「北海学園大学経済学部を目指しているけれど、一般選抜にA日程とB日程があって、しかも1部と2部で科目数まで違うらしい」——札幌をはじめ北海道内の受験生や保護者から、こうした相談をよく受けます。結論から言うと、北海学園大学経済学部の一般選抜には満点350点の1部(昼間部)と満点200点の2部(夜間部)があります。それぞれにA日程・B日程という2回のチャンスが用意されています。共通テスト利用選抜もⅠ期・Ⅱ期の2回があり、方式によって満点も科目数もまったく違います。
経済学部は経済学科・地域経済学科の2学科で構成され、1年次は共通のカリキュラムで学び、2年次からいずれかの学科に分かれて専門性を深めていく仕組みです。この記事では、北海学園大学入試情報サイトが公表している2027年度入試の公式データをもとに、一般選抜・共通テスト利用選抜あわせて4つの入試方式の科目構成と配点、直近3年間の入試結果、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。
先にお断りしておくと、2027年度(2027年4月入学)入試の学生募集要項は、北海学園大学入試情報サイトに一般選抜要項・大学入学共通テスト利用選抜要項としてすでにPDFで公表されており、募集人員・出願期間・試験日・合格発表日・科目構成・配点まで確定しています。本記事の内容はすべて、この大学公式PDF(一次情報)にもとづいています。入試制度は年度によって変更されることがあるため、出願にあたっては必ず北海学園大学入試情報サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。
A日程・B日程・共通テスト利用、どれを軸にすべきか一緒に整理します
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【結論】北海学園大学経済学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。北海学園大学経済学部の入試には、一般選抜A日程・B日程、共通テスト利用選抜Ⅰ期・Ⅱ期の4方式があり、さらに1部(昼間部)・2部(夜間部)で満点と科目数が変わるという二重構造になっています。2027年度入試(1部)の科目構成は次の通りです。
| 方式 | 満点 | 科目数の目安 | 2027年度募集人員 |
|---|---|---|---|
| 一般選抜A日程・B日程 | 350点 | 3教科(国語+外国語+選択) | 各75名 |
| 共通テスト利用Ⅰ期 | 350点 | 3教科(外国語+国語+選択) | 30名 |
| 共通テスト利用Ⅱ期 | 600点 | 高得点の3教科3科目 | 3名 |
出典: 北海学園大学入試情報サイト「一般選抜要項」「大学入学共通テスト利用選抜要項」(2027年度、経済学部1部)。1部の一般選抜・共通テスト利用Ⅰ期はどちらも350点満点の3教科型という共通点がありますが、外国語の配点や科目の必須・選択の扱いが異なります。この記事の後半、「一般選抜の入試方式と科目構成」で方式ごとの違いを詳しく整理します。
1部(昼間部)と2部(夜間部)、何が違うのか
北海学園大学経済学部は、1部(昼間部)だけでなく2部(夜間部)にも同じ経済学科・地域経済学科が設置されています。1部の一般選抜は国語・外国語・選択科目の3教科(350点満点)、2部は国語・選択科目の2教科(200点満点)と、教科数そのものが異なります。共通テスト利用選抜でも、1部Ⅰ期は3教科(350点満点)、2部Ⅰ期は外国語か国語のいずれか高い方1教科プラス選択科目1教科(200点満点)という構成です。教科数が少ない2部は、得意科目を絞って対策しやすい一方、1教科あたりの配点比率が高くなるため、苦手科目があると不利に働きやすい方式でもあります。
4つの入試方式、それぞれの位置づけ
一般選抜A日程・B日程は、大学独自問題による筆記試験です。A日程とB日程は同じ学部学科に両方出願することができ、2回のチャンスとして使えます。共通テスト利用選抜は、大学入学共通テストの得点だけで合否が決まる方式で、本学での個別学力試験は課されません。Ⅰ期は1月中旬の共通テスト本試験の得点をそのまま使う方式、Ⅱ期はⅠ期よりも後の2月〜3月にかけて出願する方式で、Ⅰ期に出願した学部学科へ再度Ⅱ期で出願することも可能です。
中央値補正法という得点調整の仕組み
北海学園大学の一般選抜には、他大学ではあまり見られない特徴があります。全学部の全科目で、満点の半分の点数を基準点とした「中央値補正法」による得点調整を行っているのです(工学部A日程で併用する共通テストの結果を除く)。素点がそのまま合否判定に使われるわけではなく、受験者全体の得点分布の中央値をもとに調整された点数で合否が決まります。この記事で紹介する合格点も、すべて中央値補正後の数値です。
1部(昼間部)・2部(夜間部)、どちらが自分に合うか相談できます
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北海学園大学経済学部とは|経済学科・地域経済学科の特徴と求められる力
北海学園大学経済学部は、経済学科・地域経済学科の2学科で構成される学部です。入試(一般選抜・共通テスト利用選抜とも)は経済学部として「学部」単位で募集し、学科は1年次末に決定します。1年次は両学科共通のカリキュラムで学び、2年次からいずれかの学科に分かれて専門性を深めていく仕組みです。学部の紹介文では「経済や社会の現状を的確に認識し、変化に対応できる広い知識や高度な力量、深い洞察力を持った人材を育成」することを目的として掲げています。
