2026/09/05 大学受験

関西学院大学法学部の入試傾向と対策|全学部日程・学部個別日程・英数日程を徹底解説

「関西学院大学法学部を目指しているけれど、法律学科と政治学科でどう対策が変わるのか、全学部日程と学部個別日程のどちらを軸にすればいいのかわからない」——関関同立の中でも入試方式が多く、学科構成も複雑な学部を志望する受験生・保護者から、こうした相談をよく受けます。結論から言うと、関西学院大学法学部の一般選抜は「全学部日程」「学部個別日程(傾斜配点型・均等配点型)」「英数日程」「共通テスト併用日程(英語・数学)」という一般入学試験に加えて、「大学入学共通テストを利用する入学試験」(1月出願・3月出願)まで含めると実質8パターンに分かれ、それぞれ配点も試験日もまったく異なります

法学部は「法律学科」(入学定員520名)と「政治学科」(入学定員160名)の2学科制で、入学定員は合計680名です。学部個別日程(傾斜配点型)では英語の配点が250点に達するなど独自の配点構造を持ち、一般入試内での最大受験(判定)回数は7回と要項に明記されています。この記事では、関西学院大学の入試情報総合サイトが公表している最新の一般選抜要項と、直近で公表されている2025年度入試結果をもとに、各方式の科目構成と配点、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。

先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員・競争率などの数字は、関西学院大学が公式サイトで公開している「2026年度一般選抜入学試験要項」(2026年1〜3月実施分)および「2025年度(昨年度)入学試験結果」に基づくものです。現高校生が実際に出願する2027年度の一般選抜要項は、執筆時点(2026年9月)ではまだ公表されていません。入試制度・配点は年度によって変更されることがあるため、出願にあたっては必ず最新の学生募集要項でご確認ください

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【結論】関西学院大学法学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント

まず全体像を数字で押さえます。関西学院大学法学部の一般選抜は、方式によって受験科目数・配点・満点がまったく異なる作りになっています。

入試方式科目構成満点試験日
全学部日程外国語200+国語200+地歴/数学150550点2/1・2/2
学部個別日程(傾斜配点型)外国語250+国語150+地歴/数学150600点2/3
学部個別日程(均等配点型)外国語200+国語200+地歴/数学200600点2/6
英数日程外国語200+数学200400点2/5
共通テスト併用日程(数学)本学独自(数学)200+共通テスト高得点2科目200400点2/5
共通テスト併用日程(英語)本学独自(英語)200+共通テスト高得点2科目200400点2/6

出典: 関西学院大学入試情報総合サイト「2026年度一般選抜入学試験要項」。学部個別日程(傾斜配点型)は外国語だけで250点という、他の方式にはない配点になっています。この違いを理解しないまま「とりあえず全部の方式に出願しておこう」と決めてしまうと、それぞれの方式で求められる対策の重さを見誤りかねません。法学部は一般入学試験内での最大受験(判定)回数が7回と要項に明記されており、これは神学部・文学部(5回)より多い数字です。

法律学科と政治学科、募集人員はどう違うか

法学部は法律学科(入学定員520名)と政治学科(入学定員160名)の2学科制です。一般選抜の募集人員も学科ごとに設定されており、全学部日程は法律学科110名・政治学科35名、学部個別日程は法律学科110名・政治学科35名(傾斜配点型・均等配点型の合計)、英数日程と共通テスト併用日程(英語・数学)の合計は法律学科35名・政治学科15名です。政治学科は法律学科よりも募集人員が少なく倍率が上がりやすい傾向があるため、学科選びの段階で募集人員の違いも踏まえておくと安心です。

6つの一般入学試験、何が違うのか

全学部日程は、全学部共通の試験問題を使い、西宮(本学)に加えて2月1日・2日は全国25都市でも受験できる方式で、1回の受験で複数学部・複数方式への併願がしやすいという特徴があります。学部個別日程は「傾斜配点型」(2月3日)と「均等配点型」(2月6日)の2つの試験日に分かれ、同じ法学部でも配点比率が異なります。英数日程(2月5日)は外国語と数学の2科目のみで受験できる方式、共通テスト併用日程は本学独自試験1科目(英語または数学)に大学入学共通テストの高得点2科目を組み合わせる方式です。試験地は西宮を含む全国11都市が基本で、全学部日程のみさらに拡大した全国25都市で受験できます。

最大7回ある判定機会、どれを軸にすべきかも一緒に考えられます

全学部日程・学部個別日程(傾斜配点型・均等配点型)・英数日程・共通テスト併用日程など、配点構造が異なる複数の方式のうち、どれに比重を置いて準備するべきかは得意科目や学年によって変わります。個別に相談できます。

