2026/09/03 大学受験

大学受験の英語勉強法|偏差値を上げる順番と学年別ロードマップ

大学受験の英語は、配点が大きく合否を左右しやすい科目でありながら、「単語帳は何冊もこなしたのに長文になると急に読めなくなる」「文法問題集は解けるのに英作文になると手が止まる」といった相談が特に多い科目でもあります。こうした悩みの背景には、実は共通する原因があります。偏差値を上げる鍵は、勉強時間の量よりも単語→文法→解釈→長文という積み上げの順番です

この記事では、大学受験の英語で求められる力の全体像から、英単語・英文法・英文解釈・長文読解という基礎4分野の勉強法、リスニング・英作文対策、そして高1から高3直前期までの学年別・レベル別ロードマップまでを一気通貫で整理します。「何から手をつければいいか」から「今どの段階を優先すべきか」が見える状態を目指します

先にお伝えしておきたいのは、この記事で紹介する内容はあくまで大学受験の英語指導で広く知られている一般的な積み上げの考え方だという点です。単語・文法・解釈・長文それぞれの勉強法自体は、実はどの受験生にもある程度共通しています。差がつくのは型を知っているかより、自分がどの段階で止まっているかを把握できているかです

特に英語は、単語・文法・解釈・長文・リスニング・英作文と学習範囲が広く、しかも各分野が積み重なって初めて得点力になる科目です。どこか一つの段階に穴があると、それより後の段階でどれだけ演習量を積んでも成果が頭打ちになりやすいという特徴があります。この記事を通じて、自分の英語学習が今どの段階にあり、次に何を優先すべきかを一度整理してみてください。

英語は科目の中でも学習範囲が特に広く、単語だけ・文法だけといった部分的な対策では偏差値が頭打ちになりやすい科目です。部分的な努力を積み重ねているのに結果が伴わないと感じている場合ほど、勉強量よりも先に積み上げの順番を見直す価値があります。この記事を、今の自分の学習を棚卸しするきっかけとして活用してください。

この記事は、英語の勉強法について迷っている高1〜高3生はもちろん、お子さんの英語の伸び悩みに気づいた保護者の方にも参考にしていただける内容です。初めて体系的に整理する方は、最初の結論部分から順番に読み進めることをおすすめします。目次から気になる章に飛んでいただいても構いません。

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【結論】大学受験の英語は「単語→文法→解釈→長文」の順で伸ばす

大学受験の英語の勉強法を考えるとき、多くの受験生は「とりあえず単語帳」「とりあえず長文問題集」というように、思いついた教材から手をつけてしまいます。しかし、英語は積み上げ型の科目であり、単語→文法→解釈→長文の順に土台を固めるしかありません。この順番を無視して長文だけを繰り返しても、一文一文を正確に読めていない以上、伸びは限定的になります。

英語の得点力を支える4つの土台

大学受験の英語は、大きく分けて次の4つの土台の上に成り立っています。この順番を守ることが、遠回りをしないための最初のポイントです。

段階身につく力次の段階との関係
①英単語・熟語文の意味を推測できる語彙力語彙が乏しいと文法の例文すら読めない
②英文法文の構造・時制・修飾関係を理解する力文法が曖昧だと英文解釈で誤読が増える
③英文解釈1文を正確に日本語で説明できる力解釈が甘いと長文を読むスピードが上がらない
④長文読解複数の文をつなげて要旨・設問意図をつかむ力ここまでの土台があって初めて安定する

①と②が不十分なまま③・④に進んでしまう受験生が非常に多いのが実態です。単語・文法の問題集で高得点が取れているつもりでも、実際の長文の中でその知識を使いこなせるかどうかは別問題です。

最初の一歩:今日から何を確認すべきか

「結局、今日から何を始めればいいのか」と迷う場合は、まず直近の模試や単語テスト・文法テストの結果を見直すことから始めてください。単語・文法のどちらかに明らかな抜けが見つかった場合は、長文問題集を進める前にその抜けを埋める学習に一度立ち戻ることをおすすめします。単語・文法に大きな抜けが見当たらない場合は、次の英文解釈の学習に進んで問題ありません。

この「今どの段階に戻るべきか」という判断は、模試の総合点や偏差値だけでは正確に下せません。大問ごとの正答率、間違えた設問の種類まで分解して初めて、次の一手が見えてきます。この振り返り方については、後続の各科目別の章で具体的に解説していきます。

なぜ「順番」を守ることが遠回りに見えて近道なのか

「とりあえず長文問題集を進める」という勉強法は、一見すると実戦的で効率がよいように見えます。しかし、土台が薄いまま長文を解くと、雰囲気で読んで「なんとなく読めた気になる」状態が続きます。模試の得点も安定せず、体調や出題傾向によって大きく上下しやすくなります。