経済学科の4コース
経済学科は、経済現象の本質や法則性を解明する科学としての経済学を、理論・歴史・政策の側面から考察する学科です。「財政・金融コース」「経済・産業と政策コース」「くらしと労働コース」「国際経済コース」の4コースが用意されています。財政・金融コースは国や自治体、銀行による財政・金融の仕組みと役割を、経済・産業と政策コースは産業・企業構造や政府の政策を、くらしと労働コースは少子高齢化や非正規雇用増大といった現代的課題を、国際経済コースは世界経済の仕組みと日本経済との関係性を、それぞれ重点的に学びます。コースは学生の専攻そのものを示すものではなく、関連する講義群をまとめた区分という位置づけです。
地域経済学科の4コース
地域経済学科は、地域の経済や社会を総合的・具体的に分析する能力を養い、地域経済の活性化に貢献する人材を育成する学科です。「地域経済・産業コース」「地域づくりコース」「アジア共生コース」「自然資源と地域コース」の4コースが用意されています。北海道という地域に根ざしながら、地域の産業構造や地域づくりの実践、アジアとの共生、自然資源の活用といった多角的な視点から地域経済を学べる学科です。経済学科が理論・歴史・政策という経済学の3本柱を軸にするのに対し、地域経済学科はより実践的・具体的なフィールドから経済を捉える点が特徴だといえます。
カリキュラムの流れ|1年次共通科目からゼミナールまで
1年次は経済学科・地域経済学科共通のカリキュラムで、「基礎科目」(哲学・社会学等)、「統計・情報」(経済統計学・経済数学等)、「理論」(ミクロ経済学基礎・マクロ経済学基礎等)という3つの領域を学びます。2年次から経済学科・地域経済学科のいずれかに分かれ、専門科目とコースごとの学びを深めていきます。ゼミナールは「基礎ゼミナール」(1年次)からスタートし、「ゼミナールⅠ・Ⅱ」(2〜3年次)を経て、4年次の「卒業研究」で学びの集大成を形にする、4年間の段階的な体系です。
3つのポリシーが求める力
経済学部のディプロマ・ポリシー(学位授与方針)は、経済学科・地域経済学科共通で9つの達成目標を設定し、最重要理念として「建学の精神(自主独立の開拓者精神)に基づき、主体的な学びを行うことができる」ことを掲げています。アドミッション・ポリシーでは、経済学を基礎とした社会科学的視点で物事を理解し、地域の発展に貢献したい人材を求めており、必要な力として経済的事象への主体的に学ぶ意欲、国語・外国語の能力、論理的思考力、数学・社会科の知識を挙げています。一般選抜では、このうち主に国語・外国語・選択科目の筆記試験を通じて、基礎学力と論理的思考力が評価される入試だと理解しておくとよいでしょう。
1部・2部という2つの学びの形
アドミッション・ポリシーには、1部・2部とも一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜で多角的に評価するとしたうえで、2部では働きながら学ぶ意欲を持つ学生も対象とする旨が明記されています。2部(夜間部)は、現役の高校生だけでなく、浪人生や社会人として学び直しを検討している層にとっても選択肢になり得る学びの形です。1部・2部いずれも同じ経済学科・地域経済学科に進学でき、入試の教科数や配点が異なる点を踏まえたうえで、自分の生活スタイルや学習ペースに合う方を検討することが大切です。
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一般選抜の入試方式と科目構成|A日程・B日程・共通テスト利用の配点
ここからは、北海学園大学経済学部の4つの入試方式それぞれの科目構成と配点を詳しく見ていきます。1部・2部で教科数がまったく異なるため、自分がどちらを受けるのかをまず明確にすることが対策の出発点になります。
1部(昼間部)一般選抜A日程・B日程の科目と配点
一般選抜A日程・B日程は、1部では350点満点の3教科型です。内訳は、外国語(英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)150点(60分)、国語(現代の国語[実用的な文章を除く]、言語文化[古文・漢文を除く]、論理国語)100点(60分)、選択科目100点(60分)という構成です。選択科目は、日本史探究・世界史探究・地理探究・政治経済・数学の5科目から1科目を試験当日に選ぶ「試験時選択」方式で、数学を選ぶ場合は数学Ⅰ・数学Aが必須のうえで、数学Ⅰ・数学A/数学Ⅱ/数学Ⅲ/数学B/数学Cの中から1題を選択解答します。
2部(夜間部)一般選抜A日程・B日程の科目と配点
一般選抜A日程・B日程は、2部では200点満点の2教科型です。内訳は、国語100点(60分)、選択科目100点(60分)という構成で、1部にある外国語(150点)が独立した必須科目としては課されず、その代わり選択科目の範囲が日本史・世界史・地理・政治経済・数学・英語の6科目に広がります。2科目受験した場合は高得点の1科目を合否判定に使用する仕組みで、英語を選択科目として使うことも、他の科目で受験することも選べる点が1部との大きな違いです。
| 部 | 満点 | 科目構成 |
|---|---|---|
| 1部(昼間部) | 350点 | 外国語150+国語100+選択(5科目から1科目)100 |
| 2部(夜間部) | 200点 | 国語100+選択(6科目から1科目、2科目受験時は高得点採用)100 |
共通テスト利用選抜Ⅰ期・Ⅱ期の科目と配点