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関西学院大学法学部とは|学部の特徴と求められる力

関西学院大学法学部のルーツは1934年、関西学院大学の予科修了生を迎えて発足した「法文学部」(文学科・法学科の2学科)にさかのぼります。初代法文学部長H.F.ウッズウォースが掲げた“Social Approach(ソーシャル・アプローチ)”という理念——民間における自由の精神、広く深い社会的視野と教養、社会貢献(奉仕)の精神——は、現在も法学部の教育の基盤になっています。1946年の戦後再建時に法文学部が分離され、文学部・法学部・経済学部の3学部制となり、石本雅男教授が初代法学部長に選任されました。1948年の新制大学発足時に法律学科と政治学科の2学科制が確立されましたが、当時、政治学科を設置する法学部は全国的にも少数派だったと伝えられています。

法律学科と政治学科、それぞれの学び

法律学科は、身近な事件や裁判、企業間の紛争解決などを題材にしながら法の役割を探究する学科です。一方の政治学科は、急速なグローバル化が進むなかで国際社会や国内で起こる様々な課題を政治に関連づけて学ぶ学科です。2つの学科は完全に切り離されているわけではなく、後述する5つのコースは学科を横断して設置されているため、法律学科に所属しながら政治色の強いコースを選ぶことも、政治学科に所属しながら法律実務に近いコースを選ぶこともできます。

学科を横断する5つのコース

法学部の教育の大きな特色は、2年次秋学期(特修コースのみ1年次秋学期)に選択する5つのコース制です。特修コースは選抜制で、法曹〈裁判官・検察官・弁護士〉を目指しロースクール進学を見据えた発展的な法律学習を行います。司法・ビジネスコースは憲法・民法・刑法など基本的な法律科目を中心に、社会の様々な課題解決に導く専門的で幅広い法律知識を身につけるコースです。グローバル法政コースは国連やNGOなど国際的な場面での活躍を志す学生向け、法政社会歴史コースは過去の経験や先人の知恵を学び分析することで新たな考えを見出す発想力を養うコース、公共政策コースは経済学部と連携し法律学・政治学・経済学を総合的に学ぶコースです。入学時点でどのコースに進むかを確定させる必要はなく、1〜2年次の学びを通じて自分の関心を見極めたうえでコースを選択する流れになっています。

4年間のカリキュラムの流れ

1年次は基礎科目と少人数の基礎演習でスタディ・スキルを習得します。春学期に基礎を学び、秋学期の基本演習ではプレゼンテーション・ディベート・ディスカッションなどを取り入れながら「深く学ぶ」ことにチャレンジします。2年次はコースを選択し、専門導入演習や模擬裁判などを実施して専門分野への理解を深めます。3年次は研究演習とコース実践演習で専門性をさらに深化させ、4年次は研究演習Ⅱで卒業研究の集大成に取り組みます。なお法学部は他学部の「研究雑誌費」にかえて、法政学会購読料を含む法政学会費(購読料2,000円・会費1,000円)を納入する仕組みになっている点も、他学部にはない法学部独自の特徴です。

入試が求める力(アドミッション・ポリシーより)

法学部のアドミッション・ポリシーでは、法と政治の基礎にある自由と人権、正義を重んじ、社会に奉仕する精神に富んだ有能にして心温かい市民を育成することを目的として、(1)科学的な思考方法の習得、(2)広範な知識と社会的視野の獲得、(3)正しい価値観と豊かな人間性の形成、(4)人権感覚の陶冶、(5)国際的・地球的な視野の確保という5つの教育目標を掲げています。筆記試験を中心とする一般選抜と、面接(口頭試問含む)を採り入れた各種入学試験を実施し、高等学校における基礎学力の三要素である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」および「主体性・多様性・協働性」を重み付けしながら評価する方針が明記されています。志望理由書や面接を準備する段階になったら、法学部が掲げる”Social Approach”の理念や5つのコース、法律学科・政治学科それぞれの学びのうち、自分の関心と結びつくものを具体的に調べておくと、自分の言葉で語れる志望動機になります。

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一般選抜の入試方式と科目構成|全学部日程・学部個別日程・英数日程・共通テスト併用日程の配点・募集人員

ここからは、関西学院大学法学部の一般選抜の科目構成と配点を、方式ごとに詳しく見ていきます。同じ「法学部」でも、方式によって受験する試験そのものが異なるため、どの方式を軸に据えるかによって対策の中身も変わってきます。

全学部日程

全学部日程は、全学部共通の試験問題を用いて実施される方式で、西宮(本学)に加えて2月1日・2日は札幌・東京・金沢・静岡・浜松・名古屋・津・京都・大阪北・大阪南・姫路・奈良・和歌山・松江・岡山・広島・山口・高松・松山・高知・小倉・博多・熊本・大分・鹿児島の全国25都市で受験できます。出願期間は2026年1月4日(日)〜1月22日(木)、試験日は2月1日(日)・2日(月)、合格者発表日は2月15日(日)です。