逆に、単語・文法・解釈という基礎を先に固めてから長文に進むと、長文演習1回あたりの学習効果が大きくなり、同じ演習量でも伸びるスピードが速くなります。基礎固めの期間は成績が伸びている実感を持ちにくいものですが、この期間を飛ばさないことが、結果的に最短ルートになります。全科目を横断した逆算計画の立て方については、姉妹記事の大学受験の勉強法|合格までの正しい手順と科目別戦略を徹底解説でも詳しく整理していますので、英語以外の科目とのバランスを考える際にはあわせて参考にしてください。

「今どの段階で詰まっているか」が打ち手を決める

ここで重要なのは、「英語の偏差値が伸びない」原因は、単語・文法・解釈・処理速度のどこかで人によって異なりますという点です。単語が原因なのに長文演習を増やしても効果は薄く、逆に長文の処理速度が原因なのに単語だけをひたすら覚え直しても状況は変わりません。

この記事では、この後の章で単語・文法・解釈・長文それぞれの勉強法を順番に整理していきます。自分がどの段階に該当するか、あるいは複数の段階にまたがって課題があるのかを意識しながら読み進めることで、この記事の内容を自分専用の対策に変換しやすくなります。

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大学受験英語の全体像(共通テストと個別試験で求められる力の違い)

英語の勉強法を組み立てる前に、共通テストと個別試験(二次試験・私大入試)でそれぞれ何が求められているのかを整理しておく必要があります。同じ英語でも、共通テストと個別試験では出題形式も求められる力の質もかなり異なるため、志望校の試験形式に合わせて対策の重心を調整することが欠かせません。

共通テスト英語で求められる力

共通テストの英語(リーディング)は、文法問題や発音・アクセント問題が姿を消し、大量の英文を制限時間内に読み切る情報処理力が重視される出題になっています。図表・広告・メールなど実用的な文章形式も多く、精読よりも速読・スキャニング(必要な情報を素早く探す読み方)の技術が問われます。リスニングの配点比率もリーディングと同等まで高まっている点も、共通テストの大きな特徴です。

共通テストで高得点を狙うには、基礎を前提に、時間内に大量の英文を処理する速読トレーニングを別途積む必要があります。基礎ができていても、時間配分の練習をしていなければ最後の大問まで到達できないまま試験時間が終わってしまう、という事態が起こりやすいので注意が必要です。

個別試験(二次・私大)で求められる力

国公立の二次試験や難関私大の個別試験では、共通テストとは対照的に、長文の一部を正確に日本語訳できる精読力や、内容説明・要約といった記述力が問われる傾向があります。単語・文法・解釈の精度がそのまま得点に直結するため、共通テスト対策以上に基礎の完成度が重要になります。

大学によっては自由英作文や和文英訳が独立した大問として出題されることもあり、読む力だけでなく書く力まで問われる出題構成になっている点も、個別試験対策で見落とされがちなポイントです。志望校の過去問を早めに確認し、記述・英作文の配点比率を把握しておくことをおすすめします。

共通テストと個別試験、どちらを優先すべきか

国公立志望で共通テストの配点比率が高い場合は、基礎固めと並行して速読トレーニングの比重を早めに上げる必要があります。一方、個別試験の配点比率が高い場合は、精読力・記述力の土台を優先したほうが結果的に両方の得点が伸びやすくなります

試験区分主に問われる力対策の重心
共通テスト英語速読・情報処理力、リスニング基礎完成後の速読トレーニング、リスニングの継続学習
個別試験(二次・私大)精読力、記述力、英作文力英文解釈の精度、和訳・要約・英作文の演習

どちらの試験形式であっても、単語・文法・解釈という基礎の重要性は変わりません。共通テストと個別試験の対策は「別物」というより、共通の基礎の上に、それぞれの出題形式に合わせた応用トレーニングを積み重ねる関係にあると捉えるのが実態に近い理解です。

文系・理系、私立・国公立で対策は変わるか

単語・文法・解釈・長文という基礎の積み上げ方自体は、文系・理系、私立・国公立を問わず共通しています。違いが出るのは基礎を固めたあとの時間の配分であり、土台となる学習の順番までは変わりません。私立文系は英語の配点比率が高い大学が多く、国公立は共通テストで理系科目も含めた総合点での勝負になるため、英語にかけられる時間の総量が変わってきます。

理系志望の場合、数学・理科に多くの時間を割く必要があるため、英語の基礎固めを高2までに終えておくと、高3で数学・理科に時間を回しやすくなります。文系・国公立志望で英語の配点比率が高い場合は、基礎固め後の応用演習により多くの時間を確保できるよう、早期の基礎完成を意識してください。

共通テストと個別試験、長文の分量の違い

共通テストの英語(リーディング)は制限時間に対して英文の総分量が多く、限られた時間で複数の大問を処理する必要があります。一方、個別試験は共通テストほどの分量はなくても、1文あたりの構造が複雑で精読を要求される傾向があります。分量重視か精度重視かという違いを理解しておくと、演習の質を調整しやすくなります。