共通テスト利用選抜は、大学入学共通テストの得点のみで合否が決まる方式で、本学での個別学力試験は課されません。1部Ⅰ期は外国語150点(必須)+国語100点(必須)+地理歴史・公民・数学・情報から1科目100点の合計350点満点です。1部Ⅱ期は、外国語・国語・地理歴史・公民・数学・理科・情報の中から高得点の3教科3科目を合否判定に使用する合計600点満点で、Ⅰ期よりも幅広い科目から得意なものを組み合わせられる点が特徴です。
2部は、Ⅰ期が外国語と国語のうち高得点の1科目100点+地理歴史・公民・数学・情報から1科目100点の合計200点満点、Ⅱ期は外国語・国語・地理歴史・公民・数学・理科・情報の中から高得点の2教科2科目を合否判定に使用する合計400点満点です。1部・2部とも、Ⅱ期はⅠ期よりも「高得点の科目を合否判定に使う」枠が広がる設計になっています。
| 部 | 期 | 満点 | 科目構成の考え方 |
|---|---|---|---|
| 1部 | Ⅰ期 | 350点 | 外国語(必須)+国語(必須)+選択1科目 |
| 1部 | Ⅱ期 | 600点 | 7教科から高得点の3教科3科目 |
| 2部 | Ⅰ期 | 200点 | 外国語か国語の高得点1科目+選択1科目 |
| 2部 | Ⅱ期 | 400点 | 7教科から高得点の2教科2科目 |
併願のルールと入学検定料
一般選抜は、A日程・B日程の両方に同じ学部学科へ出願することができます。文系学部(経済・経営・経営情報・法・日本文化・英米文化)の1部同士は、科目や科目数に制限なく自由に併願できます。1部と2部を併願する場合は、2部が2教科受験であるのに対し1部は3教科型であるため、1部を併願するには3教科の受験が必要になるなど、教科数の違いに注意が必要です。入学検定料は一般選抜が1出願30,000円で、併願割引(2出願目以降は半額)・1部2部割引(両方出願で1学科10,000円割引)・A日程B日程割引(両日程出願で10,000円割引)の3つを併用できます。共通テスト利用選抜は1出願12,000円で、こちらには割引制度の案内はなく、出願数に応じた金額(5出願60,000円、10出願120,000円など)がそのまま案内されています。
2027年度の募集人員・出願期間・試験日程
方式ごとの配点に加えて、出願期間や試験日程も併願計画を立てるうえで欠かせない情報です。2027年度入試(経済学部)の日程は、北海学園大学入試情報サイトですでに公表されています。
| 方式 | 1部募集人員 | 2部募集人員 | 試験日/共通テスト日 | 合格発表日 |
|---|---|---|---|---|
| 一般選抜A日程 | 75名 | 30名 | 2027年2月9日 | 2027年2月24日 |
| 一般選抜B日程 | 75名 | 30名 | 2027年2月10日 | 2027年2月24日 |
| 共通テスト利用Ⅰ期 | 30名 | 12名 | 2027年1月16日・17日 | 2027年2月24日 |
| 共通テスト利用Ⅱ期 | 3名 | 3名 | (Ⅰ期と同じ共通テストを使用) | 2027年3月18日 |
出典: 北海学園大学入試情報サイト「一般選抜要項」「大学入学共通テスト利用選抜要項」(2027年度、経済学部)。一般選抜の出願期間は2027年1月4日〜1月25日(消印有効)、共通テスト利用Ⅰ期は2027年1月4日〜1月28日(消印有効)と、出願の受付開始はどちらも1月上旬から共通しています。試験地は札幌・旭川・帯広・函館・青森・東京の6地区が用意されており、道外に住んでいても比較的アクセスしやすい体制です。日程・募集人員は年度によって変わる可能性があるため、出願直前には必ず最新情報を確認してください。
直近3年間の倍率推移
倍率は年度によって変動するため、直近3年間の推移を確認しておくと出願方式を検討する際の参考になります。まず一般選抜(1部)のA日程・B日程です。
| 年度 | 方式 | 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | A日程 | 75名 | 838名 | 393名 | 2.1倍 |
| 2025年度 | B日程 | 75名 | 364名 | 170名 | 2.1倍 |
| 2024年度 | A日程 | 80名 | 708名 | 349名 | 2.0倍 |
| 2024年度 | B日程 | 80名 | 355名 | 183名 | 1.9倍 |
| 2023年度 | A日程 | 80名 | 760名 | 367名 | 2.0倍 |
| 2023年度 | B日程 | 80名 | 344名 | 164名 | 2.1倍 |
出典: 北海学園大学入試情報サイト「2025年度入学者選抜結果」(経済学部1部、中央値補正後の合格点にもとづく速報)。1部A・B日程の倍率は2.0〜2.1倍で3年間ほぼ安定しています。一方で募集人員は2023・2024年度の80名から2025年度に75名へ減少しました(2027年度も75名で継続)。次に、共通テスト利用選抜(1部)Ⅰ期・Ⅱ期の推移です。
| 年度 | 期 | 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | Ⅰ期 | 30名 | 398名 | 223名 | 1.8倍 |
| 2025年度 | Ⅱ期 | 3名 | 53名 | 22名 | 2.4倍 |
| 2024年度 | Ⅰ期 | 30名 | 235名 | 149名 | 1.6倍 |
| 2024年度 | Ⅱ期 | 3名 | 41名 | 22名 | 1.9倍 |
| 2023年度 | Ⅰ期 | 30名 | 277名 | 164名 | 1.7倍 |
| 2023年度 | Ⅱ期 | 3名 | 12名 | 8名 | 1.5倍 |