時限教科科目配点時間
第Ⅰ時限外国語英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ200点90分
第Ⅱ時限国語現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、古典探究(漢文を除く)200点75分
第Ⅲ時限地歴/数学日本史探究/世界史探究/地理総合、地理探究/数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cから1科目選択150点60分

合計550点で、国語の出題範囲は漢文を除く現代の国語・言語文化・論理国語・文学国語・古典探究という構成です。地歴/数学は日本史探究・世界史探究・地理総合と地理探究・数学(数学Ⅰ・Ⅱ、数学Aの「図形の性質」「場合の数と確率」、数学Bの「数列」、数学Cの「ベクトル」)から1科目を選んで受験する形式で、高校での履修状況や得意科目に応じて柔軟に選べる点が特徴です。

学部個別日程(傾斜配点型・均等配点型)

学部個別日程は、法学部独自に2つの配点タイプを設けている点が最大の特徴です。傾斜配点型は試験日2月3日(火)、均等配点型は試験日2月6日(金)で、いずれも合格者発表日は2月20日(金)です。

配点タイプ外国語国語地歴/数学合計
傾斜配点型(2/3)250点(90分)150点・漢文を含む(75分)150点(60分)600点
均等配点型(2/6)200点(90分)・漢文を除く200点(75分)200点(60分)600点

ここで重要なのが配点の違いです。同じ600点満点でも、傾斜配点型は外国語(英語)が250点と国語・地歴/数学より重く設定されているのに対し、均等配点型は3教科とも200点ずつの均等配分です。国語の出題範囲にも違いがあり、傾斜配点型は漢文を含む古典探究が出題範囲ですが、均等配点型は漢文を除く出題範囲になっています。英語に強みがある受験生は傾斜配点型、3教科をバランスよく得点できる受験生は均等配点型が相性がよいと考えられます。関西学院大学は、この2つの配点タイプを両方受験することで合格チャンスを拡大できる仕組みだと案内しています。なお学部個別日程では、試験日や選択科目間で有利・不利が生まれないよう「中央値補正法」という得点調整が実施されています。2025年度実績では法律学科の傾斜配点型・均等配点型の合格最低点・得点率がどちらも351点台(得点率58.6%)とほぼ一致しており、この得点調整が働いていることがうかがえます。

英数日程・共通テスト併用日程(英語・数学)

英数日程は、外国語(英語)と数学の2科目だけで受験できる方式です。試験日は2月5日(木)、外国語200点(90分)・数学200点(90分)の合計400点で、合格者発表日は2月20日(金)です。共通テスト併用日程は、本学独自試験1科目に大学入学共通テストの成績を組み合わせる方式で、共通テスト併用日程(数学)は2月5日、共通テスト併用日程(英語)は2月6日に本学独自試験を実施します。

方式本学独自試験共通テスト合計試験日
共通テスト併用日程(数学)数学200点(90分)高得点2科目・各100点(計200点)400点2/5
共通テスト併用日程(英語)英語200点(90分)高得点2科目・各100点(計200点)400点2/6

共通テストの採用科目は「外国語(英語)」「国語」「数学Ⅰ,数学A」「数学Ⅱ,数学B,数学C」「理科」「情報Ⅰ」「地理歴史・公民」の中から高得点の2科目を自動的に採用する仕組みになっているため、共通テストで得意科目が複数あるほど有利に働きやすい方式です。なお英数日程と共通テスト併用日程(数学)、学部個別日程(均等配点型)と共通テスト併用日程(英語)は、それぞれ同一日・同一学部での併願が可能で、併願した場合は入学検定料が減額される「併願減額制度」の対象になります。要項では法学部を例に、学部個別日程(均等配点型)35,000円と共通テスト併用日程(英語)10,000円の組み合わせで合計45,000円になるモデルケースが具体的に示されています。

大学入学共通テストを利用する入学試験(1月出願・3月出願)

共通テストを利用する入学試験は、1月出願と3月出願の2回の出願機会があります。1月出願は大学入学共通テスト受験前の2026年1月4日(日)〜1月16日(金)に出願し、3月出願は国公立大学前期試験の合格発表後にあたる2026年2月15日(日)〜3月10日(火)に出願する仕組みです。

科目型外国語国語その他合計
8科目型・7科目型200点200点数学2科目・理科・情報・地歴公民など900点
文系5科目型200点200点数学2科目200点、理科/情報/地歴公民の高得点1科目100点700点
文系3科目型200点200点高得点1科目200点600点
3科目型(英語資格・検定試験利用)300点100点高得点1科目100点500点

