「滋賀大学経済学部の入試は、共通テストを何科目受けるかで採点方式まで変わるらしいけれど、結局どう対策すればいいのか」——彦根の地に1922年創立の彦根高等商業学校を前身として発足したこの学部を志望する受験生・保護者から、こうした相談をよく受けます。結論から言うと、滋賀大学経済学部の一般選抜は、共通テストの受験科目数(3教科か6〜7教科か)に応じてA方式とB方式を自動的に併用する「総合順位方式」という、他大学ではあまり見ない独自の判定制度を採用しています。この仕組みを正しく理解しないまま対策を始めると、共通テストの科目選択そのものを誤ってしまうおそれがあります。
さらに滋賀大学経済学部は、一般選抜の中に「国語・外国語型」と「数学・外国語型」という2つの受験型があり、前期日程・後期日程それぞれで募集人員・配点が異なります。この記事では、滋賀大学が公式に公表している令和9年度(2027年度)入学者選抜要項をもとに、一般選抜の科目構成と配点、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。
先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員などの数字は、令和9年度(2027年度)入試の入学者選抜要項に基づくものです。入試制度は年度によって変更されることがあるため、出願にあたっては必ず滋賀大学の公式サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。
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【結論】滋賀大学経済学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。滋賀大学経済学部(総合経済学科)の入学定員は410名で、一般選抜(前期164名・後期140名)に加え、学校推薦型選抜60名・総合型選抜30名・社会人選抜6名・私費外国人留学生選抜10名という多様な選抜区分を持っています。一般選抜はさらに「国語・外国語型」「数学・外国語型」の2つの受験型に分かれます。
| 区分 | 募集人員 | 受験型 | 個別学力検査 |
|---|---|---|---|
| 前期日程 | 164名 | 国語・外国語型82名/数学・外国語型82名 | 国語又は数学+外国語(2教科) |
| 後期日程 | 140名 | 国語・外国語型70名/数学・外国語型70名 | 国語又は数学+外国語(2教科) |
出典: 滋賀大学「令和9年度(2027年度)入学者選抜要項」。個別学力検査は前期・後期とも「国語・外国語」か「数学・外国語」のどちらか1組を選ぶ2教科型で、東北大学など他の国公立大学の経済学部に比べると教科数自体は少なめです。ただし、共通テストの採点方式にA方式・B方式という珍しい二段構えがある点が、滋賀大学経済学部の最大の特徴です。
A方式・B方式とは何か
滋賀大学経済学部の一般選抜では、大学入学共通テストの受験教科・科目数に応じて、A方式(3教科3科目、配点500点)とB方式(6教科8科目又は7教科8科目、配点1,000点)の2つの採点方式を自動的に併用します。共通テストを3教科しか受けなければA方式のみで、6教科8科目以上受ければA・B両方式で順位付けを行い、上位の順位が採用されます。つまり受験生側が出願時に方式を選ぶ必要はなく、共通テストの受験科目数によって自動的に有利な判定が適用される仕組みです。
個別学力検査は国語・外国語型と数学・外国語型の2択
個別学力検査は、前期日程・後期日程とも「国語・外国語型」か「数学・外国語型」のどちらかを選んで受験します。国語は現代の国語・言語文化のみで古文・漢文は課されず、数学も数学Ⅲは範囲外という点は、文系学部としては比較的取り組みやすい設計だといえます。どちらの型を選ぶかは、自分の得意科目と共通テストでの得点バランスを踏まえて早めに決めておくことが、学習計画を立てるうえでの出発点になります。
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滋賀大学経済学部とは|学部の特徴と求められる力
滋賀大学経済学部の前身は、1922年(大正11年)に彦根の地に創立された彦根高等商業学校です。「士魂商才」を建学の精神に掲げ、地域社会への奉仕・貢献を前面に出す近江商人の精神と重なる人材育成を続けてきました。第二次世界大戦後の1949年(昭和24年)、旧制滋賀師範学校・滋賀青年師範学校・彦根経済専門学校を母体に滋賀大学が発足し、彦根経済専門学校を継承する形で経済学部が設置されています。2022年には彦根高商創立から数えて100周年を迎えており、100年を超える歴史を持つ学部です。
総合経済学科への改組とレイトスペシャライゼーション
経済学部は2023年4月、それまでの経済学科・ファイナンス学科・企業経営学科・会計情報学科・社会システム学科という5学科体制を、「総合経済学科」1学科に統合する改組を行いました。入学後は教養・専門を幅広く学び、3年次進級時に専攻を選択する「レイトスペシャライゼーション」方式を採用しているため、入学時点で専攻分野を確定させておく必要はありません。あわせて、世界を舞台に活躍する人材を養成する「グローバル・コース」、ビジネスデータサイエンティストを養成する「データサイエンス・コース」という2つの特別コースも設けられています。
