「広島修道大学経済科学部の一般選抜には、スタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式があると聞いたけれど、結局どれに出願すればいいのか分からない」——中国地方の私立大学の中でも入試方式が細かく分かれる学部を志望する受験生・保護者から、こうした相談をよく受けます。結論から言うと、広島修道大学経済科学部の一般選抜(前期日程)は、同じ試験結果を3通りの採点方法で使い分けられる仕組みになっています。1回の受験機会を最大限に活かせる制度ですが、その分「どの採点方式が自分に有利か」を理解しないまま出願してしまうと、本来得意な科目を活かしきれないまま受験を終えてしまうこともあります。
経済科学部には現代経済学科・経済情報学科の2学科があり、A日程・B日程・C日程という3つの試験日にそれぞれスタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式で併願できるほか、2教科型の後期日程、大学入学共通テストを使う共通テスト利用選抜(前期・後期)も用意されています。この記事では、広島修道大学入試情報サイトが公表している公式データをもとに、各方式の科目構成と配点、2026年度入試の公式結果統計、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。
先にお断りしておくと、広島修道大学の入試情報サイトは執筆時点(2026年9月)ですでに2027年度(2027年4月入学)入試の科目・配点・日程・募集人員を公表しています。本記事で紹介する配点構成・日程・募集人員は、この2027年度の公式情報にもとづくものです。あわせて、直近で実施された2026年度入試(2026年1〜3月実施)の公式結果データ(志願者数・受験者数・合格者数・競争率)も紹介しますが、これは2026年度時点の実績であり、2027年度の結果を保証するものではありません。入試制度は年度によって変更されることがあるため、出願にあたっては必ず広島修道大学入試情報サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。
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【結論】広島修道大学経済科学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。広島修道大学経済科学部の入試には、一般選抜(前期日程3方式・後期日程)と共通テスト利用選抜(前期・後期)があり、方式ごとに満点も科目数も異なります。2027年度入試の公式情報を整理すると、次の通りです。
| 方式 | 満点 | 科目数 | 募集人員(学部計) |
|---|---|---|---|
| スタンダード方式[Ⅰ型] | 300点 | 3科目 | 前期日程 計118名 |
| 高得点科目重視方式[Ⅰ型] | 200点 | 3科目中2科目を使用 | |
| 共通テストプラス方式[Ⅰ型] | 400点 | 本学2科目+共通テスト2科目 | |
| 一般選抜(後期日程) | 200点 | 2科目 | 10名 |
| 共通テスト利用選抜(前期日程) | 600点 | 3科目 | 10名 |
出典: 広島修道大学入試情報サイト「2027年度 一般選抜(前期・後期日程)」「共通テスト利用選抜(前期日程)」および「募集人員」。スタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式は、いずれもスタンダード方式[Ⅰ型]の受験結果を採点方法だけ変えて使う仕組みです。つまり1回の受験(A・B・C各日程)で、実質的に3通りの合否判定チャンスを得られる制度だといえます。この仕組みを理解しないまま「スタンダード方式だけ出願すればいい」と考えてしまうと、併願できるはずのチャンスを取りこぼすことになります。
3方式は「同じ試験」を異なる採点方式で使うしくみ
スタンダード方式[Ⅰ型]は、英語・国語・選択科目(地理歴史・公民・数学・理科から1科目)の3科目・300点満点で合否を判定する基本の方式です。高得点科目重視方式[Ⅰ型]は、スタンダード方式で受験した3科目のうち、得点の高い2科目だけを使って200点満点で判定し直す方式で、得意科目を活かしやすいのが特徴です。共通テストプラス方式[Ⅰ型]は、スタンダード方式の高得点2科目(200点)に大学入学共通テストの高得点2科目(200点)を加えた400点満点で判定します。高得点科目重視方式・共通テストプラス方式は、スタンダード方式[Ⅰ型]に出願した学科でのみ併願できる仕組みのため、まずスタンダード方式への出願が前提になる点に注意してください。
後期日程は2教科・最大15学部学科まで併願可能
一般選抜(後期日程)は英語・国語の2教科・200点満点というシンプルな構成で、試験日は1日のみです。1回の受験で最大15の学部・学科に出願できる、全学部・学科間で併願可能な制度になっている点が大きな特徴で、経済科学部を本命にしつつ他学部を併願先として押さえるという使い方もできます。ただし募集人員は前期日程より大きく絞られるため、後期日程だけを頼みの綱にするのはリスクが高い戦略です。
2学科の違いをどう見るか
