「内申点とは、結局のところ何を指しているのか」——高校受験について調べ始めると、ほぼ必ずこの言葉にぶつかります。結論からお伝えすると、内申点とは、中学校9教科の評定をもとに算出される調査書上の点数のことです。定期テストの点数だけでなく、授業態度や提出物の状況なども評定に影響するため、日々の学校生活の積み重ねがそのまま反映される仕組みになっています。
ややこしいのは、内申点の「基本的な仕組み」は全国共通である一方、満点・計算式・当日点との比率といった具体的なルールは都道府県ごとにまったく異なるという点です。ネット上の体験談やSNSの情報をそのまま自分の状況に当てはめてしまうと、実際の制度とずれてしまうことが少なくありません。
この記事では、内申点の基本的な仕組みから、オール3・オール4だと何点になるかという計算の考え方、教育委員会の公式発表で確認できた東京都・神奈川県・大阪府・愛知県の具体的な計算方法、内申点が対象とする学年・学期、合否への影響度、そして内申点を上げる具体的な方法までを順番に整理します。
なお、都道府県ごとの制度は年度によって見直されることもあるため、本記事の一覧表に含まれていない都道府県や、最新年度の詳細については、必ず志望する都道府県の教育委員会が公表する入試選抜要項で確認してください。
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【結論】内申点とは、調査書に記載される9教科の成績点数のこと
まず結論を一文で確認する
細かい制度の話に入る前に、この記事全体の結論を一文にまとめておきます。内申点とは中学校9教科の評定をもとに算出される調査書上の点数であり、具体的な計算方法・満点・当日点との比率は都道府県ごとに異なる、という2点さえ押さえておけば、この記事の内容は驚くほどシンプルに理解できます。
内申点の定義をひとことで言うと
内申点とは、中学校が作成する「調査書(内申書)」に記載される、9教科の評定(5段階評価が一般的)をもとに数値化された点数のことです。公立高校の一般入試の多くは、この内申点と、入試当日に受ける学力検査の得点を組み合わせて合否を判定する仕組みになっています。「内申」という言葉自体は、学校が生徒の状況を志望先に伝える(内々に申し送る)という意味合いから来ているとされています。
評定と内申点は同じものではない
混同されやすいのですが、通知表に記載される「評定」(5、4、3といった数字)と、入試で使われる「内申点」は、厳密には別のものです。評定は各教科ごとに1〜5(または1〜3)でつけられる成績そのもので、内申点は都道府県ごとに定められた方法で評定を合算・換算した後の点数を指します。同じ評定であっても、都道府県によって最終的な内申点の数値がまったく違う形になるのは、この換算方法の違いによるものです。
なぜ内申点という仕組みがあるのか
高校入試を当日の学力検査の得点だけで判定してしまうと、その日の体調や緊張の影響を強く受けてしまいます。内申点を組み合わせることで、日々の授業への取り組みや3年間の学習の積み重ねも合否判定に反映させるという考え方が、この制度の背景にあります。一発勝負ではなく、日常の努力も評価対象に含めるための仕組みだと理解しておくとよいでしょう。
内申点はどの入試方式でも同じように使われるわけではない
内申点の使われ方は、大きく分けて「学力検査の得点と合算して合否を判定する」パターンと、「推薦入試などの出願資格・一次選考の基準として使う」パターンがあります。公立高校の一般入試では合算方式が中心ですが、私立高校の中には内申点を使わず学力検査のみで判定する入試方式を用意している学校もあります。志望校がどちらの使い方をしているかは、募集要項で必ず確認してください。
この記事で明らかにすること・しないこと
この記事では、内申点の全国共通の仕組みと、教育委員会の公式発表で確認できた範囲の都道府県別ルールを整理します。確認できなかった数値は断定せず、都道府県ごとの最新要項の確認を促すという前提を明記したうえで進めます。まずは共通の土台となる仕組みから見ていきましょう。
この記事を読んでほしい人
この記事は、これから内申点について正確に理解したい中学生本人、そして「うちの子の内申点は今どのくらいなのか」「これからどう上げていけばよいのか」と気になっている保護者の方を想定して書いています。中1・中2でこれから内申点を積み上げていく段階の方にも、中3で現状の内申点をもとに志望校を考えたい方にも役立つように、仕組みの基礎から具体的な行動まで順番に整理しています。すでに志望校がある方は、都道府県別の一覧表と上げ方の章から先に読んでいただいてもかまいません。
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内申点の仕組み|9教科×5段階評価と観点別評価
評定は毎学期つけられるとは限らない