出典: 同上。Ⅱ期は募集人員が3名という少人数枠のため、志願者数によって倍率が年度ごとに大きく上下しています。1部の2部それぞれの一般選抜・共通テスト利用選抜どちらも、出願を検討する際は直近1年分だけでなく複数年度の傾向を確認することをおすすめします。
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科目別の出題傾向|国語・英語・地歴公民・数学で何が問われるか
ここからは科目別に、北海学園大学経済学部の出題傾向を見ていきます。以下は大学公式が公表している出題範囲や過去の受験者データにもとづく一般的な整理であり、過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、範囲や形式の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
国語の出題傾向
国語は、1部・2部とも「現代の国語(実用的な文章を除く)」「言語文化(古文・漢文を除く)」「論理国語」が出題範囲とされ、古文・漢文は範囲から除外されています。現代文に範囲が絞られている分、評論文・小説の読解力そのものが直接得点に結びつきやすい科目です。マークシート方式で解答するため、選択肢を正確に絞り込む力も欠かせません。2025年度の1部一般選抜(A日程)では、受験者平均点が100点満点中48.57点、合格者平均点が55.68点というデータが公表されています。
英語(外国語)の出題傾向
外国語は「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ」「論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」が出題範囲とされています。1部では150点満点のうち最大の配点を占め、国語・選択科目よりも配点比率が高い科目です。2025年度の1部一般選抜(A日程)では、150点満点中の受験者平均点が74.77点、合格者平均点が88.08点と公表されており、標準偏差も比較的大きく、得点差がつきやすい科目であることがうかがえます。高校の教科書レベルの文法・語彙・読解を土台に、標準的な難易度の長文読解や文法・語法問題が中心になると考えられます。
地歴・公民の出題傾向(選択科目)
1部の選択科目には、日本史探究・世界史探究・地理探究・政治経済が含まれます。2025年度の1部一般選抜(A日程)の選択率は、政治経済26.4%・日本史15.4%・地理9.9%・世界史4.6%と公表されており、地歴3科目の中では日本史を選ぶ受験生が最も多い傾向にあります。教科書レベルから標準的な難易度の問題が中心になると考えられ、時代・分野に偏りなく出題される可能性を踏まえ、苦手分野を残さない学習が基本になります。政治経済を選択する場合は、教科書的な知識に加えて時事的な話題への理解も問われやすい科目です。
数学の出題傾向
数学は、数学Ⅰ・数学Aが必須のうえで、数学Ⅰ・数学A/数学Ⅱ/数学Ⅲ/数学B/数学Cの中から1題を選択解答する構成です。2025年度の1部一般選抜(A日程)では、選択科目の中で数学の選択率が43.7%と最も高く、合格者ベースではさらに47.6%まで上昇しています。北海学園大学の一般選抜では、論理的な思考力・判断力などを評価するため、計算過程・導出過程も記述する解答方式の問題が出題される点が特徴で、マークシートのみで完結する他の選択科目とは形式が異なります。経済学部志望者の中では、数学を得点源にできる受験生が一定数いることがうかがえます。
出題形式全体の傾向と難易度の目安
北海学園大学経済学部の一般選抜は、国語・外国語・選択科目のうち国語と選択科目の一部(数学を除く)がマークシート方式、数学は記述解答を含む方式という、科目によって解答形式が異なる入試です。教科書レベルから入試標準レベルの問題を中心に、基礎知識の定着度と読解・計算の正確さを問う出題構成だと考えられ、超難関大学のような複雑な思考力を要する設問よりも、基礎から標準までを取りこぼさずに得点する力が重視される傾向があります。中央値補正法による得点調整が行われるため、素点そのものよりも「受験者全体の中でどの位置にいるか」を意識した対策が有効です。
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。1部は外国語の配点比率が最も高いため、外国語の基礎固めが対策の土台になります。
国語の対策
出題範囲が現代文(現代の国語・言語文化のうち近代以降の文章、論理国語)に絞られているため、評論文・小説それぞれの読解パターンに慣れておくことが得点の安定につながります。マークシート方式の設問では「本文のどの部分が根拠になっているか」を自分の言葉で説明できるレベルまで読解精度を上げることが重要です。選択肢の紛らわしい言い換えを見抜く練習も、マークシート特有の対策として有効です。
外国語(英語)の対策
外国語は1部で最も配点比率が高い科目であるため、単語・熟語・文法などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文読解の演習量を増やしていくのが効果的です。出題範囲が高校の必修科目(英語コミュニケーション・論理表現)に沿っているため、学校の授業内容を土台にした対策が特に効きやすい入試だといえます。合格者平均点と受験者平均点の差がやや大きい科目でもあるため、標準レベルの問題を確実に得点できる状態に仕上げることが合否を分けます。
地歴・公民の対策
