2026/09/05 大学受験

北海道大学経済学部の入試傾向と対策|科目別配点・対策を徹底解説

「北海道大学経済学部を目指しているが、前期日程と後期日程で入試の中身がどう違うのか分からない」——北海道大学経済学部を志望する高校生・保護者から、こうした相談をよく受けます。結論から言うと、前期日程は国語・数学・外国語の3教科で計765点、後期日程は小論文のみで計515点という、同じ経済学部でも中身がまったく異なる2つの入試です。共通テストの得点配分も前期と後期で変わるため、「経済学部だから対策は一通り」と考えていると、実際の配点構造とズレた勉強時間の使い方をしてしまいかねません。

北海道大学には経済学部のほかに法学部もあり、当サイトでは北海道大学法学部の入試傾向と対策もあわせて紹介しています。前期日程の科目構成(国語・数学・外国語)は経済学部・法学部で共通していますが、後期日程の配点構造は経済学部と法学部でまったく異なります。この記事では、経済学部固有の制度(経済学科・経営学科の2学科制、学科配属の時期)と、後期日程の配点比率の違いを軸に、経済学部を志望する受験生が押さえるべきポイントを整理します。

本記事で紹介する募集人員・配点・倍率などの数字は、北海道大学が公表している「令和9年度(2027年度)北海道大学入学者選抜要項」(令和8年7月21日公表)に基づくものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更されることがあるため、出願にあたっては必ず北海道大学公式サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。

この記事では、一般選抜(前期日程・後期日程)の入試方式と科目構成、科目別に確認できている出題範囲・出題趣旨、対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを、確認済みの一次情報だけをもとに順番に整理していきます。経済学部を目指す時期は高1・高2・高3、あるいは浪人生とさまざまですが、まず配点構造という「土台」を正しく理解することが、遠回りしない対策の第一歩になります。

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北海道大学経済学部は前期(国語・数学・外国語)と後期(小論文のみ)で個別試験の中身が大きく異なります。偏差値や模試の判定だけでは見えない「あと何をどれだけ積めば届くか」を、科目単位で一緒に確認します。その場で入会を決める必要はありません。

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【結論】北海道大学経済学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント

まず全体像を数字で押さえます。北海道大学経済学部の一般選抜(学部別入試)の募集人員は前期日程140名・後期日程20名で、日程によって個別学力検査等の科目数・配点がまったく異なります。

区分共通テスト配点個別試験配点総点個別試験の内容
前期日程315点450点765点国語・数学・外国語(英語)の3教科
後期日程355点160点515点小論文のみ(180分)

出典: 北海道大学「令和9年度(2027年度)北海道大学入学者選抜要項」(令和8年7月21日公表)。前期日程は個別試験が総点の約59%を占めるのに対し、後期日程は個別試験(小論文160点)が総点の約31%にとどまります。前期・後期のどちらを主軸にするかによって、個別試験にかける学習時間の配分をまったく変える必要があるということです。

前期日程と後期日程、何が違うのか

前期日程は募集人員140名と多く、個別学力検査等で国語・数学・外国語の3教科すべてが課される、いわば「総合力型」の入試です。一方の後期日程は募集人員20名と少なく、個別学力検査等が小論文1科目のみという、まったく別物の入試設計になっています。数学・外国語が得意でも、後期日程ではその実力を直接答案にぶつける機会がありません。前期日程を本命に据えつつ、後期日程は小論文という別スキルで勝負する併願先として位置づけるのが現実的な考え方です。

法学部との違いを一言で言うと

北海道大学法学部の前期日程も、共通テスト315点+個別学力検査等450点(国語・数学・外国語)の計765点で、経済学部の前期日程とまったく同じ配点構造です(同一時間割で実施されます)。違いが表れるのは後期日程で、法学部の小論文配点は340点(配点合計695点)、経済学部の小論文配点は160点(配点合計515点)と、同じ「小論文のみ」の後期日程でも個別試験の重みがまったく異なります。個別試験が配点合計に占める比率は、法学部が約49%であるのに対し経済学部は約31%にとどまり、経済学部の後期日程は法学部以上に共通テストの出来が合否を左右する入試だといえます。北海道大学法学部の入試傾向と対策は北海道大学法学部の入試傾向と対策で詳しく解説しているので、併願を検討している方はあわせて確認してください。

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北海道大学経済学部とは|学部の特徴と求められる力

北海道大学は1876年(明治9年)設立の札幌農学校を起源とする総合大学で、「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」を教育研究の基本理念に掲げています。経済学部は、この総合大学を構成する学部のひとつです。

