2026/09/03 その他

志望理由書の書き方|構成テンプレと例文・NGパターン

「志望理由書の書き方が分からず、白紙のまま提出期限が近づいている」という高校生は少なくありません。志望理由書は「学部で学びたいこと」「自分の経験」「その大学でなければならない理由」の3つを1本の筋でつなぐ書類であり、思いつきで書き始めると、途中で論理が破綻しやすいという特徴があります。特に総合型選抜・学校推薦型選抜では、学力試験の点数だけでなく志望理由書の内容そのものが合否を左右するため、書き方を軽視できません。書き方の型を知らないまま何度も書き直しを繰り返し、時間だけが過ぎていくというのは、出願を控えた受験生によくある悩みです。

この記事では、総合型選抜・学校推薦型選抜で提出する志望理由書を対象に、評価される観点、5ブロックの基本構成テンプレート、書き出しと締めの例文・NGパターン、そして自分で書いた文章をチェックするためのセルフ添削チェックリストまでを順番に整理します。「学びたいこと」をどう具体化するか、「締め」をどうまとめるかという、検索してもなかなか具体的な答えが見つかりにくい部分も、それぞれ独立した章で扱います。

先にお伝えしておくと、志望理由書に「これを書けば合格する」という保証された型はありません。ただし、多くの合格者の志望理由書に共通する「読みやすく説得力のある構成」は確かに存在し、それを知っているかどうかで文章の完成度は大きく変わります。この記事ではその構成の型を具体的に示すことを目的としています。

なお、大学・学部ごとに出願要項や評価の重点は異なるため、本記事では特定の大学名を挙げた例文ではなく、どの学部にも応用できる一般化した書き方・例文で説明します。志望校が固まっている方は、この記事の型に自分の学部・学びたい内容を当てはめながら読み進めてください。

総合型選抜・学校推薦型選抜は、学力試験一本の一般選抜とは異なり、志望理由書・活動報告書・面接など複数の書類・選考を組み合わせて評価される入試方式です。その中でも志望理由書は、他の書類・面接の土台になる中心的な書類という位置づけのため、最初にしっかりと型を身につけておくと、その後の準備全体がスムーズになります。

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【結論】志望理由書は「学部で学びたいこと×自分の経験×大学でなければならない理由」の3点で組み立てる

先に結論を示します。志望理由書の説得力は、突き詰めると3つの要素がどれだけ噛み合っているかで決まります。「学部で学びたいこと」「自分の経験(きっかけ)」「その大学・学部でなければならない理由」という3点が1本の線でつながっていれば、文章の細部の表現が多少ぎこちなくても、読み手には芯のある志望理由として伝わります。逆にこの3点がバラバラだと、文章表現がどれだけ上手でも「結局何が言いたいのか分からない」という印象を与えてしまいます。

要素役割ここが弱いとどうなるか
学部で学びたいこと志望理由書の中心。何を、なぜ学びたいかを具体的に示す抽象的な理想論だけになり、他学部にも通用する内容に見える
自分の経験(きっかけ)学びたいことの説得力を支える根拠。原体験・具体的なエピソード「なんとなく興味があります」という印象に留まり、独自性が伝わらない
大学でなければならない理由数ある大学・学部の中でその大学を選ぶ理由。カリキュラムや研究環境との接続「他の大学でもできそう」と読み手に思われ、志望度の低さを疑われる

この3要素は、優先順位をつけて書くものではなく、互いに補い合う関係にあります。「学びたいこと」だけを熱く語っても、それがどんな経験から生まれたのかが書かれていなければ説得力が薄く、逆に経験だけを詳しく書いても、それが学びたいことにどうつながるのかが見えなければ、単なる自分語りで終わってしまいます。この記事の各章では、この3要素をそれぞれどう書くか、そしてどうつなげるかを、基本構成テンプレートに沿って具体的に見ていきます。

3要素がつながっている例

抽象的な説明だけでは分かりにくいため、3要素がどうつながるかを一般化した例で示します。たとえば「地域の防災訓練に参加した経験(きっかけ)」から「災害時の情報伝達の遅れという課題に気づき(学びたいこと)」「情報工学と社会心理学を横断的に学べるカリキュラムを持つ学部でなければ、この課題に多角的にアプローチできないと考えた(大学でなければならない理由)」というように、1つの原体験から学びたいことへ、学びたいことから大学の特色へと矢印でつながる形になっているかを意識してください。矢印のどこかが途切れていると、読み手は「なぜ」の部分で立ち止まってしまいます。この例のように、きっかけとなる経験そのものは身近な出来事で構いません。そこからどのような問いを見出し、その問いに答えるためになぜこの大学のカリキュラムが必要なのかを言語化できれば、3要素は自然とつながります。

この記事の使い方

まだ何も書けていない段階の人は、次章の「志望理由書とは?評価される観点と落ちる理由」から順番に読み進めることをおすすめします。すでに下書きがある人は、途中の「やってはいけないNGパターン集」と「自分で添削する際のチェックリスト」から読み始めて、今の下書きに当てはまる部分がないかを確認する読み方も有効です。目次代わりに、まず全体の流れを次の表で押さえておきましょう。