経済科学部は現代経済学科・経済情報学科の2学科制で、入試方式・配点はどちらの学科も共通です。違いが出てくるのは学科ごとのカリキュラムの内容であり、志望学科選びは「どの入試方式が有利か」ではなく「どちらの学びに関心があるか」を軸に考えるべきテーマです。次の章で2学科それぞれの特徴を詳しく見ていきます。
検定料と併願のコストも入試設計の一部
入試方式を検討するうえで見落とされがちなのが、検定料の負担です。一般選抜(前期日程)の入学検定料は1出願27,000円で、2出願目から1出願につき15,000円が加算されます。スタンダード方式に出願すれば高得点科目重視方式・共通テストプラス方式を追加費用なく併願できる一方、A・B・Cの3日程すべてに出願したり、後期日程・共通テスト利用選抜まで併願したりする場合は、検定料の合計がまとまった金額になります。志望方式・日程を絞り込むことは、対策の効率だけでなく、家庭の受験予算を計画するうえでも欠かせない視点です。総合型選抜・学校推薦型選抜の検定料は一般選抜と異なる場合があるため、複数の入試区分を検討している場合は、それぞれの検定料も含めて早めに確認しておくと安心です。
現代経済学科・経済情報学科、志望学科の相談もできます
入試の科目・配点は共通でも、学びの内容は学科ごとに異なります。カリキュラムへの関心と対策の進め方をあわせて整理するお手伝いをします。
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広島修道大学経済科学部とは|現代経済学科・経済情報学科の特徴と求められる力
広島修道大学経済科学部は、広島県広島市安佐南区大塚東のキャンパスに置かれる学部で、現代経済学科・経済情報学科の2学科から構成されています。学部全体の入学定員は230名(現代経済学科115名、経済情報学科115名)で、どちらの学科も経済学を土台にしながら、異なる角度から経済・社会を分析するカリキュラムが組まれています。
現代経済学科の特徴
現代経済学科は、国際・情報・環境などのキーワードに代表される現代的な経済現象・経済問題を積極的に取り扱う学科です。基礎科目としてミクロ経済学・マクロ経済学・計量経済学に力を入れ、統計的手法やコンピュータを用いた分析を学ぶ点が特徴です。カリキュラムは、1年次に経済学の基本的な考え方を習得する基礎科目から始まり、2年次には理論・統計科目と現代経済科目(特に金融・国際系を充実)を学び、3年次に専門性を高める研究、4年次には卒業論文として学びを集大成させる積み上げ構成になっています。4年間を通じたゼミナールがあり、少人数教育に力を入れているほか、労働経済学のように身近な題材から「学ぶこと」「働くこと」の経済的意味を考える科目も用意されています。経済学を体系的に学びながら、金融・国際分野への理解も深めたい受験生に向いている学科だといえます。
経済情報学科の特徴
経済情報学科は、経済学・システム科学・情報科学の基礎を学ぶ学科です。経済・社会を一種のシステムとして把握・分析し、データにもとづき課題解決を行うためのコンピュータスキルを修得することを重視しています。初心者でも着実にコンピュータスキルを伸ばせるカリキュラムが用意されている一方、2年次からの実践系科目でさらに理解を深め、応用分野で高度なIT技術習得をめざすことも可能な設計です。経済学の知識とデータ分析・情報技術の学びを組み合わせたい受験生に向いている学科だといえます。「経済学だけでなく情報技術も学びたい」という受験生には現代経済学科より相性がよい一方、入試段階では2学科とも同じ科目・配点で選抜される点は変わりません。
アドミッション・ポリシーが求める力
経済科学部のアドミッション・ポリシーでは、求める学生像として「経済社会・情報社会に強い関心を持ち、物事を論理的に考察できる人、物事を科学的に考察できる人、学修に真摯かつ熱心に取り組むことのできる人、明朗快活にコミュニケーションをとることができる人」が掲げられています。入学後はカリキュラムを通じて「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「協創力」を涵養し、現代の経済社会・情報社会に求められる高度な知識と技術を有する人材として養成するとされています。一般選抜は主に筆記試験によって「論理的・科学的に考察する基礎能力」を測る入試であり、その前提を踏まえて対策を進めるとよいでしょう。
キャンパスの場所
経済科学部が置かれるキャンパスは、広島県広島市安佐南区大塚東1-1-1にあります。中国地方の私立大学を志望する受験生にとっては、通学圏や下宿先を検討する際の重要な情報になります。出願前に、最寄り駅からのアクセスや通学時間の目安を大学公式サイトで確認しておくことをおすすめします。
一般選抜と総合型選抜・学校推薦型選抜の募集人員のバランス
経済科学部の入学定員230名は、一般選抜・共通テスト利用選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜という複数の入試区分に分かれて配分されています。一般選抜(前期118名+後期10名)と共通テスト利用選抜(前期10名+後期4名)を合わせた「学力試験中心の入試」で計142名が募集される一方、総合型選抜22名、学校推薦型選抜(公募・併願)6名、同(公募・専願)20名、同(指定校・附属校)40名という「学力試験以外の要素も重視する入試」で計88名が募集される計算になります。この記事は主に一般選抜を対象に解説していますが、全体の6割強が一般選抜・共通テスト利用選抜という学力試験中心の枠で占められていることは、学習計画を立てるうえでの前提として押さえておくとよいでしょう。