経済学部の学科等の定員は190名(経済学科100名・経営学科90名)です。このうち一般選抜(学部別入試)の募集人員は160名(前期日程140名・後期日程20名)で、残り30名は総合入試(文系)からの移行人数の内数として確保されています。総合型選抜にあたる「フロンティア入試」については、経済学部は募集枠が設けられていません。総合型選抜での受験を検討している場合は、経済学部には枠自体が無い点を早めに確認しておく必要があります。

経済学科・経営学科、学科の決定はいつか

経済学部は経済学科・経営学科の2学科制です。入学時点では学科を分けて募集しておらず、所属学科の決定は「第2年次第1学期終了時」に行われます。理学部・医学部・薬学部・工学部・農学部・水産学部など、北海道大学の多くの学部が「第1年次終了時」に学科等を決定するのに対し、経済学部は決定時期が半年ほど遅く設定されています。つまり、経済学部への出願段階、さらに入学後1年間は、経済学科・経営学科のどちらに進むかを厳密に決めておかなくても、幅広く学びながら方向性を固めていくことができる制度だといえます。出願書類で学科ごとの志望理由を求められる学部も多い中、経済学部はこの点でも独自の制度を持っているといえます。

アドミッション・ポリシーが求める力

大学ポートレート(大学改革支援・学位授与機構が公開する公的データベース)によると、経済学部の教育研究上の目的は「経済社会の発展に寄与するために、経済学及び経営学に関する専門的知識を体系的に教授することにより、経済及び経営に関する幅広い視野、高い倫理観及び豊かな創造力を備えた人材を育成すること」とされています。アドミッション・ポリシーでは、経済学科は市場経済の働きと、そこから生じる格差やひずみを理解し、政策的な判断力を培うことを目指す学生を求めるとしています。一方、経営学科は「現代社会における組織の経営現象を分析するために、組織管理の仕組みや組織構成員の対人的相互作用を解明するに必要な能力を習得する」ことを目指す学生を求めるとされています。同じ経済学部でも、経済学科と経営学科では学びの方向性がはっきり分かれていることが読み取れます。

カリキュラム・ポリシーと教育課程

カリキュラム・ポリシーでは、経済学科・経営学科の両学科共通で「基本的知識・原理・理論の体系的修得」「社会科学的思考法による現象分析」「倫理と理想像の論考」という3つの目標を達成する科目が編成されています。経済学科は理論経済・経済史・統計と計量経済などの領域、経営学科は経営・経営情報・会計などの領域を体系的に学ぶ構成です。教育課程は、1年次に全学教育科目を中心に高いコミュニケーション能力や人間・社会の多様性への理解、独創的かつ批判的に考える能力を養成し、2年次以降に専門科目を段階的に配置する構成になっています。3・4年次には1学年あたり4〜7名程度の少人数ゼミナールが必修で、卒業論文もゼミでの研究活動の集大成として必修とされ、優秀な卒業論文を表彰する「卒業論文報奨制度」も設けられています。志望理由書や面接を準備する段階になったら、こうした学科の学びの方向性・少人数ゼミ・卒業論文報奨制度といった経済学部独自の仕組みのうち、自分の関心と結びつくものを具体的に調べておくと、単なる憧れではなく「なぜこの学部でなければならないか」を自分の言葉で語れるようになります。

総合入試(文系)経由で経済学部に進むルートもある

経済学部の定員190名のうち、一般選抜(学部別入試)の募集人員は160名(前期140名・後期20名)で、残り30名は総合入試(文系)からの移行人数の内数です。総合入試は学部別入試とは別の入試区分で、入学後の学部・学科振り分けの仕組みも異なります。この記事で扱う一般選抜(学部別入試)は、出願段階から経済学部を志望先として選ぶ方式であり、はじめから経済学部を強く志望している受験生にとっては、募集人員が多く仕組みも分かりやすい学部別入試を軸に対策を組み立てるのが基本になります。総合入試の制度詳細(選抜方法・移行の条件等)は本記事の対象外のため、検討する場合は選抜要項の該当箇所を別途確認してください。

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一般選抜の入試方式と科目構成|共通テストと個別学力検査等の配点・募集人員

ここからは、北海道大学経済学部の一般選抜の科目構成と配点を、前期日程・後期日程それぞれ詳しく見ていきます。同じ「経済学部」でも前期と後期でまったく別の入試だと考えて準備する必要があるほど、科目数・配点・試験時間が異なります。

出願資格と分離分割方式のルール

一般選抜に出願できるのは、高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び令和9年3月卒業見込みの者などで、令和9年度大学入学共通テストの本学指定教科・科目をすべて受験した者に限られます。過年度(令和8年度以前)の大学入学共通テストの成績は利用できないため、浪人生であっても受験する年度の共通テストを新たに受け直す必要があります。前期日程・後期日程は分離分割方式で実施され、本学内での前期・後期の併願(経済学部前期+経済学部後期を含む)は各学部・学科とも可能です。他の国公立大学については、前期日程で試験を実施する大学・学部から1つ、後期日程から1つの合計2つまで出願できます