「評定は毎学期(1学期・2学期・3学期ごと)つけられる」と思っている方もいますが、これは学校によって異なります。学期ごとに評定をつける学校もあれば、学年末に1回だけ評定をつける学校もあり、この違いは内申点の算出そのものより先に確認しておくべきポイントです。通知表の様式や、学校からの説明資料で、自分の学校がどちらのパターンかを確認しておきましょう。
対象になる9教科とは
内申点の対象になるのは、国語・数学・英語・理科・社会の主要5教科と、音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科を合わせた9教科です。主要5教科だけでなく実技4教科の評定も内申点に含まれるため、定期テストの得点が伸びる教科だけを頑張っていても、内申点全体としては伸び悩んでしまうことがあります。
5段階評価の考え方
多くの中学校では、各教科の評定は5(最も高い)から1(最も低い)までの5段階で表示されます。この5段階評定は、テストの点数だけで機械的に決まるものではなく、複数の観点を踏まえて総合的につけられる点が特徴です。「テストの平均点は良いのに評定が伸びない」という状況が起こりやすいのは、この評価の仕組みによるところが大きいといえます。
評定を決める3つの観点
現在の評価制度では、各教科の評定は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」という3つの観点別評価をもとに総合的に判断される仕組みになっています。定期テストの得点は「知識・技能」「思考・判断・表現」に反映されやすい一方、「主体的に学習に取り組む態度」には授業態度や提出物の取り組みが反映されやすいとされています。3つの観点をバランスよく満たすことが、高い評定につながります。
「知識・技能」で見られるポイント
「知識・技能」は、教科書の内容を正しく理解し、基礎的な知識や技能を身につけられているかを見る観点です。定期テストの基本問題・一問一答形式の問題への対応力が、この観点に直結しやすいと考えておくとよいでしょう。まずはここを安定させることが、評定全体の土台になります。
「思考・判断・表現」で見られるポイント
「思考・判断・表現」は、身につけた知識を活用して、資料の読み取りや記述問題、応用問題に対応できるかを見る観点です。定期テストの中でも記述式・応用系の設問や、レポート・作品の内容がこの観点の評価材料になりやすい傾向があります。暗記だけに偏らず、なぜそうなるのかを説明できる理解の仕方を意識することが対策につながります。
「主体的に学習に取り組む態度」で見られるポイント
「主体的に学習に取り組む態度」は、授業への参加姿勢、提出物の状況、家庭学習の取り組みなどから総合的に判断される観点です。テストの点数が同じでも、提出物の期限や内容、授業中の取り組み方によって、この観点の評価に差がつくことがあるため、テスト対策だけに意識を集中させすぎないことも重要です。ノートの取り方や振り返りシートの記入なども、この観点の評価材料になることがあります。
評定は誰がつけるのか
評定は、各教科を担当する学校の先生が、日々の授業・定期テスト・提出物などをもとに総合的な判断でつけるものです。機械的な自動計算ではなく先生による評価であるからこそ、テストの点数だけでなく授業態度や提出物の状況も評定に影響してくるという理解につながります。評定に疑問がある場合は、まず担当の先生に相談してみるのが基本的な対応になります。
観点別評価から評定への変換
3つの観点それぞれについてA・B・Cといった評価がつけられ、その組み合わせから最終的な5段階(または3段階)の評定が決まる、というのが一般的な流れです。具体的な評価基準・組み合わせ方は学校や自治体によって細部が異なるため、詳しい基準を知りたい場合は、通っている中学校の学習評価の方針(多くは学校のウェブサイトや学校だよりで公開されています)を確認してみるとよいでしょう。
3つの観点と関わりの深い取り組みの一覧表
ここまで紹介した3つの観点と、それぞれに関わりの深い日々の取り組みを、表として整理しておきます。
| 観点 | 関わりの深い取り組み |
|---|---|
| 知識・技能 | 定期テストの基本問題、教科書内容の理解 |
| 思考・判断・表現 | 定期テストの記述・応用問題、レポートや作品 |
| 主体的に学習に取り組む態度 | 提出物、授業への参加姿勢、振り返りの取り組み |
3つの観点はそれぞれ独立して評価されるため、どれか1つだけに偏った取り組みでは評定全体が伸びにくいという点は、内申点対策を考えるうえで押さえておきたいポイントです。次の章では、この評定をもとに内申点がどのように計算されるのかを具体的に見ていきます。
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内申点の計算方法|オール3・オール4だと何点になるか
