「甲南大学法学部は前期日程と中期日程で科目の組み合わせが違うと聞いたけれど、結局どちらを軸に対策すればいいのかわからない」——法学部を志望する受験生・保護者から、こうした相談をよく受けます。結論から言うと、甲南大学法学部の一般選抜には前期日程(外国語・国語・地理歴史または数学の3科目400点満点)と中期日程(外国語・国語の2科目400点満点)という配点構造の異なる2つの日程があり、さらに大学入学共通テストの成績を組み合わせる「共通テスト併用方式」と、共通テストの得点だけで合否を判定する「共通テスト利用型」も用意されています。
甲南大学法学部は法学科の1学科構成で、学科選びに悩む必要がない一方、方式の数そのものは決して少なくありません。この記事では、甲南大学の公式入試情報サイト「甲南大学Ch.」が公開している法学部の2027年度入学試験要項をもとに、一般選抜(前期日程・中期日程・共通テスト併用方式・共通テスト利用型)の科目構成と配点、科目別の出題傾向と対策の方針、学年別の学習スケジュール、独学で目指す場合に直面しやすい壁までを整理してお伝えします。
先にお断りしておくと、本記事で紹介する配点・募集人員などの数字は、2027年度入学者選抜に対応する甲南大学公式サイトの入学試験要項(法学部版PDF)に掲載されている情報にもとづいています。出願期間・合格発表日・検定料などの日程面の情報は今回確認できた一次情報の範囲に含まれていなかったため、本記事では具体的な日付・金額には触れていません。出願にあたっては必ず甲南大学の公式サイトおよび最新の学生募集要項でご確認ください。
前期日程と中期日程、どちらを軸にすべきか一緒に整理します
科目構成・配点比重が異なる甲南大学法学部の前期日程・中期日程のどちらを軸に対策すべきか、得意科目をもとに無料相談で確認できます。その場で入会を決める必要はありません。
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【結論】甲南大学法学部の入試傾向と対策|まず押さえるべきポイント
まず全体像を数字で押さえます。甲南大学法学部(法学科)の入試には、総合型選抜(公募制推薦)・一般選抜(前期日程・中期日程)・大学入学共通テスト利用型(前期日程・後期日程)があり、募集人員は方式ごとに大きく異なります。
| 入試方式 | 試験日 | 募集人員 | 満点 |
|---|---|---|---|
| 総合型選抜(公募制推薦・教科科目型) | 11月7日 | 30名 | 400点 |
| 一般選抜 前期日程 | 1/30・31・2/1・4・5 | 155名 | 400点 |
| 一般選抜 中期日程 | 2/17・18 | 30名 | 400点 |
| 大学入学共通テスト利用型 前期日程 | 共通テスト本試験日 | 15名 | 400点 |
| 大学入学共通テスト利用型 後期日程 | 共通テスト本試験日 | 10名 | 400点 |
出典: 甲南大学公式入学試験要項(法学部、2027年度入学者選抜対応、2026年9月5日取得)。一般選抜の募集人員155名(前期)・30名(中期)は、一般方式・外部英語試験活用方式・大学入学共通テスト併用方式を合わせた人数である点に注意してください。「とりあえず前期日程だけ考えればいい」と思いがちですが、実は中期日程・共通テスト併用方式・共通テスト利用型まで視野に入れると、出願のチャンスは1回だけではありません。
前期日程と中期日程で科目構成が違う
甲南大学法学部の一般選抜でまず押さえておきたいのが、前期日程と中期日程で受験科目の組み合わせが異なるという点です。前期日程は外国語(英語)150点・国語150点に加えて地理歴史(日本史探究または世界史探究)または数学から1科目100点を組み合わせた3科目400点満点であるのに対し、中期日程は外国語(英語)200点・国語200点の2科目400点満点という、英語と国語をほぼ均等に重視する構成になっています。同じ「400点満点」でも、前期は3科目のバランス型、中期は英語・国語の2科目に絞り込んだ構成である点は見落とせません。この選択科目の有無という違いが、そのまま学年ごとの学習計画の立て方の違いにも直結してきます。
「共通テスト併用方式」という選択肢
前期日程には、「大学入学共通テスト併用方式」というオプションも用意されています。本学独自試験の外国語(英語)に、大学入学共通テストの得点を組み合わせて合否を判定する仕組みで、本学独自試験の外国語(英語、マーク式70分)100点に、大学入学共通テストの国語・数学・地理歴史・公民・情報のうち得点の高い2教科2科目(最高得点科目200点・第2高得点科目100点)の合計300点を加えた、合計400点満点で判定します。共通テストで得意科目の得点が伸びた場合、本学独自試験の得点とあわせて合否判定に使えるチャンスが広がる仕組みだといえます。一般方式・外部英語試験活用方式・共通テスト併用方式のいずれで出願するかによって必要な準備が変わるため、出願計画の早い段階でどの方式を軸にするかを決めておくことをおすすめします。
共通テストの得点だけで挑む「共通テスト利用型」