前期日程の科目構成と配点

前期日程(個別学力検査等は令和9年2月25日実施、教育学部・法学部・経済学部共通の時間割)の共通テスト利用教科・科目は、国語(現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語)/地理歴史・公民(『地総,地探』『歴総,日探』『歴総,世探』『公,倫』『公,政経』の中から2つ、ただし『公,倫』と『公,政経』の組合せは不可)/数学(『数Ⅰ,数A』『数Ⅱ,数B,数C』)/理科(物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から2、基礎を付していない科目を2科目選んだ場合は基礎科目を選択したものとみなす)/外国語(英・独・仏・中・韓から1)/情報(情Ⅰ)という6教科(7教科)9科目です。個別学力検査等は、国語(現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語)、数学(数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B・数C)、外国語(英語)の3教科で、地理歴史・公民・理科の個別試験は課されません。試験時間は数学が9:00〜10:30(90分)、外国語が12:30〜14:00(90分)、国語が15:00〜17:00(120分)です。

科目区分内訳配点
共通テスト国語60・地歴公民80・数学60・理科40・外国語60・情報15315点
個別学力検査等国語150・数学150・外国語150450点
総点765点

この前期日程の科目構成・配点は法学部・教育学部と共通で、同一時間割で実施されます。前期日程の第1段階選抜(2段階選抜)の予告倍率は4.0倍です。倍率が予告値を超えた場合の取り扱いは年度・実施状況によって変わるため、出願前には必ず最新の選抜要項で確認してください。

後期日程の科目構成と配点

後期日程(個別学力検査等は令和9年3月12日実施、文学部・教育学部・法学部・経済学部共通の時間割)の共通テスト利用教科・科目は、前期日程と同一の6教科(7教科)9科目です。個別学力検査等は小論文のみで、数学・外国語などの個別試験は一切課されません。試験時間は180分(9:30〜12:30)と、前期日程のどの科目よりも長時間に設定されています。

科目区分内訳配点
共通テスト国語80・地歴公民60・数学80・理科40・外国語80・情報15355点
個別学力検査等小論文160点
総点515点

後期日程の個別試験配点(小論文160点)は、法学部の後期小論文(340点)の半分以下で、配点合計に占める個別試験の比率も経済学部が約31%、法学部が約49%と大きく異なります。後期日程の第1段階選抜(2段階選抜)の予告倍率は10.0倍で、前期日程の4.0倍より大幅に高く設定されています。

共通テストの英語はどう換算されるか

共通テストの外国語で英語を受験する場合、リーディング(100点満点)を150点、リスニング(100点満点)を50点に換算し、合計200点満点として利用します。リスニングを免除された者は、リーディング(100点満点)を200点満点に換算して利用します。地理歴史・公民で2科目を選択する場合や、理科で基礎科目を2科目選択した場合は、素点合計(200点満点)を100点満点に換算したうえで傾斜配点します。共通テストの英語対策を組み立てる際は、この換算方法を踏まえてリーディングの精度を優先的に高めておくと配点面で無駄がありません。

第1段階選抜(足切り)を意識した共通テストの目標設定

第1段階選抜は、志願者数が予告倍率を超えた場合に、共通テストの得点だけで一定の人数に絞り込む仕組みです。個別学力検査等を受験できるかどうかは、まず共通テストの得点で決まるため、個別試験の対策に自信があっても、共通テストで大きく失敗すると出願自体が無駄になってしまいます。後期日程は予告倍率10.0倍と特に高いため、後期を併願する場合は共通テストで一定以上の得点を確保しておくことを前提に計画を立てる必要があります。なお、倍率が予告値を超えた場合の具体的な取り扱いは年度や実施状況によって変わるため、最終的な判断は必ず最新の選抜要項で確認してください。

参考: 令和8年度一般選抜の実績

令和8年度(2026年度)一般選抜の実績(経済学部)は次の通りです。これはあくまで前年度の実績であり、令和9年度入試の倍率・合格ラインを保証するものではありませんが、配点構造を数字で捉える参考にはなります。

日程募集人員志願者数(倍率)合格者平均点(総合点)
前期日程140名331名(2.4倍)605.84点(配点765点満点)
後期日程20名218名(10.9倍)413.85点(配点515点満点)