志望校の過去問を確認する際は、設問数・英文の語数・制限時間の3点を必ずセットで見ておくことをおすすめします。同じ「長文問題」でも、必要とされる読むスピードは大学ごとに大きく異なります

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英単語・熟語の勉強法(タイプ別の選び方)

英語の土台となる英単語・熟語は、大学受験対策の中でも最初に着手すべき分野です。単語帳選びで大切なのは「有名かどうか」ではなく、今の自分のレベルと志望校の出題レベルに合っているかどうかです。ここでは特定の教材名を挙げるのではなく、タイプ別にどう選べばよいかを整理します。

単語帳のタイプと選び方

市販の単語帳は、大きく分けて「頻出順・レベル別に単語を並べたタイプ」「例文・文脈の中で覚えるタイプ」「テーマ別・ジャンル別にまとめたタイプ」の3種類に整理できます。どのタイプにも一長一短があり、唯一の正解というものはありません。基礎が不安な段階では頻出順タイプで語彙量を素早く広げ、基礎ができてきたら例文タイプで使い方まで含めて定着させる、という組み合わせ方が現実的です。

タイプ特徴向いている段階
頻出順・レベル別出題頻度順に効率よく語彙量を増やせる語彙量そのものが不足している基礎段階
例文・文脈重視単語の使われ方・ニュアンスまで身につく基礎語彙はあるが長文で使いこなせない段階
テーマ・ジャンル別入試頻出テーマの背景知識ごと覚えられる共通テスト・長文対策を強化したい段階

複数のタイプを併用する必要は必ずしもありません。まずは1冊を選んだら、8割以上仕上げてから次に進むという原則を守るほうが、複数の単語帳に手を出すより定着率は高くなります。

覚え方の基本(反復のリズムを作る)

単語の暗記は、一度に長時間かけて覚えようとするより、短時間の反復を毎日続けるほうが記憶に定着しやすいことが知られています。1日で100個を1回見るより、20個を5日間繰り返すほうが記憶に残りやすいというイメージです。通学時間やすき間時間を使い、毎日決まったリズムで触れる仕組みを作ることをおすすめします。

覚えたかどうかの確認は、単語を見て日本語の意味が瞬時に出てくるかどうかでチェックします。意味を思い出すのに数秒かかる単語は「まだ覚えていない」と判定し、覚えている単語と分けて管理すると、効率的に苦手な単語だけを繰り返せるようになります。付箋やチェック欄を使い、覚えた単語と覚えていない単語を可視化する工夫も効果的です。

音声・アプリを併用した学習

単語学習は紙の単語帳だけでなく、音声・アプリを併用することで定着率が上がりやすくなります。目で見た文字情報だけでなく、耳から入る音の情報も加えることで、記憶に残る手がかりが増えるためです。単語の発音とスペルを一致させておくと、リスニングでその単語が出てきたときにも意味を思い出しやすくなります。

アプリの復習機能(間違えた単語だけを繰り返し出題する機能など)を活用すると、自分が覚えていない単語だけを効率的に反復できるため、限られた学習時間を無駄なく使えます。紙の単語帳とアプリのどちらか一方に絞る必要はなく、通学時間はアプリ、まとまった時間は紙の単語帳、といった使い分けも有効です。

熟語(イディオム)の位置づけ

熟語は単語よりも軽視されがちですが、長文中に頻出する熟語を知らないと、単語を個別に知っていても文全体の意味を取り違えることがあります。基本的な単語の暗記が一巡した後、熟語専用の教材、あるいは単語帳の熟語セクションを使って、優先的に固めておくことをおすすめします。

派生語・語法までセットで覚える

単語学習がある程度進んだ段階では、単語単体の意味だけでなく、派生語(動詞・名詞・形容詞の関係)や語法(前置詞とのセットなど)まで意識して覚えることをおすすめします。派生語・語法まで押さえておくと、長文中で見慣れない形の単語が出てきても意味を推測しやすくなります。英作文でも、語法を正確に押さえているかどうかが、不自然な表現を避けるうえで大きな差になります。

ただし、単語学習の初期段階から派生語・語法まで覚えようとすると、負担が大きくなりすぎて挫折しやすくなります。まずは単語の基本の意味を優先して一巡させ、2周目以降で派生語・語法の情報を少しずつ追加していくという進め方が現実的です。

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英文法の勉強法

英文法は、単語の次に固めるべき土台です。文法の役割は、単語をどう並べれば意味が通じるかという「文の設計図」を理解することにあります。単語をどれだけ知っていても、文法という設計図が読めなければ、文全体の意味を正確につかむことはできません。

文法問題を「解ける」ことと「使える」ことの違い

文法の勉強でよくある落とし穴は、文法問題集の正答率が高いのに、長文の中で同じ文法事項を認識できないという状態です。四択の文法問題が解けることと、長文の中でその文法構造を瞬時に見抜けることは、似ているようで別のスキルです。文法問題集で知識をインプットしたら、なるべく早い段階で、その知識を長文・英文解釈の中で使う練習に移行することが大切です。