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一般選抜の入試方式と科目構成|スタンダード・高得点科目重視・共通テストプラス・後期・共通テスト利用の配点
ここからは、広島修道大学経済科学部の入試方式それぞれの科目構成と配点を詳しく見ていきます。同じ「経済科学部」でも方式によって満点・科目数がまったく異なるため、志望方式に応じた対策が欠かせません。
スタンダード方式[Ⅰ型]の科目と配点
スタンダード方式[Ⅰ型]は、経済科学部では300点満点の3科目型です。内訳は、英語100点、国語100点、選択科目(地理歴史・公民・数学・理科から1科目)100点となっています。英語の配点は学部・学科によって150点の学科と100点の学科に分かれており、経済科学部は100点パターンに属します。大学公式資料によれば、英語150点のパターンは商学科・経営学科・社会学科・英語英文学科・国際政治学科が対象で、英語100点のパターンは教育学科・法律学科・現代経済学科・経済情報学科・心理学科など、より幅広い学科が対象とされています。経済科学部の場合、英語・国語・選択科目がいずれも100点の均等配点になっている点は、他学部との違いとして押さえておくとよいでしょう。試験日はA日程(2月1日)・B日程(2月2日)・C日程(2月3日)の3日程があり、1日程につき2つの学科に出願できる仕組みのため、経済科学部を含む対象学科の中から日程ごとに併願先を選べます。
高得点科目重視方式[Ⅰ型]の仕組み
高得点科目重視方式[Ⅰ型]は、スタンダード方式[Ⅰ型]で受験した英語・国語・選択科目の3科目のうち、得点の高い2科目(1科目100点×2科目=200点満点)を合否判定に使用する方式です。3科目のどの組み合わせで判定されるかは受験結果次第で、英語と国語が高得点なら「英語+国語」、国語と選択科目が高得点なら「国語+選択科目」というように、自動的に有利な2科目が採用されます。スタンダード方式[Ⅰ型]での3科目受験が必須で、スタンダード方式に出願した学科でのみ併願できます。
共通テストプラス方式[Ⅰ型]の仕組みと英語資格みなし得点
共通テストプラス方式[Ⅰ型]は、スタンダード方式[Ⅰ型]で受験した科目のうち高得点2科目(200点)と、大学入学共通テストで受験した科目のうち高得点2科目(200点、英語と国語の配点は200点を100点に換算)の合計400点満点で合否を判定する方式です。スタンダード方式[Ⅰ型]での3科目受験と、大学入学共通テストの受験の両方が必須になります。加えて、大学が指定する英語資格(実用英語技能検定・TEAP・GTEC・TOEIC・TOEFL iBT・ケンブリッジ英語検定・IELTSなど)を取得していれば、スコア・級に応じて共通テストの英語の得点を「満点の8割」または「満点」に換算するみなし得点制度があり、共通テストの英語の得点とみなし得点のいずれか高い方が使用されます。英語資格を利用する場合、共通テストの英語の受験自体は任意となる点も見逃せないポイントです。対象となる英語資格とみなし得点の対応は、たとえば実用英語技能検定(英検)なら準1級以上で満点、2級で満点の8割、TOEFL iBTなら72点以上で満点、42点以上で満点の8割というように段階的に設定されています。
高得点科目重視方式の判定方法(公式資料の例)
高得点科目重視方式[Ⅰ型]で、どの2科目が合否判定に使われるかは受験結果によって変わります。大学公式資料に掲載されている例では、英語63点・国語60点・選択科目57点だった場合、得点の高い「英語+国語」の2科目(合計123点)が自動的に合否判定に使用されます。逆に選択科目の得点が高かった場合は「国語+選択科目」、英語の得点が高かった場合は「英語+選択科目」というように、3科目のうち得点の低い1科目が自動的に除外される仕組みです。どの科目が除外されても不利にならない設計のため、3科目とも手を抜かずに受験しておくことが結果的に合格可能性を高めます。
| 方式 | 満点 | 科目構成 |
|---|---|---|
| スタンダード方式[Ⅰ型] | 300点 | 英語100+国語100+選択科目(地歴公民・数学・理科から1)100 |
| 高得点科目重視方式[Ⅰ型] | 200点 | スタンダード方式受験3科目のうち高得点2科目×100 |
| 共通テストプラス方式[Ⅰ型] | 400点 | スタンダード方式高得点2科目200+共通テスト高得点2科目200 |
後期日程の科目と配点
一般選抜(後期日程)は、経済科学部では英語100点+国語100点=200点満点の2教科型です。試験日は3月8日の1日のみで、1時限目に国語(60分)、2時限目に英語(60分)が実施されます。前期日程の3方式より科目数が少なく、短期決戦型の入試だといえます。募集人員は現代経済学科5名・経済情報学科5名の計10名と、前期日程(計118名)に比べてかなり絞られている点には注意が必要です。
共通テスト利用選抜(前期・後期)の科目と配点