前期日程は総合最高点667.80点・総合最低点575.85点、後期日程は総合最高点432.15点・総合最低点397.15点でした。参考として、同年度の法学部は前期倍率3.1倍・後期倍率10.1倍で、経済学部は前期の倍率がやや低く、後期の倍率はほぼ同水準という結果でした。

検定料・入学料・授業料

検定料は17,000円、入学料は282,000円(予定額)、授業料は535,800円(年額・予定額、前期・後期に分けて2分の1ずつ納入)です。これらは一般選抜・フロンティア入試・国際総合入試・帰国生徒選抜・私費外国人留学生入試を問わず共通の金額とされています。

前期と後期で共通テストの配点も違う

個別学力検査等の配点差(前期450点・後期160点)ばかりに目が行きがちですが、共通テストの配点合計も前期315点・後期355点と、後期のほうが40点多く設定されています。科目別に見ると、国語は前期60点・後期80点、地理歴史・公民は前期80点・後期60点、数学は前期60点・後期80点、外国語は前期60点・後期80点で、理科(40点)と情報(15点)は前後期共通です。後期は個別試験が小論文のみに絞られる分、共通テスト側で国語・数学・外国語の配点を引き上げて全体のバランスを取る設計になっていると読み取れます。前期対策で共通テストの得点力を高めておくことは、そのまま後期の共通テスト配点にも活きるため、前期・後期どちらを主軸にする場合でも、共通テスト対策そのものを軽視しない姿勢が重要です。

学生募集要項の確認について

本記事で扱う選抜要項は募集人員・配点・日程等の骨格を示すものです。出願書類の様式や出願方法など出願手続きの詳細は、これとは別に学生募集要項として大学公式サイトで公開されます。出願直前になって手続きの詳細を慌てて確認することのないよう、学生募集要項の公開時期を定期的にチェックしておくことをおすすめします。

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科目別の出題傾向|国語・数学・外国語・小論文で何が問われるか

この記事の出題傾向セクションは、大学公式の選抜要項で確認できる出題範囲・試験時間・小論文の出題趣旨など、確認済みの情報を中心に整理します。過去問の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、範囲・時間配分の観点から対策の方向性を考えていきます。

国語の出題傾向(前期日程)

前期日程の個別学力検査等・国語は、現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語という現代文・古典の双方を含む範囲から出題されます。試験時間は120分と、前期日程の個別科目の中で最も長く設定されています。3教科の中で唯一120分という長い試験時間が割り当てられていることから、複数の文章ジャンルを読み解いたうえで、記述式の解答をまとめるだけの時間的余裕が必要な構成になっていると考えられます。

数学の出題傾向(前期日程)

前期日程の個別学力検査等・数学は、数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B・数Cの範囲から出題され、試験時間は90分です。数学Ⅲは出題範囲に含まれておらず、共通テストと同じ数ⅠA・数ⅡBCの範囲で完結する点は、理系学部を併願する場合との対策範囲の違いとして意識しておきたいポイントです。90分という試験時間の中で、この範囲の内容をどこまで正確に、かつ記述式で説明できるかが問われる構成です。

外国語(英語)の出題傾向(前期日程)

個別学力検査等の外国語は英語のみで、試験時間は90分です。共通テストの外国語では英語のほかドイツ語・フランス語・中国語・韓国語も選択できますが、個別学力検査等で選べるのは英語のみという点は、英語以外の外国語を得意とする受験生にとって見落としやすい制約です。共通テストの英語がリーディング・リスニング型であるのに対し、個別学力検査等の英語は記述式が中心になると考えられるため、共通テスト対策と個別試験対策を別物として、それぞれの形式に合わせた演習量を確保しておくことが大切です。

小論文の出題趣旨(後期日程)

後期日程の個別学力検査等は小論文のみで、選抜要項には出題の趣旨として「社会科学を将来学ぶ上で必要な論理的思考力(一定程度の知識、読解力を前提とする)と論文構成力をみる」と明記されています。試験時間は180分と、前期日程のどの科目よりも長く設定されています。単なる感想文ではなく、社会科学的な知識・読解力を前提とした論理構成力が問われる試験だと公式に位置づけられている点は、対策の方向性を考えるうえで重要な手がかりです。180分という長い試験時間からも、複数の資料や課題文を読み解いたうえで、構成を練りながら答案をまとめる作業が想定されていることがうかがえます。

地理歴史・公民・理科は個別試験に無くても軽視できない

前期・後期とも個別学力検査等で地理歴史・公民・理科は課されませんが、共通テストでは前期・後期ともに地理歴史・公民80点(後期は60点)、理科40点が配点されています。個別試験が無い科目ほど後回しにされがちですが、共通テストの総合点には確実に影響します。特に地理歴史・公民は2科目選択のため、他の科目に比べて学習範囲が広く、高2のうちから計画的に授業内容を理解しておかないと、高3の直前期に負担が集中しやすい科目です。理科も基礎科目を2科目選択する形式で、配点自体は40点と大きくないものの、履修していない基礎科目が試験範囲に含まれないよう選択科目を早めに確認しておく必要があります。