国立大学経済学部として全国最大規模の陣容
滋賀大学経済学部は、選抜要項のアドミッション・ポリシーの中で「国立大学経済学部として、多様性を内包する3専攻を有し全国最大規模の陣容を整えている」学部であると位置づけられています。附属史料館には国宝「菅浦文書」をはじめとする中世社会関係の史料や近世近代の古文書群が収蔵されており、近江商人・近江地域史研究の拠点にもなっています。また、滋賀大学は2017年にデータサイエンスに焦点を合わせた日本初の学部としてデータサイエンス学部を設置しており、経済学部にも2016年からデータサイエンス教育研究センターが置かれています。経済学と統計・データ分析を横断的に学べる環境が整っている点は、他の国公立大学の経済学部と比較しても独自色の強い特徴です。
入試が求める力(アドミッション・ポリシーより)
滋賀大学経済学部のアドミッション・ポリシーでは、経済学部で学ぶために必要な基礎的知識、論理的思考力と表現力、コミュニケーション能力をもつ人、経済学部における知の探求と創造に意欲と能力のある人、意識・知識・見識を身につけた専門職業人を目指す人、国際社会・地域社会の課題の発見とその解決に主体的に取り組む意欲のある人を求めると明記されています。教育理念として「国際的な視野をもち、環境に配慮しつつ地域社会にも貢献できる、個性ある専門職業人の養成」を掲げているため、単なる知識量だけでなく、地域社会や国際社会の課題への関心を持ち、それを自分の言葉で語れることが求められます。志望理由書や面接を準備する段階になったら、こうした学部独自の理念のうち自分の関心と結びつくものを具体的に調べておくと、「なぜこの学部でなければならないか」を自分の言葉で語れるようになります。
個別学力検査が2教科型である特色
滋賀大学経済学部の個別学力検査は「国語・外国語」または「数学・外国語」の2教科型です。3教科型の個別試験を課す大学と比べると、対策すべき科目そのものは絞りやすい設計だといえます。その一方で、共通テストの受験科目数に応じてA方式・B方式が自動的に併用される総合順位方式という独自の仕組みがあるため、「個別試験の科目が少ないから対策も楽」とは単純には言い切れません。共通テストで何科目まで対策を広げるかという判断が、個別学力検査の科目選択(国語・外国語型か数学・外国語型か)と並んで、この学部特有の戦略ポイントになります。次の章では、この一般選抜の科目構成と配点を詳しく見ていきます。
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一般選抜の入試方式と科目構成|A方式・B方式の総合順位制度と募集人員
ここからは、滋賀大学経済学部の一般選抜の科目構成と配点を、前期日程・後期日程それぞれ詳しく見ていきます。A方式・B方式のどちらが自分に有利かは、共通テストで何教科受けるかによって決まるため、志望校対策の初期段階でこの仕組みを理解しておく必要があります。
出願資格と共通テストの受験ルール
一般選抜に出願できるのは、高等学校又は中等教育学校を卒業した者、及び令和9年3月卒業見込みの者などが基本です。加えて、滋賀大学は前年度以前の大学入学共通テストの成績を利用しません。浪人生であっても、受験する年度の共通テストを新たに受け直す必要がある点は、意外と見落とされがちな基本ルールなので確認しておきましょう。出願は全選抜区分でインターネット出願のみとなっている点も、他大学と比べて忘れずに確認しておきたいポイントです。
総合順位方式のしくみ
滋賀大学経済学部の一般選抜では、全受験者をまずA方式(共通テスト3教科3科目、配点500点)で採点し、順位付けを行います。共通テストを6教科8科目又は7教科8科目受験した者は、A方式に加えてB方式でも採点し、どちらか上位の順位を総合順位とします(B方式の配点は1,000点)。A方式のみに該当する受験者は、A方式の順位がそのまま総合順位になります。選抜要項では、募集人員10名・受験者20名という仮想例で、A方式のみの順位が低くてもB方式で上位になれば総合順位が引き上がる具体例が示されており、多様な科目選択の受験生に受験機会を保証しつつ、基礎的な能力に特化したもう一つの尺度も併用して多元的に評価するという趣旨が明記されています。
前期日程の配点
前期日程は、A方式が合計900点、B方式が合計1,400点です。個別学力検査の配点(400点)はA方式・B方式で共通で、共通テストの配点だけが500点か1,000点かで変わります。
| 方式 | 共通テスト | 個別学力検査 | 総点 |
|---|---|---|---|
| A方式(3教科3科目) | 500点(国語200・外国語200・数学/地歴公民/情報の高得点1科目100) | 400点(国語・外国語型は国語200+外国語200、数学・外国語型は数学200+外国語200) | 900点 |