共通テスト利用選抜(前期日程)は、経済科学部では600点満点の3科目型です。内訳は、外国語200点(英語はリーディング100点・リスニング100点)、国語・地理歴史・公民のうち高得点1科目200点、数学・理科・情報のうち最高得点1科目200点となっています。共通テストで複数科目を受験していれば、その中から最も得点の高い科目が自動的に合否判定に使われる仕組みのため、本学独自の個別試験を受けずに出願できる方式です。募集人員は前期日程が現代経済学科5名・経済情報学科5名の計10名、後期日程は現代経済学科2名・経済情報学科2名の計4名です。
| 学科 | 前期日程(一般選抜計118名) | 後期日程(10名) | 共通テスト利用前期(10名) |
|---|---|---|---|
| 現代経済学科 | 59名 | 5名 | 5名 |
| 経済情報学科 | 59名 | 5名 | 5名 |
出典: 広島修道大学入試情報サイト「募集人員」。前期日程の募集人員118名は、スタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式に共通の枠であり、方式ごとに個別の定員が設定されているわけではありません。入学検定料は前期日程が1出願27,000円・2出願目から15,000円加算、後期日程が1出願27,000円・2出願目以降10,000円加算です。併願する方式・日程が増えるほど検定料もかさむため、家庭で事前に総予算を決めておくことをおすすめします。
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科目別の出題傾向|英語・国語・選択科目(地歴公民・数学・理科)で何が問われるか
ここからは科目別に、広島修道大学経済科学部の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。科目ごとの傾向を把握したうえで、どの科目に重点的に時間を配分するかを決めることが、限られた学習時間を有効に使う近道になります。
英語の出題傾向
英語は、スタンダード方式・後期日程ともにマークシート方式を基本とした出題が続いているとされ、長文読解・文法語彙・会話文といった大問構成で総合的な英語力を問う傾向があると指摘されています。私立大学の入試としては標準的な難易度の設問が中心とされ、基礎知識の抜け漏れが失点に直結しやすいという指摘が複数の受験指導サイトで共通しています。特別な難問対策よりも、基礎から標準レベルの問題をどれだけ確実に得点できるかが合否を左右する科目だといえます。
国語の出題傾向
国語は、現代文を中心とした出題が続いているとされ、選択式(マークシート)を基本とした形式が採用されているとされています。経済学部らしく、社会・経済に関するテーマの評論文が扱われる傾向があると指摘されており、日頃から社会的なテーマの文章に触れておくことが読解の土台になります。漢字・語彙などの基礎知識問題も一定数含まれるとされるため、読解演習と並行して基礎知識の確認を怠らないことが大切です。
選択科目(地歴公民・数学・理科)の出題傾向
スタンダード方式の選択科目は、地理歴史・公民(世界史探究・日本史探究・地理探究・政治経済など)、数学(数学Ⅰ・A・Ⅱ)、理科(化学基礎・生物基礎の組み合わせ、または生物基礎・生物の組み合わせ)から1科目を選ぶ構成です。教科書レベルから標準的な難易度の問題が中心とされ、幅広い範囲からまんべんなく出題される傾向があると指摘されています。地歴公民を選ぶ受験生が多数派とされていますが、高校での履修状況や得意分野によって最適な選択科目は変わるため、選択者数の多さだけで科目を決めるのは避けたいところです。
後期日程の出題傾向は英語・国語の2科目に絞られる
後期日程は英語・国語の2教科のみで実施されるため、前期日程の3方式に比べて、対策すべき科目そのものが絞られるという特徴があります。出題形式そのものは前期日程と大きく変わらないマークシート中心の傾向とされていますが、試験時間が1日に集約される分、当日の時間配分や集中力の維持がより重要になります。前期日程で選択科目に苦手意識がある受験生にとっては、後期日程は英語・国語の2科目に絞って勝負できるという意味で、併願先としての価値がある方式だといえます。
スタンダード・高得点科目重視・共通テストプラス、どれを軸にすべきか一緒に整理します
同じ試験を3通りに使い分けられる制度だからこそ、今の得意科目ならどの採点方式が有利かを無料で確認できます。その場で入会を決める必要はありません。
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。3方式のいずれでも英語・国語の配点比率が高いため、この2科目の基礎固めが対策の軸になります。
英語の対策
英語は、単語・熟語・文法などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文読解の演習量を増やしていくのが効果的です。マークシート形式が中心とされる傾向を踏まえ、選択肢の中から正解を選ぶ際の根拠を本文中で明確に説明できるレベルまで読解精度を上げることが得点の安定につながります。過去問演習を始めたら、正解・不正解だけでなく「なぜその選択肢を選んだか」を記録し、自分の弱点を可視化する習慣をつけるとよいでしょう。英語は前期3方式・後期日程のいずれでも共通して配点される科目であるため、どの方式を主軸にする場合でも、英語の対策を後回しにしない計画を立てることが結果的に選択肢を広げることにつながります。