この記事で扱う内容
評価される観点と落ちる理由大学側が何を見ているか、落ちる志望理由書の共通点
基本構成テンプレート結論→きっかけ→学びたいこと→将来像→締めの5ブロック
書き出し・締めの例文とNG冒頭と結びの具体的な書き方
NGパターン集・チェックリスト提出前に必ず確認しておきたい注意点

志望理由書とは?評価される観点と落ちる理由

志望理由書とは、総合型選抜・学校推薦型選抜などの出願時に提出する、「なぜこの大学・学部を志望するのか」「入学後に何を学びたいか」を書いて伝える書類です。大学によって「志願理由書」「自己推薦書」など呼び方は異なりますが、求められている内容はほぼ共通しています。学力試験だけでは測れない、志望度の高さ・学ぶ意欲・大学とのマッチ度を大学側が確認するための書類という位置づけです。

評価する側(大学の教員・入試担当者)が志望理由書を読むときに見ているのは、主に次の4つの観点だと言われています。

評価観点大学側が確認していること
独自性その受験生ならではの経験・視点があるか。テンプレートの穴埋めになっていないか
具体性「学びたい」が抽象論で終わっていないか。学びたい内容・方法まで具体的に書けているか
大学とのマッチ度その大学・学部のカリキュラム、研究環境、教育方針と学びたい内容が噛み合っているか
実現可能性入学後に学びたいことを実際に学べる根拠(授業・ゼミ・環境)があるか

この4観点のうち、特につまずきやすいのが「独自性」と「大学とのマッチ度」です。多くの受験生は「学びたいこと」を具体的に書くところまではできても、それが「なぜこの大学でなければならないのか」まで踏み込めず、どの大学にも出せる汎用的な文章になってしまいます。

落ちる志望理由書に共通する3つの特徴

実際に評価が伸びにくい志望理由書には、共通するパターンがあります。1つ目は「他の大学の名前に差し替えても成立してしまう」内容になっていることです。大学名や学部名を変えても違和感なく読めてしまう文章は、その大学ならではの理由が書けていない証拠です。2つ目は、学びたいことと自分の経験がつながっていないことです。「〇〇に興味があります」という宣言だけで、なぜ興味を持ったのかという経験が抜けていると、説得力が生まれません。3つ目は、将来像が学びたいこととかけ離れていることです。「学部で学ぶこと」と「将来やりたいこと」の間に論理の飛躍があると、一貫性のなさが目立ってしまいます。

この3つはいずれも、書く前の設計段階でつまずいているケースがほとんどです。行き当たりばったりでエピソードを書き足していくのではなく、先に3要素の骨組みを決めてから肉付けするという順番を守るだけでも、この3つの特徴は避けやすくなります。次章では、この3要素を漏れなくつなげるための基本構成テンプレートを具体的に示します。

評価する側の視点を意識する

志望理由書は、多くの場合、限られた時間で大量の書類に目を通す教員・入試担当者が読みます。結論が最後まで分からない文章や、抽象的な表現が続く文章は、読み手の負担が大きく評価されにくいという現実的な事情もあります。読み手にストレスなく伝わる構成を選ぶことは、単なるマナーではなく、評価を得るための実務的な工夫でもあります。

評価の配点は大学によって差がある

志望理由書そのものの配点や、面接・活動報告書とのバランスは大学・学部によって異なります。志望理由書の比重が大きい選抜もあれば、面接でのやり取りをより重視する選抜もあるため、募集要項に記載された評価方法・配点を必ず確認してください。志望理由書の比重が小さい場合でも、面接では志望理由書の内容をもとに質問されることがほとんどなので、書いた内容について深く問われても答えられるように準備しておく必要があります。

総合型選抜と学校推薦型選抜で意識する点の違い

総合型選抜では、志望理由書に加えて活動報告書やプレゼンテーション、面接など複数の選考要素が組み合わされることが多く、志望理由書に書いた内容と、他の提出書類・面接での受け答えとの一貫性も重要になります。一方、学校推薦型選抜では、高校の推薦を受けていることが前提となるため、志望理由書の中でも「学校での学び・活動と、大学で学びたいことのつながり」を意識すると説得力が増します。どちらの選抜方式でも、評価される4つの観点(独自性・具体性・大学とのマッチ度・実現可能性)という土台は共通しているため、この記事で紹介する構成テンプレートはどちらにも応用できます。募集要項に記載された評価基準を事前に読み込み、志望理由書の中でどの観点に重点的に応えるべきかを把握しておくことも、選抜方式を問わず有効な準備です。

面接で深掘りされることを前提に書く

多くの総合型選抜・学校推薦型選抜では、志望理由書の提出後に面接が行われ、書いた内容について「具体的にはどういうことですか」と深掘りする質問を受けます。そのため、志望理由書には、面接で聞かれたときに自分の言葉でさらに詳しく説明できる範囲の内容だけを書くことが大切です。よく知らない専門用語や、他人から聞いた話をそのまま借りて書いてしまうと、面接で深掘りされたときに答えに詰まってしまいます。書いた内容はすべて、自分の言葉で1段階詳しく説明できるかを、下書きの段階で確認しておきましょう。