本学独自試験を受けずに、大学入学共通テストの得点だけで合否判定を受けられる方式が「大学入学共通テスト利用型」です。前期日程は募集15名、後期日程は募集10名で、いずれも満点400点という構成で、外国語・国語に加えて数学・地理歴史・公民・情報などの中から高得点科目を組み合わせる複数のパターンが用意されています。前期日程には、外部英語試験のスコアをみなし得点として活用できる「外部英語試験活用方式」も用意されています。共通テストの自己採点結果次第で出願先を柔軟に検討できる点が、この方式の特徴です。
産近甲龍と呼ばれる関西の主要私立大学の中でも、甲南大学法学部は一般選抜前期日程だけで155名という大きな募集枠を持っています。総合型選抜・前期・中期・共通テスト併用・共通テスト利用型と方式が複数あるからこそ、早い段階で自分に合った軸を定めておくことが、限られた対策時間を有効に使う近道になります。次の章からは、まず法学部がどのような学部でどのような力を求めているのかを確認したうえで、それぞれの方式の中身を詳しく見ていきます。
地理歴史・数学、選択科目の見極めも相談できます
前期日程の選択科目(地理歴史または数学)をどちらにするか、模試の結果や残り時間を踏まえてプロ講師が一緒に整理します。
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甲南大学法学部とは|学部の特徴と求められる力
甲南大学法学部は、「法学と政治学の両輪で社会を理解し課題に挑む力を育む」ことを掲げる学部です。現代社会における基本的なルールを習得し法の精神を理解することで、社会を見るチカラ・担うチカラ・変えるチカラを養うことを教育目標としています。学科は法学科の1学科構成で、他の一部私立大学のように学科選びに悩む必要がない一方、入試方式そのものは前期・中期・共通テスト併用・共通テスト利用型と幅があります。学びのキーワードとして、法律・人権・現代政治・国際政治・コンプライアンスといった領域が設定されている点も特徴です。
積み上げ型カリキュラムと「公共人材養成プロジェクト」
甲南大学法学部のカリキュラムの特色は、1年次の基礎演習から段階的に専門性を高めていく積み上げ型の学びにあります。「公共人材養成プロジェクト」により地域で活躍できる人材の育成を重視している点が特色で、選抜制のアドバンスト・ゼミや法学検定試験対策、神戸市役所など自治体での研修といった実践的なプログラムが用意されています。ディベート形式の授業で相手の立場になって考え、筋道を立てて伝える力を養う機会もあり、暗記中心の学びではなく、法的なものの考え方を実践の中で身につける姿勢が入学後も一貫して求められます。進路は民間企業・公務員・法曹を目指すロースクール進学まで幅広く対応しており、この進路の幅広さも法学部の学びの特徴を示しています。
アドミッション・ポリシー|求められる3つの力
甲南大学法学部のアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)は、大きく3つの観点で整理されています。1つ目は法学・政治学に関する基本知識と考え方を修得するための基礎的な学力を幅広く身につけていること。2つ目は物事を多角的にとらえ、論理的・合理的に問題に対処する能力と、市民として必要とされる人権意識を身につけられること。3つ目は責任感・倫理観・正義感をもち、社会の担い手として自ら進んで多くの人々と協力し行動する姿勢を持っていることです。入試科目そのものがこうした「求める力」を反映した設計になっているため、対策を考える際もこの前提を踏まえておくと学習の方向性がぶれにくくなります。
特に1つ目の「幅広い基礎学力」は、一般選抜の科目構成にそのまま表れています。前期日程が英語・国語に加えて地理歴史または数学を課すのに対し、中期日程は英語・国語の2科目に絞られるという違いは、入学後にどこまで幅広い基礎学力を前提に授業が進むかという観点からも読み解くことができます。ディベート形式の授業や公共人材養成プロジェクトの演習では、特定の科目の知識だけでなく複数分野の知識を組み合わせて考える場面が多いため、入試段階からできるだけ幅広い科目に触れておくことが、入学後の学びにもつながっていきます。法学部の卒業生就職率は98.2%、公務員就職率は14.6%(51名合格)と公表されており、金融・保険16.7%、公務員16.1%、商社11.3%が主な進路として挙げられています。
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一般選抜の入試方式と科目構成|前期・中期・共通テスト併用・共通テスト利用型の配点と募集人員
ここからは、甲南大学法学部の一般選抜について、前期日程・中期日程それぞれの一般方式と共通テスト併用方式、さらに共通テスト利用型の科目構成・配点を詳しく見ていきます。同じ「法学部」の一般選抜でも、方式によって受験科目数・配点・試験時間がまったく異なるため、自分がどの方式を軸にするのかを早い段階で決めておくことが対策の第一歩になります。
一般選抜(前期日程)|一般方式・外部英語試験活用方式
前期日程は1月30日・31日・2月1日・4日・5日の複数日程で実施され、募集人員は法学科155名です。外国語(英語)150点・国語150点・地理歴史または数学から1科目100点の3科目で満点400点という構成で、外国語はマーク式70分、国語はマーク+記述式70分、選択科目はマーク+記述式または記述式で60分です。国語は現代の国語・言語文化の範囲(漢文を除く)から出題され、マークシートだけでなく記述式の設問も含まれる点は、私立大学の一般選抜としてはやや珍しい形式です。