前期・後期で配点構造がまったく違う入試、今の学力との距離を無料で整理します

北海道大学経済学部は前期(国語・数学・外国語)と後期(小論文のみ)で個別試験の中身が大きく異なります。偏差値や模試の判定だけでは見えない「あと何をどれだけ積めば届くか」を、科目単位で一緒に確認します。その場で入会を決める必要はありません。

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科目別の対策の方針

確認できている出題範囲・出題趣旨を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。試験時間の長さや出題範囲の広さから、科目ごとに優先順位をつけて対策することが効率的な学習につながります。

国語の対策(前期日程)

国語は現代文・古典を含む範囲から出題され、試験時間も120分と長いため、現代文・古典それぞれにかける時間配分をあらかじめ決めておく練習が欠かせません。現代文は新書レベルの評論文を日常的に読み、筆者の主張とその根拠を自分の言葉で要約する練習を重ねると、記述式の設問に対応しやすくなります。古典は基礎的な文法・単語知識を高2までに固め、高3では現代文にじっくり時間を使えるよう、古典を素早く解き切れる状態を作っておくのが理想です。答案は自己採点だけで終わらせず、学校の先生や第三者に見てもらい、客観的な視点でのフィードバックを定期的に受けることも記述力を伸ばすうえで欠かせません。

数学の対策(前期日程)

数学は数Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cの範囲で、まず教科書レベルから入試標準レベルの問題集で基礎を徹底することが最優先です。数学Ⅲを含まない分、出題範囲は理系学部より狭いものの、その分1つひとつの単元を深く仕上げておく必要があります。90分という試験時間の中で、答えだけを合わせる演習ではなく、途中式・論理の流れを省略せずに書く練習を早い段階から習慣化しておくことが重要です。過去問演習では、正答が出せたかどうかだけでなく、第三者に途中式を見てもらい「どこで減点されうるか」を確認する機会を持てると、記述の精度が上がりやすくなります。

外国語(英語)の対策(前期日程)

英語は、単語・文法などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文を時間内に読み切る速読力の強化に軸足を移すのが効果的です。個別学力検査等では英語のみが出題されるため、共通テストで他の外国語を検討している場合でも、個別試験は英語で対策する必要があることを早めに確認しておきましょう。記述式の設問については、模範解答を覚えるのではなく、自分の答案を添削してもらい、減点されやすい表現のクセを早期に修正しておくことが得点の安定につながります。オンライン家庭教師サービスの選び方や他社比較はオンライン家庭教師おすすめ15選比較|料金・講師の質で選ぶでも整理しているので、あわせて参考にしてください。

小論文の対策(後期日程)

小論文は「社会科学を将来学ぶ上で必要な論理的思考力と論文構成力をみる」試験だと公式に位置づけられています。語彙力や表現力よりも、課題文や資料をどう読み解き、どう論を構成するかという「型」を身につけることが対策の軸になります。日頃から経済・社会に関するニュースや新書に触れ、賛否が分かれるテーマについて自分の意見とその根拠を短くまとめる練習を積んでおくと、180分という長い試験時間の中でも構成を崩さずに書き進めやすくなります。小論文は模範解答が一つに定まらない科目のため、独学で書きっぱなしにするのではなく、第三者に定期的に読んでもらい、論理の飛躍や説明不足を指摘してもらう機会を作ることが特に重要です。

前期・後期の対策をどう両立させるか

前期日程を本命としながら後期日程も併願する場合、国語・数学・外国語の記述対策と、小論文の論述対策はまったく異なるスキルであることを踏まえた計画が必要です。前期対策で培った「根拠を示しながら論理的に説明する力」は小論文にも一定程度活きますが、小論文特有の資料読解・構成力は前期対策だけでは身につきにくいため、後期日程まで見据える場合は、高3の秋以降に小論文の演習時間を別枠で確保しておくことをおすすめします。週の学習時間の中で「記述対策の日」と「小論文対策の日」を分けておくだけでも、直前期に両方を同時に仕上げようとして中途半端になる事態を避けやすくなります。

共通テストと個別試験、優先順位の考え方

前期日程は共通テスト315点・個別試験450点、後期日程は共通テスト355点・個別試験160点と、日程によって共通テストと個別試験の重みが逆転します。前期を主軸にするなら個別試験3教科の記述力、後期まで見据えるなら共通テストの総合的な得点力を優先するという考え方の切り替えが必要です。特に地理歴史・公民は個別試験で問われない科目のため、共通テスト対策の中で後回しにされがちですが、前期80点・後期60点という決して小さくない配点がある以上、共通テスト対策の一部として計画的に時間を確保しておく必要があります。