内申点の計算はなぜ複雑に感じるのか
内申点の計算方法を調べようとすると、「素内申」「換算内申」「重点化」といった聞き慣れない言葉が次々と出てきて、複雑に感じてしまう方が少なくありません。複雑に見える理由の多くは、都道府県ごとの個別ルールと、全国共通の基本的な仕組みが説明の中で混ざってしまっているためです。ここでは、まず全国共通の「評定合計」という考え方から順番に整理していきます。
まず「評定合計」を出してみる
内申点を都道府県ごとの正式なルールで計算する前に、まずは自分の9教科の評定を単純に合計してみることから始めましょう。9教科すべての評定を足し算するだけで、内申点を考えるうえでの出発点となる「評定合計」が分かります。この評定合計をもとに、都道府県ごとの計算方法を当てはめていく、という順番で理解すると混乱しにくくなります。
オール3・オール4・オール5だと評定合計は何点か
9教科すべてが同じ評定だった場合、評定合計は単純な掛け算で求められます。オール3なら3×9=27点、オール4なら4×9=36点、オール5なら5×9=45点(いずれも1学年分・満点45点の場合)というのが、換算前の素点の考え方です。この27・36・45という数字を基準にすると、自分の内申点が全体のどのあたりに位置するのかがイメージしやすくなります。
都道府県ごとの換算で数字が変わる理由
ここが誤解されやすいポイントですが、上記の評定合計(最大45点)がそのまま入試の内申点になるわけではありません。都道府県ごとに「何年生の評定を何倍するか」「実技教科の評定を何倍するか」「最終的に何点満点に換算するか」というルールが個別に定められているため、同じオール4でも都道府県によって最終的な内申点の数値は大きく異なります。次の章で紹介する都道府県別一覧表は、この換算ルールの具体例です。
実技教科を重く見る自治体がある理由
一部の都道府県では、音楽・美術・保健体育・技術家庭といった実技教科の評定を、主要5教科よりも重い倍率で換算する仕組みを採用しています。実技教科は学力検査の対象にならないことが多いため、入試全体のバランスを取る目的で、内申点の中でやや重めに扱われる場合があると理解しておくとよいでしょう。この仕組みがある自治体では、実技教科の評定を疎かにしないことが、内申点対策として特に重要になります。
「換算内申」という言葉について
都道府県によっては、評定合計に倍率をかけた後の数値を「換算内申」と呼ぶことがあります。「素内申(評定合計そのもの)」と「換算内申(倍率をかけた後の数値)」を区別して説明している資料も多いため、自分が今見ている数字がどちらを指しているのかを、都度確認しながら読み進めることをおすすめします。次の章の一覧表でも、この区別を意識して整理しています。
評定合計だけで一喜一憂しすぎない
評定合計や換算後の内申点の数字だけを見て、「もう間に合わない」と結論を急いでしまう方もいますが、内申点は入試の評価要素の一つに過ぎません。当日の学力検査との比率、志望校ごとの選抜方式によって、内申点の重要度は大きく変わるため、数字を出したら次は「自分の志望する都道府県・学校では、この内申点がどう扱われるのか」を確認する段階に進みましょう。
換算後の点数を無理に覚えなくてよい
都道府県ごとの換算式は複雑に見えるため、すべてを暗記しようとして苦手意識を持ってしまう方もいますが、覚える必要はありません。大切なのは、評定合計を基準に、都道府県が独自の満点・倍率で換算しているという仕組みの理解であり、具体的な計算式はそのつど公式資料で確認すれば十分です。まずは自分の評定合計を把握し、次の章で紹介する都道府県別の換算方法と照らし合わせてみましょう。
下の表に、1学年分・9教科合計45点満点を基準にした評定合計の目安をまとめました。中1・中2・中3のどの学年の評定合計が内申点に反映されるかは、次の章で紹介する都道府県別の一覧表で確認してください。
| 評定パターン(1学年・9教科) | 評定合計(素内申) |
|---|---|
| オール5 | 45点(5×9教科) |
| オール4 | 36点(4×9教科) |
| オール3 | 27点(3×9教科) |
| オール2 | 18点(2×9教科) |
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都道府県別の内申点計算方法一覧表(東京・神奈川・大阪・愛知)
なぜこの4都道府県だけを紹介するのか
全国には47の都道府県があり、それぞれ独自の入試制度・内申点の算出方法を持っています。本記事では、教育委員会の一次情報を直接確認できた東京都・神奈川県・大阪府・愛知県の4都道府県に絞って紹介しています。他の都道府県を軽視しているわけではありません。人口・受験者数の多い都道府県から優先的に確認した結果であり、今後の情報更新によって対象を広げる可能性もあります。
この章の位置づけと限界