法学部の5科目型・3科目型は外国語の配点が200点で、同じ5科目型でも商学部(外国語250点)より外国語の比重が軽い設計になっています。英語資格・検定試験利用の3科目型を選ぶ場合は、CEFR B1レベル以上のスコア(実用英語技能検定2級以上、GTEC930点以上、IELTS4.0以上、TEAP225点以上、TOEFL iBT42点以上など)を出願資格として持っている必要があります。3月出願は法学部を含む「文学部・法学部・経済学部・人間福祉学部・教育学部・総合政策学部」の共通グループとして実施され、4科目型(外国語200点+高得点3科目300点=合計500点)と3科目型(外国語200点+高得点2科目400点=合計600点)の2パターンがあり、募集人員は法学部20名(法律学科15名・政治学科5名)と少なく、国公立大学との併願を検討する受験生の最終手段的な位置づけです。

募集人員・入学検定料・併願方法

法学部の募集人員(入学定員680名、法律学科520名・政治学科160名)は、一般入学試験が全学部日程145名(法律学科110名・政治学科35名)、学部個別日程145名(法律学科110名・政治学科35名、傾斜配点型・均等配点型の合計)、共通テスト併用日程(英語・数学)と英数日程の合計50名(法律学科35名・政治学科15名)、大学入学共通テストを利用する入学試験が1月出願60名(法律学科40名・政治学科20名)・3月出願20名(法律学科15名・政治学科5名)です。入学検定料は一般入学試験が1出願35,000円、共通テスト利用が1出願18,000円(1月出願・3月出願とも同額)で、支払い方法ごとの手数料が別途必要です。コンビニ・金融機関ATM・ネットバンキング・クレジットカードいずれの支払い方法でも別途手数料がかかり、たとえば一般入学試験(35,000円)をコンビニで支払う場合の手数料は704円です。同一日・同一学部の組み合わせであれば併願でき、対象となる組み合わせで出願すると2出願目の検定料が10,000円に減額される「併願減額制度」もあります。1回の入学検定料で複数方式に出願できるわけではないため、複数方式への出願を検討する場合は、費用と対策の負担を踏まえたうえで、どの方式にどれだけ力を入れるかをあらかじめ決めておくことをおすすめします。

最大7回の判定機会をどう組み立てるか

要項には「法学部志望のAさんの場合」という受験モデルケースが具体的に示されています。全学部日程(2/1・2/2、2回)+学部個別日程傾斜配点型(2/3、1回)に加え、2月5日は英数日程と共通テスト併用日程(数学)を併願減額制度を使って受験すると2回、2月6日は学部個別日程(均等配点型)と共通テスト併用日程(英語)を併願減額制度で受験すると2回の判定機会が得られ、合計で最大7回の判定チャンスになります。出願・受験票の取得・合否照会には、受験ポータルサイト「UCARO(ウカロ)」への会員登録が必要で、出願はすべてインターネット出願、本学から紙の受験票が郵送されることはありません。共通テストを利用する入学試験に出願する場合は、大学入学共通テストの出願サイトに登録した情報が出願時に必要になるため、事前に共通テストの出願内容を確認したうえで余裕をもって出願することが案内されています。

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科目別の出題傾向|英語・国語・地理歴史公民・数学で何が問われるか

ここからは科目別に、関西学院大学法学部の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。

英語の出題傾向

関西学院大学の英語(学部個別日程などの独自問題)は、読解問題3題・文法語法問題・整序英作文/和文英訳問題・会話文問題の計6大問構成で出題される傾向が指摘されています。読解問題は400〜700語程度(サイトによって幅がある)の文章で、人文・社会系のみならず自然科学まで幅広いテーマが扱われるとされ、内容自体は比較的読みやすいという指摘もあります。文法・語法問題は標準的な知識が中心とされ、法学部は学部個別日程(傾斜配点型)で英語の配点が250点と重いため、この科目の得点力が合否に直結しやすい学部だといえます。

国語の出題傾向

国語は現代文と古文の2大問構成で出題される傾向が指摘されており、現代文は論説文が中心で哲学論や社会論など多様なテーマが扱われるとされます。知識問題として漢字の読み書きが必出とされる傾向があります。古文は物語や日記など古代から近世の文献が題材になりやすいとされ、内容解釈・現代語訳・文語文法まで幅広く問われるとされます。漢文については、法学部の学部個別日程(傾斜配点型)は公式要項上「漢文を含む」出題範囲と明記されている一方、全学部日程・均等配点型は漢文を除く出題範囲です。出題範囲に漢文を含む方式では、漢文の基礎知識も念のため確認しておくとよいでしょう。

