「国士舘大学法学部を志望校に考えているが、前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜・後期選抜・大学入学共通テスト利用選抜という一般選抜の区分が多く、何がどう違うのか整理できない」——その他有名私大クラスタの中でも、国士舘大学法学部は一般選抜の区分数が多い部類に入ります。結論から言うと、前期選抜とデリバリー選抜は募集人員が合算で表記されるという独特の制度設計があり、この仕組みを知らずに数字だけを見ると、学科ごとの実質的な募集規模を見誤ってしまいます。
国士舘大学法学部の一般選抜には、前期選抜(A日程・B日程)、デリバリー選抜、中期選抜、後期選抜、大学入学共通テスト利用選抜(Ⅰ期・Ⅱ期)という5つの区分があり、同じ「国語・英語・地歴公民数学」という科目構成でも、方式によって配点合計や試験会場、募集人員がまったく異なります。この記事では、国士舘大学法学部が公表している令和9年度の入学試験情報と、令和8年度の入学者選抜結果をもとに、各方式の科目構成と配点、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。
先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員・日程・倍率などの数字は、国士舘大学の公式サイトが公表している令和9(2027)年度入学試験情報、および令和8(2026)年度の入学者選抜結果に基づくものです。入試制度や倍率は年度によって変動することがあります。出願にあたっては必ず国士舘大学の公式サイトおよび最新の入学者選抜要項でご確認ください。
まずは5方式のうちどれが合うかを一緒に整理しませんか
前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜・後期選抜・共通テスト利用選抜のどれを軸に出願すべきかは、家庭の状況や得意科目によって最適解が変わります。オンライン専門・全国対応のプロ講師が、現在地と選択肢を一緒に整理します。その場で入会を決める必要はありません。
オンライン専門・全国対応/入会金20,000円・1時間6,000円〜(税込)/教材販売や管理費はありません
【結論】国士舘大学法学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。国士舘大学法学部の一般選抜には、世田谷キャンパスで実施される「前期選抜」(法学部独自問題ではなく全学部共通の科目区分)、全国21会場で実施される「デリバリー選抜」、関東圏13会場の「中期選抜」、世田谷キャンパスの「後期選抜」、大学入学共通テストの成績を利用する「大学入学共通テスト利用選抜」(Ⅰ期・Ⅱ期)の5区分があります。
| 選抜区分 | 試験会場 | 科目構成・配点合計 | 法律学科の募集人員 |
|---|---|---|---|
| 前期選抜(A・B日程) | 世田谷キャンパス | 国語100+英語100+選択100=300点 | 64名(デリバリーと合算) |
| デリバリー選抜 | 全国21会場 | 選択100+英語100=200点 | 64名(前期と合算) |
| 中期選抜 | 関東圏13会場 | 選択100+英語100=200点 | 6名 |
| 後期選抜 | 世田谷キャンパス | 選択100+英語100=200点 | 5名 |
| 共通テスト利用選抜 | 個別試験なし | 外国語200+国語110+選択100=410点 | 19名(Ⅰ・Ⅱ期合算) |
出典: 国士舘大学「令和9年度入学者選抜ガイドブック」一般選抜(前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜・後期選抜・大学入学共通テスト利用選抜)各章。5区分とも似た科目名に見えて、配点合計・試験会場・募集人員の合算単位が方式ごとに異なります。この違いこそが国士舘大学法学部の入試を複雑にしている最大の要因です。とりわけ前期選抜とデリバリー選抜は、法律学科・現代ビジネス法学科ともに募集人員が2方式合算で公表されており、方式単体の募集規模は非公表という点は見落としやすいポイントです。
5方式を一言で
前期選抜は世田谷キャンパス1会場のみで実施される、法学部の主戦場となる方式です。デリバリー選抜は全国21会場で実施され、1回の試験で他学部との併願もできます。中期選抜・後期選抜は前期・デリバリーより募集人員が少なく、追加の受験機会として位置づけられています。大学入学共通テスト利用選抜は個別試験を課さず、共通テストの得点だけで出願できる方式です。5区分は組み合わせて出願することができるため、法学部を強く志望するなら複数方式に出願して受験機会を増やす戦略が現実的です。どの方式にどれだけ出願するかは、家庭の受験予算(検定料は方式ごとに異なる)とも関わってくるため、早い段階で家族内で方針を共有しておくと出願直前になって慌てずに済みます。
方式別に見る倍率の違い(令和8年度実績)
令和8(2026)年度の入学者選抜結果を見ると、同じ国士舘大学法学部でも方式によって倍率にかなりの差があります。前期選抜では、法律学科がA日程倍率2.0倍・B日程倍率1.9倍、現代ビジネス法学科がA日程倍率2.1倍・B日程倍率2.2倍という結果でした。これに対してデリバリー選抜は法律学科2.8倍・現代ビジネス法学科3.2倍と、前期選抜よりやや高めの水準です。特に注目したいのが大学入学共通テスト利用選抜Ⅰ期で、法律学科9.2倍・現代ビジネス法学科11.2倍という高い倍率になっており、募集人員がⅠ期・Ⅱ期合算で19〜20名程度と少ないことが背景にあります。この数字をそのまま来年度の目安にするのではなく、「募集人員が少ない方式ほど倍率が跳ね上がりやすい」という構造そのものを踏まえて出願戦略を立てることをおすすめします。