ここでは、教育委員会の公式発表で計算方法を確認できた東京都・神奈川県・大阪府・愛知県の4都道府県について、具体的な仕組みを紹介します。この4都道府県以外については、公式資料での裏取りができていないため、本記事では具体的な数値を掲載していません。志望する都道府県がこの4つに含まれない場合は、後述の確認方法を参考に、教育委員会の公式資料を直接確認してください。
東京都の計算方法
東京都立高校の学力検査に基づく選抜(共通問題を用いる場合)では、学力検査の得点700点(換算後)+調査書点300点(換算後)+英語スピーキングテスト(ESAT-J)20点(換算後)の合計1020点満点で選考します。調査書点の算出では、主要5教科は1倍、実技4教科は2倍して換算する方法が採られています。調査書点の対象は中学第3学年の評定です。
神奈川県の計算方法
神奈川県の共通選抜では、「学習の記録(評定)」を中学第2学年の9教科評定合計に、第3学年の9教科評定合計の2倍を加えた数値(135点満点)として算出し、これを100点満点に換算します。学力検査も同様に100点満点に換算したうえで、学校・学科ごとに定められた比率をかけて内申点と学力検査を合算する仕組みです(比率は各校が2以上の整数で合計10になるよう設定)。この比率は学校によって5:5や8:2など幅があり、一律ではありません。
大阪府の計算方法
大阪府の一般選抜では、学力検査(5教科の合計・450点満点)と、調査書中の評定合計(第3学年の評定を6倍、第1・第2学年の評定をそれぞれ2倍して合計・450点満点)を算出し、各高校が選択したタイプⅠ〜Ⅴの倍率をそれぞれかけて合計するという方式です(倍率の組み合わせは学力検査:調査書=7:3〜3:7の範囲で5パターン)。中学1・2年の評定も反映されますが、第3学年の評定がもっとも重く扱われる設計になっています。
愛知県の計算方法
愛知県の一般選抜では、調査書の「学習の記録」の評定合計を2倍した「評定得点」(最高90点、5点×9教科×2)と、国語・数学・社会・理科・外国語(英語)の5教科の「学力検査合計得点」(最高110点、22点×5教科)を算出します。評定得点をそのまま使うタイプから、学力検査の得点を2倍まで重視するタイプまで、組み合わせ方は学校ごとに異なり、5パターンの決定方式が用意されています。
4都道府県の比較表
ここまで紹介した4都道府県の内申点算出の考え方を、表として整理します。
| 都道府県 | 内申点(調査書点)の算出の考え方 | 学力検査との組み合わせ方 |
|---|---|---|
| 東京都 | 中3の評定のみ対象。主要5教科は1倍、実技4教科は2倍で換算し300点満点 | 学力検査700点+調査書300点+スピーキング20点=1020点満点(共通問題の場合) |
| 神奈川県 | 中2の評定合計+中3の評定合計×2(135点満点)を100点満点に換算 | 学校ごとに設定する比率(合計10になる整数)で内申点・学力検査を合算 |
| 大阪府 | 中1・中2の評定を2倍、中3の評定を6倍して合計(450点満点) | 学力検査450点との組み合わせにタイプⅠ〜Ⅴ(7:3〜3:7)の倍率を適用 |
| 愛知県 | 評定合計を2倍(最高90点) | 学力検査110点との組み合わせにⅠ〜Ⅴの5方式(学校ごとに選択) |
一覧表からわかること
4都道府県だけを比較しても、内申点の満点、対象になる学年、当日の学力検査との組み合わせ方が、それぞれまったく異なることが分かります。この違いの大きさこそが、「都道府県によって内申点の算出方法・満点・当日点との比率は大きく異なる」と繰り返しお伝えしている理由です。他の都道府県についても、同じくらい、あるいはそれ以上に細かいルールの違いがあると考えておくのが安全です。
自分の都道府県の情報を確認する方法
志望する都道府県がこの一覧表に含まれない場合は、都道府県の教育委員会のウェブサイトで公開されている「入学者選抜実施要項」「入学者選抜要綱」といった名称の資料を確認してください。学校の先生や塾に聞いた情報であっても、年度が変わると内容が更新されている場合があるため、最終的には受験する年度の最新版の公式資料に当たることをおすすめします。中学校の進路指導の先生に相談すれば、地域の学校の傾向を教えてもらえることも多いです。
公式資料を探すときのキーワード
教育委員会のウェブサイトは情報量が多く、目的の資料になかなかたどり着けないことがあります。「(都道府県名)教育委員会 入学者選抜 実施要項」といったキーワードで検索すると、目的のページに比較的早くたどり着きやすいです。資料が見つかったら、まず公表された年度(令和何年度の入試を対象にした資料か)を確認する習慣をつけておくと、古い情報と混同するミスを防げます。
数字の解釈に迷ったら学校に確認する