地理歴史・公民・数学の出題傾向

第Ⅲ時限で選択する地理歴史・数学は、選択科目によって出題形式が大きく異なります。民間の受験対策サイトによれば、日本史は大問5題・試験時間60分・全問マークセンス式で出題される傾向があり、全時代からまんべんなく出題されつつ比較的近現代史の出題比率が高いという指摘があります。教科書に載っていない題材を用いた史料問題も毎年1題以上出題される傾向があるとされ、単なる用語暗記だけでなく史料への対応力も問われるとされています。世界史も大問4題前後・60分の全問マークセンス式とされ、図や地図、史料を用いた長文問題が多いという指摘があります。数学を選択する場合は、数学Ⅰ・Ⅱ、数学Aの「図形の性質」「場合の数と確率」、数学Bの「数列」、数学Cの「ベクトル」という範囲が指定されており、他学部・他大学の文系数学と共通する範囲が中心です。自分の高校での履修状況に合わせて選択科目を早めに決めておくことが対策の第一歩になります。

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科目別の対策の方針

出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。学部個別日程(傾斜配点型)の配点(外国語250・国語150・地歴/数学150)を踏まえると、英語の得点力強化が優先になりますが、国語・地歴/数学のいずれかで大きく失点しないための土台作りも欠かせません。

答案作成で科目を問わず意識したいこと

科目別の対策に入る前に、法学部の入試全体に共通するポイントを押さえておきます。英語・国語ともに文章量の多さが特徴として指摘されており、時間内に問題量をさばききるタイムマネジメントが得点を左右します。過去問演習の段階から時間を計り、大問ごとにかける時間の上限をあらかじめ決めておく練習を積んでおくと、本番での時間切れを防ぎやすくなります。記述式設問がある年度・方式では、自己採点だけで終わらせず、学校の先生や第三者に見てもらい、客観的な視点でのフィードバックを定期的に受けることが得点力を伸ばすうえで欠かせません。また、学部個別日程は傾斜配点型・均等配点型で配点比率が異なるため、過去問を解く段階から「どちらの配点で何点取れているか」を分けて記録しておくと、本番までにどちらの方式に重心を置くべきかが見えやすくなります。

英語の対策

英語は、単語・熟語・文法などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文を時間内に読み切る速読力の強化に軸足を移すのが効果的です。読解問題が400〜700語程度とされる傾向を踏まえ、基礎語彙を固めたうえで関関同立レベルの長文演習に早めに取り組むことが得点の土台になります。整序英作文・和文英訳は基本的な文法・語法の理解をアウトプットする練習を積んでおくと対応しやすくなり、会話文問題は指示語・省略・代名詞の処理に慣れておくことがポイントです。学部個別日程(傾斜配点型)のように外国語の配点が250点に達する方式を軸にする場合は、英語1科目にかける学習時間の比重を意識的に高めておく必要があります。

国語の対策

現代文は、論説文を日常的に読み慣れることが土台になります。新書レベルの評論文を読み、筆者の主張とその根拠を自分の言葉で要約する練習を重ねると、記述式設問にも対応しやすくなります。漢字の読み書きなどの知識問題は、模試や過去問演習と並行してコツコツ積み上げておくと本番での取りこぼしを防げます。古文は物語・日記などが題材になりやすいとされる傾向を踏まえ、古文単語・文語文法の基礎を固めたうえで、文学史や古典常識にも触れておくと内容解釈の設問に対応しやすくなります。漢文を出題範囲に含む方式(学部個別日程・傾斜配点型)を受験する場合は、句形や重要語の基礎だけでも確認しておくと安心です。

地理歴史・公民・数学の対策

日本史・世界史を選択する場合は、教科書の重要語句や年代・因果関係を自分の言葉で説明できるレベルまで定着させることが有効です。用語の丸暗記だけでなく、出来事どうしのつながりを説明できるようにしておくと、史料や図版が絡む設問にも対応しやすくなります。近現代史の出題比率がやや高いという傾向が指摘されているため、通史を一通り終えた後は近現代史の演習量を増やしておくと安心です。数学を選択する場合は、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cの範囲を、標準レベルの問題集で反復して固めることが優先されます。共通テストを利用する場合は、公民(公共・倫理、公共・政治経済など)を含めた選択科目の幅が広がるため、自分が高校でどの科目をどこまで履修しているかを早めに確認し、選択科目を絞り込んでおくことをおすすめします。

最大7回ある判定機会、どれを軸にすべきかも一緒に考えられます

全学部日程・学部個別日程(傾斜配点型・均等配点型)・英数日程・共通テスト併用日程など、配点構造が異なる複数の方式のうち、どれに比重を置いて準備するべきかは得意科目や学年によって変わります。個別に相談できます。

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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安

関西学院大学法学部の入試は、方式によって求められる科目・配点が異なるため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。