「うちの場合はどうすればいいか」を学科単位で相談できます
法律学科・現代ビジネス法学科のどちらを軸にするか、5コースのうちどれを目指すかも含め、一般論ではなくお子さんの学年・状況・志望校に合わせた進め方をお伝えします。
オンライン専門・全国対応/入会金20,000円・1時間6,000円〜(税込)/教材販売や管理費はありません
国士舘大学法学部とは|学科の特徴と求められる力
国士舘大学法学部は、1966年1月27日に文部省の設置認可を受け、同年4月に創設された学部です。1974年には比較法制研究所、1995年には法学研究科が設置され、2001年4月には現代ビジネス法学科が開設されました。2006年4月に総合知的財産法学研究科が開設され、2008年4月には梅ヶ丘校舎34号館の落成にともない法律学科1・2年次が町田キャンパスから世田谷キャンパスへ移転、法学部全学年が世田谷キャンパスに集中する現在の形になりました。2016年4月には法学部創設50周年を迎えています。
2学科、何が違うのか
国士舘大学法学部は、法律学科と現代ビジネス法学科の2学科で構成されています。法律学科は公法・私法・基礎法など広範な法学教育を提供する学科で、環境・雇用・消費者・男女平等・少年犯罪といった幅広い課題に対応する力を養います。現代ビジネス法学科は企業法務・知的財産を柱とし、ビジネスに関わる法を実践的に学ぶことに重点を置いた学科です。どちらの学科も2年次からコース選択を行い専門性を深めていく点は共通しており、1年次は両学科とも法律の基礎科目を幅広く学ぶ構成になっています。
法律学科の5コース
法律学科は2年次から5つのコースに分かれます。法律職法学コースは公法・私法・基礎法を主たる専門領域とし、法曹志望者や研究者を育成するコースです。公法コースは憲法・行政法を中心に学び、公務員や行政書士を志望する学生に向いています。民事系コースは民法を重点的に学び、一般企業やNPO法人での活躍を想定したコースです。刑事系コースは刑事法を主たる専門領域とし、警察官や刑務官を志望する学生向けに設計されています。法学総合コースは民法と刑法を基盤に、企業や地方公務員でのジェネラリスト的な活動を目指すコースです。
現代ビジネス法学科の5コース
現代ビジネス法学科も2年次から5コース制です。公共サービスコースは憲法・行政法を主たる専門領域とし、公務員・消防官・国税調査官を主な進路として想定しています。知財コースは知的財産法に重点を置き、弁理士や知財関連企業への就職を目指すコースです。企業法コースは民法と会社法を中心に学び、一般企業や経営コンサルタント職を想定しています。公共安全コースは経済刑法を主たる専門領域とし、警察官や国税査察官を主な進路として想定するコースです。法学総合コースは民法・刑法を基軸に、汎用的な法律知識を備えた企業人・公務員の育成を目指します。同じコース名(法学総合コース)が両学科に存在しますが、学科によって基盤となる科目群や進路イメージに違いがあるため、パンフレットやオープンキャンパスで両学科のコース内容を比較しておくと、自分の関心に合った学科を選びやすくなります。
模擬法廷教室と実践的な学び
法学部の拠点である世田谷キャンパスの梅ヶ丘校舎34号館には、108名収容の本格的な模擬法廷教室が設けられています。発言者追尾カメラや録画収録装置などの最新設備を備え、実際の裁判を疑似体験しながら訴訟手続きを学べることが特徴です。学生が企画・運営する模擬裁判や法律討論会、司法機関見学会も実施されており、座学だけでなく実践を通じて法的思考力を養う機会が用意されています。公務員志望者・資格試験志望者向けの学習支援活動や自習室を提供する法学会の研究室もあり、公務員試験対策講座や警察官向けの模擬面接指導、キャリア講座など、進路に直結した独自の支援体制が整っている点も特色です。法律学科・現代ビジネス法学科それぞれのコースが公務員・警察官・企業法務・知的財産といった具体的な進路と結びついているため、入学後にコースを選ぶ段階で「自分がどの分野の法律を軸にするか」を意識しやすい設計になっています。
入学定員(全選抜合計)
一般選抜の各方式の募集人員とは別に、総合型選抜・学校推薦型選抜なども含めた学科全体の年間入学定員が定められています。法学部の入学定員(全選抜合計)は法律学科200名・現代ビジネス法学科200名で、学部合計400名です。
| 学科 | 入学定員(全選抜合計) | 2年次以降のコース数 |
|---|---|---|
| 法律学科 | 200名 | 5コース |
| 現代ビジネス法学科 | 200名 | 5コース |
一般選抜1方式あたりの募集人員(前期選抜・デリバリー選抜の合算で64名など)と、この学科全体の入学定員400名とは異なる数字である点に注意してください。「一般選抜1方式の募集人員」と「学科全体の定員」を混同すると、実質的な合格難易度の見立てを誤りやすいので、この2つの数字は分けて理解しておくことをおすすめします。
残り期間から逆算した学習プランを無料で作成します
前期選抜・デリバリー選抜・共通テスト利用選抜それぞれの試験日から逆算し、いつまでに何をどこまで進めれば届くのかを、科目単位で具体化してお渡しします。
オンライン専門・全国対応/入会金20,000円・1時間6,000円〜(税込)/教材販売や管理費はありません
一般選抜の入試方式と科目構成|前期・デリバリー・中期・後期・共通テスト利用の配点・募集人員