公式資料を読んでも、自分の状況にどう当てはまるのか判断に迷う場合は、無理に自己判断せず、中学校の担任の先生や進路指導の先生に相談することをおすすめします。同じ資料を読んでも、学校・学科によって適用される比率やタイプが異なるため、志望校が決まっている場合は志望校に直接問い合わせるのがもっとも確実です。次の章では、内申点がいつの成績を対象にしているかを、対象学年という切り口でさらに詳しく整理します。
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内申点はいつの成績で決まる?|対象学年・学期は都道府県で異なる
「学年」と「学期」は別の軸として整理する
内申点の対象範囲を考えるときは、「どの学年が対象か」と「その学年のどの学期(または年間)の評定が対象か」という2つの軸を分けて整理すると理解しやすくなります。学年の軸だけを見て安心・不安になるのではなく、学期の軸も含めて自分の状況を確認することが、思い込みによる勘違いを防ぐポイントです。次からは、確認できた4都道府県の対象学年を具体的に見ていきます。
「中3の内申点だけが大事」とは限らない
「内申点は中3の成績だけで決まる」と思い込んでいる方もいますが、これは必ずしも正しくありません。都道府県によって、中3のみを対象とする自治体もあれば、中1〜中3の複数学年をまとめて対象にする自治体もあるため、一律に語ることはできません。ここまで紹介した4都道府県だけでも、対象学年の扱いは大きく異なります。
東京都は中3のみが対象
先ほど紹介したとおり、東京都立高校の調査書点は、中学第3学年の評定のみを対象に算出されます。中1・中2の内申点の状態にかかわらず、中3の1年間の取り組みが調査書点にそのまま反映される仕組みだと理解しておくとよいでしょう。裏を返せば、中3からの巻き返しが内申点に直結しやすい制度ともいえます。
神奈川県は中2・中3の2学年が対象
神奈川県の「学習の記録(評定)」は、中2の評定合計と、中3の評定合計を2倍した数値を組み合わせて算出されます。中1の評定は対象に含まれない一方、中2の内申点も一定の重みを持って評価に反映されるため、中3になってから慌てて対策を始めるのではなく、中2の段階から評定を意識しておくことが有利に働きます。
大阪府は中1〜中3の3学年が対象
大阪府の一般選抜では、中1・中2・中3のすべての評定が対象となり、比重は中3がもっとも重い(中1:中2:中3=1:1:3の比率)設計になっています。中3の比重が大きいとはいえ、中1・中2の内申点もゼロにはならず一定の割合で反映されるため、3年間を通じて評定を意識しておく必要がある制度だといえます。
愛知県の対象学年について
愛知県の評定得点は、調査書の「学習の記録」の評定合計を2倍する形で算出されますが、教育委員会が公表している資料には対象学年の詳細な記載がなく、本記事では対象学年を断定しません。詳しくは、志望する年度の愛知県公立高等学校入学者選抜実施要項、または中学校の進路指導の先生に確認することをおすすめします。
学期ごとの扱いにも注意が必要
対象学年だけでなく、「1年間の評定(通知表の年間評定)を使うのか、特定の学期の評定を使うのか」という点も、都道府県・年度によって細かく定められています。この学期の扱いについても、自治体ごとの差が大きい部分のため、本記事では特定の学期を断定的には書きません。志望校の入試選抜要項、または調査書の様式そのものを確認するのが確実な方法です。
結論:早い学年からの積み上げが安全
対象学年が都道府県によって異なる以上、「うちの都道府県は中3だけだから、中1・中2は関係ない」と決めつけてしまうのはリスクがあります。志望校や志望する都道府県が変わる可能性まで考えると、中1の段階から評定を意識して積み上げておくことが、もっとも安全な戦略になります。まだ中1・中2であれば、今の時点から評定を意識した学習習慣を作っておくことをおすすめします。
学期途中で成績が下がったときの考え方
1学期の内申が思わしくなくても、2学期・3学期でリカバリーできる可能性は十分にあります。1回の定期テストの結果だけで評定全体が確定するわけではなく、複数回のテストと日々の取り組みを総合して評定が決まるため、一時的に成績が下がった場合でも、その後の取り組み方次第で評定を立て直すことは可能です。落ち込んだ結果に引きずられすぎず、次のテストに向けた対策に切り替えることが大切です。
転校・引っ越しがある場合の注意点
年度の途中で転校や都道府県をまたぐ引っ越しがある場合、内申点の扱いが通常のケースと異なることがあります。転入前の学校での評定の扱いや、対象学年の考え方は自治体によって個別の対応が必要になることが多いため、該当する場合は早めに転入先・転入前双方の学校、または志望する都道府県の教育委員会に相談しておくと安心です。
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内申点は高校受験の合否にどのくらい影響する?