高1のうちにやっておきたいこと

高1の間は、受験方式を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・国語は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法の基礎、現代文の読解の基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。法律学科・政治学科のどちらに進むかまだ決めていない場合でも、この時期からニュースや時事問題に関心を持っておくと、政治学科の学びとの相性を確認しやすくなります。

高2のうちにやっておきたいこと

高2は、どの入試方式を軸にするかを意識し始める時期です。英語の単語・文法、国語の読解の基礎は、高2の終わりまでに一通り仕上げておきたいところです。法学部は英語の配点が重い方式が多いため、英語資格・検定試験利用の出願資格(CEFR B1レベル以上)を検討している場合は、高2のうちに一度受験しておくと高3での再受験計画が立てやすくなります。また、高2の後半からは志望校を意識した模試を受け始め、関西学院大学の出題形式に近い問題に触れておくと、高3でのギャップを減らせます。

高3からの逆算スケジュール

高3以降は、複数方式への出願を見据えながら、共通テスト対策と個別試験対策を並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。

時期取り組みの目安
高3春〜夏英語長文・国語の読解演習量を増やし、基礎を固める。地歴/数学の選択科目の基礎を仕上げる
高3夏〜秋過去問演習を開始し、時間配分と答案の書き方(記述式で減点されにくい書き方)を確認していく
高3秋〜共通テスト直前共通テストを利用する入学試験を検討している場合は、共通テスト対策の比重を一時的に高める
共通テスト後〜全学部日程・学部個別日程共通テストの自己採点をもとに、全学部日程・学部個別日程・英数日程の総仕上げに専念

全学部日程(2月1日・2日)は学部個別日程(傾斜配点型2月3日、均等配点型2月6日)より前に実施されるため、まず全学部日程に照準を合わせて仕上げ、その勢いのまま学部個別日程に臨むという組み立てが現実的です。3月出願まで見据える場合は、国公立大学前期試験の合格発表後に出願する仕組みのため、前期試験の結果を見てから最終的な出願判断ができます。ただし2025年度実績では3月出願の実質競争率が法律学科2.4倍・政治学科3.2倍と一般入学試験の学部個別日程より高く出ており、3月出願はあくまで滑り止めではなく最終手段として位置づけておくのが現実的です。主軸はあくまで1月出願までに固めた全学部日程・学部個別日程の対策に置き、3月出願は国公立大学との併願結果次第で検討する、という優先順位を崩さないようにしましょう。

模試の活用と過去問演習の進め方

関関同立を主な志望群とする模試は、高2の後半から定期的に受験し、判定だけでなく科目ごとの得点推移を記録しておくことが大切です。過去問演習は高3の夏以降にまとまった量をこなすのが一般的ですが、その前段階として高3の春〜夏のうちに一度過去問に目を通し、出題形式や時間配分の感覚をつかんでおくと、夏以降の演習効率が上がります。全学部日程・学部個別日程(傾斜配点型・均等配点型)は出題科目自体が共通しているため、同じ過去問を配点の異なる基準で自己採点し直すことで、複数方式分の演習効果を1回の過去問演習から得られます。

どの方式を軸にするか、出願戦略の立て方

関西学院大学法学部は最大7回の判定機会があるため、「どれを本命にするか」を早めに決めておくことが、直前期の対策の分散を防ぐポイントになります。全学部日程(法律学科110名)と学部個別日程(法律学科110名)は募集人員が多く、多くの受験生にとって本命の軸になりやすい一方、英数日程や共通テスト併用日程は科目数を絞って受験できるため、得意科目に強みがある受験生には有力な選択肢になります。どれか1つに絞るのではなく、全学部日程・学部個別日程を主軸にしつつ、併願減額制度を活用して英数日程や共通テスト併用日程も出願する組み立てが現実的なご家庭が多いのが実情です。同じ関西学院大学の商学部を併願先として検討している場合は関西学院大学商学部の入試傾向と対策もあわせて参考にしてください。

英語だけ、記述添削だけ、弱点科目をプロ講師に絞って依頼できます

すべての科目を塾に通わせる必要はありません。学部個別日程(傾斜配点型)で配点が重い英語や、記述の精度が伸び悩んでいる科目だけをオンラインで補強することも可能です。

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独学で目指す場合の壁と対処法

関西学院大学法学部は、法律学科・政治学科2つの学科と8つの入試パターンから自分に合った方式を選び、それぞれの配点構造に合わせて対策する必要がある入試です。知識のインプットだけなら独学でも進められますが、制度の理解と記述答案の完成度を独学だけで両立させるのは簡単ではありません。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。