| 教科 | 科目 | 解答方式 | 配点 | 試験時間 |
|---|---|---|---|---|
| 外国語 | 英語 | マーク式 | 150点 | 70分 |
| 国語 | 現代の国語、言語文化(漢文を除く) | マーク+記述式 | 150点 | 70分 |
| 地理歴史・数学 | 日本史探究/世界史探究(いずれか)、または数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列)・C(ベクトル) | マーク+記述式または記述式 | 100点 | 60分 |
選択科目の「地理歴史・数学」は、日本史探究・世界史探究・数学のいずれか1科目を選ぶ方式です。数学を選んだ場合の出題範囲には数学B(数列)・数学C(ベクトル)まで含まれており、法学部の私立大学入試としては範囲がやや広めに設定されています。外部英語試験活用方式を選んだ場合は、外部英語試験のスコアをみなし得点に換算し、外国語(英語)の得点として充当する仕組みになっています。前期日程は1月30日から2月5日にかけて複数の試験日にわたって実施されるため、どの日程で受験するかも検討事項の一つになります。日程ごとの併願可否や振替の可否は年度によって定められるため、必ず最新の入学試験要項で確認してください。
一般選抜(前期日程)|大学入学共通テスト併用方式(オプション)
前期日程には、本学独自試験と大学入学共通テストを組み合わせる「大学入学共通テスト併用方式」というオプションも用意されています。本学独自試験の外国語(英語、マーク式70分)100点に、大学入学共通テストの国語・数学・地理歴史・公民・情報のうち得点の高い2科目(最高得点200点・第2位100点)を加えた合計400点満点で判定します。共通テストで得意な理系科目や地歴公民の得点が高く出た受験生にとっては、独自試験の英語1科目だけで併願できるという意味で、選択肢を広げやすい方式です。国語が固定科目でなく、共通テスト5科目の中から高得点の2科目が自動的に採用される点も、法学部の共通テスト併用方式の特徴として押さえておく価値があります。
一般選抜(中期日程)|一般方式・外部英語試験活用方式
中期日程は2月17日・18日に実施され、募集人員は法学科30名です。外国語(英語)200点・国語200点の2科目400点満点で、英語と国語をほぼ均等に配点する構成になっている点が最大の特徴です。外国語はマーク式70分、国語はマーク式60分で、国語の出題範囲は現代の国語・言語文化のうち古文および漢文を除いた現代文中心の範囲です。前期日程の国語が漢文のみ除外(古文は範囲に含む)なのに対し、中期日程の国語は古文・漢文の両方を除く点も違いとして押さえておきたいポイントです。
| 日程 | 外国語(英語) | 国語 | 選択科目 | 満点 |
|---|---|---|---|---|
| 前期日程(一般方式) | 150点 | 150点(古文含む・漢文除く) | 地歴または数学100点 | 400点 |
| 中期日程(一般方式) | 200点 | 200点(古文・漢文とも除く) | なし | 400点 |
中期日程は選択科目がなく、英語と国語の2科目に絞られるシンプルな構成です。前期日程が配点の低い選択科目を組み合わせるのに対し、中期日程は英語・国語の2科目で均等に得点を積み上げる設計になっています。前期日程で結果が出なかった場合の再チャレンジとして中期日程を位置づけるご家庭も多いですが、科目構成が異なる分、前期対策だけでは十分な準備にならない可能性がある点には注意が必要です。
大学入学共通テスト利用型(前期日程)
大学入学共通テスト利用型は、大学独自の学力試験を課さず大学入学共通テストの成績のみで合否を判定する方式です。前期日程は募集人員15名で、基本パターンの[一般方式3科目型]は外国語・国語に、数学・地理歴史・公民・情報のうち高得点1科目を組み合わせ、3科目合計400点満点(最高得点200点、第2・第3位各100点)となる仕組みです。このほか、受験生の得意科目に応じて5科目型・7科目型など複数の科目パターンが用意されており、外部英語試験活用方式を選んだ場合は外国語のスコアがみなし得点として反映されます。共通テストの自己採点結果を踏まえてから出願を検討できる点が、この方式の実務上のメリットです。詳細な科目パターンごとの配点は年度によって調整される可能性があるため、出願を検討する場合は必ず最新の入学試験要項で確認してください。
大学入学共通テスト利用型(後期日程)
後期日程は募集人員10名で、[一般方式3科目型]に加えて[一般方式4科目型]も実施されます。3科目型は外国語・国語・高得点1科目の3科目、4科目型は外国語・国語・数学に理科または地歴の高得点1科目を加えた4科目で判定され、いずれも各科目の配点を積み上げた合計400点満点という構成です。前期日程よりも募集人員が少ない分、併願の位置づけとして検討する受験生が多い方式です。前期日程の共通テスト利用型・一般選抜の結果が思わしくなかった場合の最後のチャンスとして、後期日程の存在を早めに把握しておくと安心です。