活動報告書・調査書との整合性も確認する

志望理由書は単独で評価されるわけではなく、多くの場合、活動報告書や調査書とあわせて読まれます。志望理由書に書いた活動・エピソードが、活動報告書の記載内容と食い違っていないかを必ず確認してください。たとえば志望理由書では部活動での経験を大きく取り上げているのに、活動報告書にはその活動がほとんど記載されていない、というようなズレがあると、読み手は内容の信頼性そのものに疑問を持ちかねません。複数の提出書類がある場合は、下書きの段階で一度並べて読み比べ、矛盾がないかをチェックする工程を挟むことをおすすめします。

過去の探究学習・課題研究をどう活かすか

高校で探究学習や課題研究に取り組んだ経験がある場合は、そのテーマや取り組み方を志望理由書の②きっかけ・③学びたいことに接続できないか検討してみてください。総合的な探究の時間で扱ったテーマ、部活動での研究発表、地域と連携したプロジェクトなど、素材になり得る経験は人によってさまざまです。探究学習のテーマをそのまま大学での研究テーマにする必要はなく、そこで身につけた「調べ方」「考え方」を大学での学びにどうつなげたいかという視点で書くと、無理なく接続できることが多いです。探究学習で扱ったテーマと大学で学びたいテーマが完全に一致していなくても、そこで得た問いの立て方・情報収集の方法という共通点を軸に書けば、一貫性のある文章になります。

志望理由書はいつから書き始めればいいか

総合型選抜・学校推薦型選抜は、出願時期が一般選抜より早く、多くの大学で秋(9〜10月頃)に出願が始まります。志望理由書は1度書いて終わりではなく、書き直しを重ねながら完成度を上げていく書類のため、出願の直前ではなく、遅くとも出願の1〜2ヶ月前には最初の下書きに着手しておくと、見直しの時間を十分に確保できます。特に、大学ごとに志望理由を書き直す必要がある場合や、学校の先生に添削してもらう時間も見込んでおく場合は、余裕を持ったスケジュールがそのまま文章の完成度に直結します。

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志望理由書の基本構成テンプレート|結論→きっかけ→学びたいこと→将来像→締め

志望理由書の型として広く使われているのが、次の5ブロック構成です。文字数の目安はあくまで一般的な配分であり、大学が指定する字数・様式に応じて調整してください。

ブロック書く内容文字数配分の目安
①結論この学部で何を学びたいかを1〜2文で先に示す全体の5〜10%
②きっかけ(原体験)結論に至った具体的な経験・出来事全体の25〜30%
③学びたいこと大学のカリキュラム・研究環境と接続した学習計画全体の30〜35%
④将来像学んだことをどう活かしたいか全体の15〜20%
⑤締め入学への意欲を改めて示す全体の5〜10%

最初に結論(何を学びたいか)を先出しするのがこのテンプレートの特徴です。結論を先に示しておくことで、読み手は「この受験生は何を伝えたいのか」を最初に把握でき、その後に続くきっかけや学びたいことの説明を、結論を裏づける根拠として読み進めることができます。逆に結論を最後まで書かずにエピソードから書き始めると、読み手は何を軸に読めばいいか分からないまま長い文章を読むことになり、伝わりにくさの原因になります。

①結論の書き方

結論は「〇〇学部で、〇〇について学び、将来〇〇を実現したいと考えています」のように、学びたいことと将来像を1〜2文でコンパクトに示します。この段階では詳細な説明は不要です。詳しく書くのは次の②③④のブロックの役割なので、結論部分は要点だけを簡潔に示すことを意識してください。

②きっかけ(原体験)の書き方

結論の直後に、なぜそう考えるようになったのかという具体的なきっかけを書きます。ここで重要なのは、「感動しました」「興味を持ちました」で終わらせず、何を見て・聞いて・体験して、どう考えが変わったのかという思考のプロセスまで書くことです。部活動・探究学習・ボランティア・家族の影響など、題材は何でも構いませんが、他の受験生と同じ題材でも「そこから何を考えたか」という思考の部分に独自性を出すことができます。

③学びたいことの書き方

③は志望理由書の中で最も文字数を割くべきブロックです。詳しい書き方は次の章「『学びたいこと』を具体的に書く方法」で扱いますが、ここでは大枠だけ示すと、「学びたいテーマ」と「そのために活用したい大学の科目・ゼミ・研究環境」をセットで書くのが基本です。テーマだけを書いて終わらせず、それをどう学ぶつもりかという学習計画まで書くことで、実現可能性を示すことができます。

④将来像の書き方

学んだことを卒業後にどう活かしたいかを書きます。職業名を挙げるだけでなく、学部で学ぶ内容と将来やりたいことの間に論理的なつながりがあるかを意識してください。将来像が壮大すぎたり、逆に学部の内容と関係が薄かったりすると、③で書いた学びたいこととの一貫性が崩れてしまいます。