「内申点:当日点=何対何」は一律に決まっていない
「内申点と当日点の比率は何対何なのか」という質問はよく寄せられますが、この比率は都道府県ごと、さらには同じ都道府県内でも学校・学科ごとに個別に設定されているため、全国一律の答えは存在しません。前の章で見た神奈川県・大阪府・愛知県のように、学校ごとに複数のタイプから比率を選べる制度になっている自治体も少なくありません。
内申点重視型と当日点重視型がある
同じ都道府県の中でも、内申点の比重を大きく設定している学校と、当日の学力検査の比重を大きく設定している学校が混在しているのが一般的です。「内申点が心配だから当日点重視の学校を選ぶ」「当日の試験が苦手だから内申点重視の学校を選ぶ」といった志望校選びの戦略が成り立つのは、この比率の違いがあるためです。志望校を決める際は、偏差値だけでなく、この比率も確認材料にするとよいでしょう。
私立と公立でも内申点の扱いは変わる
公立高校が都道府県単位で内申点の算出ルールを統一しているのに対し、私立高校は学校ごとに独自の基準を設定できます。同じ地域の私立高校でも、内申点をほとんど問わない学校もあれば、独自の内申基準を重視する学校もあるため、一括りに「私立は内申が緩い」と考えるのは正確ではありません。志望する私立高校がある場合は、その学校の募集要項を個別に確認することをおすすめします。
推薦入試では出願資格として使われることが多い
一般入試では内申点と学力検査の得点が合算されるのに対し、推薦入試では内申点が出願できるかどうかの基準として使われることが多く、内申点が一定の水準に届かないと、そもそも出願自体ができない学校もあるという違いがあります。推薦入試を検討している場合は、この出願基準を早めに確認しておくことが欠かせません。
内申点が低くても挽回できる仕組みがある学校もある
学校によっては、内申点の比重を極端に小さくしたり、当日点の得点次第で内申点の不利を挽回できたりする選抜方式を用意している場合もあります。「内申点が振るわなかったから志望校を諦める」のではなく、当日点の比重が大きい学校・入試方式を探すという選択肢もあることは、知っておいて損はありません。この点については、後の章で詳しく紹介します。
結局、内申点はどのくらい頑張ればよいのか
比率が都道府県・学校ごとに異なる以上、「内申点はここまで頑張れば十分」という一律の目安を示すことはできません。確実に言えるのは、内申点が高いほど選べる選択肢の幅が広がり、当日の学力検査で仮に思うような結果が出なかった場合の保険にもなるという点です。内申点を軽視してよい理由は基本的にありません。
内申点だけで受験校を決めつけない
内申点の数字だけを見て、「この内申点だとこのレベルの学校しか無理だ」と早々に志望校の幅を狭めてしまうのは、必ずしも合理的とはいえません。内申点重視の学校と当日点重視の学校では、同じ内申点でも合否の可能性がまったく変わってくるため、内申点だけでなく、学校ごとの比率のタイプまで含めて志望校を検討することをおすすめします。1校に絞らず、内申点重視型・当日点重視型を組み合わせて併願する戦略も有効です。
内申点が高いことのメリットは受験だけにとどまらない
内申点を上げるための取り組みは、入試の点数のためだけのものではありません。定期テストで得点を安定させる力、提出物を計画的に進める力、授業に集中して取り組む姿勢は、高校進学後の学習やその先の大学受験にもそのまま活きてくる力です。内申点対策を「受験のための一時的な作業」ではなく、学習習慣そのものを整える機会だと捉えると、取り組む意味がより実感しやすくなります。
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内申点の上げ方7つ
内申点対策の本体は「定期テスト対策」
内申点を上げる方法として、提出物や授業態度が話題になりがちですが、評定を決める3つの観点のうち「知識・技能」「思考・判断・表現」の2つは、定期テストの得点と直結しているため、内申点対策の本体は結局のところ定期テスト対策だと考えておくのが実態に近い理解です。ここからは、定期テスト対策を軸にした具体的な上げ方を7つ紹介します。
「内申点対策」という特別な勉強法は存在しない
書店や塾の広告で「内申点対策講座」のような名称を見かけることがありますが、内申点だけを切り離して伸ばす特別な勉強法があるわけではありません。実態としては、日々の授業理解・定期テストの得点・提出物という基本的な取り組みの積み重ねが、そのまま内申点に反映されるだけです。特別なテクニックを探すよりも、次に紹介する7つの基本を丁寧に実践するほうが、確実に結果につながります。
1.定期テストの得点を安定させる
もっとも直接的な方法は、定期テストの得点そのものを上げることです。1回だけ高得点を取るのではなく、複数回のテストで安定して得点を取り続けることが、評定の安定につながるため、単発の一夜漬けではなく、日々の授業内容を継続的に理解していく学習習慣が重要になります。
2.提出物を期限内に、内容も丁寧に出す
提出物は「出したかどうか」だけでなく、内容の丁寧さも評価対象になることがあります。期限に遅れる、空欄が多いといった状態が続くと、「主体的に学習に取り組む態度」の評価に響きやすいため、提出物は後回しにせず、早めに取りかかる習慣をつけることをおすすめします。
3.授業中の取り組み方を意識する
発言の回数そのものよりも、授業に集中して取り組んでいるかという姿勢が見られていることが多いとされています。ノートを丁寧に取る、板書を写すだけでなく自分の言葉でメモを加える、といった小さな積み重ねが評価につながることがあります。テスト前だけでなく、日常の授業から意識しておくとよいでしょう。
4.実技4教科もおろそかにしない