総合型選抜(公募制推薦)との違い
参考として、総合型選抜(公募制推薦・教科科目型)にも触れておきます。試験日は11月7日で募集人員30名、[国語評価]は外国語(英語)160点・国語160点、[数学評価]は外国語(英語)160点・数学160点のいずれかを選び、調査書50点・志望理由書および自己推薦書30点を加えた合計400点満点で判定されます。一般選抜より早い時期に実施され、調査書や志望理由書が得点化される点が一般選抜との大きな違いです。学力試験の得点だけでなく、高校での学習成績や志望理由の書き方まで評価対象になる点は、一般選抜だけを見ていると見落としやすいポイントです。本記事は一般選抜を主対象としていますが、出願時期の早さから、併願計画を立てる際には総合型選抜の存在もあわせて視野に入れておくとよいでしょう。塾費用や指導形態を検討する際の目安については大学受験の塾費用は年間いくら?学年別相場と安く抑える方法でも詳しく取り上げているので、あわせて参考にしてください。
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科目別の出題傾向|英語・国語・地理歴史・数学で何が問われるか
ここからは科目別に、甲南大学法学部(一般選抜)の出題傾向を見ていきます。以下は民間の受験指導サイトが公開している分析にもとづく一般的な傾向であり、大学の公式見解ではありません。過去問の実際の設問内容そのものは著作権の関係で紹介できないため、傾向の要約にとどめます。年度によって出題内容は変わるため、断定的な予想として受け取らないようご注意ください。
英語の出題傾向
私立大学の一般選抜(マークシート方式)全般に共通する傾向として、長文読解・文法・語句整序・会話文など複数の大問で構成され、教科書や授業の範囲で扱われる標準レベルの内容が中心だと指摘されています。出題範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲと論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで、長文読解では内容一致や空欄補充の設問が多く、単語・熟語・文法の基礎知識を正確に運用できるかが問われる傾向があるとされます。法学部という性質上、社会制度や時事的なテーマを題材にした長文が出やすいと語られることもありますが、これはあくまで一般的な傾向であり、実際の出題内容は年度により異なります。マークシート方式のため部分点という概念がなく、1問ごとの取りこぼしがそのまま得点差に直結する点も、記述式中心の国公立大学入試とは異なる注意点です。前期・中期のいずれも英語は必須科目のうえ配点比重も高いため、他の受験生が最も対策に時間をかけてくる科目でもあります。標準レベルの設問を確実に得点できるかどうかが、結果的に合否のボーダーライン付近での差になりやすい科目だといえます。
国語の出題傾向
国語は前期日程が現代の国語・言語文化(漢文を除く)、中期日程が現代の国語・言語文化(古文および漢文を除く)という、日程によって出題範囲が異なる点がまず押さえておきたいポイントです。前期日程はマーク+記述式、中期日程はマーク式のみと解答方式も異なるため、同じ「国語」でも日程ごとに対策の重点が変わります。私立大学のマークシート方式に共通する傾向として、評論文を中心とした読解問題で語彙・漢字の知識問題と本文の内容理解を問う設問が組み合わされる形式が多いと指摘されており、標準的な語彙力と本文の論理展開を素早く追う読解力の両方が求められる傾向があるとされます。法学部を志望する場合、法や社会のルールを扱った評論文が題材になることもあると語られますが、これも一般的な傾向にとどまる点に注意してください。前期日程では記述式の設問も含まれるため、選択肢を選ぶだけでなく自分の言葉で要点をまとめる練習も必要になります。
地理歴史(日本史探究・世界史探究)の出題傾向
前期日程の選択科目として選べる地理歴史(日本史探究・世界史探究)は、マーク+記述式で出題され、教科書レベルの基礎的な知識問題を中心としつつ、歴史的な出来事の因果関係を問う設問が含まれる傾向が私立大学入試に共通する特徴として指摘されています。記述式の設問が含まれる分、単純な一問一答形式の暗記だけに偏らず、出来事の流れや背景を自分の言葉で説明できるレベルまで理解を深めておく学習が有効とされています。法学部志望者にとっては、近現代の政治制度や法制度の成立過程に関わるテーマに日頃から関心を持っておくと、地理歴史の学習にも良い相乗効果が期待できます。歴史総合を含む新課程の共通必履修科目が範囲に含まれる可能性があるため、旧課程で学んだ浪人生は出題範囲の確認を早めに行っておくことをおすすめします。
数学の出題傾向
前期日程の選択科目として数学を選ぶ場合、出題範囲は数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B(数列)・数学C(ベクトル)で、解答方式は記述式です。私立大学の文系学部で数学が課される場合に共通する傾向として、計算力を問う問題と典型的な解法パターンを組み合わせて解く問題が中心になりやすいと指摘されています。数学B(数列)・数学C(ベクトル)まで範囲に含まれる点は、法学部の私立大学入試としては範囲が広めで、数学Ⅰ・Aだけで完結する大学と比べると対策すべき単元が多くなります。記述式のため、答えだけでなく途中式や考え方の道筋を採点者に伝える書き方の練習も欠かせません。地理歴史・数学のどちらを選ぶかは、自分がどちらの科目でより安定して得点できるかを高2の終わりまでに見極めておくと、高3での対策範囲を絞り込みやすくなります。