| B方式(6〜7教科8科目) | 1,000点(国語200・外国語200・数学200・地歴公民又は理科300・情報100) | 400点(A方式と同一構成) | 1,400点 |
この表からわかる通り、A方式は共通テストと個別学力検査の配点比率が500対400とほぼ拮抗しているのに対し、B方式は共通テスト1,000点・個別学力検査400点と、共通テストの比重がぐっと高くなります。共通テストを多科目受験できる自信があるかどうかで、どちらの方式が自分に有利に働くかが変わってくる設計です。
後期日程の配点
後期日程は、個別学力検査の配点が前期の2.5倍(1,000点)に引き上げられ、A方式が合計1,500点、B方式が合計2,000点になります。
| 方式 | 共通テスト | 個別学力検査 | 総点 |
|---|---|---|---|
| A方式(3教科3科目) | 500点(前期と同一構成) | 1,000点(国語・外国語型は国語500+外国語500、数学・外国語型は数学500+外国語500) | 1,500点 |
| B方式(6〜7教科8科目) | 1,000点(前期と同一構成) | 1,000点(A方式と同一構成) | 2,000点 |
後期日程は個別学力検査1科目あたりの配点が500点と非常に大きく、記述答案の完成度がそのまま合否に直結します。前期日程よりも「一発勝負」の色合いが強い日程だといえるため、後期日程まで見据える受験生は、この配点の重さを踏まえたスケジュール設計が欠かせません。この記事の後半、「学習スケジュールの立て方」でも詳しく取り上げます。
2段階選抜(第1段階選抜)と併願のルール
経済学部では、選択教科による募集人員に対する志願者数が前期日程で約10倍、後期日程で約15倍を超えた場合、共通テストの成績により、前期は募集人員の約10倍、後期は約15倍の範囲内で第1段階選抜を実施することがあります。第1段階選抜を実施する場合、その合格者に対してのみ個別学力検査が行われるため、共通テストで大きく失敗すると個別学力検査を受けられないリスクがある点は理解しておく必要があります。また、国公立大学は「分離・分割方式」により前期日程の大学・学部から1つ、後期日程の大学・学部から1つの計2つに出願できるため、滋賀大学経済学部の前期日程に出願しつつ、後期日程は滋賀大学または他の国公立大学に出願するという組み立てが可能です。他の旧帝大クラスの経済学部を併願先として検討する場合は、東北大学経済学部の入試傾向と対策のように、大学ごとに配点構造が大きく異なる点もあわせて確認しておくと安心です。
令和8年度(2026年度)入試の志願状況(参考)
令和9年度入試の実際の倍率は募集要項の発表(11月予定)まで公表されませんが、大学が公式に開示している令和8年度(2026年度)入試の実績は、対策の優先順位を考えるうえで参考になります。年度によって変動するため、あくまで参考値として捉えてください。
| 区分 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 入学者数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前期日程 | 164名 | 602名 | 529名 | 197名 | 176名 |
| 後期日程 | 140名 | 1,537名 | 584名 | 197名 | 148名 |
出典: 滋賀大学「令和9年度(2027年度)入学者選抜要項」付表(令和8年度滋賀大学入学者選抜資料)。後期日程は志願者数が前期日程の2倍以上に膨らむ一方、実際に受験まで進む人数は前期日程とほぼ同水準という特徴があります。これは、前期日程で他大学に合格した受験生が後期日程の受験を辞退するケースが多いためと考えられ、後期日程の見かけの志願倍率だけで難易度を判断しない方がよいことを示しています。同じ資料によれば、学校推薦型選抜はA推薦(募集40名)が志願134名・最終合格41名、B推薦(募集20名)が志願39名・最終合格21名、総合型選抜【資格・検定型】(募集30名)は志願33名・合格30名でした。一般選抜以外のルートも、募集人員に対して一定の競争があることがうかがえます。
共通テストの英語はどう換算されるか
共通テストの外国語で「英語」を受験する場合、リーディング100点満点・リスニング100点満点の素点をそのまま合算するのではなく、経済学部ではリーディングを2倍・リスニングを1倍の比率で換算して利用します(教育学部は1対1、データサイエンス学部は4対1)。リスニングを免除された者はリーディング100点を200点満点に換算します。英語以外の外国語(ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語)を受験した場合は、筆記200点満点の成績がそのまま素点として利用されます。リーディングの比重が実質的に高くなるため、共通テストの英語対策ではリーディングの精度を優先的に高めておくと配点面で無駄がありません。
学校推薦型選抜・総合型選抜という選択肢