ここからは、国士舘大学法学部の一般選抜の科目構成と配点を、前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜・後期選抜・大学入学共通テスト利用選抜のそれぞれについて詳しく見ていきます。前期選抜とデリバリー選抜は募集人員が合算表記される仕組みのため、この前提を知らずに出願計画を立てると規模感を誤りかねません。
出願資格の基本
一般選抜に出願できるのは、高等学校または中等教育学校を卒業した者、および卒業見込みの者などが基本です。外国の教育課程を修了した者や高等学校卒業程度認定試験の合格者など、複数の出願資格区分が用意されているため、通常の高校卒業ルート以外で出願を検討している場合は、募集要項の出願資格の項目を早めに確認しておくと安心です。入学時点で18歳に達することが条件となる区分もあるため、高校卒業程度認定試験のルートで出願を検討している場合は特に、時期の要件を早めに確認しておくことをおすすめします。
前期選抜(A日程・B日程)の科目構成と配点
前期選抜は世田谷キャンパスで実施される方式で、A日程・B日程の2日程から希望する試験日を選択できます。両日程は併願が可能で、A・B両方を受験することもできます。
| 教科 | 出題範囲 | 配点 |
|---|---|---|
| 国語 | 必須科目 | 100点 |
| 地理歴史・公民・数学(選択) | 地理総合+地理探究/歴史総合+日本史探究/歴史総合+世界史探究/公共+政治・経済/数学Ⅰ・数学Aから1科目 | 100点 |
| 英語 | 必須科目 | 100点 |
配点合計は300点です。募集人員は法律学科・現代ビジネス法学科ともに、デリバリー選抜との合算で法律学科64名・現代ビジネス法学科61名と公表されています。令和9年度日程は、出願期間が1月5日〜1月22日、試験日はA日程が2月1日・B日程が2月2日、合格発表は2月12日です。政経学部のように総合評価方式・トップワン方式の使い分けはなく、法学部は合計得点による判定のみとなります。
デリバリー選抜の科目構成と配点(全国21会場)
デリバリー選抜は、全国21会場(札幌・仙台・郡山・水戸・宇都宮・高崎・大宮・柏・千葉・池袋・世田谷・立川・横浜・新潟・金沢・甲府・松本・静岡・名古屋・広島・福岡)で実施される方式です。1回の試験で他学部の併願が可能で、成績優秀奨学生制度の対象選抜にもなっています。
| 教科 | 出題範囲 | 配点 |
|---|---|---|
| 国語・数学(選択) | 国語または数学Ⅰ・数学Aから1科目 | 100点 |
| 英語 | 必須科目 | 100点 |
配点合計は200点で、前期選抜より1科目少ないシンプルな構成です。募集人員は前期選抜との合算枠のため、方式単体での募集人員は公表されていません。令和9年度日程は、出願期間が1月5日〜1月22日、試験日は2月3日、合格発表は2月12日です。試験会場は出願時に選択でき、収容人数が定員に達した会場は選べなくなる点に注意してください。
中期選抜の科目構成と配点
中期選抜は、関東圏13会場(水戸・宇都宮・高崎・大宮・柏・千葉・池袋・世田谷・立川・横浜・新潟・甲府・静岡)で実施される方式です。科目構成はデリバリー選抜と同じ国語・数学から1科目選択+英語必須の200点満点ですが、募集人員は前期選抜・デリバリー選抜より少なく設定されています。
募集人員は法律学科6名・現代ビジネス法学科6名です。令和9年度日程は出願期間が2月1日〜2月15日、試験日が2月20日、合格発表が2月27日となっており、前期選抜・デリバリー選抜で不本意な結果に終わった場合の追加の受験機会として活用しやすい方式です。中期選抜は関東圏の会場に限定されるぶん、遠方から前期選抜・デリバリー選抜のために上京する負担を1回に集約できるという実務的なメリットもあります。前期選抜・デリバリー選抜の結果を踏まえてから出願の要否を判断できる時期に設定されている点も、併願計画を立てるうえで押さえておきたいポイントです。
後期選抜の科目構成と配点
後期選抜は、世田谷キャンパスで実施される、一般選抜の中でもっとも試験日が遅い方式です。国語・数学・小論文のいずれか1科目選択+英語必須という200点満点の構成で、選択科目に小論文が加わる点が前期・デリバリー・中期との違いです。
募集人員は法律学科5名・現代ビジネス法学科5名です。令和9年度日程は出願期間が2月16日〜2月23日、試験日が3月2日、合格発表が3月8日で、他の私大の後期日程と併願しやすい時期に設定されています。募集人員が少ないぶん、直前期に手応えが芳しくなかった受験生が滑り込みで挑戦するケースも見られる方式です。
大学入学共通テスト利用選抜(Ⅰ期・Ⅱ期)の配点
大学入学共通テスト利用選抜は、大学入学共通テストの成績を利用し、法学部独自の個別試験を課さない方式です。配点合計は410点(外国語200点・国語110点・選択100点)という構成になっています。
| 教科 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|
| 外国語(英語) | リーディング100点+リスニング100点 | 200点 |
| 国語 | 必須 | 110点 |
| 選択科目 | 地理歴史・公民・数学・理科・情報から1科目 | 100点 |
募集人員はⅠ期・Ⅱ期合算で法律学科19名・現代ビジネス法学科20名です。Ⅰ期は出願期間1月5日〜1月15日で共通テスト本試験がそのまま試験日にあたり、合格発表は2月12日です。Ⅱ期は出願期間2月16日〜2月23日、合格発表3月8日です。Ⅰ期は成績優秀奨学生制度の対象選抜にもなっています。個別試験を受けずに共通テストの成績だけで出願できるため、共通テストの手応えが良かった場合の追加の受験機会として活用しやすい方式ですが、後述のとおり倍率は他方式より高めに出る傾向があります。