⑤締めの書き方

最後に、入学への意欲を改めて示して締めくくります。詳しい書き方と例文は、記事後半の「締め(結び)の書き方と例文」で扱います。

5ブロックのつながりを1つの例で確認する

5ブロックがどのようにつながるか、学部・テーマを一般化した例で確認します。①結論で「地域社会学部で、過疎地域における公共交通の再生について学び、将来は地域政策の立案に携わりたいと考えています」と述べたとします。②きっかけでは、実家の近くにあったバス路線が廃止され、高齢者の通院が困難になった経験を具体的に描写します。③学びたいことでは、その大学の地域社会学部に交通政策・地域経済を専門とする教員がいること、フィールドワーク型の授業で実際の自治体と連携した研究ができることを、学年ごとの学習計画とあわせて示します。④将来像では、学んだ知識を自治体職員やシンクタンクでの政策立案に活かしたいという展望を述べます。⑤締めでは、①の結論を短く繰り返しながら入学への意欲を示します。①から⑤まで、同じ「過疎地域の公共交通」というテーマで一貫していることが、この例のポイントです。テーマが1本に絞られているからこそ、どのブロックを読んでも同じ人物が書いたと分かる文章になります。

ブロックの順番を入れ替えてもいいか

5ブロックの順番は固定のルールではなく、きっかけから書き始めて最後に結論をまとめる、という逆の順番で書く志望理由書も存在します。ただし、この記事で紹介している「結論を先出しする」構成の方が、読み手にとって内容を把握しやすいという実務的な利点があるため、初めて書く場合はまず結論先出し型で書いてみて、慣れてきたら自分に合う順番を検討するという進め方をおすすめします。

構成テンプレートに沿った下書きの組み立てを一緒に進められます

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書き出し(冒頭)の例文とNGパターン

書き出しは、読み手が最初に触れる部分であり、結論(何を学びたいか)を最初の1〜2文で示すのが基本です。以下は、特定の大学・学部を想定しない一般化した書き出しの型です。実際に書く際は、自分の学部・学びたい内容に置き換えてください。

【書き出しの型の例】「私は貴学〇〇学部で、〇〇について研究し、将来は〇〇の分野で〇〇に貢献したいと考えています。」というように、学部名・学びたいテーマ・将来像を1文に凝縮する形です。この1文があることで、読み手は以降の文章をどんな軸で読めばいいかが分かります。

書き出しのNGパターン

書き出しでよく見られるNGパターンをいくつか紹介します。

1つ目は、結論を後回しにして、長いエピソードから書き始めるパターンです。「小学生の頃、私は〇〇でした。中学生になり〇〇を経験し」と時系列で書き始めると、何を学びたいのかが分かるまでに時間がかかり、読み手の集中力が削がれてしまいます。エピソードは②のブロックで詳しく書けばよいので、書き出しでは避けてください。

2つ目は、辞書的な定義やニュースの引用から始めるパターンです。「近年、〇〇という問題が注目されている」のような書き出しは、自分の言葉ではなく借り物の文章という印象を与えやすく、「なぜ自分がそれを学びたいのか」という主語が見えにくくなるという弱点があります。社会的な背景に触れること自体は悪くありませんが、その直後に自分自身の考え・経験に接続することを忘れないでください。

3つ目は、汎用的すぎる書き出しです。「貴学は素晴らしい大学だと思い、志望しました」のような文章は、どの大学にも当てはまってしまい、独自性がまったく伝わりません。書き出しの1文には、具体的な学部名・学びたいテーマを入れるようにしてください。

4つ目は、実績や熱意を誇張しすぎる書き出しです。「誰よりも〇〇に情熱を注いできました」のような表現は、具体的な裏づけがないまま強い言葉だけが先行すると、かえって説得力を下げてしまうことがあります。強い言葉を使うより、具体的な経験・数字・行動を淡々と書く方が、結果として熱意は伝わりやすくなります。

書き出しを見直すときのチェックポイント

書き出しを書き終えたら、大学名・学部名を隠しても自分だとすぐ分かる文章になっているかを確認してみてください。誰が書いても同じような内容になっている場合は、テーマの絞り込みが足りていないサインです。書き出しは何度も書き直して構わないブロックなので、他のブロックを書き終えた後に最後にもう一度磨き直すという順番も有効です。

書き出しのBefore/After

抽象的な書き出し(Before)と、具体化した書き出し(After)を比較すると、改善の方向性がつかみやすくなります。Beforeの例は「私は昔から人の役に立つ仕事に興味があり、貴学を志望しました」というように、学部名も学びたいテーマも入っていない書き出しです。Afterの例は「私は貴学看護学部で、在宅医療における家族への支援のあり方について学び、将来は地域包括ケアを支える看護師になりたいと考えています」というように、学部名・学びたいテーマ・将来像の3つが1文の中に具体的に入っている点がBeforeとの違いです。自分の書き出しがBeforeに近いと感じたら、学部名・テーマ・将来像の3つが入っているかを見直してみてください。