一般選抜以外にも、滋賀大学経済学部には学校推薦型選抜(60名)・総合型選抜【資格・検定型】(30名)という選抜区分があります。これらはいずれも個別学力検査・大学入学共通テストを免除する区分で、出願要件を満たせるかどうかが最初の関門になります。学校推薦型選抜はA推薦(40名)とB推薦(20名)に分かれ、A推薦は高等学校の調査書における学業成績の全体の学習成績の状況が4.0以上であることに加え、実用英検などの英語外部試験のスコア提出が必須です。B推薦は商業科・情報科・総合学科等の出身者を主な対象とし、日本商工会議所主催簿記検定2級以上などの検定資格が出願要件になります。総合型選抜【資格・検定型】(30名)は、国際バカロレアのスコア32点以上、または全国商業高等学校協会主催の検定試験のうち英語検定試験1級を含む7種目以上への合格など、資格・検定によって得られた知識や技能を出願書類と個人面接で評価する選抜です。
高い評定平均や検定資格の実績がある受験生にとっては、一般選抜より早い時期に決着をつけられる選択肢になりえます。ただし推薦人員は高等学校長が推薦できる人数に上限があり、出願できるかどうかは在籍する高校の状況にも左右されるため、興味がある場合は高2のうちから学校の進路指導の先生に早めに相談しておくことをおすすめします。学校推薦型選抜・総合型選抜に不合格だった場合や、そもそも出願要件を満たさない場合は、一般選抜(前期・後期)で勝負することになるため、この記事で紹介している一般選抜の対策は、学校推薦型選抜・総合型選抜を検討している受験生にとっても「保険」として押さえておく価値があります。
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科目別の出題傾向|国語・数学・外国語で何が問われるか
ここからは科目別に、滋賀大学経済学部(個別学力検査)の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。なお滋賀大学は、経済学部の直近2年度分(令和7年度・令和8年度)の過去問題と解答例・出題の意図を公式サイトで公開しているため、実際の出題形式を確認したい場合はまず公式資料にあたることをおすすめします。
国語の出題傾向(国語・外国語型)
個別学力検査の国語は、現代の国語・言語文化の範囲から出題され、古文・漢文は課されません。現代文中心の出題であるぶん、論理的な文章を制限字数の中で要約・説明する記述力が問われやすいとされています。民間の受験指導サイトの分析によれば、本文の論理構造を指定字数に圧縮してまとめる設問が中心とされ、単なる抜き出しではなく自分の言葉で言い換える力が要求される傾向が指摘されています。古文・漢文の対策が不要な分、現代文の記述練習に学習時間を集中しやすいという特徴もあります。
数学の出題傾向(数学・外国語型)
個別学力検査の数学は、数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A(図形の性質、場合の数と確率)・数学B(数列、統計的な推測)・数学C(ベクトル)から出題され、数学Ⅲは出題範囲に含まれません。理系学部と共通問題を使う大学も多い中、滋賀大学経済学部は文系学部として標準的な範囲に絞られています。民間の受験指導サイトの分析では、解法の選択だけでなく、答案の記述過程を採点者に伝える書き方が得点を左右するという指摘があり、答えが合っていても途中式や説明が不十分だと減点されうる可能性が示唆されています。
外国語(英語)の出題傾向
外国語(英語)は、英語コミュニケーションⅠ/Ⅱ/Ⅲ、論理・表現Ⅰ/Ⅱ/Ⅲの範囲から出題されます。民間の受験指導サイトの分析によれば、読解・和訳・内容説明・英作文が一体化した大問構成が続いている傾向が指摘されています。長文中の内容を日本語で説明する設問と、自分の意見を英語でまとめる自由英作文(75語程度とされる)の両方が得点差になりやすいという指摘があり、読解した内容を「日本語で説明する」「英語で意見を書く」という2つの異なるアウトプット形式を一連の流れとして練習しておく必要があるとされています。共通テストの英語がリーディング・リスニング型であるのに対し、個別学力検査の英語は記述・論述型である点は、対策の方向性を考えるうえで意識しておきたい違いです。
前期日程と後期日程で出題傾向は変わるのか
個別学力検査の出題範囲そのもの(国語・数学・外国語)は前期日程・後期日程で共通ですが、後期日程は1科目あたりの配点が500点と前期の2.5倍にあたるため、より深い記述力・論述力が要求されると考えておくのが安全です。過去問は前期・後期それぞれで公式サイトに公開されているため、志望する日程の過去問を中心に演習しつつ、記述量に慣れる目的でもう一方の日程の過去問にも目を通しておくと、出題形式全体への理解が深まります。特に後期日程を本命に据える場合は、限られた過去問の年度数だけでは演習量が不足しがちなので、前期日程の過去問も解き方の練習素材として積極的に活用するとよいでしょう。
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。個別学力検査は2教科(国語・外国語または数学・外国語)に絞られる分、選んだ2教科の記述力をどこまで仕上げられるかが合否を左右します。
答案作成で科目を問わず意識したいこと