英語外部試験の活用
前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜・後期選抜では、英語外部試験の結果(4技能)を出願時に事前登録することで活用できます。本学が出題する英語の受験は必須で、外部試験のCEFR基準に応じて段階別に加点される仕組みです。
| CEFR基準 | 加点 |
|---|---|
| C2 | 16点 |
| C1 | 12点 |
| B2 | 8点 |
| B1 | 4点 |
| A2・A1 | 加点なし |
対象となるのは実用英語技能検定・TOEIC・TOEIC Bridge・TOEFL iBT・IELTS・GTEC・TEAP・ケンブリッジ英語検定などです。加点後の英語得点は100点を超えない上限が設けられているため、外部試験のスコアが高くても英語の得点が青天井で伸びるわけではない点は理解しておく必要があります。それでも当日の英語の出来にブレがあった場合の保険として機能するため、対象資格を持っている場合は出願時に忘れず提出することをおすすめします。
検定料と併願の仕組み
大学入学共通テスト利用選抜を除く一般選抜(前期・デリバリー・中期・後期)は1受験35,000円です。前期選抜(A・B日程)とデリバリー選抜の間で2受験以上を併願する場合は、何受験でも定額40,000円で受験できます。中期選抜内、後期選抜内でもそれぞれ同様の併願割引があります。大学入学共通テスト利用選抜は1受験15,000円、同一期内での2受験以上の併願は20,000円です。第2志望登録(法律学科⇔現代ビジネス法学科)は無料でできる点も見落とせないポイントです。合格発表は発表日の11:00からマイページ上で行われ、合格通知書等の郵送は行われません。前期選抜・デリバリー選抜・共通テスト利用選抜Ⅰ期では、合格発表時に候補者であることの通知が行われ、入学予定数に満たない場合は追加合格の連絡が入ることがあります。中期選抜・後期選抜・共通テスト利用選抜Ⅱ期では、候補者への通知後、指定日に電話連絡で入学意思の確認が行われる仕組みです。マイページの確認をこまめに行う習慣をつけておくと、追加合格の連絡を見落とすリスクを減らせます。
令和9年度の出願期間・試験日(参考)
令和9(2027)年度の日程は、大学入学共通テスト利用選抜Ⅰ期の出願期間が1月5日〜1月15日、前期選抜(A・B日程)とデリバリー選抜の出願期間が1月5日〜1月22日、試験日は前期A日程が2月1日・B日程が2月2日・デリバリー選抜が2月3日でした。中期選抜は2月20日、後期選抜は3月2日、大学入学共通テスト利用選抜Ⅱ期は出願期間2月16日〜2月23日と、1月中旬から3月上旬まで受験機会が段階的に用意されています。これらはあくまで令和9年度の日程であり、次年度の出願期間・試験日は本記事執筆時点ではまだ公表されていません。例年前年の入学者選抜要項が公表される時期に合わせて発表される傾向があるため、公表され次第、国士舘大学の公式サイトで最新の日程を必ず確認してください。
読解の精度確認や出願戦略の相談だけでも活用できます
すべての科目を任せる必要はありません。国語・英語の読解演習の精度確認や、5方式・2学科の使い分けを含む出願戦略の設計など、独学では検証しづらい部分だけをスポットで依頼することもできます。
オンライン専門・全国対応/入会金20,000円・1時間6,000円〜(税込)/教材販売や管理費はありません
科目別の出題傾向|国語・英語・地歴公民数学で何が問われるか
ここからは科目別に、国士舘大学法学部の一般選抜(前期選抜・デリバリー選抜を中心)の出題傾向を見ていきます。以下は私立大学文系型の一般選抜に共通しやすい傾向を踏まえた一般的な整理であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
国語の出題傾向
国語は前期選抜では必須科目、デリバリー選抜・中期選抜では選択科目の一つとして出題され、配点は100点です。私立大学文系型の国語では、現代文・古文それぞれ1題ずつ、マーク式中心の出題になりやすいという一般的な傾向があるとされます。法学部は法律・政治・社会問題を扱う学科が中心のため、評論文では法律論・社会論・時事的な論考といった硬質な文章が扱われやすい傾向があります。古文は文語文法・古文単語の知識を前提とした設問が中心になりやすく、漢字の読み書きなど知識問題への配点も見込んでおく必要があります。
英語の出題傾向
英語はすべての一般選抜方式で必須科目として位置づけられており、配点は100点です。私立大学文系型の英語入試では、長文読解2〜3題と文法・語彙・会話表現などの知識問題を組み合わせた大問構成が一般的とされ、マーク式中心の出題で長文読解の配点比重が高くなりやすい傾向があります。読解問題では、指示語や代名詞が何を指しているかを正確に把握する精読力と、限られた試験時間の中で長文を読み切る速読力の両方が求められます。知識系の設問は基本〜標準レベルの語彙・文法が中心になりやすく、極端な難問よりも取りこぼしを減らす対策が有効とされています。英語外部試験を持っている場合は加点制度も活用できるため、対策と並行して資格取得も視野に入れておくとよいでしょう。
地歴公民数学(選択科目)の出題傾向