国語の対策
現代文は、社会・経済系のテーマを扱った評論文に読み慣れることが土台になります。新聞のコラムや新書レベルの評論文を日常的に読み、要旨を素早くつかむ練習を重ねると、選択式設問での取りこぼしを減らせます。漢字・語彙など基礎知識問題の対策も並行して進め、読解問題に時間を使い切れる状態を作っておくことが理想です。
選択科目の対策
地理歴史・公民を選択する場合は、通史・分野の理解を高2のうちに一通り終わらせ、高3では問題演習を通じて知識の定着度を確認していくのが基本方針です。教科書レベルから標準的な難易度の問題が中心とされる分、基礎知識の抜け漏れをどれだけ減らせるかが得点を左右します。数学を選択する場合は、数学Ⅰ・A・Ⅱの範囲を中心に、標準問題を反復して計算力と典型パターンの処理速度を高めることが優先です。理科を選択する場合は、指定された科目の組み合わせ(化学基礎・生物基礎、または生物基礎・生物)を早い段階で確認し、範囲の抜けがないように学習計画を立てておく必要があります。経済情報学科を志望する場合は、入学後にデータ分析でも数学的な考え方を使う場面が多いため、選択科目に数学を選べるかどうかも含めて早めに検討しておくとよいでしょう。
3方式併願をどう組むか
スタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式は、いずれも同じ試験(スタンダード方式[Ⅰ型])の受験結果を使い回す仕組みのため、スタンダード方式に出願しておけば、追加の負担なく高得点科目重視方式・共通テストプラス方式も併願できます。共通テストプラス方式まで併願する場合は、共通テスト対策も並行して進める必要があるため、共通テストを受験する予定があるかどうかを高3の早い段階で決めておくと、学習計画にブレが生じにくくなります。中国地方の他大学(国公立・私立)と併願する場合の考え方は山口大学経済学部の入試傾向と対策でも取り上げているので、あわせて参考にしてください。
共通テストプラス方式を検討する場合の対策の考え方
共通テストプラス方式は、本学の個別試験と大学入学共通テストの両方の対策が必要になる分、対策の負担は大きくなりますが、得意科目を2つの試験にまたがって活かせるという利点もあります。英語資格のみなし得点制度を利用できる場合は、資格取得のタイミングを高2〜高3の早い時期に前倒しすることで、共通テスト本番での英語のプレッシャーを軽減できる可能性もあります。共通テストプラス方式まで狙うかどうかは、英語資格の取得状況や共通テスト対策にかけられる時間を踏まえて、高3の夏までに判断しておくとよいでしょう。
現代経済学科・経済情報学科、志望学科の相談もできます
入試の科目・配点は共通でも、学びの内容は学科ごとに異なります。カリキュラムへの関心と対策の進め方をあわせて整理するお手伝いをします。
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
広島修道大学経済科学部の入試は、方式によって満点も科目構成も異なるため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験方式を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・国語はどの方式でも共通して配点される科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法の基礎は定期テストのたびに振り返りながら確実に固め、国語はこの時期から新聞・評論文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な読解対策に入った際の伸びが早くなります。選択科目(地歴公民・数学・理科)についても、高1のうちは基礎を大きく崩さない範囲で学習しておくと、高2での選択に幅を持たせられます。高1の時点で志望方式を1つに絞り込む必要はなく、まずは主要科目の基礎を幅広く固めることを優先してください。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、志望方式の方向性を固めながら、選択科目を決めていく時期です。英語の単語・文法、国語の読解の基礎は、高2の終わりまでに一通り仕上げておきたいところです。地理歴史・公民を選択する場合は、通史の理解を高2のうちに一通り終えられると、高3での演習に多くの時間を割けます。数学・理科を選択する場合も、高2のうちに該当範囲の基礎を固めておくことが望ましいです。共通テストプラス方式まで視野に入れている場合は、高2の後半から共通テスト形式の模試にも触れておくとギャップを減らせます。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、志望方式に応じた演習と、共通テスト対策(必要な場合)を並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 英語・国語・選択科目の基礎を固め、演習量を段階的に増やす |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、マークシート形式・時間配分への慣れを確認する |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テストプラス方式・共通テスト利用選抜を検討している場合は共通テスト対策の比重を高める |