科目別の対策に入る前に、滋賀大学経済学部の個別学力検査全体に共通するポイントを押さえておきます。国語・数学・外国語のいずれも記述式の設問が中心であり、部分点をどれだけ積み上げられるかが総合得点を左右します。正解にたどり着けなかった問題でも、考え方の筋道や途中式、要約の骨格を丁寧に書き残すことで部分点が期待できるため、「わからないから白紙で出す」という選択肢はできるだけ避けたいところです。過去問演習を始めた後は、解いた年度・大問ごとに「制限時間内に着手できたか」「部分点をどの程度確保できたか」を簡単な表にまとめて記録しておくと、自分の弱点が科目のどの部分に偏っているかが可視化されます。答案は自己採点だけで終わらせず、学校の先生や第三者に見てもらい、客観的な視点でのフィードバックを定期的に受けることも、記述力を伸ばすうえで欠かせません。
国語の対策(国語・外国語型)
現代文中心の出題であるため、まずは論理的な評論文・小説文を読み慣れることが土台になります。「何文字で書けるか」ではなく「制限字数の中で何を削り何を残すか」を意識した添削を受けられると、要約力を伸ばしやすくなります。古文・漢文が課されない分、他の受験生が古典対策に使う時間を現代文の記述演習にまわせるのが、この型を選ぶメリットです。新書レベルの評論文を日常的に読み、筆者の主張とその根拠を自分の言葉で要約する練習を、高3の早い段階から継続的に積んでおくとよいでしょう。
数学の対策(数学・外国語型)
数学は、まず教科書レベルから入試標準レベルの問題集で基礎を徹底することが最優先です。出題範囲は数学Ⅲを含まず数学A・B・Cの範囲に絞られるため、頻出とされる図形の性質・場合の数と確率・数列・ベクトルの標準問題を確実に完答できるレベルまで反復することが、難問対策より優先順位が高いといえます。答えだけを合わせる演習ではなく、途中式・論理の流れを省略せずに書く練習を早い段階から習慣化しておくことが重要です。過去問演習では、正答が出せたかどうかだけでなく、第三者に途中式を見てもらい「どこで減点されうるか」を確認する機会を持てると、記述の精度が上がりやすくなります。
外国語(英語)の対策
英語は、単語・文法などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文を時間内に読み切る速読力の強化に軸足を移すのが効果的です。内容説明(和訳・日本語要約)と自由英作文という2種類の記述設問を、それぞれ別のトレーニングとして練習する必要があります。内容説明は、本文の該当箇所を正確に見つけたうえで自然な日本語にまとめる練習を、自由英作文は、自分の意見とその理由を75語程度の指定語数でまとめる練習を、それぞれ第三者に添削してもらいながら反復するのが効果的です。オンライン家庭教師サービスの選び方や他社比較はオンライン家庭教師おすすめ15選比較|料金・講師の質で選ぶでも整理しているので、あわせて参考にしてください。
A方式・B方式それぞれを見据えた共通テスト対策
A方式のみで勝負するのか、B方式まで見据えて共通テストを6教科8科目以上受験するのかによって、共通テスト対策の組み方が変わってきます。B方式まで見据える場合は地歴公民・理科・情報も一定水準まで仕上げる必要があり、個別学力検査に充てられる時間とのバランス調整が欠かせません。高2の段階でA方式一本で行くかB方式まで視野に入れるかの方向性をある程度固めておくと、高3での科目別の時間配分を計画しやすくなります。
共通テストと個別学力検査、対策の時間配分の考え方
前期日程はA方式なら共通テスト500点・個別学力検査400点、B方式なら共通テスト1,000点・個別学力検査400点と、個別学力検査の配点は方式にかかわらず一定です。つまり個別学力検査の記述力は、A方式・B方式どちらを選んでも合否に直結する「共通の土台」だといえます。共通テストの科目を増やすかどうかで悩む前に、まずは選んだ型(国語・外国語または数学・外国語)の記述力を一定水準まで仕上げることを優先し、そのうえで余力に応じて共通テストの受験科目を広げてB方式も狙えるようにする、という順序で計画を立てると、時間配分で迷いにくくなります。特に高3の夏までは個別学力検査の記述演習に比重を置き、秋以降に共通テストの科目バランスを最終調整するという流れが、多くの受験生にとって現実的な進め方です。
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