地歴公民数学は、前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜では地理総合+地理探究、歴史総合+日本史探究、歴史総合+世界史探究、公共+政治・経済、数学Ⅰ・数学Aから1科目を選択する形式です。私立大学文系型の日本史・世界史では、マーク式中心で教科書レベルの用語知識を問う設問が主体になりやすく、単独の用語暗記だけでなく、時代背景や制度の目的まで踏み込んで理解しているかが問われやすい傾向があります。公共・政治経済は教科書レベルの知識を土台に、時事的な話題への関心を組み合わせて対策するのが現実的です。数学を選択する場合は「数学Ⅰ・数学A」という比較的絞られた範囲になるため、この範囲を確実に得点源にできれば選択科目として有力な候補になります。共通テスト利用選抜では理科・情報も選択科目に含まれるため、共通テストでの得点状況によっては理系科目での出願も視野に入れられます。
まずは5方式のうちどれが合うかを一緒に整理しませんか
前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜・後期選抜・共通テスト利用選抜のどれを軸に出願すべきかは、家庭の状況や得意科目によって最適解が変わります。オンライン専門・全国対応のプロ講師が、現在地と選択肢を一緒に整理します。その場で入会を決める必要はありません。
オンライン専門・全国対応/入会金20,000円・1時間6,000円〜(税込)/教材販売や管理費はありません
科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。国語は評論文への慣れと古文の基礎固め、英語は語彙・文法の精度と読解速度の両立、地歴公民数学は選択科目の早期確定がそれぞれのカギになります。
国語の対策
現代文は、法律論・社会論・時事的な論考など評論文を読み慣れることが土台になります。新書レベルの評論文を日常的に読み、選択肢の中から本文の内容と矛盾するものを消していく消去法の精度を上げる練習が、マーク式中心の出題傾向に対して有効とされています。あわせて、設問が何を尋ねているのかを一度自分の言葉で言い換えてから選択肢を吟味する習慣をつけておくと、紛らわしい選択肢に惑わされにくくなります。古文は文語文法・古文単語の習熟が前提となるため、基礎的な文法・単語を高2までに一通り固め、高3では現代語訳・文学史・敬語まで対応できる状態を目指すのが理想です。漢字の書き取りなど知識問題への配点も見込まれるため、現代文・古文の読解対策と並行して、漢字・語彙の学習も継続しておくことをおすすめします。塾や家庭教師を活用する場合の費用感については大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
英語の対策
長文読解の配点比重が高くなりやすいことを踏まえると、まず読解の精度とスピードを両立させる練習が重要です。指示語・代名詞が何を指すかを都度確認しながら読む精読の習慣を高2のうちから身につけておくと、本番での読み違いを減らせます。知識系の設問は基本〜標準レベルが中心になりやすいため、難問対策よりも基本単語・熟語・頻出文法事項の抜け漏れをなくすことが得点の安定につながります。過去問演習を通じて、大問ごとにどれくらいの時間配分で解き進めるかの感覚を早めに身につけておくと、本番での時間切れを防ぎやすくなります。英語外部試験の加点制度を活用する場合は、遅くとも高3の夏までに一度受験しておくと、当日の得点に上乗せできる余地を作れます。
地歴公民数学の対策
地歴公民数学は方式によって選択できる範囲がほぼ共通しているため、どの科目を選択するかを高2のうちに決めておくことが遠回りを避けるポイントです。日本史・世界史を選ぶ場合は、教科書の記述を丸暗記するのではなく、時代背景や制度の目的を自分の言葉で説明できるレベルまで理解を深めておくと安心です。公共・政治経済を選ぶ場合は、教科書レベルの知識に加えて時事的な話題にも関心を持っておくと、出題の変化にも対応しやすくなります。数学を選ぶ場合は、数学Ⅰ・数学Aという範囲の広さを踏まえ、特定の単元に偏らず標準レベルの問題集を1冊仕上げる形で全範囲をカバーしておくことが得点の安定につながります。
過去問演習の進め方
過去問演習を始める時期は、遅くとも高3の夏休みが一つの目安です。最初から本番同様の制限時間で解くのではなく、まずは大問構成に慣れることを優先し、慣れてきた段階で時間を計る演習に移行するという2段階のステップを踏むと、挫折しにくくなります。演習後は正誤の確認だけで終わらせず、間違えた設問について「知識不足」「時間不足」「読み間違い」のどれが原因だったかを記録しておくと、次の演習で意識すべきポイントが明確になります。前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜は出題科目の枠組みが似ているため、1つの方式の過去問演習で培った力を、そのまま他の方式の対策にも転用できる点は効率化のポイントです。後期選抜だけは選択科目に小論文が加わるため、後期選抜も視野に入れている場合は、他方式とは別に小論文の書き方に触れる時間を早めに確保しておくと安心です。
「うちの場合はどうすればいいか」を学科単位で相談できます
法律学科・現代ビジネス法学科のどちらを軸にするか、5コースのうちどれを目指すかも含め、一般論ではなくお子さんの学年・状況・志望校に合わせた進め方をお伝えします。
オンライン専門・全国対応/入会金20,000円・1時間6,000円〜(税込)/教材販売や管理費はありません
学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