前期日程と中期日程、どちらを軸にすべきか一緒に整理します
科目構成・配点比重が異なる甲南大学法学部の前期日程・中期日程のどちらを軸に対策すべきか、得意科目をもとに無料相談で確認できます。その場で入会を決める必要はありません。
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科目別の対策の方針
出題傾向を踏まえ、ここからは科目別の対策の方向性を整理します。前期日程と中期日程で科目構成・配点比重が異なるため、どちらを主軸に据えるかによって対策の優先順位も変わってきます。
英語の対策
英語は、単語・文法・熟語などの基礎知識を高2までに固めたうえで、高3からは長文読解の演習量を増やしていくのが基本方針です。標準レベルの内容が中心とされる傾向を踏まえると、難問対策よりも基礎〜標準レベルの問題を確実に得点する練習を優先することが効果的とされています。前期日程・中期日程のいずれも英語の配点比重が高いため、他の受験生以上に英語の完成度を高めておく必要があります。外部英語試験活用方式を利用できる方式もあるため、実用英語技能検定やGTEC等を計画的に受験し、一定のスコアを確保しておくと出願方式の選択肢が広がります。マークシート方式特有の時間配分にも慣れておく必要があるため、過去問演習では大問ごとにかける時間の目安を決めて取り組む練習が有効です。単語帳・文法書は1冊を繰り返し仕上げる方が、複数の教材に手を広げるよりも定着しやすいとされているため、高2までは教材を絞り込んで反復する学習スタイルを意識するとよいでしょう。
国語の対策
国語は、現代の国語・言語文化の範囲の中でも特に評論文の読解を重点的に鍛えることが土台になります。語彙・漢字の知識問題は独学でも対策しやすい一方、本文の論理展開を素早く追う読解力は問題演習量がそのまま得点力に直結するため、高3では過去問演習に加えて同レベルの問題集を並行して解く習慣をつけておくとよいでしょう。前期日程は記述式の設問も含まれるため、マーク式の選択問題だけでなく、要点を自分の言葉でまとめる記述練習も並行して行う必要があります。中期日程は古文・漢文を除く現代文中心の範囲のため、古典が苦手な受験生にとっては中期日程の方が対策範囲を絞りやすいという側面もあります。
地理歴史・数学(選択科目)の対策
前期日程の選択科目で地理歴史(日本史探究・世界史探究)を選ぶ場合は、教科書レベルの基礎的な知識を高2のうちに一通り身につけておくことが理想です。用語の丸暗記だけでなく、出来事同士のつながりや制度の仕組みを理解しながら覚える学習を心がけると、記述式の設問にも対応しやすくなります。数学を選ぶ場合は、数学Ⅰ・A・Ⅱ・B(数列)・C(ベクトル)の基本的な公式・解法を教科書レベルから入試標準レベルまで反復して定着させることが最優先です。数学B・Cまで範囲に含まれる分、苦手単元を作らないことが特に重要になるため、模試や問題集で自分の得意・不得意を早めに洗い出しておくことをおすすめします。地理歴史・数学のどちらを選ぶかは、高2の模試の結果を参考に、高3の早い段階で一本化しておくと演習効率が上がります。
共通テスト併用方式・共通テスト利用型を検討する場合の対策の優先順位
共通テスト併用方式や共通テスト利用型を併願する場合、対策の優先順位を一般方式と混同しないことが大切です。大学入学共通テストは複数教科を高いレベルで仕上げる必要がある一方、本学独自試験(前期・中期の一般方式)は英語・国語を中心に2〜3科目に絞って対策すればよいため、両方を狙う場合は共通テスト対策の比重をいつまで高く保つかを決めておく必要があります。共通テスト利用型・共通テスト併用方式はいずれも共通テストの得点がそのまま合否判定に使えるため、共通テスト本番までは複数教科対応の学習を続け、共通テスト後に一般方式向けの科目に対策を絞り込むという時期の切り替えを意識しておくと、直前期の混乱を防ぎやすくなります。共通テスト利用型・共通テスト併用方式の出願を検討している場合は、出願手続きの締切が一般選抜より早く設定される年度もあるため、出願スケジュールそのものを混同しないよう早めに整理しておくことも大切です。
前期日程と中期日程の併用対策
甲南大学法学部を第一志望としながら、前期日程と中期日程の両方に出願するご家庭は少なくありません。前期は英語・国語・地歴または数学の3科目、中期は英語・国語の2科目と科目数も配点比重も異なるため、両方に出願する場合は科目ごとの優先順位を早めに整理しておく必要があります。前期日程で選択科目(地理歴史または数学)の対策に時間を割いた場合でも、中期日程では英語・国語の2科目に集中して仕上げる時間を別途確保しておくと、両日程での得点力を安定させやすくなります。他の私立大学・国公立大学との併願を検討している場合も、英語・国語という共通性の高い科目から優先的に仕上げておくと、併願校対策との両立がしやすくなります。予備校に通う場合と、必要な科目だけをオンライン家庭教師で補う場合とでは費用感が大きく異なるため、1年間の総予算をあらかじめ決めたうえで指導形態を選ぶこともあわせて検討しておくとよいでしょう。