私立大学併願との両立

北海道大学経済学部を第一志望としながら、私立大学を併願するご家庭は少なくありません。北海道大学の個別試験は記述式・論述式が中心である一方、私立大学の多くは出題形式が大きく異なる場合があります。併願校対策に時間を割きすぎて北海道大学向けの記述・論述演習が手薄にならないよう、高3の秋以降は「北海道大学対策の週」と「併願校対策の週」を分けてスケジュールを組むなど、科目・形式ごとに演習時間を意図的に配分する工夫が有効です。共通テスト利用方式で併願する私立大学がある場合は、共通テストの得点をどちらにも活かせるため、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと併願戦略全体の効率が上がります。

国語・数学・外国語、3教科どこから手をつけるべきか相談できます

前期日程の個別学力検査は3教科とも同じ配点です。現在の得意科目・学年に合わせて、優先順位づけを個別にアドバイスします。

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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安

北海道大学経済学部の入試は、前期日程が国語・数学・外国語の記述力、後期日程が小論文の論述力を問う入試です。直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。

高1のうちにやっておきたいこと

高1の間は、受験科目を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法、数学Ⅰ・Aの基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。国語は、この時期から新書や評論文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な記述対策に入った際の伸びが早くなります。

高2のうちにやっておきたいこと

高2は、共通テスト・個別学力検査等それぞれの対策を意識し始める時期です。英語の単語・文法、数学の教科書レベルの理解は、高2の終わりまでに一通り仕上げておきたいところです。地理歴史・公民は共通テストでの配点(前期80点・後期60点)がある科目のため、高2のうちに授業内容を一通り理解しておくと、高3での詰め込みを避けられます。後期日程での受験を視野に入れている場合は、高2の後半から新聞・ニュースに触れる習慣を少しずつ始めておくと、小論文対策への移行がスムーズになります。

高3からの逆算スケジュール

高3以降は、個別学力検査等の記述力強化と共通テスト対策を並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。

時期取り組みの目安
高3春〜夏英語長文・数学標準問題の演習量を増やし、記述の基礎を固める。国語は評論文・古典の演習を継続
高3夏〜秋過去問演習を開始し、時間配分と答案の書き方(減点されにくい記述)を確認していく
高3秋〜共通テスト直前共通テスト対策の比重を一時的に高める。地理歴史・公民など個別試験で問われない科目も忘れずに
共通テスト後〜前期試験共通テストの自己採点をもとに、個別学力検査等(国語・数学・外国語)の総仕上げに専念

前期日程は個別試験が総点の約59%を占めるため、共通テスト後の期間は個別試験対策に比重を置くのが基本方針です。共通テストの自己採点結果によっては、前期・後期どちらに重点を置くかを見直すタイミングにもなります。

後期日程まで見据える場合の注意点

後期日程を併願する場合、共通テスト後から前期試験までの期間に、後期用の小論文対策の時間を確保するのは現実的に難しいのが実情です。小論文の演習は前期試験の対策と並行して進められるものではないため、高3の秋のうちに小論文の基本的な「型」だけは一度身につけておき、共通テスト後は前期対策に専念、前期試験後の短期間で小論文の感覚を取り戻すという計画が現実的です。塾・予備校を使う場合の費用感については大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。

浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント

高卒生(浪人生)が北海道大学経済学部を再受験する場合、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は使えず、受験する年度の共通テストをあらためて受け直す必要がある点はすでに触れた通りです。現役時と同じ得点を前提に計画を立てると、共通テストが下振れした場合の後期出願判断が遅れるリスクがあります。浪人期間は、現役時に手薄だった科目や、配点の大きい地理歴史・公民、記述力が課される国語・数学・外国語を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。

模試の活用法とスケジュールの見直し方

逆算スケジュールは、一度立てたら固定するものではありません。記述式模試の答案返却をきっかけに、科目ごとの配分を定期的に見直すことが、記述中心の入試では特に重要になります。模試の判定そのものよりも、記述式の設問でどの程度部分点を積み上げられているか、時間内に大問をどこまで解き切れているかという中身を確認する習慣をつけると、次の模試までに何を優先すべきかが具体的に見えてきます。特に高3の夏以降は、模試の答案を受け取ったら1週間以内に「今回の失点原因」と「次回までの対策」を書き出しておくと、直前期に同じ失点パターンを繰り返すリスクを減らせます。