国士舘大学法学部は、前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜・後期選抜・共通テスト利用選抜という複数方式それぞれで出願時期・試験時期が異なるため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験科目を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法の基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。国語は、この時期から新書や評論文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な読解対策に入った際の伸びが早くなります。地歴公民のどの科目を選択科目にするかは、高1の授業内容への関心や得意不得意を見ながら少しずつ絞り込んでいくとよいでしょう。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、5つの一般選抜方式のうちどれを軸にするかを意識し始める時期です。英語の単語・文法、選択予定の地歴公民数学の教科書レベルの理解は、高2の終わりまでに一通り仕上げておきたいところです。高2の後半からは志望校を意識した模試を受け始め、マーク式中心の出題形式に近い問題に触れておくと、高3でのギャップを減らせます。模試の結果は偏差値の一喜一憂で終わらせず、大問ごとの正答率を記録して自分の弱点分野を可視化しておくと、高3の演習計画に直結する材料になります。国語は現代文の評論文読解に加え、古文の文語文法・単語も高2のうちに基礎を固めておくと、高3で過去問演習に入った際のスタートラインが変わってきます。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、前期選抜・デリバリー選抜対策を軸にしつつ、共通テスト利用選抜も見据えて対策を進める時期になります。5方式のうちどれに出願するかをこの時期に固めておくと、直前期の対策の的が絞りやすくなります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 英語長文の速読力と精読力を並行して鍛え、国語は評論文・古文の読解演習量を増やす |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、大問ごとの時間配分と得点の取りこぼしを確認していく |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テスト対策の比重を一時的に高める。共通テスト利用選抜での出願も視野に入れる |
| 共通テスト後〜前期選抜・デリバリー選抜 | 共通テストの自己採点をもとに、前期選抜(2月上旬)・デリバリー選抜に向けて総仕上げに専念 |
共通テスト後から前期選抜までの期間は限られているため、国語・英語・地歴公民数学の総仕上げを効率よく進める計画を事前に立てておく必要があります。過去問演習の段階から、大問ごとに「制限時間内に着手できたか」「どの設問で時間を使いすぎたか」を記録しておくと、直前期の優先順位づけがスムーズになります。
併願校対策との両立
国士舘大学法学部を第一志望としながら、その他有名私大クラスタの他大学を併願するご家庭は少なくありません。私立大学文系は大学ごとに複数の選抜方式を持つケースが多く、国士舘大学の前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜・後期選抜・共通テスト利用選抜と、併願校の選抜方式とでは出願スケジュールの組み方自体が変わってきます。併願校対策に時間を割きすぎて国士舘大学向けの対策が手薄にならないよう、高3の秋以降は志望校ごとに「今週はどの大学の過去問を優先するか」を明確にしながら演習時間を配分する工夫が有効です。共通テスト利用選抜で併願する大学がある場合は、共通テストの得点をどちらにも活かせるため、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと併願戦略全体の効率が上がります。私大文系の複数選抜方式を比較検討する際の考え方は日本大学法学部の入試傾向と対策でも取り上げているので、あわせて参考にしてください。
残り期間から逆算した学習プランを無料で作成します
前期選抜・デリバリー選抜・共通テスト利用選抜それぞれの試験日から逆算し、いつまでに何をどこまで進めれば届くのかを、科目単位で具体化してお渡しします。
オンライン専門・全国対応/入会金20,000円・1時間6,000円〜(税込)/教材販売や管理費はありません
独学で目指す場合の壁と対処法
国士舘大学法学部は、前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜・後期選抜・共通テスト利用選抜という5方式それぞれで試験会場・配点・募集人員が異なり、法律学科・現代ビジネス法学科という2学科の選択も特徴の入試です。知識のインプットは独学でも十分進められますが、方式の使い分けや出願戦略の見極めは独学だけでは難しい面があります。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 5つの選抜方式のどれに出願すべきか判断できない
国士舘大学法学部は、前期選抜とデリバリー選抜の募集人員が合算表記されるなど、方式ごとの制度の情報量が非常に多くなっています。どの方式にどれだけ出願・対策の比重を置くべきかという戦略的な判断は、情報収集だけでは最適解にたどり着きにくいという構造的な難しさがあります。特にデリバリー選抜は全国21会場から選べる一方で収容人数に上限があるなど、細かい違いを見落としたまま出願直前になって気づくケースも少なくありません。第三者に5方式それぞれの特徴を整理してもらいながら、自分の状況に合った出願計画を立てられると、こうした手探りの期間を短縮しやすくなります。