壁1: 8パターンの制度が複雑で、方式選びを間違えやすい

ここまで見てきた通り、法学部は全学部日程・学部個別日程(傾斜配点型・均等配点型)・英数日程・共通テスト併用日程(数学・英語)・共通テスト利用(1月出願・3月出願)という8つのパターンがあり、配点の重み付けも方式ごとに異なります。この制度を正確に理解しないまま計画を立てると、自分の得意科目に合わない方式を選んでしまうおそれがあります。特に学部個別日程の「傾斜配点型は英語250点」「均等配点型は3教科均等」という違いや、法律学科・政治学科で募集人員が大きく異なるという点は、独学で募集要項を読み込むだけでは見落としやすいポイントです。塾に通わず独学で大学受験に挑む場合の全般的な注意点は塾なしで大学受験は可能?独学で合格を目指す方法でも整理しているので、あわせて参考にしてください。

壁2: 記述式答案の採点基準が独学ではわからない

国語の内容説明や地理歴史の論述など、記述式の設問は採点基準が大学から公表されていません。参考書の模範解答と見比べるだけでは、「自分の答案がどこで減点されているのか」を正確に把握するのが難しいというのが独学最大の壁です。模範解答の丸暗記に頼ってしまうと、本番で少し形式の異なる問題が出た際に対応できなくなるリスクもあります。第三者による添削なしに記述の精度を上げるには時間がかかるため、記述式の設問がある科目は特に、定期的な添削の機会を確保しておくことが重要です。

壁3: 法学部特有の学科・コース選びを踏まえた対策情報が少ない

全学部日程(法律学科募集110名)の情報は市販の対策本や情報サイトでも比較的充実している一方、学部個別日程(傾斜配点型)の英語250点という法学部独自の配点構造や、法律学科・政治学科どちらを軸にすべきかに特化した対策情報はあまり見つかりません。英語の配点が250点に達する方式でどこまで得点できれば合格ラインに届くのか、独学だと客観的に把握しづらいという構造的な難しさがあります。「英語で何点取れば合格ラインに乗るか」という逆算がしにくいまま演習量だけを増やしてしまう受験生も少なくありません。こうした法学部特有の配点構造を踏まえた対策を検討する場合は、対策情報が少ない分をプロ講師のサポートで補う、という発想を持っておくと、情報不足による手探りの期間を短縮しやすくなります。

対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる

こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、記述答案の添削や出願戦略の相談など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。

取り組み方独学で対応しやすい範囲第三者の視点が有効な範囲
英語単語・文法の暗記、長文の多読整序英作文・和文英訳の添削、時間配分の調整
国語古文単語・文語文法の暗記、評論文の多読記述式設問の添削、字数配分の調整
地理歴史・数学教科書知識の暗記、標準問題の反復演習史料・論述問題の添削、分野ごとの優先順位づけ
出願方式・学科の選定要項を読んで制度の概要を把握すること自分の得意科目・関心に合った方式や学科の見極め

1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「英語の添削だけ」「出願方式の相談だけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、記述の精度や制度理解が頭打ちになっている部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。塾の費用相場を踏まえたうえで指導形態を選びたい場合は大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

関西学院大学法学部は、法律学科と政治学科どちらが受かりやすいですか?

2025年度実績では、全学部日程の実質競争率は法律学科3.1倍・政治学科3.4倍で、募集人員が少ない政治学科の方が倍率はやや高く出る傾向があります。ただし年度によって変動するため、どちらが「受かりやすいか」で選ぶよりも、法律実務に近い学びをしたいか、政治・国際問題に関心があるかという学びたい内容で選ぶことをおすすめします。

全学部日程と学部個別日程、どちらを重視すべきですか?

募集人員は全学部日程145名・学部個別日程145名(法律学科・政治学科合計、傾斜配点型・均等配点型の合計)とほぼ同水準で、どちらも法学部の主戦場になりうる方式です。全学部日程は全国25都市で受験でき、学部個別日程より試験日が早いため、まず全学部日程を照準に対策を仕上げ、その後の学部個別日程につなげる組み立てが現実的です。

学部個別日程の「傾斜配点型」と「均等配点型」、どちらを受けるべきですか?

傾斜配点型は外国語(英語)250点・国語150点・地歴/数学150点、均等配点型は3教科とも200点ずつの均等配分です。英語に強みがある受験生は傾斜配点型、3教科をバランスよく得点できる受験生は均等配点型が相性がよいと考えられます。両方受験することで合格チャンスを広げられるとも案内されているため、対策の負担が許すなら両方への出願も検討する価値があります。

併願減額制度とは何ですか?

同一日・同一学部・学科・課程・専修・コースの組み合わせで併願する場合に、2出願目の入学検定料が35,000円から10,000円に減額される制度です。法学部(文系学部)では「英数日程+共通テスト併用日程(数学)」(2月5日)、「学部個別日程(均等配点型)+共通テスト併用日程(英語)」(2月6日・7日)の組み合わせが対象で、要項でも法学部を例に合計45,000円になるモデルケースが紹介されています。

一般入学試験内で最大何回受験できますか?