地歴・公民を選択する場合は、通史の理解を高2のうちに一通り終わらせ、高3では問題演習を通じて知識の定着度を確認していくのが基本方針です。選択率が最も高い政治経済は、教科書的な知識に加えて時事的な話題への理解も問われやすいため、ニュースや新聞に日頃から触れておく習慣が効果的です。日本史・世界史・地理は、教科書レベルから標準的な難易度の問題が中心になると考えられる分、基礎知識の抜け漏れをどれだけ減らせるかが得点を左右します。
数学の対策
数学を選択する場合は、数学Ⅰ・数学Aの範囲を教科書レベルから入試標準レベルまで反復することが必須です。計算過程・導出過程も記述する解答方式のため、答えだけを合わせる練習ではなく、途中式を丁寧に書く習慣を早い段階からつけておくことが重要です。数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学B・数学Cの中から1題を選択解答する形式なので、得意な単元を早めに絞り込み、その分野の演習量を優先的に確保する戦略も有効です。選択率が最も高い科目である分、記述式の解答練習を怠ると差がつきにくくなる点にも注意が必要です。
1部(3教科)と2部(2教科)、どちらを軸にするか
1部は国語・外国語・選択科目の3教科、2部は国語・選択科目の2教科です。外国語に自信がある受験生は1部、国語と特定の選択科目に絞って高得点を狙いたい受験生は2部が有利になりやすいという考え方ができます。ただし2部は夜間部であるため、通学時間帯や生活スタイルが1部と異なる点も踏まえて検討する必要があります。両部は出願期間・試験日が共通しているため、同時に対策を進めることは難しく、早い段階でどちらを軸にするかを決めておくことが望ましいでしょう。
過去問演習の使い方
基礎固めがある程度進んだら、過去問演習を通じて時間配分と出題形式への慣れを確認していく段階に進みます。「解いて丸つけをする」だけで終わらせず、大問ごとにかかった時間と正答率を簡単に記録しておくと、どの大問で時間を使いすぎているか、どの分野で失点が多いかが可視化されます。A日程・B日程の両方を受験する場合は、過去問演習も両日程分をバランスよく確保し、直前期に演習が偏らないよう計画的に進めることが大切です。
1部(昼間部)・2部(夜間部)、どちらが自分に合うか相談できます
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
北海学園大学経済学部の入試は、方式によって満点も教科数も異なるため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験方式を絞り込む前の土台作りの時期です。1部を目指すなら外国語・国語、2部を目指すなら国語がどの方式でも共通して配点比率が高いため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法の基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の長文演習量を増やす土台になります。国語は、現代文の読解に慣れる読書習慣をこの時期からつけておくと、高3で本格的な演習に入った際の伸びが早くなります。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、1部を主軸にするか2部を主軸にするか、方向性を固めながら選択科目を決めていく時期です。選択科目で数学を検討している場合は、計算過程を記述する解答形式に慣れるため、途中式を書く習慣を高2のうちに徹底しておくことをおすすめします。地歴・公民を選択する場合は、この時期に通史の基礎を固めておくと、高3での演習に多くの時間を割けます。共通テスト利用選抜も視野に入れている場合は、高2の後半から共通テスト形式の問題に触れ始めておくと、高3でのギャップを減らせます。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、志望方式に応じた演習と、共通テスト対策を並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 国語・外国語の演習量を増やし基礎を固める。選択科目の基礎も並行して固める |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、時間配分と出題形式(マークシート・記述)への慣れを確認 |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テスト利用選抜を検討している場合は、共通テスト対策の比重を一時的に高める |
| 共通テスト後〜一般選抜A・B日程 | 共通テストの自己採点をもとに、一般選抜に向けた総仕上げに専念 |
共通テスト利用選抜Ⅰ期は1月16日・17日の共通テスト本試験がそのまま合否判定に使われるため、共通テスト本番までにどれだけ仕上げられるかが直接結果に結びつきます。一方、一般選抜A・B日程は2月上旬に実施されるため、共通テスト後から短期間で仕上げる時間が確保できる点も押さえておきましょう。
模試の結果を見るときは、判定だけで一喜一憂しないことも大切です。中央値補正法による調整があるため、模試の素点そのままの判定は参考値として捉える習慣をつけておくと、直前期の科目配分を調整しやすくなります。特に選択科目は、模試の判定に反映されにくい場合もあるため、過去問演習での実際の得点を優先的に振り返ることをおすすめします。
4方式の併願をどう組むか
