式、英語80点の基準点、選択科目間の得点調整、共通テスト利用の柔軟な選択科目制度など、制度そのものが複雑という特徴を持つ入試です。知識のインプットは独学でも十分進められますが、記述答案の採点基準や制度全体の見極めは独学だけでは難しい面があります。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 記述式中心の採点基準が独学ではわからない
同志社大学の一般選抜はマークシート方式をとらず、できるだけ記述式で論理的思考力や正確な表現力をみる方針が公式に示されています。採点基準そのものは公表されておらず、参考書の模範解答と見比べるだけでは自分の答案の減点箇所を把握しにくいというのが独学最大の壁です。特に国語は、現代文の記述問題で「どこまで書けば部分点がもらえるのか」の線引きが独学だと曖昧になりがちで、英語の英作文的な設問も、文法的には大きな誤りがなくても、より自然で減点されにくい表現が他にあるケースは少なくありません。自分の答案を客観的に見比べる相手がいないまま演習を重ねると、同じクセを直せないまま本番を迎えてしまうことがあります。
壁2: 単一学科でも出願方式ごとの戦略判断は独学では難しい
経済学部は学科こそ一つですが、全学部日程・学部個別日程・共通テスト利用という募集人員・配点・出願期間が異なる複数の選抜方式を持っています。どの方式にどれだけ出願・対策の比重を置くべきかという戦略的な判断は、情報収集だけでは最適解にたどり着きにくいという構造的な難しさがあります。特に共通テスト利用は数学ⅠA必須のうえで残り1科目を自由に選べるという他学部とは異なる配点であるため、共通テストの自己採点結果をもとにどの科目で出願するかの判断を、一人で抱え込んでしまうケースも少なくありません。
壁3: 得点調整・基準点など制度の複雑さ
選択科目間の得点調整、法学部・経済学部だけに設けられた英語80点の基準点、全学部日程と学部個別日程の募集人員が合算表記されているなど、同志社大学経済学部の入試制度は情報を正確に読み解く力そのものが求められます。「英語が得意だから大丈夫」という思い込みだけで基準点の存在を見落とすと、総得点では合格ラインに届いていても不合格になりかねません。独学の場合、こうした制度の細部を自分だけで継続的に正確に把握し続けるのは意外と負担が大きく、学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に制度の要点を整理してもらえると、こうした見落としを防ぎやすくなります。
壁4: 自分の答案が合格ラインとどれだけ離れているかがわからない
同志社大学は科目別の平均点・合格最低点を公表していますが、これはあくまで受験者全体の集計データであり、自分の答案がその中でどの位置にあるのかは、模試や過去問演習の自己採点だけでは正確に測りにくいという壁があります。特に記述式の設問は自己採点のブレが大きく、「合格者平均には届いているつもりでも、実際は基準点ぎりぎり」というケースも起こりえます。過去問演習の段階から、可能であれば添削を受けられる相手を確保し、自己採点と第三者評価のズレを早期に把握しておくことが、直前期になって慌てないための備えになります。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、記述答案の添削や出願戦略の判断など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 英語 | 単語・文法の暗記、長文の多読 | 記述式設問の添削、基準点80点を超える精度の確認 |
| 国語 | 古文単語・文語文法の暗記、漢字の書き取り | 現代文・古文の記述答案の添削 |
| 地歴公民数学 | 教科書レベルの暗記、標準問題の反復演習 | 時代背景・制度理解の深掘り、選択科目の最終決定 |
| 出願戦略 | 各方式の募集要項の確認 | 全学部日程・学部個別日程・共通テスト利用の使い分け |
1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「国語の記述添削だけ」「出願戦略の相談だけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、記述の精度や戦略設計が頭打ちになっている部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。特に出願戦略の設計は、一度整理してもらえれば以降は本人が主体的に進められることが多いため、学習の初期段階で一度プロに相談し、方向性を固めてから独学に戻るという使い方も選択肢の一つです。
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よくある質問(FAQ)
全学部日程と学部個別日程、両方受けるべきですか?
両方受けることをおすすめします。科目構成・配点が完全に同一のため、対策の手間を増やさずに合格のチャンスを2回に増やせます。試験日が2月5日(全学部日程)と2月6日(学部個別日程)で異なるため、同一実施日内での併願制限にも引っかかりません。
地理選択でも同志社大学経済学部を受験できますか?