法学部は「一般入試内での最大受験(判定)回数:7回」と要項に明記されています。全学部日程・学部個別日程(傾斜配点型・均等配点型)・英数日程・共通テスト併用日程(数学・英語)を組み合わせ、併願減額制度も活用することで、複数回の合格判定のチャンスを得られる設計になっています。

法学部の合格最低点はどのくらいですか?

2025年度入試結果によれば、全学部日程は満点550点に対し合格最低点が法律学科314.5点(得点率57.2%)・政治学科311.9点(得点率56.7%)、学部個別日程(傾斜配点型・均等配点型)は満点600点に対し法律学科がいずれも351点台(得点率58.6%、試験日・選択科目間の得点調整「中央値補正法」により両配点タイプで数値がほぼ一致)でした。共通テスト併用日程は英語・数学とも得点率80%前後と高めに出ており、共通テストで安定して得点できる受験生ほど有利に働きやすい方式だとうかがえます。合格最低点・競争率は年度によって変動するため、あくまで直近の実績としての参考値としてとらえ、出願前には必ず最新の入試結果もあわせて確認してください。

浪人しても関西学院大学法学部は受験できますか?

受験できます。ただし入試制度は年度によって見直されることがあるため、現役時の情報をそのまま使わず、出願する年度の最新の要項を必ず確認する必要があります。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、配点の大きい英語を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。

法律学科と政治学科は、入学後に学科を変更できますか?

法学部は2学科を横断する5つのコース制を設けており、法律学科に所属しながら政治色の強いコースを、政治学科に所属しながら法律実務に近いコースを選ぶこともできます。ただし学科そのものの変更(転学科)については、公式サイトや要項に制度の詳細な記載がないため、出願前や入学後に大学の窓口・オープンキャンパス等で直接確認することをおすすめします。

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まとめ|関西学院大学法学部合格への次の一歩

関西学院大学法学部の入試は、法律学科(入学定員520名)・政治学科(入学定員160名)の2学科制のもと、全学部日程、学部個別日程(傾斜配点型・均等配点型)、英数日程、共通テスト併用日程(数学・英語)、大学入学共通テストを利用する入学試験(1月出願・3月出願)という8つのパターンがあり、それぞれ満点も配点の重み付けも異なります。特に学部個別日程(傾斜配点型)の英語250点という法学部独自の配点構造があるため、募集要項を正確に読み解いたうえで、どの方式・どの学科を軸にするかを決めることが欠かせません。

全学部日程・均等配点型であれば3教科をバランスよく得点する力、傾斜配点型であれば英語の得点力が合否を左右します。配点比率だけを見て科目の優先順位を決めるのではなく、自分がどの方式で得点を伸ばしやすいかを軸に学習計画を組むことが、この学部の入試傾向に合った対策の考え方だといえます。

浪人・再受験を検討している場合や、他の関関同立各大学・国公立大学との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。自分が出願する方式の配点構造を正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、関西学院大学法学部のように方式が多く配点構造がやや複雑な入試では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と各方式で必要な得点との差を定期的に数値で確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。関西学院大学法学部は1934年の「法文学部」開設以来、90年以上にわたって”Social Approach”の理念を受け継いできた歴史ある学部です。特修コース・司法ビジネスコース・グローバル法政コース・法政社会歴史コース・公共政策コースという5つのコースから自分の関心を選べる自由度の高さも、この学部を志望する理由の一つになっている家庭が多いのではないでしょうか。入試方式の複雑さに気後れせず、まずは自分に合った方式を1つずつ整理するところから始めてみてください。

本記事の情報は執筆時点(2026年度一般選抜入学試験要項および2025年度入学試験結果)のものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があり、現高校生が出願する2027年度の一般選抜要項は執筆時点ではまだ公表されていません。出願前には必ず関西学院大学入試情報総合サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に法学部のように「方式によって配点の重み付けが異なる」「学科によって募集人員が異なる」といった細かい仕組みは、年度ごとの更新版で変更されることもあるため、出願直前だけでなく、学習計画を立てる時点でも最新版を確認する習慣をつけておくと安心です。

スプリング・オンライン家庭教師では、プロ講師による1対1指導を通じて、関西学院大学法学部が求める英語の得点力や、複雑な出願方式の中から自分に合った方式を見極める力を科目単位で強化できます。「今の学力から関西学院大学法学部合格まで、何を・どれくらい・いつまでに進めればいいか」を、無料相談で具体的にシミュレーションすることも可能です。指導内容とコースの詳細は大学受験コースのページでも紹介しています。法律学科・政治学科どちらを志望する場合も、まずは現状を整理するところから始めてみてください。

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