共通テスト後、後期対策に切り替えるタイミングの目安

共通テストを終えてから前期試験(2月25日)までの期間は、多くの受験生が前期対策に専念する時期です。後期日程(3月12日)まで併願する場合、前期試験が終わった直後から小論文の感覚を取り戻す期間を数日でも確保しておく必要があります。前期試験の手応えにかかわらず、後期出願を決めている場合は、前期試験前に小論文の過去の演習ノートや自分の書いた答案を見返しておくと、前期試験後の切り替えがスムーズになります。

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独学で目指す場合の壁と対処法

北海道大学経済学部は、前期日程が記述式3教科、後期日程が小論文という、どちらの日程も「答案の質」を第三者に評価してもらう機会が独学だと得にくい入試です。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。

壁1: 記述式答案・小論文の採点基準が独学ではわからない

国語・数学・外国語のいずれも記述式の設問が中心で、採点基準は大学から公表されていません。参考書の模範解答と見比べるだけでは、「自分の答案がどこで減点されているのか」を正確に把握するのが難しいというのが独学最大の壁です。後期日程の小論文にいたっては、模範解答という概念自体が存在しにくい科目のため、独学で書いた答案が合格レベルに達しているかどうかを自分で判断すること自体が困難です。

壁2: 後期日程(小論文のみ)は情報が特に少ない

北海道大学経済学部の後期日程は募集人員20名と少なく、市販の対策本や情報サイトでも前期日程ほど情報が充実していません。小論文は出題の趣旨(論理的思考力と論文構成力をみる)は公表されているものの、具体的な採点基準や再現答案はほとんど見つかりません。募集人員が少ない入試ほど「去年はどの程度の記述量・構成で得点できたか」という具体的な基準が共有されにくく、独学だと自分の答案が合格ラインに対してどの水準にあるのか、客観的に把握しづらいという構造的な難しさがあります。前期日程で不合格だった場合に初めて後期日程の対策を本格化させるご家庭も多く、短期間で小論文の「型」を仕上げなければならない状況に追い込まれやすい点も、後期日程ならではの難しさです。

壁3: 前期・後期の配点構造の違いを見誤りやすい

ここまで見てきた通り、北海道大学経済学部は前期・後期で科目数も配点比率もまったく異なります。こうした配点構造を正確に理解しないまま勉強を進めると、本命ではない日程の対策に時間を使いすぎてしまうおそれがあります。独学の場合、こうした選抜要項の細かい仕組みを見落としたまま何ヶ月も勉強を進めてしまうケースも起こりえます。学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に配点構造の理解が正しいかを確認してもらえると、こうしたロスを防ぎやすくなります。

壁4: 経済学科・経営学科どちらを見据えて学ぶか相談できる相手がいない

経済学部は入学後、第2年次第1学期終了時まで学科を決めなくてよい制度ですが、高校生の段階で経済学科・経営学科どちらの学びに関心があるかを整理しておくと、志望理由書や面接での説明に深みが出ます。独学で受験勉強を進めていると、こうした学部・学科研究にまで手が回らず、直前期になって慌てて調べることになりがちです。学校の先生や塾の講師など、進路相談ができる第三者がいる場合は、早い段階から学科ごとの学びの違いについて相談しておくと、受験勉強と並行して志望理由を整理しやすくなります。オンライン家庭教師のように科目学習と併せて相談できる相手を持っておくのも、独学の弱点を補う一つの方法です。

対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる

こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、記述答案・小論文の添削など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。

取り組み方独学で対応しやすい範囲第三者の視点が有効な範囲
国語古典の単語・文法の暗記、漢字の書き取り現代文の記述答案の添削、時間配分の調整
数学公式の理解、標準問題の反復演習途中式・記述の減点ポイントの確認
外国語単語・文法の暗記、長文の多読英作文・内容説明の添削、時間配分の調整
小論文ニュース・新書のインプット構成・論理展開の添削、資料読解の練習

1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「小論文の添削だけ」「数学の記述だけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、記述・論述の精度が頭打ちになっている部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。旧帝大の経済学部という括りで見ると、東北大学経済学部は前期日程で文系・理系の2区分を設けるなど、北海道大学経済学部とはまた異なる配点構造を採っています。他大学の経済学部の入試傾向は東北大学経済学部の入試傾向と対策でも解説しているので、併願先の比較材料として参考にしてください。

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よくある質問(FAQ)

北海道大学経済学部の前期日程と後期日程、どちらを重視すべきですか?

募集人員は前期日程140名の方が後期日程20名より大きく、個別試験も国語・数学・外国語の3教科と手厚いため、多くの受験生にとって前期日程が主戦場になります。後期日程は個別試験配点が160点と小さく、共通テストの出来が合否を大きく左右するため、前期を主軸に据えたうえで後期を併願として位置づけるのが現実的です。

経済学部にフロンティア入試(総合型選抜)はありますか?