優先して固めるべき文法単元

文法単元の中でも、時制・関係詞・仮定法・比較・準動詞(不定詞・動名詞・分詞)は、長文読解でも英作文でも登場頻度が高く、優先度の高い単元です。読解に直結しやすい単元から先に固めることで、限られた時間で最大の効果を得やすくなります。発音・アクセントなど独立問題としての出題が減っている単元は、志望校の出題形式を確認したうえで優先順位を調整してください。

文法問題集は、1冊を繰り返し解いて完成度を上げる進め方が基本です。間違えた問題には印をつけ、なぜその答えになるのかを説明できるようになるまで繰り返すことで、単なる暗記ではなく理解を伴った定着につながります。

英作文と絡めた文法の使い方

文法学習は、読む力だけでなく、英作文で使える表現を増やすことにも直結します。文法問題集で学んだ構文を、実際に自分で例文を作って使ってみると、読解でも書く力でも定着が早くなります。特に比較・仮定法・関係詞は、英作文でも頻出する構文です。

文法問題を解くだけでなく、正解した文法事項を使って短い自作の英文を書いてみるという一手間を加えることで、「解ける」文法知識を「使える」文法知識に変換しやすくなります。時間に余裕があれば、ぜひ取り入れてみてください。

文法学習のよくあるつまずき

文法でつまずきやすいのは、用語(五文型・準動詞など)を覚えることが目的化してしまい、実際の英文をどう読むかに結びついていない状態です。文法用語そのものを暗記するのではなく、「この形が出てきたら、こう読む」という運用ルールとして身につけることを意識してください。文法の学習が一巡したら、次の英文解釈の学習で、覚えた文法知識を実際に使う練習に進みます。

インプット教材とアウトプット教材の使い分け

文法の教材は、大きく「講義形式で仕組みを理解するインプット教材」と「問題演習で定着させるアウトプット教材」の2種類に分けられます。理解が曖昧な単元はインプット教材で仕組みから確認し、理解できている単元はアウトプット教材で演習量を積むという使い分けが効率的です。

すでに学校の授業で一通り文法を習っている場合は、いきなりアウトプット教材から始めて、間違えた単元だけインプット教材に戻って確認するという進め方でも構いません。初めから全単元をインプット教材で学び直す必要は必ずしもありません。自分の理解度に応じて出発点を調整してください。

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英文解釈の勉強法

英文解釈とは、1文1文の構造を正確に把握し、日本語で説明できるレベルまで理解する学習のことです。単語・文法という部品を、実際の英文の中で組み立てて読む練習にあたる工程であり、長文読解の前に必ず挟むべき段階です。

なぜ「英文解釈」を長文の前に挟む必要があるのか

単語・文法を固めた受験生が、いきなり長文問題集に進んでしまうケースは少なくありません。しかし1文単位で正確に読めない状態のまま長文に進むと、雰囲気で読んで設問に答える癖がついてしまい、模試の得点が安定しなくなります。英文解釈の学習を挟むことで、1文を正確に読む力を先に固めてから、複数の文をつなげて読む長文へと段階的に移行できます。

英文解釈の具体的な進め方

英文解釈の学習では、まず英文の主語・動詞・修飾関係を意識しながら構造を把握し、そのうえで自然な日本語に訳す練習を行います。訳を作って終わりにせず、模範解答と照らし合わせて構造の取り違えがなかったかを必ず確認することが、この学習の効果を左右します。自己流の読み方の癖(常に和訳先行で読んでしまう、修飾関係を取り違えるなど)は、自分では気づきにくいという難しさがあります。

1文が長い、複雑な構文(挿入・倒置・省略など)が出てくると、途端に読めなくなるという相談もよく聞きます。複雑な構文は、パターンとして繰り返し触れることで見抜けるようになるため、初見で崩れてしまう場合は、同じタイプの構文を含む英文を意識的に繰り返し演習することをおすすめします。

英文解釈から長文読解への橋渡し

英文解釈の学習である程度の精度で1文を読めるようになったら、複数の文で構成された短めの文章に移行し、少しずつ文章の長さを伸ばしていきます。いきなり長い長文に挑戦するより、短い文章で解釈の精度を保ったまま読めることを確認してから分量を増やすほうが、挫折しにくく着実に力がつきます。

SVOC分解の基本的な考え方

英文解釈の基本動作の一つに、文の主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)を見分ける「SVOC分解」があります。SVOC分解ができるようになると、修飾語がどれだけ長くても文の骨格を見失わずに読めるようになります。特に関係詞・分詞構文・挿入句を含む長い1文で威力を発揮します。