書き出しで使える言い換えのバリエーション

「〇〇について学びたい」という表現を毎回同じ形で使うと単調になるため、「〇〇の視点から探究したい」「〇〇のしくみを解明したい」といった言い換えを用意しておくと、書き出しと結論・締めで同じ言葉を繰り返さずに済みます。ただし、言い換えを優先するあまり内容が曖昧になっては本末転倒なので、まずは具体的な内容を固めたうえで、表現の重複を避ける工夫として言い換えを使うようにしてください。

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「学びたいこと」を具体的に書く方法|大学の特色との接続

「学びたいこと」ブロックは志望理由書の中核であり、多くの受験生がここでつまずきます。「〇〇に興味があります」という一文で終わらせず、何を、どうやって学びたいかまで具体化することが評価される志望理由書の条件です。

抽象的な興味を具体的なテーマに落とし込む

まず、興味のある分野を思いつく限り書き出し、そこから「なぜそれに興味があるのか」を自分の経験に照らして深掘りしていきます。たとえば「環境問題に興味がある」という漠然とした興味も、「なぜ環境問題の中でも特にその分野なのか」「自分のどんな経験がそこにつながっているのか」を掘り下げていくと、「地元の河川の水質調査ボランティアに参加した経験から、生活排水と生態系の関係を学びたい」というように、誰にでも当てはまる興味から、自分だけのテーマへと具体化できます。

大学の特色との接続の仕方

テーマが具体化できたら、次はそれを大学の特色と接続します。大学案内・シラバス・教員の研究内容といった一次情報を根拠にして、その大学でなければ学べない理由を書くのがポイントです。「〇〇学部には〇〇分野を専門とする教員がおり、〇〇のゼミで実際に〇〇について研究できる」というように、抽象的な「環境が整っている」ではなく、具体的な科目名・ゼミ名・研究テーマを根拠として示すと説得力が増します。

大学の特色を調べる際は、募集要項や公式サイトのカリキュラム紹介ページ、オープンキャンパスで得た情報、教員の研究紹介などが有力な材料になります。パンフレットに書かれている表面的なキャッチコピーをそのまま引用するのではなく、自分が学びたいテーマと具体的にどう結びつくかまで自分の言葉で説明することが重要です。

学習計画まで書けると評価が上がる

「学びたいこと」に加えて、「入学後どのように学んでいくか」という学習計画まで書けると、実現可能性の評価が高まります。たとえば「1・2年次で〇〇の基礎を学び、3年次のゼミで〇〇について研究を深め、卒業論文では〇〇をテーマにしたい」というように、学年ごとの学びの流れをイメージして書くと、思いつきではなく計画的に考えていることが伝わります。すべての大学がカリキュラムを詳細に公開しているわけではないため、情報が少ない場合は「〇〇のような科目群を通じて」といった一般的な書き方でも構いませんが、可能な限り具体的な科目名・ゼミ名を調べて盛り込むことをおすすめします。

複数のテーマで迷ったときの絞り込み方

興味のあるテーマが複数ある場合は、「自分の経験に最も具体的に結びつくテーマ」を優先して選ぶという基準がおすすめです。テーマの大きさや世間的な注目度で選ぶよりも、自分の言葉で深く語れるテーマを選ぶ方が、結果として説得力のある志望理由書になります。

文系・理系で「学びたいこと」の書き方はどう変わるか

文系学部では、社会課題や制度・思想といったテーマについて、どの理論・アプローチで考察したいかまで書けると、学びたいことの解像度が上がります。理系学部では、興味のある現象や技術に加えて、どの研究室・実験設備を使ってどう検証したいかまで踏み込めると、実現可能性の評価が高まります。いずれの場合も、「〇〇に興味がある」という宣言で終わらせず、その先の「どうやって学ぶか・調べるか」まで書くという基本は共通しています。医療系・教育系など実習を伴う学部の場合は、実習・臨床経験を通じて何を確かめたいかまで書けると、学びの具体性がさらに増します。芸術系・体育系など実技が中心の学部の場合も、これまでの制作・活動の経験と、大学でさらに何を追求したいかをセットで書くという基本は変わりません。

1つの学部の中でも学科・コースによって書き方は変わる

同じ学部でも、学科やコースによってカリキュラムや専門分野は大きく異なります。「学部名」だけでなく「学科名・コース名」の単位で、学びたいことと接続できているかを確認してください。募集要項や大学案内には、学科・コースごとの詳しい専門分野やカリキュラムが記載されていることが多いため、学部全体の紹介文だけでなく、志望する学科・コースのページまで必ず目を通すようにしましょう。

書きすぎには注意する

学びたいことを具体化しようとするあまり、専門用語を並べすぎたり、③のブロックだけが極端に長くなったりすることもあります。専門用語は使う場合も一言説明を添え、全体の文字数配分(③は30〜35%が目安)からあまり外れないようにすることを意識してください。具体性と読みやすさのバランスを取ることも、学びたいことのブロックでは重要な視点です。