主要5教科の対策に時間を使いがちですが、実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の評定も内申点全体に大きく影響します。都道府県によっては実技教科の評定を重めに換算する仕組みもあるため、実技教科の定期テストや実技試験の対策を後回しにしないことが、内申点全体を底上げするポイントになります。
5.苦手教科を作らないようにする
内申点は9教科の合計で決まるため、一部の得意教科だけが突出していても、苦手教科があると全体の評定合計が伸び悩みます。得意教科をさらに伸ばすことよりも、苦手教科の評定を1つでも底上げするほうが、内申点全体への影響が大きいケースが多いことも意識しておきましょう。
6.早い学年から取り組みを始める
前の章で見たとおり、都道府県によっては中1・中2の評定も内申点に反映されます。「中3になってから本気を出す」という計画では、対象学年に中1・中2が含まれる都道府県では手遅れになってしまう可能性があるため、志望する都道府県の対象学年を確認したうえで、できるだけ早い学年から取り組みを始めることをおすすめします。
7.自分だけで抱え込まず、第三者の視点を借りる
自分の勉強方法や理解度の穴は、自分だけではなかなか客観的に把握しづらいものです。学校の先生や塾・家庭教師といった第三者に学習状況を見てもらうことで、伸び悩みの原因を具体的に特定できることがあります。原因が分かれば、対策の優先順位も立てやすくなります。
7つを一度に全部やろうとしなくていい
ここまで7つの上げ方を紹介しましたが、すべてを同時に完璧にこなそうとする必要はありません。まずは「定期テストの得点を安定させる」「提出物を期限内に出す」の2つから着手し、慣れてきたら他の項目にも取り組みを広げていく方が、無理なく続けられます。一度にすべてを変えようとして挫折してしまうよりも、着実に1つずつ積み上げていくほうが、結果的に内申点の伸びにつながります。
7つの上げ方チェックリスト
ここまで紹介した内申点の上げ方を、チェックリストとして整理します。
| No. | 内申点の上げ方 | 関わる評価の観点 |
|---|---|---|
| 1 | 定期テストの得点を安定させる | 知識・技能/思考・判断・表現 |
| 2 | 提出物を期限内に、内容も丁寧に出す | 主体的に学習に取り組む態度 |
| 3 | 授業中の取り組み方を意識する | 主体的に学習に取り組む態度 |
| 4 | 実技4教科もおろそかにしない | 9教科すべて(実技含む) |
| 5 | 苦手教科を作らないようにする | 9教科の合計点全体 |
| 6 | 早い学年から取り組みを始める | 対象学年全体 |
| 7 | 第三者の視点を借りる | 原因の特定・対策の優先順位 |
この7つのうち、どれか1つだけを頑張るというよりも、複数を組み合わせて日々の学校生活の中に組み込んでいくことが、内申点を着実に上げていくコツです。特に1〜4は次の定期テストから取り組める内容ですので、できるところから始めてみてください。高校受験の勉強法全体との関係については高校受験の勉強法まとめでも詳しく解説しています。
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内申点が足りないときの選択肢
まず落ち着いて現状を整理する
内申点が思うように伸びていないと分かったとき、焦って結論を急いでしまいがちですが、まずは落ち着いて現状を整理することが大切です。9教科のうちどの教科が特に低いのか、原因はテストの得点なのか提出物なのかを分解して把握するだけでも、次に取るべき行動が見えてくることがあります。感覚だけで「もうダメだ」と判断せず、具体的な数字と原因を書き出してみましょう。
内申点が伸び悩んでいても、選択肢がなくなるわけではない
ここまで内申点を上げる方法を紹介してきましたが、現時点ですでに内申点が思うように伸びていない、というケースももちろんあります。内申点が不利な状況であっても、当日の学力検査を中心に評価してくれる入試方式・学校形態を選ぶことで、合格につながる道は残されています。ここでは、その考え方を簡単に紹介します。
私立高校のオープン入試という選択肢
私立高校の入試方式の一つに、内申点を合否判定に使わず、当日の学力検査の結果のみで合否を決める「オープン入試」と呼ばれる方式があります。すべての私立高校が採用しているわけではありませんが、内申点に不安がある受験生にとって、当日点だけで勝負できる選択肢の一つになります。志望校の募集要項で、こうした入試方式の有無を確認してみる価値はあります。
当日点重視の選抜枠を持つ公立高校もある
先ほどの章で紹介したとおり、都道府県や学校によっては、内申点よりも当日の学力検査を重く評価する選抜枠を設けている場合があります。内申点の比重が小さいタイプを選択している学校であれば、当日の得点力を伸ばすことで、内申点の不利をある程度カバーできる可能性があります。
内申点重視型・当日点重視型を組み合わせた併願
1校だけに絞らず、内申点重視型の学校と、当日点重視型・オープン入試型の学校を組み合わせて併願する戦略も検討する価値があります。「内申点で堅実に狙える本命校」と「当日点で挽回できる可能性のあるチャレンジ校」を組み合わせておくことで、内申点の状態にかかわらず、選択肢の幅を確保しながら受験に臨めます。併願校の入試日程が重ならないかも、早めに確認しておくとよいでしょう。
より詳しい戦略は別記事で解説しています
内申点(や出席日数)が特に不利な状況にある場合の、当日点を最大化するための具体的な戦略や、内申点をほとんど問わない入試タイプの詳しい一覧については、高校受験に内申点は関係ない?出席日数の扱いと当日点で戦える高校でさらに詳しく解説しています。「内申点が足りないから、もう志望校を諦めるしかない」と結論を急ぐ前に、こうした選択肢の存在を知っておくことをおすすめします。
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よくある質問(FAQ)
内申点とオール4は、どちらが評定合計が高いですか?