SVOC分解は、最初は時間がかかっても構いません。速く分解することより正確に分解できることを優先し、慣れてきたら徐々にスピードを上げていくという順番で練習を積むことをおすすめします。この分解の精度が、そのまま長文読解の速さと正確さに直結します。

誤読しやすい構文のパターン

英文解釈でつまずきやすい構文には、いくつかの典型的なパターンがあります。関係詞の省略、分詞構文、挿入句、比較構文などは、見た目のパターンを知らないと、単語・文法を知っていても文の構造を取り違えやすい典型例です。

こうした構文は、参考書の中でパターンとしてまとめて紹介されていることが多いため、一つずつ個別に理解するより、典型パターンとしてまとめて把握しておくほうが、初見の英文でも素早く見抜けるようになります。誤読した経験がある構文には印をつけ、後で見返せるようにしておくことをおすすめします。

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長文読解の勉強法

長文読解は、単語・文法・英文解釈という土台の上に成り立つ、いわば英語学習の総仕上げにあたる分野です。長文が苦手だと感じている場合、本当の原因は長文そのものではなく、単語・文法・解釈のどこかにあるケースが非常に多く見られます。

長文読解でつまずく原因の切り分け方

長文が読めない原因は、大きく分けて「単語・文法の知識不足」「1文単位の解釈精度の不足」「読むスピード(処理速度)の不足」「設問の解き方(根拠の探し方)の不足」の4つに分類できます。この4つのどこに原因があるかによって、次にやるべき対策はまったく異なるため、闇雲に長文の演習量だけを増やしても効果が出にくいことがあります。

つまずきの原因症状の例対策の方向性
単語・文法の知識不足知らない単語・構文が出るたびに止まる単語・文法の学習に一度立ち戻る
解釈精度の不足読めた気がするが設問を間違える英文解釈の演習量を増やす
処理速度の不足内容は理解できるが時間内に終わらない時間を計った速読トレーニングを積む
設問の解き方の不足本文は読めるが正解の根拠を選べない設問形式ごとの解き方の型を学ぶ

長文演習の具体的な進め方

長文演習は、解いて答え合わせをするだけで終わらせず、間違えた設問について、本文のどの部分をどう読み違えたのかまで振り返ることが最も重要な工程です。正答率だけを見ていると、たまたま正解した問題の中に潜む理解不足を見逃してしまいます。

音読・シャドーイングを長文演習に組み込むことで、読むスピードの向上にもつながります。一度精読した文章を、意味を意識しながら音読することで、読解スピードとリスニング力の両方を同時に鍛えることができます。同じ文章を使い回せるため、新しい教材を次々と用意する必要がない点も継続しやすい理由です。

知らない単語に出会ったときの対処法

長文の中には、単語帳に載っていない単語や、覚えたはずなのに思い出せない単語が必ず出てきます。1つの知らない単語で立ち止まって辞書を引く癖がついていると、本番の制限時間内には対応できません。前後の文脈や単語の成り立ち(接頭辞・接尾辞など)から意味を推測する練習を、日頃の長文演習に組み込んでおくことをおすすめします。

推測した意味が合っていたかどうかは、答え合わせの際に確認する習慣をつけてください。推測が当たった・外れたを振り返ることで、次第に推測の精度そのものが上がっていきます。すべての単語を完璧に覚えることを目指すより、知らない単語への対処力を鍛えるほうが、本番では実践的です。

共通テスト特有の速読トレーニング

共通テストのように制限時間に対して分量が多い試験では、精読の練習だけでは対応しきれない場面があります。時間を計って解く練習を定期的に取り入れ、自分にとって時間が足りなくなる大問のパターンを把握しておくことが、直前期の対策の精度を高めます。

文章ジャンル別の読み方の違い

長文の出題形式は、論説文・物語文・会話文・図表やグラフを含む実用文など、大学・試験によって多様です。論説文は筆者の主張と根拠の関係を追い、物語文は登場人物の心情の変化を追うというように、ジャンルごとに着目点が異なります

共通テストで頻出する図表・実用文タイプの問題は、本文をすべて精読するのではなく、設問に必要な情報だけを素早く探し出すスキャニングの技術が特に重要になります。志望校の過去問を確認し、どのジャンルの文章が頻出するのかを把握したうえで、演習の配分を調整してください。

精読と多読のバランスの取り方

長文演習には、1つの文章をじっくり読み込む精読と、平易な文章を数多くこなす多読という2つのアプローチがあります。精読は解釈の精度を鍛え、多読は読むスピードと文章全体を捉える感覚を鍛えるという、それぞれ役割が異なります

基礎固めの段階では精読の比重を高め、単語・文法・解釈の力がついてきたら多読の比重を徐々に増やしていくという流れが基本です。多読だけを先に始めても、解釈の精度が伴っていなければ誤読の癖がついたまま演習量だけが積み上がってしまいます。自分の段階に合わせて比重を調整してください。