締め(結び)の書き方と例文

締めは、志望理由書の最後に置く数文で、それまでに書いた学びたいこと・将来像を踏まえたうえで、入学への意欲を改めて示す部分です。長々と書く必要はなく、1〜3文程度でコンパクトにまとめるのが基本です。

締めの型の例

【締めの型の例】「以上の理由から、貴学〇〇学部で〇〇について学び、将来〇〇として社会に貢献したいと強く志望します。」というように、①結論の内容を短く繰り返しながら、入学への意欲を明確に示す形が基本です。書き出しで示した結論と、締めで示す意欲が呼応していると、文章全体に一貫性が生まれます。

締めでやりがちなNGパターン

締めでよくあるNGパターンの1つが、それまでの内容と関係のない新しい話題を急に書き加えてしまうことです。締めは新しい情報を追加する場所ではなく、それまでの内容を踏まえて意欲を示す場所という役割を意識してください。もう1つのNGパターンは、「頑張ります」「精一杯努力します」といった意欲の表明だけで終わり、何を学びたいかという中身が抜け落ちてしまうことです。締めは短くても、①で示した結論の要素を含めるようにしましょう。

締めと書き出しを揃えて一貫性を作る

締めを書き終えたら、書き出しと読み比べてみてください。書き出しで「〇〇について学びたい」と書いたのに、締めでは違うテーマに触れている、というようなズレがあると、読み手は文章全体の一貫性に疑問を持ちます。書き出しと締めで同じ結論を異なる言葉で言い換えることができれば、志望理由書全体の完成度は大きく上がります。この一貫性の確認は、後述の「セルフ添削チェックリスト」でも重要な項目として扱います。

締めの例文バリエーション

締めの型は1パターンに限りません。たとえば「以上の理由から〜と強く志望します」という直接的な表現のほかに、「〇〇学部での学びを通じて、△△という課題に向き合い続けたいと考えています」というように、入学後の姿勢を示すことで意欲を伝える締め方もあります。また、「貴学でなければ得られない〇〇の環境で学び、〇〇を実現したいです」というように、大学でなければならない理由を最後にもう一度短く盛り込む締め方も効果的です。どのパターンでも、書き出しの結論と矛盾しない内容にすることが共通の条件です。

指定字数が短い場合の締めの書き方

600字程度など、全体の字数が短く指定されている場合は、締めを1文、長くても2文まで圧縮することをおすすめします。字数が短い志望理由書ほど、②きっかけと③学びたいことに文字数を割く必要があるため、締めは「以上の理由から、貴学〇〇学部を志望します」のように、要点だけを簡潔に述べる形で十分です。

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やってはいけないNGパターン集|テンプレ感・使い回し・志望理由が弱い

ここまでブロックごとの書き方を見てきましたが、志望理由書全体を通して注意すべきNGパターンを一覧で整理します。

NGパターンなぜ評価が下がるか改善の方向性
テンプレの穴埋め感が強い「〇〇に興味を持ち、貴学で学びたいと思いました」のような定型文の連続は独自性が伝わらない抽象的な文を、自分の経験に基づく具体的な描写に置き換える
他大学への使い回し大学名・学部名を差し替えるだけで成立する文章は志望度の低さを疑われるその大学の授業・ゼミ・研究環境を根拠として明記する
志望理由そのものが弱い「なんとなく興味がある」レベルの動機は、他の要素でカバーしにくい興味を持った経験を掘り下げ、具体的なテーマにまで落とし込む
将来像との一貫性がない学びたいことと将来像が論理的につながっていないと説得力が落ちる学部で学ぶ内容が将来像にどう活きるかを1文で説明できるか確認する
字数不足・字数超過指定字数から大きく外れると、指示を読んでいない印象を与える提出前に文字数指定を再確認し、8〜9割以上を目安に収める
誤字脱字・表記ゆれ細部のミスは、文章全体への注意力の欠如という印象につながる時間を空けてから読み返す、音読する、第三者に見てもらう

生成AIに頼りすぎることのリスク

下書きのアイデア出しに生成AIを使うこと自体は珍しくなくなっていますが、生成AIが作った文章をほぼそのまま提出するのはリスクが大きいNGパターンです。生成AIの文章は一般論としては整っていても、自分自身の経験や具体的な学びたいテーマに基づいていないことが多く、面接で深く質問されたときに答えられない、あるいは前後の記述と矛盾するといった問題が起きやすくなります。大学によっては生成AIの利用について注意事項を設けている場合もあるため、募集要項を確認したうえで、下書きのたたき台として使う場合も、最終的には自分の経験・言葉で書き直すようにしてください。

結論と締めがずれているNGパターン

書き出しの結論では「〇〇について学びたい」と書いているのに、締めでは違うテーマに触れてしまう、というズレもよくあるNGパターンです。1本の志望理由書の中で扱うテーマは、基本的に1つに絞り込むことを意識してください。学びたいことが複数ある場合でも、志望理由書の中では最も自分の経験と結びつきが強いテーマを1つ選び、他のテーマは触れる程度にとどめる方が、一貫性のある文章になります。