北海学園大学経済学部には4つの方式があるため、複数方式を組み合わせて併願するご家庭も多くあります。一般選抜A日程・B日程は満点・科目構成が共通するため、対策自体は一本化できます。共通テスト利用選抜(Ⅰ期・Ⅱ期)は個別試験を伴わないため、共通テストの結果次第で経済学部合格の可能性を複数ルートで確保できるという意味でも、共通テスト対策を軽視しない計画作りが重要です。1部・2部の併願を検討する場合は、教科数の違いを踏まえた無理のない計画を立てましょう。
60分の試験時間内でどう得点を組み立てるか
一般選抜A・B日程は、1部・2部とも外国語・国語・選択科目のいずれも試験時間60分という共通点があります。60分という限られた時間の中で、どの設問にどれだけ時間を配分するかをあらかじめ決めておくことは、初見の問題に落ち着いて対応するうえで欠かせません。過去問演習の段階から大問ごとの目安時間を決め、時間内に解き終わらなかった大問を後回しにする判断ができるよう練習しておくことが有効です。国語・選択科目(数学を除く)はマークシート方式のため見直しの時間を確保しやすい一方、数学は計算過程・導出過程も記述する解答方式のため、途中式を書く時間まで含めて60分の使い方を組み立てる必要があります。2部を受験する場合も、国語・選択科目それぞれ60分という時間配分は1部と共通しているため、教科数が少ない分、1科目あたりの見直し時間を手厚く確保できる点を対策に生かすとよいでしょう。時間配分の感覚は模試だけでは身につきにくく、実際の過去問を60分計測で解く練習を繰り返すことが、本番での時間切れを防ぐ最も確実な方法です。
浪人生・再受験生、社会人が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が北海学園大学経済学部を再受験する場合も、基本的な対策の考え方は現役生と変わりません。現役時に受けた模試や過去問演習の記録が残っている場合は、まずそれを見直し、どの方式・どの科目で失点が多かったかを再確認することから始めるとよいでしょう。2部(夜間部)は、社会人として学び直しを検討している層にとっても選択肢になり得る方式です。働きながら受験対策を進める場合は、限られた学習時間の中で国語・選択科目に絞って対策できる2部の教科数の少なさが、時間的な負担を軽くする面もあります。1年間という限られた期間を有効に使うためには、春の時点で方針を早めに決め、月単位の到達目標を設定しておくことが重要です。
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独学で目指す場合の壁と対処法
北海学園大学経済学部は、1部・2部それぞれで教科数・配点比率が異なる入試です。知識のインプットだけなら独学でも十分に進められますが、方式ごとの対策の優先順位を自分だけで判断するのは簡単ではありません。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 1部・2部・A日程・B日程・Ⅰ期・Ⅱ期、方式が多すぎて判断材料が不足しがちである
北海学園大学経済学部には、1部・2部×一般選抜A・B日程×共通テスト利用Ⅰ期・Ⅱ期という、組み合わせだけでも多くの選択肢があります。「自分の得意科目でどの方式が最も有利になるか」を客観的に判断する材料を、独学で十分に集めるのは難しいというのが1つ目の壁です。特に1部と2部は教科数そのものが異なるため、模試の結果だけでは判断がつきにくい場合があります。方式選びを誤ると、本来得意な科目を活かせないまま受験を終えてしまうリスクもあります。
壁2: 中央値補正法という独自の得点調整の仕組みが分かりにくい
北海学園大学の一般選抜では、素点ではなく中央値補正法による調整後の点数で合否が決まります。この仕組みを正しく理解しないまま「模試の素点で〇〇点だから大丈夫」と自己判断してしまうと、実際の合格ラインとのズレに気づきにくいという壁があります。独学の場合、こうした大学独自の制度をどこまで正確に理解し、日々の学習計画に落とし込めるかが、対策の精度を左右します。
壁3: 数学の記述解答形式への対策情報が少ない
1部の選択科目のうち数学は、計算過程・導出過程も記述する解答方式が採用されています。マークシート中心の他の選択科目とは異なり、記述式の答案をどう添削してもらうかが独学では大きな課題になります。自己採点だけでは、途中式の書き方や論理展開が適切かどうかを客観的に判断しにくく、対策の質を上げるのが難しい科目だといえます。
壁4: 過去問の入手・演習量の確保に時間がかかる
北海学園大学の過去問は、大学受験の過去問集(いわゆる赤本)などで入手できますが、A日程・B日程・1部・2部それぞれの過去問を年度分そろえて演習するには相応の時間がかかります。独学の場合、過去問を解く順番や、どの年度・どの方式から手をつけるべきかの計画も自分で立てる必要があり、気づけば直前期になって演習量が不足していたというケースも起こりえます。志望方式を早めに絞り込み、逆算スケジュールの中に過去問演習の時間をあらかじめ確保しておくことが、こうした遅れを防ぐ基本です。塾に通わず大学受験対策を進める場合の考え方は塾なしで大学受験に合格する方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
壁5: 4方式の出願スケジュールを自分だけで管理するのは負担が大きい
一般選抜A・B日程、共通テスト利用Ⅰ・Ⅱ期は、出願期間も試験日も合格発表日もそれぞれ異なります。併願する方式が増えるほど、出願書類の準備や検定料の支払い、合格発表の確認などの事務的な作業が積み重なり、学習時間そのものが圧迫されてしまうこともあります。特に共通テストの自己採点から一般選抜A日程の試験日までは限られた日数しかないため、直前期に出願スケジュールの管理まで一人で抱え込むと、肝心の学習に十分な時間を割けなくなるリスクがあります。学習計画を立てる段階で、出願スケジュールも一緒に見える化しておくことが、こうした負担を減らす近道です。