滋賀大学経済学部の入試は、共通テストの採点方式(A方式・B方式)と個別学力検査の記述力の両方が絡み合うため、直前期にまとめて対策するのではなく、学年ごとに積み上げる逆算型のスケジュールが現実的です。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験科目を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法、数学Ⅰ・Aの基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。「国語・外国語型」「数学・外国語型」のどちらを選ぶかまだ決めていなくても、高1の段階では文理を問わず国語・数学どちらの基礎もおろそかにしないことをおすすめします。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、国語・外国語型か数学・外国語型かの方向性を固めながら、共通テスト・個別学力検査それぞれの対策を意識し始める時期です。高2の終わりまでに、選んだ型の基礎(現代文の読解力または数学A・B・Cの計算力)を一通り仕上げておきたいところです。B方式まで見据える場合は、地歴公民・理科・情報の授業内容もこの時期に一通り理解しておくと、高3での詰め込みを避けられます。また、高2の後半からは志望校を意識した模試を受け始め、記述式問題に近い形式に触れておくと、高3でのギャップを減らせます。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、個別学力検査の記述力強化と共通テスト対策を並行して進める時期になります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 選んだ型(国語・外国語または数学・外国語)の記述演習量を増やし、基礎を固める |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、時間配分と答案の書き方(減点されにくい記述)を確認していく |
| 高3秋〜共通テスト直前 | A方式・B方式どちらで臨むかを最終確定し、共通テスト対策の科目バランスを調整する |
| 共通テスト後〜前期試験 | 共通テストの自己採点をもとに、個別学力検査(選んだ2教科)の総仕上げに専念 |
B方式まで見据えて共通テストを多科目受験する場合、直前期も地歴公民・理科・情報とのバランスを崩さず個別学力検査の記述演習を継続する必要があります。逆にA方式一本で臨む場合は、共通テストの3教科(国語・外国語・数学又は地歴公民等から1科目)に的を絞りつつ、個別学力検査の記述力に多くの時間を割ける設計にできます。
後期日程まで見据える場合の注意点
後期日程を併願する場合、共通テスト後から前期試験までの期間に、後期用の対策時間を確保するのは現実的に難しいのが実情です。後期日程は個別学力検査の配点が前期の2.5倍(1,000点)に跳ね上がるぶん、前期対策で培った記述力をそのまま後期対策の土台にできるという側面もあります。塾・予備校を使う場合の費用感については大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
浪人生・再受験生が押さえておきたいポイント
高卒生(浪人生)が滋賀大学経済学部を再受験する場合、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は使えず、受験する年度の共通テストをあらためて受け直す必要がある点はすでに触れた通りです。浪人期間は、現役時に手薄だった科目や、記述力が課される国語・数学・外国語のうち選んだ型を重点的に立て直す期間と位置づけ、春の時点で1年間の到達目標を月単位で区切っておくと、夏以降の過去問演習にスムーズに移行しやすくなります。予備校に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶことをおすすめします。
共通テスト自己採点後、出願先を最終判断するときの視点
共通テストが終わると、自己採点の結果をもとに前期日程・後期日程の出願先を最終判断する必要があります。A方式・B方式のどちらで自分が有利になりそうかを自己採点直後に見積もっておくと、出願判断のスピードが上がります。共通テストの受験科目数が6教科8科目以上であれば自動的にA・B両方式で判定されるため、B方式該当者は「A方式なら何位相当か、B方式なら何位相当か」を過去の合格者データや模試の判定を参考にしながら概算しておくと安心です。第1段階選抜の対象になる可能性がある年度(志願者が募集人員の約10倍・約15倍を超えた場合)もあるため、共通テストの得点が伸び悩んだ場合は、後期日程も含めた併願プランをあらかじめ複数用意しておくことをおすすめします。
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独学で目指す場合の壁と対処法
滋賀大学経済学部は、共通テストの採点方式(A方式・B方式)を理解したうえで、個別学力検査の記述答案の質を高める必要がある入試です。知識のインプットだけなら独学でも十分に進められますが、記述答案の完成度を独学だけで上げるのは簡単ではありません。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: A方式・B方式のどちらが有利か、自分だけで判断しにくい
共通テストの受験科目数によってA方式・B方式の適用が自動的に決まる仕組み自体は選抜要項に明記されていますが、「自分の得意科目の組み合わせなら、実際にどちらの方式が有利になりやすいか」を独学だけで見極めるのは容易ではありません。B方式まで見据えて6教科8科目を受験する場合、地歴公民・理科・情報の対策に個別学力検査の記述演習の時間が圧迫されるリスクもあり、単純に「多く受けた方が得」とは言い切れない判断が必要になります。