選抜要項によれば、経済学部にはフロンティア入試の募集枠は設けられていません。総合型選抜での受験を検討している場合は、この点を早めに確認したうえで、一般選抜での対策に切り替える必要があります。

経済学科と経営学科は、いつどうやって決まりますか?

入学時点では学科を分けて募集しておらず、所属学科の決定は第2年次第1学期終了時に行われます。そのため、出願段階や入学後1年間で、経済学科・経営学科のどちらに進むかを厳密に決めておく必要はありません。

北海道大学経済学部と法学部、入試の違いは何ですか?

前期日程の科目構成・配点(共通テスト315点+個別450点=765点)は経済学部・法学部で共通です。違いが表れるのは後期日程で、小論文の配点は経済学部160点・法学部340点と大きく異なり、配点合計に占める個別試験の比率も経済学部が約31%、法学部が約49%です。

後期日程の小論文だけを重点的に対策すれば合格できますか?

後期日程は共通テストの配点(355点)が個別試験(160点)より大きく、共通テストの得点も合否を左右します。小論文の対策だけに偏らず、共通テスト対策と小論文対策の両方を計画的に進める必要があります。

浪人しても北海道大学経済学部は受験できますか?

受験できます。ただし前述の通り、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は使えず、受験する年度の共通テストを新たに受け直す必要があります。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、配点の大きい科目を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。前期・後期どちらを軸にするかも、現役時の得点内訳を踏まえて浪人期間の早い段階で見直しておくと、1年間の学習計画にメリハリがつきます。

前期日程と後期日程の両方に出願することはできますか?

できます。北海道大学は本学内での前期・後期の併願(経済学部前期+経済学部後期を含む)を制度上認めています。ただし他の国公立大学を含めた併願は、前期日程で試験を実施する大学・学部から1つ、後期日程から1つの合計2つまでという制約があるため、あわせて計画しておく必要があります。

受験料や入学後の費用はどのくらいかかりますか?

検定料は17,000円、入学料は282,000円(予定額)、授業料は535,800円(年額・予定額)です。授業料は前期・後期に分けて2分の1ずつ納入する仕組みで、一般選抜・フロンティア入試など入試区分を問わず共通の金額とされています。学費以外にかかる教材費・塾費用等は別途考慮しておく必要があります。

まとめ|北海道大学経済学部合格への次の一歩

北海道大学経済学部の入試は、前期日程と後期日程で科目構成・配点の考え方がまったく異なります。前期日程は個別試験が総点の約59%を占める一方、後期日程は小論文の配点が160点にとどまり、共通テストの出来が合否を左右します。この違いを正確に理解したうえで、対策の優先順位を決めることが欠かせません。

学部の制度面でも、経済学科・経営学科の2学科制、学科配属が第2年次第1学期終了時である点、フロンティア入試の枠が無い点など、同じ北海道大学の法学部とは異なる独自の仕組みが複数あります。志望理由書や面接を準備する際は、こうした学部固有の制度を踏まえたうえで、自分の関心と結びつけて言葉にしておくことをおすすめします。

後期日程まで見据える場合は、共通テスト対策・前期の記述対策・小論文対策という3つを、限られた時間の中でどう配分するかが鍵になります。学年が上がるほど後から取り戻せる時間は少なくなるため、高1・高2のうちから国語・数学・外国語の基礎を固め、高3で記述力と論述力の完成度を高めていくという逆算の発想を、できるだけ早い段階から持っておくことをおすすめします。

独学で進められる部分と、第三者の視点が必要な部分を切り分けるという考え方も、この記事を通じて繰り返しお伝えしてきたポイントです。知識のインプットや基礎演習は独学で、記述答案・小論文の添削は第三者にという役割分担ができれば、費用を抑えながら独学の弱点を補うことができます。浪人生・再受験生も、現役時の学習履歴を振り返りながら同じ考え方で計画を立て直すことをおすすめします。

本記事の情報は執筆時点(令和9年度/2027年度入試の選抜要項)のものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず北海道大学公式サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。

スプリング・オンライン家庭教師では、プロ講師による1対1指導を通じて、北海道大学経済学部が求める記述力・論述力を科目単位で強化できます。「今の学力から北海道大学経済学部合格まで、何を・どれくらい・いつまでに進めればいいか」を、無料相談で具体的にシミュレーションすることも可能です。指導内容とコースの詳細は大学受験コースのページでも紹介しています。前期・後期どちらを主軸にするか迷っている方も、まずは現状を整理するところから始めてみてください。

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