一般選抜(全学部日程・学部個別日程)では受験できません。地歴公民数学の選択肢は日本史探究・世界史探究・政治経済・数学の4択で、地理は含まれていません。ただし共通テスト利用入学試験では地理歴史(地理総合・地理探究を含む)を選択科目の一つとして使えるため、共通テスト利用であれば地理を活かして出願できます。
英語が高得点でも不合格になることはありますか?
基準点そのものを下回っていなければ、英語の高得点が原因で不合格になることはありません。法学部および経済学部は英語(200点満点)に基準点80点を設けています。この基準点は「79点以下だと不合格」という下限のルールであり、英語が79点以下だと総得点が合格最低点を上回っていても不合格になります。逆に言えば、80点さえ超えていれば英語の点数の高さそのものが不合格の原因にはなりません。
共通テスト利用入学試験は数学だけでなく地歴や理科でも受験できますか?
できます。共通テスト利用は数学ⅠAが必須ですが、残り1科目は数学ⅡBC・地歴・公民・理科から自由に選べます。理系科目に強い受験生でも、地歴や理科が得意であればその科目で挑戦できる柔軟な配点になっています。個別学力検査は課されないため、共通テストの成績のみで合否が判定されます。
経済学部に学科やコースの違いはありますか?
ありません。経済学部は経済学科のみの単一学科で構成されており、法学部のように出願段階で学科を選ぶ必要はありません。入学後はカリキュラムの中で理論経済学・応用経済学・経済政策/環境経済など7つの基幹科目領域から関心に応じて科目を選択していく形になります。
2026年度の倍率がそのまま次の年度にも当てはまりますか?
そうとは限りません。2026年度は全学部日程・学部個別日程とも実質倍率3.3倍、共通テスト利用が3.8倍という結果でしたが、これらは年度によって変動しうる数字です。過去の倍率・合格最低点はあくまで参考実績として捉え、最新年度の情報は出願直前まで確認することをおすすめします。
2027年度の入学試験要項はいつ公表されますか?
本記事執筆時点(2026年9月)では公表されていません。2027年度の入学定員(893名)のみ公表済みですが、詳細な入学試験要項は2026年11月初旬に公開予定とされています。要項が公表される前でも、全学部日程・学部個別日程・共通テスト利用という3方式の枠組みや、経済学科のみの単一学科であることなど、入試制度の大枠は例年大きくは変わらない傾向にありますが、配点や募集人員の詳細は必ず最新の入学試験要項で確認してください。
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まとめ|同志社大学経済学部合格への次の一歩
同志社大学経済学部の入試は、全学部日程・学部個別日程(いずれも配点合計500点)・大学入学共通テストを利用する入学試験(配点合計600点)という3方式で構成され、全学部日程と学部個別日程は科目・配点が完全に同一という珍しい設計になっています。表面的な科目の共通点だけを見て対策を組むと、地理が選択できないことや英語80点の基準点といった細部を見落としかねません。まずは自分がどの方式に出願するかを早めに絞り込み、その配点構造に合わせて対策の優先順位を決めることが欠かせません。
経済学部は経済学科のみの単一学科というシンプルな構成である一方、共通テスト利用では数学ⅠA必須のうえで残り1科目を自由に選べるという柔軟さもあります。「去年の倍率なら大丈夫」という発想は禁物で、配点比率だけを見て科目の優先順位を決めるのではなく、英語・国語・地歴公民数学それぞれでどれだけ得点できるかを軸に学習計画を組むことが、この学部の入試傾向に合った対策の考え方だといえます。
浪人・再受験を検討している場合や、他の関関同立各大学との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。配点に直結する科目を正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、複数の選抜方式を持つ同志社大学経済学部では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と本番で必要な得点との差を定期的に数値で確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。特に共通テスト利用の残り1科目をどれにするかは、高3の模試結果を見ながら柔軟に見直せる判断項目として覚えておくとよいでしょう。全学部日程・学部個別日程・共通テスト利用のどこまで出願するかといった判断は、受験生本人だけで抱え込まず、保護者や指導者と早めに共有しておくことも、直前期の混乱を防ぐうえで大切です。
本記事の情報は執筆時点(2026年度入学試験要項、および2026年度一般選抜・共通テスト利用入学試験の入試結果データ)のものです。2027年度の入学試験要項は執筆時点で未公表のため、入試制度・配点・募集人員は変更される可能性があります。出願前には必ず同志社大学公式サイト・最新の入学試験要項でご確認ください。
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全学部日程・学部個別日程・共通テスト利用、どれを軸にするかも一緒に考えられます
配点構造も出願戦略も複雑な3方式のうち、どれにどれだけ比重を置くべきかを、現在の得意分野をもとに個別に相談できます。
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