| 共通テスト後〜前期日程(A・B・C) | スタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式に向けた総仕上げに専念 |
A・B・C3日程すべてに出願するかどうかも、高3の秋までに決めておきたい判断です。日程が増えるほど検定料の負担も増えるため、家庭の予算と相談しながら計画を立てるとよいでしょう。
浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が広島修道大学経済科学部を再受験する場合も、基本的な対策の考え方は現役生と変わりません。現役時に受けた模試や過去問演習の記録が残っている場合は、まずそれを見直し、どの科目で失点が多かったかを再確認することから始めるとよいでしょう。1年間という限られた期間を有効に使うためには、春の時点で「共通テストプラス方式・共通テスト利用選抜まで狙うのか、スタンダード方式・高得点科目重視方式に絞るのか」といった方針を早めに決め、月単位の到達目標を設定しておくことが重要です。予備校に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶことをおすすめします。
共通テスト利用選抜だけで受験する場合の注意点
共通テスト利用選抜は、本学独自の個別試験を受けずに大学入学共通テストの得点だけで出願できる方式です。募集人員は前期日程が経済科学部で計10名、後期日程が計4名と、一般選抜(前期118名)に比べてかなり少なく設定されているため、共通テスト利用選抜だけを主軸にするのは現実的ではありません。共通テスト利用選抜は、一般選抜(スタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式)を軸にしたうえで、共通テストの結果次第で合格の可能性を広げる「保険的な併願先」として位置づけるのが基本的な考え方です。
配点比率が高い英語・国語だけをプロ講師に絞って依頼できます
全科目を塾に通わせる必要はありません。前期3方式・後期日程どちらでも配点される英語・国語の読解力だけをオンラインで補強することも可能です。
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独学で目指す場合の壁と対処法
広島修道大学経済科学部は、複数の方式が同じ試験結果を使い回す、やや複雑な制度設計の入試です。知識のインプットだけなら独学でも十分に進められますが、方式ごとの併願設計や優先順位を自分だけで判断するのは簡単ではありません。特に地方の私立大学は、大手予備校の分析情報が首都圏の大学ほど充実していないことも多く、情報収集そのものに時間がかかりやすい傾向があります。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 3方式の使い分けを独学で判断するのは難しい
スタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式は、同じ試験結果を異なる採点方法で使う仕組みのため、「どの科目を伸ばせばどの方式で有利になるか」を客観的に判断する材料を、独学で十分に集めるのは難しいというのが最初の壁です。特に共通テストプラス方式は、本学の試験に加えて共通テストの結果、さらには英語資格のみなし得点まで絡む複合的な仕組みのため、制度を正確に理解しないまま出願計画を立ててしまうリスクがあります。模試の判定は「スタンダード方式なら合格圏」でも「共通テストプラス方式なら不足」というように、方式ごとに評価が変わることもあるため、1つの模試結果だけで一喜一憂せず、複数の視点から自分の立ち位置を確認する姿勢が欠かせません。
壁2: 2学科・併願設計の見落とし
経済科学部は現代経済学科・経済情報学科の2学科があり、1日程につき2つの学科に出願できる仕組みも用意されています。併願の組み方次第で受験機会の使い方が大きく変わるにもかかわらず、独学の場合、こうした併願制度の細かいルールを見落としたまま何ヶ月も対策を進めてしまうことも起こりえます。2026年度入試の公式データでは、経済科学部の一般選抜(前期日程)の学科計・競争率は方式によって1.3倍〜3.1倍まで幅があり、どの方式にどれだけ出願するかという戦略の差が、実質的な合格可能性に直結することがうかがえます。具体的な数字は次の表の通りです。
| 学科 | 方式 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 競争率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 現代経済学科 | スタンダード方式 | 413名 | 406名 | 173名 | 2.3倍 |
| 高得点科目重視方式 | 312名 | 309名 | 101名 | 3.1倍 | |
| 共通テストプラス方式 | 200名 | 200名 | 83名 | 2.4倍 | |