壁2: 記述式答案の採点基準が独学ではわからない
国語・数学・英語のいずれも記述式の設問が中心で、採点基準は大学から公表されていません。参考書の模範解答と見比べるだけでは、「自分の答案がどこで減点されているのか」を正確に把握するのが難しいというのが独学最大の壁です。特に数学は、答えが合っていても途中式の書き方次第で減点されうるとされており、第三者による添削なしに記述の精度を上げるのは時間がかかります。英語の自由英作文や国語の要約も同様に、自分では「書けている」と思っていても、客観的に見ると論点がずれているケースが少なくありません。
壁3: 配点構造が独特なため、独学だと学習計画を誤りやすい
ここまで見てきた通り、滋賀大学経済学部はA方式・B方式という二段構えの採点方式に加え、前期・後期で個別学力検査の配点比率(400点対1,000点)が大きく異なるという独自の仕組みも持っています。こうした配点構造を正確に理解しないまま勉強を進めると、本番の得点に直結しない部分に時間を使いすぎてしまうおそれがあります。学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に配点構造の理解が正しいかを確認してもらえると、こうしたロスを防ぎやすくなります。
壁4: 学校推薦型選抜・総合型選抜を検討すべきか独学では判断しにくい
評定平均が高い、あるいは英語外部試験や簿記検定などの資格を持っている受験生にとって、学校推薦型選抜(A推薦・B推薦)や総合型選抜【資格・検定型】は魅力的な選択肢に映ります。しかし、自分の評定平均や保有資格が出願要件を満たすか、満たした場合に一般選抜と並行してどちらに重点を置くべきかは、独学だけでは判断しにくい領域です。学校推薦型選抜は出願校数や推薦人員の制約もあるため、志望校の中で滋賀大学経済学部をどう位置づけるかによって、出願すべきかどうかの判断も変わってきます。高2の段階で評定平均や資格取得の状況を整理し、進路指導の先生や第三者に相談しながら、一般選抜一本で進むか推薦・総合型選抜も並行して準備するかを早めに決めておくと、高3での学習計画がぶれにくくなります。
対処法: 状況に応じてプロの視点を取り入れる
こうした壁への現実的な対処法は、すべてを塾に任せるのではなく、「独学で進められる範囲」と「第三者の視点が必要な範囲」を切り分けることです。知識のインプットや基礎演習は独学で進めながら、記述答案の添削やA方式・B方式の戦略設計など、独学では検証しづらい部分だけをプロ講師に依頼するという使い方であれば、費用を抑えながら独学の弱点を補えます。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 国語(国語・外国語型) | 現代文の語彙・読解の基礎練習 | 要約答案の添削、字数配分の調整 |
| 数学(数学・外国語型) | 公式の理解、標準問題の反復演習 | 途中式・記述の減点ポイントの確認 |
| 外国語 | 単語・文法の暗記、長文の多読 | 内容説明・自由英作文の添削 |
| 共通テストの科目選択 | 各科目の学習進度の自己管理 | A方式・B方式どちらを狙うかの戦略設計 |
1対1のオンライン家庭教師であれば、必要な科目・必要な時間だけを選んで依頼できるため、「英作文の添削だけ」「後期対策の記述演習だけ」といった絞った使い方もしやすくなります。すべての科目を塾に切り替える必要はなく、独学で伸ばせている部分はそのまま独学を続け、記述の精度が頭打ちになっている部分だけをスポットで依頼するという発想を持つと、費用対効果の高い受験勉強につながります。指導内容とコースの詳細は大学受験コースのページでも紹介しています。特に「今の答案がどのレベルにあるのか客観的に知りたい」「A方式・B方式どちらを狙うべきか一度整理したい」という段階で相談される受験生・保護者が多く、入会を前提としない無料相談として気軽に利用できます。
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よくある質問(FAQ)
滋賀大学経済学部のA方式とB方式、どちらを目指すべきですか?
出願時に選ぶものではなく、共通テストの受験科目数によって自動的に決まります。6教科8科目以上受験すればA・B両方式で採点され、上位の順位が採用されるため、多科目を無理なく仕上げられる自信があるならB方式まで見据えた受験科目選択が有利に働く可能性があります。ただし多科目対策に時間を割きすぎて個別学力検査の記述力が手薄にならないよう、バランスを見ながら判断することが大切です。
国語・外国語型と数学・外国語型、どちらを選べばいいですか?
個別学力検査でどちらの科目により自信があるかで判断するのが基本です。国語・外国語型は古文・漢文が課されない分、現代文の記述力に学習時間を集中できます。数学・外国語型は数学Ⅲが範囲外のため、数学A・B・Cの標準問題を仕上げれば対応しやすい設計です。自分が高校で得意としてきた科目、かつ共通テストでも安定して得点できる科目を軸に選ぶのが現実的です。
後期日程の個別学力検査は前期日程とどう違いますか?