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リスニング・英作文対策

リスニングと英作文は、単語・文法・解釈・長文という「読む」中心の学習と並行して進めるべき分野です。どちらも直前期にまとめて対策しようとすると間に合わなくなりやすいため、早い時期から少しずつ積み上げておくことが重要です。

リスニング対策の進め方

リスニングは、まとまった時間を1回取るより、短時間の学習を毎日継続するほうが耳が英語に慣れるスピードが速い科目です。共通テストでリスニングの配点比率が高まっていることもあり、単語・文法と同じくらい早い段階から習慣化しておくことをおすすめします。

リスニング力が伸び悩む場合、原因が「そもそも単語・文法が定着していない」ことにあるケースも少なくありません。文字で読んでも理解できない文は、音で聞いても理解できないため、リスニングだけを切り離して対策するのではなく、読解の土台と並行して鍛えることが効果的です。

英作文対策の進め方

英作文(自由英作文・和文英訳)は、単語・文法のインプットだけでは上達しない、実際に書いて添削を受けるアウトプット型の学習が必要な分野です。自己採点だけでは、文法的には合っていても不自然な表現に自分では気づきにくいという特有の難しさがあります。

英作文の学習は、まず基本的な文型・構文を使った短い文を正確に書けるようにすることから始め、徐々に長い文章・意見を述べる形式へと発展させていきます。難しい表現を無理に使おうとするより、確実に使える構文で正確に書くことを優先するほうが、採点者に伝わりやすい答案になります。志望校の出題形式(自由英作文か和文英訳か、語数の目安など)を早めに確認し、対策の方向性を絞り込んでおくことも重要です。

ディクテーションの活用

リスニング力を底上げする方法の一つに、聞こえた英文をそのまま書き取るディクテーションがあります。聞き取れなかった箇所が単語を知らないせいなのか、音の変化に慣れていないだけなのかを区別できる点が、ディクテーションの効果です。

ディクテーションは1回で完璧に聞き取ろうとせず、複数回聞いてから答え合わせをするという進め方で構いません。答え合わせのあとに聞き取れなかった文をもう一度音読しておくと、次に似た音を認識しやすくなります。週に数回、短い音源で継続することをおすすめします。

英作文の添削を受ける重要性

英作文は、文法的に正しい文を書けているつもりでも、実際にはネイティブが読むと不自然な表現になっているケースが少なくありません。自分だけで採点していると、こうした「文法は合っているが不自然」なミスに気づけないまま繰り返してしまいます。第三者に添削してもらう機会を、学習の早い段階から定期的に持っておくことをおすすめします。

添削を受ける際は、直された箇所を書き写して終わりにせず、なぜその表現がよくないのか、自分がその間違いをしやすい理由まで理解してから次の英作文に取り組むことが上達のスピードを左右します。

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学年別・レベル別ロードマップ

ここまで紹介してきた単語・文法・解釈・長文・リスニング・英作文の勉強法を、学年ごと・レベル帯ごとにどう組み合わせればよいかを整理します。同じ「英語の勉強法」でも、学年と現在のレベルによって優先すべき順序は変わってきます

高1(単語・文法の土台を作る時期)

高1のうちは、受験対策そのものよりも、英単語・英文法という積み上げ型の基礎を固めることが最優先です。この時期に基礎の抜けを作らずに定着させておくと、高3になってから基礎に戻る必要がなくなります。定期テストの勉強がそのまま基礎固めになる時期でもあるため、日々の授業・小テスト対策を丁寧にこなすことを意識してください。

高2(英文解釈に着手し、長文にも触れ始める時期)

高2になったら、単語・文法の基礎固めを継続しながら、英文解釈の学習に着手します。高2のうちに英文解釈の型を身につけておくと、高3で長文演習に本格的に入ったときの伸びが大きく変わります。この時期から短い長文にも少しずつ触れ始め、模試を通じて自分の得点力を客観的に把握しておくことをおすすめします。

高3春〜夏(長文読解とリスニング・英作文の本格化)

高3の春から夏にかけては、単語・文法・解釈の総復習を一度挟みつつ、長文読解の演習量を増やしていく時期です。この時期に基礎の総復習を挟んでおくことで、夏以降の長文演習の効果を最大化できます。リスニング・英作文についても、この時期から本格的に演習量を増やし始めることをおすすめします。

高3秋〜直前期(過去問演習と時間配分の仕上げ)

高3の秋以降は、志望校の過去問演習を中心に据える時期です。過去問は解いて終わりにせず、間違えた設問の原因を単語・文法・解釈・処理速度のどこにあるか分析することが、直前期の得点の底上げにつながります。共通テストと個別試験それぞれの過去問を、志望校の配点比率に応じてバランスよく配分しましょう。学年別・時期別の勉強時間の目安については、姉妹記事の大学受験の勉強時間は1日何時間?高1・高2・高3別の目安と平均でも整理していますので、あわせて参考にしてください。