| 後期日程(募集5名) | 80名 | 71名 | 15名 | 4.7倍 | |
| 共通テスト利用前期(募集5名) | 104名 | 103名 | 45名 | 2.3倍 | |
| 経済情報学科 | スタンダード方式 | 238名 | 234名 | 122名 | 1.9倍 |
| 高得点科目重視方式 | 188名 | 186名 | 139名 | 1.3倍 | |
| 共通テストプラス方式 | 117名 | 117名 | 89名 | 1.3倍 | |
| 後期日程(募集5名) | 71名 | 62名 | 10名 | 6.2倍 | |
| 共通テスト利用前期(募集5名) | 55名 | 55名 | 26名 | 2.1倍 |
出典: 広島修道大学入試情報サイト「入試統計」2026年度入試統計(経済科学部、方式別)。同じ経済科学部・同じ学科でも、方式によって競争率が1倍台から6倍台まで大きく変わることが公式データから読み取れます。特に後期日程は募集人員が5名と少ないため、競争率が高くなりやすい構造になっている点も、出願計画を立てるうえで押さえておきたいポイントです。
壁3: 地方私立大学は情報・過去問が集まりにくい
全国区の大学に比べると、広島修道大学のような地方の私立大学は、出題傾向や対策法に関する情報がインターネット上に少なく、独学で情報収集をしようとすると時間がかかりやすいという壁があります。過去問(いわゆる赤本)は入手できますが、方式ごとの違いを踏まえた演習計画を自分だけで組み立てるのは容易ではありません。志望方式を早めに絞り込み、逆算スケジュールの中に過去問演習の時間をあらかじめ確保しておくことが、こうした遅れを防ぐ基本です。
壁4: 検定料など出願コストの計画も自分で立てる必要がある
スタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式は追加費用なく併願できますが、A・B・C3日程すべてに出願するか、後期日程や共通テスト利用選抜まで併願するかによって、検定料の合計は数万円単位で変わります。独学の場合、こうした出願プランと家庭の予算をどう擦り合わせるかは受験生・保護者だけで判断する必要があり、情報を整理しないまま出願直前になって慌てて日程を絞り込む、というケースも起こりえます。志望方式・日程の優先順位は、遅くとも高3の秋までに家族で話し合っておくことをおすすめします。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、方式選びや併願設計、読解問題の解き方の確認など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に相談するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。塾に通わず大学受験対策を進める場合の考え方は塾なしで大学受験に合格する方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 方式・併願選び | 公式データの数字の確認 | 自分の得意科目と方式の相性の判断 |
| 英語 | 単語・文法の暗記、長文の多読 | 読解の根拠の確認、時間配分の調整 |
| 国語・選択科目 | 知識の暗記、通史・分野の理解 | 選択式問題の解き方・選択肢の絞り込み方の確認 |
| 共通テスト対策 | 問題演習・過去問の反復 | みなし得点制度など複合的な制度の整理 |
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よくある質問(FAQ)
スタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式、結局どれに出願すればいいですか?
高得点科目重視方式・共通テストプラス方式は、スタンダード方式[Ⅰ型]に出願した学科でのみ併願できる仕組みです。追加の受験負担がほとんど無いまま合否判定のチャンスを増やせるため、経済科学部を第一志望に考えている場合は、まずスタンダード方式に出願したうえで、他の方式も併願することを検討するとよいでしょう。共通テストプラス方式まで併願するかどうかは、共通テスト対策にどれだけ時間を割けるかを踏まえて判断してください。
現代経済学科と経済情報学科はどちらを選べばいいですか?
現代経済学科はミクロ・マクロ経済学や計量経済学を軸に現代の経済現象を分析する学科、経済情報学科は経済学とシステム科学・情報科学を組み合わせ、データ分析のためのコンピュータスキルを重視する学科です。入試の科目構成・配点はどちらの学科も共通のため、学科選びは入りやすさではなく、カリキュラムへの関心を基準に決めることをおすすめします。
英語資格を持っていると有利になりますか?
共通テストプラス方式では、大学が指定する英語資格(実用英語技能検定・TEAP・GTEC・TOEIC・TOEFL iBTなど)のスコア・級に応じて、共通テストの英語の得点を「満点の8割」または「満点」に換算するみなし得点制度があります。共通テストの英語の得点とみなし得点のいずれか高い方が使用されるため、対象の英語資格を取得している受験生には有利に働く可能性があります。基準スコアの詳細は年度によって変わる可能性があるため、必ず最新の学生募集要項で確認してください。
後期日程だけで合格を目指せますか?