地理歴史・数学、選択科目の見極めも相談できます
前期日程の選択科目(地理歴史または数学)をどちらにするか、模試の結果や残り時間を踏まえてプロ講師が一緒に整理します。
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学習スケジュールの立て方|逆算計画と学年別の目安
甲南大学法学部の入試は、前期日程と中期日程で科目構成・配点比重が異なるため、学年ごとに基礎を積み上げながら早めに軸となる方式の見当をつけておく逆算型のスケジュールが現実的です。直前期になってから慌てて方式を決めようとすると、科目間の対策バランスを崩しやすくなります。
高1のうちにやっておきたいこと
高1の間は、受験方式を絞り込む前の土台作りの時期です。英語・数学は積み上げ型の科目のため、高1のつまずきを高3まで持ち越さないことを最優先にしてください。英単語・英文法の基礎は、定期テストのたびに振り返りながら確実に固めておくと、高2以降の演習量を増やす土台になります。国語は、この時期から評論文を読む習慣をつけておくと、高3で本格的な読解対策に入った際の伸びが早くなります。地理歴史・数学も、授業で扱った範囲をその都度復習しておくと、高3での詰め込みを避けられます。この時期はまだ前期・中期のどちらを軸にするか厳密に決める必要はなく、英語・国語という共通科目の基礎を満遍なく固めておくことが、後々どの方式を選んでも対応できる土台になります。
高2のうちにやっておきたいこと
高2は、自分が地理歴史と数学のどちらで得点を安定させやすいかを意識し始める時期です。英語・国語・地理歴史・数学のうち、前期日程の選択科目をどちらにするかを高2の終わりまでにある程度絞り込んでおくと、高3での演習を効率化できます。英語外部検定試験の受験を検討している場合は、高2のうちに一度受けてみて自分の現在地を把握しておくと、高3での対策計画が立てやすくなります。模試の結果を科目ごとに記録し、英語・国語の得点力と、地理歴史・数学それぞれの得点力を比較しておくと、前期日程の選択科目を決める判断材料になります。オープンキャンパスや大学のWeb体験授業を通じて法学部の学びの内容に触れておくと、志望動機を固める際にも役立ちます。
高3からの逆算スケジュール
高3以降は、志望方式を確定させながら過去問演習を重ねていく時期になります。おおまかな目安は次の通りです。
| 時期 | 取り組みの目安 |
|---|---|
| 高3春〜夏 | 英語長文・国語現代文の演習量を増やし、前期日程の選択科目(地理歴史または数学)を絞る |
| 高3夏〜秋 | 過去問演習を開始し、マーク+記述併用の時間配分に慣れる。共通テスト利用・併用方式も検討する場合は共通テスト対策も並行 |
| 高3秋〜共通テスト直前 | 共通テスト利用型・共通テスト併用方式に出願する科目の対策を重点的に。私立大学併願校の対策とも並行させる |
| 共通テスト後〜前期・中期試験 | 共通テストの自己採点をもとに、前期日程・中期日程で出願する具体的な方式を最終確定させる |
前期日程は1/30・31・2/1・4・5と複数日程で実施されるため、1回目の手応えを踏まえて2回目以降の対策を微調整するという発想もできます。中期日程は前期日程より約2〜3週間後の2月17日・18日に実施されるため、前期の結果を踏まえたうえで中期対策の時間配分を調整できる余裕がある点も押さえておきたいポイントです。
中期日程まで見据える場合の注意点
中期日程を併願する場合、前期試験から中期試験までの期間に、中期用の対策時間を新たに確保しておく必要があります。中期日程は選択科目がなく英語・国語の2科目に集中する構成のため、前期対策で選択科目に割いていた時間を、中期に向けては英語・国語の記述・読解の精度を高める時間に振り替える調整が必要になります。前期の結果が思わしくなかった場合ほど焦りが生まれやすい時期でもあるため、中期に向けた学習計画は前期試験前の段階であらかじめ大まかに立てておくと、精神的な余裕を保ちやすくなります。募集人員が前期(155名)より少ない(30名)ことを踏まえ、中期はあくまで併願の1つとして位置づけつつ、英語・国語という共通性の高い科目の完成度を早めに高めておくことをおすすめします。
私立大学・国公立大学との併願対策との両立
甲南大学法学部を第一志望としながら、他の私立大学や国公立大学を併願するご家庭は少なくありません。英語・国語という共通性の高い科目を先に仕上げ、地理歴史・数学の対策は志望校ごとの出題範囲の違いを踏まえて配分すると、併願校対策全体の効率が上がります。共通テスト利用型・共通テスト併用方式で併願する大学がある場合は、共通テストの得点をどちらにも活かせるため、共通テスト対策の比重を計画的に高めておくと併願戦略全体の効率が上がります。会場までの移動時間や体力の消耗も含めて、複数日程・複数校の受験計画は保護者を交えて早めにシミュレーションしておくと、直前期の負担を減らせます。