壁2: 記述式・選択科目の採点基準が独学ではわからない
国語の現代文・古文では選択肢の正誤判断だけでなく部分的な知識問題も出題されやすく、採点基準は大学から公表されていません。参考書の模範解答と見比べるだけでは、自分の理解のどこが弱いのかを正確に把握するのが難しいというのが独学最大の壁です。後期選抜で選択できる小論文についても、どこまで論理構成や表現力が評価されるのか、独学だと基準が曖昧になりがちです。自分の答案を客観的に見比べる相手がいないまま演習を重ねると、同じつまずきを直せないまま本番を迎えてしまうことがあります。特に現代文の選択肢問題は、正解の根拠を本文のどこに求めるかという読み筋そのものが人によってばらつきやすく、模範解答の結論だけを覚えても類題で同じ精度を再現できないというケースが目立ちます。
壁3: 方式ごとの倍率差が大きく計画がぶれやすい
ここまで見てきた通り、国士舘大学法学部は方式によって倍率の水準が大きく異なります(前期選抜が2倍前後なのに対し、共通テスト利用選抜Ⅰ期は法律学科9.2倍・現代ビジネス法学科11.2倍でした)。「共通テストの手応えが良かったから大丈夫」という前提で学習量を決めると、対応が後手に回りかねません。独学の場合、こうした方式ごとの倍率差を自分だけで継続的に追いかけ続けるのは意外と負担が大きく、学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に最新の入試結果を踏まえた進捗確認をしてもらえると、こうしたロスを防ぎやすくなります。特に高3の秋以降は、前期選抜対策・デリバリー選抜対策・共通テスト対策の3つを同時並行で進める必要が出てくるため、独学のまま計画管理まで自己流で行うと、どれか1つが手薄になりがちです。週単位で3つの対策にどれだけ時間を配分できているかを可視化しておくだけでも、偏りへの気づきが早くなります。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、独学で進められる範囲と第三者の視点が必要な範囲を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、記述・選択科目の理解度確認や出願戦略の設計など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 国語 | 古文単語・文語文法の暗記、漢字の書き取り | 現代文の読解・選択肢判断の精度確認 |
| 英語 | 単語・文法の暗記、長文の多読 | 読解速度・時間配分の調整 |
| 地歴公民数学 | 教科書レベルの暗記、標準問題の反復演習 | 時代背景・制度理解の深掘り、選択科目の最終決定 |
| 出願戦略 | 各方式の募集要項の確認 | 5方式・2学科の使い分け・併願プランの設計 |
1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、読解の精度確認だけ、出願戦略の相談だけといった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、理解の精度や戦略設計が頭打ちになっている部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。特に5方式の使い分けや併願プランの設計は、一度整理してもらえれば以降は本人が主体的に進められることが多いため、学習の初期段階で一度プロに相談し、方向性を固めてから独学に戻るという使い方も選択肢の一つです。その他有名私大クラスタの中で併願校を検討する際は國學院大學法学部の入試傾向と対策のような他大学の記事も参考にしながら、自分の併願プラン全体を俯瞰しておくと計画が立てやすくなります。
読解の精度確認や出願戦略の相談だけでも活用できます
すべての科目を任せる必要はありません。国語・英語の読解演習の精度確認や、5方式・2学科の使い分けを含む出願戦略の設計など、独学では検証しづらい部分だけをスポットで依頼することもできます。
オンライン専門・全国対応/入会金20,000円・1時間6,000円〜(税込)/教材販売や管理費はありません
よくある質問(FAQ)
前期選抜とデリバリー選抜、どちらを受けるべきですか?
両方受験することも可能です。前期選抜は国語・英語必須+選択科目1科目の300点満点、デリバリー選抜は国語または数学+英語の200点満点で、募集人員は合算表記のため単体の狭き門というわけではありません。併願検定料(40,000円で2受験以上)を使えば負担を抑えて両方に出願できます。実際に令和8年度実績でも、前期選抜(倍率2.0倍前後)とデリバリー選抜(倍率2.8〜3.2倍)では難易度の傾向が異なるため、両方に出願しておくことで合格のチャンスを広げやすくなります。
前期選抜のA日程とB日程は両方受けられますか?
受けられます。A日程は2月1日、B日程は2月2日に世田谷キャンパスで実施され、両日程は併願が可能です。出願期間はいずれも1月5日〜1月22日で、同一の出願登録の中で日程を選択します。
デリバリー選抜は全国どこでも受けられますか?
全国21会場から選択できますが、収容人数が定員に達した会場は選べなくなるため、志望が固まったら早めに出願することをおすすめします。試験会場は出願時に選ぶ仕組みです。
共通テスト利用選抜だけで出願することはできますか?