字数調整だけを目的にした水増し

指定字数に届かせるために、同じ内容を言い換えて繰り返したり、本題と関係の薄いエピソードを付け足したりするのもよくあるNGパターンです。字数が足りないときは、新しいエピソードを足すより、③学びたいことの根拠を掘り下げる方が自然に字数が伸びることが多いです。大学の授業・ゼミ・研究環境について、より具体的な科目名や学習計画を追加できないか見直してみてください。

「テンプレ感」はなぜ生まれるのか

テンプレ感が生まれる最大の原因は、自分の経験ではなく一般論から書き始めていることです。この記事で紹介した5ブロック構成のテンプレート自体は多くの受験生が使っていますが、テンプレートを使うこと自体は問題ではありません。問題は、テンプレートの「型」だけを真似て、中身を自分の経験で埋めずに一般論で済ませてしまうことです。同じ構成でも、②のきっかけと③の学びたいことを自分だけの経験・視点で具体的に埋められれば、テンプレ感は解消されます。

「使い回し」を避けるための確認方法

複数の大学に出願する場合、志望理由書の骨組みを使い回すこと自体は珍しくありません。ただし、大学名だけを機械的に差し替えて提出するのは危険です。提出前に、③の「学びたいこと」ブロックと将来像の部分だけは、必ず志望校ごとに書き直し、その大学のカリキュラム・ゼミ・研究環境に基づいた根拠を入れ直すようにしてください。

志望理由が弱いと感じたときの立て直し方

「自分の志望理由は弱い気がする」と感じたら、なぜその学部に興味を持ったのかを、時系列を遡って書き出してみてください。興味を持ったきっかけの出来事を1つに絞らず、複数書き出してから一番具体的に説明できるものを選ぶと、単なる思いつきではない、深掘りされた志望理由に育てやすくなります。

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自分で添削する際のチェックリスト

下書きが書き終わったら、提出前に次のチェックリストで見直してみてください。1つでも当てはまらない項目があれば、その部分を重点的に書き直すことをおすすめします。

  • 結論(学びたいこと)が最初の1〜2文で示されているか
  • 大学名・学部名を隠しても、自分が書いたと分かる具体性があるか
  • 「学びたいこと」に、大学の授業・ゼミ・研究環境など具体的な根拠が入っているか
  • きっかけ(原体験)が、単なる「興味がある」で終わらず、思考のプロセスまで書けているか
  • 学びたいことと将来像の間に、論理的なつながりがあるか
  • 書き出しと締めで、同じ結論が呼応しているか
  • 指定字数の8〜9割以上を満たし、上限を超えていないか
  • 誤字脱字・表記ゆれがないか、時間を空けて読み返したか
  • 声に出して読んだときに、不自然な言い回しがないか
  • 他大学の名前に差し替えても成立してしまう文章になっていないか

チェックリストをいつ・何回使うか

チェックリストは、下書きが完成した直後の1回だけでなく、最低でも2回、できれば時間を空けて3回以上使うことをおすすめします。書き終えた直後は自分の文章に思い入れが強く、粗さに気づきにくいためです。1回目は書き終えた直後、2回目は1〜2日置いてから、3回目は提出直前という間隔を空けることで、毎回異なる粗さに気づきやすくなります。

自分で添削することの限界

このチェックリストは、志望理由書の構成や抜け漏れを確認するには有効です。一方で、自分で書いた文章は、自分では客観的に読みにくいという根本的な限界があります。書いた本人には「伝わっている」と思えても、初めて読む第三者には論理の飛躍やテンプレ感が透けて見えている、ということは珍しくありません。特に、「独自性が本当に伝わっているか」「大学とのマッチ度が十分に書けているか」といった評価観点は、自分1人で判断するのが最も難しい部分です。

時間を置いてから読み返す、声に出して読む、友人や家族に読んでもらうといった方法は、自分だけで書くよりも粗さに気づきやすくなる有効な手段です。それでも見抜けない粗さについては、入試・志望理由書の指導経験がある第三者に見てもらうことで初めて言語化できるケースが多くあります。次のよくある質問、そして記事の最後でもこの点について触れます。

構成テンプレートに沿った下書きの組み立てを一緒に進められます

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よくある質問(FAQ)

志望理由書と自己推薦書、志願理由書は何が違いますか?

大学によって呼び方が異なるだけで、求められている内容はほぼ共通しています。「なぜこの大学・学部を志望するのか」「入学後に何を学びたいか」を書く点は同じで、呼び方の違いよりも、各大学の募集要項に書かれた設問・字数指定を確認することの方が重要です。

志望理由書は何文字くらい書けばいいですか?

大学が指定する字数は600字・800字・1,000字・1,200字など様々です。指定字数に対して、8〜9割以上は埋めるのが一般的な目安とされています。極端に少ない字数で提出すると、意欲が乏しい印象を与えかねません。逆に上限を超えて提出することはできないため、この記事のテンプレートの5ブロックの配分を、指定字数に合わせて調整してください。

例文をそのまま真似してもいいですか?