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独学で目指す場合の壁と対処法
甲南大学法学部は、前期・中期・共通テスト併用・共通テスト利用型と入試方式の選択肢が多く、日程によって科目構成・配点比重が変わるという特徴を持つ入試です。知識のインプットは独学でも進められますが、方式選びと日程ごとの配点構造の理解は独学だけでは難しい場面が出てきます。ここでは、独学で目指す場合によくぶつかる壁と、その対処法を整理します。
壁1: 前期・中期で科目構成が違うことに気づきにくい
前期日程は3科目、中期日程は2科目という違いは、募集要項をよく読めば把握できる情報ですが、独学で対策を進めていると「とりあえず全科目まんべんなく」という発想になりやすく、中期日程では選択科目がなく英語・国語の完成度がそのまま合否に直結するという事実を対策計画に反映できていないケースが少なくありません。前期対策と中期対策を同じ配分で進めてしまうと、中期日程で本来もっと重点的に鍛えておくべきだった英語・国語の記述精度が不足したまま本番を迎えてしまうリスクがあります。募集要項の数字を読み解き、それを実際の学習時間の配分に落とし込む作業は、独学だけで正確に行うのは意外と難しいポイントです。特に高3の秋以降、過去問演習の配分をどう決めるかという場面で、この違いに気づかないまま学習を進めてしまうと、直前期に慌てて計画を組み直すことになりかねません。
壁2: 地理歴史・数学のどちらを選ぶべきか客観的に判断しづらい
前期日程の選択科目(地理歴史または数学)は、自分の得意科目に合わせて選べる仕組みですが、「なんとなく得意な気がする」という主観的な判断だけで選んでしまうと、模試や過去問演習で実際の得点力を比較したときに想定と違う結果につながる可能性があります。地理歴史はマーク+記述式で暗記量が多く、数学は数学B(数列)・C(ベクトル)まで範囲が広いという、それぞれ異なる負荷特性を持っているため、単に「好き嫌い」だけでなく、残りの学習時間と自分の伸びしろを踏まえた客観的な比較が必要です。独学でこの比較を正確に行うには、模試の結果を科目ごとに継続的に記録し、伸び方の傾向を分析する手間がかかります。参考にできる先輩の体験談や合格実績の情報も限られているため、独学だと自分の対策の方向性が合っているのか客観的に把握しづらいという構造的な難しさもあります。
壁3: 記述式の設問への対策が独学では手薄になりやすい
甲南大学法学部の一般選抜(前期日程)は、国語・地理歴史・数学のいずれにも記述式の要素が含まれる点が、オールマーク式の私立大学入試とは異なる特徴です。記述式の答案は「自分では合っていると思っていても、実際には減点対象になっている」というズレに独学では気づきにくく、模範解答と見比べるだけでは、部分点の取り方や記述の書き方のクセを客観的に把握するのが難しいという構造的な壁があります。特に数学の記述式は、答えが合っていても途中式の書き方次第で評価が変わる可能性があるため、第三者に答案を見てもらい、採点者に伝わる書き方になっているかを確認してもらえると、こうした手探りの期間を短縮しやすくなります。学習計画を立てる段階、あるいは定期的な振り返りのタイミングで、第三者に前期・中期どちらを軸にするかの判断が適切かを確認してもらえると、こうした手探りの期間をさらに短縮しやすくなります。
| 取り組み方 | 独学で対応しやすい範囲 | 第三者の視点が有効な範囲 |
|---|---|---|
| 英語 | 単語・文法の暗記、長文の多読 | 時間配分の調整、外部検定の活用戦略 |
| 国語 | 漢字・語彙の暗記 | 記述式答案の客観的な評価、読解力の伸び方の確認 |
| 地理歴史・数学 | 公式・用語の暗記、標準問題の反復演習 | 選択科目の見極め、記述答案の書き方の確認 |
| 方式選び | 各方式の科目構成・配点の情報収集 | 前期・中期の時間配分バランスの設計 |
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よくある質問(FAQ)
甲南大学法学部は、前期日程と中期日程のどちらを軸に対策すればいいですか?
募集人員は前期日程155名・中期日程30名と前期の方が大幅に多いため、まずは前期日程を主軸に、英語・国語・地理歴史または数学の3科目をバランスよく仕上げるのが基本方針になります。英語・国語が得意で、地理歴史・数学の対策に不安がある場合は、中期日程(英語200点・国語200点の2科目)を積極的な併願先として位置づけるという組み立ても有効です。逆に地理歴史または数学で安定して得点できる見込みがあるなら、募集人員の多い前期日程1本に対策時間を集中させるという考え方も成立します。
前期日程の選択科目は地理歴史と数学のどちらを選べばいいですか?
暗記中心の学習が得意なら地理歴史(日本史探究・世界史探究)、計算力や解法パターンの定着が得意なら数学が候補になります。数学を選ぶ場合は数学B(数列)・数学C(ベクトル)まで出題範囲に含まれるため、範囲の広さも判断材料に加えるとよいでしょう。高2の模試や定期テストの結果を比較し、高3の早い段階でどちらかに一本化しておくことをおすすめします。
大学入学共通テスト併用方式と共通テスト利用型はどう違いますか?