レベル帯別の到達目標

学年だけでなく、志望校のレベル帯によっても優先順位は変わります。日東駒専クラスであれば単語・文法・解釈の基礎を徹底するだけでも合格ラインに近づきやすい一方、早慶・国公立・難関大クラスになるほど、記述力・処理速度・語彙の深さまで高い完成度が求められます

レベル帯優先すべき対策
基礎〜中堅私大単語・文法・英文解釈の完成度を最優先で高める
難関私大・地方国公立基礎の完成度に加え、長文の処理速度と設問形式への対応力
早慶・難関国公立精読力・記述力・語彙の深さまで高いレベルで求められる

いつから受験勉強を本格化させるべきかという時期の判断についても、姉妹記事の大学受験勉強はいつから?高1・高2スタートが有利な理由と逆転術で詳しく整理していますので、英語以外の科目との兼ね合いも含めて確認しておくことをおすすめします。

「自分がどの段階で詰まっているか」が分からないときは

ここまで学年別・レベル別のロードマップを整理してきましたが、実際には同じ学年・同じ模試の偏差値でも、詰まっている段階は一人ひとり異なります。単語は覚えているのに文法が曖昧な人もいれば、文法は完璧なのに解釈のスピードが遅い人もいます。

この記事で紹介した内容は、あくまで大学受験の英語指導で広く知られている一般的な積み上げの型です。「自分は今どの段階で止まっているのか」という診断までは、一般論の記事を読むだけでは完成しません。模試の結果を自己採点しただけでは、原因が単語なのか解釈なのか処理速度なのかを正確に切り分けることは、実は簡単ではないからです。

既卒生・浪人生の場合の考え方

現役時代に英語の得点が伸びず、既卒・浪人という選択をする場合も、単語→文法→解釈→長文という基本の順番は変わりません。むしろ去年どの段階でつまずいていたのかを最初に振り返ることが、浪人期を有意義に使うための出発点になります。

浪人期は学校の授業がないため、英語の基礎固めに使える時間の自由度が高くなる一方、計画の管理をすべて自分で担う必要が出てきます。現役時代以上に自走力が問われる期間だからこそ、単語・文法・解釈・長文それぞれの時間配分を具体的に決めておくことが、規則正しく学習を継続する助けになります。

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英検・外部検定の活用

英検をはじめとする外部検定は、大学受験の英語対策において、単語・文法・解釈・長文の学習と並行して活用できる存在です。外部検定の対策は、大学受験の英語対策と重なる部分が多く、決して回り道にはなりません

外部検定の学習が受験英語に役立つ理由

英検などの外部検定で求められる語彙・文法・読解力は、大学受験の英語で求められる力と大きく重なっています。外部検定対策で身につけた語彙・読解力は、そのまま大学受験の長文読解やリスニングの土台としても機能します。英作文・面接(スピーキング)の対策を通じて、アウトプットの経験を積める点も、大学受験の英作文対策と相性がよい部分です。

外部検定のスコア・級を出願に活用する場合の注意点

大学によっては、外部検定のスコア・級を出願資格や得点換算・加点の対象として活用できる制度を設けている場合があります。制度の有無・条件は大学・学部・入試方式によって大きく異なるため、志望校の募集要項を必ず自分で確認する必要があります。制度を活用できる場合でも、外部検定の対策だけに偏りすぎず、あくまで大学受験の英語対策の一部として位置づけることが大切です。

4技能とのバランス

英検などの外部検定はスピーキング・ライティングを含む4技能を測定する点が特徴で、大学受験の一般選抜(読む・聞く中心)とは測定範囲が少し異なります。外部検定対策でスピーキング・ライティングに触れておくと、英作文対策や、面接を課す入試方式への備えにもつながります

ただし、大学受験の一般選抜で直接スピーキングが問われる場面は限られるため、外部検定のスピーキング対策に時間をかけすぎて、読解・リスニングの演習時間が不足するという本末転倒には注意してください。志望校の入試方式に応じて、どの技能にどれだけ時間を配分するかを判断することが大切です。

受験の時期・タイミングの考え方

外部検定を受ける時期は、学校のスケジュールや志望校の出願要件によって変わりますが、高2のうちに一度受けておくと、その時点での英語力を客観的な指標で把握できるというメリットがあります。結果が思うように出なかった場合でも、単語・文法・解釈のどこに課題があったのかを振り返る材料として活用できます。

外部検定を受けない場合の考え方

スケジュールの都合などで外部検定を受けない、あるいは受けられないという選択も、大学受験において不利になるとは限りません。出願資格・加点制度を使わない志望校であれば、外部検定を受けなくても一般選抜の英語対策だけで十分に対応できます。無理に受験の予定を詰め込んで、単語・文法・解釈・長文の学習時間を圧迫してしまう本末転倒は避けてください。

外部検定を受けるかどうか迷う場合は、志望校の募集要項を確認したうえで、英語の学習計画全体の中でどう位置づけるかを判断することをおすすめします。外部検定の対策だけを目的化せず、大学受験の英語力を伸ばす一つの手段として活用するという視点を持っておくと判断しやすくなります。

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よくある質問(FAQ)

英語の偏差値がなかなか上がりません。何から見直せばいいですか?