この記事で紹介している例文はあくまで「型」を示すためのものです。文章の構成や書き出しの型は参考にして構いませんが、中身(経験・学びたいこと・将来像)は自分自身の言葉で書く必要があります。表現をそのまま流用すると、テンプレ感の強い文章になり、独自性が伝わりにくくなります。

「学びたいこと」が見つからない場合はどうすればいいですか?

いきなり大きなテーマを考えようとせず、これまで興味を持った出来事・授業・ニュース・部活動などを紙に書き出すところから始めてみてください。興味の「大きさ」ではなく、なぜそれに引っかかったのかという理由を深掘りすることで、志望理由書に書けるテーマに育つことがあります。

誰かに添削してもらった方がいいですか?

可能であれば、学校の先生や第三者に読んでもらうことをおすすめします。前章で触れた通り、自分では気づけない論理の飛躍やテンプレ感は、他者の視点があって初めて見つかることが多いためです。学校の先生は多くの受験生の志望理由書を見てきた経験があるため、まずは学校での添削を活用しつつ、入試の志望理由書指導に詳しい第三者の視点をあわせて取り入れることも、選択肢の1つです。相談する相手が身近にいない場合は、無料相談を実施している指導サービスを活用し、下書きの状態から客観的な意見をもらうという方法もあります。

複数の大学に出願する場合、同じ内容で使い回してもいいですか?

骨組みを使い回すこと自体は珍しくありませんが、大学名だけを機械的に差し替えるのは危険です。「学びたいこと」と「大学でなければならない理由」の部分は、志望校ごとに書き直すようにしてください。

提出直前に見直すべきポイントは何ですか?

前章のセルフ添削チェックリストに加えて、募集要項に指定された字数・様式(手書き・データ入力等)・提出方法を最終確認してください。内容がどれだけ優れていても、様式の不備があれば評価の土台に乗らないため、内容の確認と同じくらい形式面の確認も重要です。手書き提出の場合は、誤字を修正液で消せるかどうかなど、大学ごとのルールも事前に確認しておくと、提出直前になって慌てずに済みます。

オープンキャンパスに行けなかった場合、大学の情報はどう集めればいいですか?

オープンキャンパスに参加できなくても、大学の公式サイトのカリキュラム紹介・シラバス公開ページ、教員の研究紹介、学部のパンフレットなどから、「大学でなければならない理由」に使える具体的な情報は十分に集められます。オンラインで実施される説明会・個別相談を利用する大学も増えているため、募集要項とあわせて確認してみてください。図書館や学校の進路指導室に大学案内が置かれていることも多いので、あわせて活用すると効率的に情報を集められます。

まとめ|書き方を知ることと、伝わる文章に仕上げることは別の作業

志望理由書は、「学部で学びたいこと」「自分の経験」「大学でなければならない理由」という3要素を、結論→きっかけ→学びたいこと→将来像→締めという5ブロックの流れでつなぐことで、説得力のある文章になります。書き出しでは結論を先出しし、締めではそれと呼応する形で意欲を示す。この一貫性が、テンプレ感を避けるための土台になります。

一方で、この記事で紹介した構成テンプレートとチェックリストを使っても、「自分の文章のどこにテンプレ感が残っているか」「独自性が本当に伝わっているか」は、自分自身では判断しきれないという限界があります。書き方の型を知っていることと、それを踏まえて実際に伝わる文章に仕上げられることは、似ているようで別の作業です。特に、複数の大学に出願する場合は、1本ずつ内容を志望校に合わせて書き直す時間的な余裕も必要になるため、下書きは早めに書き始めることをおすすめします。

スプリング・オンライン家庭教師では、総合型選抜・学校推薦型選抜に取り組む高校生向けに、学習面のサポートに加えて、志望理由書の下書きをどう改善すればいいかを無料相談でお伝えしています。この記事のチェックリストで見直した後でも不安が残る場合や、第三者の目で客観的に見てほしい場合には、無料相談の中で有料の志望理由書添削サービスもご案内していますので、まずは今の下書きの状態を相談してみてください。総合型選抜・学校推薦型選抜に向けた学習計画全体の立て方は大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも取り上げているほか、オンライン指導の選び方はオンライン家庭教師おすすめ15選比較|料金・講師の質で選ぶでも整理しています。指導内容の詳細は大学受験コースのページでも紹介しているので、あわせて参考にしてください。

志望理由書は、書き方の型さえ押さえれば誰でも一定の水準まで仕上げられる書類です。まずはこの記事のテンプレートに沿って下書きを一度最後まで書き切り、チェックリストで見直したうえで、必要であれば第三者の視点も取り入れながら、納得のいく志望理由書に仕上げていきましょう。

自分では気づけない粗さは、無料相談でご案内する添削で整えられます

書き方の型を理解しても、文章の説得力や独自性は自分では判断しにくいものです。無料相談では下書きの課題を整理し、必要な方には有料の志望理由書添削サービスもご案内しています。

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