共通テスト併用方式は本学独自試験(外国語)と大学入学共通テストの得点を組み合わせる方式で、共通テスト利用型は本学独自試験を受けずに大学入学共通テストの得点のみで合否を判定する方式です。併用方式は本学独自試験の会場で英語を受験する必要がありますが、利用型は共通テストの成績だけで出願でき、本学独自試験を別途受ける必要がありません。どちらも大学入学共通テストの得点が合否に関わるため、共通テストの対策そのものは早い段階から進めておく必要があります。
外部英語試験を持っていないと不利になりますか?
外国語は「英語」の本学独自試験でも受験できるため、外部英語試験を持っていないことが直接の不利にはなりません。外部英語試験のスコアをみなし得点として活用できる方式が選べるだけで、必須ではない点は誤解しないようにしてください。ただし、外部英語試験のスコアがあれば出願方式の選択肢が広がるため、時間に余裕があれば高2のうちに一度受験しておくのも一つの方法です。
前期日程と中期日程の両方に出願することはできますか?
できます。前期日程の複数日程に加えて、中期日程も併願として出願することが可能です。ただし前期日程と中期日程では科目構成・配点比重が異なるため、両方に出願する場合は科目ごとの学習時間の配分を早めに計画しておく必要があります。前期日程での合格を主軸に据えたうえで、中期日程を積極的な併願先として位置づけるご家庭が多いのが実情です。
国語の出題範囲は前期日程と中期日程で違いますか?
違います。前期日程の国語は現代の国語・言語文化(漢文を除く)でマーク+記述式である一方、中期日程の国語は現代の国語・言語文化(古文および漢文を除く)でマーク式のみという違いがあります。古文の扱いと解答方式が異なるため、前期日程を受験する場合は古文の読解対策と記述式の答案作成練習の両方が必要になる点に注意してください。
法学部というと数学が必須なイメージがありますが、理系科目が苦手でも受験できますか?
受験できます。前期日程の選択科目は地理歴史(日本史探究または世界史探究)または数学から選べる仕組みで、数学が必須ではありません。中期日程にいたっては英語・国語の2科目のみで、数学は課されません。理系科目に苦手意識がある場合は、地理歴史を選ぶ、あるいは中期日程を積極的に活用するという組み立てで十分に対応可能です。
まとめ|甲南大学法学部合格への次の一歩
甲南大学法学部の入試は、一般選抜だけでも前期日程(3科目400点)・中期日程(2科目400点)、それぞれの大学入学共通テスト併用方式、さらに大学入学共通テスト利用型(前期・後期)と、選択肢が幅広いことが特徴です。前期日程と中期日程で科目構成・配点比重が異なる仕組みを踏まえ、どちらを軸に対策するかを早めに決めることが対策の出発点になります。
法学科の1学科構成であるため学科選びに悩む必要はありませんが、前期日程の選択科目(地理歴史または数学)をどちらにするか、記述式の答案をどう仕上げるかという2点が、他の私立大学の法学部にはない甲南大学法学部ならではの検討ポイントだといえます。「法学と政治学の両輪で社会を理解し課題に挑む力を育む」という学部の教育目標を踏まえると、入試段階から幅広い基礎学力と論理的な思考力を意識して対策を進めておくことが、入学後の学びにもつながっていきます。
浪人・再受験を検討している場合や、私立大学・国公立大学との併願を考えている場合も、基本的な考え方は変わりません。自分がどの科目で相対的に強みを発揮できるかを客観的に把握し、そこに学習時間を優先的に配分することが、日程ごとに配点構造が異なる甲南大学法学部の入試では特に効いてきます。現役生・浪人生を問わず、今の学力と各方式の募集人員・配点との組み合わせを定期的に見直しながら計画を修正していくことが、結果的に最短距離の対策につながります。方式の多さを「複雑で面倒なもの」と捉えるのではなく、「自分の得意科目を活かせるチャンスが複数ある」と前向きに捉え直せると、出願計画そのものにも余裕が生まれます。
本記事の情報は執筆時点(2027年度入学者選抜に対応する甲南大学公式入学試験要項の掲載内容)のものです。出願期間・合格発表日・検定料などの日程面の情報は、確認できた一次情報の範囲に含まれていなかったため本記事では触れていません。入試制度・配点・募集人員も年度ごとの改定で変更される可能性があるため、出願前には必ず甲南大学の公式サイト・最新の学生募集要項でご確認ください。特に前期日程と中期日程の科目構成の違いは、学習計画を立てる時点でも最新版を確認する習慣をつけておくと安心です。
スプリング・オンライン家庭教師では、プロ講師による1対1指導を通じて、甲南大学法学部が求める科目別の得点力を強化できます。「前期日程と中期日程、どちらを軸に対策すればいいか」「今の学力から合格まで、何を・どれくらい・いつまでに進めればいいか」を、無料相談で具体的にシミュレーションすることも可能です。指導内容とコースの詳細は大学受験コースのページでも紹介しています。方式選びに迷っている方も、まずは現状を整理するところから始めてみてください。
前期日程と中期日程、どちらを軸にすべきか一緒に整理します
科目構成・配点比重が異なる甲南大学法学部の前期日程・中期日程のどちらを軸に対策すべきか、得意科目をもとに無料相談で確認できます。その場で入会を決める必要はありません。
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