制度上は可能ですが、後期日程の募集人員は現代経済学科5名・経済情報学科5名の計10名と、前期日程(計118名)に比べてかなり少なく設定されています。後期日程は前期日程の結果が振るわなかった場合の保険的な位置づけとして考え、前期日程での対策を優先するのが現実的な戦略です。
選択科目は地歴公民・数学・理科のどれを選べばいいですか?
スタンダード方式の選択科目は、地理歴史・公民(世界史探究・日本史探究・地理探究・政治経済など)、数学(数学Ⅰ・A・Ⅱ)、理科(指定された科目の組み合わせ)から1科目を選ぶ構成です。高校での履修状況や得意分野を基準に選ぶのが基本で、選択者数の多さだけにとらわれず、自分が最も安定して得点できる科目を選ぶことをおすすめします。
2学科を同じ日に併願できますか?
スタンダード方式[Ⅰ型]を導入している学科のうち、1日程につき2つの学科に出願できる仕組みが用意されています。経済科学部の2学科もこの対象に含まれるため、同一日程での併願を検討できますが、具体的な組み合わせのルールは年度によって変更される可能性があるため、出願前に最新の入試ガイドで必ず確認してください。
浪人しても広島修道大学経済科学部は受験できますか?
受験できます。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。現役時と同じ得点感覚のまま計画を立てると、方式選びの見直しが遅れるリスクがあるため、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。
経済情報学科は情報系の科目についていけるか心配です。パソコンが苦手でも大丈夫ですか?
経済情報学科は、初心者でも着実にコンピュータスキルを伸ばせるカリキュラムを特徴としています。入学時点で高度な情報スキルが求められているわけではなく、経済学・システム科学・情報科学の基礎から段階的に学ぶ設計になっているため、パソコン操作に自信がない場合でも、入学後の授業を通じてスキルを積み上げていくことができます。入試の科目・配点も現代経済学科と共通のため、情報系への関心を理由に受験をためらう必要はありません。
まとめ|広島修道大学経済科学部合格への次の一歩
広島修道大学経済科学部の一般選抜は、スタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式という3つの方式が同じ試験結果を使い回す仕組みになっており、後期日程・共通テスト利用選抜(前期・後期)とあわせると選択肢は多岐にわたります。まずスタンダード方式に出願することが、他方式への併願の前提になるため、この基本構造を理解しておくことが対策の出発点です。現代経済学科・経済情報学科のどちらも入試の科目・配点は共通であり、方式の理解と学科選びは切り分けて考えられるという点も、あわせて押さえておきたい基本です。
いずれの方式でも英語・国語の配点比率が高く、この2科目の基礎力がそのまま総合得点を左右する入試だといえます。選択科目(地歴公民・数学・理科)は、高校での履修状況や得意分野を基準に、早めに決めておくことが対策の効率を高めます。
学習スケジュールとしては、高1・高2のうちに英語・国語の基礎を固め、選択科目の通史や演習を計画的に進めたうえで、高3では志望方式に応じた過去問演習に十分な時間を割くという逆算の発想が重要です。学年が上がるほど後から取り戻せる時間は少なくなるため、できるだけ早い段階から、複数方式の特徴を踏まえた計画を持っておくことをおすすめします。
浪人・再受験を検討している場合や、中国地方の他大学との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。配点比率の大きい科目・得意な選択科目を正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、方式が多くやや複雑な広島修道大学経済科学部の入試では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と各方式の実績データとの差を定期的に確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。
後期日程・共通テスト利用選抜は募集人員が限られているため、前期日程(スタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式)を主軸に据えたうえで、他の方式を保険的に併願するという優先順位を意識すると、限られた対策時間を無駄なく配分できます。検定料の負担も踏まえ、どこまで併願するかを家族で早めに話し合っておくことも、直前期に慌てないための備えになります。
現代経済学科・経済情報学科のどちらを志望するか、スタンダード方式・高得点科目重視方式・共通テストプラス方式のどれを軸にするかという組み合わせは、受験生一人ひとりの得意科目・学習状況によって最適解が変わります。「とりあえず全方式に出願する」のではなく、自分の得意科目から逆算して方式を絞り込むほうが、限られた時間の中で対策の密度を高められます。迷ったときほど、公式データにもとづいた客観的な判断材料を集めることを優先してください。
本記事の情報は執筆時点(2026年9月、2027年度入試の公式科目・配点・日程・募集人員および2026年度入試の公式結果統計)のものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず広島修道大学入試情報サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に合格最低点など2027年度入試の実施後にしか判明しない数字については、出願直前だけでなく、学習計画を立てる時点でも最新版を確認する習慣をつけておくと安心です。
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