オール4の評定合計は36点(4×9教科、1学年分・満点45点の場合)です。内申点そのものは都道府県ごとの換算後の数値を指すため、「オール4なら内申点は何点」と一律に答えることはできません。志望する都道府県の換算方法に当てはめて確認してください。
内申点はどうやって確認すればいいですか?
通知表に記載されている各教科の評定を、学校を通じて確認するのが基本です。正式な内申点(調査書点)は中学校が作成する調査書に記載されるため、詳しい数値を知りたい場合は担任の先生に相談するとよいでしょう。
定期テストの点数が良ければ、内申点も自動的に上がりますか?
定期テストの得点は評定に大きく影響しますが、それだけで内申点が決まるわけではありません。提出物や授業態度に関わる「主体的に学習に取り組む態度」の観点も評価対象になるため、テストの得点と合わせて、日々の学校生活での取り組みも意識する必要があります。
実技教科の内申点は、主要教科より重要度が低いですか?
そうとは言い切れません。都道府県によっては、実技4教科の評定を主要5教科よりも重い倍率で換算する仕組みを採用している場合があるため、実技教科の対策を軽視すると、内申点全体に予想以上に影響することがあります。
中1・中2の内申点が低くても、中3で挽回できますか?
都道府県によります。中3のみを対象とする自治体であれば、中3の1年間の取り組みが調査書点にそのまま反映されるため、挽回のチャンスは十分にあります。一方、中1〜中3の複数学年を対象とする自治体では、中1・中2の内申点も一定の割合で反映されるため、早めの対策がより重要になります。
内申点は高校入学後の成績にも影響しますか?
影響しません。内申点はあくまで高校入試の合否判定に使われる指標であり、高校入学後の授業評価や成績は、高校でのゼロからのスタートとして新たに積み上げていくものです。中学校時代の内申点が、そのまま高校生活の評価に持ち越されるわけではありません。
内申点の算出方法を間違って理解していないか、不安です。どう確認すればいいですか?
もっとも確実な方法は、志望する都道府県の教育委員会が公表している「入学者選抜実施要項」などの一次情報を直接確認することです。塾や知人からの伝聞情報は、年度が古かったり、他の都道府県の情報と混同されていたりすることがあるため、最終判断は必ず公式資料で行ってください。
内申点が思うように伸びません。何から手をつければいいですか?
まずは9教科のうち、どの教科の評定が低いのか、定期テストの得点と提出物の状況のどちらに課題があるのかを整理することから始めるとよいでしょう。原因が漠然としたままだと対策も漠然としてしまうため、教科別・観点別に現状を分解して把握することが、効率的な内申点対策の第一歩になります。
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まとめ|内申点は日々の積み上げ。まずは無料相談で今の内申点を一緒に整理しましょう
内申点とは、中学校9教科の評定をもとに算出され、高校入試の合否判定に使われる調査書上の点数のことです。9教科×5段階評価という基本的な仕組みは全国共通ですが、満点・換算方法・当日点との比率は都道府県ごとに大きく異なるため、志望する都道府県の一次情報を確認することが欠かせません。
本記事では、教育委員会の公式発表で確認できた東京都・神奈川県・大阪府・愛知県の4都道府県について、具体的な計算方法を紹介しました。この4都道府県以外の詳細や、最新年度の変更点については、必ず志望する都道府県・年度の入試選抜要項を確認してください。憶測や古い情報のまま対策を進めてしまうと、実際の制度とずれてしまうおそれがあります。
そして、内申点を上げる方法として紹介した7つのポイントのうち、その土台になっているのは結局のところ、日々の定期テスト対策と授業への取り組みです。「内申点対策」という特別な何かがあるわけではなく、定期テストの得点を安定させ、日々の取り組みを積み重ねることが確実な上げ方だといえます。
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「内申点の計算方法が複雑でよく分からない」「このままのペースで志望校に届くのか不安」——そうした疑問は、一人で抱え込まず、早めに情報を集め、必要であれば専門家に相談することで解消できるものがほとんどです。まずは今の内申点の状態を正確に把握し、そこから逆算して何をすればよいかを整理することが、遠回りに見えて実は一番確実な近道です。まずは今の状況を話してみるところから、一緒にゆっくり始めてみましょう。いつでもお待ちしています。
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