壁6: 検定料や割引制度の計算が複雑で出願計画が後回しになりやすい
一般選抜の入学検定料は1出願30,000円で、併願割引・1部2部割引・A日程B日程割引という3つの割引を併用できますが、検定料の総額をどこまで抑えられるかは、募集要項の割引条件を細部まで読み込まないと正確には分かりません。共通テスト利用選抜は1出願12,000円で出願数に応じてそのまま加算される仕組みのため、一般選抜と共通テスト利用選抜を合わせて何出願する計画にするかによって、検定料の総額も出願書類の準備量も大きく変わります。独学の場合、学習計画だけでなく出願計画・検定料の試算までを受験生本人や家庭だけで整理する必要があり、直前期に慌てて出願書類をそろえることになりがちです。志望方式が固まった段階で、検定料の総額と割引適用条件を早めに一覧化しておくことが、余計な負担を減らす近道です。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、方式選びや数学の記述答案の添削、読解問題の解き方の確認など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に相談するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 方式選び | 公式データの数字の確認 | 自分の得意科目と1部・2部・方式の相性判断 |
| 国語・外国語 | 単語・文法の暗記、読解の多読 | 読解の根拠の確認、時間配分の調整 |
| 数学 | 公式の暗記、典型問題の反復 | 記述解答の添削、途中式の論理チェック |
| 過去問演習 | 解いて丸つけをする作業自体 | 不足年度分の演習計画、弱点分析 |
大学受験の塾費用は決して安くないため、1対1のオンライン家庭教師のように、必要な科目・必要な範囲だけを選んで依頼できる指導形態であれば、費用対効果を意識しながら独学の弱点を補いやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、伸び悩んでいる部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、限られた予算の中でも対策の密度を高められます。塾や家庭教師にかかる費用の目安は大学受験の塾費用でも整理しているので、独学と個別指導を組み合わせる際の目安として参考にしてください。特に、数学の記述解答や中央値補正法のような北海学園大学独自の要素への向き合い方は、受験生本人だけで抱え込むと視野が狭くなりがちなテーマです。学習内容そのものだけでなく、こうした出願戦略の相談相手を持っておくことも、独学の弱点を補ううえで有効な選択肢の一つです。
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よくある質問(FAQ)
北海学園大学経済学部の一般選抜A日程・B日程、どちらを優先すべきですか?
A日程(2027年2月9日)・B日程(2027年2月10日)は、1部・2部ともに満点・科目構成が共通する方式です。同じ学部学科に両方出願することができるため、対策を一本化したうえで2回のチャンスとして活用できます。2025年度実績ではA日程・B日程とも1部の倍率は2.1倍で大きな差はありませんでした。出願にかかる検定料や手続きの負担も考慮したうえで、両日程への出願を検討することをおすすめします。
1部(昼間部)と2部(夜間部)、経済学科・地域経済学科はいつ決まりますか?
経済学部は経済学科・地域経済学科の2学科で構成され、入試(一般選抜・共通テスト利用選抜とも)は経済学部として「学部」単位で募集し、学科は1年次末に決定します。1部・2部の別は出願時に選ぶ必要がありますが、学科そのものは1年次に共通のカリキュラムで学んだうえで、2年次から選択する仕組みです。
1部と2部では、教科数以外にどんな違いがありますか?
1部(昼間部)は国語・外国語・選択科目の3教科(350点満点)、2部(夜間部)は国語・選択科目の2教科(200点満点)という教科数の違いが最大のポイントです。2部の選択科目は日本史・世界史・地理・政治経済・数学・英語の6科目から選べ、外国語を選択科目として使うことも可能です。アドミッション・ポリシーには、2部は働きながら学ぶ意欲を持つ学生も対象とする旨が明記されています。
数学を選択する場合、記述式の対策はどう進めればよいですか?
1部の選択科目である数学は、論理的な思考力・判断力などを評価するため、計算過程・導出過程も記述する解答方式の問題が出題されます。2025年度の選択率は43.7%と選択科目の中で最も高く、数学を得点源にしている受験生が一定数いることがうかがえます。答えだけを合わせる練習ではなく、途中式を丁寧に書く習慣を早い段階からつけ、可能であれば第三者に添削してもらう機会を作ることをおすすめします。
中央値補正法とは何ですか?対策に影響しますか?
中央値補正法は、科目間の問題難易度の差による有利・不利をなくすため、満点の半分の点数を基準点として、受験者全体の得点分布の中央値をもとに素点を調整する仕組みです。合否は調整後の点数で判定されるため、模試の素点だけで合格可能性を判断せず、あくまで参考値として捉えることが大切です。特別な対策が必要になるわけではありませんが、この仕組みの存在を理解しておくと、得点の見方に対する誤解を避けられます。
共通テスト利用選抜はⅠ期・Ⅱ期どちらがよいですか?