できます。共通テスト利用選抜は大学独自の個別試験を課さず、大学入学共通テストの成績のみで合否を判定する方式です。ただし令和8年度実績では倍率が法律学科9.2倍・現代ビジネス法学科11.2倍と他方式より高めのため、前期選抜・デリバリー選抜との併願も検討することをおすすめします。
法律学科と現代ビジネス法学科、どう選べばいいですか?
法律学科は公法・私法など法律そのものを専門的に学びたい受験生向け、現代ビジネス法学科は企業法務・知的財産を中心にビジネスに関わる法を学びたい受験生向けです。両学科ともに2年次から法学総合コースを含む5コース制のため、進路イメージと各コースの主専門領域を照らし合わせて検討するとよいでしょう。法律職法学コース(法律学科)や知財コース・企業法コース(現代ビジネス法学科)など、同じ法学部でも学科によって専門色の出方が異なるため、オープンキャンパスや学部案内で両学科の授業科目を見比べておくと入学後のミスマッチを避けやすくなります。第2志望登録も無料でできます。
英語外部試験を持っていないと不利になりますか?
不利にはなりません。英語外部試験の加点制度はあくまで任意の上乗せ措置で、本学が出題する英語の受験は全員必須です。外部試験を持っていない場合は、当日の英語の得点をそのまま合否判定に使う仕組みなので、通常どおりの対策で問題ありません。
浪人しても国士舘大学法学部は受験できますか?
受験できます。浪人生・既卒生も出願資格を満たせば一般選抜(前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜・後期選抜・共通テスト利用選抜)に出願可能です。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、配点の大きい国語・英語を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。
まずは5方式のうちどれが合うかを一緒に整理しませんか
前期選抜・デリバリー選抜・中期選抜・後期選抜・共通テスト利用選抜のどれを軸に出願すべきかは、家庭の状況や得意科目によって最適解が変わります。オンライン専門・全国対応のプロ講師が、現在地と選択肢を一緒に整理します。その場で入会を決める必要はありません。
オンライン専門・全国対応/入会金20,000円・1時間6,000円〜(税込)/教材販売や管理費はありません
まとめ|国士舘大学法学部合格への次の一歩
国士舘大学法学部の入試は、前期選抜(配点合計300点)、デリバリー選抜(配点合計200点)、中期選抜(配点合計200点)、後期選抜(配点合計200点)、大学入学共通テスト利用選抜(配点合計410点)という5方式で構成され、試験会場・募集人員の合算単位が方式ごとに異なります。表面的な科目の共通点だけで対策を組むと、募集人員の合算表記という制度の細部を見落としかねません。まずは自分がどの方式に出願するかを早めに絞り込み、その配点構造に合わせて対策の優先順位を決めることが欠かせません。
方式によって倍率の水準が大きく異なる(前期選抜が2倍前後なのに対し、共通テスト利用選抜Ⅰ期は法律学科9.2倍・現代ビジネス法学科11.2倍でした)という事実からもわかる通り、共通テストの結果だけを頼りに出願先を決めるのは注意が必要です。配点比率だけを見て科目の優先順位を決めるのではなく、国語・英語・地歴公民数学それぞれでどれだけ得点できるかを軸に学習計画を組むことが、この学部の入試傾向に合った対策の考え方だといえます。
浪人・再受験を検討している場合や、その他有名私大クラスタの他大学との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。国士舘大学法学部のように一般選抜が5方式に分かれる大学では、方式ごとの配点差・会場差・募集人員の合算単位という3つの視点を早い段階で整理できるかどうかが、出願計画全体の精度を左右します。本選抜の配点に直結する科目を正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、複数の選抜方式を持つ国士舘大学法学部では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と本番で必要な得点との差を定期的に数値で確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。法律学科・現代ビジネス法学科のどちらを軸にするか、5方式のどこまで出願するかといった判断は、受験生本人だけで抱え込まず、保護者や指導者と早めに共有しておくことも、直前期の混乱を防ぐうえで大切です。
本記事の情報は執筆時点(令和9年度入学試験情報、および令和8年度入学者選抜結果)のものです。令和10年度以降の入学者選抜要項は執筆時点で未公表のため、入試制度・配点・募集人員は変更される可能性があります。出願前には必ず国士舘大学公式サイト・最新の入学者選抜要項でご確認ください。
スプリング・オンライン家庭教師では、プロ講師による1対1指導を通じて、国士舘大学法学部が求める読解力・知識運用力を科目単位で強化できます。「今の学力から国士舘大学法学部合格まで、何を・どれくらい・いつまでに進めればいいか」を、無料相談で具体的にシミュレーションすることも可能です。指導内容とコースの詳細は大学受験コースのページでも紹介しています。前期選抜・デリバリー選抜・共通テスト利用選抜のどれを軸にするか迷っている方も、まずは現状を整理するところから始めてみてください。
「うちの場合はどうすればいいか」を学科単位で相談できます
法律学科・現代ビジネス法学科のどちらを軸にするか、5コースのうちどれを目指すかも含め、一般論ではなくお子さんの学年・状況・志望校に合わせた進め方をお伝えします。
オンライン専門・全国対応/入会金20,000円・1時間6,000円〜(税込)/教材販売や管理費はありません