科目構成(国語・外国語型/数学・外国語型)は前期日程と同じですが、配点が大きく異なり、後期日程は個別学力検査の配点が前期の2.5倍(1,000点)に跳ね上がります。記述答案の完成度がより直接的に合否へ反映される日程だといえます。
模試の判定が厳しい場合、どのくらいの時期から対策を本格化すべきですか?
個別学力検査が記述中心で、対策に時間がかかる科目が多いことを踏まえると、可能であれば高2の終わりまでに基礎を固め、高3の春から過去問演習に入れる状態が理想です。判定が厳しい場合ほど、独学だけで進めるより、早い段階で学習計画そのものを見直すことをおすすめします。
経済学部志望ですが、専攻はいつ決めればいいですか?
2023年の改組により、経済学部は総合経済学科の1学科制になっており、入学後は幅広く学び、3年次進級時に専攻を選択する「レイトスペシャライゼーション」方式を採用しています。そのため、受験対策の段階で専攻分野を厳密に決めておく必要はありません。
合格最低点や偏差値はどのくらいですか?
大学が公式に開示している令和8年度(2026年度)入試の合格者試験成績によれば、前期日程「国語・外国語型」A方式(900点満点)は平均659.8点・最高744点・最低620点でした。民間予備校が独自に算出する偏差値は算出方法が予備校ごとに異なるため、本記事では具体的な数値を掲載していません。上記のような大学公式の得点データを参考にしつつ、自分の現在の学力との距離は模試の素点や過去問の得点率で確認するのが確実です。年度によって変動するため、最新の情報は必ず大学公式サイトでご確認ください。
学費はどのくらいかかりますか?
滋賀大学の入学料は282,000円、授業料は267,900円(前期分、年額535,800円)です(いずれも予定額で、改定される場合があります)。国立大学のため、私立大学の経済学部と比べると学費そのものは抑えやすい水準にあります。ただし、受験対策にかける塾・予備校・オンライン家庭教師などの費用は別途かかるため、学費だけでなく1年間のトータルの受験費用を早めに家庭で共有しておくと、指導形態を選ぶ際の判断がしやすくなります。
浪人しても滋賀大学経済学部は受験できますか?
受験できます。ただし前述の通り、現役時に受けた大学入学共通テストの成績は使えず、受験する年度の共通テストを新たに受け直す必要があります。浪人期間の使い方としては、現役時に手薄だった科目や、選んだ型(国語・外国語または数学・外国語)の記述力を重点的に立て直す1年間の計画を立てるのが基本です。
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共通テストを何教科受けるかで採点方式が自動的に変わる滋賀大学経済学部特有の制度。今の得意科目からどちらが有利か、無料相談で具体的に確認できます。
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まとめ|滋賀大学経済学部合格への次の一歩
滋賀大学経済学部の入試は、共通テストの受験科目数によってA方式・B方式が自動的に併用される総合順位方式という独自の制度を持ち、前期日程・後期日程それぞれで個別学力検査の配点比率も大きく異なります。この仕組みを理解したうえで共通テストの科目選択と個別学力検査の対策を並行して進めることが欠かせません(選ぶ型は国語・外国語型または数学・外国語型のいずれかです)。
1922年創立の彦根高等商業学校を前身とし、2022年に100周年を迎えた歴史ある学部でありながら、2023年の改組で総合経済学科・レイトスペシャライゼーション方式という新しい教育体制に移行している点も、志望理由を考えるうえで押さえておきたい特徴です。配点の数字だけを見て対策を決めるのではなく、学部の理念まで理解し、なぜこの学部を志望するのかを言語化しておくことが、志望理由書や面接の準備にもつながります。
後期日程を検討している場合は、個別学力検査の配点が前期の2.5倍に跳ね上がるという独自の仕組みを正しく理解したうえで、記述力の完成度を高めていくことが重要です。学年が上がるほど後から取り戻せる時間は少なくなるため、高1・高2のうちから基礎を固め、高3で記述力の完成度を高めていくという逆算の発想を、できるだけ早い段階から持っておくことをおすすめします。
学校推薦型選抜・総合型選抜という選択肢も含めて、自分にとって最も可能性の高いルートがどれかは、評定平均や資格取得の状況、そして個別学力検査の記述力の伸びしろによって受験生ごとに異なります。A方式・B方式のどちらを狙うか、前期・後期どちらを本命にするかといった判断は、一人で抱え込まず早めに第三者へ相談することで、遠回りを減らせる部分でもあります。
本記事の情報は執筆時点(令和9年度/2027年度入試の入学者選抜要項)のものです。入試制度・配点・募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず滋賀大学の公式サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特にA方式・B方式のような採点方式や、学校推薦型選抜・総合型選抜の出願要件は、年度ごとの更新版で変更されることもあるため、出願直前だけでなく、学習計画を立てる時点でも最新版を確認する習慣をつけておくと安心です。
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