Ⅰ期は1部350点・2部200点満点で、外国語・国語が重視される構成です。Ⅱ期は1部600点・2部400点満点で、7教科の中から高得点の科目を合否判定に使う仕組みです。2025年度実績では、1部Ⅱ期の倍率が2.4倍とⅠ期の1.8倍より高く、募集人員もⅡ期は3名とⅠ期の30名より大幅に少ない点に注意が必要です。Ⅰ期を軸に、Ⅱ期は追加のチャンスとして位置づける考え方が現実的です。
浪人しても北海学園大学経済学部は受験できますか?
受験できます。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、配点比率の大きい外国語・国語を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。現役時と同じ得点感覚のまま計画を立てると、方式選びの見直しが遅れるリスクがあるため、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。
独学だけで北海学園大学経済学部を目指せますか?
知識のインプットや基礎演習は独学でも十分に進められますが、1部・2部・4方式のどれを軸にするかという判断や、数学の記述解答の添削は独学だけでは判断材料が不足しがちです。独学で進められる範囲と、第三者の視点が必要な範囲を切り分けて、必要な部分だけをスポットで補う使い方も選択肢の一つです。学習の大部分を独学で進めながら、方式選びや出願スケジュールの整理といった判断だけをプロに相談する使い方であれば、費用を抑えつつ独学の弱点を補えます。大学受験の勉強法そのものを見直したい場合は大学受験の勉強法でも科目別の基本的な考え方を整理しているので、あわせて参考にしてください。
まとめ|北海学園大学経済学部合格への次の一歩
北海学園大学経済学部の入試は、一般選抜A日程・B日程、共通テスト利用選抜Ⅰ期・Ⅱ期という4つの方式に加えて、1部(昼間部)・2部(夜間部)で教科数・配点が異なる、二重構造の入試です。1部は国語・外国語・選択科目の3教科、2部は国語・選択科目の2教科という違いを踏まえたうえで、志望方式を検討することが欠かせません。
科目別に見ると、外国語は1部で最も配点比率が高く、数学は選択科目の中で最も選ばれている一方、記述解答が求められる特殊な形式です。中央値補正法による得点調整が行われるため、模試の素点だけで合否を判断しないことも大切なポイントです。地歴・公民を選ぶ場合は、基礎知識の抜け漏れを減らすことが得点を左右します。
学習スケジュールとしては、高1・高2のうちに国語・外国語の基礎を固め、選択科目の学習も計画的に進めたうえで、高3では志望方式に応じた過去問演習に十分な時間を割くという逆算の発想が重要です。学年が上がるほど後から取り戻せる時間は少なくなるため、できるだけ早い段階から、4方式それぞれの特徴を踏まえた計画を持っておくことをおすすめします。
浪人・再受験、社会人として2部を検討している場合も、基本的な考え方は変わりません。配点比率の大きい科目を正確に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、複数の入試方式を持つ北海学園大学経済学部の入試では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と各方式の倍率・募集人員との関係を定期的に確認しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。
1部・2部・A日程・B日程・Ⅰ期・Ⅱ期のどれを軸にするかという組み合わせは、受験生一人ひとりの得意科目・生活スタイルによって最適解が変わります。教科数も配点も方式ごとに異なるからこそ、公式データにもとづいた客観的な判断材料を集めることを優先してください。北海道内の大学を検討している場合は、北海道大学法学部の入試傾向と対策も、併願先や志望校選びを考える際の参考になります。
2学科・1部2部という学びの幅、そして地域に根ざしたカリキュラムという北海学園大学経済学部の特徴は、他の私立大学の経済学部とは異なる魅力でもあります。倍率や配点といった数字だけで方式を選ぶのではなく、自分がどのコースで何を学びたいかという視点も合わせて考えると、出願方式を選ぶ判断がより納得感のあるものになります。志望理由書や面接を準備する段階になったら、経済学科・地域経済学科それぞれのコースのうち自分の関心と結びつくものを具体的に調べておくと、自分の言葉で志望理由を語れるようになります。
本記事の情報は執筆時点(2026年9月、2027年度入試の公式募集要項データおよび2023〜2025年度入試の公式結果データ)のものです。入試制度・科目・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず北海学園大学入試情報サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に中央値補正法や記述解答の詳細な採点基準は年度によって運用が変わる可能性もあるため、最新情報の確認を習慣にしておくと安心です。
スプリング・オンライン家庭教師では、プロ講師による1対1指導を通じて、北海学園大学経済学部が求める国語・外国語の読解力や、数学の記述解答力を科目単位で強化できます。「今の学力から北海学園大学経済学部合格まで、1部・2部どちらを軸に・どの方式で・何を・いつまでに進めればいいか」を、無料相談で具体的にシミュレーションすることも可能です。指導内容とコースの詳細は大学受験コースのページでも紹介しています。A日程・B日程どちらを主軸にするか、1部・2部どちらを検討すべきか迷っている方も、まずは現状を整理するところから始めてみてください。
A日程・B日程・共通テスト利用、どれを軸にすべきか一緒に整理します
1部・2部で科目数も配点も異なる北海学園大学経済学部の入試を、今の得意科目から逆算して整理します。その場で入会を決める必要はありません。
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