まず、単語・文法・英文解釈・長文読解のどの段階に課題があるのかを切り分けることから始めてください。長文だけを繰り返し解いていても、原因が単語・文法にある場合は伸びが頭打ちになりやすいです。模試の大問ごとの正答率を確認し、どの分野で失点しているかを具体的に特定することをおすすめします。

単語はどれくらい覚えれば長文が読めるようになりますか?

目安となる語彙量は志望校のレベルによって異なりますが、数だけを追いかけるより、覚えた単語を長文の中で実際に使えるかどうかを確認しながら進めるほうが実践的です。単語帳を1冊仕上げた段階で一度長文に触れてみて、知らない単語がどの程度出てくるかを確認し、必要に応じて語彙学習に戻るという往復を繰り返すとよいでしょう。

文法の勉強はいつまでに終わらせればいいですか?

目安としては、高3の夏までに文法問題集を一通り仕上げておくことが望ましいとされています。秋以降は過去問演習の比重が増えるため、文法の総復習に多くの時間を割きにくくなります。ただし、長文演習の中で文法の抜けが見つかった場合は、秋以降であってもその都度該当単元に戻って確認することをおすすめします。

英文解釈と長文読解の違いが分かりません。両方必要ですか?

英文解釈は1文単位を正確に読む学習、長文読解は複数の文をつなげて要旨・設問意図をつかむ学習で、どちらか一方だけでは大学受験の英語には対応できません。英文解釈で1文を正確に読む力を先に固めてから、長文読解でその力を複数の文に応用していくという順番で進めるのが基本です。

リスニング対策はいつから始めればいいですか?

単語・文法の基礎固めと並行して、できるだけ早い時期から習慣化しておくことをおすすめします。直前期にまとめて対策しようとしても、耳が慣れるまでには一定の時間がかかるため、短時間でも毎日継続することが重要です。共通テストでリスニングの配点比率が高い場合は、特に早めの着手を意識してください。

共通テストの英語と個別試験(二次・私大)の英語、対策は分けるべきですか?

単語・文法・解釈という基礎は共通しているため、完全に対策を分ける必要はありません。基礎を固めたうえで、共通テストには速読トレーニング、個別試験には精読・記述の演習を上乗せするという考え方が現実的です。志望校の配点比率を確認し、どちらに重心を置くかを年間計画に組み込んでおきましょう。

英検などの外部検定は受けたほうがいいですか?

外部検定の学習内容は大学受験の英語と重なる部分が多く、受験自体が回り道になることは基本的にありません。志望校で出願資格や加点に活用できる制度がある場合は、募集要項を確認したうえで計画的に受験時期を組み込むことをおすすめします。制度を使わない場合でも、その時点での英語力を客観的に把握する機会として活用できます。

英語だけが苦手で、他の科目は自分で進められます。英語だけ相談することはできますか?

はい、可能です。科目・時間数を絞って依頼できるため、英語だけをプロ講師にピンポイントで任せるという使い方ができます。単語・文法の基礎確認だけ、あるいは英文解釈や英作文の添削だけといった、詰まりやすい部分に絞った相談も可能です。他の科目は自分で進めながら、英語だけ戦略的に補うという組み合わせ方を検討してみてください。

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1時間6,000円(税込)から。長文の読み方の癖や英作文の添削など、詰まりやすい部分だけを依頼できます。

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まとめ|大学受験の英語勉強法は「積み上げの順番」で決まる

大学受験の英語で偏差値を上げるためには、単語・文法・英文解釈・長文読解という積み上げの順番を守ることが出発点になります。この順番のどこかを飛ばしたり逆にしたりすると、勉強時間の割に成果が出にくい状態が続いてしまいます。共通テストと個別試験で求められる力の違いを理解したうえで、リスニング・英作文も早い段階から並行して積み上げていくことが、安定した得点力につながります。

この記事で紹介した内容は、大学受験の英語指導で広く知られている一般的な積み上げの型です。ここから先、自分が今どの段階で詰まっているのかという診断の部分は、一般論だけでは完成しません。英語の偏差値が伸び悩んでいる方や、何から手をつければいいか分からないという方は、勉強量を増やす前に一度、自分の詰まっている段階を客観的に整理してみることをおすすめします。

特に、模試の結果が「英語が苦手」という一言でまとめられてしまっている場合は注意が必要です。単語・文法・解釈・長文・処理速度のどこに原因があるのかを分解しないまま闇雲に演習量を増やしても、同じ失点パターンを繰り返しやすい状態が続いてしまいます。この記事の各章を参考に、まずは自分の現在地を科目内で分解して把握するところから始めてみてください。

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